JPH08304072A - 方向検出装置 - Google Patents

方向検出装置

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JPH08304072A
JPH08304072A JP7138803A JP13880395A JPH08304072A JP H08304072 A JPH08304072 A JP H08304072A JP 7138803 A JP7138803 A JP 7138803A JP 13880395 A JP13880395 A JP 13880395A JP H08304072 A JPH08304072 A JP H08304072A
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light beam
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文夫 大友
Yoshikatsu Tokuda
義克 徳田
Kenichiro Yoshino
健一郎 吉野
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    • G01C7/06Tracing profiles of cavities, e.g. tunnels
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/003Arrangement of measuring or indicating devices for use during driving of tunnels, e.g. for guiding machines
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 本発明は、2つの地点の方向を位置決めする
ことのできる方向検出装置に係わり、特に、トンネル工
事等における地上の中心基線及び基準点を、地下のトン
ネル坑内等に移動させ、掘削推進方向の位置決めするた
めの方向検出装置に関するものである。 [構成] 本発明は、偏光照射手段が偏光光束を方向検
出装置本体に対して照射し、方向検出装置本体に備えら
れた方向差検出手段が、偏光照射手段からの偏光光束を
受光し、所定の方向との差を検出し、方向差検出手段の
回転偏光板が、偏光光束を透過させ、集光レンズが、回
転偏光板を透過した偏光光束を集光させ、受光部が、集
光レンズで集光された偏光光束を受光し、エンコーダ手
段が、回転偏光板の所定の位置及び回転を検出する様に
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの地点の方向を位
置決めすることのできる方向検出装置に係わり、特に、
トンネル工事等における地上の中心基線及び基準点を、
地下のトンネル坑内等に移動させ、掘削推進方向の位置
決めするための方向検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2つの地点の方向を位置決めする
には、地面に対する水平な方向と、地面に対する鉛直な
方向である上下方向を位置決めする必要がある。
【0003】地面に対する水平な方向の位置決めは、地
上においては、セオドライト等の測量機により容易に行
うことができる。これに対して、地面に対する鉛直な方
向である上下方向の位置決めは、旧来の特殊な器具を使
わざるを得なかった。
【0004】即ち、地下と地上とを結んだ方向の位置決
めは、上下各々の2つの点を平行に移動させることによ
り、実施されていた。
【0005】例えば、上下方向の位置決めを必要とする
トンネルの測量では、特定のルートで掘削推進させるた
め、高い精度が必要とされる。特にトンネル工事では、
掘削推進後の修正作業は極めて困難であり、慎重な測量
が要求されている。
【0006】即ち、トンネル測量の第1作業は、地上の
測量から開始される。トンネルの施工に先立って、中心
線測量及び横断測量が実施され、トンネルの方向と水準
を定められる。
【0007】次にトンネル測量の第2作業は、地上の測
量を地下に導入し、立坑の中心線及び水準位置を求める
測量である。
【0008】更にトンネル測量の第3作業は、掘削され
るトンネルの基準点及び中心線を設ける作業である。
【0009】そしてトンネル測量の第4作業は、トンネ
ルの掘削工事に伴う掘削推進方向と、地上に設定したル
ートとを、一致させるための測量作業である。
【0010】以上の様なトンネル測量の第1〜第4作業
では、地上又はトンネル内の推進方向については、レー
ザー測量装置等を使用した比較的新しい測量方法が実施
されている。ところが、地上の測量ルートと、トンネル
の掘削推進方向とを一致させる立坑の測量は、図11に
示す様な下げ振りを使用した測量方法が採用されてい
る。
【0011】この図11に示す下げ振りを使用した測量
方法は、地上の支持部材9100から2本のワイヤー9
210、9220を立坑内に下ろし、この2本のワイヤ
ー9210、9220の先端部に取り付けた重錘931
0、9320を、油等の粘性を利用した減衰装置941
0、9420内に挿入させる。従って、地上に配置され
た第1のトランシット9500により、地上で測定され
た測量ルート及び基準点をトンネル内に下ろし、トンネ
ルの掘削方向及び基準点を設定する。
【0012】即ち、第1のトランシット9500で設定
された地上方向に基づく視準方向を、2本のワイヤー9
210、9220を介して、トンネル内に載置された第
2のトランシット9600により、トンネルの掘削方向
を位置決めすることができる。例えば、ワイヤー921
0で基準点を定め、ワイヤー9220でトンネルの掘削
