JPH08298141A - 電池処理回収装置 - Google Patents

電池処理回収装置

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JPH08298141A
JPH08298141A JP7104088A JP10408895A JPH08298141A JP H08298141 A JPH08298141 A JP H08298141A JP 7104088 A JP7104088 A JP 7104088A JP 10408895 A JP10408895 A JP 10408895A JP H08298141 A JPH08298141 A JP H08298141A
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JP
Japan
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battery
insulating agent
upper cover
electrode terminal
nozzle portion
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Pending
Application number
JP7104088A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Uchida
司郎 内田
Okitoshi Kimura
興利 木村
Shinji Nagai
伸二 永井
Naohisa Enosaka
直久 榎坂
Noriyuki Endou
乃之 遠藤
Yasutaka Gotou
恭貴 後藤
Shinichiro Koshiishi
新一郎 輿石
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/84Recycling of batteries or fuel cells

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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用済みの電池を廃棄しても、その電池が発
熱したり発火したりしないようにする。 【構成】 上カバー1を開いて本体2の電池収納孔17
に、電池21をその電極端子21aが上カバー1の内面
に対向するように収納して上カバー1を閉じる。する
と、絶縁剤塗布装置10のノズル部13の先端が電池2
1の電極端子21aに当接して圧縮することにより、ヒ
ータ15が所定時間だけ電気絶縁剤12を加熱する。し
たがって、そのヒータ15が電気絶縁剤12を加熱して
いる間だけ電気絶縁剤12が溶けて電池21の電極端子
21a上に吐出され、その電極端子21aを覆って絶縁
する。その後で回転板19が回転して、そこに形成され
ている電池落し孔から電池21が電池収納部3に落とさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用済みの電池を絶
縁状態にして回収する電池処理回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家電品,OA機器,携帯用の各種機器に
は、各種の電池が使用されているが、これらの電池は通
常の場合において寿命に達すると廃棄処分される。しか
しながら、これらの電池の中にはニッケル・カドミウム
電池のように人体に対して有害となる物質が含まれてい
るものもあるので、近年は地球環境保護の面からも電池
の回収は活発化しつつある。また、各都道府県では、電
池のリサイクルを法令化することにより、これまで以上
に電池の回収及び再利用を促進する傾向がある。
【0003】このような各種電池は、容量が機器を駆動
可能な容量を下回ると使用できなくなるため、通常はそ
の段階で廃棄処分されるが、その段階でも電池単体は残
量電気エネルギを有している。そして、これまではこれ
らの使用済み電池の廃棄は、一般的に各地方自治体や電
池業界で準備したボール箱,金属製の缶,プラスチック
製の容器等からなる電池回収箱に集めて一時保管し、そ
れを所定期間保管した後に専用業者に引き渡すことによ
って廃棄処理が行なわれてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来行なわれてきた使用済み電池の廃棄方法では、
専用業者が廃棄処理する前に、その廃棄されてまだ電気
エネルギが残っている電池を電池回収箱等に一時保管す
るため、そこに多量の電池が集積されると、電池の端子
同志が互いに接触してショートすることにより発熱し、
