JPH08302488A - ドライエッチング装置及びドライエッチング方法 - Google Patents
ドライエッチング装置及びドライエッチング方法Info
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- JPH08302488A JPH08302488A JP13597495A JP13597495A JPH08302488A JP H08302488 A JPH08302488 A JP H08302488A JP 13597495 A JP13597495 A JP 13597495A JP 13597495 A JP13597495 A JP 13597495A JP H08302488 A JPH08302488 A JP H08302488A
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Abstract
択性が得られるエッチング条件を設定することを可能に
する。 【構成】 真空に排気できる反応容器内1に、水素ガス
を添加したフッ化炭素系のガスを導入し、このガスによ
ってプラズマを発生させてシリコンの酸化膜をエッチン
グする。プラズマ中で生成される一フッ化炭素ラジカル
と二フッ化炭素ラジカルとの数密度の比は、イオン化エ
ネルギー調整機構を備えた四重極質量分析計51からな
る測定手段5によって測定され、二フッ化炭素ラジカル
数密度に対する一フッ化炭素ラジカル数密度の比を最大
にした状態でエッチングを行う。
Description
グ技術に関し、特に酸化シリコンを選択エッチングする
ことが可能なプラズマエッチング技術に関する。
及び高選択性エッチングは、深サブミクロン超大規模集
積回路(ULSI)素子における多層金属薄膜中の厚い
SiO2中間層のエッチングのため、盛んに開発が行わ
れてきた。選択エッチングが可能となるメカニズムにつ
いて、下地Siに対するSiO2の選択エッチングを例
にとって説明する。エッチングに使用されるガスはCF
4等の反応性の高いガスであり、このガスでプラズマが
形成され、プラズマ中で生成されるラジカルやイオンが
SiO2 と反応することによってエッチングが行われ
る。この場合、実際にはCF4 による重合膜の堆積が、
エッチングに対する競合現象として同時に起こってい
る。
するので、この酸素がエッチング中に解離し重合膜と化
合して揮発性のCO,CO2 ,COF2 分子を形成す
る。従って、SiO2 層のエッチングの場合には上記重
合膜の堆積は生じない。しかし、エッチングがSi層に
達すると、Si層には酸素が存在しないので上記のよう
な重合膜堆積の抑制がされず、重合膜が堆積する。この
際、堆積した重合膜中のフッ素濃度を低下させ高カーボ
ン膜が堆積するようにしておけば、フッ素が重合膜中を
拡散してSiをエッチングしてしまうことが防止され、
SiO2 /Siの高選択性エッチングが達成される。
ようなシリコン酸化物の選択エッチングにおいて、高い
選択性を得るための最適条件を設定することは一般に困
難であった。たとえば、プラズマ形成のための高周波等
の投入エネルギーの密度、プラズマを形成するガスの流
量、プラズマ空間の雰囲気圧力などの一般的な条件を単
に設定しただけでは、シリコン酸化物の高選択エッチン
グを達成することは困難であった。特に最近では高アス
ペクト比のコンタクトホール等のパターンを選択エッチ
ングすることが必要になってきており、深い溝の底部に
おいてシリコン等の下地材料を削らずにシリコン酸化物
をエッチングする必要が生じている。
成されたものであり、シリコン酸化物の選択エッチング
のための最適条件を設定することを可能にし、特に高ア
スペクト比の溝の底部においても高い選択性が得られる
エッチング条件を設定することが可能なドライエッチン
グ装置を提供すること、及び、そのようなドライエッチ
ング装置を使用して選択性の高いシリコン酸化物のエッ
チングを行うドライエッチング方法を提供することを目
的とする。
め、本願の請求項1に記載のドライエッチング装置は、
真空に排気できる反応容器内に、フッ化炭素系のガスを
導入し、このガスによってプラズマを発生させてシリコ
