JPH08298129A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム

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JPH08298129A
JPH08298129A JP7105085A JP10508595A JPH08298129A JP H08298129 A JPH08298129 A JP H08298129A JP 7105085 A JP7105085 A JP 7105085A JP 10508595 A JP10508595 A JP 10508595A JP H08298129 A JPH08298129 A JP H08298129A
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JP
Japan
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gas
fuel cell
cell system
oxidant
fuel
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JP7105085A
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English (en)
Inventor
Katsunori Sakai
勝則 酒井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転中のいわゆるCO被毒を未然に検出する
燃料電池システムを提供する。 【構成】 燃料電池のアノード1aにガス供給管21と
排ガス管31が、カソード1bに酸化剤供給管22と排
気管32がそれぞれ接続されている。ガス供給管21に
は、燃料ガス(アノード供給ガス)中の一酸化炭素濃度
を検出する検出器23が設けられている。排ガス管31
には、排ガス(アノード排出ガス)の流量を検出する検
出器33、排ガス中の水素濃度を検出する検出器34及
び排ガス中の一酸化炭素濃度を検出する検出器35が設
けられている。各検出器それぞれの検出信号は信号線に
よって演算器50に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池システムの改
良に関するもので、特に、運転中のいわゆるCO被毒を
未然に検出するものに係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、燃料の有する化学エネルギー
を直接電気エネルギーに変換する装置として、燃料電池
が知られている。この燃料電池は、一般的に多孔質材料
を使用した一対の電極、即ちアノードとカソード間に電
解質を保持する電解質層を挟み、アノードの背面に水素
リッチガスなどの燃料ガスを接触させると共に、カソー
ドの背面に酸素ガスや空気などの酸化剤を接触させ、こ
のときに生じる電気化学反応を利用して前記電極間から
電気エネルギーを取り出すように構成した装置である。
電解質としては、酸性溶液、溶融炭酸塩、アルカリ溶液
などがあるが、現在は、リン酸を用いたリン酸型燃料電
池が最も実用的と考えられる。
【0003】図10は、この種の燃料電池のうち、電解
質としてリン酸を使用したリン酸型燃料電池の構成の一
例を示す斜視図である。この図に示すように、燃料電池
本体には、発電のための単位電池1がセパレーター3を
介して複数個積層されてなる燃料電池スタック2が設け
られている。
【0004】単位電池1は、多孔質材料を使用した一対
のアノード1aとカソード1bが、リン酸を含浸した電
解質層1cを挟んで構成されている。この一対の電極1
a、1bには、それぞれ電解質層1cと対向する面に、
白金などによる触媒が塗布されている。そして、アノー
ド1aの背面には、燃料ガスとして水素リッチガスが流
通するガス流路が、一方カソード1bの背面には、酸化
剤として空気が流通する酸化剤流路が、それぞれ形成さ
れている。
【0005】この単位電池1とセパレーター3とを交互
に複数個積層し、一定数積層するごとに冷却板4を挿入
する。セパレーター3は、アノード1aとカソード1b
