JP3263193B2 - 導光板を用いた照明装置 - Google Patents

導光板を用いた照明装置

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JP3263193B2
JP3263193B2 JP20141293A JP20141293A JP3263193B2 JP 3263193 B2 JP3263193 B2 JP 3263193B2 JP 20141293 A JP20141293 A JP 20141293A JP 20141293 A JP20141293 A JP 20141293A JP 3263193 B2 JP3263193 B2 JP 3263193B2
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芳朗 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源からの光を導光板
の周面に設定した入射面より導入し、導光板の表面を発
光面とすることによって、点状ないし線状の光源を用い
て面状に発光させるようにした導光板を用いた照明装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示器のバックライト、
ディスプレイスタンド、表示サインのように表示対象の
背面側に用いる面光源として、直管形の蛍光ランプなど
の線状の光源と導光板とを組み合わせて用いる照明装置
がある。この照明装置は、導光板の周面に設定した入射
面より光源からの光を導入し、導光板の裏面側での反射
および導光板の表面側での拡散透過によって導光板の表
面を略全面に亙って発光面とするのである。ここに、通
常は、導光板の入射面の長さ光源の有効な発光部の長さ
よりも短く設定してあり、入射面に対して光源からの光
が均一に入射するようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光源の寸法
は既定されているから、発光面の面積を大きくしようと
すれば入射面が光源の有効な発光部の長さよりも長くな
る場合が生じる。この場合、入射面の両端の角付近では
他の部位に比較して光源からの入射光量が少なくなり、
この部位の輝度が低くなるという問題が生じる。
【0004】すなわち、図15に示すように、光源1と
して直管型の蛍光ランプを用い、導光板2としてアクリ
ル樹脂のパネル本体を備えたものを用いるとすれば、光
源1の有効な発光部の長さフィラメント間の距離にな
る。そこで、図15(a)に破線で示すように、両フィ
ラメントを通り導光板2の入射面3の法線に対して偏光
角θ1 をなす2本の第1の直線を設定し(アクリルの場
合、θ1 =56.1°)、第1の直線と入射面3との交
BR>点を通り入射面3の法線に対して臨界角θ2 をなす
2本の第2の直線を設定すると(θ2 =42.2°)、
入射面3の両端の角を含む周縁と第2の直線とに囲まれ
た部位では、光源1から導光板2に入射する光量が少な
く、発光面4の輝度が他の部位に比較すると大幅に少な
くなる。
【0005】これは、次の理由による。すなわち、入射
面3を通して導光板2に導入される光は、主として入射
面3に対する入射角が偏光角以下となる光線であること
が実験的に確認されており、入射角が偏光角以下では入
射面3での表面反射率はほぼ一定の低反射率になるが、
偏光角を越えると反射率が急激に増加する。したがっ
て、入射面3への入射角が偏光角を越える光線は発光に
はほとんど寄与しないものと考えられる。一方、入射面
3の各部位に入射する光線を考えると、上述した第1の
直線との交点よりも内側の領域では入射角が偏光角以内
のすべての方向から光線が入射するが、外側の領域では
入射角が偏光角以内の一部の方向からしか光線が入射し
ないことになる。したがって、入射面3のうち第1の直
線との交点よりも外側の領域では入射光量が少なくなる
のである。また、入射面3に対して導光板2の内部から
臨界角よりも小さい角度で入射する光線は入射面3を通
して導光板2の外部に漏光するから発光面の発光に寄与
しないのであって、結果的に入射面3の両端の角を含む
周縁と第2の直線とに囲まれる部位では他の部位よりも
発光面の輝度が低下するという問題が生じるのである。
【0006】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、光源の有効な発光部の長さよりも長い入射面
を有する導光板を用いながらも発光面の輝度むらを低減
した導光板を用いた照明装置を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、線状の光源からの光を導光板の
周面に設定した入射面より導入し、導光板の表面を発光
