JPH08303398A - 防音防振型負圧形成装置 - Google Patents

防音防振型負圧形成装置

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JPH08303398A
JPH08303398A JP11196595A JP11196595A JPH08303398A JP H08303398 A JPH08303398 A JP H08303398A JP 11196595 A JP11196595 A JP 11196595A JP 11196595 A JP11196595 A JP 11196595A JP H08303398 A JPH08303398 A JP H08303398A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】振動や騒音の少ない静粛な負圧形成装置を提供
できるようにすることを目的とするものである。 【構成】加圧用液体を貯溜した密閉可能な液体貯溜容器
と、液体貯溜容器の加圧用液体中に少なくとも吸引口を
埋設させた状態で配設された液中ポンプと、液中ポンプ
で加圧された液体を負圧形成管に噴射して負圧形成管内
に負圧を形成するジェットポンプとを備えてなり、該ジ
ェットポンプの負圧形成管の吐出口を液体貯溜容器の加
圧用液体または液体貯溜容器内に連通する吐出容器内に
開口させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば浚渫や脱水・濾過
等の作業時における駆動源である負圧の形成装置に関
し、中でも防音防振型にした負圧形成装置に関るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】浚渫や脱水・濾過等の作業時における駆
動源として使用される負圧の形成装置としては例えばプ
ランジャポンプ等の真空装置があり、このプランジャポ
ンプで発生させた負圧をリザーバタンクに貯溜して脈動
を無くして負圧を安定して供給するとともに、吸引され
た流体に含まれる固体・気体・液体をリザーバタンクで
分離するようにしている。
【0003】また、浚渫した汚泥を流送する場合には、
一般にブロアー等の送風装置で発生させた圧縮流体を用
い、このブロアーで発生させた流体で粉体等を流送する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な作業装置へ負圧を供給するためのプランジャポンプ
や、ブロアー等の機器の負圧を形成したり圧力流体を形
成する原理が、体積変化によるものであるために、例え
ばこの体積の変化時にこれらプランジャポンプや、ブロ
アー等の機器から大きな振動や騒音が発生し、このプラ
ンジャポンプや、ブロアー等の機器から発生した大きな
振動や騒音が係る機器を駆動するポンプの振動及び騒音
とともに周辺に放散され、これが作業環境や周辺の環境
の低下の原因になるという問題があった。
【0005】そこで、本発明は上記問題点に鑑み提案さ
れたもので、強力で大容量の負圧を形成するようにした
場合でも静かで振動の極めて少ない負圧形成装置を提供
できるようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る防音防振型負圧形成装置は、先ず、加圧
用液体を貯溜した密閉可能な液体貯溜容器と、液体貯溜
容器の加圧用液体中に少なくとも吸引口を埋設させた状
態で配設された液中ポンプと、液中ポンプで加圧された
液体を負圧形成管に噴射して負圧形成管内に負圧を形成
するジェットポンプとを備えてなり、該ジェットポンプ
の負圧形成管の吐出口を液体貯溜容器の加圧用液体また
は液体貯溜容器内に連通する吐出容器内に開口させたこ
とを特徴とするものである。
【0007】次に、負圧を形成するジェットポンプが水
中で加圧された高圧液体を混合気管内に噴射して混合気
管内に負圧を形成し、該負圧で吸気口から吸引した気体
で混合気ジェット流を形成し、該混合気ジェット流を負
圧形成管内に噴射して負圧形成管内に負圧を形成するよ
うに構成したことも特徴の1つである。
【0008】
【作用】本発明に係る防音防振型負圧形成装置では先
ず、貯水槽内に設置された液中ポンプを駆動させて貯水
槽内の水を加圧し、噴射ノズルに供給する。この時、液
中ポンプの駆動時の振動や騒音は、貯水槽内に貯溜され