ンの酸化膜をエッチングするドライエッチング装置にお
いて、プラズマ中で生成される一フッ化炭素ラジカルと
二フッ化炭素ラジカルとの数密度の比を測定する測定手
段を備えたという構成を有する。また同様に上記目的を
達成するため、本願の請求項2に記載のドライエッチン
グ装置は、上記請求項1の構成において、フッ化炭素系
のガスに水素ガスが添加されているという構成を有す
る。また同様に上記目的を達成するため、本願の請求項
3に記載のドライエッチング装置は、上記請求項1又は
2の構成において、測定手段は、イオン化エネルギー調
整機構を備えた四重極質量分析計であるという構成を有
する。また同様に上記目的を達成するため、本願の請求
項4に記載のドライエッチング方法は、上記請求項1、
2又は3のドライエッチング装置を使用したドライエッ
チング方法であって、二フッ化炭素ラジカル数密度に対
する一フッ化炭素ラジカル数密度の比を最大にした状態
でエッチングするという構成を有する。
おいては、フッ化炭素系のガスによってプラズマが形成
され、このプラズマによって生成されたラジカルによっ
てシリコン酸化物のエッチングが行われる。この際、プ
ラズマ中で発生する一フッ化炭素ラジカルと二フッ化炭
素ラジカルとの数密度の比が測定される。特に請求項2
のドライエッチング装置では、上記作用に加え、水素ラ
ジカルによってフッ素が捕集され、シリコン酸化物の選
択エッチングを助ける。また、請求項4のドライエッチ
ング方法では、二フッ化炭素ラジカル数密度に対する一
フッ化炭素ラジカル数密度の比を最大にした状態でエッ
チングが行われ、豊富な一フッ化炭素ラジカルによって
ポリマー被膜の堆積が促進され、シリコン酸化物の高い
選択性が確保される。
は、本願発明の実施例のドライエッチング装置の概略を
説明する側面図である。図1に示すドライエッチング装
置は、排気系11を備えた反応容器1と、反応容器1内
に配置されウエハが載置されるステージ2と、反応容器
1の上に配置された石英ガラス板3と、石英ガラス板3
を通して反応容器1内に導入する高周波電力を供給する
高周波導入系4と、反応容器1内にガスを導入する不図
示のガス導入系とから主に構成されている。
mmのステンレス製である。排気系11には、3000
リットル/秒の実効排気速度を持つターボ分子ポンプが
使用され、これによって反応容器1内が排気されるよう
になっている。この排気系11による到達圧力は、5×
10-7Torrである。図1に示すように、反応容器1
の上側は開口になっており、この開口を塞ぐようにして
石英ガラス板3が配置されている。石英ガラス板3は、
直径230mmで厚さ10mmのものである。
の水冷機構が付設されて水冷されるようになっている。
また、ステージ2には、100kHzの不図示のステー
ジ用高周波電源が接続されており、これによって自己バ
イアス電圧を発生させるようになっている。尚、ステー
ジ2と石英ガラス板3との距離は100mmに設定され
ている。
上に配置されたシングルループアンテナ41と、このシ
ングルループアンテナ41を接続した整合器42と、整
合器42を経由してシングルループアンテナ41に高周
波を供給する高周波電源43から構成されている。シン
グルループアンテナ41の直径は160mmである。高
周波電源43は、周波数13.56MHzで出力1.2
kWの高周波を供給するものである。不図示のガス導入
系は、エッチングガスとしてC4F8ガスのみ又はC4F8
ガスに30%の濃度の水素ガスを添加したガスを導入す
ることが可能に構成されている。
中で生成される一フッ化炭素ラジカルと二フッ化炭素ラ
ジカルとの数密度(以下、単に密度と称す)の比を測定
する測定手段5が設けられていることである。この測定
手段5としては、本実施例では、イオン化エネルギー調
整機構を備えた四重極質量分析計51が使用されてい
る。具体的に説明すると、図1に示すように、反応容器
1の側壁にはラジカルを取り出すための開口12が設け
られ、横に延びる短い管状のフランジ52がこの開口1
2の部分に設けられている。フランジ52の終端には、
オリフィス53が設けられている。
した一部拡大図に表されているように、反応容器1の外
