JPH08302180A - 酸化及びコア焼き付けに対して保護されたポリエーテルポリオール組成物及びポリウレタン組成物 - Google Patents

酸化及びコア焼き付けに対して保護されたポリエーテルポリオール組成物及びポリウレタン組成物

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JPH08302180A
JPH08302180A JP8142279A JP14227996A JPH08302180A JP H08302180 A JPH08302180 A JP H08302180A JP 8142279 A JP8142279 A JP 8142279A JP 14227996 A JP14227996 A JP 14227996A JP H08302180 A JPH08302180 A JP H08302180A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化及びコア焼き付けに対して保護されたポ
リエーテルポリオール組成物及びポリウレタン組成物を
提供する。 【解決手段】 A)ポリエーテルポリオール又は前記ポ
リオール混合物;B)特定構造のベンゾフラン誘導体;
C)フェノール系酸化防止剤からなる群から選択された
少なくとも一つの化合物;及び/又はD)第二級アミン
型のアミノ酸化防止剤からなる群から選択された少なく
とも一つの化合物、からなる組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に酸化に対し
て、及び少なくとも一つのベンゾフラン−2−オン誘導
体及びフェノール系酸化防止剤からなる群から選択され
た及び/又は第二級アミン型のアミノ酸化防止剤からな
る群から選択された少なくとも一つの別の化合物の存在
下でポリウレタンフォームを製造する際のコア焼き付け
における望ましくない現象に対して保護されたポリエー
テルポリオール組成物及びポリウレタン組成物、並びに
前記誘導体及び化合物からなる前記現象を抑制するため
の安定剤、及び前記誘導体及び化合物を使用するポリウ
レタンの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェノール(ブチル
化ヒドロキシトルエン,BHT)は通常、上述の目的の
ために実際に使用されるが、しかし、それを用いて達成
された安定性の改良は満足できるものではない。
【0003】例えば、立体障害フェノール混合物(US
−A−3280049,US−A−4007230,U
S−A−3494880の各明細書参照)、又は立体障
害フェノールと特定のジフェニルアミンとの混合物(U
S−A−4070304,US−A−4265783,
US−A−4275173及びUS−A−402138
5の各明細書参照)のような、特定の酸化防止剤の組み
合わせも提案された。しかしながら、前記明細書におい
て提案された安定剤及び/又は安定剤混合物は、実用上
それらに対して成される厳しい要求に合致しない。
【0004】ベンゾフラノン誘導体は、異なる有機材料
のための安定剤として既に知られている(例えば、US
−A−4611016,US−A−5175312各明
細書)。フェノール系酸化防止剤及び/又はアミノ酸化
防止剤の組み合わせも提案された(US−A−5308
899及びUS−A−5422415各明細書)。しか
しながら、フォームのピンク汚染(pink discoloration)
がまだ起こり得ることが判った。
【0005】驚くべきことに、ポリエーテルポリオール
に、 −前記化合物の特定の群のベンゾフラン−2−オン誘導
体少なくとも一つと、 −フェノール系酸化防止剤及び/又は第二級アミン型の
アミノ酸化防止剤からなる群から選択された別の酸化防
止剤少なくとも一つとからなる配合物を添加することに
より、酸化に対して非常に有効に保護された組成物を製
造することが可能であり、前記組成物から、コア焼き付
け又はピンク汚染により汚損されないポリウレタンフォ
ームを製造することが可能であることが今や判った。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、 A) ポリエーテルポリオール又は前記ポリオール混合
物、 B) 次式I:
【化20】 〔式中、R1 ,R7 ,R8 ,R9 及びR10のうちの二つ
は互いに独立して炭素原子数1ないし4のアルキル基又
は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表わし、他は
水素原子を表わし、或いはR7 ないしR10は水素原子を
表わし、又は前記基のうちの最大二つは互いに独立して
メチル基又はメトキシ基を表わし、そしてR1 は−O−
CHR3 −CHR5 −O−CO−R6 基を表わし、R2
及びR4 は互いに独立して水素原子又は炭素原子数1な
いし6のアルキル基を表わし、R3 は水素原子又は炭素
原子数1ないし4のアルキル基を表わし、R5 は水素原
子、フェニル基又は炭素原子数1ないし6のアルキル基
を表わし、そしてR6 は炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基を表わす〕で表わされる少なくとも一つのベンゾフ
ラノン誘導体、 C) フェノール系酸化防止剤からなる群から選択され
た少なくとも一つの化合物、及び/又は D) 第二級アミン型のアミノ酸化防止剤からなる群か
ら選択された少なくとも一つの化合物、からなる組成物
に関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】成分B)において、アルコキシ基
は好ましくはメトキシ基であり;R1 は好ましくは水素
原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、特にメチル
基、又は−O−CHR3 −CHR5 −O−CO−R6
を表わし;R7 ,R8 ,R9 及びR10は好ましくは互い
に独立して水素原子、メチル基又はメトキシ基を表わ
し;R7 ,R8 ,R9 及びR10は好ましくは互いに独立
して水素原子又はメチル基を表わし、そして一層好まし
くは、R1 及びR7 ないしR10のうちの二つがメチル基
を表わし、そして好ましくは互いにオルト位に存在し、
そして非常に特別に好ましくは、R1 は−O−CH2
CH2 −O−CO−CH3 基を表わし、或いはR1 及び
7 ないしR10のうちの二つがメチル基を表わし、他は
水素原子を表わし、そして更にR2 及びR4 は好ましく
は第三ブチル基を表わす。
【0008】フェノール系成分C)は次式II:
【化21】 〔式中、Aは水素原子、炭素原子数1ないし24のアル
キル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、
フェニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、フェニ
ル基又は−CH2 −S−R12基又は次式:
【化22】 で表わされる基を表わし、Dは炭素原子数1ないし24
のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキ
ル基、フェニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、
