JPH08300330A - コンクリートブロック成形型枠の締結装置 - Google Patents

コンクリートブロック成形型枠の締結装置

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JPH08300330A
JPH08300330A JP13716195A JP13716195A JPH08300330A JP H08300330 A JPH08300330 A JP H08300330A JP 13716195 A JP13716195 A JP 13716195A JP 13716195 A JP13716195 A JP 13716195A JP H08300330 A JPH08300330 A JP H08300330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
plate
crank
connecting rod
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP13716195A
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English (en)
Inventor
Masao Nakano
雅夫 中野
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FUKUI TEKKOSHO KK
Original Assignee
FUKUI TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリートブロック成形型枠の締結装置に
関し、係脱自在なフックを設けることによって被締結部
材を大きく開くことを可能にしたトグル式の締結装置に
おいて、フックの係脱を自動的に行う簡単な構造を提供
する。 【構成】 トグル式締結装置のクランクと連結ロッドの
枢着部に両者を係脱自在にするフック18を設けてい
る。フック18は、クランク板7の先端部に、締結時に
おけるクランク板の進行方向に向いて開口している。フ
ック18はその底部19から開口21へと円弧状に湾曲
する凹所として形成されており、当該凹所のクランク先
端側にはノーズ22が形成され、開口21のクランク基
端側には顎23が形成される。クランク板7は、被締結
部材の一方2に軸架した操作杆4に固着され、連結ロッ
ド15の先端は、被締結部材の他方1に枢支ピン8で枢
支され、ストッパ板25で枢支ピン8まわりの揺動角が
規制されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリートブロッ
クを成形する型枠の締結装置に関し、被締結部材の開閉
ストロークを大きくするための係脱部を設けたトグル式
の締結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トグル式の締結装置は、すべりこクラン
ク機構のクランクの下死点付近における倍力作用を利用
して被締結部材相互を締結するもので、クランクを略半
回転させる操作で型締め及び型開きを行うことができる
ので、コンクリートブロック成形用型枠の妻板や側板等
の部材相互を締結する締結装置として広く用いられてい
る。またトグル式の締結装置では、回動可能に装架した
1本の操作軸に複数個のクランクを固定することによ
り、複数の締結装置を連動して動作させることが可能で
ある。
【0003】コンクリートブロック成形型枠は、製品の
脱型や型枠内への離型材の塗布等の作業のために、側板
等の部材を大きく開きたいという要望がある。一方トグ
ル式の締結装置の開閉ストロークは、クランクのアーム
長さによって決定(アーム長さの2倍)されてしまう。
開閉ストロークを大きくするためにアーム長さを長くす
ると、力の倍率が低下し、締結操作や締結解除操作に大
きな操作力が必要になる。
【0004】そこでこの問題を解決するために、締結装
置と被締結部材とを係脱可能に連結する構造が採用され
ている。この構造は、たとえば被締結部材の一方にクラ
ンク板を介して連結した連結ロッドの先端(反クランク
側端)を他方の被締結部材に固定したフック板に引っ掛
ける構造とすることによって実現される。このような構
造にした場合には、締結装置で型締めする操作に先立っ
て、連結ロッドの先端をフック板に引っ掛けるという作
業が必要になり、締結装置が多数設けられている場合、
特に1本の操作杆で同時に締結される複数の締結装置が
設けられている場合には、型組み時の作業が非常に面倒
になる。
【0005】そこでこの問題を解決する技術手段とし
て、締結装置の開閉時における連結ロッドの軸方向動き
を利用して、連結ロッドの先端を自動的にフック板に係
脱させる手段が実開昭63−170109号公報、実開
平3−106006号公報、実開平4−132907号
公報などにより提唱されている。これらの公報に開示さ
れている手段は、いずれも型開閉時における連結ロッド
の先端の軸方向動きを利用して連結ロッドの先端をガイ
ドし、締結時には連結ロッドの先端がフック板のフック
と係合する位置に案内され、締結装置を解放したときに
は連結ロッドの先端がフック板と係合しない位置に退避
