JPH08299525A - 試合情報通信処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の競技場で行なわれる複数に試合に関す
る試合情報を逐次報告することが可能な試合情報通信処
理システムを提供する。 【構成】 試合情報の入力記録を行なう試合情報記録端
末装置１０と、試合情報の出力を行なう試合情報出力端
末装置２０と、入力された試合情報を受信してデータベ
ースとして格納するデータベースサーバ装置１０１と、
データベースサーバ装置に格納された試合情報を試合情
報出力端末装置に送信する通信サーバ装置１１０とを備
え、データベースサーバ装置と通信サーバ装置とがネッ
トワーク１００により互いに接続され、試合情報記録端
末装置は、アナログ又はデジタルの通信網５０，６１，
６２を介してネットワークのデータベースサーバ装置と
接続され、試合情報出力端末装置は、アナログ又はデジ
タルの通信網を介してネットワークの通信サーバ装置と
接続される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、サッカー等の試合情報
の記録及び記録した試合情報の提供を通信を介して実現
する試合情報通信処理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、サッカー等の試合内容を記録する
場合には、記録員が所定のフォーマットの記録用紙に筆
記具を用いて手書きによって記録を行なっていた。すな
わち、記録員がサッカーの試合を見ながらシュート等の
プレー及び選手の退場等のイベントが発生する度に、そ
の内容を記録用紙の所定の欄に手書きによって内容を記
録していた。また、サッカーの試合に先立って、対戦す
る両チームに関するメンバーについても、メンバーの発
表に基づいて記録用紙に手書きによって記入していた。

【０００３】さらに、競技場の記録員が試合の状況を他
に報告又は提供する必要がある場合には、試合の途中経
過や試合結果を電話やファクシミリ等の通信手段を利用
することによって逐次報告していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したように従来に
おいては、手書きによってルールを意識しながら選手名
等の基本情報及び試合状況を記入する必要があり、非常
に面倒であった。かつ、試合情報の記録においては記録
すべき項目が非常に多いため、全ての試合情報を手書き
によって完全に記録することは困難であった。また、試
合後に選手毎及びチーム毎の得点等の集計を行なうが、
手作業による集計では、間違いが発生し易い。

【０００５】さらに、従来では、試合の途中経過や試合
結果を電話やファクシミリ等の通信手段を利用すること
によって記録員が逐次報告していたが、記録と報告を並
行して行なうことが困難であり、試合中に発生した競技
イベントを逐次報告することができないという問題があ
った。従って、競技イベントの発生時点から報告までに
長時間が経過してしまうことが多いため、詳細な試合情
報を逸早く取得したいという要求が高まっている。

【０００６】また、複数の競技場から複数の試合に関し
て各競技イベント情報が送られた場合、報告された各競
技イベント情報に基づいて各種の集計結果を手作業によ
って算出する必要があり、極めて面倒であった。

【０００７】本発明の目的は、上記従来の欠点を解消
し、ルールを意識することなく極めて簡単な作業で試合
情報の作成が行えると共に、複数の競技場で行なわれる
複数に試合に関する試合情報を逐次報告することが可能
な試合情報通信処理システムを提供することにある。本
発明の他の目的は、上記従来の欠点を解消し、複数の競
技場で行なわれる複数に試合に関する競技イベント情報
のみでなく、各種の集計結果を合わせて報告することに
より、報告後における集計情報の作成作業を不要とした
試合情報通信処理システムを提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の試合情報通信処理システムは、試合情報の
入力記録を行なう試合情報記録端末装置と、前記試合情
報の出力を行なう試合情報出力端末装置と、前記試合情
報記録端末装置で入力された前記試合情報を受信してデ
ータベースとして格納するデータベースサーバ装置と、
前記データベースサーバ装置に格納された前記試合情報
を前記試合情報出力端末装置に送信する通信サーバ装置
とを備え、前記データベースサーバ装置と前記通信サー
バ装置とがネットワークにより互いに接続され、前記試
合情報記録端末装置は、アナログ又はデジタルの通信網
を介して前記ネットワークの前記データベースサーバ装
置と接続され、前記試合情報出力端末装置は、前記アナ
ログ又はデジタルの通信網を介して前記ネットワークの
前記通信サーバ装置と接続される。

【０００９】他の好ましい態様では、試合情報記録端末
装置で入力された前記試合情報が、所定の時間間隔毎
に、前記データベースサーバ装置に送信されると共に、
データベースサーバ装置に格納された試合情報が、所定
の時間間隔毎に、前記通信サーバ装置を介して前記試合
情報出力端末装置に送信される。さらに他の好ましい態
様では、試合情報出力端末装置は、前記通信サーバ装置
から送信された試合情報が更新された情報である場合
に、試合情報が更新されたことを音の出力又は表示の変
化によって通知する通知手段を備える。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図１は、本発明の一実施例による試
合情報通信処理システムの構成を示す図である。この実
施例では、本システムをサッカーの試合情報の記録及び
提供に適用した例を示している。

