JPH08299029A - バンド通し環構成体 - Google Patents

バンド通し環構成体

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JPH08299029A
JPH08299029A JP11574195A JP11574195A JPH08299029A JP H08299029 A JPH08299029 A JP H08299029A JP 11574195 A JP11574195 A JP 11574195A JP 11574195 A JP11574195 A JP 11574195A JP H08299029 A JPH08299029 A JP H08299029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
sheet
passing ring
band passing
passing
Prior art date
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Pending
Application number
JP11574195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Ikehata
芳彰 池端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Descente Ltd
Morito Co Ltd
Original Assignee
Descente Ltd
Morito Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンド通し環体のバンド基材シートへの保持
作業がきわめて簡単であるとともに、使用中にバンド通
し環体に対して可撓性のバンド基材シートが片寄ること
なく安定的に保持できるバンド通し環構成体を安価に提
供すること。 【構成】 皮革、布地、合成樹脂シート等の可撓性のバ
ンド基材シート1の折り返し部7に、バンド通し用空間
2を形成した合成樹脂製または金属製のバンド通し環体
3の枠部4を抱持し、折り返しにより重合される重着片
8の間にホットメルト型接着フィルムを積層介在させ、
前記重合部全域又は周縁を加熱圧着して、環保持シート
6にバンド通し環体3を保持させたことを特徴としてお
り、ホットメルト型接着部材は、可撓性のバンド基材シ
ートの加熱圧着に対応する、ポリアミド系、ポリウレタ
ン系、ポリエステル系、オレフィン系、EVAのいずれ
かを用い、塗布手段、ラミネート手段又はホットメルト
型接着フィルムを積層する手段で形成した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊り、手提げ又は肩掛
けバンド或はこれらのバンドを装着する携帯用物品、ズ
ボン等に取付けられ、或はカバンや袋物の開口部等に取
付けられて使用されるバンド通し環構成体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の前記分野において使用されるバン
ド通し環構成体は、図4に一例を示すように、皮革、布
地、合成樹脂シート等の可撓性のバンド基材シート1の
折り返し内面部分に、バンド通し用空間2を形成した合
成樹脂製または金属製のバンド通し環体3の枠部4を抱
持し、折り返しにより重なる二重部分Aを、周縁の縫着
aと中央部の襷掛けの縫着bにより密着固定した構成と
なっており、このバンド通し環構成体を、吊り、手提げ
又は肩掛けバンドとして、或は携帯物品、ズボン等に縫
着固定してそのバンド通し環体3に、吊り、手提げ又は
肩掛けバンド等を形成するバンドの両端部或は一端を通
すように使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
バンド通し環構成体では、個々に製作された可撓性のバ
ンド基材シート1でバンド通し環体3の枠部4を抱持し
た場合、折り返しにより重なった二重部分よりバンド通
し環体3及び抱持部分が厚くなるので、これらが邪魔に
なって二重部分Aの縫製加工が難しいだけでなく、抱持
されている枠部4の外形ラインLから大きく外れた位置
cでなければ縫着できないことから、抱持部においてバ
ンド基材シート1とバンド通し環体3との間に妄動空間
が形成され、図4に二点鎖線で示すように、バンド通し
環体3が妄動したり、バンド通し環体3に対して可撓性
のバンド基材シート1が片寄るなど、バンド通し環体3
の安定的保持ができない。
【0004】また、縫製加工時に周縁の縫着aと襷掛け
の縫着bのために縫着ラインの方向を変更しなければな
らないので、その縫製能率が非常に悪く製作コストが高
くなるだけでなく、縫着糸が外観されることから体裁が
悪く、さらに吸湿、乾燥の繰り返し等による老化や、荷
重の負担で切断されるなど耐久性においても解決すべき
課題があった。
【0005】本発明の目的とするところは、バンド通し
環体のバンド基材シートへの保持作業がきわめて簡単で
あるとともに、使用中にバンド通し環体に対して可撓性
のバンド基材シートが片寄ることなく安定的に保持され
るバンド通し環構成体を安価に提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のバンド通し環構
成体は、皮革、布地、合成樹脂シート等の可撓性のバン
ド基材シートの折り返し部分に、バンド通し用空間を形
成した合成樹脂製または金属製のバンド通し環体の枠部
を抱持し、折り返しにより重なるバンド基材シートの間
にホットメルト型接着部材を介在させ、重合部全域又は
周縁を加熱圧着して、環保持シートにバンド通し環体を
保持させたことを特徴としており、ホットメルト型接着
部材は、可撓性のバンド基材シートの加熱圧着に対応す
る、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリエステル系、
オレフィン系、EVAのいずれかを用い、塗布手段、ラ
ミネート手段又はホットメルト型接着フィルムを積層さ
せる手段で形成する。
【0007】
【作用】上記のように構成されたバンド通し環構成体
は、適宜長さに裁断された皮革、布地、合成樹脂シート
等の可撓性のバンド基材シートをバンド通し環体に通し
てその枠部を抱持するように折り返し、該折り返しによ
り重なる部分においてホットメルト型接着部材相互を面
接させ、抱持されている枠部の外形ラインに略一致する