方向を定めることができる。
【0013】なお、2本のワイヤー9210、9220
は、細いワイヤーに限らず、ピアノ線等が使用されてい
る。
【0014】そして、立坑内で実施される測量であるか
ら、基線長が短く、僅かな揺れでも精度が低下してしま
う。このため、2本のワイヤー9210、9220の揺
れを防止するため、2本のワイヤー9210、9220
の先端部に取り付けた重錘9310、9320を減衰装
置9410、9420に挿入し、2本のワイヤー921
0、9220の動揺を減衰させる様になっている。
【0015】以上の様に構成された下げ振りを使用した
測量方法は、2本のワイヤー9210、9220を概略
の位置に設置し、地上の測量に基づいて、第1のトラン
シット9500により2本のワイヤー9210、922
0の方向を合わせる。
【0016】次に、2本のワイヤー9210、9220
の動揺が減衰した後、2本のワイヤー9210、922
0を第2のトランシット9600で観察し、基準点及び
トンネルの掘削方向を定めることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
下げ振りを使用した測量方法は、大掛かりな装置を必要
とする上、地上から立坑へ、立坑から地下へと、測量の
写し変えを繰り返すため、誤差が累積されて大きくなっ
てしまうという深刻な問題点があった。
【0018】更に、測定精度を向上させるためには、下
げ振りのスパンを大きくする必要があり、立坑の径を大
きくしなければならないという問題点があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
案出されたもので、ガイド光を照射するためのガイド光
手段と、このガイド光手段とは別体に形成され、該ガイ
ド光手段からの偏光光束を検出するための方向検出装置
本体とから構成された方向検出装置であって、前記ガイ
ド光手段には、所定の方向に規定された偏光光束を前記
方向検出装置本体に対して照射するための偏光照射手段
が設けられており、前記方向検出装置本体には、前記偏
光照射手段からの偏光光束を受光し、所定の方向との差
を検出するための方向差検出手段を備えており、この方
向差検出手段は、偏光光束を透過させるための回転偏光
板と、この回転偏光板を透過した偏光光束を集光させる
ための集光レンズと、この集光レンズで集光された偏光
光束を受光するための受光部と、前記回転偏光板の所定
の位置及び回転を検出するためのエンコーダ手段とから
構成されている。
【0020】また本発明は、ガイド光を照射するための
ガイド光手段と、このガイド光手段とは別体に形成さ
れ、該ガイド光手段からの偏光光束を検出するための方
向検出装置本体とから構成された方向検出装置であっ
て、前記ガイド光手段には、所定の方向に規定された偏
光光束を前記方向検出装置本体に対して照射するための
偏光照射手段が設けられており、前記方向検出装置本体
には、前記偏光照射手段からの偏光光束を受光し、所定
の方向との差を検出するための方向差検出手段を備えて
おり、方向差検出手段は、偏光光束を透過させるための
回転偏光板と、この回転偏光板を透過した偏光光束を集
光させるための集光レンズと、この集光レンズで集光さ
れた偏光光束を受光するための受光部と、前記回転偏光
板の所定の位置及び回転を検出するためのエンコーダ手
段と、前記受光部の受光信号をA/D変換するためのA
/D変換手段と、このA/D変換手段でA/D変換され
たディジタル信号を周期毎に重ね合わせて記憶するため
の記憶手段と、この記憶手段に記憶された信号を平均化
することにより、前記回転偏光板の偏光方向と前記ガイ
ド光手段から照射された偏光光束の方向との位相差を演
算するための演算手段とから構成されている。
【0021】そして本発明の方向検出装置本体の方向差
検出手段には、回転偏光板に代えて、偏光照射手段から
照射された偏光光束の偏光方向を波形として観察するた
めの回転可能な偏光方向変換部材とすることもできる。
【0022】また本発明は、ガイド光を照射するための
ガイド光手段と、このガイド光手段とは別体に形成さ
れ、該ガイド光手段からの偏光光束を検出するための方
向検出装置本体とから構成された方向検出装置であっ
て、前記ガイド光手段には、偏光光束を反射させるため
の偏光反射手段が備えられており、方向検出装置本体に
は、前記偏光反射手段に対して偏光光束を照射するため
の偏光照射手段と、該偏光反射手段で反射された偏光光
束を受光し、所定の方向との差を検出するための方向差
検出手段を備えており、この方向差検出手段は、偏光光
束を透過させるための回転偏光板と、この回転偏光板を
透過した偏光光束を集光させるための集光レンズと、こ
の集光レンズで集光された偏光光束を受光するための受
光部と、前記回転偏光板の所定の位置及び回転を検出す
るためのエンコーダ手段とから構成されている。
【0023】更に本発明は、ガイド光を照射するための
ガイド光手段と、このガイド光手段とは別体に形成さ
れ、該ガイド光手段からの偏光光束を検出するための方
向検出装置本体とから構成された方向検出装置であっ
て、前記ガイド光手段には、偏光光束を反射させるため
の偏光反射手段が備えられており、方向検出装置本体に
は、前記偏光反射手段に対して偏光光束を照射するため
の偏光照射手段と、該偏光反射手段で反射された偏光光
束を受光し、所定の方向との差を検出するための方向差
検出手段を備えており、前記受光部の受光信号をA/D
変換するためのA/D変換手段と、このA/D変換手段
でA/D変換されたディジタル信号を周期毎に重ね合わ
せて記憶するための記憶手段と、この記憶手段に記憶さ
れた信号を平均化することにより、前記回転偏光板の偏
