JPH07146140A - 勾配測定装置 - Google Patents
勾配測定装置Info
- Publication number
- JPH07146140A JPH07146140A JP31590093A JP31590093A JPH07146140A JP H07146140 A JPH07146140 A JP H07146140A JP 31590093 A JP31590093 A JP 31590093A JP 31590093 A JP31590093 A JP 31590093A JP H07146140 A JPH07146140 A JP H07146140A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 排水管の工事などで、２点間の勾配を測定す
る場合に、容易にかつ精度良く勾配を測定する。 【構成】 支持棒１に設けたレーザー発光装置３からの
発光を、発光装置３の傾斜角度を調整することにより測
定すべき勾配に沿わせ、その角度調整により傾斜角度計
５を作動させて勾配を測定できるようにした。
る場合に、容易にかつ精度良く勾配を測定する。 【構成】 支持棒１に設けたレーザー発光装置３からの
発光を、発光装置３の傾斜角度を調整することにより測
定すべき勾配に沿わせ、その角度調整により傾斜角度計
５を作動させて勾配を測定できるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外排水管などの勾配
を、発光装置を使用して容易にかつ精度よく測定できる
ようにした勾配測定装置に関する。
を、発光装置を使用して容易にかつ精度よく測定できる
ようにした勾配測定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、屋外排水管などの勾配を測定する
場合、２箇所の桝にそれぞれレベル棒を立て、トランシ
ットを使用して２箇所でのレベルを求めて、勾配を検出
している。
場合、２箇所の桝にそれぞれレベル棒を立て、トランシ
ットを使用して２箇所でのレベルを求めて、勾配を検出
している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、排水管などを所
定の勾配で設置する場合、トランシットを使用して測定
する方法は、トランシットの持ち運びやそれを水平状態
に設置する作業が必要であり、人手を多く要する。この
ため、勾配測定に非常に手間がかかり、また精度よく勾
配を測定することが困難であった。そこで本発明は、発
光装置を使用して２箇所間の勾配を容易に、かつ精度よ
く測定できるようにすることを目的とする。
定の勾配で設置する場合、トランシットを使用して測定
する方法は、トランシットの持ち運びやそれを水平状態
に設置する作業が必要であり、人手を多く要する。この
ため、勾配測定に非常に手間がかかり、また精度よく勾
配を測定することが困難であった。そこで本発明は、発
光装置を使用して２箇所間の勾配を容易に、かつ精度よ
く測定できるようにすることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
した勾配測定装置を提供するものである。第１の発明
は、基準位置に起立される支持棒に、その鉛直状態を確
認するための水準器が取付けられるとともに、レーザー
発光装置が傾斜角度調整可能にかつ支持棒の長手方向に
位置調整可能に設けられいる。またレーザー発光装置に
は、その傾斜に伴い作動する傾斜角度計が設けてある。
第２の発明の勾配測定装置は、基準位置に起立される第
１支持棒に、その鉛直状態を確認するための水準器と、
受光により傾斜角度を表示する傾斜表示目盛とが設けら
れるとともに、レーザー発光装置が傾斜角度調整可能に
かつ第１支持棒の長手方向に位置調整可能に設けられ、
基準位置に対向して起立される第２支持棒の上下位置
に、４５度傾斜した一対の反射鏡を相対向させて設ける
とともに、前記レーザー発光装置に対応した位置の反射
鏡を支持棒の長手方向に位置調整可能に設けた。そし
て、第１支持棒のレーザー発光装置から発したレーザー
光が一対の反射鏡を介して反射されて、傾斜表示目盛に
当たった状態により２点間の勾配を表示できるようにな
っている。
した勾配測定装置を提供するものである。第１の発明