それぞれに供給されるガスを区分とすると共に、単位電
池1間の電気的接続を確保するように構成されている。
【0006】また、冷却板4は、内部に水など冷媒を流
すことにより、単位電池1で起こる電気化学反応に伴っ
て生じる熱を除去し、スタック2の温度を一定に保つよ
うに構成されている。また、スタック2には、スタック
2で生じた電流を取り出すために、この上下の端部に集
電板6が配置さている。
【0007】一方、スタック2の側面には、スタック2
に燃料ガスと酸化剤ガスを供給・排出するガスマニホー
ルド5が配置されている。各ガスマニホールド5は、そ
れぞれ、ガス流路や酸化剤流路の入口及び出口に対応
し、ガスや酸化剤の各供給管や排出管に接続されてい
る。
【0008】一般に、電極1a及び1b、セパレーター
3、冷却板4はいずれも、炭素を材料として作られてい
る。炭素を用いる理由は、耐リン酸性(耐蝕性)、耐熱
性、電気伝導性、熱伝導性に優れ、かつ低コストで製作
できるためである。
【0009】以上のような構成を有するリン酸型燃料電
池では、各単位電池において、アノード1aに供給され
た水素が、アノード1aに塗布された触媒の作用によ
り、次のような反応を生じる。
【化1】 H2 → 2H+ + 2e … 化学式1 この水素の解離反応により発生した水素イオン(H+
は、電解質層1cに保持されたリン酸中を移動し、カソ
ード1bに達する。一方、電子(e- )は、アノード1
aから外部回路を流れ、電力負荷を通って、仕事を行
い、カソード1bに達する。そして、アノード1aから
移動してきた水素イオン(H+ )と、カソード1bに供
給された酸素(O2 )と外部回路で仕事をしてきた電子
(e- )とにより、カソード1bに塗布された触媒の作
用によって、次のような反応が起こる。
【0010】
【化2】 4H+ +O2 +4e- → 2H2 O …化学式2 従って、単位電池1では、水素が酸化されて水になると
共に、この時の化学エネルギーが外部の電力負荷に与え
る電気エネルギーとなる。このようにして、単位電池と
しての反応が完結する。なお、上記の単位電池1におけ
る反応は発熱反応であるが、これは、スタック2内に挿
入されている冷却板4によって冷却される。
【0011】また、実際のリン酸型燃料電池では通常、
燃料ガスとしては、主としてメタン(CH4 )からなる
天然ガスに水蒸気(H2 O)を加えて加熱し、次の反応
によって発生させた水素を用いる。
【0012】
【化3】 CH4 +H2 O → 3H2 +CO … 化学式3
【化4】 CO +H2 O → H2 +CO2 … 化学式4 この反応では、水素と共に二酸化炭素(CO2 )も同時
に発生する。従って、燃料電池に供給されるガスは水素
と二酸化炭素、及び僅かな未反応メタンや一酸化炭素
(CO)からなる混合ガスである。以下では、この混合
ガスを燃料ガス又は水素リッチガスと称する。
【0013】ところで、二酸化炭素とメタンは電気化学
的に不活性であるので、燃料電池に供給されてもアノー
ド1aで生じる反応を阻害することはない。
【0014】一方、一酸化炭素は、アノード1aに塗布
されているPt触媒に対して水素より強い吸着を有する
ため、前記化学式1に示す反応が生じるPtの活性点に
優先的に吸着されこれを被覆する。この結果、前記化学
式1の反応が生じるPt面積が減少することで電池電圧
が低下する、いわゆるCO被毒効果を有することが、文
献等で報告されている。従って、リン酸型燃料電池シス
テムにおいては、アノード1aに供給される燃料ガス中
のCO濃度は、所定の微小値以下(通常1%以下)を満
足するように、発電運転が実施される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料電池が
発電を行うためには、各電極1a、1bにそれぞれ反応
ガスを、要求される電流に対応するような量で供給す
る。この時、水素リッチガスの供給されるアノード1a
入口付近は、水素リッチガス中のH2 濃度が高いため、
前記化学式1の反応が進行しやすく、電流密度が集中し
発熱量が大きくなり電極温度も高くなる。一方、アノー
ド1a出口付近では、H2 が消費されていて水素リッチ
ガス中のH2 濃度は低く、化学式1の反応が進行しにく