面として面状に発光させ、導光板の入射面および発光面
に平行な方向では導光板の入射面の長さを光源の有効な
発光部の長さよりも大きく設定した照明装置において、
導光板の発光面に平行な面内で、導光板の入射面の法線
方向に対して偏光角をなし光源の発光部の各端を通ると
ともに光源の発光部の各端から入射面に向かって互いに
近付く2本の第1の直線と、導光板の入射面の法線方向
に対して臨界角をなし第1の直線と入射面との交点を通
るとともに入射面から離れるに従って互いに遠ざかる2
本の第2の直線とを設定し、入射面の両端の角を含む導
光板の周縁と第2の直線とに囲まれた部位に発光面への
入射光量を増加させる光量増強手段を設けて成り、導光
板は、透明板よりなるパネル本体の裏面に拡散反射性の
多数の反射パターンを配列した反射層を介して鏡面を有
した反射板を積層するとともに、表面に拡散透過板を積
層して形成され、入射面の両端の角を含む導光板の周縁
と第2の直線とに囲まれた部位では、反射板と拡散透過
板との少なくとも一方とパネル本体との間の境界面での
反射を軽減する透明な接着層を形成することによって光
量増強手段が形成されて成ることを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】請求項の発明は、線状の光源からの光を
導光板の周面に設定した入射面より導入し、導光板の表
面を発光面として面状に発光させ、導光板の入射面およ
び発光面に平行な方向では導光板の入射面の長さを光源
の有効な発光部の長さよりも大きく設定した照明装置に
おいて、導光板の発光面に平行な面内で、導光板の入射
面の法線方向に対して偏光角をなし光源の発光部の各端
を通るとともに光源の発光部の各端から入射面に向かっ
て互いに近付く2本の第1の直線と、導光板の入射面の
法線方向に対して臨界角をなし第1の直線と入射面との
交点を通るとともに入射面から離れるに従って互いに遠
ざかる2本の第2の直線とを設定し、入射面の両端の角
を含む導光板の周縁と第2の直線とに囲まれた部位に発
光面への入射光量を増加させる光量増強手段を設けて成
り、導光板は、透明板よりなるパネル本体の裏面に拡散
反射性の多数の反射パターンを配設し反射パターンを除
く部位を鏡面とした反射層を有するとともに表面に拡散
透過層を有し、入射面に隣接する周面には補助反射板を
有し、補助反射板のうち第2の直線との交点よりも入射
面に近い部位では、パネル本体と補助反射板との間の境
界面での反射を軽減する透明な接着層を形成することに
よって光量増強手段が形成されて成ることを特徴とす
る。
【0013】
【0014】
【作用】請求項1の構成によれば、入射面の両端の角付
近では、光量増強手段によって発光面への入射光量を増
加させることができ、入射面が光源の有効な発光部の長
さよりも長い導光板を用いた場合に角部が他の部位より
も低輝度になるのを抑制することができるのであって、
発光面の輝度むらを低減することができる。
【0015】
【0016】
【0017】ここに、導光板は、透明なパネル本体の裏
面に拡散反射性の多数の反射パターンを配列した反射層
を介して鏡面を有した反射板を積層し、パネル本体の表
面には拡散透過板を積層しているのであって、入射面の
両端の角付近では反射板と拡散透過板との少なくとも一
方とパネル本体との間に透明な接着層を介在させること
によって、パネル本体の表面付近での全反射を抑制して
いるので、光源からの入射光量が少ない部位で発光面か
らの光の出射率を他の部位よりも高くとることができ、
結果的に輝度むらを低減することができる。
【0018】請求項の構成によれば、入射面の両端の
角付近では、光量増強手段によって発光面への入射光量
を増加させることができ、入射面が光源の有効な発光部
の長さよりも長い導光板を用いた場合に角部が他の部位
よりも低輝度になるのを抑制することができるのであっ
て、発光面の輝度むらを低減することができる。ここ
に、導光板は、透明なパネル本体の入射面に隣接する周
面に反射板を配設し、入射面の両端の角部ではパネル本
体と反射板との間に接着層を形成し、パネル本体の内部
での全反射を抑制しているので、反射板での反射光を反
射板に近い部位に投射することができ、結果的に角部で
の光の出射率を他の部位よりも高くとることができ輝度
むらを低減することができる。
【0019】
【0020】
【実施例】まず参考例1〜4を説明した後で実施例を説
明する。 参考例1) 図1および図2に示すように、光源1には直管型の蛍光
ランプが用いられ、光源1は薄箱状の器具本体11に収
納される。器具本体11の中には、光源1の両端部に機
械的かつ電気的に結合されるソケット12が配設され、
ソケット12は器具本体11の中の定位置に固定された
ソケット台13に固定される。器具本体11は下端部に
