JP3222615B2 - 表面処理装置 - Google Patents
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Description
特にプラズマを利用した表面処理装置に関する。
部分には、多数のトランジスタや抵抗等の基本素子を所
望の電気回路機能が得られるようにむすびつけ、これを
1チップ上に集積形成した大規模集積回路(LSI)が
多用されている。このため、機器全体の性能は、LSI
単体の性能と大きく結びついている。
こと、つまり、素子の微細化により実現できる。このた
め、パターン寸法の高精度化の要求が高まっており、例
えば、エッチングの分野では、ウエットエッチングに比
べて加工精度の高いドライエッチングの重要性が高まっ
ている。
ビームによって反応性ガスを励起し、プラズマを発生さ
せるタイプのもの(電子ビーム励起プラズマエッチング
装置)がある。この種の電子ビーム励起プラズマエッチ
ング装置では、図25に示すように、電子ビーム生成部
81で、例えば、グロー放電によりプラズマを発生さ
せ、このプラズマ中から電子を引き出し・加速して電子
ビーム82を生成し、この電子ビーム82によって反応
容器83内の反応性ガスを励起し、プラズマを発生し、
このプラズマにより支持台84に載置された被処理基体
85のエッチングを行なう。
マエッチング装置では、図25に示すように、被処理基
体85が電子ビーム82に対して垂直に載置されている
ので、被処理基体85は電子ビーム82を直接受け、被
処理基体85が発熱してしまう。発熱を防止するには、
被処理基体85の温度を制御すれば良いが、被処理基体
85の温度制御は困難なものであった。
26に示すように、被処理基体85が電子ビーム82に
対して平行に載置されるタイプの電子ビーム励起プラズ
マエッチング装置が提案されている。このような電子ビ
ーム励起プラズマエッチング装置であれば、被処理基体
85の発熱を防止できるが、均一なエッチングが困難に
なるという問題があった。これは電子と反応性ガスとの
衝突等により、電子密度分布が電子ビームの進行方向に
沿って減少し、プラズマ密度分布が不均一になるからで
ある。
マCVD法のようにプラズマを利用する成膜方法にあっ
ては、エネルギーが低く、低圧力のプラズマを生成する
必要がある。エネルギーを低くするのは、結晶のダメー
ジを小さくするためであり、圧力を低くするのは、イオ
ンの方向性を整えるためである。イオンの方向性が悪い
と、パターン寸法に対してエッチング速度が異なり、マ
イクロローディング効果による悪影響が大きくなる。
ネトロンプラズマやECRプラズマ等のプラズマ源が用
いられている。しかし、この種のプラズマ源の場合、被
処理基体に入射するイオンのエネルギーを制御すること
が困難であった。制御性良く、高真空中で低エネルギー
イオンを生成する方法として、電子ビーム励起プラズマ
法(真空;浦本上進 20巻(5)p.170)があ
る。これは上述した電子ビーム励起プラズマエッチング
装置の場合のように、反応容器内の反応性ガスに低速電
子を入射させ、気相ガス粒子をイオン化するというもの
である。
圧プラズマ源を利用する表面処理装置にあっては、生成
されたイオンが表面処理装置の反応容器の内壁をスパッ
タし、被処理基体の表面が汚染されるという問題があっ
た。例えば、ステンレス製の反応容器を用いると、被処
理基体の表面にFe、Ni、Cr等の汚染物が極めて多
く付着する。また、被処理基体上にイオンや電子等を独
立して入射するのが困難であるという問題もあった。
膜の形成方法としては、スパッタ法、蒸着法、プラズマ
CVD法、熱CVD法などがあり、薄膜の材料や用途に
応じて、上述の方法のうちいずれかが選択される。例え
ば、ゲート絶縁膜として用いられる酸化膜は、800℃
以上の高温雰囲気下でのシリコン基板の熱酸化により形
成される。このような成膜方法を用いるのは、ゲート絶
縁膜は素子特性に直接影響を及ぼすので、良質な膜であ
る必要があり、その成膜過程で下地にダメージを与える
ことを避けるためである。
カバレッジ、低温成膜などの点も考慮される。特に、半
導体素子の集積度が進むと、表面に微細な凹凸がある金
属膜、絶縁膜を形成しなければならず、ステップカバレ
ッジを考慮する必要がある。例えば、図27(a)に示
すように、表面に高アスペクト比(1以上)の溝が形成
された被処理基体91の表面に、スパッタ法、蒸着法ま
たはプラズマCVD法などの方法により成膜を行なう
と、図27(b)に示すように、薄膜92は、溝の開口
部上部で厚いものとなる。このため、溝を薄膜92で埋
め込もうとしても、薄膜92の膜厚がある一定以上にな
ると、開口部上部が薄膜92でふさがれ、溝の中に空間
(ボイド)が形成されてしまう。これは気相からの堆積
粒子が気相を見込む立体角の大きな入口部に多く付着し
膜が形成されるためである。
反応律速であるような系では、図27(c)に示すよう
に、薄膜92aの膜厚は溝部でも均一なる。しかし、溝
を薄膜92aで埋め込もうとすると、溝の中心に向かっ
て左右から成長してくる薄膜がぶつかり不連続な境界が
