JPH08297550A - プリントジョブ制御方式 - Google Patents

プリントジョブ制御方式

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JPH08297550A
JPH08297550A JP7125927A JP12592795A JPH08297550A JP H08297550 A JPH08297550 A JP H08297550A JP 7125927 A JP7125927 A JP 7125927A JP 12592795 A JP12592795 A JP 12592795A JP H08297550 A JPH08297550 A JP H08297550A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーバによるプリントジョブの転送処理の回
数を減らして転送時間の消費を削減し、サーバの回線に
かかる負荷の低減化を図ってシステムの処理能力の低下
を回避するプリントジョブ制御方式を提供する。 【構成】 クライアント10からプリントジョブを送信
してサーバ20に接続されたプリンタを制御し印刷を行
うプリントジョブ制御方式において、前記サーバ20お
よび前記クライアント10が、前記プリントジョブを登
録するプリントキューの最適化を行うプリントキュー調
査部13、23およびジョブ情報変更部14、24とを
備え、前記クライアント10が、プリントジョブに、少
なくとも、該プリントジョブを転送するプリントキュー
を特定する情報およびプリントキューの最適化を前記ク
ライアントとサーバのどちらで行うかについての情報を
含むジョブ情報を付加するプリントジョブ生成部11を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーバクライアント型
のネットワークシステムで印刷を行うプリントジョブ制
御方式に関し、特にプリントキューに転送されるプリン
トジョブの数やサイズ等に応じて転送先のプリントキュ
ーを最適化するプリントジョブ制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークに接続された複数の端末装
置(クライアント)からの印刷要求(プリントジョブ)
に応じて当該ネットワークのプリントサーバ(以下、適
宜、サーバと略す)に接続されたプリンタを動作させる
サーバクライアント型のネットワークシステムでは、プ
リントキューに複数のプリントジョブを受け付け、所定
の規則にしたがって順次プリントジョブをプリンタへ送
り、プリンタを動作させている。
【0003】従来、プリンタによる出力処理を効率的に
行うため、1台のプリンタに対して複数のプリントキュ
ーを設定し、各々のプリントキューに優先順位を付与
し、優先順位の高いプリントキューから順に、プリンタ
に対してプリントジョブを出力することが行われてい
る。このようなプリントジョブ制御方式では、プリント
キューによって特定されるプリントジョブの優先順位
を、必要に応じて入れ替えることができる。また、プリ
ントキューにおけるプリントジョブの登録状況を画面出
力したり、プリントキューに登録されたプリントジョブ
を削除したりすることができる。
【0004】また、従来のこの種のプリントジョブ制御
方式には、プリントジョブの優先順位の入れ替えを行う
際に要する手間の軽減を図るため、所定のプリンタ条件
に応じて、自動的にプリントキューに登録されたプリン
トジョブの入れ替えを行うように構成したものがある。
このようなプリントジョブ制御方式としては、例えば公
開特許公報平5−265777号「プリントキュー自動
コンフィギュレーションネットワークシステム」に記載
された技術がある。同公報には、サーバにおいて、プリ
ントキューの状態を調査し、各プリントキューの印字開
始時間を推定し、印字開始時間の短いプリントキューに
自動的にプリントジョブを転送する構成が記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のプリントジョブ制御方式は、クライアントからサーバ
のプリントキューに転送されたプリントジョブを、当該
サーバによる制御で最適なプリントキューに再度転送し
ていた。このため、1個のプリントジョブに対して、最
初の転送とプリントキュー間の転送の2回の転送が必要
な場合があり、余分な転送時間を必要とするという欠点
があった。
【0006】また、プリントジョブの2回の転送によっ
て、回線に余分な負荷を与えることとなり、システム全
体の処理能力を低下させるという欠点があった。
【0007】また、プリントジョブを最適なプリントキ
ューに割り当てる処理をサーバが行っていたため、当該
サーバがプリントサーバ専用機でなくファイルサーバや