【００１１】図１において、本実施例の試合情報通信処
理システムは、サッカーの試合が行なわれる競技場にお
いて記録員がその試合に関する試合情報を入力して記録
する試合情報記録端末装置１０ａ〜１０ｎ，１５ａ〜１
５ｎと、試合情報記録端末装置１０ａ〜１０ｎ，１５ａ
〜１５ｎによって記録された試合情報をリアルタイムで
提供する試合情報提供端末装置２０ａ〜２０ｎを備え
る。上記試合情報記録端末装置１０ａ〜１０ｎは、それ
ぞれ別々の競技場Ａ〜Ｎに、試合情報記録端末装置１５
ａ〜１５ｎは、それぞれ競技場ａ〜ｎに設置される。ま
た、試合情報提供端末装置２０ａ〜２０ｎは、試合情報
の提供を受ける複数の顧客のオフィスＡ〜Ｎに設置され
る。

【００１２】ここで、試合情報は、サッカー試合に関す
る競技内容以外の出場選手等に関する基本情報と、サッ
カーの試合中に発生する競技イベントに関する競技情報
からなる。

【００１３】上記試合情報記録端末装置１０ａ〜１０ｎ
は、それぞれＤＳＵ（デジタルサービスユニット）３０
ａ〜３０ｎを介してデジタル通信網であるＩＮＳ網５０
に接続されている。上記試合情報記録端末装置１５ａ〜
１５ｎは、それぞれモデム４１ａ〜４１ｎを介してアナ
ログ通信網である公衆回線網６１に接続されている。そ
して、試合情報提供端末装置２０ａ〜２０ｎは、モデム
４２ａ〜４２ｎを介してアナログ通信網である公衆回線
網６２に接続されている。

【００１４】本試合情報通信処理システムは、また、試
合情報記録端末装置１０ａ〜１０ｎ，１５ａ〜１５ｎか
ら送られる試合情報を受信して蓄積すると共に、受信し
た試合情報を試合情報提供端末装置２０ａ〜２０ｎに送
信するためのＬＡＮシステム１００を備える。このＬＡ
Ｎシステム１００は、イーサネット等で構築されてお
り、ＬＡＮセグメント１３０に、データベースサーバ装
置１０１、通信サーバ装置１１０、管理サーバ装置１２
０をそれぞれハブ１５０ａ、１５０ｂを介して接続して
構成されている。管理サーバ装置１２０は、ＬＡＮシス
テムに対するログイン情報を管理するために設けられて
いる。

【００１５】ＬＡＮシステム１００のバブ１５０ａ、１
５０ｂには、ＬＡＮと通信網間のゲートウェイを実現す
るルータ装置８０が接続され、さらにルータ装置８０
は、モデム７０及び通信プロトコルの相互変換を行なう
ターミナルアダプタ９０を介してそれぞれ公衆回線網６
１及びＩＮＳ網５０に接続されている。このルータ装置
８０によって、試合情報記録端末装置１０ａ〜１０ｄと
ＬＡＮシステム１００相互の通信が行なわれる。通信回
線網６２には、通信サーバ装置１１０に接続されたモデ
ム１１２ａ〜１１２ｎが接続されている。本実施例の試
合情報通信処理システムは、例えばＴＣＰ／ＩＰプロト
コルを用いて構築されている。

【００１６】データベースサーバ装置１０１は、試合情
報記録端末装置１０ａ〜１０ｎ，１５ａ〜１５ｎから送
られる各競技場毎の試合情報（競技情報と基本情報）を
受信することにより、試合情報ファイル１０２に格納す
る。

【００１７】通信サーバ装置１１０は、データベースサ
ーバ装置１０１に格納された試合情報を試合情報提供端
末装置２０ａ〜２０ｎに送信するための装置である。こ
の通信サーバ装置１１０には、通信サーバ装置１１０と
モデム１１２ａ〜１１２ｎ間におけるデータの高速転送
を実現する転送制御装置１１１が接続されている。転送
制御装置１１１は、配信順の影響による時間差の発生を
極力少なくするように、試合情報を高速転送する。この
転送制御装置１１１については、複数のポートを備えて
おり、１台で複数のモデムが接続される。本実施例で
は、１６ポートの転送制御装置１１１が２台接続されて
いるため、３２台のモデムが接続可能である。