い。このため、発熱量も小さくなり、この部分の電極温
度は低くなる。このように、アノード1aにおいて入口
から出口にかけて、電流密度勾配に伴う温度勾配が発生
する。
【0016】文献等では、アノード触媒被毒効果は、電
池温度が低いほど、電流密度が大きいほど、一酸化炭素
濃度が高いほど顕著であることが報告されている。これ
は、アノード1aのPt触媒上にH2 よりCOが優先的
に吸着することにより反応サイトが減少(活性触媒面積
の減少)し、前記化学式1の反応進行が制御されるため
であり、その効果は温度とCO濃度に依存する。
【0017】ここで、アノード1a上におけるCO濃度
に注目すると、ガス流路に沿って水素は消費されていく
ので、相対的にCO濃度は増大する。従って、先述した
ようにアノード1aの出口付近では温度が低くなり、か
つ、CO濃度が高くなり、この部分がCO被毒の影響を
最も多く受ける。この結果、前記化学式1の反応進行が
より制御され、アノード1aにおける入口から出口へか
けて、電流密度勾配に伴う温度勾配が一層大きくなる。
【0018】このような因果関係が繰り返されてアノー
ド1aのガス流路入口付近での温度上昇によりアノード
1aが高温になると、電池に蓄えられているリン酸電解
質が蒸発したり触媒等の劣化が加速するので、電池の寿
命が短縮する場合も考えられる。
【0019】また、燃料電池システムで長時間発電運転
を行った場合、改質器の触媒が経時的に劣化していくた
め、前記化学式3,4の反応進行が低減し、H2 濃度の
低下及びCO濃度の増大が進行する。また、同様に電池
本体の触媒も経時的に劣化するため、電池特性が低下
し、出力制御(出力制御の場合、電池電圧が低下する
と、出力を保持するため負荷電流を増大する)に伴い負
荷電流は増大する。これら、CO濃度の増大、電流密度
の増大は、アノード1aのCO被毒効果を増大させるた
め、アノード1aにおける電流密度勾配に伴う温度勾配
をより一層拡大し、これによって電池寿命が一層短縮さ
れる。
【0020】CO被毒により最も温度が低い電池の出口
部分では、前記化学式1の反応が進行せず、アノード電
位がカソード電位より高くなる現象である転極現象の局
部的発生の可能性も考えられる。例えば、アノード電位
が0.8V以上となる場合、この部分に対向するカソー
ド1b部分においてH+ の供給が行われないため、代わ
りに次のような電極、セパレーター、及び冷却板の材料
である炭素を腐食する反応を引起こし、H+ を生成す
る。
【化5】 C + 2H2 O → CO2 + 4H+ + 4e
【化6】 C + H2 O → CO + 2H+ + 2e この反応が進行すると、炭素腐食などによって燃料電池
の主な構成材料に減少が生じ、燃料電池の運転に支障が
生じることも考えられる。
【0021】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、運転
中のいわゆるCO被毒を未然に検出する燃料電池システ
ムを提供することにある。また、本発明の他の目的は、
燃料電池を迅速に保護する燃料電池システムを提供する
ことである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、電解質をサンドイッチするア
ノード及びカソードと、前記アノードに水素を含む燃料
ガスを接触させるためのガス流路と、前記カソードに酸
化剤を接触させるための酸化剤流路と、を含む単位電池
を1又は2以上有し、前記ガス流路入口に前記燃料ガス
を供給するためのガス供給管と、前記酸化剤流路入口に
前記酸化剤を供給するための酸化剤供給管と、前記ガス
流路出口から反応済の前記燃料ガスである排ガスを排出
するための排ガス管と、前記酸化剤流路出口から反応済
の前記酸化剤である排気を排出するための排気管と、を
有する燃料電池システムにおいて、前記ガス供給管に設
けられ前記燃料ガス中の一酸化炭素濃度を検出する第1
の検出器と、前記濃度が所定の許容値を超えたときに異
常を表す異常信号を発生する演算器と、を有することを
特徴とする。
【0023】また、請求項2の発明は、電解質をサンド
イッチするアノード及びカソードと、前記アノードに水
素を含む燃料ガスを接触させるためのガス流路と、前記
