JPH08297907A - ディスク装置及びディスク検出装置 - Google Patents

ディスク装置及びディスク検出装置

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JPH08297907A
JPH08297907A JP7105320A JP10532095A JPH08297907A JP H08297907 A JPH08297907 A JP H08297907A JP 7105320 A JP7105320 A JP 7105320A JP 10532095 A JP10532095 A JP 10532095A JP H08297907 A JPH08297907 A JP H08297907A
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disc
disk
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lever
optical
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Masanori Niwayama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外形サイズの異なる円盤状記録媒体をローデ
ィング・イジェクトする際のディスク存在・位置検出を
行うにあたり、より少ない光学部品で、かつ小サイズの
ディスクのメカニズム内での位置の不確定さに対しても
正しくその存在・位置が検出でき、さらに検出センサ用
配線が複雑化しない方法を実現する。 【構成】 ディスク面の一方に光源とフォトセンサを設
置し、ディスク面の他方に反射手段を置きこの光路をデ
ィスクが遮ることでディスク存在検出を行うとともに、
ディスクの外形端面にそって可動するレバーがディスク
の位置に応じてこの光路を遮ることでも存在検知を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディスク状記録媒体の
再生等を行うディスク装置及びディスクを検出するディ
スク検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に用いられているディスク装置と
して、CD(コンパクトディスク)プレーヤやMD(ミ
ニディスク)プレーヤ等が挙げられる。それらのうち、
特に車載用のCDプレーヤではディスクを装置筐体の前
面パネル面に開けたスリット状の開口部から挿入した後
にディスク面方向に移動させることで、ローディング・
イジェクトする方式が用いられている。
【0003】しかし、スリット状の開口部からディスク
を挿入する方式は、ローディングやイジェクト中にスリ
ット状の開口部からディスクが外に出ている状態にある
ために、使用者が無理にディスクを抜き出したり、押し
込んだりすることが可能である。このため、ディスクの
存在の検出(特に、使用者がディスクに触れることがで
きるような状態にある時のディスクの検出)は常時行う
ことが必要とされ、かつ、正確に行う必要があった。
【0004】また、現在のディスク装置は、異なる大き
さのディスクを再生することを必要としている。例え
ば、CDプレーヤにおいては、直径8cmのディスク
(以下8cmディスクと称す)と、直径12cmのディ
スク(以下12cmディスク)とを再生することを可能
にする必要がある。このため、スリット状の開口部の大
きさは12cmディスクに合わせて作り、8cmディス
クは開口部のどの位置に挿入されてもディスクのローデ
ィングが可能なように作られるので、8cmディスクを
スリット状の開口部に挿入した場合に、スリット状の開
口部の中央ではなく、端の方に挿入されることがあり、
このような場合にでも正確にディスク検出を行う必要が
ある。
【0005】以上のような方式の従来のCDプレーヤに
おいて、ローディング・イジェクト動作の始動及び停止
時を判断するのに必要なディスク検出方法に関し、代表
的な2種類の方法を以下説明する。
【0006】図7は光学的な手段でディスクの存在、位
置を検出する方式を用いた第1の従来例としてのCDプ
レーヤのディスク位置検出部を示す上視図であり、図8
はCDプレーヤのディスク位置検出部を示す側視図であ
る。これらの図において、1はCDプレーヤのメカニズ
ム部(挿入されたディスクを再生位置まで移動し、格納
して再生動作を行う部分)であり、1aはこのメカニズ
ム部1の筐体である。2はコンパクトディスク(以下デ
ィスクと略す)であり、2aは図7中に実線で示すよう
に8cmディスクで、2bは図7中に破線で示すように
12cmディスクである。
【0007】3は図示しないモータによって回転力を与
えられる円筒状の搬送ローラであって、この搬送ローラ
3はガイド部4(後述)と共にディスクを挟みこむよう
にして回転することによりディスク2を装置内方向及び
外方向(図8中の左右方向)に移動させる。4はメカニ
ズム部1の筐体1aに形成されたガイド部である。5は
光源として用いられるLED(Light Emitting Diod
e)で、ここではLED5a、LED5bの2つのLE
Dが設けられている。6は光−電気変換を行うフォトセ
ンサで、ここではフォトセンサ6a、フォトセンサ6b
の2つのフォトセンサが設けられている。
【0008】7はプリズムであり、LED5から発光さ
れた光束を所望の方向に誘導するために用いられ、ここ
ではプリズム7a、プリズム7bの2つのプリズムが設
けられている。8はLED5から発光された光束が通過
できるように筐体1に設けられたアパーチャ(検出孔)
で、ここではアパーチャ8a、8b、8c、8dの4つ