【００１８】図２は、本発明の一実施例による試合情報
記録端末装置の構成を示す構成ブロック図である。ここ
では、試合情報記録端末装置１０ａ〜１０ｎ，１５ａ〜
１５ｎのうち、試合情報記録端末装置１０ａの構成を示
しているが、他の試合情報記録端末装置についても全く
同一の構成である。

【００１９】図２において、試合情報記録端末装置１０
ａは、サッカーの試合内容を記録する複数種類の表示及
び印字フォーマットを格納するフォーマットファイル２
００と、フォーマット毎の記録ルールを格納する記録ル
ールファイル２０１と、サッカー試合に関する競技内容
以外の試合基本情報を格納する基本情報ファイル２０２
と、サッカーの試合中に発生する競技イベント及びその
他の競技情報を格納する競技情報ファイル２０３を備え
る。

【００２０】さらに、試合情報記録端末装置１０ａは、
基本情報及び競技情報の入力を行なう操作入力部２２４
と、各ファイルに対する基本情報及び競技情報の読み書
きを行なう情報読み書き処理部２２５と、所定のフォー
マットに基づいて基本情報及び競技情報の入力処理及び
各種キーの受付け処理を行なう情報入力処理部２２６
と、所定のフォーマットの各種ウインドウ及び入力情報
の表示処理を行なう画面／ウインドウ表示処理部２２７
と、入力された試合情報に関する集計処理を行なう集計
演算処理部２２８と、競技情報または試合メンバー表等
を選択したフォーマットに従ってプリンタ２６０に出力
する印刷制御処理部２２９と、データベースサーバ装置
１０１とのデータのやり取りを行なう通信処理部２３０
とで構成される。そして、サッカー試合の基本情報や競
技情報を表示する表示部２４０と試合記録やメンバー表
の印字出力を行なうプリンタ２６０とを備える。

【００２１】フォーマットファイル２００には、サッカ
ー試合の基本情報及び競技内容を記録するための各種表
示フォーマット及び試合記録またはメンバー表等を印字
出力するための印字フォーマットが格納されている。例
えば、試合記録用の印字フォーマットは、サッカーの試
合を開催する主催団体毎に、複数種類用意されているも
のとする。

【００２２】記録ルールファイル２０１には、サッカー
試合の基本情報及び試合の競技を記録する際のルールが
格納されている。試合の主催団体によって試合記録のた
めのルールが異なる場合、その主催団体毎に異なる記録
ルールを格納する。

【００２３】基本情報ファイル２０２には、サッカー競
技の試合の主催団体名、各チーム毎の選手名、各選手の
背番号、各選手のポジション及び試合時間（試合延長時
間を含む）及び各チーム毎の試合関係者（試合役員）名
や各チームの現在までの成績等を含む基本情報が格納さ
れる。これらの基本情報は、上述したデータベースサー
バ装置１０１の試合情報ファイル１０２に格納されてお
り、試合前に必要な基本情報をデータベースサーバ装置
１０１から受信して基本情報ファイル２０２に格納す
る。また、データベースサーバ装置１０１に必要な基本
情報が登録されていない場合には、記録員が入力部２２
４から直接入力する。

【００２４】競技情報ファイル２０３には、サッカーの
試合中における各選手毎のシュート、間接フリーキッ
ク、ＰＫ戦等のプレーイベントに関する情報及び各選手
毎の警告や退場及び選手交代に関する情報を競技情報と
して格納する。これらの競技情報は、試合開始後に記録
員が入力部２２４から入力する。

【００２５】図３は、本発明の一実施例による試合情報
提供端末装置の構成を示す構成ブロック図である。ここ
では、試合情報提供端末装置２０ａ〜２０ｎのうち、試
合情報提供端末装置２０ａの構成を示しているが、他の
試合情報提供端末装置についても全く同一の構成であ
る。

【００２６】図３において、試合情報提供端末装置２０
ａは、サッカーの試合内容を記録する複数種類の表示及
び印字フォーマットを格納するフォーマットファイル３
００と、基本情報を格納する基本情報ファイル３０２
と、競技情報を格納する競技情報ファイル３０３を備え
る。

【００２７】さらに、試合情報提供端末装置２０ａは、
基本情報及び競技情報の出力する際の操作を行なう操作
入力部３２４と、通信サーバ装置１１０から送信された
基本情報及び競技情報の各ファイルへの書込み及び各フ
ァイルからの読み出しを行なう情報読み書き処理部３２
５と、所定のフォーマットの各種ウインドウの表示処理
を行なう画面／ウインドウ表示処理部３２７と、競技情
報または試合メンバー表等を選択したフォーマットに従
ってプリンタ２６０に出力する印刷制御処理部３２９
と、通信サーバ装置１１０から送信された基本情報及び
競技情報を受信する受信処理部３３０と、更新された試
合情報が送信されたことを音や表示の点滅等によって通
知する更新通知部３３１とで構成される。そして、サッ
カー試合の基本情報や競技情報を表示する表示部３４０
と試合記録やメンバー表の印字出力を行なうプリンタ３
６０とを備える。