できるため、この場合も完全には溝を埋め込むことがで
きない。
D法がある。この方法は、例えば、図28(a)に示す
ように、まず、シリコン基板91上にSiO2 膜93を
形成し、このSiO2 膜93の所望の領域をエッチング
して溝を形成する。次いで図28(b)に示すように、
例えば、WF6 /H2 を用いて、シリコン基板91上に
選択的にWを堆積し、W膜94により溝を埋め込む。し
かし、この方法の場合、形成できる膜はW膜,Al等な
どの金属に限定され、また、成膜条件も難しく、更に、
完全に選択性をもたせることも極めて難しいという問題
がある。
持たせることができる成膜方法として、プラズマCVD
法において、平行平板型装置を用い、比較的低いガス圧
力で放電を生成したり、イオンの運動エネルギーを大き
くしたりして、入射堆積粒子の方向性をそろえて成膜を
行なう方法がある。この方法では、図28(c)に示す
ように、ステップカバレッジが溝の側壁部よりも平坦部
(底部や上面部)で膜厚が厚くなるという方向性のある
成膜が行なわれる。しかし、方向性があるといっても完
全ではなく、また、イオン照射の少ない側壁部で膜質が
悪くなるという問題がある。
子ビーム励起プラズマエッチング装置では、プラズマ密
度分布が電子ビームの進行方向に沿って減少するものと
なるため、被処理基体をを均一にエッチングするのが困
難であるという問題があった。
処理装置では、プラズマ中のイオンにより反応容器の内
壁がスパッタされ、被処理基体の表面が汚染されるとい
う問題があった。
ので、その第1の目的は、プラズマ中のイオンによって
反応容器の内壁がスパッタされることによる被処理基体
の表面の汚染を防止し得るプラズマを利用した表面処理
装置を提供することにある。
を均一に表面処理できるプラズマを利用した表面処理装
置を提供することにある。
めに、本発明の表面処理装置(請求項1)は、プラズマ
源ガスが導入される表面処理室と、この表面処理室の電
位を制御する手段と、前記表面処理室内に設けられ、被
処理基体を載置する支持台と、この支持台の電位を制御
する手段と、電子を生成する電子生成手段と、前記電子
を加速し、この加速された電子を前記表面処理室内に導
き、前記プラズマ源ガスをプラズマ化する手段とを備え
たことを特徴とする。
2)は、プラズマ源ガスが導入される表面処理室と、電
子を生成する電子生成手段と、前記電子を加速し、この
加速された電子を前記表面処理室内に導き、前記プラズ
マ源ガスをプラズマ化する手段と、前記表面処理室内に
設けられ、この表面処理室に導入する電子の進行方向に
沿って支持面が形成された支持台と、この支持台の電位
を制御する手段と、前記電子生成手段側の前記支持面
に、被処理基体を偏在させて固定する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
表面処理室の電位を制御する手段と、支持台の電位を制
御する手段とにより、表面処理室の電位および支持台の
電位を各々独立に制御できる。このため、例えば、プラ
ズマ中のイオンが主として正イオンの場合、表面処理室
の電位を正、支持台の電位を負に制御すれば、表面処理
室と正イオンとは反発するので、正イオンによる表面処
理室の内壁のスパッタを防止できる。したがって、イオ
ンによる表面処理室の内壁のスパッタに起因する被処理
基体の汚染を防止できる。
ームの下流方向に支持台を拡張すると、拡張しない場合
に比べて、被処理基体上のプラズマ分布密度の均一性が
高くなることが分かった。したがって、本発明の表面処
理装置(請求項2)によれば、表面処理室の導入する電
子の進行方向と反対側の支持台の端部に、被処理基体が
位置しているので、支持台の中央部に被処理基体が位置
する場合に比べて、被処理基体上のプラズマ分布密度の
均一性が改善され、被処理基体を均一に表面処理できる
ようになる。
る。
処理装置の概略構成を示す模式図である。この表面処理
装置は、大きく分けて、放電を起こし、プラズマを生成
するための第1の真空容器6と、この第1の真空容器6
で生成されたプラズマから電子を引き出して加速するた
めの第2の真空容器5と、この第2の真空容器5で加速
された電子の照射により反応性ガスを活性化し、プラズ
マを生成し、被処理基体2の表面を処理するための反応
容器1(表面処理室)とで構成されている。
り、この反応容器1は第2の直流電圧源26(表面処理
室の電位を制御する手段)に接続され、正電圧が印加さ
れるようになっている。反応容器1の下部には真空排気
系に接続された排気口4が設けられ、一方、反応容器1
の上部には反応性ガス19を導入するためのガス導入口
20が設けられている。
めの支持台3が設けられている。この支持台3は被処理
基体2の加熱および冷却を行なうための温度調整機構が
設けられている。また、支持台3は第1の直流電圧源2
5(支持台の電位を制御する手段)に接続された取り付
け部材3aと一体的に形成され、この取り付け部材3a
は反応容器1の後壁部に装入されるとともに、絶縁部材
9により反応容器1と電気的に分離されている。すなわ
ち、支持台3は反応容器1とは独立に電位を制御できる