アパーチャが設けられている。9はディスク挿入口であ
り、メカニズム部1の正面部にスリット状に設けられて
いる。10は主基板であり、LED5、フォトセンサ6
及びその他CDプレーヤで使われる回路素子が装着さ
れ、メカニズム部1の下側に置かれている。
【0009】以上のようなメカニズム部1が、さらに押
しボタン等の操作部分や電源部分と共にケースに収容さ
れて、一般的なCDプレーヤとして組み立てられるもの
である。
【0010】また、図18はLED、フォトセンサ及び
プリズムからなる光学系を示す説明図である。この図1
8において、LED5aから放射された光は図18中の
矢印Dのように進み、アパーチャ8bを通過してプリズ
ム7aに入射する。そして、プリズム7aの斜面部7a
aで光束の光軸が90°曲げられ、プリズム7aの他端
方向に向かう。そして、光束はプリズム7aの斜面部7
abで光軸をさらに90°曲げられ、アパーチャ8aを
通じてフォトセンサ6aに入射する。このような図18
に示す光学系が図7に示すメカニズム部1に2組設けら
れていることとなる。
【0011】ここで、動作について説明する。図18に
示す光学系において、その二つのアパーチャ8a、8b
のいずれかにおいて光路を遮るようにディスク2が存在
すれば、フォトセンサ6aへの入射光量は低下し、ディ
スク2が存在しなければ、フォトセンサ6aには最大の
光量が入射する。つまり、フォトセンサ6aにおける光
量の大小を図9を用いて後述する検出回路で取り出しす
ことでディスクの存在検知が可能となる。このようにし
て、図18に示すような光学系は、光学式ディスク検出
系、あるいは光学式ディスク検出手段として機能するこ
ととなる。
【0012】図9は図7、図18に示す光学式ディスク
検出手段の検出回路を示す回路図である。図9におい
て、50は電源であって、例えば5VのDC電源であ
る。51は抵抗であって、LED5a、5bに流す電流
値を設定するために用いられものである。52a、52
bはフォトセンサ負荷抵抗であって、それぞれフォトセ
ンサ6a、6bの光電流を電圧に変換する働きを有し、
53はAND回路であり、54はディスク検出信号を出
力する出力端子である。
【0013】図7において示したようにメカニズム部1
のディスク挿入口9内にディスク2がない場合には、フ
ォトセンサ6a、6bの光電流が最大になり、図9にお
けるフォトセンサ負荷抵抗52a、52bの両方の出力
電圧は高電位になり、AND回路53の出力である出力
端子54のディスク検出信号はHighレベルとなる。
このとき、メカニズム部1にディスクが挿入され、アパ
ーチャ8aから8dのいずれかの光路が遮られると、フ
ォトセンサ6a、あるいは6bの光電流が減少し、図9
のフォトセンサ負荷抵抗52a、あるいは52bいずれ
かの出力電圧がLowとなる。この結果、出力端子54
のディスク検出信号はLowとなる。このLowへの変
化をトリガーとして搬送ローラ3の回転を開始させる。
この搬送ローラ3の回転開始によってディスクが筐体内
部に引き込まれて、ディスクのローディングが開始され
る。
【0014】一方、ディスク排出(イジェクト)の命令
が装置に対し入力されると、搬送ローラ3が上記と逆方
向に回転し、ディスクを筐体外側に向けて移動させ、図
11中にX、Yで示すような位置に設けられたイジェク
ト停止用のセンサを用い、図11中のディスク2の位置
でディスク移動を停止する。
【0015】また、図11に示すディスク位置では搬送
ローラ3がガイド部4とともにディスクを挟みんだ状態
にあり、図示しない操作パネル等における再生開始操作
があれば搬送ローラ3を回転させることで再度ディスク
の引き込みが可能な状態にある。すなわち、図9におけ
る出力端子54のディスク検出信号がLowであること
が確認されている状態で再生開始命令があれば、再度の
ローディングを行う。また、図11に示す状態で、使用
者はディスクを手で引き出すことができ、使用者がディ
スクを引き出すことによりディスクのイジェクトは完了
する。
【0016】以上のようなローディング、イジェクト動
作を正しく実行するには、ディスクが正しい存在するこ
とを正確に判定する必要がある。特に、後述するように
ディスク2には光を通過させる透明部分と光を通過させ
ない不透明部分とがあるので、不透明部分がアパーチャ
を遮っても、光を遮ることができずにディスク検出を行
うことができないことがあった。このために、図7に示
すメカニズム部1において、図18に示すような光学式
ディスク検出手段が二組み設けられることが必要であっ
た。この点について以下に更に説明する。
【0017】まず、ディスクの構造について説明する。
図10は8cmディスクの構造を示す説明図である。こ
の図10において、8cmディスク2aの直径は80m
mであり、中心にはセンターホールと呼ばれる直径15
mmの穴が設けられている。
【0018】ここで、センターホール領域は、穴が開け
られているのでディスク検出用の光束は通過するが、こ
のセンターホール領域以外にも光を通過させる領域が存
在する。コンパクトディスクは反射記録面を構成するた
め透明なプラスチック材料面にアルミニウムの蒸着を行
ったり、タイトル表示のためのラベル印刷を行うが、こ
れはディスク面全面になされるものではなく、図10中
の斜線部分の領域(不透明部)にのみなされているもの
である。すなわち、外周付近の縁部もしくはセンターホ
ール周辺部では透明なプラスチックが露出した領域が存
在することになる。この領域にディスク存在検出用の光
束をあてても光が通過してしまうので、ディスクが存在
しないのと同様な検出結果となる。従って、光学方式に
よりディスク検出を行うには、不透明部分に確実に光を
当てる必要がある。