方に向かって徐々に断面積が小さくなる形状のオリフィ
ス穴530を有する。そして、フランジ52の内側から
オリフィス穴530に先端を差し込むようにして細管5
4が設けられている。細管54とオリフィス穴530の
周面との間にはシリコンラバー等のシール材55が設け
られてシールされている。尚、オリフィス穴530の最
も断面積の小さい部分は直径0.5mmであり、細管5
4の内径は1.5mmである。また、反応容器1の側壁
からオリフィス53までの距離は、6cmである。
ッシュ561,562と、このメッシュ561,562
に所定の電位を与える直流電源571,572とが配置
されている。メッシュ561,571はステンレス等の
金属で構成された200μmの開口よりなるものであ
る。このメッシュ561,571は、ラジカルの取り出
し方向に沿って垂直に設けられおり、一方のメッシュ5
61にはイオンをはね返すための正の電位が、他方のメ
ッシュ562には電子をはね返すための負の電位が与え
られる。即ち、一方のメッシ561ュには、直流電源5
71によって+30の電位が、他方のメッシュ562に
は直流電源572によって−30Vの電位が与えられる
よう構成されている。このようなメッシュ561,56
2によって電荷を帯びたイオンや電子がはね返され、ラ
ジカルのみが四重極質量分析計51に入射するようにな
っている。
Mass Spectrometer)は、測定空間
の残留ガスを分析するために開発されたもので、対角上
に平行して配置した四本の電極柱の間にイオン化させた
所定の粒子のみを通過させるようにして測定するもので
ある。四本の電極柱の手前には、測定する粒子をイオン
化させるための電子銃等の電子ビーム源が配置されてい
る。QMSに入射した粒子は、電子ビームによってイオ
ン化した後、四重極によって囲まれた通路内に進入す
る。そして、所定のイオン化粒子のみが四重極の間を通
過できるようになっている。四重極を通過した位置に
は、二次電子倍増管等の検出素子が配置されており、通
過したイオン化粒子は検出素子によって検出されそのイ
オン化粒子の量が測定される。四重極の部分を通過でき
るイオン化粒子は、四重極に与えられる双曲線電界の大
きさに応じた所定のM/e(Mは質量,eは電荷量)を
有するもののみであり、双曲線電界の大きさを制御する
ことによって通過させるイオン化粒子を選択することが
できる。
は、イオン化エネルギー調整機構を備え、上記粒子をイ
オン化する際の電子のエネルギー(EE)を調整するこ
とができるようになっている。このようなイオン化エネ
ルギー調整機構は、電子銃に付設された加速電極によっ
て与えられる加速電界の大きさを調整する構成が好適に
採用される。このようなイオン化エネルギ−調整機構に
より、イオン化電子エネルギー(EE)は5eVまで変
更可能とされている。また、エネルギー変動は計算上±
1eV以内とされるよう構成されている。
は、日電アネルバ株式会社製四重極質量分析計(型式3
60)が採用され、上記一対のメッシュ561,562
の外方に配置されている。尚、このような四重極質量分
析計51の内部も、ターボ分子ポンプ等の専用のQMS
排気系511によって排気されるようになっている。こ
のQMS排気系511の到達圧力は、4×10-8Tor
rである。
グ装置は、ステージ2上にウエハを配置した後、排気系
11によって反応容器1内を排気し、不図示のガス導入
系によってガスを導入する。この状態で、高周波導入系
4を動作させて反応容器1内に高周波を供給すると、導
入されたガスが電離してプラズマが形成され、このプラ
ズマ中で生成されたラジカルによってステージ2上のウ
エハがエッチングされる。そして、上記のエッチングの
際、プラズマ中では一フッ化炭素ラジカルと二フッ化炭
素ラジカルとが生成され、二フッ化炭素ラジカルに対す
る一フッ化炭素ラジカルの密度比(以下、CF1 */CF
2 *と記す)が測定手段5によって測定される。
することの意義については、以下のような発明者らの実
験に基づくものである。最近発表された論文では、総ガ
ス流量を最適化することによりSiO2 /Siのエッチ
ング選択性を最大化できることが報告されている(Jpn.