フェニル基又は−CH2 −S−R12基を表わし、Xは水
素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基又は次
式:−Ca 2a−Sq −R13、−Cb −H2b−CO−O
14、−Cb −H2b−CO−N(R16)(R17)、−C
2 N(R21)(R22)、
【化23】 で表わされる基のうちの一つを表わし、Rは水素原子又
は−CO−CH=CH2 基を表わし、G* は水素原子又
は炭素原子数1ないし12のアルキル基を表わし、R12
は炭素原子数1ないし18のアルキル基、フェニル基又
は−(CH2 c−CO−OR15基又は−CH2 CH2
OR20基を表わし、R13は水素原子、炭素原子数1ない
し18のアルキル基、フェニル基、ベンジル基又は次
式:
【化24】 で表わされる基又は−(CH2 c −CO−OR15基又
は−CH2 CH2 OR20基を表わし、R14は炭素原子数
1ないし30のアルキル基又は次式:
【化25】 (式中、Qは炭素原子数2ないし8のアルキレン基、炭
素原子数4ないし6のチアアルキレン基又は−CH2
2 (OCH2 CH2 d −基を表わす)で表わされる
基のうちの一つを表わし、R15は炭素原子数1ないし2
4のアルキル基を表わし、R16は水素原子、炭素原子数
1ないし18のアルキル基又はシクロヘキシル基を表わ
し、R17は炭素原子数1ないし18のアルキル基、シク
ロヘキシル基、フェニル基、炭素原子数1ないし18の
アルキル基で置換されたフェニル基又は次式:
【化26】 で表わされる基のうちの一つを表わし、或いはR16とR
17とは一緒になって、−O−基又は−NH−基により中
断され得る炭素原子数4ないし8のアルキレン基を表わ
し、R18は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル
基又はフェニル基を表わし、R19は炭素原子数1ないし
18のアルキル基を表わし、R20は水素原子、炭素原子
数1ないし24のアルキル基、フェニル基、炭素原子数
2ないし18のアルカノイル基又はベンジル基を表わ
し、R21は炭素原子数1ないし18のアルキル基、シク
ロヘキシル基、フェニル基、炭素原子数1ないし18の
アルキル基で置換されたフェニル基又は次式:
【化27】 で表わされる基を表わし、R22は水素原子、炭素原子数
1ないし18のアルキル基、シクロヘキシル基又は次
式:
【化28】 で表わされる基を表わし、又はR21とR22とは一緒にな
って、−O−基又は−NH−基により中断され得る炭素
原子数4ないし8のアルキレン基を表わし、R23及びR
24は−S−炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わ
し、aは0,1,2又は3を表わし、bは0,1,2又
は3を表わし、cは1又は2を表わし、dは1ないし5
を表わし、fは2ないし8を表わし、そしてqは1,
2,3又は4を表わす〕で表わされる少なくとも一つの
化合物に相当する。
【0008】成分C)は特に好ましくは、式中、Aが水
素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、シクロヘ
キシル基、フェニル基又は−CH2 −R23基又は次式:
【化29】 で表わされる基を表わし、Dが炭素原子数1ないし8の
アルキル基、シクロヘキシル基、フェニル基又は−CH
2 −R24基を表わし、Xが水素原子、炭素原子数1ない
し8のアルキル基又は次式:−Ca 2a−Sq −R13
−Cb −H2b−CO−OR14、−CH2 N(R21)(R
22)、
【化30】 で表わされる基のうちの一つを表わし、R13が炭素原子
数1ないし12のアルキル基、フェニル基又は−(CH
2 c−CO−OR15基を表わし、R14が炭素原子数1
ないし18のアルキル基又は次式:
【化31】 (式中、Qは炭素原子数2ないし8のアルキレン基、−
CH2 −CH2 −S−CH2 −CH2 −基又は−CH2
CH2 (OCH2 CH2 d −基を表わす)で表わされ
る基を表わし、R15が炭素原子数1ないし18のアルキ
ル基を表わし、R21及びR22が互いに独立して水素原
子、炭素原子数1ないし12のアルキル基を表わし、或
いはR21とR22とが一緒になって、−O−基又は−NH
−基により中断され得る炭素原子数4ないし8のアルキ
レン基を表わし、aが1又は2を表わし、bが1又は2
を表わし、cが1又は2を表わし、dが1,2又は3を
表わし、そしてR23及びR24が−S−炭素原子数1ない
し18のアルキル基を表わす式IIで表わされる化合物に
相当する。
【0009】成分C)は非常に特別に好ましくは、式
中、Aが水素原子、炭素原子数1ないし6のアルキル
基、−CH2 −R23基又は次式:
【化32】 で表わされる基を表わし、Dが水素原子又は炭素原子数
1ないし18のアルキル基を表わし、そしてXが水素原
子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、−CH2 −R
23基又は次式:
【化33】 で表わされる基を表わし、そしてR23及びR24が−S−
炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わす式IIで表
わされる化合物に相当する。
【0010】成分C)はトコフェロール又はビタミンE
誘導体であってもよく、代表的にはα−トコフェロー
ル、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−ト
コフェロール及びこれらの混合物である。これらの中
で、ビタミンE(α−トコフェロール)自体が好まし
い。
【0011】成分C)は次式:
【化34】 (平均分子量:600−700)で表わされる型のオリ
ゴマー状酸化防止剤であってもよい。
【0012】アミノ成分D)は好ましくは次式III :
【化35】 〔式中、R25は炭素原子数1ないし18のアルキル基、
フェニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原
子数5ないし12のシクロアルキル基、フェニル基、ナ
フチル基、或いは各々炭素原子数1ないし12のアルキ
ル基又は炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はベ
ンジル基又はα,α−ジメチルベンジル基により置換さ
れたフェニル基又はナフチル基を表わし、R26はフェニ
ル基、ナフチル基、或いは各々炭素原子数1ないし12
のアルキル基又は炭素原子数1ないし12のアルコキシ
基又はベンジル基又はα,α−ジメチルベンジル基によ
り置換されたフェニル基又はナフチル基を表わし、或い
はR25とR26とは一緒になって、次式IV:
【化36】 で表わされる基を形成し、この場合、R27及びR28は水
素原子又は炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わ
し、又はR28は水素原子又は炭素原子数1ないし18の
アルキル基を表わし、そしてR27とR28とは一緒になっ
て、次式:
【化37】 で表わされる基を形成する〕で表わされる化合物に相当
する。
【0013】成分D)は特に好ましくは式中、R25及び