【００２８】次いで、上述のように構成される試合情報
記録端末装置１０ａによってサッカーの試合内容を記録
する際の処理の概要を図４のフローチャートに従って説
明する。

【００２９】試合情報記録端末装置１０ａを起動する
と、図５に示すようなメインメニュー５００が表示部２
４０に表示されるので、記録員は、このメインメニュー
５００からメンバー表／環境登録キー５０１を選択し、
上述したデータベースサーバ装置１０１の試合情報ファ
イル１０２に予め作成登録されている試合の基本情報を
受信して読込むことにより、基本情報ファイル２０２に
格納する（ステップ４０１）。ここでは、サッカー試合
の各チーム毎の選手名、各選手の背番号、各選手のポジ
ション及び試合時間（試合延長時間を含む）が基本情報
として入力格納される。また、試合のメンバー（選手及
び役員）に関する処理、データベースサーバ装置１０１
から読込まれた基本情報以外の必要な基本情報（自然環
境情報や観衆数等）を操作入力部２２４を介して入力す
る。

【００３０】サッカーの試合開始後には、メインメニュ
ー５００から試合状況入力キー５０２を選択し、競技情
報の入力を行なう（ステップ４０２）。この競技情報の
入力処理の詳細は後述する。記録された競技情報及び基
本情報は、一定のタイミング（一定の時間間隔毎あるい
は情報が更新される毎に）で通信網（ＩＮＳ網５０又は
公衆回線網６０ａ）を介してＬＡＮシステム１００のデ
ータベースサーバ装置１０１に自動的に送信される（ス
テップ４０３）。なお、試合終了後の試合情報の集計結
果については、メインメニュー５００の集計結果・送信
キー５０３を選択することにより送信される。また、必
要に応じてメインメニュー５００から印字キー５０４を
選択し、所定の印字フォーマットによって試合の記録内
容を出力する（ステップ４０４）。

【００３１】ここで、上述した基本情報の登録処理を行
なうと、図６に示すようなメンバー表／環境登録画面６
００に登録された基本情報が表示される。ここでは、チ
ームの先発選手と控え選手を含む出場選手を表示させた
場合を示している。各チームの監督やコーチ及び試合の
審判名その他の試合関係者に関する基本情報も同様に表
示可能である。なお、その他の基本情報である試合当日
の自然環境（天候やグラウンドコンディション）及び観
衆数を操作入力部２２４から入力する。

【００３２】ここで、図４のステップ４０３における競
技情報の入力処理の内容について図７〜図１０を参照し
て説明する。競技情報を入力するためにキックオフに従
ってメインメニュー５００から試合状況入力キー５０２
が選択されると、図７に示すような試合記録画面７００
が表示され、これにより、試合の計時が開始する。

【００３３】図７に示す試合記録画面７００は、左右に
チーム名７０１、７０２が表示され、かつキックオフの
チームが分かるように、チーム名の下にキックオフ表示
７０４を表示している。また、中央上部には、試合段階
を示す試合段階表示ウインドウ７０３が表示され、現在
の試合段階が反転表示されるようになっている。また、
この試合段階表示ウインドウ７０３に表示される試合段
階は、基本情報として読込まれる試合のパターンに従っ
て内容が変化する。例えば、延長戦のない試合パターン
が基本情報として読込まれている場合には、前半と後半
の試合段階のみが表示される。

【００３４】さらに、各チーム名の下には、各チーム毎
の試合の集計表を示す集計ウインドウ７０５が表示され
る。この集計ウインドウ７０５の表示内容は、試合情報
の入力に基づいてリアルタイムに表示される。従って、
記録員は確実に入力の状態を確認することができ、かつ
集計の問い合わせに対しても即座に回答することが可能
である。また、選手の退場または交替の入力がなされる
と、それに応じて集計ウインドウ７０５に表示されてい
る選手が自動的に変更され、選手に対応した集計内容も
変更される。また、画面右上に、計時時間７０７が表示
されている。この計時時間７０７は、ロスタイムになる
とカウント動作を自動的に停止する。