ようになっている。
接続されているとともに、反応容器1と第2の真空容器
5とは絶縁部材9により電気的に分離されている。この
第2の真空容器5の下部には真空排気系に接続された排
気口7が設けられている。
の真空容器6に接続されているとともに、第2の真空容
器5と第1の真空容器6とは絶縁部材9により電気的に
分離されている。この第1の真空容器6にも真空排気系
に接続された排気口8が設けられている。
間には、絶縁部材9により反応容器1と第2の真空容器
5と電気的に分離され、中央部に電子ビームが通過する
穴が開いている円筒状の電極10が設けられている。こ
の穴により反応容器1と第2の真空容器5とは真空的に
連結されている。なお、この穴はコンダクタンスが小さ
く、差圧が生じるように形成されている。また、電極1
0は第3の直流電圧源27に接続され、正電圧が印加さ
れるようになっている。更に、この電極10内には、電
子を収束させるための磁場B2 を電子ビームが通過する
領域に発生させるためのコイル15が、電極10と絶縁
されて設置されている。
器6との間にも、絶縁部材9により第2の真空容器5と
第1の真空容器5と電気的に分離され、中央部に穴が開
いた円筒状の電極11が設けられている。この電極11
内には、電子を収束させるための磁場B1 を電子ビーム
が通過する領域に発生させるためのコイル16が、電極
11と絶縁されて設置されている。なお、電極11はア
ースされている。
第1の真空容器6と電気的に分離され、Arガス等の放
電用ガス14を導入するためのガス導入口13を中央部
分に備えた円筒状の電極12が設けられている。この電
極12は第4の直流電圧源28に接続され、負電圧が印
加されるようになっている。
子が広がらないように、反応容器1の内部に磁場B3 を
発生させるためのコイルを示している。また、電極1
0、11の電子ビームが通過する穴に面した部分18に
は特別の材料を用いられるようになっており、形成しよ
うとする薄膜によってその材料を選定できる。また、図
中、21は熱電子放出材料を示している。
を用いた薄膜の形成方法につてい説明する。
r等の不活性ガスをガス導入口13から第1の真空容器
6の中に導入する。次いで第1の真空容器6内の圧力を
数Torr乃至10-2Torr程度の圧力にまで減圧す
るとともに、第4の直流電圧源28により電極11と電
極12と間に直流電圧を印加して、直流放電を生起させ
る。
流を得るには、図1に示すように、電極12に熱電子放
出材料21を付加することが好ましい。熱電子放出材料
21としては、例えば、LaB6 のような材料を用い
る。La B6 等で形成された熱電子放出材料21は、電
極12に放電電流が流れることにより発生する熱によっ
て加熱され、熱電子を放出する。このような熱電子放出
材料21を用いれば、代表的な直流放電(第4の直流電
圧源28の電圧値が約50V)の場合で、放電電流が6
〜7A程度の直流放電が得られる。
されている状態で、第2の真空容器5を真空排気し、第
2の真空容器5の内部の圧力を10-4Torr台に保持
するとともに、第3の直流電圧源27により電極10と
電極11との間に直流電圧を印加して、電界を発生させ
ることにより、第1の真空容器6内に形成された直流放
電から電子を第1の真空容器5内に引き出す。
り、第3の直流電圧源27、若しくは第3の直流電圧源
27および第4の直流電圧源28の電圧値で決まる加速
エネルギーを持って反応容器1内へ導入される。このと
き、電極10内に設置されたコイル15および電極11
内に設置されたコイル16により電子は効率良く引き出
される。
器1内に導入された反応性ガス19を励起し、この結
果、反応容器1内には高密度の電離状態が形成される。
この場合、ガスの電離(イオン化)の効率は反応容器1
内に導入される電子(入射電子)の運動エネルギーの大
きさによって決まる。
エネルギー)と気相中での正イオンの生成効率との関係
を示す特性図である。この図2から正イオンの生成効率
は、電子エネルギーが150eV程度の場合に最大とな
り、それ越えると急速に生成効率が悪くなることが分か
る。したがって、効率良くイオン化を行なうためには、
電子ビーム中の電子の運動エネルギーの分布も考えて、
電子エネルギーは300eV程度以下に抑える必要があ
る。
圧源26により正電圧が反応容器1に印加されているた
め、反応容器1と反発する。このため、正イオンによる
反応容器1の内壁のスパッタに起因する被処理基体2の
汚染を防止できる。
を用いたアモルファスシリコン膜の形成方法について、
図3の工程断面図を用いて説明する。
が約1μmの溝が形成されたシリコン基板31を用意
し、このシリコン基板31を被処理基体として支持台3
に載置する。反応容器1の電位は電極10のそれと同じ
になるように制御され、支持台3には第1の直流電圧源
25により−50Vの電圧が印加されている。
物ガス、例えば、SiH4 ガスを反応容器1内に導入す
るとともに、100〜150eV程度の電子エネルギー
の電子ビームを反応容器1に導入することにより、シリ
コン基板31上にアモルファスシリコン膜を形成する。