光方向と前記ガイド光手段から照射された偏光光束の方
向との位相差を演算するための演算手段とから構成され
ている。
【0024】そして本発明の方向検出装置本体の方向差
検出手段には、回転偏光板に代えて、ガイド光手段から
反射された偏光光束の偏光方向を波形として観察するた
めの回転可能な偏光方向変換部材とすることもできる。
【0025】また本発明の偏光照射手段からの偏光光束
は、円偏光とすることもできる。
【0026】
【作用】以上の様に構成された本発明は、ガイド光手段
に備えられた偏光照射手段が、所定の方向に規定された
偏光光束を方向検出装置本体に対して照射し、方向検出
装置本体に備えられた方向差検出手段が、偏光照射手段
からの偏光光束を受光し、所定の方向との差を検出し、
方向差検出手段の回転偏光板が、偏光光束を透過させ、
集光レンズが、回転偏光板を透過した偏光光束を集光さ
せ、受光部が、集光レンズで集光された偏光光束を受光
し、エンコーダ手段が、回転偏光板の所定の位置及び回
転を検出する様になっている。
【0027】また本発明は、A/D変換手段が受光部の
受光信号をA/D変換し、記憶手段が、A/D変換され
たディジタル信号を周期毎に重ね合わせて記憶し、演算
手段が、記憶手段に記憶された信号を平均化することに
より、回転偏光板の偏光方向とガイド光手段から照射さ
れた偏光光束の方向との位相差を演算する様になってい
る。
【0028】そして本発明の方向検出装置本体の方向差
検出手段には、回転偏光板に代えて、偏光照射手段から
照射された偏光光束の偏光方向を波形として観察するた
めの回転可能な偏光方向変換部材を使用することもでき
る。
【0029】また本発明は、ガイド光手段の偏光反射手
段が、偏光光束を反射させ、方向検出装置本体の偏光照
射手段が、偏光反射手段に対して偏光光束を照射し、方
向検出装置本体の方向差検出手段が、偏光反射手段で反
射された偏光光束を受光し、所定の方向との差を検出
し、方向差検出手段の回転偏光板が、偏光光束を透過さ
せ、集光レンズが、回転偏光板を透過した偏光光束を集
光させ、受光部が、集光レンズで集光された偏光光束を
受光し、エンコーダ手段が、回転偏光板の所定の位置及
び回転回転を検出する様になっている。
【0030】また本発明は、A/D変換手段が受光部の
受光信号をA/D変換し、記憶手段が、A/D変換され
たディジタル信号を周期毎に重ね合わせて記憶し、演算
手段が、記憶手段に記憶された信号を平均化することに
より、回転偏光板の偏光方向とガイド光手段から照射さ
れた偏光光束の方向との位相差を演算する様になってい
る。
【0031】そして本発明の方向検出装置本体の方向差
検出手段には、回転偏光板に代えて、ガイド光手段から
反射された偏光光束の偏光方向を波形として観察するた
めの回転可能な偏光方向変換部材を使用することもでき
る。
【0032】そして本発明は、偏光照射手段からの偏光
光束を円偏光とすることもできる。
【0033】
【実施例】
【0034】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0035】「第1実施例」
【0036】図1は、本発明の第1実施例である方向検
出装置10000を示すもので、ガイド光装置1000
と方向検出装置本体2000とから構成されている。方
向検出装置本体2000には、セオドライト、トランシ
ット等の測量機が装備されている。
【0037】ガイド光装置1000は、方向を検出する
ための偏光を方向検出装置本体2000に対して照射す
るガイド光手段に該当するもので、第1のレーザー光源
1100と、第1のコリメートレンズ1200と、偏光
板1300と、第2のレーザー光源1400と、第2の
コリメートレンズ1500とから構成されている。
【0038】第1のレーザー光源1100と、第1のコ
リメートレンズ1200と、偏光板1300とが、偏光
照射手段に該当するものであり、第2のレーザー光源1
400と、第2のコリメートレンズ1500は、水平方
向にレーザー光を射出するためのレーザーガイド形成装
置である。
【0039】第1のレーザー光源1100は、鉛直光用
の光源であり、第1のコリメートレンズ1200でコリ
メートされた後、偏光板1300で偏光光束となり、上
方に鉛直光として照射される様に構成されている。
【0040】この上方に照射された偏光光束は、適宜の
傾斜角補正機構により、正確に鉛直上方に照射される様
に調整されている。更に、鉛直上方に照射される偏光光
束の光軸と、照射方向を調整するための傾斜角補正機構
の中心軸とは、誤差がない様に一致させている。
【0041】第2のレーザー光源1400は、レーザー
ガイド形成装置の光源であり、第2のコリメートレンズ
1500でコリメートされた後、レーザーガイド光とし
て水平方向に照射される。
【0042】本第1実施例のガイド光装置1000は、
偏光板1300を通過した鉛直光の偏光方向が、図2
(a)に示す様に、第2のコリメートレンズ1500か
ら照射されるガイド光の方向と一致する様に構成されて
いる。なお、この偏光方向は、必ずしもガイド光の方向
に限定されるものではなく、特定の方向に定めても良
い。
【0043】方向検出装置本体2000は、位置検出手
段2100と、方向差検出手段2200と、望遠鏡手段
2300と、ハーフミラー2400とから構成されてい
る。位置検出手段2100は偏光光束のズレを検出する
ためのものであり、望遠鏡手段2300は測量機として
の機能を有する。
【0044】位置検出手段2100は、ガイド光装置1
000から照射された鉛直上方の偏光光束の光軸と、方
向検出装置本体2000内の望遠鏡手段2300等から
なる測量機部分の回転中心とのズレを検出するためのも
のである。測量機部分の回転中心からズレると、方向差