【0019】図11において8cmディスク2aに斜線
により不透明部分が示してあるが、これは図10におけ
る斜線部分と同様不透明部を示している。この図11に
示すような位置関係に8cmディスク2aが存在する場
合、アパーチャ8a、8dが8cmディスク2aの不透
明部によって遮られており、ディスクが存在することを
確認できる。ここで、もしアパーチャ8b、8cの部分
のみでディスク検出を行っているとしたら、アパーチャ
8b、8c共にディスク2の透明部にあって、光が通過
できる状態にあり、ディスクの検出を行うことはできな
い。このために、アパーチャ8a、8bとアパーチャ8
c、8dとをそれぞれ設ける必要があるものである。ま
た、ここでは、アパーチャ間を光学的に結合する1本の
長いプリズムのみを使うことでLED、フォトセンサの
数を少なくして簡略化している。
【0020】さらに、8cmディスク2aの場合は、デ
ィスク挿入口9での挿入することのできる位置が12c
mディスクの場合より大きいため、ディスク挿入口9内
での左右方向の位置が定まらない。
【0021】図12は8cmディスク2aがディスク挿
入口9から見て左右方向の右側に大きく寄っている場合
の8cmディスク2aとアパーチャ8a、8b、8c、
8dとの位置関係を示す説明図である。この図12の場
合では、図11の場合と異なり、アパーチャ8a、8
c、および8dを光が通過する状態で、アパーチャ8b
のみが光を遮断している。このために図11示すような
場合は不要であったアパーチャ8bが図12の状態では
8cmディスク2aの存在検出には必要となる。また、
同じように8cmディスク2aが図12と左右方向の反
対側、すなわち左側に寄っている場合にはアパーチャ8
cのみが光を遮る。
【0022】このように、8cmディスク2aはディス
ク挿入口9での位置が、左右方向のいずれの位置にあっ
ても正しくその存在を検知する必要があるので、アパー
チャ8aから8dの4つの検出位置が必要となる。この
ような理由により、アパーチャが4箇所に設けられ、図
18に示されるような光学式ディスク検出手段が2組設
けれられている。
【0023】以上のように光学式ディスク検出手段を用
いて正しくディスクの存在検知を行うには、最低限LE
D5とフォトセンサ6、プリズム7が各2つづつ必要と
なり、光半導体部品が高価であるため全体としてコスト
高になりやすいという欠点がある。
【0024】次に、光学的手段を使わずに機械的手段を
用いる第2の従来のディスク装置について説明する。図
13は第2の従来例としてのCDプレーヤのメカニズム
部の上視図であり、図14は側視図である。これらの図
において、11a、11bはレバーであって、左右に一
対が設けられ、12a、12bはそれぞれレバー11
a、11bの回転支点であり、13a、13bはスプリ
ングであって、それぞれレバー11a、11bをメカニ
ズム部1の中心側に付勢している。14a、14bは検
出ピンであり、それぞれレバー11a、11bに固定さ
れてピン形状を有し、スプリング13a、13bの付勢
力によりディスク2の外周端面に沿うように変位するこ
とができる。
【0025】図13中に実線により示したレバー11
a、11bの位置は、レバーが内側方向の可動限界にあ
る状態(すなわち、ディスクが挿入されていない状態)
であり、一方、図13中で破線により示したレバー11
a、11bの位置はレバーが最も広げられた状態(すな
わち、12cmディスクが挿入された状態)を示してい
る。
【0026】また、15a、15bは検出スイッチであ
って、それぞれレバー11a、11bがメカニズムの中
心方向への可動限界点にあることを検出するスイッチで
あり、中心方向に可動限界にあるときにレバー11a、
11bに押されてスイッチON状態となる。16はスイ
ッチ基板であって、検出スイッチ15a、15bからの
配線及び固定が行われている。10Bは図7に示される
主基板10と同様な主基板であるが、主基板10とは、
LED5、フォトセンサ6が実装されていない点で異な
るものである。17は配線ケーブルであり、スイッチ基
板16に集められた検出スイッチ15a、15bからの
信号を主基板10Bに伝えるものである。
【0027】図15は、図13に示すようなCDプレー
ヤにおけるディスク検出信号を生成する回路を示す回路
図である。図15において55a、55bはプルダウン
抵抗であって、それぞれ検出スイッチ15a、15bに
対するプルダウン抵抗となるように配置されている。出
力端子54のディスク検出信号は図9の場合と同様検出
スイッチ15の状態をAND回路53で処理して得られ
る。従って、図13の構成をもつCDプレーヤでは、以
下のようにしてディスク検出を行う。まず、メカニズム
部1のディスク挿入孔9にディスク2が存在しない状態
では検出スイッチ15a、15bはいずれもON状態
で、AND回路53の両入力ともHighレベルとな
り、出力端子54のディスク検出信号はHighレベル
となる。
【0028】次に、ディスク2が挿入口9を通じて挿入
される際には、ディスク2の端面が検出ピン14a、あ
るいは14bを通じて、レバー11a、あるいは11b
を押し広げる。この結果、検出スイッチ15a、あるい
は15bのいずれか、もしくは両方がOFFに変化し、
図15の回路構成から明らかなように、出力端子54の
ディスク検出信号はLowとなる。ディスク検出信号の
Lowへの変化をトリガーとして図示しないモータが回
転を開始し、搬送ローラ3が回転することによりディス
ク2が筐体内側に移動することでローディングが終了す
る。
【0029】図16はディスク2(図中8cmディスク
2aは実線で、12cmディスクは破線で示す)が挿入
状態にあるときのディスク装置を示す上視図である。こ