データベースサーバの機龍も兼ねていた場合、プリント
ジョブを最適なプリントキューに割り当てる処理の実行
により、他の処理に負荷を与えることとなり、システム
全体の総合的な処理能力をも低下させるという欠点があ
った。
【0008】本発明は、上記従来の欠点を解消し、サー
バによるプリントジョブの転送処理の回数を減らして転
送時間の消費を削減し、サーバの回線にかかる負荷の低
減化を図ってシステムの処理能力の低下を回避するプリ
ントジョブ制御方式を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、サーバクライアント型のネットワークシ
ステムでクライアントからプリントジョブを送信してサ
ーバに接続されたプリンタを制御し印刷を行うプリント
ジョブ制御方式において、前記サーバが、複数のプリン
トキューと、前記プリントジョブを登録するプリントキ
ューの最適化を行うプリントキュー最適化手段とを備
え、前記クライアントが、前記プリントジョブを登録す
るプリントキューの最適化を行うプリントキュー最適化
手段と、プリントジョブに、少なくとも、該プリントジ
ョブを転送するプリントキューを特定する情報およびプ
リントキューの最適化を前記クライアントとサーバのど
ちらで行うかについての情報を含むジョブ情報を付加す
るジョブ情報付加手段とを備える構成としている。
【0010】また、他の態様では、前記ジョブ情報付加
手段が、前記ジョブ情報の内容をユーザからの指示によ
り任意に設定する構成としている。
【0011】また、他の態様では、前記サーバおよびク
ライアントが備えるプリントキュー最適化手段が、前記
サーバの複数のプリントキューのうち前記プリントジョ
ブの転送先として最適なプリントキューを調査する調査
手段と、前記調査手段の調査結果に応じて前記ジョブ情
報の転送先のプリントキューを特定する情報を書き替え
るジョブ情報変更手段とを備える構成としている。
【0012】また、他の態様では、前記サーバおよびク
ライアントのプリントキュー最適化手段が備えるプリン
トキューの調査手段が、前記サーバの複数のプリントキ
ューにおけるプリントジョブの実行待ち時間を推定し、
該待ち時間が最も短いプリントキューを前記プリントジ
ョブの転送先として最適なプリントキューとして検出す
る構成としている。
【0013】上記目的を達成する他のプリントジョブ制
御方式では、サーバクライアント型のネットワークシス
テムでクライアントからプリントジョブを送信してサー
バに接続されたプリンタを制御し印刷を行うプリントジ
ョブ制御方式において、前記クライアントが、前記プリ
ントジョブを登録するプリントキューの最適化を行うプ
リントキュー最適化手段と、プリントジョブに、少なく
とも、該プリントジョブを転送するプリントキューを特
定する情報およびプリントキューの最適化を前記クライ
アントとサーバのどちらで行うかについての情報を含む
ジョブ情報を付加するジョブ情報付加手段とを備える構
成としている。
【0014】
【作 用】本発明によれば、クライアントにプリントジ
ョブを登録するプリントキューの最適化を行うプリント
キュー最適化手段を備え、ジョブ情報においてクライア
ントのプリントキュー最適化手段によりプリントキュー
の最適化処理を行うように設定できるため、サーバがプ
リントキューの最適化処理を行う頻度を低下させること
ができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の1実施例によるプリント
ジョブ制御方式を実現するサーバクライアント型ネット
ワークの構成を示すブロック図である。
【0016】図示のように、本実施例のプリントジョブ
制御方式は、複数のクライアント側10とサーバ20と
を備えたサーバクライアント型ネットワークにて実現さ
れる。サーバ20にはプリンタ30が接続されている。
サーバ20は、プリンタ30に対してプリントサーバと
して動作するが、プリントサーバ専用機である必要はな
く、ファイルサーバやデータベースサーバの機能を兼ね
備えた汎用サーバであってもよい。なお、同図には、ク
ライアント10およびサーバ20の構成のうち本実施例
のプリントジョブ制御方式を実現するための構成のみが
記載されており、その他の構成については省略されてい
る。実際には、キーボードやマウス等のデータ入力デバ
イス、磁気ディスク装置等の記憶装置、ディスプレイ装
置等がクライアント10およびサーバ20の構成に含ま
れることは言うまでもない。
【0017】クライアント10は、図1に示すように、
プリントジョブを生成するプリントジョブ生成部11
と、プリントジョブに付されるジョブ情報を検査するジ
ョブ情報判断部12と、サーバ20のプリントキューの
状態を調査するプリントキュー調査部13と、必要に応