【００３５】試合記録画面７００の下部には、試合中に
発生する各イベントを記録するためのイベントキー７０
６が設けられている。イベントキー７０６には、シュー
トの記録を行なうシュートキー、シュートによる得点に
至る経過を記録する経過キー、ペナルティキックの記録
を行なうペナルティキックキー、ゴールキックキー、コ
ーナーキックキー、直接フリーキックキー、間接フリー
キックキー、警告及び退場に関する試合情報を記録する
警退キー、交替キー、コート図を表示するコートキーが
含まれる。

【００３６】シュートイベントの記録を行なう場合の処
理を図８〜図１０を参照して説明する。シュートイベン
トが発生した場合、試合記録画面７００のシュートキー
を選択すると（ステップ８０１）、シュートの時間が自
動的に確定する（ステップ８０２）。この確定した時間
が自動的にシュート時間として取り込まれ、画面上に固
定表示される。

【００３７】そして、図７に示す試合記録画面７００の
集計ウインドウ７０５の表示を消して（ステップ８０
３）、図１０に示すように、シュート入力ウインドウ１
００１が表示され（ステップ８０４）、シュートした選
手のチーム名を選択入力するチーム選択ウインドウ１０
０２が表示され（ステップ８０５）、チーム名の選択が
要求される。チーム名が選択されると、選択されたチー
ム名がシュート入力ウインドウ１００１のチーム名欄に
表示される（ステップ８０６）。なお、シュート入力ウ
インドウ１００１の時間欄に、確定したシュート時間が
表示される。

【００３８】チーム名の選択が終了すると、図１０に示
すように、シュートした選手名を選択する選手選択ウイ
ンドウ１００３が表示される（ステップ８０７）。ここ
では、図示のように、選択したチームの出場選手名の一
覧が表示される。

【００３９】選手選択ウインドウ１００３で選手を選択
すると、選択した選手名がシュート入力ウインドウ１０
０１の選手名欄に表示される（ステップ８０８）。

【００４０】選手名の選択が終了すると、シュートの成
功あるいは失敗を選択する結果選択ウインドウ１００６
が表示される（ステップ８０９）。この結果選択ウイン
ドウ１００６で選択された結果がシュート入力ウインド
ウ１００１の結果欄に表示される（ステップ８１０）。
結果選択が終了し、その後、確認キー６０６又は中止キ
ー６０５が選択されると（ステップ８１１）、シュート
入力ウインドウ１００１、チーム選択ウインドウ１００
２、選手選択ウインドウ１００３が消され、図７に示す
集計ウインドウ７０５が表示される（ステップ８１
２）。

【００４１】入力されたシュートの情報が試合記録画面
７００の集計ウインドウ７０５に反映した状態で表示さ
れる。以上のように、シュート情報の入力項目（チーム
名、選手名、成否）の入力順に従って、選択入力のウイ
ンドウを順次表示させるため、対話形式で１項目ずつ確
実に入力することができる。従って、シュート情報の入
力もれを確実に防止できる。また、シュート情報を入力
するとその入力内容を集計ウインドウ７０５で確認する
ことができる。

【００４２】次に、シュートによって得点が入った場合
に記録する得点経過入力処理について図１１，図１２を
参照して説明する。試合記録画面７００の経過入力キー
を受け付けると（ステップ１１０１）、図７に示す試合
記録画面７００の集計ウインドウ７０５の表示を消して
（ステップ１１０２）、図１２に示すように、シュート
経過入力ウインドウ１２０１、シュートに至るプレイを
示す複数のプレイキーを配列したプレイ種類選択ウイン
ドウ１２０２、選手番号選択ウインドウ１２０３が表示
される（ステップ１１０３）。

【００４３】シュート経過選択ウインドウ１２０２から
経過を示す記号を選択すると、選択した順番で選択され
た記号がシュート経過入力ウインドウ１２０１に表示さ
れる（ステップ１１０４）。経過選択入力を終了し（ス
テップ１１０５）、確認キー又は中止キーが選択される
と（ステップ１１０６）、試合記録画面７００の集計ウ
インドウ７０５が表示される（ステップ１１０７）。シ
ュート経過入力においては、プレイ種類選択ウインドウ
１２０２、選手番号選択ウインドウ１２０３を図示のよ
うに配置することにより、経過入力が簡単に行なえるよ
うに構成している。

【００４４】シュートイベント以外の競技情報、すなわ
ち選手の警告や退場、選手交替、ＰＫ合戦の入力につい
ても、図７の試合記録画面７００のイベントキーを選択
することによって、入力することができる。

【００４５】試合情報記録端末装置１０ａ〜１０ｎ，１
５ａ〜１５ｎの通信処理の内容を図１３に従って説明す
る。試合情報記録端末装置１０ａ〜１０，１５ａ〜１５
ｎの通信処理部２３０は、予め設定された時間（例え
ば、１分）が経過したか否かを判定する（ステップ１３
０１）。所定時間が経過した時点で、さらに試合情報に
更新されたデータが存在するか否かを判定する（ステッ
プ１３０２）。

