JPH08297984A - 多レベル不揮発性メモリセル読み出し方法および回路 - Google Patents

多レベル不揮発性メモリセル読み出し方法および回路

Info

Publication number
JPH08297984A
JPH08297984A JP1310496A JP1310496A JPH08297984A JP H08297984 A JPH08297984 A JP H08297984A JP 1310496 A JP1310496 A JP 1310496A JP 1310496 A JP1310496 A JP 1310496A JP H08297984 A JPH08297984 A JP H08297984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
cell
memory cell
output signal
flip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1310496A
Other languages
English (en)
Inventor
Cristiano Calligaro
カリガロ クリスチアノ
Vincenzo Daniele
ダニエル ヴィセンツォ
Roberto Gastaldi
ガスタルディ ロベルト
Alessandro Manstretta
マンストレッタ アレッサンドロ
Guido Torelli
トレーリ グイド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SGS THOMSON MICROELECTRONICS
STMicroelectronics SRL
Original Assignee
SGS THOMSON MICROELECTRONICS
SGS Thomson Microelectronics SRL
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SGS THOMSON MICROELECTRONICS, SGS Thomson Microelectronics SRL filed Critical SGS THOMSON MICROELECTRONICS
Publication of JPH08297984A publication Critical patent/JPH08297984A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5621Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using charge storage in a floating gate
    • G11C11/5642Sensing or reading circuits; Data output circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5621Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using charge storage in a floating gate
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2211/00Indexing scheme relating to digital stores characterized by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C2211/56Indexing scheme relating to G11C11/56 and sub-groups for features not covered by these groups
    • G11C2211/563Multilevel memory reading aspects
    • G11C2211/5632Multilevel reading using successive approximation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の異なった書き込みレベルのうちの1つ
の書き込みレベルを取ることができる多レベル不揮発性
メモリセルを読み出す方法を提供する。 【解決方法】 a)セル電流(IC)をmの複数のセル
電流値(IC0−IC3;IC0−IC15)の最小値
および最大値間の値を有する基準電流(IR)と比較
し、したがって前記複数のセル電流値(IC0−IC
3;IC0−IC15)を2つのセル電流値のサブ範囲
に分割し、前記セル電流(IC)が属するセル電流値の
サブ範囲を決定するステップと、b)前記セル電流(I
C)が属する前記セル電流値のサブ範囲が、読み出すべ
きメモリセル(MC)の電流(IC)の値である1つの
セル電流値のみを含むようになるまで、前記ステップ
a)を繰り返すステップとを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多レベル不揮発性
メモリセルを読み出す逐次2分方法に関することであ
り、このような方法を行う読み出し回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】より大きい記憶容量の不揮発性メモリに
対する市場の要求により、製造者は、装置のスケーリン
グおよびチップサイズの増加における絶え間ない努力を
強いられている。
【0003】メモリ容量を増加させる他の可能性とし
て、メモリセル当たり1ビットより多くのビットを記憶
しようとすることがある。すなわち、2または4ビット
を記憶することができるメモリセルを有するメモリ装置
は、同じチップサイズだが各々1ビットのみを記憶でき
るメモリセルを有する記憶装置の記憶容量の各々2また
は4倍多い記憶容量を有する。
【0004】不揮発性メモリセルは、一般的にMOS電
界効果トランジスタによって代表される。データを、M
OS電界効果トランジスタのしきい値電圧を変化させる
ことによって不揮発性メモリ内に記憶することができ
る。ROMの場合においてこの記憶は製造中に行われ、
EPROM、EEPROMおよびフラッシュEEPRO
Mの場合においてしきい値電圧の変化は、MOS電界効
果トランジスタに適切にバイアスをかけ、電荷をフロー
ティングゲートに注入することによって行われる。
【0005】不揮発性メモリセルの書き込み状態を決定
するために、すなわちメモリセルの内容を″読み出す″
または″感知する″ために、固定電圧VGをMOSトラ
ンジスタのコントロールゲートに印加する。すなわちメ
モリセルの書き込み状態を、MOSトランジスタのしき
い値電圧の前記固定ゲート電圧に対する状態を検出する
ことによって決定することができる。
【0006】1ビットの情報のみを記憶することができ
る不揮発性メモリセルの最も一般的な場合において、メ
モリセルは、2つの異なったしきい値電圧に対応する2
つの異なった書き込み状態(論理状態)を示すことがで
き、以下このようなセルを″2レベルメモリセル″と呼
ぶ。メモリセルの読み出しは、いわゆる″読み出し回
路″によって行われ、この回路は、2つの論理レベルに
対応する2つの異なった値を有する電圧信号を発生す
る。
【0007】差動モード読み出しおよび基準モード読み
