JPH08303379A - 自吸式吸水ポンプ - Google Patents

自吸式吸水ポンプ

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JPH08303379A
JPH08303379A JP8150652A JP15065296A JPH08303379A JP H08303379 A JPH08303379 A JP H08303379A JP 8150652 A JP8150652 A JP 8150652A JP 15065296 A JP15065296 A JP 15065296A JP H08303379 A JPH08303379 A JP H08303379A
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runner
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重治 中野
Akira Miyao
明 宮尾
Tamotsu Shikamori
保 鹿森
Nobumasa Tanaka
信政 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自吸水ポンプにおいて、自吸時間が短く、且つ
定漬運転時のポンプ性能が良好で、モータの温度以上が
抑えられるものを提供すること。 【構成】ポンプランナーにより吸引されて吐出される吸
水がモータの冷却用とに流れる冷却用通水路をモータ収
納室の外周に設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸水ポンプ、更に詳細
には自吸式吸水ポンプの構造に関し、特に洗濯機に内蔵
される吸水ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】自吸式吸水ポンプについては従来から種
々の構造がとられている。
【0003】なお、洗濯機に風呂水等を給水するための
吸水ポンプを内蔵し、このポンプを介して浴槽内の残り
湯を洗濯槽内に供給する先行技術としては、例えば特開
昭57−117894号,特開昭57−117895号、および特開平6
−23190号公報等を挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】洗濯機にポンプを内蔵
する場合、運転開始時には、ポンプと浴槽間を連通する
吸水ホース内は空気で満たされており、この空気を完全
に排出するための自吸運転が必要となる。ホース内の空
気が完全に無くなるまでの時間(自吸時間)と定常運転
時の流量特性は、反比例の関係がある。
【0005】即ち、ランナーの吐出側に設けた気水分離
室からランナーの吸い込み側に還流させる水の量を多く
する程自吸時間は短縮できるが、この還流水は、定常運
転時においては、吐出水量を少なくすることになり、流
量特性を損なうものである。それ故、この種ポンプとし
ては、自吸時間と流量特性のバランスがとれたコンパク
トで収納性のよいものが要求されている。
【0006】更に、洗濯機に風呂水吸水ポンプを内蔵す
るためには、耐湿性を考慮し、モータを密閉構造とする
必要があるため、モータの温度上昇が問題となる。ま
た、高湿環境の中で、万一モータの絶縁が低下しても、
使用者が感電しない構造が要求される。
【0007】なお、前掲の特開平6−23190号公報に呼び
水タンクを不要とした風呂水吸水ポンプ付の洗濯機が提
案されているが具体的構造の開示は無い。
【0008】本発明の目的とするところは、洗濯機など
に内蔵される吸水ポンプの構造において、従来品に比べ
てコンパクトで、収納性が良く、コストの低減を図るこ
とができ、しかもポンプの自吸性能,流量特性のバラン
スも良い吸水ポンプを提供することにある。更に他の目
的は、耐湿性を向上させてポンプモータの経年劣化を極
力少なくし、ポンプモータの長寿命化を図ると共に、万
一のモータの絶縁低下の際の安全性を高めた吸水ポンプ
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポンプケーシ
ングとポンプケーシングカバーを組み合わせてポンプ本
体ケースと、ポンプケーシングカバーの外側に形成され
た吸水口と、この吸水口に連通し、かつポンプケーシン
グカバーの内部に形成された吸込室と、この吸込室に配
置され、かつ吸込室から吸水口に流出する水を止める逆
止弁と、ポンプケーシングに設けられ、内側にポンプラ
ンナーが配置されるポンプランナー室を、外側に排出室
を形成するボリュート部と、このボリュート部に形成さ
れ、かつポンプランナー室と排出室を連通する吐出口
と、ポンプランナー室および排出室と前記吸込室を仕切
る仕切壁と、ポンプランナーの中央に設けられているポ
ンプランナー吸込口と対向するように前記仕切壁に形成
される連通口と、ポンプケーシングおよびポンプケーシ
ングカバーの上側内部に設けられる気水分離室と、気水
分離室に連通し、かつポンプケーシングカバーに設けら
れる吐出口および呼び水口とを備え、ポンプケーシング