【００４６】試合情報に更新されたデータが存在する場
合には、その更新データをデータベースサーバ装置１０
１に送信する（ステップ１３０３）。試合情報記録端末
装置１０ａ〜１０，１５ａ〜１５ｎから送信された更新
データは、データベースサーバ装置１０１の試合情報フ
ァイル１０２に格納される。

【００４７】さらに、試合終了後の集計結果を送信する
ために図５のメインメニュー５００から集計結果・送信
キー５０３が選択されたかを判別し（ステップ１３０
４）、選択されない場合はステップ１３０１に戻る。集
計結果・送信キー５０３が選択された場合には、試合終
了後の集計された試合情報を送信する（ステップ１３０
５）。

【００４８】集計後の試合情報については、公式記録と
して確認を得た試合情報であるか又は確認前の試合情報
であるかを区別するために、公式記録として確認を得た
試合情報には例えば「確認済」のマーク等を試合情報に
付加し、そのマークが試合情報と共に表示及び印字され
るようにしている。集計後の試合情報の例を図２０〜図
２２に示す。

【００４９】次に、通信サーバ装置１１０による試合情
報の送信処理について図１４に従って説明する。通信サ
ーバ装置１１０は、予め設定された時間が経過したか否
かを判定する（ステップ１４０１）。所定時間が経過し
た時点で、さらにデータベースサーバ装置１０１の試合
情報ファイル１０２に格納された試合情報を読み出す
（ステップ１４０２）と共に、更新されたデータが存在
するか否かを判定する（ステップ１４０３）。

【００５０】試合情報に更新されたデータが存在する場
合には、その更新データを試合情報提供端末装置２０ａ
〜２０ｎに送信する（ステップ１４０４）。これによっ
て、通信サーバ装置１１０は、常に最新の試合情報を逐
次試合情報提供端末装置２０ａ〜２０ｎに提供するもの
である。

【００５１】試合情報提供端末装置２０ａ〜２０ｎによ
る試合情報の受信出力処理について図１５に従って説明
する。試合情報提供端末装置２０ａ〜２０ｎは、通信サ
ーバ装置１１０から送信された試合情報を受信する（ス
テップ１５０１）と共に、その受信した試合情報を基本
情報ファイル３０２及び競技情報ファイル３０３に格納
する（ステップ１５０２）。

【００５２】また、操作入力部３２４の操作に従って、
基本情報ファイル３０２及び競技情報ファイル３０３に
格納された試合情報を表示部３４０に表示する（ステッ
プ１５０３）。

【００５３】その後は、通信サーバ装置１１０から更新
データが送信されたか否かをチェックする（ステップ１
５０４）。更新データが送信された場合には、その更新
データを格納する（ステップ１５０５）と共に、表示部
３４０の画面に表示されている試合情報の表示内容を更
新する（ステップ１５０６）。同時に、所定の音や音声
を出力することにより、また、更新データの表示色（文
字色、背景色）を他のデータの表示色と変えることによ
り、データが更新されたことを通知する（ステップ１５
０７）。更新データの表示色（文字色、背景色）を他の
データの表示色と変えることにより、表示部３４０の画
面に表示されている情報のどの部分が更新されたのかを
一目で判別できるようにしている。

【００５４】更新データの通知処理においては、音によ
る通知と表示色変更による通知を組み合わせることもで
きる。また、更新データの表示色を変えるだけでなく、
更新データの表示を点滅させる構成とすることもでき
る。

【００５５】図１６に試合情報提供端末装置２０ａ〜２
０ｎにおいて試合情報の表示及び印字を行なう場合のメ
インメニュー５００ａを示す。このメインメニュー５０
０ａには、試合への出場選手や関係者を表示又は印字す
るためのメンバー表／環境キー５１０、各競技場におけ
る試合の状況を表示又は印字する試合状況キー５１１、
試合終了後の集計結果を表示又は印字するための集計結
果キー５１２が備えられている。これらのキーは、図５
に示すように試合情報記録端末装置１０ａのメインメニ
ュー５００にも同様に備えられている。すなわち、試合
情報記録端末装置１０ａにも、データベースサーバ装置
１０１から直接他の競技場における各種の試合情報を受
信して表示又は印字するための機能を備えられている。

【００５６】試合情報提供端末装置２０ａ〜２０ｎにお
いては、リアルタイムで試合情報を受信している際に、
任意のタイミングで試合の集計情報を取得（表示又は印
字）することが可能である。表示又は印字された集計情
報には、集計時の時刻情報が表示又は印字されるので、
試合中に何回集計情報を取得しても集計の時刻情報によ
ってどれが最新の情報かを判別することができる。