J. Appl. Phys. Vol.33(1994)pp.2139-2144)。しか
し、この実験において、選択性を最大化させた総ガス流
量の条件下では、SiO2 層のエッチング中に重合膜が
堆積してしまい、SiO2 のエッチングが停止してしま
ったことが報告されている。
いて、プラズマ中のラジカルのバランスが影響している
のではないかと考えたのである。つまり、プラズマ中に
はフッ化炭素ガスから生成されるラジカルが数種類存在
するが、これらのラジカルが高カーボン重合膜堆積に対
して及ぼす影響は一様ではなく、特定のラジカルが高カ
ーボン重合膜堆積に主要な役割を果たすのではないかと
考えたのである。カーボン重合膜堆積に主要な役割を果
たすと想定されるのは、フッ素含有量の低いラジカル即
ち、CF1 ,CF2 ,CF3 等であると考えられる。そ
こで、上記ような装置を使用して、プラズマ中でCF
1 ,CF2 ,CF3 がどのようなバランスで生成されて
いるかを測定する実験を行った。
カルのイオンを四重極質量分析計51よりなる測定手段
5で測定した結果の図である。この図2中、横軸はC4
F8ガス中の水素ガス濃度、QMSの出力電流を示して
いる。尚、この図2の測定条件は、印加した高周波が1
3.56MHz1.2kW、全圧力10mTorr、総
ガス流量40sccmである。尚、「sccm」とは、
「standard cubic centi−met
er per minute」の略であり、0℃一気圧
における毎分の流量(cm3 /分)を意味している。図
2に示すように、CF1 ラジカルの出力電流はCF2 ラ
ジカルやCF3 ラジカルの出力電流に比べ1桁以上大き
い。しかし、各ラジカルはそれぞれイオン化断面積σが
異なるので、この図2の結果をもってプラズマ中のCF
1 ,CF2 ,CF3 のバランスであると決定する訳には
いかない。即ち、CF1 ,CF2 ,CF3 の密度を知る
必要がある。
ー(E)の関数であり、I(E)と表せる。また、上記
イオン化断面積σもイオン化エネルギー(E)の関数で
ありσ(E)となる。このI(E)およびσ(E)、そ
して、イオンの密度nの間には、以下のような関係があ
ることが知られている。 I(E)=α β σ(E)n 上式において、αとβは測定機器の構造からくる比例定
数である。このうち、αは、オリフィス54の排気コン
ダクタンスからくるものであり、M1/2 (M:ラジカル
の質量)に比例している。βは、QMSの質量依存性の
感度要因と適用された電気技術上の要因とに依るもので
ある。また、イオン化断面積σ(E)は、CF3 につい
てはWentzelによって報告されたσi=4.93x10
-18cm2の値が使用された(R.C.Wetzel, F.A.Baiocchi a
nd R.S.Freund: Abstr. 37th Gaseous Electronics Con
f., Boulder Co.,(1984))。しかしCF2 とCF1 のイ
オン化断面積についてはまだ知られていないため、これ
らの値は、既知の値である上記CF3 のイオン化断面積
σi の値とCe Maらによって報告されたCF4 のC
F3 への解離イオン化断面積σdiの値(σdi=8.84
×10-1/2cm2 (25eV),Ce Ma, M.R.Bruce and
R.A.Bonham:Phys. Rev. A44(1991)2921)から推定して
求めた。これは、E1',E2',E3'をそれぞれCF1 ,
CF2 ,CF3のイオン化臨界エネルギーとしたとき、
CF2 ラジカル(又はCF1 ラジカル)からCF2 +イオ
ン(又はCF1 +イオン)へのイオン化断面積は、同じ断
面積の大きさを持つイオン化臨界エネルギーE3'から臨
界エネルギーE2'(又はE1')へのシフトにより得られ
る値に殆ど等しいとの想定に基づくものである。
S出力から各ラジカルの密度を算出した。 [CF3]=5.24x1023・(Ion(13.0eV)-6.00x10-11)[cm-3] [CF2]=2.34x1023・(Ion(13.0eV)-6.80x10-12)[cm-3] [CF1]=3.01x1024・(Ion(13.0eV)-1.40x10-11)[cm-3] 尚、上記各式において、QMS出力Ionから、6.00x10
-11,6.80x10-12,1.40x10-11の値をそれぞれ引いてい
るのは、QMS内で照射される電子ビームにより発生す
るイオンによる誤差分を取り除くためである。即ち、Q
MSが検出する例えばCF3 イオンの電流値は、プラズ
マによって生成された目的とするCF3 ラジカルのイオ
ンによる電流の他、QMS内での電子ビームの照射によ
って親分子であるC4F8から直接イオン化されたCF3
イオンによる分も含まれる。従ってQMS出力をそのま
ま用いると、このようなプラズマ空間に実際には存在し
ないCF3 まで数に数えることになってしまうからであ