は、基準位置に起立される支持棒に、その鉛直状態を確
認するための水準器が取付けられるとともに、レーザー
発光装置が傾斜角度調整可能にかつ支持棒の長手方向に
位置調整可能に設けられいる。またレーザー発光装置に
は、その傾斜に伴い作動する傾斜角度計が設けてある。
第２の発明の勾配測定装置は、基準位置に起立される第
１支持棒に、その鉛直状態を確認するための水準器と、
受光により傾斜角度を表示する傾斜表示目盛とが設けら
れるとともに、レーザー発光装置が傾斜角度調整可能に
かつ第１支持棒の長手方向に位置調整可能に設けられ、
基準位置に対向して起立される第２支持棒の上下位置
に、４５度傾斜した一対の反射鏡を相対向させて設ける
とともに、前記レーザー発光装置に対応した位置の反射
鏡を支持棒の長手方向に位置調整可能に設けた。そし
て、第１支持棒のレーザー発光装置から発したレーザー
光が一対の反射鏡を介して反射されて、傾斜表示目盛に
当たった状態により２点間の勾配を表示できるようにな
っている。
【０００５】
【作用】第１の発明により勾配を測定する場合は、基準
棒を水準器で鉛直状態に保ち、レーザー発光装置から測
定すべき勾配に沿って対向位置に向かってレーザー光を
送り、レーザー光が測定すべき勾配に沿うように発光装
置の傾斜角度を調整する。そして、光が測定すべき勾配
に沿った状態により傾斜角度計を読めば、それが求める
２箇所間の勾配を表わす。第２の発明により勾配を測定
する場合は、第１支持棒を水準器により鉛直状態にし、
次にレーザー発光装置の傾斜角度を調整してレーザー光
が測定すべき勾配に沿う様にする。この状態で対向位置
の第２支持棒の一方の反射鏡の位置を調整して、その反
射鏡にレーザー発光装置からのレーザー光が当たるよう
にし、次に第２支持棒の傾斜角度を調整して、一方の反
射鏡で反射したレーザー光が、他方の反射鏡に入射光と
平行に反射できるようにする。このように第２支持棒の
傾斜調整をすることにより、他方の反射鏡を反射した光
は第１支持棒の傾斜角度表示目盛に当たり、レーザー光
の当たった状態を見ることにより第１支持棒と第２支持
棒の２点間の勾配を知ることができる。上記のように本
発明では、レーザー発光装置からの勾配を測定すべき長
い配管に沿わせることに基づいて勾配を測定するので、
測定した勾配値に誤差が生じにくく測定精度が向上す
る。
棒を水準器で鉛直状態に保ち、レーザー発光装置から測
定すべき勾配に沿って対向位置に向かってレーザー光を
送り、レーザー光が測定すべき勾配に沿うように発光装
置の傾斜角度を調整する。そして、光が測定すべき勾配
に沿った状態により傾斜角度計を読めば、それが求める
２箇所間の勾配を表わす。第２の発明により勾配を測定
する場合は、第１支持棒を水準器により鉛直状態にし、
次にレーザー発光装置の傾斜角度を調整してレーザー光
が測定すべき勾配に沿う様にする。この状態で対向位置
の第２支持棒の一方の反射鏡の位置を調整して、その反
射鏡にレーザー発光装置からのレーザー光が当たるよう
にし、次に第２支持棒の傾斜角度を調整して、一方の反
射鏡で反射したレーザー光が、他方の反射鏡に入射光と
平行に反射できるようにする。このように第２支持棒の
傾斜調整をすることにより、他方の反射鏡を反射した光
は第１支持棒の傾斜角度表示目盛に当たり、レーザー光
の当たった状態を見ることにより第１支持棒と第２支持
棒の２点間の勾配を知ることができる。上記のように本
発明では、レーザー発光装置からの勾配を測定すべき長
い配管に沿わせることに基づいて勾配を測定するので、
測定した勾配値に誤差が生じにくく測定精度が向上す
る。
【０００６】
【実施例】本発明の第１実施例の勾配測定装置を図１、
２により説明する。直線状の支持棒１の上部に水準器２
が取付けられ、水準器２に基づき支持棒１を鉛直状態に
することができる様になっている。支持棒１の下部に電
池内蔵式のレーザー発光装置３が回転軸３ａを介して傾
斜角度調整可能に取付けられ、そのレーザー発光装置３
の傾斜角度を調整した後に、その状態に固定するための
ロック装置（図示を省略）が設けられている。またレー
ザー発光装置３はその回転軸３ａの基部３ｂを支持棒の
長手方向に設けたスライド溝４に案内させて、傾斜角度
計５とともに上下位置を調整できるように構成され、さ
らにその長手方向の任意の位置に固定ネジでロックでき