検出手段2200に入射する偏光に振れが生じ、方向検
出の誤差の原因となるからである。本第1実施例の位置
検出手段2100は、4分割素子のフォトダイオードが
採用されている。鉛直上方の偏光光束の光軸と、測量機
部分の回転中心とのズレを検出可能であれば、何れのセ
ンサを採用することができる。
【0045】位置検出手段2100の出力信号は、適宜
の表示装置に表出され、手動又は自動的に位置合わせを
行うことができる。
【0046】方向差検出手段2200は、回転偏光部2
210と、エンコーダ2220と、集光レンズ2230
と、絞り2240と、受光部2250とから構成されて
いる。
【0047】回転偏光部2210は、回転偏光板221
1をモータ2212により回転させる構成となってい
る。この回転偏光部2210には、エンコーダ2220
が取り付けられており、望遠鏡手段2300の視準方向
と所定関係にあるエンコーダ2220に設けられた基準
位置から、視準方向とガイド光装置1000のレーザー
ガイド方向とのズレ角度を検出することができる。
【0048】なおエンコーダ2220は、インクリメン
タルエンコーダであっても、アブソリュートエンコーダ
であっても、基準位置が設定でき、基準位置からの回転
角が得られれば、何れの方式のエンコーダであってもよ
い。本第1実施例では、基準位置を示すインデックスを
備えたインクリメンタルエンコーダが採用されている。
【0049】集光レンズ2230は、回転偏光部221
0を透過した光束を受光部2250に集光させるための
ものである。絞り2240は、散乱光、外乱光等の不要
光をカットするためのものである。
【0050】受光部2250は、回転偏光部2210を
透過した光を光電変換するためのもので、ホトダイオー
ド等が使用される。
【0051】以上の様に構成された方向検出装置本体2
000は、ガイド光装置1000から照射された鉛直上
方の偏光光束を、ハーフミラー2400で分離し、一部
の光束を位置検出手段2100に導き、ハーフミラー2
400を透過した光束は、回転偏光部2210に入射す
る様になっている。
【0052】ここで、望遠鏡手段2300の視準方向
と、エンコーダ2220の基準位置との関係を図2
(b)、図3(a)及び図3(b)に基づいて説明す
る。ここで図3(a)、図3(b)は、方向検出装置本
体2000の視準方向と、ガイド光装置1000のレー
ザーガイド光の方向が正しく一致している状態である。
これに対して、図2(a)、図2(b)は、方向検出装
置本体2000の視準方向と、ガイド光装置1000の
レーザーガイド光の方向とにズレ角θがある場合であ
る。
【0053】回転偏光部2210の回転偏光板2211
の偏光方向は、図2(b)に示す様に、エンコーダ22
20の基準位置と同様の方向に設定されている。また、
望遠鏡手段2300の視準方向と、エンコーダ2220
の基準位置とが、一致する方向に基準位置検出用の第1
の光センサー2221を配置する。この第1の光センサ
ー2221の設置位置は、必ずしも視準方向に一致させ
る必要はなく、視準方向から所定の角度に設定してもよ
い。
【0054】この様に構成した場合には図3(b)に示
す様に、望遠鏡手段2300の視準方向と、回転偏光板
2211の偏光方向が一致した時に、第1の光センサー
2221から基準位置信号が得られる様になっている。
【0055】更に、ガイド光装置1000のガイド光の
方向が、方向検出装置本体2000の視準方向と一致し
ていれば、基準信号発生時に受光部2250では、最大
光量が検出されることになる。
【0056】なお、図3(a)及び図3(b)では、イ
ンデックスの方向も一致しているが、インデックスは、
視準方向と回転偏光板2211との方向が一致した出力
がされる様に設定すればよい。基本的に、偏光照射手段
の偏光方向と、回転偏光板2211の偏光方向の一致が
検出できれば、方向検出装置本体2000に対して、ガ
イド光装置1000のレーザーガイド光の方向の方向と
視準方向は、所定の設定がなされていればよい。
【0057】受光部2250で、回転偏光部2210を
透過した光を光電変換すると、図4のa’に示す様に、
正弦波が表れる。即ち、ガイド光装置1000の偏光板
1400の偏光方向(ガイド光の方向)と、方向検出装
置本体2000の回転偏光板2211の偏光方向とが、
一致した場合には、正弦波のピークと、矢印で示す基準
位置の信号が一致する。
【0058】そして図2(a)及び図2(b)に示す様
に、望遠鏡手段2300の視準方向に対して、回転偏光
板2211の偏光方向との間に、「ずれ角θ」がある場
合には、受光部2250の出力波形は、図4のb’の様
になる。そして、この「ずれ角θ」は、正弦波と基準位
置信号の位相差を検出することにより、測定することが
できる。
【0059】ここで、受光部2250の出力波形の位相
差の測定について、図5に基づいて詳細に説明する。
【0060】方向差検出手段2200の電気的構成は、
受光部2250と、フィルタ100と、検波器200
と、A/Dコンバータ300と、加算器400と、メモ
リ500と、アドレスカウンタ600と、回転数カウン
タ700と、ゲート800と、CPU900と、ディス
プレイ910と、リモコン920とからなっている。
【0061】なお、CPU900を含む電気回路が制御
手段に該当するものである。
【0062】フィルタ100は、第1の光源1100の
変調周波数に中心周波数を有するフィルタであり、受光
部2250からの信号のノイズ成分を減少させるための
ものである。
【0063】フィルタ100を通過した信号は、検波器
200で包絡線検波される。この包絡線は、回転偏光板
2211が回転していることにより表れる現象であり、