成膜速度は第1の直流電圧源25により制御できる。す
なわち、正方向に電圧が高いほど成膜速度は低下し、1
00V以上で成膜速度はほとんど0となる。
して成膜を行なうと、図3(b)に示すように、アモル
ファスシリコン膜32は、アモルファスシリコンの異方
的な堆積により形成されるが、方向性は完全ではない。
して成膜を行なうと、図3(c)に示すように、アモル
ファスシリコン膜32aは、アモルファスシリコンの完
全な方向性の堆積により形成される。このような堆積形
状のアモルファスシリコン膜32aは、ガス圧力が1×
10-3Torr以下の場合に実現できることを確認し
た。
を形成するには、反応性ガス19として、シリコン化合
物および酸素を含むガス、例えば、SiH4 ガスとO2
ガスとの混合ガスを用い、SiH4 /O2 流量比1以上
の条件で上記混合ガスを反応容器1内に導入するととも
に、アモルファスシリコン膜の場合と同様に、反応容器
1内に電子ビームを導入すれば良い。
下にして成膜を行なうと、アモルファスシリコン膜の場
合と同様に、完全な方向性成膜が行なえることを確認し
た。更に、被処理基体の温度を300℃程度に加熱する
ことにより高品質なSiO2膜を得ることができた。具
体的には、絶縁破壊テストにより膜評価したところ、絶
縁耐圧が8MV/cm以上のSiO2 膜が得られること
を確認できた。
膜を形成するには、反応性ガスとして、シリコン化合物
および窒素を含むガス、例えば、SiH4 ガスとN2 ガ
スとの混合ガスを用い、反応容器1内に電子ビームを導
入すれば良い。ここで、組成比x,yは、SiH4 とN
2 との流量比を変えることにより制御できる。この場合
も、SiO2 膜の場合と同様に、被処理基体の温度を上
げることにより良質のSix Ny 膜を形成することがで
きた。
の反応容器1はステンレスで形成されている。このた
め、成膜時に第2の直流電圧源26の電圧値を第1の直
流電圧源25のそれよりも小さくし、反応容器1に負電
圧を印加すると、反応容器1が正イオンによりスパッタ
されることにより生じた物質が膜中に取り込まれ汚染さ
れる。
0Vに固定し、第2の直流電圧源26の電圧値を−50
V、0V、+50Vとして、3種類のアモルファスシリ
コン膜を形成した場合、アモルファスシリコン膜中のF
e含有量は各々5×1015/cm2 (−50V)、3×
1013/cm2 (0V)、2×1010/cm2 (+50
V)であった。
オンによる電流(支持台電流)、反応容器1の壁に入射
するイオンによる電流(反応壁電流)は、支持台3と反
応容器1との間の電位差(支持台3の電位−反応容器1
の電位)に依存する。このことから反応容器1の壁から
の汚染を無くすためには、反応容器1に支持台3よりも
正方向の高い電位を印加する必要があることが明らかで
ある。
ち被処理基体2が載置される領域以外の金属部分を絶縁
膜でコーティングまたは覆い、金属部分が直接プラズマ
に晒されないようにしたり、或いは形成しようとする膜
と同じ材料、例えば、シリコン膜を形成する場合には、
シリコン製の支持台3を用いることが好ましい。
電子ビームが通過する領域を、形成しようとする膜と同
様の材料で構成することも、汚染の防止に有効である。
する膜中の汚染を1012/cm2 以下に抑えることがで
きる。
の成膜を行なうに際し、H2 がどのような影響を与える
かを示す図で、具体的には、反応性ガスとして用いるW
F6に添加するH2 量とW膜の堆積速度とW膜の比抵抗
との関係を示す図である。
10sccmおよび2×10-4Torrに固定されてい
る。また、反応容器1内に導入される電子の加速エネル
ギーは100eVであり、第1の直流電源25の電圧値
は−60V、第2の直流電源26の電圧値は5Vであ
る。
め上昇するが、H2 添加量が10sccm程度になると
逆にW堆積速度は降下し始めることが分かる。一方、比
抵抗はH2 添加量が20sccm以下で高くなってい
る。これらからH2 はW膜中にFが取り込まれるのを抑
制する働きがあることが分かる。
0sccm、第1の直流電圧源25の電圧値を−60
V、第2の直流電圧源26の電圧値を5Vに設定し、圧
力を変化させた場合のアスペクト比1の円形穴をもつ段
差上でのステップカバレッジを評価した結果を示す図で
ある。
体として、シリコン基板31上に溝部を有するSiO2
膜33が形成されたものを用い、上記条件で形成された
W膜34の溝上部における膜厚a、溝側壁部のおける膜
厚bおよび溝底部における膜厚cを求め、膜厚比c/
a,b/cと圧力との関係を求めることによりステップ
カバレッジの評価を行なった。
厚比c/aのほうが膜厚比b/cよりもだいぶ大きくな
り、すなわち、異方的な成膜が顕著になり始め、10-4
Torr以下ではほぼ完全な異方的な成膜となることが
分かる。
0sccm、第2の直流電圧源26の電圧値を5V、圧
力を2×10-4Torrに設定し、第1の直流電圧源2
5の電圧値Vs を変化させた場合、つまり、支持台3に
印加する電圧を変化させた場合に、支持台3に流れる電
流Is がどのように変化するを示す図である。