出しの2つの異なった読み出し技術が既知である。第1
の技術は、差動メモリセルを必要とし、各々のメモリセ
ルは、共通ソースおよびドレインを有するが相補的な状
態にプログラムされる2つのMOSトランジスタを具え
る。この技術は、トランジスタセル1つ当たりのメモリ
セル面積がより大きいために、中位のサイズ(128k
bit)より小さいメモリにのみ適している。第2の技
術は、他のメモリセルと同一だが予め決められたしきい
値電圧を有する基準メモリセルを基準素子として使用す
る差動読み出し回路を使用し、この技術は、大きい(1
Mbitより大きい)メモリに適している。
【0008】1ビットより多くの情報を記憶することが
できる不揮発性メモリセルの場合において、メモリセル
は、m=2n 個の異なった書き込み状態またはレベルを
示すことができる必要があり、ここでnは、メモリセル
内に記憶することができるビット数を表し、以下にこの
ようなセルを″多レベルメモリセル″と呼ぶ。2レベル
セルの場合において、各レベルがMOSトランジスタの
しきい値電圧に対する異なった値に対応するように、し
きい値電圧に対するm個の異なった値を、読み出し技術
とメモリセルの物理的なパラメータとによって許容され
るしきい値電圧範囲(すなわちしきい値電圧の最大値と
最小値との差)以内で選択する。
【0009】多レベルメモリセルに対して、並列モード
読み出しおよび順次モード読み出しの2つの読み出し技
術が提案されている。
【0010】並列モード読み出しは、A. Bleikerおよび
H. Melchior による″フローティングゲートメモリセル
を使用する4状態EEPROM(A Four-State EEPROM
Using Floating-Gate Memory Cells)″, IEEE Journal
of Solid State Circuits,vol. SC-22, No. 3, July 1
987, pp. 460-463 に記載されている。この技術は、2
レベルメモリセルに対する基準モード読み出し技術をそ
のまま拡張したものであり、m個の異なった予め決めら
れた電圧または電流基準を発生し、このようなm個の異
なった電圧または電流基準と、読み出すべきメモリセル
から供給される電圧または電流とを同時に比較する。
【0011】並列モード読み出し技術の利点は、高速で
あることと、読み出し時間がメモリセルの書き込み状態
に依存しないことであり、欠点は、同時にmの比較を行
うためにm個の異なった比較回路が必要であることか
ら、読み出し回路によって必要な面積が大きいことであ
る。
【0012】順次モード読み出しは、例えばM.Horiguch
i 他による″An Experimental Large-Capacity Semicon
ductor File Memory Using 16-Levels/Cell Storage
″, IEEE Journal of Solid State Circuits, vol. SC
-23, No.1, February 1988, pp.27-32に記載されてい
る。この技術は、予め決められた規則に従って変化させ
ることができる値を有する1つの電圧または電流基準を
使用する。次にこの可変基準電圧または電流を一連の順
次の比較に使用し、読み出すべきメモリセルに記憶され
たアナログレベルに(しきい値電圧またはメモリセルに
よって減少する電流によって)近づけるように変化させ
る。例えば、読み出すべきメモリセルによって減少する
(一定の)電流を、最小値(または最大値)から開始し
順次増加する(または各々減少する)離散的な値を選択
することができる(例えばディジタル駆動電流発生器に
よって供給される)基準電流と順次比較する。前記離散
的な値を、メモリセルのmの書き込みレベルに対応する
異なった電流値の間の値になるように選択し、比較の結
果が、基準電流がセルの電流より小さい(または各々大
きい)間は負(または各々正)になるようにする。一連
の順次の比較は、最初の正(または各々負)の結果の後
停止する。代わりに、固定基準電流を使用し、読み出す
べきメモリセルによって減少する電流をそのゲート電圧
を変化させることによって変化させることもできる。
【0013】メモリセルを読み出すのに必要な時間は、
一定ではないが、メモリセルの書き込みレベルと基準電
圧または電流の開始値とに依存する(読み出し時間は、
読み出すべきセルの書き込みレベルと基準電圧または電
流の開始値との差に依存する)。最少で1つから最多で
mの比較ステップが、メモリセルの書き込み状態を決定
するのに必要である。読み出し時間は、1つのメモリセ
ル内に記憶されるビット数の増加によってすぐに極端に
長くなる。しかしながら、順次モード読み出しは、回路
を実装するのが簡単であり、必要とする面積が小さい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した先行技術の視
点において、本発明の第1の目的は、上述した欠点を克
服した、多レベル不揮発性メモリセルを読み出す方法を
提供することである。
【0015】本発明の第2の目的は、このような方法を
行う多レベルメモリセルを読み出す回路を提供すること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、このよ
うな第1の目的は、読み出すべきメモリセルを予め決め
られた状態にバイアスして、前記メモリセルが、各々が
メモリセルの書き込みレベルの1つに対応するmの複数
の異なったセル電流値に依存する値を有するセル電流を
減少するようにする、m=2n (n≧2)の複数の異な
った書き込みレベルのうちの1つの書き込みレベルを取
ることができる多レベル不揮発性メモリセルを読み出す
方法において、 a)前記セル電流を前記mの複数のセル電流値の最小値
および最大値間の値を有する基準電流と比較し、したが
って前記複数のセル電流値を2つのセル電流値のサブ範
囲に分割し、前記セル電流が属するセル電流値のサブ範
囲を決定するステップと、 b)前記セル電流が属する前記セル電流値のサブ範囲
が、読み出すべきメモリセルの電流の値である1つのセ
ル電流値のみを含むようになるまで、前記ステップa)
を繰り返すステップとを、さらに行うことを特徴とする
方法によって達成される。
【0017】本発明による方法は、実際的にいわゆる″
2分″順次近似探索を行う。第1ステップにおいて、セ
ル電流を、許容されるセル電流の範囲を2つの部分また
はサブ範囲に分割する基準電流と比較する。この比較に
よって、セル電流が前記2つのサブ範囲のいずれに含ま
れるかを決定する。第2ステップにおいて、セル電流
を、前のステップにおいて決定されたサブ範囲をさらに
2つの部分に分割する基準電流と比較し、セル電流がサ
ブ範囲のどちらの部分に含まれるかを決定する。本方法
は、回帰を含む。各ステップにおいて、セル電流を、前
にステップにおいて決定されたセル電流の範囲を2つの
部分に分割する基準電流と比較し、セル電流が含まれる
範囲の部分を決定する。最後のステップにおいて、ただ
2つの可能なセル電流が残る。セル電流を、これらの2
つの可能なセル電流間に含まれる基準電流と比較するこ
とによって、実際のセル電流を決定する。好適には、セ
ル電流と比較すべき各ステップにおいて選択される基準
電流値を、前のステップにおいて決定されその範囲内に
セル電流が含まれる、許容されるセル電流の範囲の最大
値および最小値の中間値とする。