た水に吸収されたり、振動や騒音の発生も抑制される。
【0009】また、貯水槽内の水から露出した部分の液
中ポンプから発生する騒音は貯水槽内に封じ込められる
ことになる。
【0010】次に、噴射ノズルから高圧のジェット流と
して噴射し、保護管または負圧形成管に負圧が形成さ
れ、保護管に負圧が形成されるとこの負圧で外気を吸引
し、保護管内に混気ジェット流が形成されてから噴射さ
れて負圧形成管内に負圧が形成された後、ジェット流及
び混気ジェット流は負圧形成用ジェットポンプの吐出口
から貯水槽内に還流されて繰り返し利用されるのであ
る。
【0011】この負圧形成用ジェットポンプの吐出口か
ら貯水槽内にジェット流及び混気ジェット流が吐出され
る時の衝撃は貯水槽内の水に受け止められて緩衝される
とともに、その際に生じる振動や騒音も貯水槽内の水に
吸収されるのである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 <実施例1>図1は、浚渫された汚泥を脱水機に供給す
る作業用の負圧と、脱水作業用の負圧とを供給するため
の負圧供給装置を付設した汚泥処理システムの概略構成
を示すもので、図中符号1は汚泥処理システムを全体的
に示す。
【0013】この汚泥処理システム1は、浚渫した汚泥
を貯溜する汚泥タンク2と、汚泥タンク2の汚泥を脱水
する真空脱水機3と、この真空脱水機3に汚泥を供給す
る真空タンク4と、脱水された液体を濾過する濾過機5
と、真空脱水機3と真空タンク4とに負圧を供給する防
音防振型負圧形成装置6とを備えてなる。
【0014】上記真空タンク4は略円筒状に密閉タンク
本体7を形成し、この密閉タンク本体7の上端部には吸
引ホース8が連結される流入口9と後述する負圧形成装
置6に負圧供給ホース10が連結される負圧供給口11
とが形成されており、密閉タンク本体7の底部7aは下
窄まりのテーパー状に形成され、その下端部に開閉バル
ブ12を設けた汚泥供給口13が真空脱水機3の汚泥貯
溜部14の上方に開口させてある。
【0015】また、真空タンク4の下方に設置される真
空脱水機3は、図外の駆動装置で回転駆動される横置き
円筒状の濾過ドラム15と、濾過ドラム15の内方に吸
引口16が濾過ドラム15の内周面の底部近傍に向けて
開口する吸引管16と、真空タンク4の汚泥供給口13
の直下で濾過ドラム15の濾過面17の四半上部に設け
られた上記汚泥貯溜部14とからなり、汚泥貯溜部14
の下端部14aは脱水された汚泥を掻き落とす掻き落と
し板として作用するようになっている。
【0016】上記真空タンク4の負圧供給口11と濾過
ドラム15の吸引管16とに夫々負圧を供給する防音防
振型負圧形成装置6は、図1乃至図3に示すように、後
述する汚水を含む水18を貯溜した密閉可能な縦向き円
筒状の貯水槽(液体貯溜容器)19の内方に水中ポンプ
20をその大部分が水中に没し、吐水管21部分が水面
上に延出する状態で設置する。
【0017】そして、貯水槽19の上方に延出する水中
ポンプ(液中ポンプ)20の吐水管21の先端部を二股
に分岐し、この分岐導出された圧力水供給管22の一方
(図上左方)の先端部分には真空タンク4に負圧を供給
するジェットポンプM.J.P が配設されており、圧力水供
給管22の他方(図上右方)の先端部分には濾過ドラム
15に負圧を供給する混気ジェットポンプM.J.P が配設
されている。
【0018】また、貯水槽19の上端近傍部には貯水槽
19の水18を濾過機5に供給する給水口23が設けら
れている。
【0019】真空タンク11に負圧を供給するジェット
ポンプM.J.P は、吐水管21の先端部から分岐導出され
た圧力水供給管22と、圧力水供給管22に設けられた
流量調節弁24で調量された圧力水を噴射する噴射ノズ
ル25と、噴射ノズル25から噴射されるジェット流の
下流側に設置された負圧形成管26と、この負圧形成管
26を支持し、貯水槽19内に連通管27で連通した緩
衝管(吐出容器)28と、噴射ノズル25と負圧形成管
26との間に開設した負圧吸引口29とからなり、負圧
形成管26の吐出口26aは上記貯水槽19内に連通管
27で連通した緩衝管28に貯溜された水18内に開口
させてある。
【0020】こうして、水中ポンプ20・圧力水供給管
22・噴射ノズル25・負圧形成管28・緩衝管28及
び連通管27とで貯水槽19の水を循環させて利用する
