JPH0829785A - 平面光源装置 - Google Patents

平面光源装置

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JPH0829785A
JPH0829785A JP6168403A JP16840394A JPH0829785A JP H0829785 A JPH0829785 A JP H0829785A JP 6168403 A JP6168403 A JP 6168403A JP 16840394 A JP16840394 A JP 16840394A JP H0829785 A JPH0829785 A JP H0829785A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 照射光の輝度ムラおよびちらつきを解消す
る。 【構成】 平面光源装置1は、光源2と、光源2を外囲
し表示パネル3側に開口部4aを有する反射部材4と、
光源2と表示パネルとの間に配置されて光源光を拡散す
る光拡散部材5と、光源2と光拡散部材5との間に配置
されて光源光を選択的に透過および遮断する光選択部材
6と、反射部材4の開口部4aと反対側に配置されて配
線7により光選択部材6と接続されるアース部を兼ねた
放熱部材8とを含む。光選択部材6は、透光性基板9の
表面と裏面とで互いに重なり合わないように配置される
光反射性を有する遮光性材料から成る複数の帯状部材1
0を含む。また、帯状部材10の幅は光源2から遠ざか
るにつれて狭く、その配置間隔は光源2から遠ざかるに
つれて広くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過型表示パネルへ表
示に必要な光を供給する光源装置として好適に用いられ
る平面光源装置に関し、特に光源として一般的な蛍光放
電管を用いる平面光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光放電管から出射される光を選
択的に遮断または反射させる光学部品が幾つか提案され
ている。
【0003】特開昭56−150702には、光透過性
基板の一方の面に第1の遮光または反射パターンを設
け、他方の面に第1のパターンに対してネガとポジの関
係にある第2の遮光または反射パターンを、対応する位
置またはそこから平行移動した位置に設けて成る方向選
択性遮光または反射シートが開示されている。
【0004】特開昭56−150703には、光透過性
基板の一方の面に第1の遮光または反射パターンを設
け、他方の面に第1のパターンと同一形状の遮光または
反射パターンを、対応する位置またはそこから平行移動
した位置に設けて成る方向選択性遮光または反射シート
が開示されている。
【0005】実開昭58−180503には、透明性基
板の表面にピッチが2.54〜10.16μmの遮光性
を有する直線状の線条が設けられていることを特徴とす
る光学フィルタが開示されている。
【0006】特開昭63−10103には、光透過性板
の表面または裏面のいずれか一方の面であって、かつ光
源に対応する位置に印刷膜を形成するとともに、上記光
透過性板の単位面積当たりの上記印刷膜の占有面積率
を、上記光源からの光の輝度の高い部分では大きくする
一方、光の輝度の高い部分から光の輝度が低下するに従
い、徐々に小さくなるようにしたことを特徴とする照明
用板が開示されている。
【0007】また、蛍光放電管から出射される光を拡散
させる光学部品として、特開平5−307105には、
光透過性を有する基体シートが光の拡散透過を必要とす
る部分に凹凸を有し、その上に光透過性を有する蒸着層
が凹凸面に沿うように設けられたことを特徴とする光拡
散シートが開示されている。
【0008】さらに、蛍光放電管から放出される電気ノ
イズを軽減させる構造として、光を選択的に透過および
遮断する光選択部材と表示板との間にインジウム錫酸化
物(ITO)を蒸着させた透明板を配置して、この透明
板をアース部に接地する構造がある。特開平4−652
3には、表示板の後方に配置された光源と、該光源から
の光を表示板側へ反射するための反射板とを備えた平面
光源装置において、該反射板は、前記光源から発生する
電気ノイズが外部に影響を与えるのを防止するよう、導
電性を有する合成樹脂で形成されたことが開示されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、透過型表示パ