検波器200の出力信号は、図6の(c)の様な波形と
なる。偏光特性から明かな様に、回転偏光板2211が
1回転する毎に、検波器200の出力信号は2波形表れ
る。なお、この出力波形は、電気系のノイズ、回転ム
ラ、回転偏光板2211の偏光特性の不均一、軸変動に
伴う信号変動等により、ノイズを含んだ変動する波形と
なっている。
【0064】また図6の(a)は、基準位置を示すイン
デックスを検出するための第1の光センサー2221の
出力信号であり、図6の(b)は、基準位置からの角度
を示す角度検出用のカウントを検出するための第2の光
センサー2222の出力信号である。
【0065】第2の光センサー2222の出力信号は、
A/Dコンバータ300とアドレスカウンタ600に供
給される。
【0066】そして検波器200の出力信号は、第2の
光センサー2222の出力信号に基づき、A/Dコンバ
ータ300でA/D変換され、加算器400に送られ
る。
【0067】加算器400は、メモリ500とA/Dコ
ンバータ300の出力を加算し、メモリ500に供給し
ている。この加算動作は、「重ね平均化」を行うための
累積演算である。
【0068】エンコーダ2220の回転と、アドレスカ
ウンタ600との関係は、第2の光センサー2222か
ら得られるパルス数が、エンコーダが1回転に付きN回
の場合には、アドレスカウンタ600をN/2進カウン
タに構成する。このためメモリ500は、信号波形の1
周期毎に同じアドレスがアクセスされることになる。
【0069】第1の光センサー2221の出力信号は、
回転数カウンタ700に送出され、回転数カウンタ70
0の内容が0の時には、ゲート800を禁止状態にし、
メモリ500の内容が、加算器400に入力しない様に
構成されている。
【0070】即ち、エンコーダ2220の始めの1回転
に関するA/Dコンバータ300の出力信号は、そのま
まアドレスカウンタ600のアクセスするメモリ500
に記憶され、2回転目からは、メモリ500の内容との
加算動作を行う様になっている。従って、2回転目以降
の加算動作は、「重ね平均化」のための累積動作に相当
するものである。
【0071】なお、回転数カウンタ700が所定回数に
達すると、ゼロの状態に復帰する様に構成されている。
このゼロの状態の初めの1周期分は、メモリ500から
の出力が所定回数の累積結果を意味するものであるか
ら、CPU900は、回転数カウンタ700がゼロの状
態となった時、アドレスカウンタ600の内容と共に、
メモリ500の内容を1周期分読み取る様になってい
る。この「重ね平均化」操作を施した演算結果は、図6
の(d)の様になる。なお、この場合の横軸はアドレ
ス、縦軸はデータ値である。
【0072】そしてCPU900は、読み取られたデー
タに対してフーリエ変換を施し、信号のsin成分、c
os成分を抽出する。ここで、sin成分をDs、co
s成分をDcとすれば、基準方向検出信号(第1の光セ
ンサー2221の出力信号)に対する位相φは、
【0073】φ=tan-1(Ds/Dc)
【0074】により求めることができる。
【0075】従って、エンコーダ2220の基準位置の
方向と、望遠鏡手段2300の視準方向とを、所定の関
係に設定すれば、位相φが、望遠鏡手段2300の視準
方向と、ガイド光装置1000のガイド光の方向との
「ずれ角θ」に対応させることができる。
【0076】本第1実施例では、偏光特性から、θ=φ
/2となる。そこで、CPU900は、θ=φ/2の関
係より「ずれ角θ」を演算し、ディスプレイ910に表
示することができる。
【0077】この回転偏光板2211から得られた信号
を重ねて平均化することにより、歪の少ない正弦波形を
得ることができ、より高い精度の高い位相を求めること
ができる。
【0078】更にCPU900は、リモコン920を介
して、ガイド光装置1000に「ずれ角θ」を0とする
ために必要な移動方向情報を送出し、ガイド光装置10
00がガイド光の方向の調整して、CPU900がφ=
0となったことを確認した場合には、リモコン920の
動作を停止させる様になっている。
【0079】以上の様に構成された本第1実施例は、望
遠鏡手段2300の視準方向と、ガイド光装置1000
のガイド光の方向を一致させることができる。
【0080】従って、地上で望遠鏡手段2300の視準
し、方向を定めれば、地下においても、地上の視準方向
と同一方向にガイド光を照射することができ、位置決め
を行うことができる。
【0081】「第2実施例」
【0082】次に図7に基づいて、第2の実施例である
方向検出装置20000を説明する。この第2の実施例
である方向検出装置20000は、第1の実施例の方向
検出装置10000と異なり、光源が、方向検出装置本
体2000内に装備されている場合である。
【0083】方向検出装置本体2000は、方向差検出
手段2200と、望遠鏡手段2300と、ハーフミラー
2400と、第3の光源手段2500と、第3のコリメ
ートレンズ2510と、偏光板2520と、1/4波長
板2600とから構成されている。
【0084】ここで、第3の光源手段2500と、第3
のコリメートレンズ2510と、ミラー2720と、偏
光板2730と、1/4波長板2800とが、偏光照射
手段に該当するものである。
【0085】ガイド光装置1000は、偏光板1300
と、ミラー1600と、第2のレーザー光源1400
と、第2のコリメートレンズ1500とから構成されて
いる。
【0086】ここで、偏光板1300とミラー1600
とが、偏光反射手段に該当するものである。
【0087】第3のレーザー光源2500は、鉛直光用
の光源であり、第3のコリメートレンズ2510でコリ
メートされた後、偏光板2730で直線偏光光束とな