に前記ポンプランナーを駆動するモータが収納されるほ
ぼ筒状のモータ収納室を設け、このモータ収納室と前記
ポンプランナー室の間に設けられ、かつモータのモータ
回転軸とポンプランナーのポンプランナー回転軸を連結
するカップリングおよびポンプランナー室の水がカップ
リングに流れるのを抑えるメカニカルシールとを収納す
る(カップリング・メカニカルシール)収納室を設け、
ポンプランナーにより吸引されて吐出される吸水がモー
タの冷却用として流れる冷却用通水路をモータ収納室の
外周に設け、モータ収納室,(カップリング・メカニカ
ルシール)収納室、冷却用通水路をポンプケーシングと
一体に形成したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】モータは冷却用通水路に流れる水により冷却さ
れるのでモータの温度上昇は抑えられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す一実施例に基づ
いて説明すると、図1において、1は洗濯機のトップカ
バー、2は洗濯機の運転を制御澄るコントローラであ
る。コントローラ2は、トップカバー1の前方に内蔵さ
れ、タイマー機能を備えたマイクロコンピュータ等で構
成されている。
【0012】3は洗濯機の運転内容を作業者が外部から
指示するメンブレンスイッチである。
【0013】4は蓋で、支点5を軸にして上方に開き洗
濯ものを槽内に投入する。
【0014】6は洗濯物投入口、7は洗濯兼脱水槽(以
下、洗濯槽と略称する)8と外槽9との間に洗濯物が落
下するのを防止するカバーで、外槽9の上部に設けられ
ている。
【0015】10は洗濯槽8の壁面に穿設された脱水孔
である。
【0016】11はバランスリングで、洗濯槽8の上端
に固着され、脱水運転時に洗濯槽8の振動を低減し、槽
8の回転を円滑に行う。
【0017】12は吊り棒で、外枠21の四隅部から下
方に延び、バネ13を介して外槽9を懸垂する。
【0018】14は撹拌翼で、洗濯槽8の底部中央に回
転可能に設置され、洗濯及び濯ぎ時には、短い周期で正
逆転する。
【0019】15は撹拌翼14及び洗濯槽8を駆動する
モータで、モータ15の動力をモータプーリ16,ベル
ト17,従動プーリ18,クラッチ・減速部19を介し
て、洗濯,濯ぎ時には撹拌翼14を、また脱水時には洗
濯槽8と撹拌翼14とを一緒に駆動する。
【0020】20は外枠21の下部に設けた脚部、22
は外槽9の底部に設けた排水孔で、排水孔22の下流側
には、コントローラ2からの指令で開閉する排水電磁弁
23と排水ホース24とを有する。
【0021】25はバックパネルで、後述の風呂水給水
ポンプ26,給水電磁弁31等がここに収納されてい
る。
【0022】26は抗菌剤入りの合成樹脂でケーシング
を成形した風呂水吸水ポンプで、トップカバー1のバッ
クパネル部に内蔵されている。
【0023】27は抗菌剤入りの風呂水吸水ホースで、
その接続端はOリング28を介して風呂水吸水ポンプ2
6の上面に設けた風呂水吸水口26aに着脱自在に装着
される。
【0024】図2は、バックパネル25を取り除いてそ
の内部構造を示す図であり、1aはトップカバー1に設
けた、水道水を洗濯槽内に供給する注水口と風呂水供給
の吸水口とを共用化した水道水注水口兼風呂水吸水口
で、この水道水注水口兼風呂水吸水口1aからはソフナ
ーも投入される。
【0025】26bはポンプの吐出管、29は蓋スイッ
チ、30は水道水蛇口に接続したホース、31は水道水
を洗濯槽8内に供給する給水電磁弁である。給水電磁弁
31の吐出口31aから吐出された水の一部は、図3に
示すように呼び水供給口33の壁に当たり、呼び水ホー
ス34を介してポンプ26の気水分離室に導かれるよう
になっている。
【0026】図4は、風呂水吸水ポンプ26の内部構造
を示すもので、26aは、ケーシングカバー41と一体
に形成された吸水口であり、ホース27がここに接続さ
れる。
【0027】ケーシングカバー41には、逆止弁46を
収納する吸込室41dと仕切り壁41cとが一体に形成
されている。
【0028】ケーシング40には、モータ43を保持す
る円筒部40mと後述のポンプランナー室とメカニカル
シール48及びカップリング45を収納する室と気水分
離室の一部と冷却用通水路40eとが一体に設けられて
いる。
【0029】更に、ケーシング40には、メカニカルシ
ールからの漏水を排出する水抜き穴40f,カップリン
グ45並びにモータ43の周辺に発生した蒸気を排出す
る蒸気抜き穴40g,40hが設けられている。
【0030】ケーシング40とケーシングカバー41の
間に吸い込み口を有する仕切り板44が挾み込れて固定
されている。
【0031】モータシャフト43aに絶縁材料からなる
カップリング45を介してランナーシャフト49が接続
される。カップリング45には、そのほぼ中央部に環状
の突起が形成されシール48から漏洩した水がシャフト
に沿ってモータ方向に移動するのをこの突起により防止
する。
【0032】47は、ケーシング40とケーシングカバ
ー41の接合面をシールするパッキングである。