じてジョブ情報を変更するジョブ情報変更部14と、ジ
ョブ情報を変更したことをディスプレイ装置(図示せ
ず)に表示する表示制御部15と、プリントジョブを含
む種々のデータの送受信を行う送受信部16とを備え
る。
【0018】プリントジョブ生成部11は、プログラム
制御されたCPU等で実現され、ユーザによるコマンド
等の入力にしたがってプリントジョブを生成する。生成
されるプリントジョブには、当該プリントジョブのプリ
ンタキューへの登録を最適化するため、図2に示すよう
なジョブ情報が付加される。
【0019】プリントジョブに付加されるジョブ情報
は、図2に示すように、少なくとも、当該プリントジョ
ブを登録しようとするプリントキューのプリントキュー
名(情報A)と、情報Aのプリントキュー名の変更許可
の有無(情報B)と、プリントキューの最適化を行うた
めの最適なプリントキューの検索をクライアント10と
サーバ20のどちらで行うかの設定(情報C)と、プリ
ントキューの最適化がすでに行われているか否かを示す
情報(情報D)とを含む。
【0020】情報Aで最初に指定されるプリントキュー
名は、例えば、複数のプリントキューに優先順位が設定
されている場合、当該プリントジョブの優先度を選択す
ることにより、しかるべきプリントキューが決定され
る。また、情報Bにより情報Aのプリントキュー名の変
更が許可されているときは、登録しようとするプリント
キューを変更し、最適化を行うことが許容されている。
また、情報Cの最適なプリントキューの検索をクライア
ント10とサーバ20のどちらで行うかの設定は、ユー
ザが任意に定めることができる。また、情報Dはクライ
アント10でプリントキューの最適化が実行されたか否
かに応じてサーバ20でのプリントキューの最適化を実
行するか否かを決定するためのものである。
【0021】ジョブ情報判断部12は、プログラム制御
されたCPU等で実現され、プリントジョブに付加され
ているジョブ情報の内容を判断し、所定の処理部を動作
させる。すなわち、情報Bが情報Aのプリントキュー名
の変更を許可し、情報Cがプリントキューの最適化をク
ライアント10で実行するように設定されている場合
に、プリントキュー調査部13、ジョブ情報変更部1
4、表示制御部15等に所定の処理を実行させる。
【0022】プリントキュー調査部13は、プログラム
制御されたCPU等で実現され、サーバ20のプリント
キューの状態を調査して最適なプリントキューを選択す
る。すなわち、送受信部16を介してサーバ20にプリ
ントキューの状態情報の送信要求を出力し、サーバ20
から送られたプリントキューの状態情報を参照して当該
プリントジョブの実行を開始するまでの待ち時間が最短
であるプリントキューを検出する。そして、検出された
プリントキューを最適なプリントキューとして選択す
る。サーバ20から送られるプリントキューの状態情報
には、登録されているプリントジョブの数やサイズ等の
情報が含まれている。プリントキュー調査部13は、こ
れらの情報に基づいて、当該プリントジョブの実行が開
始されるまでの時間を推定する。
【0023】ジョブ情報変更部14は、プログラム制御
されたCPU等で実現され、プリントジョブに付加され
たジョブ情報を修正して、登録しようとするプリントキ
ューを変更する。すなわち、プリントキュー調査部13
で選択した最適なプリントキューがジョブ生成時に指定
された情報Aのプリントキュー名で指定されるプリント
キューと異なる場合に、情報Aのプリントキュー名をプ
リントキュー調査部13で選択したプリントキューのプ
リントキュー名に変更する。そして、情報Dにプリント
キューの最適化がすでに行われていることを示す情報を
登録する。
【0024】表示制御部15は、プログラム制御された
CPU等で実現され、上述したプリントキュー調査部1
3とジョブ情報変更部14によるプリントキューの結果
をディスプレイ装置に表示する。すなわち、プリントキ
ューの変更が行われたことおよび変更されたプリントキ
ューのプリントキュー名を示すメッセージ等を表示す
る。ユーザは、この表示を参照してプリントキューの最
適化が行われたことを知ることができる。
【0025】送受信部16は、プリントジョブやプリン
トキュー調査部13からのプリントキューの状態情報の
送信要求等を含む種々のデータをネットワークを介して
サーバ20に送信すると共に、サーバ20から送られた
プリントキューの状態情報等の種々のデータを受信して
所定の処理部に送る。
【0026】サーバ20は、図1に示すように、プリン
トジョブを含む種々のデータの送受信を行う送受信部2
1と、プリントジョブに付されたジョブ情報を検査する
ジョブ情報判断部22と、プリントキューの状態を調査
するプリントキュー調査部23と、必要に応じてジョブ
情報を変更するジョブ情報変更部24と、プリンタ30