それが原因で火災になったり、作業者が火傷をしたりす
る恐れがあるという問題点があった。
【0005】また、リチウムや水素等のコイン形等の電
池の場合には、雰囲気の水分等の影響により電池が腐食
すると、その腐食した電池内部から液が漏れて雰囲気の
水分等と化学反応を起こして発火し易かった。この発明
は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、使用済
みの電池を廃棄しても、その電池が発熱したり発火した
りしないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、装置本体と、その装置本体に開閉可能に
取り付けられた上カバーと、装置本体内で電極端子が絶
縁された電池を収納する電池収納部とからなり、上記装
置本体に、電池をその電極端子が閉位置にある上カバー
の内面に対向するように保持する電池保持部を設けると
共に、上カバーに電池保持部に保持された電池の電極端
子に固形の電気絶縁剤を溶かして塗布する絶縁剤塗布手
段を設け、且つ装置本体と電池収納部との間に絶縁剤塗
布手段によって電気絶縁剤が塗布された電池を電池収納
部に移動させる手段を設けて電池処理回収装置を構成し
たものである。
【0007】また、上記絶縁剤塗布手段に、上カバーが
閉じられたときに電池保持部に保持された電池の一部に
当接するノズル部を設け、そのノズル部又はそのノズル
部を保持する部材が上記当接方向に伸縮自在であり、そ
のノズル部が収縮方向に移動されたときにそのノズル部
から電気絶縁剤を吐出するようにするとよい。さらに、
絶縁剤塗布手段に、加熱により電気絶縁剤である熱可塑
性樹脂を溶かしてノズル部から吐出させる加熱手段を設
けるとよい。
【0008】
【作用】このように構成した電池処理回収装置によれ
ば、上カバーを開いて装置本体内の電池収納部に、電池
をその電極端子が上カバーの内面に対向するように収納
して上カバーを閉じ、絶縁剤塗布手段によりその電池の
電極端子に固形の電気絶縁剤を溶かして塗布すれば、そ
の電極端子を絶縁することができる。そして、その電気
絶縁剤が塗布された電池を、電池収納部に移動させる手
段によって自動的に電池収納部へ移動させて回収でき
る。
【0009】また、上記絶縁剤塗布手段にノズル部又は
そのノズル部を保持する部材を伸縮自在に設けると共
に、そのノズル部が収縮方向に移動されたときにそのノ
ズル部から電気絶縁剤を吐出するようにすれば、上カバ
ーを閉じたときにノズル部又はそれを保持する部材が電
池収納部に保持された電池の一部に当接して収縮するよ
うにしておけば、上カバーを閉じるだけで自動的に電池
の電極端子に電気絶縁剤が吐出されるので、スイッチ操
作の手間が省けて作業性が向上する。さらに、絶縁剤塗
布手段が、加熱により電気絶縁剤である熱可塑性樹脂を
溶かしてノズル部から吐出させる加熱手段を有するよう
にすれば、ヒータ等の比較的簡単な構成で固形の電気絶
縁剤を溶かすことができるので、装置をコンパクトにで
きる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明による電池処理回収装
置の一実施例を示す断面図、図2は同じくその電池処理
回収装置の外観形状を示す正面図、図3は同じくその平
面図である。この電池処理回収装置は、図2に示すよう
に大きく分けると、上カバー1と、装置本体である電池
処理ケース本体2(以下単に本体2と略称する)と、電
池収納部3とからなる。その上カバー1は、ヒンジ4に
よって本体2に開閉可能に保持されており、本体2はヒ
ンジ5によって電池収納部3に対して開閉できるように
なっている。なお、安全性を考慮して、上カバー1と本
体2をそれぞれ閉じたときに、それらをロックする機構
を設けておくとよい。
【0011】上カバー1の上面には、図3に示すように
操作板6が設けられていて、そこには操作ガイダンスや
操作状態等を説明するための表示がなされるLCD表示
部7と、操作スイッチ8と、上カバー解除ボタン9とが
配設されている。上カバー1は、上カバー解除ボタン9
を押すことにより開くが、閉め忘れを考慮して、その開
いた状態で一定時間が経過すると自動的に閉まるような
上カバー閉め機構を設けるようにしてもよい。
【0012】なお、この上カバー1は、本体2内に電池
を収納するとき以外は、本体2内に水分やごみ等が入っ
て電気的な接触部分が汚れたり、腐触したりするのを防
止するため、閉めておくことが望ましい。また、この装
置の動作開始は、上カバー1が閉じられていないと操作
スイッチ8を押しても行なわれないようにしておくとよ
い。
【0013】その上カバー1の内側上面には、図1に示
すように駆動装置11と、電池21の電極端子21aに
固形の電気絶縁剤12を溶かして塗布する複数のノズル