の領域に分割できる。領域Aでは支持台3に正イオンの
みが入射され、支持台3には正イオンによる電流(イオ
ン電流)のみが流れる。この領域Aでは、同図中に示す
ように、成膜は完全に異方的に行なわれる。
射され、支持台3には電子による電流(電子電流)のみ
が流れる。この領域Cでは、同図中に示すように、成膜
は等方的に行なわれる。
オンの双方が入射され、支持台3に印加される電圧によ
りその比率が変化し、電圧値Vs とともに電流値Is が
変化する領域である。この領域Bでは、同図中に示すよ
うに、段差側壁にも膜が形成される。
ば、支持台3に印加する電圧を変えることにより、堆積
形状を容易に制御できる。なお、以上の説明ではW膜を
形成するためにWF6 ガスを反応性ガスとして用いた
が、他のW化合物、例えば、W(CO)6 ガスを用いて
も良い。
ス、Cu化合物ガス等を用いることでW膜以外の金属膜
も形成できる。例えば、Al化合物としてAl(C
H3 )3 またはAl(C2 H5 )3 とH2 との混合ガス
を用いれば、Al膜を形成できる。また、Cu化合物ガ
スとしてアセチルアセトン型のCu錯体を用いれば、C
u膜を形成できる。
C含有量を低減するには、上記反応性ガスにH2 を添加
すれば良い。具体的には、Al(CH3 )3 を用いたA
l膜の成膜や、アセチルアセトン型のCu錯体ガスを用
いたCu膜の成膜の場合には、H2 を添加することで、
膜中のC濃度を2桁も小さくできる。
入する前に、上記反応性ガスをあらかじめ熱、光、放電
または荷電ビーム等により励起してから反応容器1内に
導入することによっても、膜中のC含有量の濃度を著し
く低減することができる。例えば、Al(CH3 )3 を
用いた場合、Al(CH3 )3 を200℃程度で加熱す
ることによりAl膜中のC濃度を1桁小さくきる。
して金属蒸気を利用しても良い。すなわち、Al、Cu
等の比較的低融点の金属であれば、反応容器1内で金属
を加熱して蒸発させれば、金属蒸気を得ることができ、
ガス導入口19から上記金属ガスを反応容器1内に導入
しなくても済む。また、高融点の金属の場合にはスパッ
タによりその蒸気を得ることができる。
方法について述べる。
体としてシリコン基板41上に窒化シリコン膜42がパ
ターニングされたものを用意する。
ン基板41の温度を800℃以上、好ましくは800〜
850℃程度に加熱するとともに、反応容器1内に反応
性ガス19としてO2 ガスを導入して表面処理すると、
方向性の酸化が行なわれ、図9(b)に示すような形状
の酸化膜43が形成される。
めシリコン窒化膜42で被覆されていない領域のシリコ
ン基板41の表面に溝を形成しておけば、図9(d)に
示すように、盛り上りが無い平坦な酸化膜43aを形成
できる。また、本実施例の表面処理装置によれば、数十
eV程度のイオンを10-4〜10-5Torr台の圧力で
も生成できることを確認した。
O2 ガスを用いた場合には、O- イオンやO2 - イオン
などの負イオンも多く生成される。これら負イオンによ
る酸化はO+ イオンによる酸化よりも速い。また、O-
イオンやO2 - イオンなどの負イオンを大量に生成する
には、O2 ガスを放電等によりあらかじめ励起してから
反応容器1内に導入すると良い。
3,43aを形成する場合に、正インのみまたは負イオ
ンのみを供給すると、酸化膜43,43aがチャージア
ップし、成膜速度が低下したり、方向性が失われたり、
膜質が劣化したりする。このような不都合を解消するに
は、支持台3に交流電圧を印加し、正イオン、負イオン
(又は電子)を交互に被処理基体表面に入射させること
が有効である。
面処理装置の要部構成を示す模式図である。なお、以下
の表面処理装置の図において、図1の表面処理装置と対
応する部分には図1と同一符号を付し、詳細な説明は省
略する。
れと異なる点は、支持台3を反応容器1の下部で固定し
ていることにある。このような構成であれば、支持台3
を反応容器1の後壁部に固定した場合に比べて、電子ビ
ーム23の進行方向のスペースを有効に利用できるの
で、一度により多くの被処理基体2を処理することが可
能となる。
面処理装置の要部構成を示す模式図である。本実施例の
表面処理装置が先の実施例のそれと異なる点は、被処理
基体2が電子ビームに対して垂直に設置され、更に、電
極10に複数の電子ビーム引き出し口が設けられている
ことにある。このような構成であれば、反応容器1内に
複数の電子ビーム23を導入でき、広いプラズマ領域を
形成できる。このため、被処理基体2が大口径のもので
あっても均一な表面処理を行なうことが可能となる。
基体2が電子ビームに対して垂直に設置されているの
で、被処理基体2に電子ビームが直接照射される恐れが
ある。これを防止するには支持台3に電子の加速エネル
ギーに打ち勝つ電位を印加すれば良い。また、被処理基
体2に電子ビームが照射されると、被処理基体2の温度
が上昇するので、被処理基体2の温度を室温程度に保つ
場合には冷却をする必要がある。
平行に設置されている表面処理装置で、大口径の被処理
基体2を処理する場合には、図12に示すように、電子
ビーム23がシート状になるように、電子ビーム23の