を動作させて印刷処理を実行するプリンタ制御部25と
を備える。プリントキューはプリンタ制御部25に設定
されている。
【0027】送受信部21は、クライアント10から送
られたプリントジョブやプリントキューの状態情報の送
信要求等を含む種々のデータを受信して所定の処理部に
送ると共に、プリントキューの状態情報等の種々のデー
タをネットワークを介してクライアント10に送信す
る。
【0028】ジョブ情報判断部22は、プログラム制御
されたCPU等で実現され、クライアント10から送ら
れたプリントジョブに付加されているジョブ情報の内容
を判断し、所定の処理部を動作させる。すなわち、情報
Bが情報Aのプリントキュー名の変更を許可し、情報C
がプリントキューの最適化をサーバ20で実行するよう
に設定され、かつ情報Dがプリントキューの最適化が未
だ行われていないことを示している場合に、プリントキ
ュー調査部23、ジョブ情報変更部24、プリンタ制御
部25等に所定の処理を実行させる。
【0029】プリントキュー調査部23は、プログラム
制御されたCPU等で実現され、プリンタ制御部25に
設定されているプリントキューの状態を調査して最適な
プリントキューを選択する。すなわち、プリンタ制御部
25からプリントキューの状態情報を入力し、これを参
照して当該プリントジョブの実行を開始するまでの待ち
時間が最短であるプリントキューを検出して、最適なプ
リントキューとして選択する。
【0030】ジョブ情報変更部24は、プログラム制御
されたCPU等で実現され、プリントジョブに付加され
たジョブ情報を修正して、登録しようとするプリントキ
ューを変更する。すなわち、プリントキュー調査部23
で選択した最適なプリントキューがジョブ生成時に指定
された情報Aのプリントキュー名で指定されるプリント
キューと異なる場合に、情報Aのプリントキュー名をプ
リントキュー調査部23で選択したプリントキューのプ
リントキュー名に変更する。そして、情報Dにプリント
キューの最適化がすでに行われていることを示す情報を
登録する。
【0031】また、ジョブ情報変更部24は、プリント
キューの最適化を実行した場合に、送受信部21を介し
て当該プリントジョブを生成したクライアント10に通
知する。これにより、クライアント10は、サーバ20
においてプリントキューの最適化が行われたことをディ
スプレイ装置等に出力し、ユーザが認知できるようにす
る。
【0032】プリンタ制御部25は、プログラム制御さ
れたCPU等で実現され、クライアント10から送られ
たプリントジョブにしたがってプリンタ30の動作を制
御する。プリンタ制御部25には、複数のプリントキュ
ーが設定されており、各プリントキューに複数のプリン
トジョブを登録することができる。各プリントキューは
プリンタ30へプリントジョブを送る際の優先順位等を
付加して差別化することができる。プリンタ制御部25
は、所定の規則にしたがって、プリントキューに登録さ
れているプリントジョブを順次出力し、プリンタ30に
印刷処理を実行させる。また、プリントキュー調査部2
3やクライアント10のプリントキュー調査部13の要
求に応じて、プリントキューに登録されているプリント
ジョブの数やサイズについての情報を含むプリントキュ
ー情報を生成し、返送する。
【0033】次に、図3、図4のフローチャートを参照
して本実施例の動作について説明する。図3はクライア
ント10の動作を示すフローチャート、図4はサーバ2
0の動作を示すフローチャートである。
【0034】まず、ユーザが印刷を実行すべく所定のコ
マンドやデータの入力を行うと、プリントジョブ生成部
11によりプリントジョブが生成される(ステップ30
1)。生成されたプリントジョブには、図2に示した情
報A〜情報Dを含むジョブ情報が付加される。ジョブ情
報は、初期的には、ユーザからのコマンド入力等により
任意に設定されるが、情報Dについては、プリントキュ
ーの最適化が行われていないことを示すように設定され
る。
【0035】次に、ジョブ情報判断部12が、ジョブ情
報の情報Bを参照し、情報Aのプリントキュー名の変更
が許されているか否かを判断する(ステップ302)。
情報Aの変更が許されていない場合は、当該プリントジ
ョブを、送受信部16を介して、サーバ20へ転送する
(ステップ308)。
【0036】一方、情報Aの変更が許されている場合
は、さらに、ジョブ情報の情報Cを参照して、当該プリ
ントジョブに対するプリントキューの最適化をサーバ2
0で行うかクライアント10で行うかを判断する(ステ
ップ303)。情報Cがプリントキューの最適化をサー
バ20で行うように設定されている場合は、何ら処理を
行うことなく、当該プリントジョブを、送受信部16を
介して、サーバ20へ転送する(ステップ308)。