カソードに酸化剤を接触させるための酸化剤流路と、を
含む単位電池を1又は2以上有し、前記ガス流路入口に
前記燃料ガスを供給するためのガス供給管と、前記酸化
剤流路入口に前記酸化剤を供給するための酸化剤供給管
と、前記ガス流路出口から反応済の前記燃料ガスである
排ガスを排出するための排ガス管と、前記酸化剤流路出
口から反応済の前記酸化剤である排気を排出するための
排気管と、を有する燃料電池システムにおいて、前記排
ガスの流量・水素濃度・一酸化炭素濃度、前記ガス流路
出口の温度、燃料電池システムの負荷電流をそれぞれ検
出する第2の各検出器と、前記各検出結果に基づいて、
一酸化炭素存在時において前記燃料ガス流路出口付近の
電池電圧が0Vとなる水素分子利用率を指標として算出
し、この指標が燃料電池システムの設計上の所定の基準
値未満となったときに異常信号を発生する第2の演算器
を有することを特徴とする。
【0024】また、請求項3の発明は、請求項2記載の
燃料電池システムにおいて、複数の前記単位電池と、1
又は2以上の前記各単位電池ごとに設けられ反応熱を冷
却するための冷却板を有し、前記ガス流路出口部分の温
度を検出する前記第2の検出器は、前記冷却板と隣接す
る少なくとも1枚の単位電池のガス流路出口に設けられ
たことを特徴とする。
【0025】また、請求項4の発明は、請求項2記載の
燃料電池システムにおいて、前記燃料ガスの流量と前記
燃料ガス中の水素濃度とを検出する第3の各検出器を有
し、前記第2の演算器は、これら流量及び水素濃度とと
もに前記各検出結果を用い、前記基準値として燃料電池
全体における実際の水素分子利用率を算出するように構
成されたことを特徴とする。
【0026】また、請求項5の発明は、請求項1又は2
記載の燃料電池システムにおいて、前記異常信号の発生
を報知する報知手段を有することを特徴とする。
【0027】また、請求項6の発明は、請求項1又は2
記載の燃料電池システムにおいて、前記異常信号の発生
の連続が所定の許容時間を超えたときに運転状態を制御
する制御手段を有することを特徴とする。
【0028】また、請求項7の発明は、請求項6記載の
燃料電池システムにおいて、前記演算器は前記濃度が所
定の第2の許容値を超えたときに第2の異常信号を発生
するように構成され、前記制御手段は、前記第2の異常
信号が発生したときに運転状態を制御するように構成さ
れたことを特徴とする。
【0029】
【作用】上記のような構成を有する本発明は、次のよう
な作用を有する。すなわち、請求項1の発明では、発電
中、燃料ガス中の一酸化炭素濃度を検出し、濃度が所定
の許容値を超えたときに異常信号が発生する。このた
め、異常信号に基づいて適切な措置を講じることによ
り、CO被毒による温度勾配の増大や高温による電解質
の蒸発や触媒等の劣化を最小限に抑制し、燃料電池本体
の信頼性の向上や長寿命化を図ることができる。
【0030】また、請求項2の発明では、一酸化炭素存
在時において燃料ガス流路出口付近の電池電圧が0Vと
なる水素分子利用率を指標として算出し、算出されたこ
の指標と設計上の所定の基準値を比較している。ここ
で、指標が基準値未満になるという現象は、出口部分の
転極現象による化学反応によって水素分子が発生し、ガ
スに水素分子が補充されていることを意味している。こ
のため、このような場合に異常信号を発すれば、適切な
措置を講じられる結果、出口部分での局部的な転極現象
について未然防止や損傷の防止が可能となる。
【0031】また、一般にCO被毒は温度が低いほど著
しくなるが、請求項3の発明では、冷却板と隣接するた
め低温となる単位電池のガス流路出口に温度の検出器が
設けられている。このため、CO被毒を受けやすい部分
の温度を検出することとなり、CO被毒を優れた精度で
把握することが可能となる。
【0032】また、請求項4の発明では、指標を実際の
水素分子利用率と比較している。このようにすれば、指
標を設計上の基準値と比較する場合と比べて、長期の運
転による改質器触媒劣化などによって、水素分子利用率
が設計値に対して変化や誤差を生じている場合も、正し
く状態を判断できる。
【0033】また、請求項5の発明では、異常信号の発
生が音や光などを用いて燃料電池システムのオペレータ
