JPH0830111B2 - 溶融時に光学的異方性を示すポリエステル樹脂及び樹脂組成物 - Google Patents
溶融時に光学的異方性を示すポリエステル樹脂及び樹脂組成物Info
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- JPH0830111B2 JPH0830111B2 JP63267617A JP26761788A JPH0830111B2 JP H0830111 B2 JPH0830111 B2 JP H0830111B2 JP 63267617 A JP63267617 A JP 63267617A JP 26761788 A JP26761788 A JP 26761788A JP H0830111 B2 JPH0830111 B2 JP H0830111B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G63/02—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
-
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C09K19/04—Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
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- C09K19/3804—Polymers with mesogenic groups in the main chain
- C09K19/3809—Polyesters; Polyester derivatives, e.g. polyamides
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱性と加工性に優れ、尚かつ、機械的性質
に優れた溶融時に光学的異方性を示すポリエステル樹脂
及びその組成物に関する。
に優れた溶融時に光学的異方性を示すポリエステル樹脂
及びその組成物に関する。
近年、耐熱性と加工性を併せ備えた熱可塑性樹脂とし
て溶融時に光学的異方性を示すポリマー(液晶性ポリマ
ー)の提案が種々なされている。特開昭49−72393号
特開昭50−43223号特開昭54−77691号等がそれらの
代表的なものである。これらの液晶性ポリマーは何れも
ポリマーの骨格に剛直性セグメントを導入して液晶性を
発現し高強度で耐熱性に優れ、尚かつ、溶融流動性に優
れた易加工性を実現している。
て溶融時に光学的異方性を示すポリマー(液晶性ポリマ
ー)の提案が種々なされている。特開昭49−72393号
特開昭50−43223号特開昭54−77691号等がそれらの
代表的なものである。これらの液晶性ポリマーは何れも
ポリマーの骨格に剛直性セグメントを導入して液晶性を
発現し高強度で耐熱性に優れ、尚かつ、溶融流動性に優
れた易加工性を実現している。
然し乍ら、産業上の利用を図る上で耐熱性と易加工性
とを更に好適なものにする為には以下の点での配慮が必
要とされる。
とを更に好適なものにする為には以下の点での配慮が必
要とされる。
即ち、易加工性に係る点では、樹脂の流動開始温度
と、溶融時の流動性及び加工時の分解ガスの発生や変色
等を生じない樹脂の熱安定性間等が要求される。
と、溶融時の流動性及び加工時の分解ガスの発生や変色
等を生じない樹脂の熱安定性間等が要求される。
この内、樹脂の流動開始温度と、溶融時の流動性の2
点に関しては液晶性を利用することで解決が可能であ
る。しかし、加工時の分解ガスの発生や変色等の問題
は、加工温度が300℃を越えてくると、通常の熱可塑性
ポリマーに用いられる安定剤の付与による改善は難し
く、加工時の温度を際限なく高めることは出来ない。
点に関しては液晶性を利用することで解決が可能であ
る。しかし、加工時の分解ガスの発生や変色等の問題
は、加工温度が300℃を越えてくると、通常の熱可塑性
ポリマーに用いられる安定剤の付与による改善は難し
く、加工時の温度を際限なく高めることは出来ない。
熱可塑性樹脂、特にポリエステルを賦形させるに際し
てしの好ましい成形温度範囲は約370℃以下が目安とさ
れる。370℃を越える様になるとポリマー自身の熱劣化
が著しく進行し、熱履歴による樹脂の安定な強度が保証
されず、また、通常用いられる成形機の温度範囲をも逸
脱してしまう。
てしの好ましい成形温度範囲は約370℃以下が目安とさ
れる。370℃を越える様になるとポリマー自身の熱劣化
が著しく進行し、熱履歴による樹脂の安定な強度が保証
されず、また、通常用いられる成形機の温度範囲をも逸
脱してしまう。
耐熱性に係る点では、高温状態における形状保持の安
定性や機械的強度保持の安定性が求められ、特に産業上