26が互いに独立してフェニル基又は炭素原子数1ない
し12のアルキル基で置換されたフェニル基を表わし、
或いはR25とR26とが一緒になって、式IVで表わされる
基を形成する少なくとも一つの式III で表わされる化合
物に相当する。
【0014】式III において、R25とR26とは非常に特
別に好ましくは式IVで表わされる基を形成し、この場
合、R27及びR28は炭素原子数6ないし12のアルキル
基を表わし、そしてR29は水素原子を表わし、或いは成
分D)は、 a) ジフェニルアミン、 b) 4−第三ブチルジフェニルアミン、 c) 以下の群: i) 4−第三オクチルジフェニルアミン、 ii) 4,4′−ジ第三ブチルジフェニルアミン、 iii) 2,4,4′−トリス−第三ブチルジフェニルア
ミン の化合物、 d) 以下の群: i) 4−第三ブチル−4′−第三オクチルジフェニル
アミン、 ii) o,o′−,m,m′−又はp,p′−ジ第三オ
クチルジフェニルアミン、 iii) 2,4−ジ第三ブチル−4′−第三オクチルジフ
ェニルアミン、の化合物、 e) 以下の群: i) 4,4′−ジ第三オクチルジフェニルアミン、 ii) 2,4−ジ第三オクチル−4′−第三ブチルジフ
ェニルアミン、の化合物からなり、そして、この場合、
5%を越えない成分a)が存在し、8ないし15%の成
分b)が存在し、24ないし32%の成分c)が存在
し、23ないし34%の成分d)が存在し、そして21
ないし34%の成分e)が存在する、ジフェニルアミン
とジイソブチレンとの反応により得られる工業混合物で
ある。
【0015】式I,II及びIII で表わされる化合物中の
アルキル置換基は、30個までの炭素原子を含んでいて
よい。前記置換基の代表的な例はメチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オク
チル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル
基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシルキ
基、エイコシル基又はドコシル基及び相当する分岐鎖状
異性体、好ましくは第三ブチル基、イソオクチル基及び
イソドデシル基である。アルコキシ基、アルカンジオキ
シ基、アルカノイル基及びアルコキシカルボニル基は、
式I−III で示された置換基の定義に含まれるアルキレ
ン基の如く、前記基から明らかに誘導される。記載され
たアルキル基及びそれから誘導された基は、特に、例え
ば−CH2 −CH2 −O−CH2 −CH2 −基、−CH
2 −CH2 −S−CH2 −CH2−基又は−O−(CH
2 6 −O−基のような構造単位を形成するために、酸
素原子又は硫黄原子で中断されてよい。
【0016】アルキレン基は、一つ又は一つよりも多く
のC−C単結合をC=C二重結合で置換することにより
アルキル基から誘導される。アリル基又はイソアリル基
が好ましい。アルケニルオキシ基は−O−基を加えるこ
とにより、アルキニル基から誘導される。
【0017】炭素原子数5ないし12のシクロアルキル
基は代表的には、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロデシ
ル基及びシクロドデシル基を包含する。シクロペンチル
基、シクロヘキシル基及びシクロヘプチル基が好まし
く、そしてシクロヘキシル基が特に好ましい。シクロア
ルコキシ基及びシクロアルコキシカルボニル基は、−C
O−基又は−O−CO−基を加えることにより、前記炭
素原子数5ないし12のシクロアルキル基から誘導され
る。
【0018】フェニル−炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基及び炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基
は、代表的にはベンジル基、フェネチル基、3−フェニ
ルプロピル基、α−メチルベンジル基及びα,α−ジメ
チルベンジル基である。ベンジル基が好ましい。
【0019】成分Aとして適する、少なくとも二つ、通
常二つないし八つ、好ましくは二つないし三つのヒドロ
キシル基を含むポリエーテルは公知の型のものであり、
そして代表的には、エポキシド例えばエチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒ
ドロフラン、スチレンオキシド又はエピクロロヒドロン
の、例えばBF3 存在下でのそれら単独の、又は所望に
より混合物若しくは順々の前記エポキシドに、反応性水
素原子を有する出発成分、例えば水、アルコール、アン
モニア又はアミン、代表的にはエチレングリコール、プ
ロピレングリコール−(1,3)及びプロピレングリコ
ール−(1,2)、トリメチロールプロパン、4,4′
−ジヒドロキシジフェニルプロパン、アニリン、エタノ
ールアミン又はエチレンジアミンを加えて、重合により
製造される。本発明に基づいて、サクロースポリエーテ
ルも適する。しばしば、主に“第一”、それ故CH2
合された、OH基(ポリエーテル中に存在するOH基に
対して90重量%まで)を有する前記ポリエーテルが好
ましい。ビニルポリマー、例えばポリエーテルの存在下
でスチレンとアクリロニトリルとの重合により形成され
たビニルポリマー、及び更に、OH基を含むポリブタジ
エンにより変性されたポリエーテルも適する。
【0020】前記化合物は通常、400ないし1000
0の分量を有する。それらはヒドロキシ化合物、好まし
くは2個ないし8個のヒドロキシル基を含む化合物、特
に、800ないし10000、好ましくは1000ない
し6000の分量を有する化合物、代表的には、均質で
且つ発泡状のポリウレタンの製造のために知られている
ような、少なくとも二つ、通常二つないし八つ、しかし
好ましくは二つないし四つのヒドロキシル基を有するポ
リエーテルである。
【0021】勿論、イソシアネートに対して反応性の少
なくとも二つの水素原子を有する上述の化合物(好まし
くは400ないし10000の分量を有する化合物)の
混合物を使用することも可能である。
【0022】本発明の組成物は、とりわけポリウレタン
の製造、好ましくはソフトポリウレタンフォームの製造
のために使用される。本発明の新規組成物及びそれから
製造された製品は、分解に対して有効に保護される。特
に、フォームの製造の間のコア焼き付けが避けられる。
これに関連して、本発明は、ポリエーテルポリオール及
び/又はそれから製造されたソフトポリウレタンフォー
ムを安定化するための成分B)と成分C)及び/又は成
分D)とからなる安定剤、並びに成分B)と成分C)及
び/又は成分D)との混合物を添加することにより安定
化されたポリエーテルポリオールをポリイソシアネート
と反応させることからなるポリウレタンの製造方法、並
びに本方法により得られたポリウレタン及びソフトポリ
ウレタンフォーム、並びに上記において定義された成分
B),C)及び/又はD)を含むポリウレタンにも関す
るものである。
【0023】本方法において使用するために適するポリ
イソシアネートは、脂肪族、脂環式、芳香脂肪族、芳香
族及び複素環式ポリイソシアネート、代表的にはエチレ
ンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシ
アネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、
1,12−ドデカンジイソシアネート、シクロブタン−
1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,3−
ジイソシアネート及びシクロヘキサン−1,4−ジイソ
シアネート及び前記異性体の何れかの混合物、1−イソ
シアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナト
−メチルシクロヘキサン、2,4−及び2,6−ヘキサ
ヒドロトリレンジイソシアネート及び前記異性体の何れ
かの混合物、ヘキサヒドロ−1,3−及び/又はヘキサ
ヒドロ−1,4−フェニレンジイソシアネート、パーヒ
ドロ−2,4′−及び/又はパーヒドロ−4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、1,3−及び1,4
−フェニレンジイソシアネート、2,4−及び2,6−
トリレンジイソシアネート及び前記異性体の何れかの混
合物、ジフェニルメタン−2,4′−及び/又はジフェ
ニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、ナフチレン
−1,5−ジイソシアネート、トリフェニルメタン−
4,4′,4″−トリイソシアネート、ポリフェニルポ
リメチレンポリイソシアネート例えばアニリン/ホルム
アルデヒド縮合及び続くホスゲン化により得られるも
の、m−及びp−イソシアナトフェニルスルホニルイソ
シアネート、パークロル化アリールポリイソシアネー
ト、カルボジイミド基を含むポリイソシアネート、アロ
ファネート基を含むポリイソシアネート、イソシアヌレ
ート基を含むポリイソシアネート、ウレタン基を含むポ
リイソシアネート、アクリル化尿素基を含むポリイソシ
アネート、ビュレット基を含むポリイソシアネート、エ
ステル基を含むポリイソシアネート、上述のイソシアネ
ートとアセタールとの反応生成物、並びにポリマー状脂
肪酸基を含むポリイソシアネートである。
【0024】所望により、一つ又は一つよりも多くの上
述のポリイソシアネートに溶解して、イソシアネートの
工業的製造の過程から得られるイソシアネート基を含む
蒸留残部を使用することも可能である。上述のポリイソ
シアネートの何れかの混合物を使用することも可能であ
る。
【0025】とりわけ好ましいものは、通常、工業的に
容易に入手可能なポリイソシアネート、代表的には2,
4−及び2,6−トリレンジイソシアネート及び前記異
性体(TDI)の何れかの混合物、ポリフェニルポリメ
チレンポリイソシアネート例えばアニリン/ホルムアル
デヒド縮合及び続くホスゲン化により得られるもの(粗
MDI)、並びにカルボジイミド基、ウレタン基、アロ
ファネート基、イソシアヌレート基、尿素基又はビュレ
ット基を含むポリイソシアネート(変性ポリイソシアネ
ート)である。
【0026】式Iで表わされる化合物は公知方法で製造
することができる。それらの製造方法に関する詳細な記
載は、DE−A−4432732(GB−A−2281
910)及びEP−A−591102の各明細書に記載
されている。
【0027】フェノール系酸化防止剤及びアミノ酸化防
止剤は、市販されているか又は公知方法で製造すること
ができる。
【0028】本発明のポリオール組成物において、成分
B),C)及びD)は共に、都合良くは0.01ないし
10重量%、代表的には0.05ないし5重量%、好ま
しくは0.05ないし3重量%、しかし特別には、0.
1ないし2重量%の量存在する。B:C,B:D及び
B:C:Dの重量比は広い制限範囲内で変化し得る。
B:C及びB:Dの比率は都合良くは、10:1ないし
1:10、好ましくは5:1ないし1:5である。B:
C:Dの比率は都合良くは、10:1:1,1:1:1
0及び1:10:1、例えば5:1:1(1:5:1,
1:1:5)又は2:1:1(1:2:1,1:1:
2)の範囲内である。前記の3成分をほぼ当モル量使用
することも利点があるであろう。
【0029】成分B),C)及びD)に加えてホスフィ
ットを使用することも利点があるであろう。ホスフィッ
トの代表例は下記の一覧内に見出すことができる。これ
らの中でも、障害フェノール基を含有するホスフィット
が好ましい:トリフェニルホスフィット、ジフェニルア
ルキルホスフィット、フェニルジアルキルホスフィッ
ト、トリス(ノニルフェニル)ホスフィット、トリラウ
リルホスフィット、トリオクタデシルホスフィット、ジ
ステアリルペンタエリトリトールジホスフィット、トリ
ス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスフィット、ジ
イソデシルペンタエリトリトールジホスフィット、ビス
(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリトリトー
ルジホスフィット、ビス(2,6−ジ第三ブチル−4−
メチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィッ
ト、ビス−イソデシルオキシペンタエリトリトールジホ
スフィット、ビス(2,4−ジ第三ブチル−6−メチル
フェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット、ビス
(2,4,6−トリ第三ブチルフェニル)ペンタエリト
リトールジホスフィット、トリステアリルソルビトール
トリホスフィット、テトラキス(2,4−ジ第三ブチル
フェニル)−4,4′−ビフェニレンジホスホナイト、
6−イソオクチルオキシ−2,4,8,10−テトラ−
第三ブチル−12H−ジベンズ[d,g]−1,3,2
−ジオキサホスホシン、6−フルオロ−2,4,8,1
0−テトラ−第三ブチル−12−メチルジベンズ[d,
g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、ビス(2,4
−ジ第三ブチル−6−メチルフェニル)メチルホスフィ
ット、ビス(2,4−ジ第三ブチル−6−メチルフェニ
ル)エチルホスフィット。
【0030】本新規ポリオール組成物は好ましくは、ポ
リウレタン、特に、都合良くは液体発泡剤を使用するポ
リウレタンフォームの製造のために使用される。ポリウ
レタンの製造において、それ故、液体発泡剤として水及
び/又は易揮発性の有機物質を更に添加することが可能
である。適する有機液体発泡剤は代表的には、アセト
ン、酢酸エチル、ハロゲン置換されたアルカン例えば塩
化メチレン、クロロホルム、塩化エチリデン、塩化ビニ
リデン、モノフルオロトリクロロメタン、クロロジフル
オロメタン、ジクロロジフルオロメタン、及び更にブタ
ン、ヘキサン、ヘプタン又はジエチルエーテルである。
液体発泡剤の作用は、窒素ガスのようなガスを分離しな
がら室温以上の温度で分解する化合物、代表的にはアゾ
イソブチロニトリルのようなアゾ化合物を添加すること
によっても成され得る。
【0031】ポリウレタンを製造するための本新規方法
は、都合良くは適する触媒の存在下で行われる。使用さ
れる触媒は公知触媒、代表的には第三級アミン類、例え
ばトリエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモ
ルホリン、N−エチルモルホリン、N−ココモルホリ
ン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミ
ン、1,4−ジアザビシクロ−(2,2,2)−オクタ
ン、N−メチル−N′−ジメチルアミノエチルピペラジ
ン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ビス(N,N−
ジエチルアミノエチル)アジペート、N,N−ジエチル
ベンジルアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、
N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N,
N′,N′−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、
N,N−ジメチル−β−フェニルエチルアミン、1,2
−ジメチルイミダゾール及び2−メチルイミダゾール;
及び更に第二級アミンから形成された公知マンニッヒ塩
基類、例えばジメチルアミン;及びアルデヒド類、好ま
しくはホルムアルデヒド、又はケトン類、例えばアセト
ン、メチルエチルケトン又はシクロヘキサノン;及びフ
ェノール類、例えばフェノール、ノニルフェノール又は
ビスフェノールである。
【0032】イソシアネート基に対して活性な水素原子
を含み且つ触媒として使用し得る第三級アミン類の代表
的な例は、例えばトリエタノールアミン、トリイソプロ
パノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−
エチルジエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノー
ルアミン、並びにそれらとアルキレンオキシド、例えば
プロピレンオキシド及び/又はエチレンオキシドとの反
応生成物である。
【0033】炭素/珪素結合を有するシラアミン類、代
表的には2,2,4−トリメチル−2−シラモルホリン
及び1,3−ジエチルアミノメチルテトラメチルジシロ
キサン;並びに窒素含有塩基、代表的にはテトラアルキ
ルアンモニウムヒドロキシド;並びにアルカリ金属水酸
化物、例えば水酸化ナトリウム;アルカリ金属フェノレ
ート、代表的にはナトリウムフェノレート;或いはアル
カリ金属アルコレート、代表的にはナトリウムメトキシ
ド;或いはヘキサヒドロトリアジン;及び更に有機金属
化合物、特に有機錫化合物、代表的にはカルボン酸の錫
(II)塩、例えば錫(II)アセテート、錫(II)オクト
エート、錫(II)エチルヘキソエート及び錫(II)ラウ
レート;並びに錫(IV)化合物、代表的にはジブチル錫
オキシド、ジブチル錫ジクロリド、ジブチル錫ジアセテ
ート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレエート
又はジオクチル錫ジアセテートも別の適する触媒であ
る。
【0034】他の公知添加物、例えば表面活性添加剤、
例えば乳化剤及びフォーム安定剤も所望により存在して
よい。適する乳化剤の具体例は、リシノール酸スルホネ
ートのナトリウム塩、又は脂肪酸とアミンとの塩、例え
ばジエチルアミンオレエート又はジエタノールアミンス
テアレートである。使用し得る他の表面活性添加剤は、
スルホン酸例えばドデシルベンゼンスルホン酸又はジナ
フチルメタンジスルホン酸、或いは脂肪酸例えばリシノ
ール酸、或いはポリマー状脂肪酸のアルカリ金属塩又は
アンモニウム塩である。適するフォーム安定剤は第一ポ
リエーテルシロキサン、特にその水溶性の代表的なもの
である。前記化合物の構造は通常、エチレンオキシドと
プロピレンオキシドとのコポリマーがポリジメチルシロ
キサン基に結合した構造である。
【0035】本組成物中に存在してもよい別の添加剤は
反応抑制剤、代表的には酸反応を伴う物質、例えば塩酸
又は有機酸塩化物、及び更に、公知の型の気泡調整剤、
例えばパラフィン又は脂肪アルコール、或いはジメチル
ポリシロキサン及び顔料又は染料、及び公知の型の難燃
剤、代表的にはトリクロロエチルホスフェート、トリク
レジルホスフェート又はアンモニウムホスフェート及び
アンモニウムポリホスフェート、並びに老化及び耐候の
効果を抑制する安定剤、可塑剤及び殺菌剤及び殺バクテ
リア剤、並びに充填剤、例えば硫酸バリウム、珪藻土、
カーボンブラック又は調製白亜である。
【0036】表面活性添加剤及びフォーム安定剤、並び
に気泡調整剤、反応抑制剤、安定剤、難燃剤、可塑剤、
染料及び充填剤及び更に所望により存在する殺菌剤及び
殺バクテリア剤の別の例、並びに前記添加剤の使用方法
及び作用様式の詳細は、当業者に良く知られている。
【0037】本発明の方法を使用して、何れかの形態の
ポリウレタン材料、例えば何れかのフォーム製品並びに
繊維を製造することが可能である。しかしながら、フォ
ームの製造が好ましく、そして、成分を適切に選択する
ことにより、可撓性の又は硬質のフォーム或いは前記極
端品の間の何れかの製品を得ることも可能である。
【0038】ポリウレタンフォームは好ましくは液体出
発成分から製造され、出発材料は1ショット法において
一緒に混合されて互いに反応されるか、或いはポリオー
ルと過剰のポリイソシアネートとから形成されるNCO
基を含む予備付加物を先ず製造し、次いで代表的には水
を用いて反応させることにより発泡させる。
【0039】本発明において、反応成分は、公知の1シ
ョット法、プレポリマー法又は半プレポリマー法に基づ
いて、しばしば当業者に良く知られた機械装置を使用し
て、反応される。
【0040】フォームの製造において、発泡はしばしば
成形型内で行われる。この場合、反応混合物は成形型内
に置かれる。適する成形型材料は金属、代表的にはアル
ミニウム、又はプラスチック、代表的にはエポキシ樹脂
である。成形型内で、発泡性反応混合物は発泡し、次い
で成形品を形成する。発泡成形は、成形品が気泡状の表
面構造を有するか、或いは又、成形品が密な表面及び気
泡状のコアを有するようにして行うことができる。これ
に関連して、得られたフォームが成形型を確実に満たす
ように、成形型内に充分な量の発泡性反応混合物を置く
ことが可能である。しかしながら、フォームで成形型内
部を満たすために必要であるよりも成形型内に一層多い
発泡性反応混合物を置くことも可能である。後者の場
合、操作は過充填により行われる。
【0041】発泡成形の場合に、公知の外部離型剤、代
表的にはシリコーン油がしばしば付随して使用される。
しかしながら、いわゆる内部離型剤を、所望により外部
離型剤と組み合わせて、使用することも可能である。
【0042】本発明に基づいて、常温硬化フォーム(col
d-curing form)を使用することも可能である。前記フォ
ームは、或いは又、ブロック発泡により又は公知の二重
コンベヤーベルト法により、製造することも勿論でき
る。
【0043】本発明の方法は、可撓性、半可撓性又は硬
質ポリウレタンフォームを製造するために使用すること
ができる。前記フォームは、このような生成物に対して
公知の用途、例えば家具及び自動車工業のマットレス及
び室内装飾材料としての用途、並びに自動車工業におい
て使用されるような取り付け部品のための用途、並びに
最後に、例えば構造区画材における又は冷蔵工業におけ