に報知されることにより、必要な措置を講じることが容
易になる。
【0034】また、請求項6の発明では、オペレータに
よる即応が困難な場合でも、燃料電池システムの運転を
停止したり出力を低減するなど運転状態の自動制御によ
って迅速に燃料電池システムを保護することができる。
【0035】また、請求項7の発明では、一酸化炭素濃
度が前記許容値よりも高い所定の第2の許容値を超えた
ときは、制御手段によって燃料電池システムの運転状態
が自動制御されるので、オペレータによる対応を待たず
に迅速に燃料電池システムが保護される。
【0036】
【実施例】以下、本発明の燃料電池システムの一実施例
について、図面を参照して具体的に説明する。なお、下
記各実施例は図10に示す従来技術と同一の構成を含ん
でいる。したがって、従来技術と同一の部分には同一の
符号を付し、説明は省略する。
【0037】(1)第1実施例の構成 本実施例は、請求項1〜3,5〜7に対応する燃料電池
システムであり、その目的は、運転中のいわゆるCO被
毒を未然に検出する燃料電池システムを提供することに
ある。また、本実施例の他の目的は、燃料電池を迅速に
保護する燃料電池システムを提供することである。
【0038】まず、図1は、本発明の実施例の燃料電池
システムの構成を示す機能ブロック図である。本実施例
では、この図に示すように、燃料電池のアノード1aに
ガス供給管21と排ガス管31が、カソード1bに酸化
剤供給管22と排気管32がそれぞれ接続されている。
ガス供給管21、酸化剤供給管22には、それぞれ、流
量を調節する流量調節弁9、10が設けられている。
【0039】また、ガス供給管21には、燃料ガス(ア
ノード供給ガス)中の一酸化炭素濃度を検出する検出器
23が設けられている。一方、排ガス管31には、排ガ
ス(アノード排出ガス)の流量を検出する検出器33、
排ガス中の水素濃度を検出する検出器34及び排ガス中
の一酸化炭素濃度を検出する検出器35が設けられてい
る。
【0040】また、燃料電池スタック2から取り出され
た直流電流は電流線40を通り、開閉器41を経てイン
バーター42により交流電流に変換され、外部の電流負
荷(図示せず)に供給される。電流線40には、燃料電
池から取り出される電流値を検出する検出器43が配置
されている。
【0041】次に、図2は、電池スタック2のガス流路
出口部分を示す斜視図である。この図に示すように、本
実施例では、電池スタック2に配置された冷却板4と隣
接する少なくとも1枚の単位電池1のガス流路出口部分
にガス流路出口部分の温度を検出する検出器45が設け
られている。なお、燃料電池積層体2は図10に示すよ
うに単電池とセパレーターおよび冷却板を複数個積層し
て構成されるが、ここでは簡略化して一つの単電池のみ
を示して燃料電池積層体全体を代表させる。
【0042】各検出器23,33,34,35,43及
び45それぞれの検出信号は信号線によって演算器50
に入力される。なお、検出器33,34,35,43及
び45は、前記第2の検出器に相当するものである。ま
た、本実施例では、演算器50から異常信号が発生した
ときに、オペレータへの異常の報知や燃料電池システム
の自動制御を行う保護装置51(前記報知手段及び前記
制御手段に相当するもの)が設けられている。
【0043】(2)第1実施例の作用及び効果 上記のような構成を有する本実施例は次のような作用を
有する。
【0044】[ガス流路入口に関する処理]まず、ガス
流路入口では、発電運転中、検出器23が燃料ガス中の
一酸化炭素濃度を連続的に検出し、その検出値を演算器
50に順次送信する。そして、演算器50が、その検出
値と予め設定された一酸化炭素濃度の許容値との比較を
繰り返し行う。
【0045】この時の一酸化炭素濃度許容値は、図3に
示す燃料ガス中の一酸化炭素濃度と電池温度の分布特性
から決定され、具体的には、電池温度最高点が電池温度
許容値を越えない一酸化炭素濃度を用いる。すなわち、
図3に示すように、アノード触媒のCO被毒は温度が低
いほど、また一酸化炭素濃度が高いほど顕著であり、ガ
ス流路に沿った温度勾配は、燃料ガス中の一酸化炭素濃
度増大に伴い顕著となる。最高点温度の許容値は、触媒