の図において、ディスク2がディスク挿入口9の左右方
向の中心にあるときを示しており、この状態では検出ス
イッチ15a、15bともOFFになっており、この場
合、出力端子54のディスク検出信号はLowであっ
て、この信号からディスク2の存在を検知できる。
【0030】ここで、図16において、ディスク2がデ
ィスク挿入口9側からみて左右方向にずれている場合を
考えると、レバー11a、あるいは11bのいずれかは
図16に示した場合より押し広げられるので、検出スイ
ッチ15a、15bのいずれかがOFFであることにか
わりはないので、ディスク検出信号はディスクが中心に
ある場合と同様にLowとなる。
【0031】このようにレバーを使ったディスク存在・
位置検出方式はディスクの挿入位置が左右に位置ずれし
てもディスク検出が確実にできるという特長を有する
が、次のような課題を有する。課題の1つめは、図13
に示すように、検出スイッチ15a、15bがメカニズ
ム部1の上面に設けられる必要があり、メカニズム部1
の下側に置かれる主基板10Bと間に長い配線が必要に
なることである。課題の2つめは、ディスク挿入時、ス
プリング13で付勢されたレバー11を押し広げるため
に、操作者にとって、挿入力が余分に必要になり、操作
感が悪化することである。また、同じように搬送ローラ
3のディスク搬送力もレバー11の抵抗分だけ余分に確
保する必要がある。このスプリング13による付勢力は
レバー11を介して検出スイッチ15を押し、スイッチ
ON状態を維持できる程度の力が最低限必要であり、ス
プリング13の付勢力を小さくすることはできなかっ
た。
【0032】以上のような理由により、課題1について
は、スイッチ基板16の存在、配線ケーブル17の存在
が装置を複雑化させ、組み立て工数、コスト増加を引き
起こしていた。また、課題2については、レバー11か
ら受ける負荷に相当する分だけディスク搬送力を増加さ
せようとして搬送ローラ3をより強くディスク2に圧接
させると、イジェクト状態にあるディスク2を操作者が
引き抜く時の抵抗が増大し、操作感がさらに悪化すると
いう問題があった。
【0033】上述した課題2の対策として、レバー11
の内側方向の可動限界を広めにとる方法が考えられる。
図17はこの方法を用いた第3の従来のディスク装置を
示す上視図である。この図において、レバー11は内側
の可動限界にある状態を示しており、図13の場合に比
べレバー11間の幅が広がって、ほぼディスク2の直径
と同じぐらいとなっている。このような設計では、図1
7に示すディスク2とレバー11の関係から明らかなよ
うに、ディスク挿入、排出時にレバー11を押し広げる
力(抵抗力)は図13の場合に比べて小さくすることが
できる。従って、使用者の挿入力及び搬送ローラの回転
力を小さくすることができる。
【0034】しかしながら、図17の構成では新たな課
題を有している。図17の場合にディスク2を挿入口9
に新規に挿入したことを検出しようとすると、レバー1
1の間隔がディスク2の直径とほぼ同じ大きさとなって
いるので、ディスク2をディスク挿入口9から半分近く
押し込んだ状態でなければ検出できないこととなる。こ
のために、検出スイッチ15をOFFにするような状態
でディスク2の先端はかなり奥まで挿入されていること
となり、搬送ローラ3とディスク挿入口9との距離を大
きくして、検出スイッチ15がOFFになる前にディス
ク2の先端が搬送ローラ3に当たることがないようにす
る必要があった。
【0035】しかし、現在のCDプレーヤは、12cm
ディスクと8cmディスクとの両方を再生する必要があ
り、このために、搬送ローラ3とディスク挿入口9との
距離はどの大きさのディスクの場合でも機能するため
に、ある程度決められるものであった。
【0036】このため、検出スイッチ15がOFFする
前にディスク2の先端が搬送ローラ3に当たるような構
造となっていたので、操作者はディスク2が搬送ローラ
3の回転によって引き込まれる前に、搬送ローラ3にデ
ィスク2が衝突する抵抗を感じ、この意味で操作感が著
しく低下することがあり、特に、操作者がディスク2を
早い速度で挿入口9に押し込むときは、衝突が起こり易
く、より操作感が低下していた。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】以上示したように、従
来の光学式ディスク検出手段を使った方式では高価な光
半導体素子が多く必要であるという課題を有している。
一方、従来のレバーと押圧式スイッチを用いて、ディス
ク外形端面を検出するディスク検出方式ではスイッチ用
基板や配線が必要であるという課題と、さらにレバーに
起因する機械的負荷を軽減させることと、操作者の挿入
感触をより良く保つことが両立しないという課題を有し
ていた。
【0038】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたものであり、安価な部品を用いて簡略に構
成することができ、また、操作者が挿入する際の感触を
よくすることができるディスク装置もしくはディスク検
出装置を得ることを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディスク
装置は、筐体に設けられたスリット状の開口部と、この
開口部を介して挿入もしくは排出されるディスクにより
遮られる光路を有する光学系と、ディスクに当接して変
位し光路を遮るレバーと、光学系の光路が遮られた際に
ディスク検出信号を出力するディスク検出回路と、この
ディスク検出回路からの信号によりディスクを移動させ
るディスク移動手段とを設けたものである。
【0040】また、筐体に設けられたスリット状の開口
部と、この開口部を介して挿入もしくは排出されるディ