ネルへ表示に必要な光を供給する光源装置としては、高
輝度で均一な光学特性を持ち、かつ光源からの電気ノイ
ズの少ないものが要求される。
【0010】前述の特開昭56−150702、特開昭
56−150703および実開昭58−180503記
載の光学部品では、全てのパターンの占有面積率が光源
からの光の輝度の強弱によって調整されているのではな
く、単に光の方向性が一定になるように決定されている
だけである。したがって、光源からの光は拡散されず、
また光源から離れるにつれて輝度が低下するので、光源
装置からの照射光に輝度ムラが生じる。
【0011】また、前述の特開昭63−10103記載
の光透過性板は、表面または裏面のいずれか一方の面の
みに印刷膜が形成されていて、光を反射または遮断させ
るのみである。したがって、拡散効果はなく、輝度ムラ
の改善は充分ではない。
【0012】さらに、前述の特開平5−307105記
載の基体シート表面には、凹凸が設けられ、この部分に
蒸着層が形成されているので、拡散効果を有するが、前
記の技術も含め、これらの技術には、光源から放出され
る電気ノイズ対策は採られていない。したがって、前記
電気ノイズによって透過型表示パネルにちらつきが生じ
る。
【0013】さらにまた、電気ノイズを低減させる構造
として、前述の特開平4−6523のように反射板を導
電性にして、あるいは光選択部材と表示板との間にIT
Oを蒸着させた透明板を配置して、反射板あるいは透明
板をアース部に接地する構造などが採られている。しか
し、これらの構造ではそれぞれ順に、輝度ムラ対策が採
られていない、ITOは配線が難しく、透明板から剥離
しやすいという問題点がある。また、これらの構造はい
ずれも部品点数が多くなるためコスト的に不利であり、
しかも透明板とは言え全体的には若干の輝度低下が生じ
る。
【0014】本発明の目的は、照射光の輝度ムラおよび
電気ノイズによる透過型表示パネルのちらつきを軽減す
る平面光源装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定める照
射面に光を照射する平面光源装置において、光源と、前
記光源を外囲し、前記予め定める照射面側に開口部を有
する反射部材と、前記光源と、前記予め定める照射面と
の間に配置され、光源光を拡散する光拡散部材と、前記
光源と、前記光拡散部材との間に配置され、光源光を選
択的に透過および遮断する光選択部材とを含むことを特
徴とする平面光源装置である。
【0016】また本発明の前記光選択部材は、透光性基
板と、前記透光性基板の表裏両面にそれぞれ配置され、
遮光性材料から成り、その表面は光反射性を有する複数
の帯状部材とを含み、前記帯状部材は、前記透光性基板
の表面と裏面とでは、互いに重なり合わないように配置
されることを特徴とする。
【0017】さらに本発明の前記帯状部材は、光源の形
状に沿った形状に選ばれることを特徴とする。
【0018】また本発明の前記帯状部材の幅は、光源か
ら遠ざかるにつれて、小さく選ばれることを特徴とす
る。
【0019】さらにまた本発明の前記帯状部材の配置間
隔は、光源から遠ざかるにつれて、大きく選ばれること
を特徴とする。
【0020】また本発明の前記帯状部材は、導電性を有
し、かつ接地電位に接続されていることを特徴とする。
【0021】また本発明の前記帯状部材は、熱伝導率の
比較的高い材料から成ることを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明に従えば、平面光源装置は、光源と、前
記光源を外囲し予め定める照射面側に開口部を有する反
射部材と、前記光源と前記照射面との間に配置され光源
光を拡散する光拡散部材と、前記光源と前記光拡散部材
との間に配置され光源光を選択的に透過および遮断する
光選択部材とを含んで構成される。
【0023】光源からの光は、そのまま、または反射部
材によって反射されて照射面側の開口部から出射する。
当該光源からの光は光選択部材によって選択的に透過お
よび遮断される。すなわち、光は、照射面と平行な平面
において、光源から離れるにつれて透過光量が多くなる
ように選択される。このため比較的輝度が高くなる光源
近傍の光は透過光量が少なくなり、輝度が低くなる光源
から離れた付近の光は透過光量が多くなる。したがっ
て、照射光の輝度ムラを低減することができる。また、