る遮音組成物としての及び熱遮蔽及び低温遮蔽のための
組成物としての用途、或いは繊維工業における例えば肩
パッドとしての用途を見出す。
【0044】
【実施例及び発明の効果】下記実施例により本発明を更
に説明するが、しかし下記実施例は、如何なる意味にお
いても本発明を限定するものではない。この場合、他の
記載部分における場合と同様に、特記しない限り部及び
%は重量による。
【0045】使用された安定剤混合物の成分を、それら
の略語と一緒に以下に示す。 BF−1:次式:
【化38】 で表わされる化合物約5部、及び次式:
【化39】 で表わされる化合物約1部からなる混合物,DE−A−
4432732の実施例103に基づいて調製。 BF−2:次式:
【化40】 で表わされる化合物。 A−1;イルガノックス5057(商標名;Irganox 50
57) :工業混合物,フェニルアミンとジイソブチルアミ
ンとの反応から得られ、下記の成分からなる: a) ジフェニルアミン3%、 b) 4−第三ブチルジフェニルアミン14%、 c) 以下の群: i) 4−第三オクチルジフェニルアミン、 ii) 4,4′−ジ第三ブチルジフェニルアミン、 iii) 2,4,4′−トリス−第三ブチルジフェニルア
ミン の化合物30%、 d) 以下の群: i) 4−第三ブチル−4′−第三オクチルジフェニル
アミン、 ii) o,o′−,m,m′−又はp,p′−ジ第三オ
クチルジフェニルアミン、 iii) 2,4−ジ第三ブチル−4′−第三オクチルジフ
ェニルアミン、の化合物29%、 e) 以下の群: i) 4,4′−ジ第三オクチルジフェニルアミン(1
8%)、 ii) 2,4−ジ第三オクチル−4′−第三ブチルジフ
ェニルアミン(6%)、の化合物24%。 P−1,イルガノックス1135(商標名;Irganox 11
35):次式:
【化41】 で表わされる化合物。 P−2,イルガノックス415(商標名;Irganox 415
):次式:
【化42】 で表わされる化合物。 P−3:次式:
【化43】 で表わされる化合物。 PP−1:次式:
【化44】 で表わされる化合物。 P−4,ウィングステイL(商標名;Wingstay L):次
式:
【化45】 (平均分子量:600−700)で表わされる化合物。 P−5,イソノックス232(商標名;ISONOX 232):
次式:
【化46】 で表わされる化合物。 P−6,イルガノックス1076(商標名;Irganox 10
76):オクタデシル−3−(3,5−ジ第三ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート。 P−7,イルガノックス1010(商標名;Irganox 10
10):ペンタエリトリトールテトラキス[3−(3,5
−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート]。 P−8,ビタミンE,メルクインデックス(Merck Inde
x) 第10版,第9832頁参照。
【0046】実施例1:(ポリエーテル/ポリウレタン
ソフトフォームの製造並びにその安定化) 本発明の安定剤混合物(表1ないし4の各実施例参照)
の正確に470mg(ポリオールに対して0.3%)
を、酸化防止剤を含まないポリエーテル/ポリオールで
あるルプラノール2045(商標名;Lupranol 2045 ,
第一ヒドロキシル基を有する三官能性ポリエーテル/ポ
リオール,ヒドロキシル価35mgKOH/g,含水率
0.1%未満,酸価0.1mgKOH/g未満)157
gに溶解する。(ポリオールバッチAは、ポリオールバ
ッチBと同様に上述のポリオールを意味するものと受け
取られたい。型A及びBは、それらの貯蔵時間を異にす
るのみである)。テコスタブ(商標名;TECOSTAB,ドイ
ツ連邦共和国のゴールドシュミット(Goldschmidt) 社か
ら市販されたポリシリコーン)1.74g、ジアザビシ
クロオクタン(アミン触媒)0.48g及び水0.8g
からなる溶液10.24gを添加し、次いで反応混合物
を60秒間100rpmで激しく攪拌する。上記ポリオ
ール2.9g中の錫オクトエート(触媒)0.32gの
溶液3.2gを添加し、次いで反応混合物を再び100
rpmで60秒間激しく攪拌する。激しく攪拌しなが
ら、イソシアネート〔ルプラナートT80(商標名;Lu
pranatT80 ),BASF社から市販,トルイレン−2,
4−及びトルイレン−2,6−ジイソシアネート混合
物〕98gを次いで即座に添加し、そして6秒後に、こ
の混合物を並べられた成形型に注入し、次いで発泡体が
フォームブロックになるまでの間、発熱反応を測定す
る。フォームブロックを5℃の気候チャンバー中で24
時間冷却し、次いで貯蔵する。前記ブロックの中央部か
ら2cmの薄片を切り出し、次いで穿孔器具を使用して
薄片から円板状(円筒状)試験片を切断する。この試料
を、予め加熱されたアル−ブロック(alu-block) 内で3
0分間、170,180,190,200,210及び
220℃で、空気の存在下で、試験管内で老化させる
(動的加熱試験)。
【0047】前記試料の黄変は、ASTMD−1925
に基づいて、黄色度指数(YI)として決定される。
【0048】結果(実施例2ないし31)を下記表1な
いし4に要約する。本新規安定剤混合物は、従来技術の
実施例3,11,17,18,22及び23を越える効
果を有する:黄変は、長期間低く止まる(低い黄色度指
数値は、黄変の程度が低いことを示す)。
【0049】表1:動的アル−ブロック試験後の黄色度
指数: ポリオールバッチAに対してフェノール系酸化防止剤と
ラクトンとの混合物を用いた結果
【表1】
【0050】表2:動的アル−ブロック試験後の黄色度
指数: ポリオールバッチBに対してフェノール系酸化防止剤と
ラクトンとの混合物を用いた結果
【表2】
【0051】表3:動的アル−ブロック試験後の黄色度
指数: ポリオールバッチBに対してアミンとラクトンとの混合
物を用いた結果
【表3】
【0052】表4:動的アル−ブロック試験後の黄色度
指数: ポリオールバッチBに対してフェノール系酸化防止剤、
アミン及びラクトンの混合物を用いた結果
【表4】
【0053】表5:動的アル−ブロック試験後の黄色度
指数: ポリオールバッチCに対してアミンとラクトンとの混合
物を用いた結果
【表5】
【0054】DSC値(示差走査熱量法,温度制御熱量
法)を測定することにより、ポリエーテルポリオールの
耐酸化性を決定する。この目的のために、試料20mg
をアルミニウム坩堝内で秤量し、次いで出発温度50℃
且つ5℃/分の加熱速度で加熱する。発熱的酸化の開始
は、安定化されない対照物質に対する温度制御測定によ
り、熱量法で決定する。酸化が開始される温度が示さ
れ、同様に安定化された試料の各々に対して測定された
温度と安定化されないポリオールの相当温度との間の温
度差(ΔT)が示される。高い値は、高い耐酸化性を示
す。
【0055】結果を下記表6に要約する(実施例32な
いし38)。 表6:DSC法に基づく耐酸化性
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 9/04 CFF C08J 9/04 CFF C08K 5/138 C08K 5/138 5/15 5/15 5/17 5/17 5/52 5/52 //(C08G 18/48 101:00) C08L 75:04