るようになっている。なおレーザー発光装置３は、光の
焦点が定まるものであればレーザービーム以外の他の発
光装置の使用が可能である。
２により説明する。直線状の支持棒１の上部に水準器２
が取付けられ、水準器２に基づき支持棒１を鉛直状態に
することができる様になっている。支持棒１の下部に電
池内蔵式のレーザー発光装置３が回転軸３ａを介して傾
斜角度調整可能に取付けられ、そのレーザー発光装置３
の傾斜角度を調整した後に、その状態に固定するための
ロック装置（図示を省略）が設けられている。またレー
ザー発光装置３はその回転軸３ａの基部３ｂを支持棒の
長手方向に設けたスライド溝４に案内させて、傾斜角度
計５とともに上下位置を調整できるように構成され、さ
らにその長手方向の任意の位置に固定ネジでロックでき
るようになっている。なおレーザー発光装置３は、光の
焦点が定まるものであればレーザービーム以外の他の発
光装置の使用が可能である。
【０００７】レーザー発光装置３には、その傾斜にとも
ない作動する傾斜角度計５が設けられ、レーザー発光装
置３の傾斜に伴い自動的に傾斜角度を計測できるように
なっている。すなわち、レーザー発光装置３の回転軸３
ａに勾配表示針５ａの基部が取付けられ、回転軸３ａに
自由回転できる筒部３ｃを設けるとともに、その筒部３
ｃに連結した連結棒５ｃの上端に勾配表示目盛５ｂが取
付けられている。また勾配表示目盛５ｂの裏面にガイド
突起５ｄが設けられ、そのガイド突起５ｄはスライド溝
４の上部に案内されるようになっている。そして、レー
ザー発光装置３の傾斜角度に応じて、その回転軸３ａを
介して勾配表示針５ａが回動され、その先の位置の勾配
表示目盛５ｂを見ることにより勾配を知ることができる
ようになっている。なお、レーザー発光装置３を上下に
移動した場合、傾斜角度計５も一体となって移動するの
で誤差を生じさせることなく勾配を測定できる。なお前
記では勾配表示目盛５ｂが連結棒５ｃを介してレーザー
発光装置３側に連結されていたが、回転軸３ａの基部３
ｂに回転軸３ａに対して回転可能な基部材を連結し、そ
の基部材を上部に延長してその上端に勾配表示目盛５ｂ
を取付けるようにしてもよい。この場合、基部材の下端
部がスライド溝４に案内される。
ない作動する傾斜角度計５が設けられ、レーザー発光装
置３の傾斜に伴い自動的に傾斜角度を計測できるように
なっている。すなわち、レーザー発光装置３の回転軸３
ａに勾配表示針５ａの基部が取付けられ、回転軸３ａに
自由回転できる筒部３ｃを設けるとともに、その筒部３
ｃに連結した連結棒５ｃの上端に勾配表示目盛５ｂが取
付けられている。また勾配表示目盛５ｂの裏面にガイド
突起５ｄが設けられ、そのガイド突起５ｄはスライド溝
４の上部に案内されるようになっている。そして、レー
ザー発光装置３の傾斜角度に応じて、その回転軸３ａを
介して勾配表示針５ａが回動され、その先の位置の勾配
表示目盛５ｂを見ることにより勾配を知ることができる
ようになっている。なお、レーザー発光装置３を上下に
移動した場合、傾斜角度計５も一体となって移動するの
で誤差を生じさせることなく勾配を測定できる。なお前
記では勾配表示目盛５ｂが連結棒５ｃを介してレーザー
発光装置３側に連結されていたが、回転軸３ａの基部３
ｂに回転軸３ａに対して回転可能な基部材を連結し、そ
の基部材を上部に延長してその上端に勾配表示目盛５ｂ
を取付けるようにしてもよい。この場合、基部材の下端
部がスライド溝４に案内される。
【０００８】上記の勾配測定装置を使用して２つのマン
ホール６ａ、６ｂ間に設けた配管Ｈの勾配を測定する方
法を図２により説明する。支持棒１を一方のマンホール
６ａ内に立て、水準器２を見て支持棒１を鉛直状態にす
る。そしてレーザー発光装置３の高さ位置を、回転軸３
ａの基部３ｂをスライド溝４内で移動することにより調
整し、適切な位置で固定する。その位置でレーザー発光
装置３の傾斜角度を調整し、発光されたレーザー光を勾
配を測定すべき排水管Ｈ内の中心線に沿わせて他方のマ
ンホール６ｂに当てる。その傾斜角度の調整により、レ
ーザー発光装置３の回転軸３ａに取付けてある勾配表示
針５ａが傾斜され、その先が勾配表示目盛５ｂで指して
いる角度により２つのマンホール間の勾配を知ることが
できる。
ホール６ａ、６ｂ間に設けた配管Ｈの勾配を測定する方