【0018】本発明の方法によって、m=2n の異なっ
た書き込みレベルを有するメモリセルの書き込み状態
を、nの比較ステップにおいて、メモリセルの個々の書
き込み状態に依存せずに決定することができることを示
すことができる。上述した順次逐次アプローチを含む順
次モード読み出し技術とは異なって、読み出し時間は、
一定で、読み出すべきメモリセルの書き込み状態に依存
しない。このことにより、特にn>2に関して、本発明
の読み出し方法は、順次モード読み出し技術より高速に
なる。
【0019】本発明によれば、前記第2の目的は、読み
出すべきメモリセルを予め決められた状態にバイアスし
て、前記メモリセルが、各々がセルの書き込みレベルの
1つに対応するmの複数の異なったセル電流値に依存す
る値を有するセル電流を減少するようにするバイアス手
段と、前記セル電流を可変基準電流発生器によって発生
された基準電流と比較する電流比較器とを具える、m=
n (n≧2)の複数の異なった書き込みレベルのうち
の1つの書き込みレベルを取ることができる多レベル不
揮発性メモリセルを読み出す回路において、前記電流比
較器の出力信号を受け、前記可変基準電流発生器を制御
する順次近似レジスタをさらに具え、前記順次近似レジ
スタが、予め決められた初期状態から開始し、前記基準
電流発生器に前記複数のセル電流値の最小値および最大
値の間の値を有する基準電流を発生させる逐次ネットワ
ークを具え、前記逐次ネットワークは、順次の状態を通
じて、前の状態と前記電流比較器の出力信号とによって
決定される各々1つの状態に進み、前記逐次ネットワー
クの各状態が、前記基準電流発生器に、前記セル電流が
含まれる前記セル電流値のサブ範囲の最小値および最大
値間の値を有する個々の基準電流を発生させることを特
徴とする回路によって達成される。
【0020】上述した並列モード読み出し技術を行う読
み出し回路と比較して、本発明による読み出し回路は、
ただ1つの比較器を必要とし、m個の代わりにm−1個
の別個の基準電流を必要とすることから、使用する面積
がより小さくなる。
【0021】本発明の特徴および利点を、図の参照とと
もに、以下の限定しない例として記述したいくつかの特
別な実施例の詳細な記述からより明らかにする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の読み出し方法を、2つの
特別な例を参照して記述する。第1の例は、4レベル不
揮発性メモリセル(2ビットの情報を記憶できるセル)
に関連し、第2の例は、16レベル不揮発性メモリセル
(4ビットの情報を記憶できるセル)に関連する。両方
の例において、読み出すべきメモリセルMCは、固定さ
れた予め決められたコントロールゲート電圧によってバ
イアスされ、図1に示すメモリセルMCを、EPRO
M、EEPROMまたはフラッシュEEPROMメモリ
セルのようなフローティングゲートMOS電界効果トラ
ンジスタとし、前記メモリセルを、ROMメモリセルの
場合のように、製造中調節されるしきい値電圧を有する
簡単なMOSFETとすることができる。メモリセルM
Cが、前記固定された予め決められたコントロールゲー
ト電圧VGによってバイアスされると、メモリセルそれ
自身の個々の書き込み状態に依存する、すなわちメモリ
セルのしきい値電圧に依存する値の電流ICが減少す
る。図1において、基準電流IRを供給する電流発生器
Gも示す。IRは、一定ではないが、以下に説明するよ
うな離散的な組に属する値を選択することができる。
【0023】図2において、電流ICに対する4つの異
なった値IC0−IC3を示す。各値は、メモリセルM
Cの4つの異なった書き込み状態の各々1つに対応する
(個々の値を、IC0=0、IC1=15μA、IC2
=30μAおよびIC3=45μAとすることができ
る)。図2は、決定木の枝において、基準電流IRによ
って選択できる異なった値も示す。基準電流値を、IC
の順次の値の中間値になるように選択することによっ
て、3つの異なった基準電流値I0−I2のみが必要と
なる(I0=7.5μA、I1=22.5μAおよびI
2=37.5μA)。
【0024】メモリセルMCの書き込み状態が、電流I
C=IC2に対応するとする(図3)。読み出し方法の
第1ステップS1において、メモリセル電流ICを、値
の組IC0−IC3における中間値である基準電流IR
=I1と比較する。これは、本方法の能率の観点から、
最適な選択である。この比較によって、セル電流ICが
I1より大きいことが分かり、演繹的に、IC2または
IC3に等しいことになる。第2ステップS2におい
て、電流ICを、IC2およびIC3の中間値である基
準電流IR=I2と比較し、ICは、IC2より小さい
ことが分かる。必然的に、ICは、IC2に等しいに違
いない。したがって、メモリセルMCの書き込みレベル
は、2つのステップのみにおいて決定される。
【0025】ここで第2の例として、メモリセルMCの
書き込み状態が、電流IC=IC0に対応するとする
(図4)。第1のステップS1において、セル電流IC
を、基準電流IR=I1と再び比較し、ICがI1より
小さいことが分かる。これは、ICがIC0またはIC
1のいずれかであることを意味する。第2ステップS2
において、電流ICを、IC0およびIC1の中間値で
ある基準電流IR=I0と比較する。この比較から、I
Cは、I0より小さいことが分かり、必然的に、IC
は、IC0に等しいに違いない。再び、メモリセルMC
の書き込み状態は、2つのステップにおいて決定され
る。
【0026】メモリセルMCの書き込み状態を決定する
のに必要なステップの数は、一定である。すなわち、書
き込み状態それ自身に依存せず、常に2(すなわち、メ
モリセルに記憶できるビット数)に等しい。
【0027】ここで、16レベルメモリセルの場合を考
える。図5は、各々の値がメモリセルMCの16の書き
込みレベルの各々1つに対応する、セル電流ICに対す
る16の異なった値IC0−IC15を示す。図2と同
様に、図5は、決定木の枝において、基準電流IRによ
って選択できる異なった値も示す。前述した場合におけ
るように、基準電流値を、ICの順次の値の中間値にな
るように選択することによって、15の異なった基準電
流値I0−I14が必要となる
【0028】第1の例として、セル電流ICがIC1に
等しいとする(図6)。読み出し方法の第1ステップS
1において、セル電流ICを、基準電流IR=I7(I
C0−IC15の組における中間値)と比較する。この
比較によって、ICがI7より大きいことが分かる。こ
れは、電流ICが値IC8−IC15のいずれか1つに
等しいことを意味する。第2ステップS2において、I
Cを、IC8およびIC15の中間値である基準電流I
R=I11と比較する。再び、この比較によって、IC
がI11より大きいことが分かる。これは、ICが値I
C12−IC15のいずれか1つに等しいことを意味す
る。第3ステップS3において、ICを、IC12およ
びIC15の中間値である基準電流IR=I13と比較
する。この比較によって、ICがI13より小さいこと
が分かる。これは、ICがIC12またはIC13のい
ずれかに等しいことを意味する。第4ステップS4にお
いて、ICを、IC12およびIC13の中間値である
基準電流IR=I12と比較する。この比較によって、
ICがI12より小さいことが分かり、必然的に、IC
は、IC12に等しいに違いない。したがって、メモリ
セルMCの書き込み状態は、4ステップにおいて決定さ