電気分野等で汎用される半田工程を経る必然性から260
℃以上での形状等の安定性が重要視される。
定性や機械的強度保持の安定性が求められ、特に産業上
電気分野等で汎用される半田工程を経る必然性から260
℃以上での形状等の安定性が重要視される。
以上の観点から、両者を同時に満足する改善を行う必
要を生じるが、通常の熱可塑性樹脂では両者の性質が互
いに相反する性格であり、加工性の指標である融点若し
くは流動点を下げながら、尚かつ高温下での形状安定性
や機械的安定性の信頼度を高めるということは極めて困
難な課題である。
要を生じるが、通常の熱可塑性樹脂では両者の性質が互
いに相反する性格であり、加工性の指標である融点若し
くは流動点を下げながら、尚かつ高温下での形状安定性
や機械的安定性の信頼度を高めるということは極めて困
難な課題である。
因に、先に提案されている液晶性ポリマーの例とし
て、は成形温度が400℃を越え賦形の際に分解ガスを
多く発生し、熱安定性に乏しい。及びの例は、賦形
温度約370℃を越えない条件を満たすものの、高温状態
での信頼性に関しては半田工程に必要とされる260℃
以上での賦形を維持することが出来ず、は高温状態で
の強度保持の信頼性が望ましい範囲に及んでいない。
て、は成形温度が400℃を越え賦形の際に分解ガスを
多く発生し、熱安定性に乏しい。及びの例は、賦形
温度約370℃を越えない条件を満たすものの、高温状態
での信頼性に関しては半田工程に必要とされる260℃
以上での賦形を維持することが出来ず、は高温状態で
の強度保持の信頼性が望ましい範囲に及んでいない。
以上の課題に鑑み、本発明者等は耐熱性と易加工性と
いう相矛盾する特性を同時に満足し、尚かつ苛酷な環境
下でも機械的物性の信頼性に優れた熱可塑性樹脂を得る
べく鋭意研究した結果、特定の構成単位を有するポリエ
ステルがこれらの相矛盾する問題点をバランス良く解決
出来ることを見出し、本発明を完成するに到ったもので
ある。
いう相矛盾する特性を同時に満足し、尚かつ苛酷な環境
下でも機械的物性の信頼性に優れた熱可塑性樹脂を得る
べく鋭意研究した結果、特定の構成単位を有するポリエ
ステルがこれらの相矛盾する問題点をバランス良く解決
出来ることを見出し、本発明を完成するに到ったもので
ある。
即ち本発明は、必須の構成成分として下式(I)〜
(III)で表される構成単位を含み、全構成単位に対し
て(I)が30モル%未満、(II)が30乃至45モル%、
(III)が30乃至45モル%であることを特徴とする溶融
時に光学的異方性を示すポリエステル樹脂に関する。
(III)で表される構成単位を含み、全構成単位に対し
て(I)が30モル%未満、(II)が30乃至45モル%、
(III)が30乃至45モル%であることを特徴とする溶融
時に光学的異方性を示すポリエステル樹脂に関する。
本発明は上記の如き特定の構成単位の特定の比率より
なる組み合わせで、易加工性と半田耐熱性に必要とされ
る様な耐熱形状安定性等のバランスの良好なポリマーの
提供を実現するのである。
なる組み合わせで、易加工性と半田耐熱性に必要とされ
る様な耐熱形状安定性等のバランスの良好なポリマーの
提供を実現するのである。
因みに、(I)のホモポリマー、及び(II)と1,4−
置換の(III)のポリマーは各々400℃以下では融点を持
たず、各々単独では加工性を持たないことが知られてい
る。(I),(II),(III)の組み合わせよりなる3
元系のポリマーでは各々単独の場合よりも融点は低下
し、加工性を生じてくるのである。
置換の(III)のポリマーは各々400℃以下では融点を持
たず、各々単独では加工性を持たないことが知られてい
る。(I),(II),(III)の組み合わせよりなる3
元系のポリマーでは各々単独の場合よりも融点は低下
し、加工性を生じてくるのである。
ポリマーの構成単位である(I)を実現する具体的なモ
ノマー化合物はp−ヒドロキシ安息香酸及びその誘導体
であり、誘導体としてはアセトキシ安息香酸等の酸エス
テル安息香酸類、ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチ
ル、ブチル及びフェニルエステル等の安息香酸エステル
類、ヒドロキシ安息香酸クロライド等の酸クロライド類
等があげられる。
ノマー化合物はp−ヒドロキシ安息香酸及びその誘導体
であり、誘導体としてはアセトキシ安息香酸等の酸エス
テル安息香酸類、ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチ
ル、ブチル及びフェニルエステル等の安息香酸エステル
類、ヒドロキシ安息香酸クロライド等の酸クロライド類
等があげられる。
本構成単位(I)は全構成単位に対して30モル%未
満、好ましくは20〜29モル%が用いられる。30モル%以
上では耐熱性が劣るため好ましくない。