法を図２により説明する。支持棒１を一方のマンホール
６ａ内に立て、水準器２を見て支持棒１を鉛直状態にす
る。そしてレーザー発光装置３の高さ位置を、回転軸３
ａの基部３ｂをスライド溝４内で移動することにより調
整し、適切な位置で固定する。その位置でレーザー発光
装置３の傾斜角度を調整し、発光されたレーザー光を勾
配を測定すべき排水管Ｈ内の中心線に沿わせて他方のマ
ンホール６ｂに当てる。その傾斜角度の調整により、レ
ーザー発光装置３の回転軸３ａに取付けてある勾配表示
針５ａが傾斜され、その先が勾配表示目盛５ｂで指して
いる角度により２つのマンホール間の勾配を知ることが
できる。
【０００９】次に第２実施例の勾配測定装置を図３、４
により説明する。２位置間の勾配を測定するため、一方
の位置に立てられる第１支持棒７ａの中央部に水準器８
が取付けられ、それに基づき第１支持棒７ａを鉛直に保
てるようになっている。第１支持棒７ａの下部に電池内
蔵式のレーザー発光装置９が、回転軸９ａを介して傾斜
角度調整可能に取付けられるとともに任意の角度にネジ
で固定できるようになっている。またレーザー発光装置
９の回転軸９ａの取付け部分は、第１支持棒７ａの長手
方向に設けたスライド溝１０内を移動できるとともに、
任意の位置にネジ止めして固定できるようになってい
る。レーザー発光装置９は第１実施例と同様に、他の発
光装置を適用することができる。また、第１支持棒７ａ
の上部に勾配表示目盛１４を取付け、後記するように反
射光がそれに当たる状態により勾配を測定できるように
なっている。なお、勾配表示目盛１４は、例えば傾斜寸
法を表わす多数の寸法線が書かれ、入射光に対応する寸
法線に基づき勾配の寸法を知ることができる。また第２
実施例でも、第１実施例と同様に、レーザー発光装置９
に傾斜角度計５を設ければ、それにより勾配を測定する
ことが可能である
により説明する。２位置間の勾配を測定するため、一方
の位置に立てられる第１支持棒７ａの中央部に水準器８
が取付けられ、それに基づき第１支持棒７ａを鉛直に保
てるようになっている。第１支持棒７ａの下部に電池内
蔵式のレーザー発光装置９が、回転軸９ａを介して傾斜
角度調整可能に取付けられるとともに任意の角度にネジ
で固定できるようになっている。またレーザー発光装置
９の回転軸９ａの取付け部分は、第１支持棒７ａの長手
方向に設けたスライド溝１０内を移動できるとともに、
任意の位置にネジ止めして固定できるようになってい
る。レーザー発光装置９は第１実施例と同様に、他の発
光装置を適用することができる。また、第１支持棒７ａ
の上部に勾配表示目盛１４を取付け、後記するように反
射光がそれに当たる状態により勾配を測定できるように
なっている。なお、勾配表示目盛１４は、例えば傾斜寸
法を表わす多数の寸法線が書かれ、入射光に対応する寸
法線に基づき勾配の寸法を知ることができる。また第２
実施例でも、第１実施例と同様に、レーザー発光装置９
に傾斜角度計５を設ければ、それにより勾配を測定する
ことが可能である
【００１０】勾配を測定すべき２位置のうち、前記第１
支持棒７ａに対向して立てる第２支持棒７ｂの上下に、
４５度に傾斜した反射面を有する一対の反射鏡１２ａ、
１２ｂが相対向して設けられる。下側の反射鏡１２ａは
第２支持棒７ｂに、その長手方向に設けたスライド溝１
３に沿って移動できるようになっていて、第１支持棒７
ａのレーザー発光装置９からのレーザー光を受けられる
ように位置調整可能であるとともに、任意の位置に固定
ネジで固定できるようになっている。そしてレーザー発
光装置９からの光が下側の反射鏡１２ａに入射すると、
上側の反射鏡１２ｂに光が反射され、さらに第１支持棒
７ａの勾配表示目盛１４に光を反射させる。なお、この
反射光の傾斜角度は、レーザー発光装置９から発光され
たレーザー光と同一の傾斜角度である。そして勾配表示
目盛１４に当たっているレーザー光の傾きに応じた寸法
線により、勾配の寸法を知ることができるようになって
いる。
支持棒７ａに対向して立てる第２支持棒７ｂの上下に、
４５度に傾斜した反射面を有する一対の反射鏡１２ａ、
１２ｂが相対向して設けられる。下側の反射鏡１２ａは
第２支持棒７ｂに、その長手方向に設けたスライド溝１
３に沿って移動できるようになっていて、第１支持棒７
ａのレーザー発光装置９からのレーザー光を受けられる