【0033】図5は、ケーシングカバー41と仕切り板
44を取り外した状態の正面図であり、ケーシング40
と一体に形成された上ボリュート40a1 ,下ボリュー
ト40a2 によりランナー室が構成され、そこにランナ
ー42が設けられる。
【0034】40b1 及び40b2 はそれぞれ上ボリュ
ート及び下ボリュートの途中からランナーの方向に突出
した分離壁であり、ランナーの回転方向で分離壁40b
1 及び40b2 に近接した位置にボリュートの内外を連
通する戻り水穴40c1 及び40c2 が設けられる。
【0035】下ボリュート40a2 の上端は水平方向に
外側に向かって延長され気泡防止リブ40dを構成して
いる。
【0036】ランナー42の吸い込み口を取り囲んでラ
ンナーの平面部42bよりも突出した環状の突起42a
が形成され、図4において、突起42aと仕切り板44
との間隙mは、1〜3mmとし、平面部42bと仕切り板
44との間隙は0.6〜1.2mmに設定している。
【0037】ランナー42がP方向に回転すると、ラン
ナー42で加圧された水は、上ボリュート及び下ボリュ
ートに沿って排出室40iへ吐出され、吐出室の上部に
形成された気水分離室40kに至る。
【0038】気水分離室40kには、図6に見られるよ
うに吐出ホース26bが接続される吐出口41aと呼び
水ホース34が接続される呼び水口41bが連通してい
る。給水ホース27の先端を浴槽に挿入し、洗濯機の電
源スイッチを「入」にして、風呂水コーススタートボタ
ンを押すと、15秒間給水電磁弁31に通電され、水道
水が給水される。
【0039】電磁弁31の吐出口31aからでた水は、
呼び水供給口33の壁に当たり、呼び水ホース34を通
してケーシングカバー41の呼び水口41bから風呂水
給水ポンプ26の中に呼び水として供給される。15秒
経過すると給水電磁弁31の通電が停止し、風呂水給水
ポンプ26へ通電される。モータ43が回転すると、モ
ータシャフト43a,カップリング45,ランナーシャ
フト49を介して、ランナー42がP方向に回転する。
【0040】ランナー42の回転により吸込室41dは
負圧となり、逆止弁46を開いて吸水口26aに接続さ
れた吸水ホース27内の空気を吸い込み、空気と水の混
合したものを排出室40iへ送り出す。この時ランナー
42内に吸い込まれた空気は、分離壁40b1 及び40
2 ,戻り水穴40c1 及び40c2 ,気泡防止リブ4
0dの効果により、短時間で空気と水を分離する構造と
している。
【0041】自吸運転中ランナー42から吐出された水
には多量の空気を含んだ気水混合体となっているが、排
出室40iに至ると流速が比重の差によって空気は分離
室40kの上部に至り、水は排出室40iの下方に溜
る。ランナーの回転により分離壁40b1 及び40b2
の下流側の圧力が低下するので、排出室内の水が戻り水
穴40c1 及び40c2 を通ってボリュートの内側に流
れ込み、戻り水穴からボリュートの内側に流入した水
は、間隙m,nを通ってランナーの吸い込み側に至り空
気を一緒に巻き込んでランナーにより再び加圧されて排
出室に吐出される。
【0042】このような動作を繰り返すことにより、ホ
ース27内の空気をポンプの吐出側に移動させてホース
内が水で満たされると定常の給水運転に移行する。
【0043】上ボリュートから吐出された流体は、旋回
方向の成分を含み空気を排出室40iの下方に巻き込む恐
れがあるため一方のボリュートの上端を延長して気泡防
止リブ40dを構成し、空気の下方への巻き込みを少な
くしている。
【0044】また、自吸運転中気水分離した水の還流量
を多くする程自吸性能が良くなるが、定常運転時のポン
プ性能を低下させるので、両方の性能のバランスから間
隙m,nには、最適値が存在する。
【0045】本発明者等の実験結果によれば、間隙m
は、1〜3mm、間隙nは、0.6 〜1.2mm に設定する
と好ましい性能が得られた。
【0046】気水分離室40kに連通して、冷却用通水
路40eが設けられているため吸水された風呂水が冷却
用通水路40eを循環し、モータを冷却するとともに、
モータの騒音を吸収している。
【0047】吸込室41dと排出室40iを分離する仕
切り板44のリブ44aは、ケーシングカバー41の気
水分離室形成壁41cとはラビリンス構造で取り付けら
れている。
【0048】定常運転になると吸水された風呂水は、ラ
ンナー42を介して排出室40iに送られ、排出室40
iに送られた風呂水は、気水分離室40k,吐出ホース
26bを介して洗濯槽8内に供給される。
【0049】給水が完了すると、洗濯,濯ぎ動作が行わ
れるが、これは、従来の洗濯機と変わるところは無い。
【0050】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明は、ポンプ
ケーシングとポンプケーシングカバーを組み合わせてポ
ンプ本体ケースと、ポンプケーシングカバーの外側に形
成された吸水口と、この吸水口に連通し、かつポンプケ
ーシングカバーの内部に形成された吸込室と、この吸込
室に配置され、かつ吸込室から吸水口に流出する水を止