光選択部材を透過した光は光拡散部材によって拡散され
て、前記照射面から出射する。したがって、輝度ムラを
さらに低減することができる。
【0024】また好ましくは、前記光選択部材は、透光
性基板と、前記透光性基板の表裏両面にそれぞれ配置さ
れ、遮光性材料から成り、その表面は光反射性を有する
複数の帯状部材とを含み、前記帯状部材は、前記透光性
基板の表面と裏面とでは互いに重なり合わないように配
置される。
【0025】光源からの光のうちの一部は透光性基板の
一方表面に配置される一方帯状部材によって反射される
けれども、その他の光は一方帯状部材の間から透光性基
板内に入射する。当該光は、透光性基板の一方表面に配
置される一方帯状部材と、他方表面に配置される他方帯
状部材とによって反射され、最終的には透光性基板の一
方または他方表面から出射する。前記一方および他方帯
状部材を互いに重なり合わないように配置することによ
って、透光性基板の一方表面側から入射した光を効率よ
く他方表面側から出射させることができる。
【0026】さらに好ましくは、前記帯状部材は、光源
の形状に沿った形状に選ばれる。したがって、いかなる
形状の光源であっても、光選択部材による効果を充分に
得ることが可能である。
【0027】さらにまた好ましくは、前記帯状部材の幅
は光源から遠ざかるにつれて小さく選ばれ、その配置間
隔は光源から遠ざかるにつれて大きく選ばれる。これに
よって、上述したように比較的輝度が高くなる光源近傍
の光は透過光量が少なくなり、輝度が低くなる光源から
離れた付近の光は透過光量が多くなる。したがって、照
射光の輝度ムラをほぼなくすことが可能である。
【0028】さらにまた好ましくは、前記帯状部材は、
導電性を有し、かつ接地電位に接続されている。したが
って、光源から発せられる電気ノイズが低減されるた
め、透過型表示パネルのちらつきが軽減される。
【0029】また好ましくは、光源からの熱は、熱伝導
率の比較的高い帯状部材によって外部に放熱されるた
め、平面光源装置内に熱が蓄積することがなくなる。こ
のため、表示パネルの光源として用いたときの、前記表
示パネルに対する熱の影響を軽減することが可能とな
る。
【0030】
【実施例】図1は本発明の一実施例である平面光源装置
1の平面図であり、図2は図1に示す切断面線I−Iか
ら見た平面光源装置1の断面図であり、図3は図1に示
す切断面線II−IIから見た平面光源装置1の断面図
である。
【0031】平面光源装置1は、光源2と、光源2を外
囲し表示パネル3側に開口部4aを有する反射部材4
と、光源2と表示パネル3との間に配置されて光源光を
拡散する光拡散部材5と、光源2と光拡散部材5との間
に配置されて光源光を選択的に透過および遮断する光選
択部材6と、反射部材4の開口部4aと反対側に配置さ
れ、導電性材料から成る配線7によって光選択部材6と
接続されるアース部を兼ねた放熱部材8とを含んで構成
される。
【0032】光源2には、それぞれ直径Dを有する2本
の蛍光放電管が使用されており、この蛍光放電管は図2
の如く、反射部材4内に並列に配列されている。
【0033】反射部材4には、白色樹脂表面に銀メッキ
を施すことで鏡面効果を持たせたものが使用されるが、
白色樹脂をそのまま使用してもよい。
【0034】光拡散部材5には、光透過性を有する基体
シートの表面を凹凸状にした光拡散シート、あるいはそ
の凹凸面上にさらに光透過性を有する蒸着層を凹凸面に
沿うように設けた光拡散シートなどが使用され、直進す
る光の方向を変化させ、全体的に光を分散させて光量の
均衡を図る役割を果す。光拡散部材5は、反射部材4の
開口部4aを覆う大きさに形成される。
【0035】放熱部材8は、平板状の基台8aの一方表
面上に直方体状の突起8bが、前記基台8aの長手方向
または長手方向に直交する方向に沿って複数個形成され
ており、他方表面を反射部材4と対向させ、所定の間隔
をあけて、あるいは直接接触させて配置される。
【0036】図4は図1に示す光選択部材6の平面図で
あり、図5は図4に示す切断面線III−IIIから見
た光選択部材6の断面図であり、図6は図4に示す切断
面線IV−IVから見た光選択部材6の断面図である。
【0037】光選択部材6は、透光性基板9と、透光性
基板9の表裏両面9a,9bにそれぞれ配置され、遮光
性材料から成り、その表面は光反射性を有する複数の帯