劣化、リン酸蒸発等の条件に基づいて定めればよい。
【0046】そして、演算器50は、一酸化炭素の検出
値が許容値を超えた場合、異常を表す異常信号を発生す
る。このため、異常信号に基づいて適切な措置を講じる
ことにより、CO被毒による温度勾配の増大や高温によ
る電解質の蒸発や触媒等の劣化を最小限に抑制し、燃料
電池本体の信頼性の向上や長寿命化を図ることができ
る。
【0047】[ガス流路出口に関する処理]また、ガス
流路出口では、発電運転中、各検出器33,34,3
5,43及び45が、排ガスの流量・水素濃度・一酸化
炭素濃度、燃料電池の負荷電流、ガス流路出口の温度
を、それぞれ連続的に検出し、その検出値を演算器50
に送信する。
【0048】演算器50では、ガス流路出口部分の電池
電圧が0Vとなる一酸化炭素存在下の水素分子利用率を
指標として算出し、その算出値と予め設定された水素分
子利用率の基準値を比較する。
【0049】図4は、本発明の第1実施例における指標
の算出と、指標と基準値の比較のための処理手順の概略
を示すフローチャートである。すなわち、この手順で
は、入力された検出値から(ステップ1)、ガス流路出
口部分の限界電流密度値を算出し(ステップ2)、この
限界電流密度値より指標を導出し(ステップ3)、運転
条件H2 利用率と比較する(ステップ4)。
【0050】また、図5は、本発明の第1実施例におけ
る指標の算出と、指標と基準値の比較のための処理手順
の具体例を示すフローチャートである。このようにガス
流路出口部分の限界電流密度を用いるのは、燃料電池ス
タック2において、最も一酸化炭素濃度が高くなる部分
だからであり、また、冷却板に隣接する単位電池を用い
るのは、最も温度が低くなることでアノード触媒が最も
CO被毒の影響を受けやすい部分だからである。
【0051】なお、この限界電流密度の算出は、発明者
らが行った燃料ガス中の一酸化炭素濃度をパラメータと
し、燃料ガスの流量とアノード限界電流密度の関係試験
により導出した実験式より求めるものである。図6は、
その実験結果の一例を示すもので、この図に示すよう
に、燃料ガスの一酸化炭素濃度が増大するに伴って限界
電流密度が小さくなり、この傾向は電池温度に依存す
る。この図6の結果を基に、発明者らは下記の関係式を
実験的に導いた。
【数1】ilim =f(t,F,CH2,CCO)…数式1
【0052】ここで、 ilim :アノード限界電流密度 t :電池温度 Flim :電池電圧が0Vとなる場合のアノード供給ガス
流量 CH2 :アノード供給ガスH2 濃度 CCO :アノード供給ガスCO濃度 前記数式1で得た限界電流密度値を次式に示すH2 利用
率算出式に代入すれば、指標が導出される。
【数2】 ここで、 F:ファラデー数(96486C/mol ) S:単位電池有効面積(cm2 ) つまり、検出器33,34,35,45の検出値を、そ
れぞれ対応する前記数式1のFlim 、CH2、CCO、tに
代入することで、アノード触媒が最もCO被毒の影響を
受ける部分の指標の導出が達成できる。
【0053】このように、第1実施例では、一酸化炭素
存在時において燃料ガス流路出口付近の電池電圧が0V
となる水素分子利用率を指標として算出し、算出された
この指標と所定の基準値を比較している。ここで、指標
が基準値未満になるという現象は、出口部分の転極現象
による化学反応によって水素分子が発生し、ガスに水素
分子が補充されていることを意味している。ここで、図
7は、転極現象発生の条件を示す特性図である。
【0054】このような場合に異常信号を発すれば、適
切な措置を講じられる結果、出口部分での局部的な転極
現象について未然防止や損傷の防止が可能となる。
【0055】[異常信号の取扱い]本実施例では、上記
のように異常信号が発生した場合、保護装置51によっ
て、異常信号の発生を音や光などを用いて燃料電池シス
テムのオペレータに報知するので、必要な措置を講じる
ことが容易になる。また、本実施例では、保護装置51
によって、オペレータによる即応が困難な場合でも、燃
料電池システムの運転を停止したり出力を低減するなど
運転状態の自動制御を行うので、迅速に燃料電池システ
ムを保護することができる。
【0056】さらに、一酸化炭素濃度など所定の数値に