【0037】これに対し、情報Cがプリントキューの最
適化をクライアント10で行うように設定されている場
合は、ジョブ情報がジョブ情報判断部12からプリント
キュー調査部13に渡される。プリントキュー調査部1
3は、ジョブ情報を受け取ると、サーバ20にプリント
キューの状態情報の送信要求を行う。そして、返送され
たプリントキューの状態情報を参照して、情報Aで指定
されたプリントキューよりも短い時間で印刷処理を開始
できるプリントキューを検索する(ステップ304)。
【0038】情報Aで指定されたプリントキューより早
く印刷を開始できるプリントキューが検出されたとき
は、ジョブ情報変更部14が、情報Aのプリントキュー
名をプリントキュー調査部13が検出したプリントキュ
ーのプリントキュー名に変更する(ステップ305)。
そして、表示制御部15が、登録しようとするプリント
キューが変更されたことを示すメッセージをディスプレ
イ装置に表示し、当該プリントジョブの所有者であるユ
ーザに通知する(ステップ306)。また、ジョブ情報
変更部14は、ジョブ情報の情報Dを、プリントキュー
の最適化が行われたことを示すように変更する(ステッ
プ307)。そして、当該プリントジョブを、送受信部
16を介して、サーバ20へ転送する(ステップ30
8)。
【0039】プリントキュー調査部13による検索の結
果、情報Aで指定されたプリントキューが最も早く印刷
を開始できるプリントキューであった場合は、ジョブ情
報の情報Aのプリントキュー名を変更せずに、情報Dを
プリントキューの最適化が行われたことを示すように変
更する(ステップ307)。そして、当該プリントジョ
ブを、送受信部16を介して、サーバ20へ転送する
(ステップ308)。
【0040】次に、プリントジョブがサーバ20へ送信
された後の動作を説明する。サーバ20の送受信部21
がプリントジョブを受信すると、まず、ジョブ情報判断
部22が、ジョブ情報の情報Bを参照し、情報Aのプリ
ントキュー名の変更が許されているか否かを判断する
(ステップ401)。情報Aの変更が許されていない場
合は、当該プリントジョブを、プリンタ制御部25の情
報Aで指定されているプリントキューへ転送する(ステ
ップ407)。
【0041】一方、情報Aの変更が許されている場合
は、さらに、ジョブ情報の情報Dを参照して、当該プリ
ントジョブに対するプリントキューの最適化がすでに行
われているかどうかを判断する(ステップ402)。情
報Dが、プリントキューの最適化がすでに行われたこと
を示す場合は、何ら処理を行うことなく、当該プリント
ジョブを、プリンタ制御部25の情報Aで指定されてい
るプリントキューへ転送する(ステップ407)。
【0042】これに対し、情報Dが、プリントキューの
最適化が未だ行われていないことを示す場合は、ジョブ
情報がジョブ情報判断部22からプリントキュー調査部
23に渡される。プリントキュー調査部23は、ジョブ
情報を受け取ると、プリンタ制御部25からプリントキ
ューの状態情報を入力し、これを参照して、情報Aで指
定されたプリントキューよりも短い時間で印刷処理を開
始できるプリントキューを検索する(ステップ40
3)。
【0043】情報Aで指定されたプリントキューより早
く印刷を開始できるプリントキューが検出されたとき
は、ジョブ情報変更部24が、情報Aのプリントキュー
名をプリントキュー調査部23が検出したプリントキュ
ーのプリントキュー名に変更する(ステップ404)。
そして、送受信部21を介して、当該プリントジョブを
生成したクライアント10に、登録しようとするプリン
トキューが変更されたことを示すメッセージを送信す
る。メッセージを受信したクライアント10は、表示制
御部15により、受信したメッセージをディスプレイ装
置に表示し、当該プリントジョブの所有者であるユーザ
に通知する(ステップ405)。また、ジョブ情報変更
部24は、ジョブ情報の情報Dを、プリントキューの最
適化が行われたことを示すように変更する(ステップ4
06)。そして、当該プリントジョブを、プリンタ制御
部25の情報Aで指定されているプリントキューへ転送
する(ステップ407)。
【0044】プリントキュー調査部23による検索の結
果、情報Aで指定されたプリントキューが最も早く印刷
を開始できるプリントキューであった場合は、ジョブ情
報の情報Aのプリントキュー名を変更せずに、情報Dを
プリントキューの最適化が行われたことを示すように変
更する(ステップ406)。そして、当該プリントジョ
ブを、プリンタ制御部25の情報Aで指定されているプ
リントキューへ転送する(ステップ407)。
【0045】情報Aで指定されたプリントキューへ転送
されたプリントジョブは、当該プリントキューに登録さ
れ、当該プリントジョブの実行の順番待ちとなる(ステ