状部材10とを含んで構成される。透光性基板9は、ポ
リカーボネートなどの合成樹脂をシート状に成型して形
成され、光拡散部材5と同様に、反射部材4の開口部4
aを覆う大きさに形成される。
【0038】複数の帯状部材10は、2つの光源2に対
応してそれぞれ設けられ、透光性基板9の表面9aと裏
面9bとに、前記光源2の長手方向と帯状部材10の長
手方向とが平行となるように設けられる。本実施例で
は、1つの光源2に対応して、帯状部材10を表面9a
に5、裏面9bに5ずつ設ける。また複数の帯状部材1
0は、透光性基板9の表面9aと裏面9bとでは、互い
に重なり合わないように配置される。各帯状部材10
は、アルミニウム、銅、銀などの金属を、たとえば蒸着
することによって形成されているが、反射率、光源光の
色度のずれ、およびコストの面から考慮して、アルミニ
ウムが最適である。複数の帯状部材10の一部が透光性
基板9の表面9aと裏面9bとで重なり合うと、光源光
が完全に遮断されてしまうため、表示パネル3に供給さ
れる光量が少なくなり過ぎて輝度ムラが生じるおそれが
ある。
【0039】なお、図2に示されるように1つの光源2
に対応して設けられる複数の帯状部材10は、少なくと
も光源2と対向する透光性基板の表面9aの領域に設け
られ、前記領域の帯状部材10の長手方向に直交する方
向に平行な幅W1は、光源2の直径Dと等しい長さとな
る。また、光源2と対向する領域以上に設ける場合、前
記幅W2は光源2の直径Dの2倍以下の範囲に選ばれ
る。このような帯状部材10の幅はAに選ばれ、隣接す
る帯状部材10の間隔はBに選ばれ、これらは後述する
ように選ばれる。
【0040】図7は、図4に示す複数の帯状部材10の
接続部分を示す拡大平面図である。全ての隣り合う表側
帯状部材10aがその両端で接続され、少なくとも1本
以上の導電性材料から成る配線7aによってまとめら
れ、同様に全ての隣り合う裏側帯状部材10bもその両
端で接続され、少なくとも1本以上の導電性材料から成
る配線7bによってまとめられる。配線7a,7bは、
いずれもアース部を兼ねた放熱部材8に半田付け、また
はねじ止めによって接続される。
【0041】図8は、前記光選択部材6の光学的特性を
説明するための断面図である。ここでは1つの光源2に
ついての特性を説明する。複数の帯状部材10は、光源
2に関して線対称であるため、以下図8において、添字
「L」を付して示す左側部分についてのみ説明し、添字
「R」を付して示す右側部分については説明は省略する
が、左側部分と全く同様である。
【0042】光源2からの光は、第1の帯状部材21,
22L,23L(すなわち、透光性基板9の裏面9bに
形成される複数の帯状部材10b)、および第2の帯状
部材31L,32L,33L(すなわち、透光性基板9
の表面9aに形成される複数の帯状部材10a)によっ
て全反射される。帯状部材の幅Aは、光源から遠ざかる
につれて小さく選ばれており、図8においては、帯状部
材23L、22L、21および帯状部材33L、32
L、31Lという順番で帯状部材の幅Aがそれぞれ小さ
く選ばれる。また、帯状部材の配置間隔Bは、光源から
遠ざかるにつれて大きく選ばれており、図8において
は、帯状部材23L,22Lの間隔が帯状部材22L,
21の間隔よりも大きく、帯状部材33L,32Lの間
隔が帯状部材32L,31Lの間隔よりも大きくそれぞ
れ選ばれる。
【0043】第1例として、第1の帯状部材21,22
L,23Lにあたった光は、完全に全反射されて表示パ
ネル3側へは一切透過しない。第2例として、第1の帯
状部材同士の間、つまり帯状部材21,22Lの間およ
び帯状部材22L,23Lの間を通過した光は、第2の
帯状部材31L,32L,33Lによって反射部材4側
へ反射されるか、第2の帯状部材同士の間、つまり帯状
部材31L,32Lの間および帯状部材32L,33L
の間を通過して表示パネル3側へ出射される。第3例と
して、第1の帯状部材21,22L,23L同士の間を
通過した光は、第2の帯状部材31L,32L,33L
によって反射部材4側へ反射されるか表示パネル3側へ
出射されるが、第2の帯状部材31L,32L,33L
によって反射部材4側へ反射された光がさらに第1の帯
状部材22L,23Lによって再び表示パネル3側へ反
射される。
【0044】まとめると、光源2からの光は、次の3つ
の型に分類され得る。第1の型では、図8中にaLで示