満、好ましくは20〜29モル%が用いられる。30モル%以
上では耐熱性が劣るため好ましくない。
ポリマーの構成単位である(II)を実現する具体的な
モノマー化合物は2,6−ジヒドロキシナフタレン及びそ
の誘導体であり、誘導体としてはジアセトキシ、ジプロ
ピオニックアシッド等の有機カルボン酸エステル類があ
げられる。
モノマー化合物は2,6−ジヒドロキシナフタレン及びそ
の誘導体であり、誘導体としてはジアセトキシ、ジプロ
ピオニックアシッド等の有機カルボン酸エステル類があ
げられる。
本構成単位(II)は全構成単位に対して30乃至45モル
%、特に好ましくは35乃至40モル%が用いられる。
%、特に好ましくは35乃至40モル%が用いられる。
(III)を実現する具体的なモノマー化合物はテレフ
タル酸及びその誘導体であり、誘導体としてはテレフタ
ル酸のメチル、エチル及びフェニルエステル等のエステ
ル類、テレフタル酸のクロライド等の酸クロライド類等
があげられる。
タル酸及びその誘導体であり、誘導体としてはテレフタ
ル酸のメチル、エチル及びフェニルエステル等のエステ
ル類、テレフタル酸のクロライド等の酸クロライド類等
があげられる。
本構成単位(III)は全構成単位に対し30乃至45モル
%、特に好ましくは35乃至40モリ%が用いられる。
%、特に好ましくは35乃至40モリ%が用いられる。
更に下式に示す構成単位(IV)は、ポリマーの融点を
調整し、加工性を向上させる目的で用いられる。
調整し、加工性を向上させる目的で用いられる。
(IV)を実現する具体的なモノマー化合物はイソフタ
ル酸及びその誘導体であり、誘導体としてはイソフタル
酸のメチル、エチル及びフェニルエステル等のイソフタ
ル酸エステル類、イソフタル酸クロライド等の酸クロラ
イド類等があげられる。
ル酸及びその誘導体であり、誘導体としてはイソフタル
酸のメチル、エチル及びフェニルエステル等のイソフタ
ル酸エステル類、イソフタル酸クロライド等の酸クロラ
イド類等があげられる。
本構成単位(IV)は必ずしも必須ではないが、全構成
単位に対し0.1乃至7モル%が用いられることが好まし
い。特に好ましい範囲は0.5乃至5モル%である。
単位に対し0.1乃至7モル%が用いられることが好まし
い。特に好ましい範囲は0.5乃至5モル%である。
本発明のポリマーは、これらのモノマー化合物から直
接重合法やエステル交換法を用いて重合される。重合に
際しては、通常溶融重合法やスラリー重合法等が用いら
れる。
接重合法やエステル交換法を用いて重合される。重合に
際しては、通常溶融重合法やスラリー重合法等が用いら
れる。
これらの重合に際しては種々の触媒の使用が可能であ
り、代表的なものはジアルキル錫酸化物であり、ジアリ
ール錫酸化物、2酸化チタン、アルコキシチタンけい酸
塩類、チタンアルコラート類、カルボン酸のアルカリ及
びアルカリ土類金属塩類、BF3の如きルイス酸等があげ
られる。
り、代表的なものはジアルキル錫酸化物であり、ジアリ
ール錫酸化物、2酸化チタン、アルコキシチタンけい酸
塩類、チタンアルコラート類、カルボン酸のアルカリ及
びアルカリ土類金属塩類、BF3の如きルイス酸等があげ
られる。
触媒の使用量は一般にはモノマーの全重量に基いて約
0.001乃至1重量%、特に約0.01乃至0.2重量%が好まし
い。
0.001乃至1重量%、特に約0.01乃至0.2重量%が好まし
い。
これらの重合方法により製造されたポリマーは、更に
必要に応じ不活性ガス中で加熱する固相重合により分子
量の増加を計ることができる。
必要に応じ不活性ガス中で加熱する固相重合により分子
量の増加を計ることができる。
溶融時に光学的異方性を示す液晶性ポリマーであるこ
とは、本発明において耐熱性と易加工性を併せ持つ上で
不可欠な要素である。溶融異方性の性質は直交偏光子を
利用した慣用の偏光検査方法により確認することができ
る。より具体的には溶融異方性の確認はLeitz偏光顕微
鏡を使用しLeitzホットステージにのせた試料を窒素雰
囲気下で100倍の倍率で観察することにより実施でき
る。即ち、直交偏光子間に挿入したとき、試料が光学的
に異方性であると、たとえ溶融静止状態であっても偏光
は透過する。かかるポリマーは光学的に異方性(液晶
性)である。
とは、本発明において耐熱性と易加工性を併せ持つ上で
不可欠な要素である。溶融異方性の性質は直交偏光子を
利用した慣用の偏光検査方法により確認することができ
る。より具体的には溶融異方性の確認はLeitz偏光顕微
鏡を使用しLeitzホットステージにのせた試料を窒素雰
囲気下で100倍の倍率で観察することにより実施でき
る。即ち、直交偏光子間に挿入したとき、試料が光学的
に異方性であると、たとえ溶融静止状態であっても偏光
は透過する。かかるポリマーは光学的に異方性(液晶
性)である。
本発明の加工性の指標としては液晶性及び融点(液晶