ついて、前記異常信号の条件となる許容値のほかに、第
2の許容値を定めておき、数値がこの第2の許容値を超
えたときに第2の異常信号を発生するようにしてもよ
い。そして、制御手段によって、この第2の異常信号が
発生したときに燃料電池システムの運転状態を制御する
ように構成してもよい。このようにすれば、一酸化炭素
濃度が非常に高くなった場合、制御手段によって燃料電
池システムの運転状態が自動制御されるので、オペレー
タによる対応を待たずに迅速に燃料電池システムが保護
される。
【0057】これらの動作は、演算器の発する各信号に
基づいて専用の保護装置が燃料電池の制御系に必要な運
転信号を与えることで実現することができる。
【0058】(3)第2実施例 第1実施例と略同様の構成において、図8に示すよう
に、ガス供給管21に燃料ガスの流量を検出する検出器
24及び燃料ガス中の水素濃度を検出する検出器25を
設けることによって、負荷電流率の他に、供給ガスの流
量及び水素濃度を得て、設計上の基準値の代りに、燃料
電池全体での実際の水素分子利用率を算出してもよい
(請求項4に対応する)。なお、検出器24,25は、
前記第3の各検出器に相当する。
【0059】ここで、図9は、第2実施例における演算
器の処理手順を示すフローチャートである。すなわち、
この手順では、指標を実際の利用率と比較している。こ
のようにすれば、指標を設計上の基準値と比較する場合
と比べて、長期の運転による改質器触媒劣化などによっ
て、H2 利用率が設計値に対して変化や誤差を生じてい
る場合も、正しく状態を判断できる。
【0060】この場合も、実際の利用率を指標が超えた
場合は、異常として、警報や自動制御などの動作を実行
すればよい。
【0061】(4)他の実施例 本発明は上記実施例に限定されるものではなく、実施態
様の変更は自由であるから、次に例示するような他の実
施例をも包含するものである。例えば、燃料電池の具体
的構成は自由であり、単位電池の数や冷却板の数なども
自由に定めることができる。また、異常信号のフォーマ
ットや制御手段の具体的構成も自由である。例えば、C
O被毒に関する専用の制御手段や報知手段を設けてもよ
いし、燃料電池システムに関する他の要素の制御手段に
シーケンスを付加することによって本発明の制御手段を
実現してもよい。また、検出器の型式や信号のフォーマ
ットなども自由に変更することができる。また、各種演
算の具体的手順も自由に変更することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、運
転中のいわゆるCO被毒を未然に検出することができる
ので、燃料電池システムの信頼性や寿命が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す機能ブロック
【図2】本発明の第1実施例における電池スタック2の
ガス流路出口部分を示す斜視図
【図3】燃料ガス中のCO濃度と電池温度分布を示す特
性図
【図4】本発明の第1実施例における指標の算出と、指
標と基準値の比較のための処理手順の概略を示すフロー
チャート
【図5】本発明の第1実施例における指標の算出と、指
標と基準値の比較のための処理手順の具体例を示すフロ
ーチャート
【図6】燃料ガスの流量とアノード限界電流密度の関係
を示す実験データを表す図
【図7】転極現象発生の条件を示す特性図
【図8】本発明の第2実施例の燃料電池システムの構成
を示す機能ブロック図
【図9】本発明の第2実施例における演算器の処理手順
を示すフローチャート
【図10】従来及び本発明の燃料電池システムにおける
電池スタックの構成を示す斜視図
【符号の説明】
1…単位電池 1a…アノード 1b…カソード 1c…電解質 2…電池スタック 3…セパレータ 4…冷却板 5…ガスマニホールド 6…集電板 9,10…調節弁 21…ガス供給管 22…酸化剤供給管 23,24,25,33,34,35,43,45…検
出器 31…排ガス管 32…排気管 40…電流線 41…開閉器 42…インバーター 50…演算器 51…保護装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質をサンドイッチするアノード及び