すように、光は第1の帯状部材21,22L,23Lに
よって反射部材4側に反射される。第2の型では、図8
中にbLで示すように、光は第1の帯状部材21,22
L,23L同士の間を通過した後、第2の帯状部材31
L,32L,33Lによって反射部材4側へ反射される
か、第2の帯状部材31L,32L,33L同士の間を
通過して表示パネル3側へ出射される。第3の型では、
図8中にcLで示すように、光は第2の帯状部材31
L,32L,33Lによって反射部材4側へ反射された
後、第1の帯状部材22L,23Lによって再び表示パ
ネル3側へ反射され、以後はこの繰返しでいずれは反射
部材4側か表示パネル3側へ透過される。
【0045】本実施例によれば、帯状部材10の幅Aは
光源2に近いほど広く、隣り合う帯状部材10の間隔B
は光源2に近いほど短くなっているので、光源2に近い
部分では表示パネル3側へ透過する光は少なく、逆に光
源2から離れた部分では表示パネル3側へ透過する光が
多い。したがって、光源2からの光のうちの、比較的輝
度の高い光源2近傍の光は透過光量が少なくなり、輝度
の低い光源2から離れた付近の光は透過光量が多くな
る。このため、輝度ムラが低減する。また、光選択部材
6を出射した光は光拡散部材5で拡散されて表示パネル
3に入射する。このため、輝度ムラをさらに低減するこ
とができる。
【0046】また、電気的特性においては、光源2から
放出される電気ノイズは、導電性を有する光選択部材6
の各帯状部材10に伝わる。この各帯状部材10は、全
て両端で接続され、少なくとも1本以上の導電性材料か
ら成る配線7によってまとめられ、アース部を兼ねた放
熱部材8に半田付けまたはねじ止めによって接地され
る。前記電気ノイズは各帯状部材10から放熱部材8へ
伝わり放出される。したがって、表示パネル3への電気
ノイズの影響が低減され、良好な表示特性が得られる。
【0047】さらに、温度特性においては、光源2から
発せられる熱は、光選択部材6の各帯状部材10に伝わ
る。この各帯状部材10は、全て両端で接続され、少な
くとも1本以上の導電性材料から成る配線7によってま
とめられ、アース部を兼ねた放熱部材8に半田付けまた
はねじ止めによって接地される。前記光源2からの熱
は、熱伝導率の比較的高い金属から成る各帯状部材10
を伝わって放熱部材8から放出される。したがって、蓄
積された熱による表示パネル3の表示特性の低下が軽減
される。
【0048】図9は、本発明の他の実施例である平面光
源装置に使用される光選択部材41の平面図である。本
実施例は、前述の実施例と類似しており、対応する構成
には同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0049】本実施例の特徴は、全ての隣り合う複数の
帯状部材10が、表示面内において表示特性に影響を与
えない部分で配線7によって接続されていることであ
る。前述の実施例では、全ての隣り合う複数の帯状部材
10がその両端で接続されていたが、本実施例によれ
ば、たとえば図示されるように表示特性に影響を与えな
い中央付近において各帯状部材10が配線7で接続され
る。なお、このような実施例は、たとえば表示パネル3
の表示領域が2分割されており、分割した表示領域間に
フレームなどが配置される場合に適用される。
【0050】図10は、本発明のさらに他の実施例であ
る平面光源装置に使用される光選択部材42の平面図で
ある。本実施例も前述の実施例と類似しており、対応す
る構成には同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0051】本実施例の特徴は、たとえばU字状に形成
された光源2を用いる場合、光選択部材42を構成する
複数の帯状部材10も、それに沿ったU字状に形成され
ていることである。本実施例によれば、光源2の形状に
対応して帯状部材10を形成させるので、前記実施例と
同様の効果が得られ、輝度ムラは改善される。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光源光を
拡散する光拡散部材と、光源光を選択的に透過および遮
断する光選択部材との働きにより輝度ムラを改善するこ
とができる。
【0053】また本発明によれば、光選択部材は、透光
性基板の表面と裏面とで互いに重なり合わないように配
置される光反射性を有する複数の帯状部材を含んでいる
ので、輝度ムラをさらに改善することができる。