性発現温度)が考えられる。液晶性を示すか否かは溶融
時の流動性に深く係わり、本願のポリエステルは溶融状
態で液晶性を示すことが不可欠である。
性発現温度)が考えられる。液晶性を示すか否かは溶融
時の流動性に深く係わり、本願のポリエステルは溶融状
態で液晶性を示すことが不可欠である。
ネマチックな液晶性ポリマーは融点以上で著しく粘性
低下を生じるので、一般的に融点またはそれ以上の温度
で液晶性を示すことが加工性の指標となる。融点(液晶
性発現温度)は、出来得る限り高い方が耐熱形状安定性
の観点からは好ましいが、ポリマーの溶融加工時の熱劣
化や成形機の加熱能力等を考慮すると、前述の通り凡そ
370℃以下であることが望ましい目安となる。更に、そ
の融点に少なくとも10℃を加えた温度で、樹脂の溶融粘
度が100sec-1の剪断応力下で106ポイズ以下であること
が好ましい。更に好ましくは104ポイズ以下である。こ
れらの溶融粘度は液晶性を具備することで概ね実現され
る。
低下を生じるので、一般的に融点またはそれ以上の温度
で液晶性を示すことが加工性の指標となる。融点(液晶
性発現温度)は、出来得る限り高い方が耐熱形状安定性
の観点からは好ましいが、ポリマーの溶融加工時の熱劣
化や成形機の加熱能力等を考慮すると、前述の通り凡そ
370℃以下であることが望ましい目安となる。更に、そ
の融点に少なくとも10℃を加えた温度で、樹脂の溶融粘
度が100sec-1の剪断応力下で106ポイズ以下であること
が好ましい。更に好ましくは104ポイズ以下である。こ
れらの溶融粘度は液晶性を具備することで概ね実現され
る。
本発明の耐熱性の指標としては、高温下での形状安定
性の他、剛性、その剛性の保持率、賦形に際して経る熱
履歴によっても機械的な強度が低下ししないこと等が要
求される。特に使用目的が電気分野等の場合、材料が半
田付け工程に耐えられる半田耐熱性を持つことが必要と
される。
性の他、剛性、その剛性の保持率、賦形に際して経る熱
履歴によっても機械的な強度が低下ししないこと等が要
求される。特に使用目的が電気分野等の場合、材料が半
田付け工程に耐えられる半田耐熱性を持つことが必要と
される。
高温下の剛性はレオメーターの捻り剛性で260℃で1
×103以上あれば良く、260℃から280℃にかけての剛性
保持率は材料の信頼性からみて極端な低下は避ける必要
があり、少なくとも50%を下廻るのは好ましくない。又
溶融状態での安定性も重要であり、溶融滞留後の剛性保
持率がポリマーの熱劣化に起因する著しい低下を避けな
くてはならず、初期状態に対し8割の保持率を下廻って
くると生産材料としての信頼性を損ない好ましくない。
×103以上あれば良く、260℃から280℃にかけての剛性
保持率は材料の信頼性からみて極端な低下は避ける必要
があり、少なくとも50%を下廻るのは好ましくない。又
溶融状態での安定性も重要であり、溶融滞留後の剛性保
持率がポリマーの熱劣化に起因する著しい低下を避けな
くてはならず、初期状態に対し8割の保持率を下廻って
くると生産材料としての信頼性を損ない好ましくない。
次に本発明のポリエステルは使用目的に応じて各種の
繊維状、粉粒状、板状の無機及び有機の充填剤を配合す
ることが出来る。
繊維状、粉粒状、板状の無機及び有機の充填剤を配合す
ることが出来る。
繊維状充填剤としては、ガラス繊維、アスベスト繊
維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、アルミナ繊
維、ジルコニア繊維、窒化硼素繊維、窒化珪素繊維、硼
素繊維、チタン酸カリ繊維、更にステンレス、アルミニ
ウム、チタン、銅、真鍮等の金属の繊維状物などの無機
質繊維状物質が挙げられる。特に代表的な繊維状充填剤
はガラス繊維である。
維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、アルミナ繊
維、ジルコニア繊維、窒化硼素繊維、窒化珪素繊維、硼
素繊維、チタン酸カリ繊維、更にステンレス、アルミニ
ウム、チタン、銅、真鍮等の金属の繊維状物などの無機
質繊維状物質が挙げられる。特に代表的な繊維状充填剤
はガラス繊維である。
一方、粉粒状充填剤としてはカーボンブラック、黒
鉛、シリカ、石英粉末、ガラスビーズ、ミルドガラスフ
ァイバー、ガラスバルーン、ガラス粉、硅酸カルシウ
ム、硅酸アルミニウム、カオリン、タルク、クレー、硅
藻土、ウォラストラナイトの如き硅酸塩、酸化鉄、酸化
チタン、酸化亜鉛、三酸化アンチモン、アルミナの如き
金属の酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムの如
き金属の炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムの如き
金属の硫酸塩、その他フェライト、炭化硅素、窒化硅