ように位置調整可能であるとともに、任意の位置に固定
ネジで固定できるようになっている。そしてレーザー発
光装置９からの光が下側の反射鏡１２ａに入射すると、
上側の反射鏡１２ｂに光が反射され、さらに第１支持棒
７ａの勾配表示目盛１４に光を反射させる。なお、この
反射光の傾斜角度は、レーザー発光装置９から発光され
たレーザー光と同一の傾斜角度である。そして勾配表示
目盛１４に当たっているレーザー光の傾きに応じた寸法
線により、勾配の寸法を知ることができるようになって
いる。
【００１１】上記の第２実施例の勾配測定装置を使用し
て２点間の勾配を測定するときは、図４に示すように行
なう。すなわち、第１支持棒７ａを基準位置に立てると
ともに、それに対向する位置に第２支持棒７ｂを立て
る。第１支持棒７ａを水準器８に基づき鉛直にする。次
にレーザー発光装置９を上下にかつ傾斜角度を調整し
て、発光されたレーザー光を、勾配を測定すべき排水管
Ｈの中央線に沿わせて、レーザー発光装置９を固定す
る。そして第２支持棒７ｂの下側の反射鏡１２ａの位置
を支持棒の長手方向に位置調整してレーザー発光装置９
のレーザー光を受けられる位置に固定する。また下側の
反射鏡１２ａの反射を上側の反射鏡１２ｂが受けられる
ように第２支持棒を傾斜し（レーザー光と第２支持棒と
が直交するように傾斜する）、その状態で上側の反射鏡
１２ｂで反射した光を第１支持棒７ａの勾配表示目盛１
４に当て、それに当たったレーザー光の傾きにと対応す
る傾斜線により２つの支持棒の２点間の勾配を知ること
ができる。
て２点間の勾配を測定するときは、図４に示すように行
なう。すなわち、第１支持棒７ａを基準位置に立てると
ともに、それに対向する位置に第２支持棒７ｂを立て
る。第１支持棒７ａを水準器８に基づき鉛直にする。次
にレーザー発光装置９を上下にかつ傾斜角度を調整し
て、発光されたレーザー光を、勾配を測定すべき排水管
Ｈの中央線に沿わせて、レーザー発光装置９を固定す
る。そして第２支持棒７ｂの下側の反射鏡１２ａの位置
を支持棒の長手方向に位置調整してレーザー発光装置９
のレーザー光を受けられる位置に固定する。また下側の
反射鏡１２ａの反射を上側の反射鏡１２ｂが受けられる
ように第２支持棒を傾斜し（レーザー光と第２支持棒と
が直交するように傾斜する）、その状態で上側の反射鏡
１２ｂで反射した光を第１支持棒７ａの勾配表示目盛１
４に当て、それに当たったレーザー光の傾きにと対応す
る傾斜線により２つの支持棒の２点間の勾配を知ること
ができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明の勾配測定装置では、支持棒に設
けたレーザー発光装置と、その発光装置に取付けた傾斜
角度計により、あるいはレーザー発光装置と勾配表示目
盛とを備えた支持棒と２つの反射鏡を備えた支持棒とを
使用し、レーザー発光装置から発光されたレーザー光を
勾配を測定すべき長い排水管に沿わせることにより、２
点間の勾配を測定するので、誤差を生じにくく、測定精
度を向上することができる。またレーザー発光装置と傾
斜角度計あるいは勾配表示目盛とを備えた支持棒や、２
つの反射鏡を備えた支持棒を操作するだけであるので、
持ち運びが容易であり、勾配の測定作業も容易である。
けたレーザー発光装置と、その発光装置に取付けた傾斜
角度計により、あるいはレーザー発光装置と勾配表示目
盛とを備えた支持棒と２つの反射鏡を備えた支持棒とを
使用し、レーザー発光装置から発光されたレーザー光を
勾配を測定すべき長い排水管に沿わせることにより、２
点間の勾配を測定するので、誤差を生じにくく、測定精
度を向上することができる。またレーザー発光装置と傾
斜角度計あるいは勾配表示目盛とを備えた支持棒や、２
つの反射鏡を備えた支持棒を操作するだけであるので、
持ち運びが容易であり、勾配の測定作業も容易である。
【図１】本発明の第１実施例の勾配測定装置の概略図
（ａ）と、部分側面図（ｂ）である。
（ａ）と、部分側面図（ｂ）である。
【図２】第１実施例の勾配測定装置を使用して勾配を測
定する方法を示す説明図である。
定する方法を示す説明図である。
【図３】本発明の第２実施例の勾配測定装置の概略図で
ある。
ある。
【図４】第２実施例の勾配測定装置を使用して勾配を測
定する方法を示す説明図である。
定する方法を示す説明図である。