れる。
【0029】他の例として、セル電流ICがIC2に等
しいとする(図7)。読み出し方法の第1ステップS1
において、セル電流ICを、基準電流IR=I7と比較
する。この比較によって、ICがI7より小さいことが
分かる。これは、電流ICが値IC0−IC7のいずれ
か1つに等しいことを意味する。第2ステップS2にお
いて、ICを、IC0およびIC7の中間値である基準
電流IR=I3と比較する。再び、この比較によって、
ICがI3より小さいことが分かる。これは、ICがI
C0−IC3のいずれか1つに等しいことを意味する。
第3ステップS3において、ICを、IC0およびIC
3の中間値である基準電流IR=I1と比較する。この
比較によって、ICがI1より大きいことが分かる。こ
れは、ICがIC2またはIC3のいずれかに等しいこ
とを意味する。第4ステップS4において、ICを、I
C2およびIC3の中間値である基準電流IR=I2と
比較する。この比較によって、ICがI2より小さいこ
とが分かり、必然的に、ICは、IC2に等しいに違い
ない。したがって再び、メモリセルMCの書き込み状態
は、4ステップにおいて決定される。
【0030】本発明の読み出し方法は、4レベルメモリ
セルの書き込み状態を2ステップのみにおいて、16レ
ベルメモリセルの書き込み状態を4ステップにおいて、
メモリセルの個々の書き込み状態から独立して決定する
ことを示した。一般に、本発明の読み出し方法は、mレ
ベルメモリセル(m=2n )の書き込み状態を、nステ
ップにおいて、メモリセルの書き込み状態から独立して
決定する。
【0031】図8は、上述した読み出し方法を行うのに
好適な、本発明による読み出し回路を図式的に示す。本
回路は、実際的に、ディジタル駆動可変基準電流発生器
Gと、電流比較器1と、順次近似レジスタ(″SA
R″)2とを具える。電流比較器1は、読み出すべきメ
モリセルMCのドレイン電極に接続された反転入力端子
と、電流発生器Gに接続された非反転入力端子とを有
し、比較器1は、2つの出力信号CMPおよびCMPN
を有し、これらの信号の一方は、他方の論理的な補数で
あり、これらの信号をSAR2に供給する。SAR2
は、さらに、プリセット信号PRおよひクロック信号C
K(タイミング信号)を受け、(ディジタル形式の)制
御信号の組CNTを、電流発生器Gに供給する。SAR
2は、読み出されたメモリセルCMの書き込み状態をデ
ィジタル形式で含む出力信号の組OUTも発生する。
【0032】SAR2は、順次の近似探索を行う逐次ネ
ットワーク(OR状態機械)と、結合ネットワークとを
具える。順次の近似探索の所定のステップにおける逐次
ネットワークの状態は、前のステップの状態に依存し、
前のステップにおけるセル電流ICと基準電流IRとの
比較の結果に依存する。結合ネットワークは、逐次ネッ
トワークの状態に基づいて、ならびに順次近似探索の最
後のステップにおけるICとIRとの比較の結果に基づ
いて、メモリセルの書き込み状態を表す出力ディジタル
コードを供給する。
【0033】図9は、4レベルメモリセル(n=2,m
=4)の読み出しに使用される図8の回路の場合におけ
るSAR2の逐次ネットワーク12の回路図である。逐
次ネットワーク12は、3つの遅延型(″D型″)フリ
ップフロップFF0−FF2を具える。各々のフリップ
フロップFF0−FF2は、クロック入力端子CKおよ
びプリセット入力端子PRを有する。一般に、フリップ
フロップFF0−FF1のクロック入力端子CKおよび
プリセット入力端子PRを、各々クロック信号ラインC
Kおよびプリセット信号ラインに接続する。より正確に
は、FF0およびFF2は、PRの論理補数(FF0お
よびFF2の入力端子PRにおける反転ドットによって
示される)を受ける。各フリップフロップは、データ入
力端子D0−D2と、″真″データ出力端子Q0−Q2
と、Q0−Q2の論理補数である″補数″データ出力端
子QN0−QN2とを有する。当業者には既知のよう
に、D型フリップフロップにおいて、クロックパルス後
の真データ出力信号は、前記クロックパルス中のデータ
入力信号の論理値をとる。第1フリップフロップFF0
のデータ入力端子D0に、NORゲート4の出力信号を
供給する。NORゲート4の入力信号は、信号CMPN
と、第2フリップフロップFF1の補数データ出力信号
Q1Nとによって表される。第2フリップフロップFF
1のデータ出力端子D1に、第2フリップフロップFF
1の補数データ出力信号Q1Nを供給する。第3フリッ
プフロップFF2のデータ出力端子D2に、NORゲー
ト5の出力信号を供給する。NORゲート5の入力信号
は、信号CMPと、第2フリップフロップFF1の補数
データ出力信号Q1Nとによって表される。
【0034】3つのフリップフロップFF0−FF2の
真データ出力信号Q0−Q2は、図8の可変基準電流発
生器Gのためのディジタル制御信号CNTの組を形成す
る。図10に示す電流発生器Gは、グランドとスイッチ
SW0−SW2との間に各々接続された3つの別個の電
流発生器I0、I1およびI2を具える。I0と直列の
第1スイッチSW0を、信号Q0によって制御し、I1
と直列の第2スイッチSW1を、信号Q1によって制御
し、I2と直列の第3スイッチSW2を、信号Q2によ
って制御する。スイッチSW0−SW2は、各々の制御
信号Q0−Q2が論理″1″の場合閉になり、そうでな
い場合、スイッチSW0−SW2は、開になる。
【0035】実際には、3つの電流発生器I0−I2
を、読み出すべきメモリセルMCと等しいが、メモリセ
ルMCと同様な方法でバイアスされた場合、所望の電流
I0、I1およびI2を減少するように3つの異なった
予め決められた状態に書き込まれた3つの基準メモリセ
ルによって実現することができる。このようにする場
合、電流比較器1を平衡させることができる。すなわ
ち、比較すべき電流を、比較器の入力端子に1:1の比
において供給することができる。
【0036】代わりに、比較器1がまったく平衡してい
ない場合(すなわち、比較すべき電流を、比較器の反転
入力端子および非反転入力端子に1:1と異なった比に
おいて供給する場合)、3つの基準メモリセルを、メモ
リセルMCのm個の書き込みレベルと異なった書き込み
レベルに書き込む必要はない。この場合、メモリセルM
Cと基準メモリセルとの間のプロセスパラメータにおけ
るまたはバイアスにおけるすべての可能なバリエーショ
ンを、共通モードの寄与として取り扱う。
【0037】SAR2の結合ネットワーク6を、図11
に示す。実際的に、結合ネットワーク6は、補数データ
出力信号Q2Nを受ける第1入力端子と、信号CMPN
およびQ1を受ける第2NANDゲート8の出力信号を
受ける第2入力端子とを有する第1NANDゲート7を
具えるエンコーダから成る。NANDゲート7の出力信
号は、2ビット出力コードOUT0−OUT1の最上位
ビットOUT1を形成する。エンコーダ6は、信号CM
PNおよびQ1Nを交互に受ける第4NANDゲート1
0の出力信号を受ける第1入力端子と、信号CMPおよ
びQ1を交互に受ける第5NANDゲート11の出力信
号を受ける第2入力端子とを有する第3NANDゲート
9をさらに具える。NANDゲート9の出力信号は、2
ビット出力コードの最下位ビットOUT0を形成する。
OUT0およびOUT1は、図8に示す信号の組OUT
を表す。図12の真理値表から分かるように、結合ネッ