る。このようなQMS内で発生するCF3 イオンによる
電流値は、放電をオフにしてプラズマを解消した状態の
QMS出力に等しい。そのため、この放電をオフにした
状態でのQMS出力の値を、放電をオンにしてプラズマ
を形成した状態でのQMS出力(Ion) から引いているの
である。尚、イオン化エネルギーEEは13.0eVに
調整された。
計算によって算出した各ラジカルの密度をグラフ化した
ものである。まず、図3は、C4F8中の水素ガス濃度を
パラメーターとした各ラジカルの密度の変化を示した図
である。図3から分かる通り、CF1 ,CF2 ,CF3
の各ラジカルの総量は、水素濃度が増加するに従って即
ちC4F8をより希釈化するに従って減少している。しか
しながら、CF1 の減少の度合いは、CF2 のそれより
大きいように見える。CF1 ラジカルは、容器の内壁へ
の重合膜の堆積に部分的に使用されるようである。CF
3 ラジカル密度は小さい値に保たれ、めぼしい変化を示
していない。
た場合のCF1 ,CF2 ,CF3 の各ラジカルの密度の
変化を示した図である。図4から分かる通り、CF1 ラ
ジカル密度及びCF2 ラジカル密度ともに、全圧力の増
加即ちガス分子の総量の増加に伴って増加している。こ
の図4で注目されるべきは、CF1 /CF2 のラジカル
密度比が10mTorr付近において最大値を示してい
ることである。また図5は、高周波電力をパラメーター
とした場合のCF1 ,CF2 ,CF3の各ラジカルの密
度の変化を示した図である。図5から分かるように、高
周波電力を増大させると、C4F8のみあるいは30%の
水素を添加したいずれの場合もCF2 ラジカルが減少す
るのと対照的に、CF1 は険しく上昇する。このCF1
の上昇は、CF2 の解離から生じたものと考えられる。
なお、図4及び図5におけるCF3 ラジカル密度は低
く、同様に変化していない。
ーメーターとした場合のCF1 ,CF2 ,CF3 の各ラ
ジカルの密度の変化を示す図である。この図6の実験
は、コンタクトホールのような深い溝のエッチングをシ
ミュレーションするためになされたものであり、特にそ
のようなエッチングにおける水素添加の効果を確かめる
ためになされたものである。具体的には、コンタクトホ
ール等のアスペクト比の変更に相当するものとして、1
0mmから30mmの長さの異なる細管54を使用し、
これらをロードロックシステムを経由して取り替えて実
験は行われた。
スペクト比を増加させると、CF2ラジカル密度は殆ど
急落を見せていない。これに対し、CF1 ラジカル密度
は急激に低下した。これは、CF2 ラジカルの活性は低
くて重合膜の堆積に貢献しないこと、及び、CF1 ラジ
カルが重合膜堆積の主要な前駆体であることを意味して
いる。しかしながら、30%の水素を添加した場合、ア
スペクト比の増加に対するCF1 ラジカルの減少の度合
いは、C4F8のみの場合に比べ緩やかである。同時にC
F2 ラジカル密度は変化していない。この結果から、細
管54の内面(コンタクトホールの内壁面に相当)への
CF1 の付着確率は、水素の存在下減少するようであ
る。
ズムをさらに詳しく調べるため、シリコン基板をプラズ
マ中に晒す実験を行った。基板には、−20eVの浮遊
電位又は−300Vの自己バイアス電圧(Vdc)が与え
られた。この自己バイアス電圧は、いわゆるイオン衝撃
法の効果を確認するためのものである。これは、自己バ
イアス電圧によってプラズマ中の正イオンが基板に衝突
し、この衝突のエネルギーによって膜堆積が促進される
効果のことである。自己バイアス電圧は、前述したステ
ージ用高周波電源が与える高周波電力とプラズマとの相
互作用によって与えれる。一方、導入するガスはC4F8
のみ又はC4F8+30%H2 とした。
る。図7は、上記のように形成されたプラズマに3分間
晒されたシリコン基板の表面をX線電子分光法(XP
S)により測定した結果を示すものである。図7に示す
ように、C4F8のみのプラズマでは、C−Cのピークの
隣りにCF1 、CF2 及びCF3 のピークが観察され、
これらのフッ化炭素による重合膜が形成されていること
が分かる。またC4F8の場合には、浮遊電位(−20e
V)と自己バイアス電圧(−300V)との間でピーク
の状態は大きな変化を示していない。一方、C4F8+3
0%H2 のプラズマによると、C−Cの高いピークが観
察され、高カーボン重合膜が形成されていることが分か
る。特に、自己バイアス電圧を印加した場合だけでなく
浮遊電位に保持しただけの場合でさえ高カーボン重合膜
が形成されることが示されている。これらの結果は、高
カーボン重合膜の形成には、イオン衝撃は特に影響を及
ぼさず、ガス組成が重要な要因であることを示してい
る。
コンタクトホールのような深い溝の底面のシリコン表面
においても堆積するかどうかを確かめるたために行われ