【００５７】図１７に試合情報提供端末装置２０ａ〜２
０ｎのメインメニュー５００ａからメンバー表／環境キ
ー５１０が選択された場合のメンバー表ウィンドウ５３
０の画面表示例を示す。この例では、ホームチームの先
発選手及び交替選手が表示されている。また、印字キー
５３１を選択することにより、表示されているメンバー
表が印字出力される。

【００５８】図１８に試合情報提供端末装置２０ａ〜２
０ｎのメインメニュー５００ａから試合状況キー５１１
によって選択される試合状況全般ウィンドウ５４０の画
面表示例を示す。図示のように、複数の競技場で試合情
報記録端末１０ａ〜１０ｎによって記録された複数の競
技情報がそれぞれ通信サーバ装置１１０から送られ、そ
の送られた複数の競技情報が一画面上に表示されてい
る。この試合状況の表示は、通信サーバ装置１１０から
新たな競技情報が送られる度にリアルタイムに変化す
る。

【００５９】図１９に試合情報提供端末装置２０ａ〜２
０ｎのメインメニュー５００ａから試合状況キー５１１
によって選択される試合状況詳細ウィンドウ５５０の画
面表示例を示す。図示のように、各試合の各チーム毎の
詳細な競技情報が表示される。また、印字キー５５１を
選択することにより、表示されている競技情報が印字出
力される。

【００６０】図２０に試合情報提供端末装置２０ａ〜２
０ｎのメインメニュー５００ａから集計結果キー５１２
が選択された場合の集計情報選択ウィンドウ５６０の画
面表示例を示す。図示のように、各試合の試合結果に関
する情報が表示されている。ここでは、各選手毎のシュ
ートに関する集計結果を確認するためのキー５６１、試
合における警告や退場、選手の交替及び得点経過の集計
結果を確認するためのキー５６２、各競技イベントに対
する各チームの集計結果を確認するためのキー５６３、
ＰＫ合戦の経過を確認するためのキー５６４が選択可能
である。この表示情報は、印字キー５６５を選択するこ
とにより、印字出力される。

【００６１】図２１に図２０の集計情報選択画面から各
選手毎のシュートに関する集計結果を確認するためのキ
ー５６１が選択された場合の個人別シュート集計ウィン
ドウ５７０の画面表示例を示す。図示のように、各各チ
ーム毎に選手のシュートに関する集計結果が表示され
る。この表示情報は、印字キー５７１を選択することに
より、印字出力される。

【００６２】図２２に図２０の集計情報選択画面から各
競技イベントに対する各チームの集計結果を確認するた
めのキー５５３が選択された場合のイベント別チーム合
計ウィンドウ５８０の画面表示例を示す。図示のよう
に、各チーム毎の競技イベント関する集計結果が表示さ
れる。この表示情報は、印字キー５８１を選択すること
により、印字出力される。

【００６３】図２０〜図２２の集計情報については、公
式記録として確認を得た試合情報であることを示す確認
済マーク５９０が付加されている。確認済マーク５９０
は、表示されるだけでなく試合情報と共に印字される。

【００６４】以上、好ましい実施例を挙げて本発明を説
明したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変すること
ができるものである。上記実施例では、試合記録入力装
置をサッカーの試合に適用した場合を説明したが、他の
競技の試合にも適用することができる。

【００６５】

【発明の効果】以上述べたように、本発明の試合情報通
信処理システムによれば、各競技場に配置した試合情報
記録端末装置によって簡単に試合情報の入力作成が可能
であると共に、複数の競技場で行なわれる複数に試合に
関する試合情報を逐次複数のユーザにリアルタイムで報
告することが可能となる。これにより、試合情報の迅速
な提供が可能となる。

【００６６】さらに、試合に関する競技イベント情報の
みでなく、各種の集計結果を合わせて報告することによ
り、報告後における集計情報の作成作業を不要とするこ
とができる。

【００６７】試合情報提供端末装置においては、更新さ
れた新たな試合情報を受信する度に、試合情報が更新さ
れたことを音又は表示の変化によって通知するので、リ
アルタイムに変化する試合情報を確実に確認することが
でき、試合情報の変化を見逃すことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施例における試合情報通信処理
システムの構成を示すブロック図である。