部13を有する絶縁剤塗布装置10とが取り付けられて
いる。その絶縁剤塗布装置10は、各ノズル部13内に
それぞれ形成されている絶縁剤収納部に、例えばホット
メルトやコーティング材等の固形の熱可塑性樹脂である
電気絶縁剤12を収納している。
【0014】各ノズル部13は、鍔部と駆動装置11の
外ケースとの間に介装されたスプリング20によってそ
れぞれ下方に付勢されており、それが図示しないストッ
パにより下降限が規制されている。また、このノズル部
13の先端付近には、加熱手段であるヒータ15(図7
も参照)がそれぞれ内蔵されていて、それを加熱させて
いる間だけ固形の電気絶縁剤12が溶けて下端の吐出口
から吐出するようになっている。
【0015】本体2は、ケース部本体16と、その内側
に設けられていて複数の電池収納孔17を有する電池ガ
イドケース部18と、各電池収納孔17を下側から塞ぐ
ように電池ガイドケース部18の底部に、回転可能に設
けられた回転板19とによって構成されている。電池ガ
イドケース部18は、図4に示すように平面から見ると
全体が円形をしていて、そこには周方向に沿って等間隔
に例えば4個の電池収納孔17が形成されている。
【0016】その各電池収納孔17は、円筒形の例えば
単1〜単3の電池を1個のみ収納可能な深さに形成され
ている。そして、図1に左側の電池収納孔17に図示し
たように、その電池収納孔17に電池21を挿入した状
態で上カバー1を閉めたとき、絶縁剤塗布装置10のノ
ズル部13が電池収納孔17内の電池21の上側の電極
端子21aに当接することによって若干収縮し、それに
よって電池21の電極端子21aに所定の接触圧で接触
するようにしている。
【0017】回転板19は、図5に示すような円盤形状
をしており、そこにはこの装置で処理する最大サイズの
電池を落下可能にする大きさの電池落し孔30が90°
間隔で周方向に3個形成されている。その回転板19の
中心には、図6に示すように軸28の下端が固定されて
おり、その軸28の上端部にはウォームギヤ27が固定
されている。そして、このウォームギヤ27が、図示し
ないステッピングモータ等の駆動源によって回転される
駆動ギヤ(図示せず)に噛み合っており、その駆動源か
らの回転力がウォームギヤ27に伝達されることによっ
て回転板19が回転する。
【0018】次に、この電池処理回収装置を使用して電
池の一方の電極端子を絶縁処理する動作について説明す
る。まず、図1に示した上カバー1をヒンジ4を支点と
して開けた後、使用済みで不要になった廃棄する電池2
1を電池ガイドケース部18の各電池収納孔17にそれ
ぞれ挿入してセットする。この際、この実施例では、図
4で説明したように電池収納孔17は4個形成されてい
るので、一度に4個の電池までセットできる。
【0019】そして、この電池21の各電池収納孔17
への挿入は、作業者が手で1個ず行なってもよいが、別
途電池を選別する電池選別機を用意し、それによって選
別された電池を種類ごとに決められた位置の電池収納孔
17に自動的にセットするようにしてもよい。この電池
21の電池収納孔17へのセット時には、その電池収納
孔17と回転板19とが図5に示すような回転方向の位
置関係にあって、各電池収納孔17が回転板19の各電
池落し孔30と重ならない位置にある。
【0020】したがって、各電池収納孔17へ挿入され
た各電池21は、図6に示すように回転板19の平面状
に形成された電池載置部23上に、電極端子の一方(図
示の例では陰極側)が載置される。この状態で、上カバ
ー1を本体2(共に図1を参照)に被せて閉じると、図
6に示すように各絶縁剤塗布装置10のノズル部13が
電池21の図で上側の電極端子21aに接触すると共に
それが若干圧縮して、電池21の電極端子21aを加圧
する状態になる。
【0021】すると、絶縁剤塗布装置10の図1に示す
ヒータ15が所定時間だけオンになり、絶縁剤収納部に
納められている例えばホットメルトである固形の電気絶
縁剤12がヒータ15によって加熱されることにより溶
けてノズル部13から吐出する。したがって、図7に示
すようにその吐出した電気絶縁剤12が、図示のように
電池21の電極端子21aを覆うようになり、その電気
絶縁剤12が同図で電池21の上面の全てを覆う程度の
吐出時間に設定される上記所定時間が経過すると、ヒー
タ15がオフになるため電気絶縁剤12の加熱が停止さ
れることによって、電気絶縁剤12のノズル部13から
の吐出が停止される。
【0022】次に、図3に示した上カバー1の操作スイ
ッチ8をオンにすると、図6に示した回転板19を回転
させるステッピングモータ等の図示しない駆動源が駆動
を開始し、その駆動源からの回転力によってウォームギ
ヤ27が回転し、そのウォームギヤ27を固設した軸2