た実験について説明する。表面に堆積した膜の分析は、
図7の実験例と同様にXPSによって行われた。但し、
底部表面は非破壊的に検出することが困難であるので、
ある模擬実験が行われた。
けた板状の部材(以下、細孔プレート)をシリコン基板
の上に配置し、次にこの細孔プレートでマスクされたシ
リコン基板の表面をプラズマに晒してエッチングし、最
後にプレートを取り除いてシリコン基板の表面をXPS
で測定するようにした。用いられた細孔プレートとして
は、市販のHAMAMATSU:J5022−11が使
用された。図7の実験と同様に、基板上の細孔プレート
には、ステージ用高周波電源によって自己バイアス電圧
Vdcが与えられた。ただ、ICPのような高密度プラズ
マ中では、短いデバイ長による高いシース容量のため、
Vdcを印加するのは困難である。100kHzの高周波
が結合された陰極板に高いVdcを印加するため、サンプ
ルエリアを除いて厚い重合膜で被うことにより、陰極の
エリアを減少させ、これによって−300VのVdcを細
孔プレートに印加された。
のが、図8である。図8中、横軸は重合体の束縛エネル
ギー、縦軸はXPSの光電流強度である。図8中、下側
の(a)がC4F8のみのガスの場合、(b)がC4F8+
30%H2 のガスの場合の結果をそれぞれ示す。図8か
ら分かる通り、30%水素添加の場合、フッ素の混入の
僅かなで高カーボン重合膜がシリコン表面を厚く被っ
た。C4F8のみの場合、シリコン表面の重合膜からはC
Fx(x=1-3)のピークが観察され、高い濃度でフッ素混入
があったことを示している。
ートをマスクにしてエッチングを試みたシリコン基板の
表面の状態を、走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した
結果を示す図である。このうち、(a)がC4F8のみの
ガスを使用した場合、(b)がC4F8+30%H2 のガ
スを使用した場合の結果をそれぞれ示している。図9
(a)(b)にはそれぞれシリコン表面への重合膜の堆
積が示されているが、(a)の場合、重合膜を除去する
と、シリコン表面がエッチングされて削られていること
が確認された。一方、(b)の場合、重合膜を除去する
と平坦なシリコン表面が現れ、重合膜中の材料によるエ
ッチングは行われていないことが確認された。(a)の
場合のシリコンのエッチングは、シリコン表面に堆積し
た重合膜が多量のフッ素を含んでいるために生じたもの
である。また、C4F8+30%H2 の条件における高カ
ーボン薄膜の生成は、水素ラジカルが深いホールを通り
抜けて底部表面にまで達することを示している。
に対する総ガス流量の条件の影響度を調べるための実験
について説明する。図10は、総ガス流量をパラメータ
ーとしてエッチング条件を調べた結果の図である。図1
0中(a)は、総ガス流量をパラメーターとした場合の
SiO2 ,Siエッチング速度と選択性の変化を、
(b)は同じく総ガス流量をパラメーターとした場合の
CF1 ,CF2 ,CF3 の各ラジカル密度の変化を、
(c)は同じく総ガス流量をパラメーターとした場合の
C−C/FのXPS光電流強度比を、それぞれ示してい
る。尚、これらの実験は前述した細孔プレートを使用し
た方法と同様な方法で行われた。
減少した場合のシリコンのエッチング速度の増加は、高
密度プラズマ中へのHFの滞留時間が増加してHFの再
解離が促進されたためと理解される。また、SiO2 の
エッチング速度は40sccmの総ガス流量において最
大値を持っており、これ以上総ガス流量を増加させると
逆にエッチング速度は減少する。これは、あまりにガス
の量が多くなるため、SiO2 表面上においても厚い重
合膜の堆積が避けられなくなったためと考えられる。ま
た、図10(b)において、CF1 とCF2 の双方のラ
ジカル密度とも、総ガス流量を増加させると増加したけ
れども、CF1 /CF2 のラジカル密度比は点線で描か
れたように40sccm付近で最大値を持った。また、
図10(c)において、C−C/FのXPS光電流強度
比は、大体40sccmの総ガス流量の条件で最大値を
示している。これは、この流量条件において最もカーボ
ン含有率の高い即ちフッ素含有率の少ない重合膜が得ら
れることを示している。
から特筆すべきことは、(b)においてCF1 /CF2
のラジカル密度比を得た総ガス流量値(40sccm付
近)と殆ど同じ総ガス流量値において(c)のC−C/
FのXPS光電流強度比も最大値を示していることであ
る。さらに、この総ガス流量値付近において(a)中の
SiO2 のエッチング速度も最大値を得ている。これら
の事実は、CF1 /CF2 のラジカル密度比が最も高く
なる流量でガスを流すようにしておけば、シリコン表面
に堆積する重合膜の炭素含有率が最も高くなり、SiO
2 のエッチング速度も最も速くできることを意味してい
る。
択性のデータからは、70sccm付近で選択性が最大