開口窓14を有し、光源1の周囲には光源1から放射さ
れた光を開口窓14に向かう向きに反射させるように組
み合わされた反射板15a〜15cが配設される。器具
本体11には開口窓14を通して導光板2の上端部が挿
入される。
【0021】導光板2は、アクリル樹脂等の高透過率の
材料を用いて平板状に形成されたパネル本体21を有
し、パネル本体21の裏面には後述する拡散透過性を有
するドット(点状)の形状に形成された反射パターンd
を多数個印刷した拡散反射層22が形成され、拡散反射
層22を介してパネル本体21には鏡面を有したシート
状の反射板23が積層される。すなわち、拡散反射層2
2と反射板23とにより反射層が形成される。また、パ
ネル本体21の表面には拡散透過層となるシート状の拡
散透過板24が積層され、拡散透過板24の表面が発光
面4となる。発光面4は拡散透過板24へのごみなどの
付着を防止する保護用の透明板25で覆われ、導光板2
と透明板25との積層体の周部はフレーム26によって
両面から保持される。フレーム26および上記積層体よ
りなる導光板2の上端部は、器具本体11に挿入され反
射板15a,15cとともにビスのような固定具27を
用いて器具本体11に結合される。したがって、パネル
本体21の上面が光源1に対向して光源1からの光を導
光板2に導入する入射面3として機能する。ここに、入
射面3は光源1の長手方向において、光源1の有効な発
光部の長さ(フィラメント間の距離)よりも長い寸法を
有している。
【0022】ところで、従来の技術で説明したように、
光源1よりも入射面3が長い場合には、入射面3の両端
の角付近では他の部位よりも光源1からの入射光量が少
なくなる。すなわち、拡散反射層22および反射板23
の単位面積当たりの反射量と、拡散透過板24の拡散透
過率とを導光板2の全域に亙って略均一に設定している
とすれば、入射面3からの距離が遠い部分は近い部分よ
りも輝度が低くなり、また、入射面3に近い部位でも導
光板2の角付近では他の部位よりも輝度が低くなり、結
果的に輝度むらが生じることになる。
【0023】そこで、本参考例では、図1に示すよう
に、輝度の低い部分ほど反射パターンdの配置密度を大
きくするように拡散反射層22を印刷することによっ
て、光源1からの光の入射量が少ない部分ほど発光面4
に入射する光量を増加させている。各反射パターンdは
拡散反射性を有するインクを用いて円形に印刷したもの
であって、中心の位置が略等間隔になるように配列し、
かつ面積を変化させることによって配置密度を変化させ
ている(すなわち、配置密度を大きくする部位では反射
パターンdの面積を大きくする)。このような構成を採
用することによって、光源1からの入射光量が少ない部
位ほど反射光量を大きくすることができ、拡散透過板2
4への入射光量の場所による差を小さくすることがで
き、結果的に輝度むらを減少させることができるのであ
る。すなわち、反射パターンdにより光量増強手段が形
成されるのである。ここにおいて、入射面3の両端の角
付近で反射パターンdの配置密度を大きくする部位(光
量増強手段を設ける部位)は、導光板2の角を含む周縁
と第2の直線とに囲まれる部位とする。このことは以下
の参考例および実施例においても同様である。
【0024】(参考例2)参考例 1では、反射パターンdの配置密度を変化させる
ことによって、輝度むらを低減させているが、各反射パ
ターンdの中心位置を略等間隔に設定して配列している
ものであるから、場所による配置密度の比は最大で1:
5程度になる。したがって、導光板2の面積が大きい場
合や、光源1と入射面3との寸法差が大きいような場合
には、輝度むらを充分に減少させることができない場合
が生じる。
【0025】そこで、本参考例では、図3(a)に示す
ように、導光板2の入射面3の両端の角付近について、
2層の反射パターンd1,d2を用いている。すなわち、
反射パターンd1 は参考例1の反射パターンdと同様で
あり、反射パターンd2は反射パターンd1と同等以上の
反射率を有するインクを用いて反射パターンd1の裏面
側に形成してある。この反射パターンd2についても、
図3(b)に示すように、光量の少ない部分ほど配置密
度が大きくなるように設定してある。
【0026】上記構成を採用したことによって、両反射
パターンd1,d2の積層されている部位では、反射パタ
ーンd1のみの形成されている部位に比較してインク中
に含まれる固形分sでの反射光量が増加し、導光板2の
部分ごとの反射率の比を1:5以上に設定することが可
能になるのである。すなわち、拡散反射層22での反射
光量の比を参考例1よりも大きくとることができ、導光
板2の各部への光源1からの入射光量に大きな差がある
場合でも輝度むらを充分に減少させることができるので
ある。他の構成については参考例1と同様であるから説