トワーク6は、以下の2つの論理関数を実行する。 OUT1=Q2+CMPN*Q1 OUT0=(Q1*CMP)+(Q1N*CMPN) これらの2つの論理関数は、例えば図11の回路によっ
て実行されるが、他の回路でも可能である。
【0038】プリセット信号PRを、回路の電力上昇時
に使用し、フリップフロップFF0−FF2の開始状態
が、Q0=0、Q1=1およびQ2=0に対応するのを
確実にする。この状態は、スイッチSW1が閉じている
のに対応し、すなわちIR=I1(IC0およびIC3
の中間値)に対応する。
【0039】読み出し回路の動作を、図12の真理値表
と、図13の状態遷移図と、図14の時間図の参照とと
もに記述する。図2から4に関連して上述したように、
2レベルメモリセルMCの読み出しを、2ステップにお
いて行う。第1ステップの開始時(図14におけるt
0)において、Q0=Q2=0およびQ1=1であり、
SW0およびSW2が開で、SW1が閉であるので、I
R=I1である。クロック信号CKの前縁において、比
較器1は、セル電流ICを基準電流IR=I1と比較す
る。ICがIRより大きければ、CMP=0およびCM
PN=1であり、反対にICがIRより小さければ、C
MP=1およびCMPN=0である。クロック信号CK
の後縁において、Q0−Q2の論理状態が、CMP=0
の場合Q0=Q1=0およびQ2=1に変化し、CMP
=1の場合Q0=1およびQ1=Q2=0に変化する
(図13および14参照)。第1の場合において、SW
1は開になり、SW2は閉になり、その結果IR=I0
になり、一方第2の場合において、SW1は開になり、
SW0は閉になり、その結果IR=I2になる。クロッ
ク信号CKの次の前縁において、ICをIRの新たな値
と比較する。ICがIRより大きければ、CMP=0で
あり、反対にICがIRより小さければ、CMP=1お
よびである。CMPの論理状態Q1およびQ2に基づい
て、結合回路6は、メモリセルMCの書き込み状態を決
定することができる。有効な出力データOUT0および
OUT1を、t0+(3/2)T(ここでTは、クロッ
ク信号CKの周期である)において、すなわち、第2ク
ロックパルスの終了前に利用できる。クロック信号CK
の次の後縁において、フリップフロップFF0−FF2
は、自動的に状態Q0=Q2=0およびQ2=1にプリ
セットされ(自己プリセット)、回路は、新たな読み出
しを行う準備ができる。
【0040】SAR2と特に結合ネットワーク6の個々
の設備とに対する個々の回路の解決法は、1と半クロッ
ク周期後に、クロック信号CKの第2周期の最初の半分
においてすでに利用できる出力データOUT0およびO
UT1を形成することは、注目する価値がある(図1
4)。
【0041】図15は、順次メモリに特に好適な順次近
似レジスタ2の実装を示す。結合回路6を、2つの他の
フリップフロップFF3およびFF4によって構成され
るシフトレジスタ20に置き換えた。第1フリップフロ
ップFF3は、信号CMPNを受けるデータ入力端子D
3を有し、第2フリップフロップFF4は、第1フリッ
プフロップFF3の″真″データ出力信号Q3を受ける
データ入力端子D4を有する。第2フリップフロップF
F4の″真″データ出力信号Q4は、SAR2の順次出
力信号OUTを形成する。フリップフロップFF3およ
びFF4は、クロック信号CKも受ける。図12の真理
値表から分かるように、信号CMPNの順次の論理レベ
ルは、読み出すべきメモリセルMCに記憶された2ビッ
トワードを与える。読み出し方法の各々のステップにお
いて、読み出すべきメモリセルMCに記憶された情報の
2ビットの一方が、出力信号OUTにおいて利用できる
ようになる。図15の回路も、図11の結合回路6の出
力端子OUT0およびOUT1と同様に読み出すべきメ
モリセルMCに記憶された2ビットコードを供給する2
つの並列出力端子OUT0およびOUT1を有する。し
かしながらこの回路によって、メモリセルMCの書き込
み状態が、出力端子OUT0およびOUT1において、
結合回路6の場合におけるようなクロック信号CKの3
/2T後の代わりに、クロック信号CKの2周期T後に
利用できるようになる。
【0042】SAR2の逐次ネットワーク12の構造
は、基準電流発生器Gのアーキテクチャに厳密に依存す
ることを理解されたい。図10に示し上述した電離発生
器Gにおいて、3つの別個の電流発生器I0−I2の1
つのみが同時に利用可能である。これは、基準電流値
が、同時にただ1つの電流発生器I0−I2の寄与によ
って決定されることを意味する。4レベルメモリセルの
場合をmレベルメモリセルの場合に拡張すると、可変基
準電流発生器Gは、m−1個の別個の電流発生器を具え
るべきであり、逐次ネットワーク12は、各々がm−1
個の電流発生器の各々1つを制御するm−1個のフリッ
プフロップを具えるべきである。
【0043】可変基準電流発生器Gの他の可能なアーキ
テクチャは、n個の別個の電流発生器(4レベルメモリ
セルの場合2個、16レベルメモリセルの場合4個)を
使用する。このようなn個の電流発生器は、重み付けさ
れる。すなわち、2つの電流発生器の一方は他方の2乗
であり、異なった基準電流値の各々1つは、異なった寄
与の和である。逐次ネットワークは、各々がn個の電流
発生器の各々1つを制御するn個のフリップフロップを
具える。しかしながらこのアーキテクチャの実際的な実
装には、いくつかの問題がある。各電流発生器が、予め
決められた状態に書き込まれた基準メモリセルによって
表されるならば、基準電流値は、基準メモリセルの書き
込みレベルにおける僅かなエラーの和であるエラーによ
って影響を受ける。第2に、メモリセルMCの枝と図8
の可変基準電流発生器Gの枝との電気経路における同等
性は、基準電流によって選択されなければならない個々
の値に依存して、後者の枝が並列に接続された種々の数
の基準メモリセルによって形成されるかもしれないた
め、失われる。最後に、読み出すべきメモリセルの書き
込み状態は、逐次ネットワークのフリップフロップの出
力端子において、クロック信号CKのn周期後に利用可
能となるが、図9から11に示すアーキテクチャによれ
ば、読み出すべきメモリセルMCの書き込み状態は、結
合ネットワーク6の出力端子OUT0およびOUT1に
おいて、クロック信号CKのn−1/2周期後に利用可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 読み出し状態における多レベル不揮発性メモ
リセルと、本発明の方法によるメモリセルの読み出しに
使用される基準電流発生器とを示す線図である。
【図2】 4つの異なった書き込み状態において4レベ
ルメモリセルによって減少する電流の分布と、本発明の
方法によるメモリセルの読み出しに使用される基準電流
の分布とを示す線図である。
【図3】 図4とともにメモリセルの2つの異なった書
き込み状態に対する、本発明の読み出し方法のステップ
を示す線図である。
【図4】 図3とともにメモリセルの2つの異なった書
き込み状態に対する、本発明の読み出し方法のステップ
を示す線図である。
【図5】 図2と同様だが16レベルメモリセルの場合
を示す線図である。
【図6】 図7とともに図3および図4と同様だが16
レベルメモリセルの場合を示す線図である。
【図7】 図6とともに図3および図4と同様だが16
レベルメモリセルの場合を示す線図である。
【図8】 本発明による、多レベル不揮発性メモリセル