引き出し口が楕円状の電極10aを用いれば良い。この
ような電極10aを用いれば、電子ビームの電子密度の
低下を招かずに、広いプラズマ領域を形成でき、大口径
の被処理基体2を均一に処理することができる。
を発散させるために、図13に示すように、反応容器内
に付加電極22を設け、この付加電極22に同図中に示
すような極性の電圧を印加すれば、電子ビーム23が拡
散され、ビーム径の広い電子ビーム23aを形成でき
る。このような電子ビーム23aを用いることにより、
反応容器内に均一なプラズマ(イオン)を形成できる。
また、必要に応じて磁場に代わりに電場により電子ビー
ム23の形状を変えたり(拡散したり)、電磁場により
被処理基体上で電子ビーム23を掃引したりしても良
い。
場を利用するのが有効である。すなわち、図14(a)
に示すような複数の棒状の磁石で構成されたマルチポー
ル磁石35を用いて磁場を形成し、被処理基体2,支持
台3を図14(b)に示すように、マルチポール磁石3
5内に配置する。
良く成膜を行なうためには、図15に示すように、電子
ビーム23と被処理基体2との関係を平行に保ったまま
支持台3を回転または走査させることも有効である。
面処理装置の概略構成を示す模式図で、同図(a)は装
置上方から見た模式図、同図(b)は装置側面から見た
模式図である。図中、40は電子ビーム生成部を示して
おり、具体的には、例えば、図1の薄膜装置の電子ビー
ム生成部分(真空容器5,6,電極10〜12など)と
同じものである。また、図中、39は被処理基体2を押
さえて固定するクランプを示しており、このクランプ3
9により被処理基体2は、支持台3の電子ビーム23の
導入側の支持台3の端部に確実に固定される。被処理基
体2はその表面が電子ビーム23に平行となるように配
置する。また、支持台3の他方の端部と電子ビーム23
の最下流にあたる被処理基体2との距離dは、50〜2
00mm程度であることが好ましい。なお、クランプ3
9の代わりに、静電チャック等を用いて被処理基体2を
固定しても良い。また、支持台3は、可変直流電圧源2
9の他に、被処理基体2のチャージアップ防止のため
に、交流電圧源24にも接続されている。
チシリコンウエハ上に形成した多結晶シリコン膜のスパ
ッタエッチングを行なうには、ガス導入口20からAr
ガスを5〜50sccm程度の流量で反応容器1内に導
入するとともに、可変直流電圧源29により50〜10
0V程度の直流電圧を支持台3に印加する。このとき、
反応容器内の圧力が1〜100mPa程度になるように
排気口4から排気を行なう。
るスパッタエッチングレートと上記シリコンウエハの位
置(ウェハ位置)との関係を示す図である。ウェハ位置
xは、図16(a)に示すように、電子ビーム23の最
下流にあたる点を原点にして決めたのものである。スパ
ッタエッチングレートの不均一性は200mm領域で±
5%程度の小さいものであった。
台84の大きさが8インチシリコンウエハより10mm
〜20mm程度しか大きくなく、8インチシリコンウエ
ハが支持台84の中央部に載置される表面処理装置を用
いて同様なスパッタエッチングを行なったところ、スパ
ッタエッチングレートは、図18に示すような結果とな
った。すなわち、スパッタエッチングレートの不均一性
は200mm領域で±30%を越える大きいものであっ
た。
基体2を電子ビーム上流側の支持台3の端部に載置する
ことにより、スパッタエッチングレートの均一性を向上
できることが分かる。スパッタエッチングレートの均一
性の向上は、被処理基体2上のプラズマ密度の均一性に
対応すると考えられ、均一性の向上は被処理基体2を支
持台3の電子ビーム23の上流側の端部に配置すること
により、支持台3の電子ビーム23の下流側の端部によ
り作られる電界の傾きの変化が緩和されるからだと考え
られる。
いて説明したが、図19に示すように、電子ビーム23
を囲むように複数の支持台3を多角形状に配置しても同
様の効果が得られる。しかも、複数の被処理基体を同時
に処理できるため、生産性も向上する。
で被処理基体2を支持台3に固定するときに落下する恐
れがある。これを回避するには、例えば、支持台3に回
転機構を設け、被処理基体2が落下しない位置で支持台
3に被処理基体2を固定したり、反応容器1を縦型にし
て真空チャックで固定したりすれば良い。
の形成方法について説明する。本実施例で使用する表面
処理装置は、図1のタイプまたは図15のタイプのいず
れのものであっても良い。
溝が形成された被処理基体2を反応容器内に収容し、続
いて、反応容器内の圧力を10-4Torr台以下、例え
ば、10-6Torr台以下に減圧する。この後、流量
0.1〜1.0sccm程度のTiCl4 ガス,流量3
0〜50sccm程度の水素ガスおよび流量10〜50
sccm程度の窒素ガスを反応容器内に導入する。
力を0.1〜1.5mTorr程度に保持するととも
に、反応容器内に電子ビームを導入し、支持台に−50
〜−100V程度のバイアス電圧を印加する。バイアス
電圧がマイナスなのは、本実施例の場合、堆積種が正イ
オンであるからである。