明を省略する。
【0027】(参考例3)参考例 2では2層の反射パターンd1,d2を積層した拡
散反射層22を形成していたが、本参考例では同様の効
果を得るために、拡散反射層22と反射板23との間に
図4のような補助反射板23aを設けている。補助反射
板23aとしては、合成樹脂等の透明な基材の表面に円
形の反射パターンd2を形成したものを用いている。反
射パターンd2は中心位置を略等間隔にして配列し、光
源1からの光量が少ない部位ほど面積の大きい反射パタ
ーンd2を形成してある。一方、パネル本体21に形成
した反射パターンd1は、中心位置が略等間隔になるよ
うに配列されており、かつ導光板2の発光面4に平行な
面内で光源1の長手方向に直交する方向について、反射
パターンd1の面積がしだいに大きくなるように設定し
てある。したがって、図4の横方向に並ぶ反射パターン
1の面積は等しく、縦方向についてのみ異なる面積に
設定される。ここに、反射パターンd1の面積は、ほぼ
連続的に変化させてある。拡散反射層22が形成された
パネル本体21と補助反射板23aとは、図5に示すよ
うに、両者の間に隙間ができずかつ境界面での反射がほ
とんど生じないように透明な接着層28を介して光学的
に接合される。すなわち、接着層28としてはパネル本
体21との屈折率の差が小さいものが選択される。ま
た、補助反射板23aにおいて反射パターンd2を形成
する面は、図5(a)のようにパネル本体21との対向
面としても、図5(b)のようにパネル本体21との対
向面の反対面としてもよい。
【0028】上記構成によって、横方向では均一な反射
光量としていることによって、主として入射面3の近傍
の角部分での出射光量が不足するのを、この部位での反
射光量を補助反射板23aを設けて増加させることによ
って補うことができ、結果的に輝度むらを低減すること
ができるのである。他の構成は参考例1と同様であるか
ら説明を省略する。
【0029】(参考例4)本参考例 は、補助反射板23aとして、図6に示すよう
に、直線状の複数本の反射パターンd3を略平行に形成
したものを用いた点が参考例3と異なるものであって、
他の構成は参考例3と同様である。すなわち、反射パタ
ーンd3は、パネル本体21の入射面3の両端の角を含
む両周縁に対して斜めに交差するように形成され、角に
近い部位ほど広幅になるように設定してある。したがっ
、参考例3と同様に、光源1からの入射光量が少ない
部位ほど反射光量が大きくなり、結果的に発光面4での
輝度むらを低減できるのである。
【0030】(実施例) 本実施例は、従来の技術として説明した入射面3の両端
の角部において光源1からの入射光量が不足する部位に
ついて、図7(a)に示すように、パネル本体21と拡
散透過板24との間に透明な接着層28を形成したもの
である。この接着層28は、パネル本体21および拡散
反射板24との屈折率の差の少ないものが選択されてお
り、パネル本体21や拡散反射板24の表面での反射が
生じにくいようになっている。
【0031】したがって、接着層28を形成していない
場合には、図7(b)に示すように、パネル本体21の
内部での全反射によって発光面4より取り出すことがで
きなかった光を、図7(a)のように、接着層28を透
過させることによって、発光面4から取り出すことがで
きるようになり、結果的に接着層28を形成した部位で
は発光面4の輝度が増すことになる。ここに、本実施例
の構成では、図8のように、パネル本体21の入射面3
とは異なる周面にも反射板29a,29bを設け、導光
板2の外部への光が無駄に漏れることがないようにして
ある。他の構成は参考例1と同様である。
【0032】(実施例) 本実施例は、実施例と同様に、パネル本体21の入射
面3とは異なる周面に補助反射板29a,29bを設け
たものであって、パネル本体21の左右の補助反射板2
9aに対応する入射面3の両端の角部において、図9
(a)のようにパネル本体21と補助反射板29aとの
間に接着層28を形成したものである。接着層28につ
いてはパネル本体21との屈折率の差の小さいものが選
択されている。
【0033】したがって、図9(b)に示すように、接
着層28が形成されずにパネル本体21と補助反射板2
9aとの間に空気が存在している場合に比較すれば、パ
ネル本体21と空気との接触面での屈折を考える必要が
なく、結果的に補助反射板29aでの反射光は、補助反
射板29aに近い部位で拡散反射層22や拡散透過板2
4に照射されることになる。結局、光源1からの入射光
量が導光板2の周部において発光面4への入射光量を増
加させることができ、輝度むらを低減できることにな
る。他の構成は実施例と同様である。
【0034】(実施例) 実施例では、入射面3の両端の角部においてパネル本