を読み出す回路を示す線図である。
【図9】 好適には4レベルメモリセルを読み出すため
の、図8の回路の順次近似レジスタ(SAR)の回路図
である。
【図10】 再び4レベルメモリセルの場合における、
図8の回路の可変基準電流発生器を示す線図である。
【図11】 図8の回路のエンコーダの回路図である。
【図12】 図10および11のSARおよびエンコー
ダの真理値表である。
【図13】 図9のSARの状態遷移図である。
【図14】 図10および11の回路のいくつかの信号
の時間図である。
【図15】 図8のSARの他の実施例の回路図であ
る。
【符号の説明】
1 電流比較器 2 順次近似レジスタ 4、5 NORゲート 6 結合回路 7、8、9、10、11 NANDゲート 12 逐次ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィセンツォ ダニエル イタリア国 ミラノ 20047 ブルゲリオ ヴィア ヴォルターノ 80 (72)発明者 ロベルト ガスタルディ イタリア国 ミラノ 20041 アグラーテ ブリアンツァ ヴィア ヴェルディ 38 (72)発明者 アレッサンドロ マンストレッタ イタリア国 パヴィア 27043 ブローニ ヴィア エセクゥイティ 31 (72)発明者 グイド トレーリ イタリア国 パヴィア 27016 エッセ アレッシオ コン ヴィアローネ ヴィア カドルナ 4

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み出すべきメモリセル(MC)を予め
    決められた状態にバイアスして、前記メモリセル(M
    C)が、各々がセルの書き込みレベルの1つに対応する
    mの複数の異なったセル電流値(IC0−IC3;IC
    0−IC15)に依存する値を有するセル電流(IC)
    を減少するようにする、m=2n (n≧2)の複数の異
    なった書き込みレベルのうちの1つの書き込みレベルを
    取ることができる多レベル不揮発性メモリセルを読み出
    す方法において、 a)前記セル電流(IC)を前記mの複数のセル電流値
    (IC0−IC3;IC0−IC15)の最小値および
    最大値間の値を有する基準電流(IR)と比較し、した
    がって前記複数のセル電流値(IC0−IC3;IC0
    −IC15)を2つのセル電流値のサブ範囲に分割し、
    前記セル電流(IC)が属するセル電流値のサブ範囲を
    決定するステップと、 b)前記セル電流(IC)が属する前記セル電流値のサ
    ブ範囲が、読み出すべきメモリセル(MC)の電流(I
    C)の値である1つのセル電流値のみを含むようになる
    まで、前記ステップa)を繰り返すステップとを、さら
    に行うことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記基
    準電流IRを、前記複数のセル電流値の最大値および最
    小値の中間値にしたことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 読み出すべきメモリセル(MC)を予め
    決められた状態にバイアスして、前記メモリセル(M
    C)が、各々がセルの書き込みレベルの1つに対応する
    mの複数の異なったセル電流値(IC0−IC3;IC
    0−IC15)に依存する値を有するセル電流(IC)
    を減少するようにするバイアス手段と、前記セル電流
    (IC)を可変基準電流発生器(G)によって発生され
    た基準電流(IR)と比較する電流比較器(1)とを具
    える、m=2n (n≧2)の複数の異なった書き込みレ
    ベルのうちの1つの書き込みレベルを取ることができる
    多レベル不揮発性メモリセルを読み出す回路において、
    前記電流比較器(1)の出力信号(CMP,CMPN)
    を受け、前記可変基準電流発生器(G)を制御する順次
    近似レジスタ(2)をさらに具え、前記順次近似レジス
    タ(2)が、予め決められた初期状態から開始し、前記
    基準電流発生器(G)に前記複数のセル電流値(IC0
    −IC3;IC0−IC15)の最小値(IC0)およ
    び最大値(IC3;IC15)の間の値を有する基準電
    流を発生させる逐次ネットワーク(12)を具え、前記
    逐次ネットワーク(12)は、順次の状態を通じて、前
    の状態と前記電流比較器(1)の出力信号(CMP,C
    MPN)とによって決定される各々1つの状態に進み、
    前記逐次ネットワーク(12)の各状態が、前記基準電
    流発生器(G)に、前記セル電流が含まれる前記セル電
    流値(IC0−IC3;IC0−IC15)のサブ範囲
    の最小値および最大値間の値を有する個々の基準電流
    (IR)を発生させることを特徴とする回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の回路において、前記可
    変基準電流発生器(G)が、値が2乗して増加するn個
    の別個の電流発生器を具え、前記逐次ネットワーク(1
    2)の各々の状態が、前記n個の別個の電流発生器の各
    々の組の活性化を決定することを特徴とする回路。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の回路において、前記可
    変基準電流発生器(G)が、m−1個の複数の別個の電
    流発生器(I0−I2)を具え、前記逐次ネットワーク
    (12)の各々の状態が、前記複数の電流発生器(I0
    −I2)の各々1つの活性化を決定することを特徴とす
    る回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の回路において、前記複
    数の電流発生器(I0−I2)の各々が、予め決められ
    た状態に書き込まれるとともに予め決められたバイアス
    状態にバイアスされた基準メモリセルを具えることを特
    徴とする回路。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の回路において、前記順
    次近似レジスタ(2)が、前記逐次ネットワーク(1
    2)の状態を表す信号(Q1,Q1N,Q2,Q2N)
    と前記電流比較器(1)の出力信号(CMP,CMP
    N)とを受け、読み出すべきメモリセル(MC)の書き
    込みレベルを伝えるn個の出力ディジタル信号(OUT
    0,OUT1)を供給する結合回路(6)をさらに具え
    ることを特徴とする回路。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の回路において、前記順
    次近似レジスタ(2)が、前記電流比較器(1)の出力
    信号(CMPN)を受け、メモリセル(MC)に記憶さ
    れた情報の1ビットに各々1つが対応する連続論理レベ
    ルを取る順次出力端子(OUT)を有するシフトレジス
    タ(20)をさらに具えることを特徴とする回路。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の回路において、前記逐
    次ネットワーク(12)が、メモリセル(MC)の読み