うに、被処理基体2上に完全に異方的なTiN膜44が
形成される。また、本発明者等の研究によれば、バイア
ス電圧が−50V以下であれば、方向性が十分高い成膜
を行なえることが分かった。
Cl4 ガスを用いたが他のTiを含むガスを用いても良
い。
や、Ti[N(CH3 )2 ]4 ガスや、有機Tiガス
や、ハロゲン化Tiガス等のガスを用いることができ
る。
の場合には、このガスの他に、例えば、流量10〜50
sccm程度の窒素および流量10〜100sccm程
度の水素を用いれば、完全に異方的なTiN膜を形成で
きる。同様に、Ti[N(CH3 )2 ]4 ガスの場合に
は、このガスの他に、例えば、流量10〜50sccm
程度の窒素および流量10〜100sccm程度の水素
を用いれば良い。
形成方法について説明する。
応容器内にCu(HFA)2 を入れ、反応容器を90〜
100℃程度に加熱するとともに、反応容器内にキャリ
アガスとしての10〜100sccm程度のH2 ガスを
導入して成膜を行なうことにある。なお、バイアス電圧
等の条件はTiN膜の場合と同様である。このような方
法でも、完全に異方的なCu膜を形成できる。
FA)2 を用いたが、その代わりにCu(DPM)
2 や、有機Cuガスや、ハロゲン化Cuガスなどを用い
も良い。
応容器内にCu(DPM)2 を入れ、反応容器を190
〜200℃程度に加熱するとともに、反応容器内にキャ
リアガスとしての10〜100sccm程度のH2 ガス
を導入すれば、完全に異方的なCu膜を形成できる。
る影響について説明する。
系でTiN膜を形成した場合の反応容器内に残留する水
の分圧(残留H2 O分圧)とTiN膜の比抵抗との関係
を示す特性図である。この図21から、比抵抗は、残留
H2 O分圧が10-5Torr台程度になると急激に上昇
し、10-5Torr台以上では良質なTiN膜を形成で
きないことが分かる。したがって、良質なTiN膜を得
るには、残留H2 O分圧が10-6Torr台以下となる
条件で成膜を行なう必要がある。また、他のガスを用い
たTiN膜およびCu膜の成膜においても同様の傾向が
みられた。
iN膜の形成方法を示す工程断面図である。これはリフ
トオフを利用したTiN膜の形成方法である。
ン基板51上に厚さ100〜500nm程度のAl膜5
2を形成した後、Al膜52およびシリコン基板51を
エッチングして、シリコン基板51の表面に溝を形成す
る。
方法により、異方的にTiN膜53を形成する。すなわ
ち、溝の側壁部以外の領域に選択的にTiN膜53を形
成する。
硫酸溶液はAlを溶解させることはできるが、TiNを
溶解させることはできない。このため、Al膜52上の
TiN膜53は剥離するが、溝の底部のTiN膜53は
残置する。したがって、図22(c)に示すように、溝
の底部に選択的にTiN膜53を形成できる。
u配線の形成方法を示す工程断面図である。これはエッ
チバックを利用したCu配線の形成方法である。
ン基板61の表面に溝を形成した後、上述した方法によ
り、溝の側壁部以外の領域に厚さ50nmのTiN膜6
2、Cu膜63を連続形成する。このCu膜63の成膜
は、例えば、Cu(DPM)2 、H2 を用いて行なう。
ジスト64を塗布する。次いで図23(c)に示すよう
に、溝の外側のTiN膜62およびCu膜63が露出
し、溝中のTiN膜62およびCu膜63が露出しない
程度に、レジスト64を反応性イオンエッチングにより
エッチングする。
基板61をH2 SO4 溶液に浸して、溝の外側のCu膜
63を選択的に除去した後、H2 O2 溶液を用いてTi
N膜62を除去する。この後、必要に応じて残っている
レジスト64を有機溶媒によって除去する。
チング加工を行なわずに、Cu配線を形成できる。
u配線の形成方法を示す工程断面図である。これもエッ
チバックを利用したCu配線の形成方法である。
施例と同様に、表面に溝が形成されたシリコン基板61
上にTiN膜62,Cu膜63を異方的に連続形成す
る。TiN膜62の膜厚は、例えば、50nm程度とす
る。このCu膜63の成膜は、例えば、Cu(HFA)
2 、H2 を用いて行なう。
iO2 膜65を形成する。このSiO2 膜65の成膜
は、例えば、TEOS、O3 を用いて行なう。
膜65を反応性イオンエッチングによって先の実施例の
レジスト64の場合と同程度除去する。
基板61をH2 SO4 溶液に浸し、溝の底部以外のCu
膜63を除去した後、シリコン基板61をH2 O2 溶液
に移し変えて、溝の外側のTiN膜62を除去する。
に、Cu膜63をエッチング加工せずに、Cu配線を形
成できる。
るものではなく、例えば、第4の実施例の表面処理装置
のように、電子ビーム上流側の支持台の端部に被処理基
体を固定するためのクランプを、第1の実施例の表面処
理装置の支持台に設けるなど、上記実施例を適宜組み合
わせても良い。
で、種々変形して実施できる。
置によれば、表面処理室の電位および支持台の電位を各
々独立に制御しているので、イオンによる表面処理室の
内壁のスパッタに起因する被処理基体の汚染を防止でき
る。
ば、電子生成手段側の支持台に被処理基体が偏在してい