り、更に、1/4波長板2800を通過する事により、
円偏光となり、ハーフミラー2400で反射され、下方
に鉛直光として照射される様に構成されている。
【0088】ここで1/4波長板とは、直線偏光の偏光
方向に対して、1/4波長板の複屈折軸を45度傾けた
状態で入射させた時、直線偏光を円偏光とすることがで
きるものである。
【0089】なお第3の光源手段2500が、半導体レ
ーザーである場合には、既に直線偏光であるから、偏光
板2720を省略することができる。
【0090】1/4波長板2600を通過した円偏光
は、ハーフミラー2400を透過して鉛直下方に照射さ
れる。
【0091】そして下方に照射された円偏光光束は、適
宜の調整機構により、上下左右に照射方向を調整可能に
構成されており、本第2実施例では、正確に鉛直下方に
照射される様に調整されている。
【0092】ガイド光装置1000は、方向検出装置本
体2000から鉛直下方に照射されている円偏光光束を
受光し、偏光板1300を通過させる。偏光板1300
を通過した偏光光束は、第1実施例と同様に、ガイド光
装置1000から射出されるガイド光の方向に規定され
た直線偏光となる。この直線偏光は、ミラー1600で
反射され、再び、偏光板1300を通過した後、方向検
出装置本体2000に向けて鉛直上方に射出される。
【0093】ガイド光装置1000で反射された偏光光
束は、方向検出装置本体2000のハーフミラー240
0を通過し、方向差検出手段2200に到達する様にな
っている。
【0094】以上の様に構成された第2実施例は、第1
実施例と同様に、方向差検出手段2200で、望遠鏡手
段2300の視準方向と、ガイド光装置1000のガイ
ド光の方向の「ずれ角θ」を演算することができる。
【0095】なお、第2実施例のその他の構成や作用
は、第1実施例と同様であるから、説明を省略する。
【0096】また本第2実施例は、ガイド光装置100
0の偏光板1300とミラー1600とは、円偏光光束
の略鉛直下方に配置されており、反射光のみが要求され
るので、厳密な位置合わせは必要ないという効果があ
る。
【0097】「第3実施例」
【0098】次に図8に基づいて、第3の実施例である
方向検出装置30000を説明する。この第3の実施例
である方向検出装置30000は、第2の実施例の方向
検出装置20000と異なり、方向検出装置本体200
0から鉛直下方に照射される偏光光束が、直線偏光であ
る場合である。
【0099】方向検出装置本体2000は、方向差検出
手段2200と、望遠鏡手段2300と、ハーフミラー
2400と、第3の光源手段2500と、第3のコリメ
ートレンズ2510と、偏光板2520とから構成され
ている。
【0100】ここで、第3の光源手段2500と、第3
のコリメートレンズ2510と、偏光板2520とが、
偏光照射手段に該当するものである。
【0101】ガイド光装置1000は、偏光板1700
と、ミラー1600と、第2のレーザー光源1400
と、第2のコリメートレンズ1500とから構成されて
いる。
【0102】ここで、偏光板1700とミラー1600
とが、偏光反射手段に該当するものである。
【0103】本第3実施例の偏光板1700は、1/2
波長偏光板となっている。1/2波長偏光板は、直線偏
光の偏光面を回転させることができ、入射光と射出光の
偏光方向の角度差は、入射する光の偏光方向と、複屈折
部材の複屈折軸のなす角の2倍とすることができる。換
言すれば、望遠鏡手段2300の視準方向と、ガイド光
装置1000のガイド光の方向の「ずれ角θ」を2倍に
拡大することができる。
【0104】第3のレーザー光源2500は、鉛直光用
の光源であり、第3のコリメートレンズ2510でコリ
メートされた後、偏光板2520で直線偏光光束とな
り、ハーフミラー2400で反射され、下方に鉛直光と
して照射される様に構成されている。なお偏光板252
0の偏光方向は、望遠鏡手段2300の視準方向と一致
させる必要がある。
【0105】偏光板2520を通過した直線偏光光束
は、ハーフミラー2600で反射され鉛直下方に照射さ
れる。
【0106】ガイド光装置1000は、方向検出装置本
体2000から鉛直下方に照射されている直線偏光光束
を受光し、偏光板1700を通過させる。偏光板170
0は、1/2波長偏光板であるから、望遠鏡手段230
0の視準方向と、ガイド光装置1000のガイド光の方
向との「ずれ角θ」を2倍に拡大させることができる。
【0107】偏光板1700を通過した直線偏光光束
は、ミラー1600で反射され、再び、偏光板1700
を通過した後、方向検出装置本体2000に向けて鉛直
上方に射出される。
【0108】方向検出装置本体2000のハーフミラー
2600が、ガイド光装置1000で反射された偏光光
束を方向差検出手段2200に導く様になっている。
【0109】以上の様に構成された第3実施例は、第2
実施例と同様に、方向差検出手段2200で、望遠鏡手
段2300の視準方向と、レーザーガイド装置1000
のガイド光の方向の「ずれ角θ」を2倍の誤差角度で演
算することができる。ここで、θ=φ/4となる点は、
第2実施例と異なる。
【0110】そして本第3実施例は、磁界により光が曲
げられても、1/2波長偏光板である偏光板1700に
より、磁界の影響をキャンセルすることができるという
効果がある。またミラー1600は、コーナーキューブ
にすることもできる。
【0111】なお、第3実施例のその他の構成や作用
は、第2実施例と同様であるから、説明を省略する。
【0112】「第4実施例」
【0113】次に図9に基づいて、第4の実施例である
方向差検出手段2290を説明する。この第4の実施例
である方向差検出手段2290は、回転偏光部2210