8が回転することによって、回転板19が一定の角度だ
け回転する。すなわち、電池収納孔17と図5の位置関
係にあった回転板19が、そこに形成されている各電池
落し孔30が電池ガイドケース部18(図6参照)の電
池収納孔17の位置に一致する回転角である45°だけ
回転して停止する。
【0023】したがって、電池収納孔17内の各電池2
1が、その自重に加えて圧縮状態にあるノズル部13の
スプリング20による押圧力により下方に押し出され、
電池落し孔30を通ってその下側に配設されている図1
に示した電池収納部3に落とされる。このように、この
実施例では、回転板19を回転させるステッピングモー
タと、それによって回転されるウォームギヤ27と、そ
のウォームギヤ27を固設した軸28等が、電気絶縁剤
が塗布された電池を電池収納部に移動させる手段として
機能する。
【0024】このようにして、この電池処理回収装置
は、使用済みの電池21の電極端子21aの部分を、熱
可塑性樹脂であるホットメルト等の電気絶縁剤12で全
て覆って結果的に樹脂のキャップを被せたと同様にして
絶縁するので、このように処理した複数の使用済の電池
21が廃棄後に互いに電極端子の部分が接触するような
ことがあったとしても、その接触は電気絶縁剤12を介
してのものとなるので、それが発熱したり発火したりす
る恐れがない。
【0025】なお、上述した実施例では、円筒形の電池
21を絶縁処理する場合を一例として説明したが、この
実施例による電池処理回収装置は、図8に示すようなコ
イン形の電池41にも同様に適用することができ、その
場合には一方の電極端子41aの全面に図示のように電
気絶縁剤12を塗布する。また、角形の電池について
も、この発明は同様に適用することができる。
【0026】なお、図1に示した絶縁剤塗布装置10の
電気絶縁剤12を収納する部分に、電気絶縁剤12の残
量を検知するセンサを設け、その電気絶縁剤12の残量
が所定量よりも少なくなったことをそのセンサが検知し
たときに、図3に示したLCD表示部7に警告表示をし
たり、あるいはランプを点滅させたり、ブザーを鳴らし
たりすることによってオペレータに警告を与えるように
してもよい。そのようにすれば、オペレータはその警告
により電気絶縁剤12の残量が所定量より少なくなった
ことを知ることができるので、突然絶縁剤切れになるの
を防止できる。
【0027】また、そのセンサが電気絶縁剤の残量が所
定量よりも少なくなったことを検知したときに、回転板
19の回転動作を停止させるようにしてもよい。そのよ
うにすれば、オペレータは回転板19の動作が行なわれ
ないことによって電気絶縁剤の残量が所定量より少なく
なったことを間接的に知ることができる。なお、図1に
示した各電池収納孔17の内径は、例えば単1電池なら
ば1個、単2電池ならば2個、単3電池ならば3個収納
できる大きさにしてもよいし、単1,単2,単3のうち
処理する電池を1個だけ収納できる大きさにしてもよ
い。
【0028】また、上記実施例では、上カバー1を閉じ
たときにノズル部13の先端が図7に示したように電池
21の電極端子21aに当接し、その際ノズル部13が
収縮方向に移動されることによってヒータ15に通電が
行なわれ、電気絶縁剤12が溶かされてそれがノズル部
13の吐出口から吐出したが、上カバー1を閉じたとき
に図9に示すようにノズル部13の先端が電池21の電
極端子21aに当接せずに、鍔部13aが電池ガイドケ
ース部18の上面18aに当接することによってノズル
部13が収縮方向に移動されるようにしてもよい。
【0029】さらに、上カバー1の開閉を検知するセン
サを設けると共に、ノズル部13を伸縮自在とせず、上
カバー1を閉じたときにノズル部13が電池21に当接
しないようにし、センサが上カバー1の閉位置への回動
を検知したときに電気絶縁剤12を溶かすヒータ15に
一定時間だけ通電するようにしてもよい。このようにす
れば、ノズル部13が電池21の電極端子21aに当接
しないため、そのノズル部の耐久寿命が延びる。
【0030】なお、この発明による電池処理回収装置の
絶縁剤塗布装置10は、ホットメルト等の固形の電気絶
縁剤を溶かして塗布する絶縁剤塗布手段であるため、ノ
ズル部13の吐出口にそれを開閉する栓を設けなくて
も、ヒータによる加熱を停止しているときは、その吐出
口から電気絶縁剤が吐出されない。また、電気絶縁剤を
溶かす手段はヒータに限ることなしに、高温ガスを吹き
付けるものであってもよいし、溶剤を使用して溶かすも
のであってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による電
池処理回収装置によれば、上カバーを開いて装置本体内
の電池収納部に使用済みの電池を挿入して上カバーを閉