るので、支持台の中央部に被処理基体が位置する場合に
比べて、被処理基体上のプラズマ分布密度の均一性が改
善され、被処理基体を均一に表面処理できる。
略構成を示す模式図。
ンの生成効率との関係を示す特性図。
コン膜の形成方法を示す工程断面図。
器との間の電位差にどのように変わるかを示す図。
係を示す特性図。
との関係を示す特性図。
明するための図。
す工程断面図。
要部構成を示す模式図。
要部構成を示す模式図。
ための図。
せる方法を説明するための図。
めの図。
の図。
概略構成を示す模式図。
グレートとウェハ位置との関係を示す図。
レートとウェハ位置との関係を示す図。
を示し図。
方法により得られたTiN膜の堆積形状を示す図。
図。
方法を示す工程断面図。
方法を示す工程断面図。
方法を示す工程断面図。
置の概略構成を示す模式図。
グ装置の概略構成を示す模式図。
図。
の図。
持台、4…排気口、5…第2の真空容器、6…第1の真
空容器、7…排気口、8…排気口、9…絶縁物、10,
10a,10b,11,12…電極、13…ガス導入
口、14…放電用ガス、15,16,17…コイル、1
9…反応性ガス、20…ガス導入口、21…熱電子放出
材料、22…付加電極、23,23a…電子ビーム、2
4…交流電圧源、25…第1の直流電圧電源(支持台の
電位を制御する手段)、26…第2の直流電圧電源(表
面処理室の電位を制御する手段)、27…第3の直流電
圧電源、28…第4の直流電圧電源、29…可変直流電
圧源、31…シリコン基板、32,32a…アモルファ
スシリコン膜、33…SiO2 膜、34…W膜、35…
マルチポール磁石、38…Arガス、39…クランプ
(支持台の端部に、被処理基体を固定する手段)、40
…電子ビーム生成部、41…シリコン基板、42…アモ
ルファスシリコン膜、43,43a…酸化膜、44…T
iN膜、51…シリコン基板、52…Al膜、53…T
iN膜、61…シリコン基板、62…Al膜、63…T
iN膜、64…レジスト、65…SiO2 膜。
Claims (2)
- 【請求項1】プラズマ源ガスが導入される表面処理室
と、 この表面処理室の電位を制御する手段と、 前記表面処理室内に設けられ、被処理基体を載置する支
持台と、 この支持台の電位を制御する手段と、 電子を生成する電子生成手段と、 前記電子を加速し、この加速された電子を前記表面処理
室内に導き、前記プラズマ源ガスをプラズマ化する手段
とを具備してなることを特徴とする表面処理装置。 - 【請求項2】プラズマ源ガスが導入される表面処理室
と、 電子を生成する電子生成手段と、 前記電子を加速し、この加速された電子を前記表面処理
室内に導き、前記プラズマ源ガスをプラズマ化する手段
と、 前記表面処理室内に設けられ、この表面処理室に導入す
る電子の進行方向に沿って支持面が形成された支持台
と、 この支持台の電位を制御する手段と、 前記電子生成手段側の前記支持面に、被処理基体を偏在
させて固定する手段とを具備してなることを特徴とする
表面処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09681793A JP3222615B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 表面処理装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09681793A JP3222615B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 表面処理装置 |
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JPH06291063A JPH06291063A (ja) | 1994-10-18 |
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Family
ID=14175142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09681793A Expired - Lifetime JP3222615B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 表面処理装置 |
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JP (1) | JP3222615B2 (ja) |
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-
1993
- 1993-03-31 JP JP09681793A patent/JP3222615B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH06291063A (ja) | 1994-10-18 |
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