循環経路Rが逆U字形に形成されている。尚、噴射ノズ
ル25と負圧形成管26との間に開設した負圧吸引口2
9は貯水槽19内の水18の液面Lより上方に位置させ
てある。
【0021】また、濾過ドラム15の吸引管16に負圧
を供給する混気ジェットポンプM.J.P は上記ジェットポ
ンプM.J.P と略同様に、吐水管21の先端部から分岐導
出された圧力水供給管32と、圧力水供給管32に設け
られた流量調節弁34で調量された圧力水を保護管36
に噴射する噴射ノズル35と、保護管36から噴射され
る混気ジェット流の下流側に設置された負圧形成管37
と、この負圧形成管37を支持し、貯水槽19内に連通
管38で連通した緩衝槽(吐出容器)39と、保護管3
6と負圧形成管37との間に開設した負圧吸引口40と
からなる。
【0022】上記保護管36は噴射ノズル35からのジ
ェット流により発生した負圧で吸気口30から外気を吸
引して当該保護管36内のジェット流を混気ジェット流
にするものであり、保護管36から負圧形成管37に噴
射された混気ジェット流を吐出する負圧形成管37の吐
出口37aは貯水槽19内に連通管38で連通した緩衝
管28に貯溜された水18内に開口させてある。
【0023】そして、水中ポンプ20・噴射ノズル35
・負圧形成管37・緩衝槽39及び連通管38とで貯水
槽19の水を循環させて利用する循環経路Rが逆U字形
に形成されており、保護管36と負圧形成管37との間
に開設した負圧吸引口40は貯水槽19内の水18の液
面Lより上方に位置させてある。
【0024】上記、貯水槽19の側方に設置される濾過
機5は、上方に汚水入口41を形成した縦長の筒体で形
成され、下寄り部には濾材を充填した濾材層42が形成
され、この濾材層42の下方には濾過された処理水を側
溝43等に放流するコック付き排出口44が設けられて
いる(図1参照)。
【0025】尚、図中符号45は貯水槽19内の水18
の排水のために底部に設けられたドレン口、符号46は
エアー抜き、符号47は緩衝槽39の排水口、48・4
9は夫々緩衝管28及び緩衝槽39に設けられたバッフ
ァスリーブである。
【0026】上記のように構成された汚泥処理システム
1を通じて本発明の防音防振型負圧形成装置6の作用を
次に説明する。先ず、水中ポンプ20を稼働させて貯水
槽19内の水を加圧し、吐水管21の先端部から圧力水
供給管22・32及び各流量調節弁24・34を介して
真空タンク4に負圧を供給するジェットポンプM.J.P 及
び濾過ドラム15に負圧を供給する混気ジェットポンプ
M.J.P の各噴射ノズル25・35に圧送供給する。
【0027】この時、水中ポンプ20の駆動時の振動や
騒音は、貯水槽19内に貯溜された水18に吸収された
り、振動や騒音の発生自体も抑制される。また、貯水槽
19内の水18から露出した吐水管21を伝導する振動
や騒音は貯水槽19の上方の空間部分19aに封じ込め
られまたは貯水槽19の上壁に支持される部分19bに
受け止められて外部への漏出・放散が防止されるのであ
る。
【0028】そして、真空タンク4へ負圧を供給するジ
ェットポンプM.J.P の噴射ノズル25に供給された圧力
水が負圧形成管26内にジェット流として噴射されると
負圧形成管26の噴射ノズル25寄り部分にキャビテー
ションによる負圧が形成される。この負圧が負圧吸引口
29から真空タンク4に供給されると、密閉タンク本体
7内を負圧にし、汚泥タンク2の汚泥を吸引した後、密
閉タンク本体7の底部7aの汚泥供給口13から真空脱
水機3の汚泥貯溜部14に供給されるのである。
【0029】而して、負圧形成管26の下端の吐出口2
6aから吐出されたジェット流は、緩衝管28から貯水
槽19内へ還流されて再び水中ポンプ20で加圧されて
利用されるのである。この時、負圧形成管26の吐出口
26aから貯水槽19内にジェット流が吐出される時の
衝撃は貯水槽19内の水18及びバッファスリーブ48
に受け止められて緩衝されるとともに、その際に生じる
振動や騒音も貯水槽19内の水18に吸収されるのであ
る。
【0030】次に、濾過ドラム15に負圧を供給する混
気ジェットポンプM.J.P の噴射ノズル35に圧力水が圧
送供給され保護管36に噴射されると、図4に示すよう
に保護管36内にはジェット流による負圧が形成され、
この負圧で吸気口30から外気を吸引して当該保護管3
6内のジェット流を混気ジェット流にした後、保護管3