値を取っているので、この流量条件の方が有利なように
思える。しかし、わずかに流量が増えた80sccm付
近においてSiO2 のエッチング速度がゼロ(エッチン
グ停止)になってしまっており、この条件は非常に危険
である。これに対し、上述した総ガス流量40sccm
程度の条件では、最も高いSiO2 のエッチング速度が
得られるとともにSiO2 /Si選択性も20程度と充
分な値が得られる。
「CF1 /CF2 のラジカル密度比」に着目してシリコ
ン酸化物の選択エッチングを行うのは、以上のような実
験結果の評価に基づくものである。つまり、上述したよ
うに、「CF1 /CF2 のラジカル密度比」を測定し
て、これが最大値を取る条件でエッチングを行うように
することで、シリコン酸化物のエッチング速度を損なう
ことなく充分な選択性が可能になるのである。さらに、
請求項4の発明のように「CF1 /CF2 のラジカル密
度比」を最大にした状態でエッチングするようにすれ
ば、前述した通り充分な選択性を保持しつつ高いエッチ
ング速度でSiO2 のエッチングを行うことが可能とな
る。
ら3の発明によれば、プラズマ中で生成される一フッ化
炭素ラジカルと二フッ化炭素ラジカルとの密度の比を測
定する測定手段を備えているので、この一フッ化炭素ラ
ジカルと二フッ化炭素ラジカルとの密度の比が最適化さ
れる条件で装置を動作させて最適な選択エッチングを達
成することが出来る。また、請求項2の発明によれば、
上記請求項1から3の効果に加え、添加された水素の効
果によってさらに選択性が向上するという効果が得られ
る。また、請求項4の発明によれば、上記請求項1,2
又は3の効果を得てエッチングを行うことにより、下地
材料に対する選択性が極めて高いエッチングが達成され
る。
略を説明する側面図である。
を四重極質量分析計よりなる測定手段で測定した結果の
図である。
各ラジカルの密度の変化を示した図である。
F2 ,CF3 の各ラジカルの密度の変化を示した図であ
る。
1 ,CF2 ,CF3 の各ラジカルの密度の変化を示した
図である。
合のCF1 ,CF2 ,CF3 の各ラジカルの密度の変化
を示す図である。
をX線電子分光法(XPS)により測定した結果を示す
ものである。
った実験の結果を示した図である。
てエッチングを試みたシリコン基板の表面の状態を、走
査型電子顕微鏡(SEM)で観察した結果を示す図であ
る。
件を調べた結果の図である。
及び高選択性エッチングは、深サブミクロン超大規模集
積回路(ULSI)素子における多層金属薄膜中の厚い
SiO 2 中間層のエッチングのため、盛んに開発が行わ
れてきた。選択エッチングが可能となるメカニズムにつ
いて、下地Siに対するSiO2の選択エッチングを例
にとって説明する。エッチングに使用されるガスはCF
4等の反応性の高いガスであり、このガスでプラズマが
形成され、プラズマ中で生成されるラジカルやイオンが
SiO2と反応することによってエッチングが行われ
る。この場合、実際にはCF4による重合膜の堆積が、
エッチングに対する競合現象として同時に起こってい
る。
ッシュ561,562と、このメッシュ561,562
に所定の電位を与える直流電源571,572とが配置
されている。メッシュ561,571はステンレス等の
金属で構成された200μmの開口よりなるものであ
る。このメッシュ561,571は、ラジカルの取り出
し方向に沿って垂直に設けられおり、一方のメッシュ5
61にはイオンをはね返すための正の電位が、他方のメ
ッシュ562には電子をはね返すための負の電位が与え
られる。即ち、一方のメッシュ561には、直流電源5
71によって+30の電位が、他方のメッシュ562に
は直流電源572によって−30Vの電位が与えられる
よう構成されている。このようなメッシュ561,56
2によって電荷を帯びたイオンや電子がはね返され、ラ
ジカルのみが四重極質量分析計51に入射するようにな
っている。
いて、ブラズマ中のラジカルのバランスが影響している
のではないかと考えたのである。つまり、プラズマ中に
はフッ化炭素ガスから生成されるラジカルが数種類存在
するが、これらのラジカルが高カーボン重合膜堆積に対
して及ぼす影響は一様ではなく、特定のラジカルが高カ
ーボン重合膜堆積に主要な役割を果たすのではないかと
考えたのである。カーボン重合膜堆積に主要な役割を果
たすと想定されるのは、フッ素含有量の低いラジカル即
ち、CF1,CF2,CF 3 等であると考えられる。そ
こで、上記ような装置を使用して、プラズマ中でCF
1,CF2,CF3がどのようなバランスで生成されて
いるかを測定する実験を行った。
カルのイオンを四重極質量分析計51よりなる測定手段
5で測定した結果の図である。この図2中、横軸はC4
F8ガス中の水素ガス濃度、縦軸はQMSの出力電流を
示している。尚、この図2の測定条件は、印加した高周