素、窒化硼素、各種金属粉末等が挙げられる。
鉛、シリカ、石英粉末、ガラスビーズ、ミルドガラスフ
ァイバー、ガラスバルーン、ガラス粉、硅酸カルシウ
ム、硅酸アルミニウム、カオリン、タルク、クレー、硅
藻土、ウォラストラナイトの如き硅酸塩、酸化鉄、酸化
チタン、酸化亜鉛、三酸化アンチモン、アルミナの如き
金属の酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムの如
き金属の炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムの如き
金属の硫酸塩、その他フェライト、炭化硅素、窒化硅
素、窒化硼素、各種金属粉末等が挙げられる。
又、板状充填剤としてはマイカ、ガラスフレーク、各
種の金属箔等が挙げられる。
種の金属箔等が挙げられる。
有機充填剤の例を示せば芳香族ポリエステル、繊維、
液晶性ポリマー繊維、芳香族ポリアミド、ポリイミド繊
維等の耐熱性高強度合成繊維等である。
液晶性ポリマー繊維、芳香族ポリアミド、ポリイミド繊
維等の耐熱性高強度合成繊維等である。
これらの無機及び有機充填剤は一種又は二種以上併用
することが出来る。繊維状充填剤と粒状又は板状充填剤
との併用は特に機械的強度と寸法精度、電気的性質等を
兼備する上で好ましい組み合わせである。無機充填剤の
配合量は、組成物全量に対して95重量%以下、好ましく
は1〜80重量%である。
することが出来る。繊維状充填剤と粒状又は板状充填剤
との併用は特に機械的強度と寸法精度、電気的性質等を
兼備する上で好ましい組み合わせである。無機充填剤の
配合量は、組成物全量に対して95重量%以下、好ましく
は1〜80重量%である。
これらの充填剤の使用にあたっては必要ならば収束剤
又は表面処理剤を使用することが望ましい。
又は表面処理剤を使用することが望ましい。
更に本発明のポリエステルには、本発明の企図する目
的を損なわない範囲で他の熱可塑性樹脂を補助的に添加
してもよい。
的を損なわない範囲で他の熱可塑性樹脂を補助的に添加
してもよい。
この場合に使用する熱可塑性樹脂の例を示すと、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
の芳香族ジカルボン酸とジオール或いはオキシカルボン
酸等からなる芳香族ポリエステル、ポリアセタール(ホ
モ又はコポリマー)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリアミド、ポリカーボネート、ABS、ポリフェニレン
オキシド、ポリフェニレンスルフィド、フッ素樹脂等を
挙げることができる。またこれらの熱可塑性樹脂は2種
以上混合して使用することができる。
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
の芳香族ジカルボン酸とジオール或いはオキシカルボン
酸等からなる芳香族ポリエステル、ポリアセタール(ホ
モ又はコポリマー)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリアミド、ポリカーボネート、ABS、ポリフェニレン
オキシド、ポリフェニレンスルフィド、フッ素樹脂等を
挙げることができる。またこれらの熱可塑性樹脂は2種
以上混合して使用することができる。
本発明で得られる特定の構成単位よりなる溶融時に光
学的異方性を示す芳香族ポリエステル及びその組成物
は、優れた性能を発現でき、凡そ370℃以下の加工温度
で流動性を持ち、容易に射出成形や押出成形、圧縮成形
が可能であり、種々の立体成形品、繊維、フィルム等に
加工出来、特に射出成形に好適な流動性を与える。又、
優れた耐熱性を有し、高温状態での機械的強度を有する
こと、半田工程での形状安定性を維持すること等があげ
られる為、種々の耐熱分野、特に半田工程を伴う部品分
野に供するのに好適である。
学的異方性を示す芳香族ポリエステル及びその組成物
は、優れた性能を発現でき、凡そ370℃以下の加工温度
で流動性を持ち、容易に射出成形や押出成形、圧縮成形
が可能であり、種々の立体成形品、繊維、フィルム等に
加工出来、特に射出成形に好適な流動性を与える。又、
優れた耐熱性を有し、高温状態での機械的強度を有する
こと、半田工程での形状安定性を維持すること等があげ
られる為、種々の耐熱分野、特に半田工程を伴う部品分
野に供するのに好適である。
以下に実施例をもって本発明を説明するが、本発明は
実施例に限定を受けるものではない。以下本発明に用い
た測定法を記す。
実施例に限定を受けるものではない。以下本発明に用い
た測定法を記す。
1)液晶性の測定 得られた樹脂の液晶性はLeitz偏光顕微鏡にて確認し
た。即ち、Leitzホットステージにのせた試料を窒素雰
囲気下で加熱溶融し、100倍の倍率で観察し、直交偏光
子間に挿入したとき光を透過させた特有のパターンを呈