6から負圧形成管37に噴射される。
【0031】斯して負圧形成管37に混気ジェット流が
噴射され、負圧形成管37内一杯に広がるとキャビティ
による負圧が生じるのであるが、このキャビティによる
負圧とは負圧形成管37内一杯に広がった混気ジェット
流が恰も負圧形成管37内を下端の開口に向けて連続的
に作用するピストンPのように作用することによるもの
である。
【0032】この時、負圧形成管37内を流走する混気
ジェット流に混入されている気泡が負圧形成管37の内
面37aとジェット水流との摩擦抵抗を和らげるクッシ
ョン作用をするので、混気ジェット流の流勢が急速に減
衰するのを防止して強力な負圧を形成することができる
のである。そして、負圧形成管37の下端の吐出口37
aから吐出されたジェット流は、緩衝管39から連通管
38を通じて貯水槽19内へ還流され、再び水中ポンプ
20で加圧される水18として利用されるのである。
【0033】この時、負圧形成管37の吐出口37aか
ら緩衝管39内にジェット流が吐出される時の衝撃は緩
衝管39内の水18並びにバッファスリーブ49に受け
止められて緩衝されるとともに、その際に生じる振動や
騒音も貯水槽19内の水18に吸収されるのである。
【0034】負圧形成管37内に強い負圧が形成される
とこの負圧が、駆動装置で回転駆動される真空脱水機3
の濾過ドラム15に吸引管16から供給され、汚泥貯溜
部14に貯溜された汚泥を濾過ドラム15の濾過面17
に吸着させて脱水した後、汚泥貯溜部14の下端部14
aでケーキ状に掻き落とされるのである。濾過ドラム1
5から吸引された汚水は負圧吸引口40から負圧形成管
37及び緩衝槽39を通じて貯水槽19に還流され再び
水中ポンプ20で加圧されて利用される。
【0035】こうして濾過ドラム15から吸引された汚
水により貯水槽19内の汚泥等の水位が徐々に上昇し、
貯水槽19の給水口23を越えると、この給水口23か
らジェット流の圧力により、貯水槽19内の汚泥等の水
18が濾過機5に供給される。濾過機5の上方から供給
された汚泥はその下寄り部に設けられた濾材層42で濾
過された後、側溝43へ放流されるのである。
【0036】そして、水中ポンプ20を停止して作業の
稼働を停止すると、各ジェットポンプM.J.P でこれまで
発生していた負圧がなくなるが、負圧形成管26・37
の上手側に形成されている負圧吸引口29・40が貯水
槽19内の水18の液面Lより上方に位置させてあるの
で、濾過ドラム15から貯水槽19に吸引された汚水等
の水18が負圧吸引口29・40から逆流して流出した
りすることがなくなるのである。
【0037】<実施例2>本実施例は図5及び図6に示
すように、上記実施例における濾過ドラム15に負圧を
供給する混気ジェットポンプM.J.P を、真空タンクに負
圧を供給するジェットポンプM.J.P と同様の構造にする
とともに、この濾過ドラム15に負圧を供給するジェッ
トポンプM.J.P の負圧形成管37の吐出口37aを貯水
槽19内の水18中のバッファスリーブ49内に開口さ
せるようにした点が異なり、その他の点は上記実施例1
と同様である。
【0038】尚、上記各実施例では1台の水中ポンプで
加圧された圧力水を濾過ドラムに負圧を供給する混気ジ
ェットポンプと、真空タンクに負圧を供給するジェット
ポンプとの二箇所に分岐供給する場合を例に説明した
が、分岐する数はこの二つに限られず、三つ以上に分岐
して夫々別個の作業用負圧を形成するジェットポンプに
供給できるようにしたり、1つの作業につき本発明の防
音防振型負圧形成装置を1台設けるようにしても良いこ
とは勿論である。
【0039】また、上記各実施例では貯水槽19内に水
18を貯溜し、この水18に巣津中ポンプを埋設するよ
うにしてあるが、貯水槽19内には水に限られず他の液
体を貯溜し、この液体を加圧用流体にすることができる
のは勿論である。
【0040】
【発明の効果】本発明の防音防振型負圧形成装置は以上
に説明したように、貯水槽内の液中ポンプで加圧された
貯水槽内の水を噴射ノズルから噴射して負圧形成管に負
圧を形成するのであるが、液中ポンプの駆動時の振動や
騒音は、貯水槽内に貯溜された水に吸収されたり、振動
や騒音の発生も抑制されるとともに、貯水槽内の水から
露出した部分の液中ポンプから発生する騒音も貯水槽内
に封じ込められる。