体21と拡散透過板24との間に接着層28を形成して
いたが、本実施例では、パネル本体21と反射板23と
の間に接着層28を形成している点が相違する。他の構
成については実施例と同様であって、接着層28を形
成している部位で反射光量を増加させるから、輝度むら
を減少させることができる。
【0035】(参考例5本参考例 は、実施例と同様にパネル本体21の入射面
3とは異なる周面に補助反射板29a、29bを設けた
ものであって、図10に示すように、パネル本体21の
下面側に設けた補助反射板29bの中央部を両端部より
も上方に位置するように凸曲させたものである。この構
成では、パネル本体21の下面から出射した光はパネル
本体21の左右に分散されてパネル本体21に再入射す
るから、パネル本体21の左右部分について中央部分よ
りも入射光量を増加させることができ、結果的に輝度む
らを低減できるのである。他の構成は参考例1と同様で
あるから説明を省略する。
【0036】(参考例6本参考例 は、図11に示すように、参考例5の構成に加
えてパネル本体21の下面を補助反射板29bに沿うよ
うに屈曲させたものであって、他の構成は参考例5と
様である。この構成では、図12(a)に示すように、
図12(b)に示す参考例5の構成と比較すると、補助
反射板29bで反射された光を左右に振り分ける角度が
大きくなる。すなわち、中央部分と左右部分との反射光
量の差をさらに大きくすることができるのである。
【0037】(参考例7参考例6で は、パネル本体21と補助反射板29bとに
ついてパネル本体21の下面の全長に亙って傾斜させて
いるが、本参考例は、図13に示すように、パネル本体
21の一部分のみで傾斜させているものであって、他の
構成は参考例6と同様である。このように、パネル本体
21および補助反射板29bについて傾斜させる部位を
調節することによって、所望領域の反射光量を調節する
ことができるのである。
【0038】したがって、低コスト化したい場合にはパ
ネル本体21の下面を屈曲させる必要のない参考例5の
構成を採用し、コスト高になっても反射光を無駄なく利
用しようとすれば、参考例6や参考例7の構成を採用す
ればよい。上述した各参考例および各実施例では、図2
のように導光板2の表裏の一面にのみ発光面4を形成し
ているが、図14に示すように、上記各参考例および各
実施例のように構成した2枚のパネル本体21を反射板
23を挟んで積層した形の導光板2を形成し、この導光
板2を用いれば、両面を発光面4とすることができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明では、入射面の両端の角
付近では、光量増強手段によって発光面への入射光量を
増加させることができ、入射面が光源の有効な発光部の
長さよりも長い導光板を用いた場合に角部が他の部位よ
りも低輝度になるのを抑制することができるのであっ
て、発光面の輝度むらを低減することができるという利
点がある。
【0040】
【0041】
【0042】また、導光板は、透明なパネル本体の裏面
に拡散反射性の多数の反射パターンを配列した反射層を
介して鏡面を有した反射板を積層し、パネル本体の表面
には拡散透過板を積層しているのであって、入射面の両
端の角付近では反射板と拡散透過板との少なくとも一方
とパネル本体との間に透明な接着層を介在させることに
よって、パネル本体の表面付近での全反射を抑制してい
るので、光源からの入射光量が少ない部位で発光面から
の光の出射率を他の部位よりも高くとることができ、結
果的に輝度むらを低減することができるという利点があ
る。
【0043】請求項の発明は、入射面の両端の角付近
では、光量増強手段によって発光面への入射光量を増加
させることができ、入射面が光源の有効な発光部の長さ
よりも長い導光板を用いた場合に角部が他の部位よりも
低輝度になるのを抑制することができるのであって、発
光面の輝度むらを低減することができるという利点があ
る。また、導光板は、透明なパネル本体の入射面に隣接
する周面に反射板を配設し、入射面の両端の角部ではパ
ネル本体と反射板との間に接着層を形成し、パネル本体
の内部での全反射を抑制しているので、反射板での反射
光を反射板に近い部位に投射することができ、結果的に
角部での光の出射率を他の部位よりも高くとることがで
き輝度むらを低減することができるという利点がある。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1の反射パターンを示した正面図であ
る。
【図2】参考例1の要部断面図である。
【図3】参考例2を示し、(a)は要部断面図、(b)
は別に積層される反射パターンの正面図である。
【図4】参考例3の反射パターンを示す分解正面図であ
る。
【図5】参考例3を示し、(a)は一例の要部断面図、