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A) ポリエーテルポリオール又は前記
    ポリオール混合物、 B) 次式I: 【化1】 〔式中、 R1 ,R7 ,R8 ,R9 及びR10のうちの二つは互いに
    独立して炭素原子数1ないし4のアルキル基又は炭素原
    子数1ないし4のアルコキシ基を表わし、他は水素原子
    を表わし、或いはR7 ないしR10は水素原子を表わし、
    又は前記基のうちの最大二つは互いに独立してメチル基
    又はメトキシ基を表わし、そしてR1 は−O−CHR3
    −CHR5 −O−CO−R6 基を表わし、 R2 及びR4 は互いに独立して水素原子又は炭素原子数
    1ないし6のアルキル基を表わし、 R3 は水素原子又は炭素原子数1ないし4のアルキル基
    を表わし、 R5 は水素原子、フェニル基又は炭素原子数1ないし6
    のアルキル基を表わし、そしてR6 は炭素原子数1ない
    し4のアルキル基を表わす〕で表わされる少なくとも一
    つのベンゾフラノン誘導体、 C) フェノール系酸化防止剤からなる群から選択され
    た少なくとも一つの化合物、及び/又は D) 第二級アミン型のアミノ酸化防止剤からなる群か
    ら選択された少なくとも一つの化合物、からなる組成
    物。
  2. 【請求項2】 成分B)において、R1 が水素原子、炭
    素原子数1ないし4のアルキル基又は−O−CHR3
    CHR5 −O−CO−R6 基を表わす請求項1記載の組
    成物。
  3. 【請求項3】 成分B)において、R7 ,R8 ,R9
    びR10が互いに独立して水素原子、メチル基又はメトキ
    シ基を表わす請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 成分B)において、R7 ,R8 ,R9
    びR10が互いに独立して水素原子又はメチル基を表わす
    請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 成分B)において、R1 が−O−CH2
    −CH2 −O−CO−CH3 基を表わす請求項2記載の
    組成物。
  6. 【請求項6】 成分B)において、R1 及びR7 ないし
    10のうちの二つがメチル基を表わし、他が水素原子を
    表わす請求項2記載の組成物。
  7. 【請求項7】 成分B)において、R2 及びR4 が第三
    ブチル基を表わす請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 成分C)が一つ又は一つより多くの次式
    II: 【化2】 〔式中、 Aは水素原子、炭素原子数1ないし24のアルキル基、
    炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フェニル
    −炭素原子数1ないし4のアルキル基、フェニル基又は
    −CH2 −S−R12基又は次式: 【化3】 で表わされる基を表わし、 Dは炭素原子数1ないし24のアルキル基、炭素原子数
    5ないし12のシクロアルキル基、フェニル−炭素原子
    数1ないし4のアルキル基、フェニル基又は−CH2
    S−R12基を表わし、 Xは水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基又
    は次式:−Ca 2a−Sq −R13、−Cb −H2b−CO
    −OR14、−Cb −H2b−CO−N(R16)(R17)、
    −CH2 N(R21)(R22)、 【化4】 で表わされる基のうちの一つを表わし、 Rは水素原子又は−CO−CH=CH2 基を表わし、 G* は水素原子又は炭素原子数1ないし12のアルキル
    基を表わし、 R12は炭素原子数1ないし18のアルキル基、フェニル
    基又は−(CH2 c−CO−OR15基又は−CH2
    2 OR20基を表わし、 R13は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル
    基、フェニル基、ベンジル基又は次式: 【化5】 で表わされる基又は−(CH2 c −CO−OR15基又
    は−CH2 CH2 OR20基を表わし、 R14は炭素原子数1ないし30のアルキル基又は次式: 【化6】 (式中、Qは炭素原子数2ないし8のアルキレン基、炭
    素原子数4ないし6のチアアルキレン基又は−CH2
    2 (OCH2 CH2 d −基を表わす)で表わされる
    基のうちの一つを表わし、 R15は炭素原子数1ないし24のアルキル基を表わし、 R16は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基
    又はシクロヘキシル基を表わし、 R17は炭素原子数1ないし18のアルキル基、シクロヘ
    キシル基、フェニル基、炭素原子数1ないし18のアル
    キル基で置換されたフェニル基又は次式: 【化7】 で表わされる基のうちの一つを表わし、或いはR16とR
    17とは一緒になって、−O−基又は−NH−基により中
    断され得る炭素原子数4ないし8のアルキレン基を表わ
    し、R18は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル
    基又はフェニル基を表わし、R19は炭素原子数1ないし
    18のアルキル基を表わし、R20は水素原子、炭素原子
    数1ないし24のアルキル基、フェニル基、炭素原子数
    2ないし18のアルカノイル基又はベンジル基を表わ
    し、R21は炭素原子数1ないし18のアルキル基、シク
    ロヘキシル基、フェニル基、炭素原子数1ないし18の
    アルキル基で置換されたフェニル基又は次式: 【化8】 で表わされる基を表わし、 R22は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル
    基、シクロヘキシル基又は次式: 【化9】 で表わされる基を表わし、又はR21とR22とは一緒にな
    って、−O−基又は−NH−基により中断され得る炭素
    原子数4ないし8のアルキレン基を表わし、 R23及びR24は−S−炭素原子数1ないし18のアルキ
    ル基を表わし、 aは0,1,2又は3を表わし、bは0,1,2又は3
    を表わし、cは1又は2を表わし、dは1ないし5を表
    わし、fは2ないし8を表わし、そしてqは1,2,3
    又は4を表わす〕で表わされる化合物である請求項1記
    載の組成物。
  9. 【請求項9】 式II中、 Aが水素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、シ
    クロヘキシル基、フェニル基又は−CH2 −R23基又は
    次式: 【化10】 で表わされる基を表わし、 Dが炭素原子数1ないし8のアルキル基、シクロヘキシ
    ル基、フェニル基又は−CH2 −R24基を表わし、 Xが水素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基又は