における回転偏光板2211の代わりに、回転1/2波
長偏光板2211Aを使用したものである。
【0114】方向差検出手段2290は、回転偏光部2
210と、エンコーダ2220と、偏光板2212と、
集光レンズ2230と、絞り2240と、受光部225
0とから構成されている。
【0115】回転偏光部2210の回転偏光板2211
の代わりに、回転1/2波長偏光板2211Aを使用
し、偏光板2212が追加されている。
【0116】回転偏光部2211が1/2波長偏光板で
構成されているため、入射光と射出光の偏光方向の角度
差を2倍とすることができ、回転偏光部2210の回転
が2倍になったのと同様であり、得られる正弦波の周期
数が2倍とすることができる。従って、波形の位相測定
精度を向上させることができる。
【0117】なお、偏光板2212の偏光方向は、望遠
鏡手段2300の視準方向と特定の関係とする必要があ
る。
【0118】また、アドレスカウンタ600は、N/4
進カウンタとなる。
【0119】そして本第4実施例は、第1〜第3実施例
に適用可能である。
【0120】更に、第4実施例のその他の構成や作用
は、第1〜第3実施例と同様であるから、説明を省略す
る。
【0121】なお上記各実施例は、望遠鏡手段2300
の視準方向が水平方向であったが、視準方向を鉛直方向
にすることもできる。
【0122】そして本発明は、望遠鏡手段2300の視
準方向と、ガイド光装置1000のガイド光の方向を一
致させる方向検出装置としてもよく、望遠鏡手段230
0の視準方向と、ガイド光装置1000のガイド光の方
向との「ずれ角θ」を測定する装置としてもよい。
【0123】また本発明は、所定の方向を設定するパイ
プレーザーや、ビル建築現場の柱の位置合わせ等に応用
することができる。
【0124】特にパイプレーザーは、下水管、ヒューム
管等の設置作業のガイド光として用いられ、ガイド光を
左右に調整することができる上、垂直方向に傾斜させる
こともできる。
【0125】図10は、パイプレーザー50000をト
ンネル内に設置した例であり、地上のトランシット60
000に方向検出装置を内蔵させたものである。トラン
シット60000の視準方向に合わせて、トンネル内で
パイプの位置決めを行うことができる。
【0126】
【効果】以上の様に構成された本発明は、ガイド光を照
射するためのガイド光手段と、このガイド光手段とは別
体に形成され、該ガイド光手段からの偏光光束を検出す
るための方向検出装置本体とから構成された方向検出装
置であって、前記ガイド光手段には、所定の方向に規定
された偏光光束を前記方向検出装置本体に対して照射す
るための偏光照射手段が設けられており、前記方向検出
装置本体には、前記偏光照射手段からの偏光光束を受光
し、所定の方向との差を検出するための方向差検出手段
を備えており、この方向差検出手段は、偏光光束を透過
させるための回転偏光板と、この回転偏光板を透過した
偏光光束を集光させるための集光レンズと、この集光レ
ンズで集光された偏光光束を受光するための受光部と、
前記回転偏光板の所定の位置及び回転を検出するための
エンコーダ手段とから構成されているので、大掛かりな
装置を必要とせず、累積誤差も蓄積されずに高精度な位
置決めができる上、立坑等の径を小さくすることができ
るという効果がある。
【0127】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明する図である。
【図2(a)】ガイド光と偏光板の偏光方向を説明する
図である。
【図2(b)】基準位置と回転偏光板の偏光方向を説明
する図である。
【図3(a)】ガイド光と偏光板の偏光方向を説明する
図である。
【図3(b)】基準位置と回転偏光板の偏光方向を説明
する図である。
【図4】受光部2250の出力波形を説明する図であ
る。
【図5】電気的構成を説明する図である。
【図6】演算結果を説明する図である。
【図7】本発明の第2実施例を説明する図である。
【図8】本発明の第3実施例を説明する図である。
【図9】本発明の第4実施例を説明する図である。
【図10】本発明の使用例を説明する図である。
【図11】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
10000 第1実施例である方向検出装置 20000 第2実施例である方向検出装置 30000 第3実施例である方向検出装置 2290 第4実施例の方向差検出手段 1000 ガイド光装置 1100 第1のレーザー光源 1200 第1のコリメートレンズ 1300 偏光板 1400 第2のレーザー光源 1500 第2のコリメートレンズ 1600 ミラー 1700 偏光板 2000 方向検出装置本体 2100 位置検出手段 2200 方向差検出手段 2210 回転偏光部 2211 回転偏光板 2211A 回転1/2波長板 2212 偏光板 2220 エンコーダ 2230 集光レンズ 2240 絞り 2250 受光部 2300 望遠鏡手段 2400 ハーフミラー 2500 第3の光源手段 2510 第3のコリメートレンズ 2520 偏光板 2600 1/4波長板 100 フィルタ 200 検波器 300 A/Dコンバータ 400 加算器 500 メモリ 600 アドレスカウンタ 700 回転数カウンタ 800 ゲート 900 CPU 910 ディスプレイ 920 リモコン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド光を照射するためのガイド光手段
    と、このガイド光手段とは別体に形成され、該ガイド光
    手段からの偏光光束を検出するための方向検出装置本体
    とから構成された方向検出装置であって、前記ガイド光