める逆止弁と、ポンプケーシングに設けられ、内側にポ
ンプランナーが配置されるポンプランナー室を、外側に
排出室を形成するボリュート部と、このボリュート部に
形成され、かつポンプランナー室と排出室を連通する吐
出口と、ポンプランナー室および排出室と前記吸込室を
仕切る仕切壁と、ポンプランナーの中央に設けられてい
るポンプランナー吸込口と対向するように前記仕切壁に
形成される連通口と、ポンプケーシングおよびポンプケ
ーシングカバーの上側内部に設けられる気水分離室と、
気水分離室に連通し、かつポンプケーシングカバーに設
けられる吐出口および呼び水口とを備え、ポンプケーシ
ングに前記ポンプランナーを駆動するモータが収納され
るほぼ筒状のモータ収納室を設け、このモータ収納室と
前記ポンプランナー室の間に設けられ、かつモータのモ
ータ回転軸とポンプランナーのポンプランナー回転軸を
連結するカップリングおよびポンプランナー室の水がカ
ップリングに流れるのを抑えるメカニカルシールとを収
納する(カップリング・メカニカルシール)収納室を設
け、ポンプランナーにより吸引されて吐出される吸水が
モータの冷却用として流れる冷却用通水路をモータ収納
室の外周に設け、モータ収納室,(カップリング・メカ
ニカルシール)収納室,冷却用通水路をポンプケーシン
グと一体に形成したことを特徴とする自吸式吸水ポンプ
にある。
【0051】この構成によれば、モータは吸い上げた水
により、冷却されるのでモータの温度上昇は抑えられる
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明洗濯機の一実施例を示す全体的内部構造
説明図である。
【図2】図1に符号25で示すバックパネルを取り除い
てその内部構造を示した平面図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】風呂水吸水ポンプ26の内部構造を示す断面図
である。
【図5】ケーシングカバー仕切り板を除去して内景を示
す図である。
【図6】図5のY−Y線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…トップカバー、8…洗濯槽(洗濯兼脱水槽)、25
…バックパネル、26…風呂水吸水ポンプ、40…ケー
シング、40a1 ,40a2 …上,下ボリュート、40
1 ,40b2 …分離壁、40c1,40c2…戻り水
穴、40e…冷却用通水路、40d…気泡防止リブ、4
0f…水抜き穴、40g…蒸気抜き穴、40k…気水分
離室、41…ケーシングカバー、42…ランナー、43
…モータ、44…仕切り板、45…カップリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿森 保 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内 (72)発明者 田中 信政 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプケーシングとポンプケーシングカバ
    ーを組み合わせてポンプ本体ケースと、ポンプケーシン
    グカバーの外側に形成された吸水口と、この吸水口に連
    通し、かつポンプケーシングカバーの内部に形成された
    吸込室と、この吸込室に配置され、かつ吸込室から吸水
    口に流出する水を止める逆止弁と、ポンプケーシングに
    設けられ、内側にポンプランナーが配置されるポンプラ
    ンナー室を、外側に排出室を形成するボリュート部と、
    このボリュート部に形成され、かつポンプランナー室と
    排出室を連通する吐出口と、ポンプランナー室および排
    出室と前記吸込室を仕切る仕切壁と、ポンプランナーの
    中央に設けられているポンプランナー吸込口と対向する
    ように前記仕切壁に形成される連通口と、ポンプケーシ
    ングおよびポンプケーシングカバーの上側内部に設けら
    れる気水分離室と、気水分離室に連通し、かつポンプケ
    ーシングカバーに設けられる吐出口および呼び水口とを
    備え、ポンプケーシングに前記ポンプランナーを駆動す
    るモータが収納されるほぼ筒状のモータ収納室を設け、
    このモータ収納室と前記ポンプランナー室の間に設けら
    れ、かつモータのモータ回転軸とポンプランナーのポン
    プランナー回転軸を連結するカップリングおよびポンプ
    ランナー室の水がカップリングに流れるのを抑えるメカ
    ニカルシールとを収納する(カップリング・メカニカル
    シール)収納室を設け、ポンプランナーにより吸引され
    て吐出される吸水がモータの冷却用として流れる冷却用
    通水路をモータ収納室の外周に設け、モータ収納室,
    (カップリング・メカニカルシール)収納室,冷却用通
    水路をポンプケーシングと一体に形成したことを特徴と
    する自吸式吸水ポンプ。
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