【図２】 本発明の一実施例における試合情報通信処理
システムに設けられる試合情報記録端末装置の構成を示
すブロック図である。

【図３】 本発明の一実施例における試合情報通信処理
システムに設けられる試合情報提供端末装置の構成を示
すブロック図である。

【図４】 試合情報記録端末装置によるサッカー試合記
録の全体動作を説明するフローチャートである。

【図５】 試合情報記録端末装置の起動後に表されるメ
インメニューの構成を示す図である。

【図６】 基本情報としてのメンバー表入力処理におけ
る試合メンバー入力画面の構成を示す図である。

【図７】 試合情報記録端末装置による試合情報入力
処理を行なう試合記録画面の構成を示す図である。

【図８】 試合情報としてシュート情報を入力する際の
処理を説明するフローチャートである。

【図９】 試合情報としてシュート情報を入力する際の
処理を説明するフローチャートである。

【図１０】 試合情報としてシュート情報を入力するた
めの画面構成を示す図である。

【図１１】 試合情報として得点経過情報を入力する際
の処理を説明するフローチャートである。

【図１２】 試合情報として得点経過情報を入力するた
めの画面構成を示す図である。

【図１３】 試合情報記録端末装置による試合情報の送
信処理の内容を説明するフローチャートである。

【図１４】 通信サーバ装置による試合情報の送信処理
の内容を説明するフローチャートである。

【図１５】 試合情報提供端末装置による試合情報の受
信処理の内容を説明するフローチャートである。

【図１６】 試合情報提供端末装置に表示されるメイン
メニューの画面構成を示す図である。

【図１７】 試合情報提供端末装置に表示されるメンバ
ー表ウィンドウの画面構成を示す図である。

【図１８】 試合情報提供端末装置に表示される試合状
況全般ウィンドウの画面構成を示す図である。

【図１９】 試合情報提供端末装置に表示される試合状
況詳細ウィンドウの画面構成を示す図である。

【図２０】 試合情報提供端末装置に表示される集計情
報選択ウィンドウの画面構成を示す図である。

【図２１】 試合情報提供端末装置に表示される個人別
シュート集計ウィンドウの画面構成を示す図である。

【図２２】 試合情報提供端末装置に表示されるイベン
ト別チーム合計ウィンドウの画面構成を示す図である。

【符号の説明】

１０ａ〜１０ｎ，１５ａ〜１５ｎ 試合情報記録端末
装置 ２０ａ〜２０ｎ 試合情報提供端末装置 ５０ ＩＮＳ網 ６１，６２ 公衆回線網 １００ ＬＡＮシステム １０１ データベースサーバ装置 １０２ 試合情報データベース １１０ 通信サーバ装置 １１１ 転送制御装置 １１２ａ〜１１２ｎ モデム ２３０ 通信処理部 ２４０，３４０ 表示部 ２６０，３６０ プリンタ ３３０ 受信処理部 ３３１ 更新通知部 ５００，５００ａ メインメニュー ５３０ メンバー表ウィンドウ ５４０ 試合状況全般ウィンドウ ５５０ 試合状況詳細ウィンドウ ５６０ 集計情報選択ウィンドウ ５７０ 個人別シュート集計ウィンドウ ５８０ イベント別チーム合計ウィンドウ ５９０ 確認済マーク

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｍ 11/08 9466−5Ｋ Ｈ０４Ｌ 11/18

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 試合情報の入力記録を行なう試合情報記
   録端末装置と、 前記試合情報の出力を行なう試合情報出力端末装置と、 前記試合情報記録端末装置で入力された前記試合情報を
   受信してデータベースとして格納するデータベースサー
   バ装置と、 前記データベースサーバ装置に格納された前記試合情報
   を前記試合情報出力端末装置に送信する通信サーバ装置
   とを備え、 前記データベースサーバ装置と前記通信サーバ装置とが
   ネットワークにより互いに接続され、 前記試合情報記録端末装置は、アナログ又はデジタルの
   通信網を介して前記ネットワークの前記データベースサ
   ーバ装置と接続され、 前記試合情報出力端末装置は、前記アナログ又はデジタ
   ルの通信網を介して前記ネットワークの前記通信サーバ
   装置と接続されることを特徴とする試合情報通信処理シ
   ステム。
2. 【請求項２】 前記試合情報記録端末装置で入力された
   前記試合情報が、所定の時間間隔毎に、前記データベー
   スサーバ装置に送信されると共に、 前記データベースサーバ装置に格納された試合情報が、
   所定の時間間隔毎に、前記通信サーバ装置を介して前記
   試合情報出力端末装置に送信されることを特徴とする請
   求項１に記載の試合情報通信処理システム。
3. 【請求項３】 前記試合情報出力端末装置は、前記通信
   サーバ装置から送信された試合情報が更新された情報で
   ある場合に、前記試合情報が更新されたことを音の出力
   又は表示の変化によって通知する通知手段を備えること
   を特徴とする請求項１に記載の試合情報通信処理システ
   ム。