【0041】これにより、液中ポンプの駆動時に発生す
る騒音や振動の周辺への放散を防止することができ、振
動や騒音による環境の低下を防止することができるとい
う利点がある。
【0042】また、保護管または負圧形成管に負圧を形
成した負圧形成管内を流送するジェット流は吐出口から
貯水槽内に還流されて繰り返し利用されるのであるが、
この時、負圧形成用ジェットポンプの吐出口から貯水槽
内にジェット流及び混気ジェット流が吐出される時の衝
撃は貯水槽内の水に受け止められて緩衝され、その際に
生じる振動や騒音も貯水槽内の水に吸収されるので、液
中ポンプの駆動時に発生する騒音や振動の防止と相俟っ
て振動や騒音の少ない防音防振型負圧形成装置にするこ
とができ、振動や騒音による環境の低下を確実に防止す
ることができるという利点がある。
【0043】因みに、本発明の防音防振型負圧形成装置
は貯水槽内の液中ポンプで加圧された貯水槽内の水を噴
射ノズルから噴射して負圧形成管に負圧を連続して形成
し、従来のプランジャポンプや、ブロアー等の機器のよ
うに体積変化によらずに負圧等をするよにうしてあるの
で、従来の体積変化により負圧等を形成するものに比べ
て、その騒音のレベルを約1/3にまで低減することが
できたのである。
【0044】更に、ジェットポンプを、圧力水を噴射ノ
ズルから保護管内に噴射して該保護管内に負圧を形成
し、この負圧で吸引した外気で混気ジェット流を形成
し、該混気ジェット流を負圧形成管内に噴射して負圧を
形成するようにしたものでは、混気ジェット流に混入さ
れている気泡が負圧形成管内面とジェット流との摩擦抵
抗を和らげるクッション作用をし、混気ジェット流の流
勢が急速に減衰するのを防止して静粛性を保ちながらも
強力な負圧を形成することができると言う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る防音防振型負圧形成装置を使用
した汚泥処理システムの概略構成図である。
【図2】実施例1に係る防音防振型負圧形成装置の縦断
面図である。
【図3】実施例1に係る防音防振型負圧形成装置の平面
図である。
【図4】実施例1に係る防音防振型負圧形成装置の混気
ジェットポンプM.J.P の縦断側面図である。
【図5】実施例2に係る防音防振型負圧形成装置の縦断
面図である。
【図6】実施例2に係る防音防振型負圧形成装置の平面
図である。
【符号の説明】
6・・・防音防振型負圧形成装置 18・・・加圧用液体(水) 19・・・液体貯溜容器(貯水槽) 20・・・液中ポンプ(水中ポンプ) 26・37・・・負圧形成管 28・・・緩衝管(吐出容器) 35・・・噴射ノズル 36・・・保護管 39・・・緩衝槽(吐出容器) M.J.P ・・・ジェットポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧用液体を貯溜した密閉可能な液体貯溜
    容器と、液体貯溜容器の加圧用液体中に少なくとも吸引
    口を埋設させた状態で配設された液中ポンプと、液中ポ
    ンプで加圧された液体を負圧形成管に噴射して負圧形成
    管内に負圧を形成するジェットポンプとを備えてなり、
    該ジェットポンプの負圧形成管の吐出口を液体貯溜容器
    の加圧用液体または液体貯溜容器内に連通する吐出容器
    内に開口させたことを特徴とする防音防振型負圧形成装
    置。
  2. 【請求項2】負圧を形成するジェットポンプが水中で加
    圧された高圧液体を混合気管内に噴射して混合気管内に
    負圧を形成し、該負圧で吸気口から吸引した気体で混合
    気ジェット流を形成し、該混合気ジェット流を負圧形成
    管内に噴射して負圧形成管内に負圧を形成するように構
    成した混気ジェットポンプである請求項1に記載の防音
    防振型負圧形成装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58160599A (ja) * 1982-03-17 1983-09-24 Takuo Mochizuki 減圧装置
JPS60136757U (ja) * 1984-02-17 1985-09-11 株式会社 鶴見製作所 液体噴射装置

Patent Citations (2)

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