したものを液晶性ありと判断した。
た。即ち、Leitzホットステージにのせた試料を窒素雰
囲気下で加熱溶融し、100倍の倍率で観察し、直交偏光
子間に挿入したとき光を透過させた特有のパターンを呈
したものを液晶性ありと判断した。
2)融点(流動開始温度) パーキンエルマ社製示差熱解析装置にて測定し、得ら
れた融点をもって流動開始温度とした。
れた融点をもって流動開始温度とした。
3)加工性 液晶性を示し、融点に10℃を加えた温度で東洋精機製
キャピログラフを用い100sec-1のずり応力下で104ポイ
ズ以下の粘度を示したものを○とし、それ以外のものを
×とした。
キャピログラフを用い100sec-1のずり応力下で104ポイ
ズ以下の粘度を示したものを○とし、それ以外のものを
×とした。
4)半田耐熱性の測定 半田耐熱性は260℃、30秒の半田浴中に厚さ1mmのプレ
スシートを切り出した試験片を浸した后に表面形状を観
察した。フクレ、しわ、クラック、変形等の異常のみら
れたものは×、異常のなかったものは○とした。
スシートを切り出した試験片を浸した后に表面形状を観
察した。フクレ、しわ、クラック、変形等の異常のみら
れたものは×、異常のなかったものは○とした。
5)捻り剛性率の測定 剛性率はレオメトリック社製レオメーターを用い、ツ
バコー社製ミニショット−2型機で射出成形した引張試
験片にて、260℃及び280℃各々での捻り剛性を測定し
た。又、ガラス繊維を含む組成物は予め東洋精機製作所
社製のラボプラストミルを用いて調製した組成物を使っ
て同様にミニショット2型機で成形した試験片を用い
た。高温雰囲気下での剛性は半田工程等の過程での耐変
形性を確認出来る評価であり、260℃の捻り剛性を1.0と
したときの280℃での剛性保持率を高温状態での強度信
頼性の指標とした。0.5以上有することが信頼性の目安
である。
バコー社製ミニショット−2型機で射出成形した引張試
験片にて、260℃及び280℃各々での捻り剛性を測定し
た。又、ガラス繊維を含む組成物は予め東洋精機製作所
社製のラボプラストミルを用いて調製した組成物を使っ
て同様にミニショット2型機で成形した試験片を用い
た。高温雰囲気下での剛性は半田工程等の過程での耐変
形性を確認出来る評価であり、260℃の捻り剛性を1.0と
したときの280℃での剛性保持率を高温状態での強度信
頼性の指標とした。0.5以上有することが信頼性の目安
である。
6)溶融安定性 樹脂の融点に10℃加えた温度にて30分間滞留させた
後、冷却固化し、表面状態を観察した。フクレ、しわ、
クラック、変色、ガス発生等の異常のみられたものは
×、異常のなかったものは○とした。溶融滞留させた後
の試験片を4)の方法で280℃で捻り剛性を測定し、そ
の時の剛性保持率を溶融滞留させる前を1.0として算出
した。
後、冷却固化し、表面状態を観察した。フクレ、しわ、
クラック、変色、ガス発生等の異常のみられたものは
×、異常のなかったものは○とした。溶融滞留させた後
の試験片を4)の方法で280℃で捻り剛性を測定し、そ
の時の剛性保持率を溶融滞留させる前を1.0として算出
した。
実施例1 表1に示す如く、p−アセトキシ安息香酸22モル%、
2,6−ジアセトキシナフタレン39モル%、テレフタル酸3
9モル%及び全仕込量に対し0.05重量%の酢酸カリウム
を各々、攪拌機、窒素導入管及び留出管を備えた反応器
中に仕込み、窒素気流下でこの混合物を1時間で260℃
にまで加熱した。反応器中から酢酸を留出させながら26
0〜300℃に2時間加熱し、更に300〜320℃で1時間、32
0〜360℃で1時間加熱し、真空下に酢酸を留出させた。
次いで窒素を導入し室温に迄冷却した。得られた重合体
は369℃で偏光ホットステージ顕微鏡観察により光学異
方性を示した。融点、半田耐熱性、剛性率、溶融安定
性、保持率は各々前述の方法にて測定した。結果は表1
に記載の通りである。
2,6−ジアセトキシナフタレン39モル%、テレフタル酸3
9モル%及び全仕込量に対し0.05重量%の酢酸カリウム
を各々、攪拌機、窒素導入管及び留出管を備えた反応器
中に仕込み、窒素気流下でこの混合物を1時間で260℃
にまで加熱した。反応器中から酢酸を留出させながら26
0〜300℃に2時間加熱し、更に300〜320℃で1時間、32
0〜360℃で1時間加熱し、真空下に酢酸を留出させた。
次いで窒素を導入し室温に迄冷却した。得られた重合体
は369℃で偏光ホットステージ顕微鏡観察により光学異
方性を示した。融点、半田耐熱性、剛性率、溶融安定
性、保持率は各々前述の方法にて測定した。結果は表1
に記載の通りである。
実施例2〜3 最後に加熱する温度が、重合物の流動する温度域を下
廻らない様に設定する以外は実施例1と略同様の方法で
表1に記載の構成比率にて各々重合を行ない、得られた