１ 支持棒 ２ 水準器 ３ レーザー発光装置 ５ 傾斜角度計 ７ａ 第１支持棒 ７ｂ 第２支持棒 ９ レーザー発光装置 １２ａ 反射鏡 １２ｂ 反射鏡
Claims (2)
- 【請求項１】 基準位置に起立される支持棒に、その鉛
直状態を確認するための水準器が取付けられるととも
に、レーザー発光装置が傾斜角度調整可能にかつ支持棒
の長手方向に位置調整可能に設けられ、レーザー発光装
置にはその傾斜に伴い作動する傾斜角度計が設けてある
ことを特徴とする勾配測定装置。 - 【請求項２】 基準位置に起立される第１支持棒に、そ
の鉛直状態を確認するための水準器と、受光により傾斜
角度を表示する傾斜表示目盛とが設けられるとともに、
レーザー発光装置が傾斜角度調整可能にかつ第１支持棒
の長手方向に位置調整可能に設けられ、基準位置に対向
して起立される第２支持棒の上下位置に、４５度傾斜し
た一対の反射鏡を相対向させて設けるとともに、前記レ
ーザー発光装置に対応した位置の反射鏡を支持棒の長手
方向に位置調整可能とし、第１支持棒のレーザー発光装
置から発した光が一対の反射鏡を介して反射されて、傾
斜表示目盛に当たった状態により２点間の勾配を表示で
きることを特徴とする勾配測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31590093A JPH07146140A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 勾配測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31590093A JPH07146140A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 勾配測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07146140A true JPH07146140A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=18070963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31590093A Pending JPH07146140A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 勾配測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07146140A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112665569A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-04-16 | 国家电网有限公司 | 一种电力系统设备支柱垂直度快速测量工具 |
| CN115876158A (zh) * | 2023-01-06 | 2023-03-31 | 山东省地质矿产勘查开发局第五地质大队（山东省第五地质矿产勘查院） | 一种山体坡度地理信息测绘装置 |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP31590093A patent/JPH07146140A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112665569A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-04-16 | 国家电网有限公司 | 一种电力系统设备支柱垂直度快速测量工具 |
| CN115876158A (zh) * | 2023-01-06 | 2023-03-31 | 山东省地质矿产勘查开发局第五地质大队（山东省第五地质矿产勘查院） | 一种山体坡度地理信息测绘装置 |
| CN115876158B (zh) * | 2023-01-06 | 2023-05-02 | 山东省地质矿产勘查开发局第五地质大队（山东省第五地质矿产勘查院） | 一种山体坡度地理信息测绘装置 |
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