【0054】さらに本発明によれば、帯状部材は、光源
の形状に沿って配置されているので、光源の形状に関係
なく輝度ムラを改善することができる。とりわけ、光源
の形状によって輝度ムラに大きな影響を与える直下型平
面光源装置に対して有効である。
【0055】さらにまた本発明によれば、帯状部材の幅
は光源から遠ざかるにつれて小さく、その配置間隔は光
源から遠ざかるにつれて大きくなっているので、輝度ム
ラを殆どなくすことができる。
【0056】さらにまた本発明によれば、帯状部材自体
が導電性を有し、かつ直接接地電位に接続されているの
で、先行技術に比べ部品点数が少なく、配線も容易でコ
スト的に有利である上、光源から放出される電気ノイズ
が低減されるので、透過型表示パネルのちらつきを軽減
することができる。なお、もしも製造上や使用上の過誤
により帯状部材の一部が切断されても、他の経路により
アース部に接地させることができる。
【0057】さらにまた本発明によれば、熱伝導率の比
較的高い帯状部材によって光源からの熱を外部に放熱で
きるので、平面光源装置内の温度が異常に高くなるため
に起こる表示パネルへの影響を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である平面光源装置1の平面
図である。
【図2】図1に示す切断面線I−Iから見た平面光源装
置1の断面図である。
【図3】図1に示す切断面線II−IIから見た平面光
源装置1の断面図である。
【図4】図1に示す光選択部材6の平面図である。
【図5】図4に示す切断面線III−IIIから見た光
選択部材6の断面図である。
【図6】図4に示す切断面線IV−IVから見た光選択
部材6の断面図である。
【図7】図4に示す複数の帯状部材10の接続部分を示
す拡大平面図である。
【図8】前記光選択部材6の光学的特性を説明するため
の断面図である。
【図9】本発明の他の実施例である平面光源装置に使用
される光選択部材41の平面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例である平面光源装
置に使用される光選択部材42の平面図である。
【符号の説明】
1 平面光源装置 2 光源 3 表示パネル 4 反射部材 5 光拡散部材 6,41,42 光選択部材 7 配線 8 放熱部材 9 透光性基板 10,10a,10b,21,22L,22R,23
L,23R,31L,31R,32L,32R,33
L,33R 帯状部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定める照射面に光を照射する平面光
    源装置において、 光源と、 前記光源を外囲し、前記予め定める照射面側に開口部を
    有する反射部材と、 前記光源と、前記予め定める照射面との間に配置され、
    光源光を拡散する光拡散部材と、 前記光源と、前記光拡散部材との間に配置され、光源光
    を選択的に透過および遮断する光選択部材とを含むこと
    を特徴とする平面光源装置。
  2. 【請求項2】 前記光選択部材は、 透光性基板と、 前記透光性基板の表裏両面にそれぞれ配置され、遮光性
    材料から成り、その表面は光反射性を有する複数の帯状
    部材とを含み、 前記帯状部材は、前記透光性基板の表面と裏面とでは、
    互いに重なり合わないように配置されることを特徴とす
    る請求項1記載の平面光源装置。
  3. 【請求項3】 前記帯状部材は、光源の形状に沿った形
    状に選ばれることを特徴とする請求項2記載の平面光源
    装置。
  4. 【請求項4】 前記帯状部材の幅は、光源から遠ざかる
    につれて、小さく選ばれることを特徴とする請求項2記
    載の平面光源装置。
  5. 【請求項5】 前記帯状部材の配置間隔は、光源から遠
    ざかるにつれて、大きく選ばれることを特徴とする請求
    項2記載の平面光源装置。
  6. 【請求項6】 前記帯状部材は、導電性を有し、かつ接
    地電位に接続されていることを特徴とする請求項2記載
    の平面光源装置。
  7. 【請求項7】 前記帯状部材は、熱伝導率の比較的高い
    材料から成ることを特徴とする請求項6記載の平面光源
    装置。
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