重合体も同様の手法で測定した。結果を表1に示す。
廻らない様に設定する以外は実施例1と略同様の方法で
表1に記載の構成比率にて各々重合を行ない、得られた
重合体も同様の手法で測定した。結果を表1に示す。
比較例1〜2 最終的に加熱する温度が重合物の流動する温度域を下
廻らない様に設定する以外は実施例1と略同様の方法で
表1に記載の構成比率にて各々重合を行い、得られた重
合体も同様の手法で測定した。結果を表1に示す。
廻らない様に設定する以外は実施例1と略同様の方法で
表1に記載の構成比率にて各々重合を行い、得られた重
合体も同様の手法で測定した。結果を表1に示す。
実施例4 実施例2に用いた重合体100重量部に対してガラス繊
維20重量部を配合した組成物について実施例1と同様の
手法にて測定を行った。結果を表1に示す。
維20重量部を配合した組成物について実施例1と同様の
手法にて測定を行った。結果を表1に示す。
Claims (4)
- 【請求項1】必須の構成成分として下式(I)〜(II
I)で表される構成単位を含み、全構成単位に対して
(I)が30モル%未満、(II)が30乃至45モル%、(II
I)が30乃至45モル%であることを特徴とする溶融時に
光学的異方性を示すポリエステル樹脂。 - 【請求項2】(I)が20〜29モル%である請求項1記載
の溶融時に光学的異方性を示すポリエステル樹脂。 - 【請求項3】更に下式(IV)で表される構成単位を全構
成単位に対して0.1乃至7モル%含有せしめてなること
を特徴とする請求項1又は2記載の溶融時に光学的異方
性を示すポリエステル樹脂。 - 【請求項4】請求項1、2又は3記載の溶融時に光学的
異方性を示すポリエステル樹脂に無機充填剤を95重量%
以下(対組成物全量)配合してなるポリエステル樹脂組
成物。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63267617A JPH0830111B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 溶融時に光学的異方性を示すポリエステル樹脂及び樹脂組成物 |
KR1019890014579A KR930006252B1 (ko) | 1988-10-24 | 1989-10-11 | 용융상태에서 광학적 이방성을 나타내는 폴리에스테르 수지 및 수지조성물 |
CA002000451A CA2000451A1 (en) | 1988-10-24 | 1989-10-11 | Polyester resin exhibiting optical anisotropy in molten states and resin composition |
EP89310905A EP0366392A3 (en) | 1988-10-24 | 1989-10-23 | Polyester resin exhibiting optical anisotropy in molten state and resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63267617A JPH0830111B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 溶融時に光学的異方性を示すポリエステル樹脂及び樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02115220A JPH02115220A (ja) | 1990-04-27 |
JPH0830111B2 true JPH0830111B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=17447190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63267617A Expired - Lifetime JPH0830111B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 溶融時に光学的異方性を示すポリエステル樹脂及び樹脂組成物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0366392A3 (ja) |
JP (1) | JPH0830111B2 (ja) |
KR (1) | KR930006252B1 (ja) |