(b)は他例の要部断面図である。
【図6】参考例4の反射パターンを示す分解正面図であ
る。
【図7】(a)は実施例の要部断面図、(b)は比較
例の要部断面図である。
【図8】実施例を示す正面図である。
【図9】(a)は実施例の要部断面図、(b)は比較
例の要部断面図である。
【図10】参考例5を示す正面図である。
【図11】参考例6を示す正面図である。
【図12】参考例5と参考例6との動作を比較する説明
図である。
【図13】参考例7を示す正面図である。
【図14】本発明の他の構成例を示す要部断面図であ
る。
【図15】従来構成での問題点を説明する正面図であ
る。
【符号の説明】
1 光源 2 導光板 3 入射面 4 発光面 21 パネル本体 22 反射層 23 反射板 23a 補助反射板 24 拡散透過板 28 接着層 29a 補助反射板 29b 補助反射板 d 反射パターン d1 反射パターン d2 反射パターン d3 反射パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−162002(JP,A) 特開 平4−250421(JP,A) 特開 平4−65007(JP,A) 実開 平5−33131(JP,U) 実開 平4−61302(JP,U) 実開 平2−121788(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 331 F21V 8/00 601 G02F 1/13357

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状の光源からの光を導光板の周面に設
    定した入射面より導入し、導光板の表面を発光面として
    面状に発光させ、導光板の入射面および発光面に平行な
    方向では導光板の入射面の長さを光源の有効な発光部の
    長さよりも大きく設定した照明装置において、導光板の
    発光面に平行な面内で、導光板の入射面の法線方向に対
    して偏光角をなし光源の発光部の各端を通るとともに光
    源の発光部の各端から入射面に向かって互いに近付く2
    本の第1の直線と、導光板の入射面の法線方向に対して
    臨界角をなし第1の直線と入射面との交点を通るととも
    に入射面から離れるに従って互いに遠ざかる2本の第2
    の直線とを設定し、入射面の両端の角を含む導光板の周
    縁と第2の直線とに囲まれた部位に発光面への入射光量
    を増加させる光量増強手段を設けて成り、導光板は、透
    明板よりなるパネル本体の裏面に拡散反射性の多数の反
    射パターンを配列した反射層を介して鏡面を有した反射
    板を積層するとともに、表面に拡散透過板を積層して形
    成され、入射面の両端の角を含む導光板の周縁と第2の
    直線とに囲まれた部位では、反射板と拡散透過板との少
    なくとも一方とパネル本体との間の境界面での反射を軽
    減する透明な接着層を形成することによって光量増強手
    段が形成されて成ることを特徴とする導光板を用いた照
    明装置。
  2. 【請求項2】 線状の光源からの光を導光板の周面に設
    定した入射面より導入し、導光板の表面を発光面として
    面状に発光させ、導光板の入射面および発光面に平行な
    方向では導光板の入射面の長さを光源の有効な発光部の
    長さよりも大きく設定した照明装置において、導光板の
    発光面に平行な面内で、導光板の入射面の法線方向に対
    して偏光角をなし光源の発光部の各端を通るとともに光
    源の発光部の各端から入射面に向かって互いに近付く2
    本の第1の直線と、導光板の入射面の法線方向に対して
    臨界角をなし第1の直線と入射面との交点を通るととも
    に入射面から離れるに従って互いに遠ざかる2本の第2
    の直線とを設定し、入射面の両端の角を含む導光板の周
    縁と第2の直線とに囲まれた部位に発光面への入射光量
    を増加させる光量増強手段を設けて成り、導光板は、透
    明板よりなるパネル本体の裏面に拡散反射性の多数の反
    射パターンを配設し反射パターンを除く部位を鏡面とし
    た反射層を有するとともに表面に拡散透過層を有し、入
    面に隣接 する周面には補助反射板を有し、補助反射板
    のうち第2の直線との交点よりも入射面に近い部位で
    は、パネル本体と補助反射板との間の境界面での反射を
    軽減する透明な接着層を形成することによって光量増強
    手段が形成されて成ることを特徴とする導光板を用いた
    照明装置
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