スクにより遮られる光路を有する光学系と、ディスクに
当接して変位し光路を遮るレバーと、光学系の光路が遮
られた際にディスク検出信号を出力するディスク検出回
路とを設け、開口部の端部付近にディスクが挿入された
際にはレバーが光路を遮り、開口部の中央部付近にディ
スクが挿入された際にはディスクが光路を遮るものであ
る。
【0041】また、筐体に設けられたスリット状の開口
部と、この開口部を介して挿入もしくは排出されるディ
スクに当接する当接部を有しディスクに押圧されて回転
するレバーと、このレバーが回転した際にこのレバーに
設けられた遮光部に遮られる光路を有する光学系と、こ
の光学系の光路が遮られたことを検出するディスク検出
回路と、このディスク検出回路からの信号によりディス
クを移動させるディスク移動手段とを設け、当接部は遮
光部よりレバーの回転軸との距離が長いものである。
【0042】また、異なる直径の記録媒体としてのディ
スクを挿入または排出するディスク装置であって、筐体
の一部に設けられたスリット状の開口部を通じてディス
ク状記録媒体を装置の内外に搬送するディスク搬送機構
と、ディスクの面に対して第1の側におかれた発光素子
から出射した光を、ディスク面に対して第1の側と反対
側の第2の側に設けられた反射手段で第1の側に戻し、
第1の側に設けられた受光素子で受ける光路を有し、こ
の光路をディスクが遮ることでディスクの存在を検知す
る光学式ディスク検出手段と、ディスクの外形端面に沿
って可動するレバーとを設け、レバーがディスクの位置
に応じて光学式ディスク検出手段の光路を遮るものであ
る。
【0043】この発明に係るディスク検出装置は、ディ
スクにより遮られる光路を有する光学系と、ディスクに
当接して変位し光路を遮るレバーと、光学系の光路が遮
られたことを検出した際にはディスク検出信号を出力す
るディスク検出回路とを設けたものである。
【0044】
【作用】この発明に係るディスク装置は、筐体に設けら
れたスリット状の開口部と、この開口部を介して挿入も
しくは排出されるディスクにより遮られる光路を有する
光学系と、ディスクに当接して変位し光路を遮るレバー
と、光学系の光路が遮られた際にディスク検出信号を出
力するディスク検出回路と、このディスク検出回路から
の信号によりディスクを移動させるディスク移動手段と
を設けたものであるので、光学系によりレバー及びディ
スクの変位を検出するので、確実にディスクの検出がで
きると共に、レバーの変位に負担を掛けることがないも
のである。
【0045】また、筐体に設けられたスリット状の開口
部と、この開口部を介して挿入もしくは排出されるディ
スクにより遮られる光路を有する光学系と、ディスクに
当接して変位し光路を遮るレバーと、光学系の光路が遮
られた際にディスク検出信号を出力するディスク検出回
路とを設け、開口部の端部付近にディスクが挿入された
際にはレバーが光路を遮り、開口部の中央部付近にディ
スクが挿入された際にはディスクが光路を遮るものであ
るので、開口部にディスクが挿入された際に迅速に且つ
確実にディスクを検出することができるものである。
【0046】また、筐体に設けられたスリット状の開口
部と、この開口部を介して挿入もしくは排出されるディ
スクに当接する当接部を有しディスクに押圧されて回転
するレバーと、このレバーが回転した際にこのレバーに
設けられた遮光部に遮られる光路を有する光学系と、こ
の光学系の光路が遮られたことを検出するディスク検出
回路と、このディスク検出回路からの信号によりディス
クを移動させるディスク移動手段とを設け、当接部は遮
光部よりレバーの回転軸との距離が長いものであるの
で、レバーを回転させる力を小さくすることができると
共に、遮光部を遮光するまでレバーの変位量を小さくし
て迅速にディスクを検出することができるものである。
【0047】また、異なる直径の記録媒体としてのディ
スクを挿入または排出するディスク装置であって、筐体
の一部に設けられたスリット状の開口部を通じてディス
ク状記録媒体を装置の内外に搬送するディスク搬送機構
と、ディスクの面に対して第1の側におかれた発光素子
から出射した光を、ディスク面に対して第1の側と反対
側の第2の側に設けられた反射手段で第1の側に戻し、
第1の側に設けられた受光素子で受ける光路を有し、こ
の光路をディスクが遮ることでディスクの存在を検知す
る光学式ディスク検出手段と、ディスクの外形端面に沿
って可動するレバーとを設け、レバーがディスクの位置
に応じて光学式ディスク検出手段の光路を遮るものであ
るので、光学式ディスク検出手段はディスク、もしくは
ディスクの外形端面に沿って可動するレバーにより光路
が遮られることにより、ディスクを検出するので、ディ
スクを確実に検出することができるものである。
【0048】この発明に係るディスク検出装置は、ディ
スクにより遮られる光路を有する光学系と、ディスクに
当接して変位し光路を遮るレバーと、光学系の光路が遮
られたことを検出した際にはディスク検出信号を出力す
るディスク検出回路とを設けたものであるので、光学系
の光路はディスク、もしくはレバーによって遮られるの
で、確実にディスクを検出するものである。
【0049】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例の車載用CDプレー
ヤのメカニズム部分を示す上視図であり、図2は側視図
である。また、ディスク2の形状は、従来例と同様であ
るので同一符号を付して説明を省略する。これらの図に
おいて、100はCDプレーヤのメカニズム部(挿入さ
れたディスクを再生位置まで移動し、格納して再生動作
を行う部分)であり、100aはこのメカニズム部10
0の筐体である。103は図示しないモータによって回