位置に沿って、バンド基材シートの重合部全域又は周縁
を加熱圧着する簡単な作業により、抱持部においてバン
ド基材シートとバンド通し環体との間に妄動空間を形成
することなく接着され、バンド基材シートに対してバン
ド通し環体を安定的に保持することができるようにな
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例に係るバンド通し環構
成体を、一部破断して示した分解図、図2はバンド通し
環構成体の一部破断斜視図、図3はバンド通し環構成体
を使用したショルダーバッグの側面図であって、折り返
し部7を対称軸線として左右に重着片8を形成した皮
革、布地、合成樹脂シート等の可撓性のバンド基材シー
ト1の全面に、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリエ
ステル系、オレフィン系、EVAのいずれかから選択さ
れるホットメルト型接着フィルム5を積層形成した環保
持シート6と、バンド通し用空間2を形成した合成樹脂
製または金属製のバンド通し環体3とからなり、前記環
保持シート6をその一端からバンド通し環体3のバンド
通し用空間2へ通し、その折り返し部7において折曲し
てバンド通し環体3の枠部4を抱持させ、該枠部4の外
形ラインLに略一致する位置に沿って重着片8の全面を
加熱圧着して、環保持シート6とバンド通し環体3とを
一体的に結合した構成となっている。
【0009】上記実施例に係るバンド通し環構成体は、
例えば図3に示すように、バンド通し環体3を上にして
バッグBの側壁表面に重着片8部分を縫着し、バンド通
し環体3に肩掛けバンドSを通すように使用される。
【0010】なお環保持シート6は長尺のベルト体とす
る場合もあり、この場合はその一端部又は両端部にバン
ド通し環体3を上記構成により保持する。
【0011】またバンド通し環体3には、バンド通し環
を有するバックル、なす環、その他のバンド接続用環或
は中央部に横桟を設けてバンド通し空間を並設した長さ
調節環等を含み、該長さ調節環の場合は、横桟を環保持
シート6又はベルトで保持する構成とする。
【0012】
【発明の効果】上記のように構成されたバンド通し環構
成体によれば、皮革、布地、合成樹脂シート等の可撓性
のバンド基材シートの折り返し部分に、バンド通し用空
間を形成した合成樹脂製または金属製のバンド通し環体
の枠部を抱持し、折り返しにより重なるバンド基材シー
トの間にホットメルト型接着部材を介在させ、バンド基
材シートの重合部全域又は周縁を加熱圧着して、バンド
基材シートにバンド通し環体を保持させた構成であるか
ら、その製作においては、バンド通し環体に通してその
枠部を抱持するように折り返し、ホットメルト型接着部
材相互を面接させ、バンド基材シートの重合部全域又は
周縁を加熱圧着する単純且つ簡単な作業により能率的に
製作できて、従来の縫着加工の煩雑さを解消し、これを
安価に提供することができる。
【0013】特に、バンド通し環体の枠部の外形ライン
に略一致する位置に沿って、バンド基材シートの重合部
を接着することができることから、抱持部においてバン
ド基材シートとバンド通し環体との間に妄動空間が形成
されず、よってバンド通し環体の妄動が阻止され、又バ
ンド通し環体に対して可撓性のバンド基材シートが片寄
る不体裁が解消される等バンド通し環体の安定的保持が
達成できる。
【0014】また、縫着が不要であることから、従来の
ように縫着糸が外観される不体裁や、縫着糸の吸湿、乾
燥の繰り返し等による老化、荷重による切断といった不
都合が解消され、耐久性に優れたバンド通し環構成体を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るバンド通し環構成体を、
一部破断して示した分解図である。
【図2】本発明の実施例に係るバンド通し環構成体の斜
視断面図である。
【図3】本発明の実施例に係るバンド通し環構成体を使
用したショルダーバッグの側面図である。
【図4】従来のバンド通し環構成体を示す一部を破断し
た正面図である。
【符号の説明】
1 バンド基材シート 2 バンド通し空間 3 バンド通し環体 4 枠部 5 ホットメルト型接着フィルム 6 環保持シート 7 折り返し部 8 重着片 L 外形ライン B バッグ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮革、布地、合成樹脂シート等の可撓性
    のバンド基材シートの折り返し部分に、バンド通し用空
    間を形成した合成樹脂製または金属製のバンド通し環体
    の枠部を抱持し、折り返しにより重なるバンド基材シー
    トの間にホットメルト型接着部材を介在させ、重合部全
    域又は周縁を加熱圧着して、バンド基材シートにバンド
    通し環体を保持させたことを特徴とするバンド通し環構
    成体。
  2. 【請求項2】 ホットメルト型接着部材は、折り返しに
    より重なるバンド基材シートの全面又は折り返し部分を
    除く全域若しくは周縁に、塗布手段、ラミネート手段又
    はホットメルト型接着フィルムを介在させて形成したも
    のである請求項1記載のバンド通し環構成体。
  3. 【請求項3】 ホットメルト型接着部材は、可撓性のバ
    ンド基材シートの加熱圧着に対応する、ポリアミド系、
    ポリウレタン系、ポリエステル系、オレフィン系、EV
    Aのいずれかである請求項1又は2記載のバンド通し環
    構成体。
JP11574195A 1995-05-15 1995-05-15 バンド通し環構成体 Pending JPH08299029A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008093444A1 (ja) * 2007-01-30 2008-08-07 Utax Co., Ltd. 衣類用のストラップ及びその製造方法
CN103653628A (zh) * 2013-12-24 2014-03-26 佛山市顺德区尚奇电器有限公司 一种灵活调节内部空间的电子器材箱包

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008093444A1 (ja) * 2007-01-30 2008-08-07 Utax Co., Ltd. 衣類用のストラップ及びその製造方法
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