波が13.56MHz1.2kW、全圧力10mTor
r、総ガス流量40sccmである。尚、「sccm」
とは、「standard cubic centi−
meter per minute」の略であり、0℃
一気圧における毎分の流量(cm3/分)を意味してい
る。図2に示すように、CF1ラジカルの出力電流はC
F2ラジカルやCF3ラジカルの出力電流に比べ1桁以
上大きい。しかし、各ラジカルはそれぞれイオン化断面
積σが異なるので、この図2の結果をもってプラズマ中
のCF1,CF2,CF3のバランスであると決定する
訳にはいかない。即ち、CF1,CF2,CF3の密度
を知る必要がある。
アスペクト比を増加させると、CF2ラジカル密度は殆
ど急落を見せていない。これに対し、CF1ラジカル密
度は急激に低下した。これは、CF2ラジカルの活性は
低くて重合膜の堆積に貢献しないこと、及び、CF1ラ
ジカルが重合膜堆積の主要な前駆体であることを意味し
ている。しかしながら、30%の水素を添加した場合、
アスペクト比の増加に対するCF1ラジカルの減少の度
合いは、C4F8のみの場合に比べ緩やかである。同時
にCF 2 ラジカル密度は変化していない。この結果か
ら、細管54の内面(コンタクトホールの内壁面に相
当)へのCF1の付着確率は、水素の存在下減少するよ
うである。
Claims (4)
- 【請求項1】 真空に排気できる反応容器内に、フッ化
炭素系のガスを導入し、このガスによってプラズマを発
生させてシリコンの酸化膜をエッチングするドライエッ
チング装置において、プラズマ中で生成される一フッ化
炭素ラジカルと二フッ化炭素ラジカルとの数密度の比を
測定する測定手段を備えたことを特徴とするドライエッ
チング装置。 - 【請求項2】 前記フッ化炭素系のガスに水素ガスが添
加されていることを特徴とする請求項1記載のドライエ
ッチング装置。 - 【請求項3】 前記測定手段は、イオン化エネルギー調
整機構を備えた四重極質量分析計であることを特徴とす
る請求項1又は2記載のドライエッチング装置。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のドライエッチ
ング装置を使用したドライエッチング方法であって、二
フッ化炭素ラジカル数密度に対する一フッ化炭素ラジカ
ル数密度の比を最大にした状態でエッチングすることを
特徴とするドライエッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13597495A JP3400609B2 (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | ドライエッチング装置及びドライエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13597495A JP3400609B2 (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | ドライエッチング装置及びドライエッチング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08302488A true JPH08302488A (ja) | 1996-11-19 |
JP3400609B2 JP3400609B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=15164230
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Country | Link |
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JP (1) | JP3400609B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010056270A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Hitachi High-Technologies Corp | パーティクルモニタを備えた基板処理装置及びそれを用いた基板処理方法 |
-
1995
- 1995-05-08 JP JP13597495A patent/JP3400609B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010056270A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Hitachi High-Technologies Corp | パーティクルモニタを備えた基板処理装置及びそれを用いた基板処理方法 |
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