    出しが終了した後に、前記初期状態に自動的にプリセッ
    トすることを特徴とする回路。
  10. 【請求項10】 請求項5から9のいずれかに記載した
    4レベル不揮発性メモリセルを読み出す回路において、
    前記逐次ネットワーク(12)が、3つのフリップフロ
    ップ(FF0−FF2)を具え、第1フリップフロップ
    (FF0)が、第1電流発生器(I0)の活性化を制御
    するデータ出力端子(Q0)と、第2フリップフロップ
    (FF1)の補数データ出力信号(Q1N)および前記
    電流比較器(1)の第1出力信号(CMPN)を受ける
    第1NORゲート(4)の出力端子に接続されたデータ
    入力端子(D0)とを有し、前記第2フリップフロップ
    (FF1)が、第2電流発生器(I1)の活性化を制御
    するデータ出力端子(Q1)と、前記第2フリップフロ
    ップ(FF1)の補数データ出力信号(Q1N)を受け
    るデータ入力端子(D1)とを有し、第3フリップフロ
    ップ(FF2)が、第3電流発生器(I2)の活性化を
    制御するデータ出力端子(Q2)と、前記第2フリップ
    フロップ(FF1)の補数データ出力信号(Q1N)お
    よび前記第1出力信号(CMPN)の論理的補数である
    前記電流比較器(1)の第2出力信号(CMP)を受け
    る第2NORゲート(5)の出力端子に接続されたデー
    タ入力端子(D2)とを有することを特徴とする回路。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の回路において、前
    記3つのフリップフロップ(FF0−FF2)が、前記
    回路の電力上昇時に活性化されたプリセット信号(P
    R)を受け、前記逐次ネットワーク(12)を前記初期
    状態にプリセットすることを特徴とする回路。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の回路において、前
    記結合回路(6)が、前記第3フリップフロップ(FF
    2)のデータ出力信号(Q2)と前記電流比較器(1)
    の第1出力信号(CMPN)および前記第2フリップフ
    ロップ(FF1)のデータ出力信号(Q1)の論理積と
    の論理和を受ける第1出力信号を供給し、前記電流比較
    器(1)の第2出力信号(CMP)および前記第2フリ
    ップフロップ(FF1)のデータ出力信号(Q1)の論
    理積である第1項と、前記第2フリップフロップ(FF
    1)の補数データ出力信号(Q1N)および前記電流比
    較器(1)の第1出力信号(CMPN)の論理積である
    第2項との論理和である第2出力信号(OUT0)を供
    給することを特徴とする回路。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の回路において、前
    記シフトレジスタ(20)が、前記電流比較器(1)の
    第1出力信号(CMPN)を受ける第4フリップフロッ
    プ(FF3)と、前記第4フリップフロップ(FF3)
    のデータ出力信号(Q3)を受ける第5フリップフロッ
    プ(FF4)とを具え、前記第5フリップフロップ(F
    F4)のデータ出力信号(Q4)が、前記シフトレジス
    タ(20)の順次出力信号(OUT)を形成することを
    特徴とする回路。
JP1310496A 1995-01-27 1996-01-29 多レベル不揮発性メモリセル読み出し方法および回路 Pending JPH08297984A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT95830023:8 1995-01-27
EP95830023A EP0724266B1 (en) 1995-01-27 1995-01-27 Successive approximation method for sensing multiple-level non-volatile memory cells and sensing circuit using such method

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08297984A true JPH08297984A (ja) 1996-11-12

Family

ID=8221847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1310496A Pending JPH08297984A (ja) 1995-01-27 1996-01-29 多レベル不揮発性メモリセル読み出し方法および回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5701265A (ja)
EP (1) EP0724266B1 (ja)
JP (1) JPH08297984A (ja)
DE (1) DE69524558T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08339692A (ja) * 1995-03-23 1996-12-24 Sgs Thomson Microelectron Srl 多水準持久記憶素子の直列二値感知用感知回路
JP2022523075A (ja) * 2019-01-29 2022-04-21 シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッド 深層学習人工ニューラルネットワークのアナログニューラルメモリにおいて不揮発性メモリセルのプログラミング動作中に格納された値を検証するためのアルゴリズム及び回路

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100192476B1 (ko) * 1996-06-26 1999-06-15 구본준 다중 비트 메모리 셀의 데이타 센싱장치 및 방법
JP3299910B2 (ja) * 1996-12-25 2002-07-08 シャープ株式会社 半導体記憶装置およびその読み出し方法
DE69820032D1 (de) * 1998-05-27 2004-01-08 St Microelectronics Srl Nichtflüchtiger Speicher mit grosser Kapazität
US5999454A (en) * 1998-08-19 1999-12-07 Lucent Technologies, Inc. Sense amplifier for flash memory
IT1312471B1 (it) * 1999-05-11 2002-04-17 St Microelectronics Srl Metodo di verifica in scrittura del valore di soglia nelle memorie non volatili
IT1308857B1 (it) * 1999-10-29 2002-01-11 St Microelectronics Srl Metodo e circuito di lettura per una memoria non volatile.