するようにした構造である。そして実開昭63−170
109号公報記載のものでは、連結ロッドの先端をガイ
ド部材の傾斜した上面で案内し、実開平3−10600
6号公報記載のものでは、連結ロッドの先端を長孔でガ
イドし、実開平4−132907号公報記載のもので
は、連結ロッドの先端を揺動するアームで案内してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記各公
報記載の手段によって達成されている作用効果をより簡
単な構造によって達成することを目的としてなされたも
ので、係脱自在なフックを設けることによって被締結部
材を大きく開くことを可能にしたトグル式の締結装置に
おいて、締結及び締結解除時におけるフックの係脱を自
動的に行うためのより簡単な構造を提供することを課題
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の締結装置で
は、トグル式締結装置のクランクと連結ロッドの枢着部
に両者を係脱自在にするフック18を設けている。フッ
ク18は、クランク板7の先端部に、締結時におけるク
ランク板の進行方向に向いて開口している。フック18
はその底部19から開口21へと円弧状に湾曲する凹所
として形成されており、当該凹所のクランク先端側には
ノーズ22が形成され、開口21のクランク基端側には
顎23が形成される。クランク板7は、操作杆4に固着
して同形のものを連結ロッド15の両側に設けてあり、
フック18は連結ロッド15の連結端16において左右
に突出する連結ピン17と係脱する。
【0008】クランク板7は、互いに締結される部材の
一方2に回動可能に装架した操作杆4に固着されてい
る。また連結ロッド15の先端は、被締結部材の他方1
に枢支ピン8で枢支され、ストッパ板25によって枢支
ピン8まわりの連結ロッド15の揺動角が規制されてい
る。枢支ピン8は、連結ロッド15の先端にネジ12及
びナット13、14で位置調整可能に固定したクロスヘ
ッド9の両側に突出して、被締結部材の他方1に設けた
ブラケット11に軸支されている。
【0009】
【作用】上記構造の締結装置では、被締結部材1、2相
互を閉じた状態でクランク板7を締結方向に回動する
と、その回動途中において連結ロッド15の連結端に設
けた連結ピン17がフック18に係合する。このときフ
ックの開口21の両側に位置するノーズ22や顎23
は、連結ピン17をフック18内に導く作用をする。こ
の状態でさらにクランク板7を締結方向に回転すると、
その回転動作に伴って連結ピン17はフック18の底部
へと導かれ、クランク板7が下死点近傍に達したとき
は、連結ピン17がフック18の底部に位置して、トグ
ル作用によって大きな締結力が発生する。
【0010】締結状態からクランク板7を型開き方向に
回動させたときは、その回動途中において連結ピン17
がフック18から離脱する。このときクランク板の顎2
3は、クランク板7の回動に伴って、連結ロッド15に
当接し、連結ロッドをクランク板の外側へと押動する作
用をなす。場合によってはクランク板の顎23の部分に
押し板24を固着し、クランク板7が型開き方向に回転
したとき、この押し板24が連結ロッド15を押して、
連結ピン17とフック18の係合を解くようにすること
もできる。
【0011】
【実施例】次に図面に示す実施例に基づき、この発明の
締結装置の構造とその締結及び解除動作を説明する。図
1はコンクリートブロック成形型枠の隅部の部分平面図
で、側板1と小口板2を締結する部分にこの発明の締結
装置3が設けられている。締結装置3は、図2に示すよ
うに、型枠の上下に配置されており、1本の操作杆4に
より連動して開閉される。
【0012】操作杆4は、上下の締結装置をそれぞれ挟
むように小口板2に設けたブラケット5に回動自在に軸
支されており、上端にこれを回動させるための短いレバ
ー6が固着されている。操作杆4の回動操作は、このレ
バー6にパイプの先端を挿通して行う。操作杆4には、
それぞれの締結装置について2枚ずつのクランク板7が
固着されている。一方型枠の側板1側には、上下に枢支
ピン8を突出したクロスヘッド9が、側板1に固着した
2枚のブラケット11によって枢支されており、このク
ロスヘッド9には、枢支ピン8と直交する方向の貫通孔
が設けてあり、この貫通孔に先端のネジ12を挿通して
両側からナット13、14で締結することにより、連結
ロッド15が装着されている。
【0013】連結ロッド15の連結端(クランク側の
端)側には、操作杆4との干渉を避けるU字板16が固
着されており、このU字板の先端に連結ピン17が固着
されている。図示の装置の連結ピン17は、上下の締結
装置を繋ぐ1本の丸棒で構成されており、その両端は、
上下の連結ロッドのさらに上方及び下方に突出してい
る。後述するクランク板7の締結側への回動は、U字板
16が操作杆4と当接することにより、連結ピン17が
連結ロッド15とクランク板7とで構成されるすべりこ
クランク機構の下死点をわずかに越えた位置で停止す
る。
【0014】クランク板7には、連結ピン17と係脱す
るフック18がその先端側に設けられている。フック1
8は、底部19から開口21へと円弧状に屈曲する凹部
として形成されており、この凹部の両側に屈曲したノー