CA (1) | CA2000451A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7014791B2 (en) * | 2002-12-18 | 2006-03-21 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Liquid crystalline polymer composition |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4184996A (en) * | 1977-09-12 | 1980-01-22 | Celanese Corporation | Melt processable thermotropic wholly aromatic polyester |
US4188476A (en) * | 1979-04-06 | 1980-02-12 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Aromatic polyester consisting essentially of p-oxybenzoyl units, terephthaloyl units, 2,6-dioxynaphthalene or 2,6-dioxyanthraquinone units and m-oxybenzoyl or 1,3-dioxyphenylene units |
JPH0665705B2 (ja) * | 1981-12-15 | 1994-08-24 | ヘキスト・セラニーズ・コーポレーション | ポリアルキレンテレフタレ−トと高分子量完全芳香族ポリエステルとのブレンドおよびその製法 |
DE3325705A1 (de) * | 1983-07-16 | 1985-01-24 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Mesomorphe aromatische polyester mit hoher zaehigkeitund verbesserter schmelzviskositaet, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung von formkoerpern, filamenten, fasern und folien |
DE3338805A1 (de) * | 1983-10-26 | 1985-05-15 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Vollaromatische polyester |
JPH0739478B2 (ja) * | 1985-10-31 | 1995-05-01 | 住友化学工業株式会社 | 芳香族ポリエステルの製造方法 |
DE3629210A1 (de) * | 1986-08-28 | 1988-03-03 | Basf Ag | Vollaromatische thermotrope polyester |
US4746694A (en) * | 1987-07-06 | 1988-05-24 | Hoechst Celanese Corporation | Melt processable polyester capable of forming an anisotropic melt comprising a relatively low concentration of 6-oxy-2-naphthoyl moiety, 4-oxybenzoyl moiety, 2,6-dioxynaphthalene moiety, and terephthaloyl moiety |
-
1988
- 1988-10-24 JP JP63267617A patent/JPH0830111B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-10-11 KR KR1019890014579A patent/KR930006252B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1989-10-11 CA CA002000451A patent/CA2000451A1/en not_active Abandoned
- 1989-10-23 EP EP89310905A patent/EP0366392A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0366392A3 (en) | 1990-08-16 |
KR930006252B1 (ko) | 1993-07-09 |
KR900006391A (ko) | 1990-05-08 |
EP0366392A2 (en) | 1990-05-02 |
CA2000451A1 (en) | 1990-04-24 |
JPH02115220A (ja) | 1990-04-27 |
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