    手段には、所定の方向に規定された偏光光束を前記方向
    検出装置本体に対して照射するための偏光照射手段が設
    けられており、前記方向検出装置本体には、前記偏光照
    射手段からの偏光光束を受光し、所定の方向との差を検
    出するための方向差検出手段を備えており、この方向差
    検出手段は、偏光光束を透過させるための回転偏光板
    と、この回転偏光板を透過した偏光光束を集光させるた
    めの集光レンズと、この集光レンズで集光された偏光光
    束を受光するための受光部と、前記回転偏光板の所定の
    位置及び回転を検出するためのエンコーダ手段とから構
    成されていることを特徴とする方向検出装置。
  2. 【請求項2】 ガイド光を照射するためのガイド光手段
    と、このガイド光手段とは別体に形成され、該ガイド光
    手段からの偏光光束を検出するための方向検出装置本体
    とから構成された方向検出装置であって、前記ガイド光
    手段には、所定の方向に規定された偏光光束を前記方向
    検出装置本体に対して照射するための偏光照射手段が設
    けられており、前記方向検出装置本体には、前記偏光照
    射手段からの偏光光束を受光し、所定の方向との差を検
    出するための方向差検出手段を備えており、方向差検出
    手段は、偏光光束を透過させるための回転偏光板と、こ
    の回転偏光板を透過した偏光光束を集光させるための集
    光レンズと、この集光レンズで集光された偏光光束を受
    光するための受光部と、前記回転偏光板の所定の位置及
    び回転を検出するためのエンコーダ手段と、前記受光部
    の受光信号をA/D変換するためのA/D変換手段と、
    このA/D変換手段でA/D変換されたディジタル信号
    を周期毎に重ね合わせて記憶するための記憶手段と、こ
    の記憶手段に記憶された信号を平均化することにより、
    前記回転偏光板の偏光方向と前記ガイド光手段から照射
    された偏光光束の方向との位相差を演算するための演算
    手段とから構成されていることを特徴とする方向検出装
    置。
  3. 【請求項3】 方向検出装置本体の方向差検出手段に
    は、回転偏光板に代えて、偏光照射手段から照射された
    偏光光束の偏光方向を波形として観察するための回転可
    能な偏光方向変換部材となっている請求項1〜2記載の
    方向検出装置。
  4. 【請求項4】 ガイド光を照射するためのガイド光手段
    と、このガイド光手段とは別体に形成され、該ガイド光
    手段からの偏光光束を検出するための方向検出装置本体
    とから構成された方向検出装置であって、前記ガイド光
    手段には、偏光光束を反射させるための偏光反射手段が
    備えられており、方向検出装置本体には、前記偏光反射
    手段に対して偏光光束を照射するための偏光照射手段
    と、該偏光反射手段で反射された偏光光束を受光し、所
    定の方向との差を検出するための方向差検出手段を備え
    ており、この方向差検出手段は、偏光光束を透過させる
    ための回転偏光板と、この回転偏光板を透過した偏光光
    束を集光させるための集光レンズと、この集光レンズで
    集光された偏光光束を受光するための受光部と、前記回
    転偏光板の所定の位置及び回転を検出するためのエンコ
    ーダ手段とから構成されていることを特徴とする方向検
    出装置。
  5. 【請求項5】 ガイド光を照射するためのガイド光手段
    と、このガイド光手段とは別体に形成され、該ガイド光
    手段からの偏光光束を検出するための方向検出装置本体
    とから構成された方向検出装置であって、前記ガイド光
    手段には、偏光光束を反射させるための偏光反射手段が
    備えられており、方向検出装置本体には、前記偏光反射
    手段に対して偏光光束を照射するための偏光照射手段
    と、該偏光反射手段で反射された偏光光束を受光し、所
    定の方向との差を検出するための方向差検出手段を備え
    ており、前記受光部の受光信号をA/D変換するための
    A/D変換手段と、このA/D変換手段でA/D変換さ
    れたディジタル信号を周期毎に重ね合わせて記憶するた
    めの記憶手段と、この記憶手段に記憶された信号を平均
    化することにより、前記回転偏光板の偏光方向と前記ガ
    イド光手段から照射された偏光光束の方向との位相差を
    演算するための演算手段とから構成されていることを特
    徴とする方向検出装置。
  6. 【請求項6】 方向検出装置本体の方向差検出手段に
    は、回転偏光板に代えて、ガイド光手段から反射された
    偏光光束の偏光方向を波形として観察するための回転可
    能な偏光方向変換部材となっている請求項4〜5記載の
    方向検出装置。
  7. 【請求項7】 偏光照射手段からの偏光光束は、円偏光
    である請求項4〜6記載の方向検出装置。
JP13880395A 1995-05-13 1995-05-13 方向検出装置 Expired - Lifetime JP3689873B2 (ja)

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DE69622919T DE69622919T2 (de) 1995-05-13 1996-05-10 System zur Richtungsbestimmung
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