    次式:−Ca 2a−Sq −R13、−Cb −H2b−CO−
    OR14、−CH2 N(R21)(R22)、 【化11】 で表わされる基のうちの一つを表わし、 R13が炭素原子数1ないし12のアルキル基、フェニル
    基又は−(CH2 c−CO−OR15基を表わし、 R14が炭素原子数1ないし18のアルキル基又は次式: 【化12】 (式中、Qは炭素原子数2ないし8のアルキレン基、−
    CH2 −CH2 −S−CH2 −CH2 −基又は−CH2
    CH2 (OCH2 CH2 d −基を表わす)で表わされ
    る基を表わし、 R15が炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わし、 R21及びR22が互いに独立して水素原子、炭素原子数1
    ないし12のアルキル基を表わし、或いはR21とR22
    が一緒になって、−O−基又は−NH−基により中断さ
    れ得る炭素原子数4ないし8のアルキレン基を表わし、 aが1又は2を表わし、bが1又は2を表わし、cが1
    又は2を表わし、dが1,2又は3を表わし、そしてR
    23及びR24が−S−炭素原子数1ないし18のアルキル
    基を表わす請求項8記載の組成物。
  10. 【請求項10】 式II中、 Aが水素原子、炭素原子数1ないし6のアルキル基、−
    CH2 −R23基又は次式: 【化13】 で表わされる基を表わし、 Dが水素原子又は炭素原子数1ないし18のアルキル基
    を表わし、そしてXが水素原子、炭素原子数1ないし4
    のアルキル基、−CH2 −R23基又は次式: 【化14】 で表わされる基を表わし、そしてR23及びR24が−S−
    炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わす請求項9
    記載の組成物。
  11. 【請求項11】 成分C)がトコフェロール又はビタミ
    ンE誘導体、或いは次式: 【化15】 (平均分子量:600−700)で表わされる型のオリ
    ゴマー状酸化防止剤である請求項1記載の組成物。
  12. 【請求項12】 成分D)が次式III : 【化16】 〔式中、 R25は炭素原子数1ないし18のアルキル基、フェニル
    −炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数5な
    いし12のシクロアルキル基、フェニル基、ナフチル
    基、或いは各々炭素原子数1ないし12のアルキル基又
    は炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はベンジル
    基又はα,α−ジメチルベンジル基により置換されたフ
    ェニル基又はナフチル基を表わし、 R26はフェニル基、ナフチル基、或いは各々炭素原子数
    1ないし12のアルキル基又は炭素原子数1ないし12
    のアルコキシ基又はベンジル基又はα,α−ジメチルベ
    ンジル基により置換されたフェニル基又はナフチル基を
    表わし、或いはR25とR26とは一緒になって、次式IV: 【化17】 で表わされる基を形成し、 この場合、 R27及びR28は水素原子又は炭素原子数1ないし18の
    アルキル基を表わし、又はR28は水素原子又は炭素原子
    数1ないし18のアルキル基を表わし、そしてR27とR
    28とは一緒になって、次式: 【化18】 で表わされる基を形成する〕で表わされる化合物を表わ
    す請求項1記載の組成物。
  13. 【請求項13】 式III 中、R25及びR26が互いに独立
    してフェニル基又は炭素原子数1ないし12のアルキル
    基で置換されたフェニル基を表わし、或いはR25とR26
    とが一緒になって、式IVで表わされる基を形成する請求
    項12記載の組成物。
  14. 【請求項14】 式III 中、 R25とR26とが式IVで表わされる基を形成し、この場
    合、 R27及びR28が炭素原子数6ないし12のアルキル基を
    表わし、そしてR29が水素原子を表わし、或いは成分
    D)が、 a) ジフェニルアミン、 b) 4−第三ブチルジフェニルアミン、 c) 以下の群: i) 4−第三オクチルジフェニルアミン、 ii) 4,4′−ジ第三ブチルジフェニルアミン、 iii) 2,4,4′−トリス−第三ブチルジフェニルア
    ミン の化合物、 d) 以下の群: i) 4−第三ブチル−4′−第三オクチルジフェニル
    アミン、 ii) o,o′−,m,m′−又はp,p′−ジ第三オ
    クチルジフェニルアミン、 iii) 2,4−ジ第三ブチル−4′−第三オクチルジフ
    ェニルアミン、の化合物、 e) 以下の群: i) 4,4′−ジ第三オクチルジフェニルアミン、 ii) 2,4−ジ第三オクチル−4′−第三ブチルジフ
    ェニルアミン、 の化合物からなり、 そして、この場合、5%を越えない成分a)が存在し、
    8ないし15%の成分b)が存在し、24ないし32%
    の成分c)が存在し、23ないし34%の成分d)が存
    在し、そして21ないし34%の成分e)が存在する、
    ジフェニルアミンとジイソブチレンとの反応により得ら
    れる工業混合物である請求項12記載の組成物。
  15. 【請求項15】 フェノール系酸化防止剤からなる群か
    ら選択された少なくとも一つの化合物及び/又は第二級
    アミン型のアミノ酸化防止剤からなる群から選択された
    少なくとも一つの化合物と組み合わせた請求項1記載の
    式Iで表わされる化合物からなるポリエーテルポリオー
    ル及び/又はポリウレタンを安定化するための安定剤。
  16. 【請求項16】 ポリエーテルポリオールに、フェノー
    ル系酸化防止剤からなる群から選択された少なくとも一
    つの化合物及び/又は第二級アミン型のアミノ酸化防止
    剤からなる群から選択された少なくとも一つの化合物と
    組み合わせて少なくとも一つの請求項1記載の式Iで表
    わされる化合物を添加することからなるポリエーテルポ
    リオールの安定化方法。
  17. 【請求項17】 請求項1記載の組成物中のポリエーテ
    ルポリオールをポリイソシアネートと反応させることか
    らなるポリウレタンの製造方法。
  18. 【請求項18】 ポリウレタンフォームを製造するため
    に液体発泡剤(propellant)の存在下で行われる請求項1
    7記載の方法。
  19. 【請求項19】 請求項16ないし18のうちの何れか
    一つの方法により得られるポリウレタン。
  20. 【請求項20】 請求項1記載の成分B),C)及び/
    又はD)を含むポリウレタン。
  21. 【請求項21】 更に成分E)、有機ホスフィットを含
    む請求項1記載の組成物。
  22. 【請求項22】 有機ホスフィットが次式: 【化19】 で表わされる化合物である請求項21記載の組成物。
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