転力を与えられる円筒状の搬送ローラであって、この搬
送ローラ103はガイド部104(後述)と共にディス
クを挟みこむようにして回転することによりディスク2
を装置内方向及び外方向(図1中の左右方向)に移動さ
せる。104はメカニズム部100の筐体100aに形
成されたガイド部である。105は光源として用いられ
るLED(Light Emitting Diode)である。106は
光−電気変換を行うフォトセンサである。
【0050】107はプリズムであり、LED105か
ら発光された光束を所望の方向に誘導するために用いら
れる。108はLED5から発光された光束が通過でき
るように筐体100aに設けられたアパーチャ(検出
孔)で、ここではアパーチャ108a、108bの2つ
アパーチャが設けられている。109はディスク挿入口
であり、メカニズム部100の正面部にスリット状に設
けられている。110は主基板であり、LED105、
フォトセンサ106及びその他CDプレーヤで使われる
回路素子が装着され、メカニズム部100の下側に置か
れている。
【0051】101a、101bは略扇形をした板状の
レバーであり、アパーチャ108a、108bを通過す
る光を遮る遮光部121a、121bが設けられてい
る。102a、102bはレバー101a、101bの
回転支点である。この回転支点102a、102bを中
心にして、レバー101a、101bは矢印A、Bのよ
うに回転する。また、レバー101a、101bには棒
状の検出ピン114a、114bが連動するように突設
されている。ディスク2が使用者によってディスク挿入
口109に挿入される際に、この検出ピン114a、1
14bはディスク2に当接し、変位する。そして、検出
ピン114a、114bと連動してレバー101a、1
01bは回転する。また、回転支点102a、102b
と検出ピン114a、114bとの間の長さは、回転支
点102a、102bと遮光部121a、121bとの
間の長さより長くなっていて、レバー101a、101
bは小さい力でも回転し易くなっているので、使用者が
ディスク2を挿入する際のディスク2を押圧する力が小
さくてもよいので、使用者の操作性がよくなる。また、
遮光部121a、121bを筐体100aの内部側に設
けることにより装置の小型化を図ることができる。
【0052】113はスプリングであって、両端がレバ
ー101a、101bに接続され、レバー101a、1
01bを互いに内側に付勢するように機能するものであ
る。また、アパーチャ108a、108bを通過する光
をディスク2もしくはレバー101a、101bの遮光
部121a、121bにより遮ることができるものであ
るので、レバー101a、101bは図2から明らかな
ようにプリズム107の下方に位置する。また、LED
105から発光された光は、レバー101a、101b
もしくはディスク2に遮られなければ、図2及び図6中
矢印Cで示すように、アパーチャ108aを図2中上方
に通過し、プリズム107内を通って、アパーチャ10
8bを図2中下方に通過してフォトセンサ106に入射
する。
【0053】また、図6に示す光学系において、その二
つのアパーチャ108a、108bのいずれかにおいて
光路を遮るようにディスク2が存在すれば、フォトセン
サ106への入射光量は低下し、ディスク2が存在しな
ければ、フォトセンサ106には最大の光量が入射す
る。つまり、フォトセンサ106における光量の大小を
図3に示すような検出回路で取り出すことでディスク2
の存在検知が可能となる。
【0054】また、アパーチャ108aは筐体100a
に設けられた孔108aa、108ab、108acに
より構成され、アパーチャ108bは筐体100aに設
けられた孔108ba、108bb、108bcにより
構成されている。また、孔108aaと孔108abと
の間、もしくは孔108baと孔108bbとの間でレ
バー101a、101bは光を遮るものであり、また、
孔108abと孔108acとの間、もしくは孔108
bbと孔108bcとの間でディスク2は光を遮るもの
である。
【0055】図3はディスク検出信号を生成する回路を
示す回路図である。この図において、56は抵抗であっ
て、電源50と共にLED105に流れる電流を設定
し、57はフォトセンサ負荷抵抗であってフォトセンサ
106の光電流を電圧に変換している。このフォトセン
サ負荷抵抗57での電圧が出力端子54のディスク検出
信号となる。このディスク検出信号がHighかLow
かの信号(電圧)の変化でディスク2が検出されたかど
うかを判定することができ、ここでは、ディスク検出信
号がHighの時にはディスク2が存在しない、Low
の時にはディスク2が存在すると判断する。
【0056】次に、ディスク検出の動作について説明す
る。図1におけるレバー101a、101bの位置は図
示しないストッパによりレバー101a、101bが当
接され停止されている内側方向の可動限界位置にある。
また、この図1では8cmディスク2aがディスク挿入
口9に挿入され、それが検知される最初の位置にある場
合を示している。この状態ではディスク2の不透明部
(図1中の斜線部分)がアパーチャ108a及び108
bをほぼ覆っている。このため、フォトセンサ106の
光電流が減少し、図3の出力端子54のディスク検出信
号はLowとなる。このように、この場合におけるディ
スクの存在検知はディスク2a自身がアパーチャ108
a、あるいは108bを遮っていることでなされてい
る。
【0057】また、図1に示すように、レバー101
a、101bは8cmディスク2aの直径より大きく開
いた状態にあり、ディスク2はレバー101a、101
bには触れていない。故に、ディスク2を挿入口9の左