US6525966B1 (en) * 2000-12-06 2003-02-25 Advanced Micro Devices, Inc. Method and apparatus for adjusting on-chip current reference for EEPROM sensing
US20030214867A1 (en) * 2002-05-17 2003-11-20 Matthew Goldman Serially sensing the output of multilevel cell arrays
US6912150B2 (en) * 2003-05-13 2005-06-28 Lionel Portman Reference current generator, and method of programming, adjusting and/or operating same
DE102004055464B4 (de) * 2004-11-17 2012-07-12 Infineon Technologies Ag Vorrichtung und Verfahren zum Bereitstellen von Referenzströmen

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6254896A (ja) * 1985-09-02 1987-03-10 Seiko Epson Corp 多値レベル読取り専用メモリ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6342100A (ja) * 1986-08-08 1988-02-23 Fujitsu Ltd 3値レベルrom
FR2630573B1 (fr) * 1988-04-26 1990-07-13 Sgs Thomson Microelectronics Memoire programmable electriquement avec plusieurs bits d'information par cellule
US5095344A (en) * 1988-06-08 1992-03-10 Eliyahou Harari Highly compact eprom and flash eeprom devices
US5172338B1 (en) * 1989-04-13 1997-07-08 Sandisk Corp Multi-state eeprom read and write circuits and techniques
US5241494A (en) * 1990-09-26 1993-08-31 Information Storage Devices Integrated circuit system for analog signal recording and playback
US5539695A (en) * 1995-01-23 1996-07-23 Solidas Corporation Fast access multi-bit random access memory

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6254896A (ja) * 1985-09-02 1987-03-10 Seiko Epson Corp 多値レベル読取り専用メモリ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08339692A (ja) * 1995-03-23 1996-12-24 Sgs Thomson Microelectron Srl 多水準持久記憶素子の直列二値感知用感知回路
JP2022523075A (ja) * 2019-01-29 2022-04-21 シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッド 深層学習人工ニューラルネットワークのアナログニューラルメモリにおいて不揮発性メモリセルのプログラミング動作中に格納された値を検証するためのアルゴリズム及び回路

Also Published As

Publication number Publication date
EP0724266B1 (en) 2001-12-12
EP0724266A1 (en) 1996-07-31
DE69524558D1 (de) 2002-01-24
US5701265A (en) 1997-12-23
DE69524558T2 (de) 2002-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5729490A (en) Parallel-dichotomic serial sensing method for sensing multiple-level non-volatile memory cells, and sensing circuit for actuating such method
KR100518494B1 (ko) 비휘발성 반도체 메모리 장치
US5673221A (en) Circuit and method for reading a memory cell that can store multiple bits of data
US5905673A (en) Integrated circuit for storage and retrieval of multiple digital bits per nonvolatile memory cell
KR100343918B1 (ko) 불휘발성 반도체 기억 장치의 사용 방법
US6118692A (en) Memory apparatus including programmable non-volatile multi-bit memory cell, and apparatus and method for demarcating memory states of the cell
US6646913B2 (en) Method for storing and reading data in a multilevel nonvolatile memory
US8570814B2 (en) Memory apparatus including programmable non-volatile multi-bit memory cell, and apparatus and method for demarcating memory states of the cell
US5781472A (en) Bit map addressing schemes for flash/memory
JP2004519804A (ja) 改善されたプログラミングを備えた不揮発性メモリ及び該プログラミングのための方法
JPH08297984A (ja) 多レベル不揮発性メモリセル読み出し方法および回路
US6154390A (en) Sensing apparatus and method for fetching multi-level cell data
JP2000251484A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR100192476B1 (ko) 다중 비트 메모리 셀의 데이타 센싱장치 및 방법
JP4023953B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH10199269A (ja) 多重ビットメモリセルのデータのセンシング装置及び方法
Calligaro et al. A new serial sensing approach for multistorage non-volatile memories
KR19980086916A (ko) 강유전체 기억 장치
EP1249841B1 (en) Reading circuit and method for a multilevel non volatile memory
JP4130784B2 (ja) 多値メモリ回路
KR100566160B1 (ko) 반도체기억장치,그사용방법및그판독방법과,사용방법및판독방법이기억된기억매체
Calligaro et al. Comparative analysis of sensing schemes for multilevel non-volatile memories
Calligaro et al. Dichotomic current-mode serial sensing methodology for multistorage non-volatile memories