じ、その状態でその電池の電極端子に固形の電気絶縁剤
を溶かして塗布するだけで電極端子を絶縁することがで
きる。したがって、その電池を廃棄しても、それが他の
電池と電極端子同士が直接接触するようなことがないた
め、たとえ電池に電気エネルギが残っていたとしても発
熱したりする恐れがないので、火災になったり、作業者
が火傷を負ったりするのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電池処理回収装置の一実施例を
示す断面図である。
【図2】同じくその電池処理回収装置の外観形状を示す
正面図である。
【図3】同じくその電池処理回収装置の平面図である。
【図4】同じくその電池処理回収装置の内部に設けられ
ている電池ガイドケース部を示す平面図である。
【図5】同じくその電池処理回収装置の内部に設けられ
ている回転板を示す平面図である。
【図6】図1の電池処理回収装置に設けられている上カ
バーを閉じたときにノズル部の先端が電池の電極端子に
当接して若干圧縮した状態を示す断面図である。
【図7】同じくそのノズル部から吐出した電気絶縁剤が
電池の電極端子を覆った状態を電池ガイドケース部の片
側半分について示す断面図である。
【図8】コイン形の電池の電極端子を電気絶縁剤で覆っ
た状態を示す断面図である。
【図9】上カバーを閉じたときにノズル部の鍔部が電池
ガイドケース部の上面に当接することによってノズル部
の先端が電池の電極端子に当接しない実施例を電池ガイ
ドケース部の片側半分について示す断面図である。
【符号の説明】
1:上カバー 2:電池処理ケース本体(装置本体) 3:電池収納部 10:絶縁剤塗布装置 12:電気絶縁剤 13:ノズル部 15:ヒータ(加熱手段) 17:電池収納孔(電池収納部) 19:回転板 21,41:電池 21a:電極端子 27:ウオームギヤ 28:軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎坂 直久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 遠藤 乃之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 後藤 恭貴 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 輿石 新一郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、該装置本体に開閉可能に取
    り付けられた上カバーと、前記装置本体内で電極端子が
    絶縁された電池を収納する電池収納部とからなり、 前記装置本体に、電池をその電極端子が閉位置にある前
    記上カバーの内面に対向するように保持する電池保持部
    を設けると共に、前記上カバーに前記電池保持部に保持
    された電池の前記電極端子に固形の電気絶縁剤を溶かし
    て塗布する絶縁剤塗布手段を設け、且つ前記装置本体と
    電池収納部との間に前記絶縁剤塗布手段によって電気絶
    縁剤が塗布された電池を前記電池収納部に移動させる手
    段を設けたことを特徴とする電池処理回収装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁剤塗布手段は、前記上カバーが
    閉じられたときに前記電池保持部に保持された電池の一
    部に当接するノズル部を有し、該ノズル部又はそのノズ
    ル部を保持する部材が前記当接方向に伸縮自在であり、
    該ノズル部が収縮方向に移動されたときに該ノズル部か
    ら前記電気絶縁剤を吐出する手段であることを特徴とす
    る請求項1記載の電池処理回収装置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁剤塗布手段は、加熱により電気
    絶縁剤である熱可塑性樹脂を溶かして前記ノズル部から
    吐出させる加熱手段を有することを特徴とする請求項2
    記載の電池処理回収装置。
JP7104088A 1995-04-27 1995-04-27 電池処理回収装置 Pending JPH08298141A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6435593B1 (ja) * 2018-04-08 2018-12-12 広州唐太環保科技有限公司 新型のリチウム電池回収装置
JP6442810B1 (ja) * 2018-04-08 2018-12-26 三門器恒机械設備有限公司 リチウム電池回収装置

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