右方向の位置をほぼ中央付近の位置から挿入すれば、操
作者がレバー101による機械的抵抗を感じることなく
8cmディスク2aを挿入することが可能となる。かり
に、挿入する際にディスク2bが多少左右いずれかに寄
った状態で挿入しても、図1のようにレバーが8cmデ
ィスク2aの直径より大きく開いていることで、ディス
ク2bがレバー101a、もしくは101bを移動させ
る移動量は小さくなり、挿入抵抗をかなり小さいものと
することができる。
【0058】また、図1の状態はディスク2をディスク
挿入口109から挿入した際に、ディスク2の存在を初
めて検知できる状態を示しているが、この状態で図示の
ようにディスク2の先端が搬送ローラ103のかなり手
前にあり、レバー間隔が広い場合の弊害として、搬送ロ
ーラ103が回転を開始する前にディスクが搬送ローラ
に触れるという問題は、ディスク2自身がアパーチャ1
08a、108bを遮ることにより解決されている。
【0059】次に、ディスク挿入口109内でのディス
ク2の位置によってディスク検出がどのように変化する
かについて説明する。特に、ディスク2が筐体100a
内に格納されている状態で、ディスク排出(イジェク
ト)の命令が装置に対し入力されると、搬送ローラ10
3が上述した方向と逆方向に回転し、ディスク2を筐体
100a外側に向けて移動させ、図4中にX、Yで示す
ような位置に設けられたイジェクト停止用のセンサを用
い、図4中のディスク2の位置でディスク移動を停止さ
せている場合には、使用者がディスク2を直接手で引き
抜いて、ディスク2を交換することも可能であるし、再
生スイッチを押圧してこの状態からディスク2を搬送さ
せて再生させることも可能であるために、ディスク2を
検出することは重要である。
【0060】図4は8cmディスクが左右中央にある場
合のディスク装置の上視図、図5は8cmディスクがデ
ィスク挿入口9の片側に寄った場合のディスク装置の上
視図である。これらの図において、図4の状態で、レバ
ー101a、101bいずれもぎりぎりディスク2の外
形に触れているような状態にあり、ほぼ内側可動限界位
置となっている。一方、アパーチャ108a、108b
はディスク2の不透明部(図のハッチング領域)にかか
っており光が遮られ、ディスク検出信号がLowとなっ
ている。すなわち、図4の状態におけるディスク2の存
在検知はディスク2自身がアパーチャ108a、108
bを遮ることで可能となっている。
【0061】図4のディスク位置からディスク2をディ
スク挿入口9からみて左右いずれかにわずかに動かす
と、図5のようになり、レバー101a、あるいはレバ
ー101bのいずれかを外側に押し広げるようになり、
レバー101a、101bの形状から明らかなように、
レバーがアパーチャ108を遮るようになる。図5はデ
ィスク挿入口9からみて右方向に最大限寄せた場合を示
したものである。ディスク自身の不透明部(図5中の斜
線部分)はアパーチャ108aも108bも遮る位置に
はないが、レバー101bがアパーチャ108bを遮
り、このためディスクの存在が検出が可能となってい
る。
【0062】以上説明したように、8cmディスク2a
が左右中心付近にあれば、ディスク自身の不透明部がア
パーチャ108を遮り、左右中心からずれると押し広げ
られたレバー101がアパーチャ108を遮るようにな
る。なお、ディスクサイズが12cmの場合には、ディ
スクの挿入、排出時必ずレバー101を押し広げること
になるが、レバー101が内側可動限界位置にあるとき
の間隔が広いことと、図13の従来例にあるような検出
スイッチ15を押すための付勢力は不要であることか
ら、従来の場合よりもレバー101による機械的負荷が
小さくなる。
【0063】また、この実施例を他のディスクの存在や
位置の検出に用いることも可能であり、例えば、メカニ
ズム部1の内部から外側に向けてディスクが搬送されて
イジェクト位置にきたことを検出する場合にも同様に適
用できる。
【0064】また、この実施例においては、ディスク2
がディスク挿入口9から外部に出ている状態(使用者が
ディスク2にさわって引き出すことが可能な状態)で電
源が切れても、電源の再度投入後にディスク2があるか
どうかを確実に検出することができるので、ディスク2
がないのに搬送ローラ103が回転したり、ディスク2
があるのに、搬送ローラ103が回転しない等の誤動作
が起こることがない。
【0065】また、この実施例では、ディスク2のロー
ディング中に使用者が無理矢理ディスク2を引き抜いた
際にも、ディスク2が存在しないことを確実に検出し
て、搬送ローラ103を停止させることができるので、
搬送ローラ103の無駄な動作がなくなる。
【0066】また、この実施例では、8cmディスクが
ディスク挿入口109の左右方向センタから挿入される
とレバーには触れないよう構成しているが、触れるよう
にしてもよい。また、この実施例では、レバー101
a、101bは略扇形をしているが、当接部分と遮光部
分とが設けられていれば、例えば、T字状やL字状等の
他の形状でもよい。
【0067】また、この実施例は、左右位置が定まらな
い8cmディスクに対してもより少ない組数の光学式デ
ィスク検出手段で必要とされるディスクの存在・位置検
知の実行が可能であるので、高価な部品を少なくするこ
とができ、安価に製造することができる。
【0068】また、この実施例は、ディスク移動に関す
る機械的負荷は存在するが、その負荷をより小さくする
ことが可能であり、操作者のディスク挿入感を良好に保
つことができる。
【0069】さらに、この実施例では、第2の従来例及
び第3の従来例で必要としていたスイッチ用の基板や配
線材料が不要となるという効果を実現している。