    カソードと、 前記アノードに水素を含む燃料ガスを接触させるための
    ガス流路と、 前記カソードに酸化剤を接触させるための酸化剤流路
    と、 を含む単位電池を1又は2以上有し、 前記ガス流路入口に前記燃料ガスを供給するためのガス
    供給管と、 前記酸化剤流路入口に前記酸化剤を供給するための酸化
    剤供給管と、 前記ガス流路出口から反応済の前記燃料ガスである排ガ
    スを排出するための排ガス管と、 前記酸化剤流路出口から反応済の前記酸化剤である排気
    を排出するための排気管と、 を有する燃料電池システムにおいて、 前記ガス供給管に設けられ前記燃料ガス中の一酸化炭素
    濃度を検出する第1の検出器と、 前記濃度が所定の許容値を超えたときに異常を表す異常
    信号を発生する演算器と、 を有することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 【請求項2】 電解質をサンドイッチするアノード及び
    カソードと、 前記アノードに水素を含む燃料ガスを接触させるための
    ガス流路と、 前記カソードに酸化剤を接触させるための酸化剤流路
    と、 を含む単位電池を1又は2以上有し、 前記ガス流路入口に前記燃料ガスを供給するためのガス
    供給管と、 前記酸化剤流路入口に前記酸化剤を供給するための酸化
    剤供給管と、 前記ガス流路出口から反応済の前記燃料ガスである排ガ
    スを排出するための排ガス管と、 前記酸化剤流路出口から反応済の前記酸化剤である排気
    を排出するための排気管と、 を有する燃料電池システムにおいて、 前記排ガスの流量・水素濃度・一酸化炭素濃度、前記ガ
    ス流路出口の温度、燃料電池システムの負荷電流をそれ
    ぞれ検出する第2の各検出器と、 前記各検出結果に基づいて、一酸化炭素存在時において
    前記燃料ガス流路出口付近の電池電圧が0Vとなる水素
    分子利用率を指標として算出し、この指標が燃料電池シ
    ステムの設計上の所定の基準値未満となったときに異常
    信号を発生する第2の演算器を有することを特徴とする
    燃料電池システム。
  3. 【請求項3】 複数の前記単位電池と、 1又は2以上の前記各単位電池ごとに設けられ反応熱を
    冷却するための冷却板を有し、 前記ガス流路出口部分の温度を検出する前記第2の検出
    器は、前記冷却板と隣接する少なくとも1枚の単位電池
    のガス流路出口に設けられたことを特徴とする請求項2
    記載の燃料電池システム。
  4. 【請求項4】 前記燃料ガスの流量と前記燃料ガス中の
    水素濃度とを検出する第3の各検出器を有し、 前記第2の演算器は、これら流量及び水素濃度とともに
    前記各検出結果を用い、前記基準値として燃料電池全体
    における実際の水素分子利用率を算出するように構成さ
    れたことを特徴とする請求項2記載の燃料電池システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記異常信号の発生を報知する報知手段
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載の燃料電
    池システム。
  6. 【請求項6】 前記異常信号の発生の連続が所定の許容
    時間を超えたときに運転状態を制御する制御手段を有す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の燃料電池シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記演算器は前記濃度が所定の第2の許
    容値を超えたときに第2の異常信号を発生するように構
    成され、 前記制御手段は、前記第2の異常信号が発生したときに
    運転状態を制御するように構成されたことを特徴とする
    請求項6記載の燃料電池システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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