ズ22と短く突出する顎23とが形成されている。ノー
ズ22は、クランク板の先端側に位置し、顎23は操作
杆4側に位置している。顎23には、その先端より若干
後退した位置に、押し板24が、連結ロッド15を挟む
両側のクランク板7を繋ぐように、固着されている。
【0015】連結ロッド15は、型枠の側板1に設けた
ストッパ板25により、枢支ピン8回りの揺動角が規制
されている。
【0016】図3は上記構造の締結装置の締結時の動作
を示したものである。側板1と小口板2とが離れている
同図(a)の状態から両者を当接させると、同図(b)
に示すようにクランク板7が連結ロッド15の連結端の
内側に進入してくる。この状態でクランク板7を図上左
回動すると、その回動途中の同図(c)の位置におい
て、連結ピン17がフック18の開口に導かれ、さらに
クランク板7が回動することにより、連結ピン17はフ
ック18の底部側へと移動し、最終的に連結ピン17が
フック18の底部19に位置した同図(e)の状態で、
操作杆4とU字板16とが当接するまでクランク板7が
回動して側板1と小口板2とが締結される。
【0017】図4は締結解除時の動作を示したもので、
図3(e)の締結状態からクランク板7を図上右回転す
ると、その回動に伴って連結ピン17がフック18の開
口側へと移動し、図4(b)の位置で顎23が連結ピン
17を外側へと押し動かす。この連結ロッド15の連結
端部分を外側へ押動する作用は、押し板24がU字板1
6に当接して行われるようにすることもでき、この場合
は押し板24の装着位置を自由に調整できるので、動作
をより確実に行わせることができる。
【0018】この動作により、クランク板7と連結ロッ
ド15との連結が外れるので、クランク板7をさらに回
動して図4(c)の状態にした後、側板1と小口板2と
を離隔させる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したこの発明の締結装置によれ
ば、トグル式締結装置のクランク板と連結ロッドとが、
クランク板の回動によって自動的に係脱され、締結時に
は操作杆を回動するだけで高い締結力が得られ、また締
結解除時には、クランク板と連結ロッドとが自動的に離
脱して、大きな型開きストロークを得ることができると
いう効果があり、型開き及び型締め時の締結装置の係脱
を自動的に行う、より簡単な構造の締結装置を得ること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の締結装置を設けた型枠の部分平面図
【図2】図1に示した部分の側面図
【図3】型締め動作を示す説明図
【図4】型開き動作を示す説明図
【符号の説明】
2 小口板 4 操作杆 7 クランク板 8 枢支ピン 9 クロスヘッド 12 ネジ 13 ナット 14 ナット 15 連結ロッド 16 U字板 17 連結ピン 18 フック 19 底板 21 開口 22 ノーズ 23 顎 25 ストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被締結部材の一方(2) に軸支されて回動
    するクランク板(7)と、このクランク板の先端に一端を
    枢着されかつ他端を被締結部材の他方(1) に連結された
    連結ロッド(15)とを備え、これらの部材の連結部の一つ
    に係脱自在なフック(18)を介在させたコンクリートブロ
    ック成形型枠の締結装置において、前記フックをクラン
    ク板(7) と連結ロッド(15)の枢支連結部に設けたことを
    特徴とする、コンクリートブロック成形型枠の締結装
    置。
  2. 【請求項2】 フック(18)は、クランク板(7) の先端部
    にその底部(19)から開口(21)へと円弧状に湾曲する凹所
    として形成されて締結操作時のクランク板の進行方向に
    向いて開口しており、連結ロッド(15)はこのフック(18)
    と係合する連結ピン(17)を備えており、フックの開口(2
    1)のクランク先端側に形成されて前記連結ピン(17)を開
    口(21)に案内するノーズ(22)と、フックの開口(21)のク
    ランク基端側に形成されて連結ロッド(15)と当接して連
    結ロッドのクランク側端(16)を外側へと押動する顎(23)
    と、連結ロッド(15)の揺動角を規制するストッパ板(25)
    とを備えていることを特徴とする、請求項1記載のコン
    クリートブロック成形型枠の締結装置。
JP13716195A 1995-05-10 1995-05-10 コンクリートブロック成形型枠の締結装置 Pending JPH08300330A (ja)

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ID=15192252

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113954229A (zh) * 2021-10-08 2022-01-21 山东芙诺鑫智能科技有限公司 护栏生产用自动开合模装置

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