【0070】
【発明の効果】この発明に係るディスク装置は、確実に
ディスクの検出ができる。
【0071】また、ディスクの挿入に必要な力を小さく
することができる。
【0072】この発明に係るディスク検出装置は、確実
にディスクの検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車載用CDプレーヤのメカ
ニズム部分を示す上視図である。
【図2】本発明の一実施例の車載用CDプレーヤのメカ
ニズム部分を示す側視図である。
【図3】本発明の一実施例のディスク検出信号を生成す
る回路を示す回路図である。
【図4】本発明の一実施例の車載用CDプレーヤのメカ
ニズム部分を示す上視図である。
【図5】本発明の一実施例の車載用CDプレーヤのメカ
ニズム部分を示す上視図である。
【図6】本発明の一実施例のLED、フォトセンサ及び
プリズムからなる光学系を示す説明図である。
【図7】第1の従来例のCDプレーヤのディスク位置検
出部分を示す上視図である。
【図8】第1の従来例のCDプレーヤのディスク位置検
出部分を示す側視図である。
【図9】第1の従来例のディスク検出信号を生成する回
路を示す回路図である。
【図10】8cmディスクの構造を示す説明図である。
【図11】第1の従来例のCDプレーヤのディスク位置
検出部分を示す上視図である。
【図12】第1の従来例のCDプレーヤのディスク位置
検出部分を示す上視図である。
【図13】第2の従来例のCDプレーヤのディスク位置
検出部分を示す上視図である。
【図14】第2の従来例のCDプレーヤのディスク位置
検出部分を示す側視図である。
【図15】第2の従来例のディスク検出信号を生成する
回路を示す回路図である。
【図16】第2の従来例のCDプレーヤのディスク位置
検出部分を示す上視図である。
【図17】第2の従来例のCDプレーヤのディスク位置
検出部分を示す上視図である。
【図18】第1の従来例のLED、フォトセンサ及びプ
リズムからなる光学系を示す説明図である。
【符号の説明】
101…レバー、102…回転支点、103…スプリン
グ、105…LED、106…フォトセンサ、107…
プリズム、108…アパーチャ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に設けられたスリット状の開口部
    と、この開口部を介して挿入もしくは排出されるディス
    クにより遮られる光路を有する光学系と、上記ディスク
    に当接して変位し上記光路を遮るレバーと、上記光学系
    の光路が遮られた際にディスク検出信号を出力するディ
    スク検出回路と、このディスク検出回路からの信号によ
    り上記ディスクを移動させるディスク移動手段とを備え
    たディスク装置。
  2. 【請求項2】 筐体に設けられたスリット状の開口部
    と、この開口部を介して挿入もしくは排出されるディス
    クにより遮られる光路を有する光学系と、上記ディスク
    に当接して変位し上記光路を遮るレバーと、上記光学系
    の光路が遮られた際にディスク検出信号を出力するディ
    スク検出回路とを備え、上記開口部の端部付近に上記デ
    ィスクが挿入された際には上記レバーが上記光路を遮
    り、上記開口部の中央部付近に上記ディスクが挿入され
    た際には上記ディスクが上記光路を遮ることを特徴とし
    たディスク装置。
  3. 【請求項3】 筐体に設けられたスリット状の開口部
    と、この開口部を介して挿入もしくは排出されるディス
    クに当接する当接部を有し上記ディスクに押圧されて回
    転するレバーと、このレバーが回転した際にこのレバー
    に設けられた遮光部に遮られる光路を有する光学系と、
    この光学系の光路が遮られたことを検出するディスク検
    出回路と、このディスク検出回路からの信号により上記
    ディスクを移動させるディスク移動手段とを備え、上記
    当接部は上記遮光部より上記レバーの回転軸との距離が
    長いことを特徴としたディスク装置。
  4. 【請求項4】 異なる直径の記録媒体としてのディスク
    を挿入または排出するディスク装置であって、筐体の一
    部に設けられたスリット状の開口部を通じてディスク状
    記録媒体を装置の内外に搬送するディスク搬送機構と、
    上記ディスクの面に対して第1の側におかれた発光素子
    から出射した光を、上記ディスク面に対して上記第1の
    側と反対側の第2の側に設けられた反射手段で上記第1
    の側に戻し、上記第1の側に設けられた受光素子で受け
    る光路を有し、この光路をディスクが遮ることでディス
    クの存在を検知する光学式ディスク検出手段と、上記デ
    ィスクの外形端面に沿って可動するレバーとを備え、上
    記レバーが上記ディスクの位置に応じて上記光学式ディ
    スク検出手段の光路を遮ることを特徴とするディスク装
    置。
  5. 【請求項5】 ディスクにより遮られる光路を有する光
    学系と、上記ディスクに当接して変位し上記光路を遮る
    レバーと、上記光学系の光路が遮られたことを検出した
    際にはディスク検出信号を出力するディスク検出回路と
    を備えたディスク検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010015642A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp ディスク検知機構
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