ップ408)。当該プリントジョブより先に当該プリン
トキューに登録された他のプリントジョブがすべて実行
された後、当該プリントジョブによる印刷処理が実行さ
れる(ステップ409)。
【0046】以上説明したように、本実施例では、クラ
イアント10とサーバ20とに、それぞれプリントジョ
ブを登録しようとするプリントキューの最適化を実行す
るための構成を備え、プリントジョブの生成時にプリン
トキューの最適化を行うか否かおよびクライアント10
とサーバ20のどちらでプリントキューの最適化を行う
かをユーザが指定するようにしたため、これらの設定を
適宜に調整することにより、サーバ20によるプリント
キューの最適化処理の実行頻度を低下させることができ
る。
【0047】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば、本実施例では、最適なプリントキュ
ーを検出するために、プリントキューに登録されている
プリントジョブの数やサイズについての情報を含むプリ
ントキュー情報を取得し、あらかじめ指定されたプリン
トキューよりも短い時間で印刷処理を開始できるプリン
トキューを検索することとしたが、この他にも、サーバ
内の回線の混み具合等を参照してプリントキューの最適
化を行うための判断材料とすることができる。また、サ
ーバに複数のプリンタが接続されているときは、各プリ
ンタの接続回線におけるデータ転送速度をプリントキュ
ーの最適化を行うための判断材料とすることができる。
【0048】また、本実施例では、プリントジョブに付
加するジョブ情報のうちプリントキューの最適化をすで
に行ったかどうかを示す情報を、初期的には最適化を未
だ行っていないことを示すように設定することとした
が、この設定もユーザの任意とし、初期的に最適化を行
ったことを示すように設定して、クライアントおよびサ
ーバのどちらでも最適化処理を行わないようにすること
もできる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、クライ
アントサーバ型のネットワークシステムにおいて、クラ
イアントとサーバとに、それぞれプリントジョブを登録
しようとするプリントキューの最適化を実行するための
構成を備え、プリントジョブの生成時にプリントキュー
の最適化を行うか否かおよびクライアントとサーバのど
ちらでプリントキューの最適化を行うかをユーザが指定
するようにしたことにより、これらの設定を適宜に調整
して、サーバによるプリントキューの最適化処理の実行
頻度を低下させることができるため、サーバにおけるプ
リントキュー間のプリントジョブの転送による余分な時
間消費を軽減することができるという効果がある。
【0050】また、プリントジョブの転送が2回行われ
ることによって、サーバの回線に与えていた余分な負荷
によるシステム全体の処理能力の低下を回避することが
できるという効果がある。
【0051】さらに、本発明を用いて、プリントキュー
の最適化をクライアントのみで行うようにすれば、サー
バはプリントキューの最適化処理から完全に解放される
ため、プリントキュー間のプリントジョブの転送による
余分な時間消費とシステム全体の処理能力の低下とを完
全に回避することができるという効果がある。
【0052】また、サーバがプリントサーバ専用機でな
くファイルサーバやデータベースサーバの機龍も兼ねて
いた場合、他の処理にあたえる負荷を低下させることが
でき、システム全体の総合的な処理能力の低下を回避す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例にかかるプリントジョブ制
御方式を実現するサーバクライアント型のネットワーク
の構成を示すブロック図である。
【図2】 プリントジョブに付加されるジョブ情報のデ
ータ構成の例を示す図である。
【図3】 クライアントの動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】 サーバの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 クライアント 11 プリントジョブ生成部 12、22 ジョブ情報判断部 13、23 プリントキュー調査部 14、24 ジョブ情報変更部 15 表示制御部 16、21 送受信部 20 サーバ 25 プリンタ制御部 30 プリンタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバクライアント型のネットワークシ
    ステムでクライアントからプリントジョブを送信してサ
    ーバに接続されたプリンタを制御し印刷を行うプリント
    ジョブ制御方式において、 前記サーバが、 複数のプリントキューと、 前記プリントジョブを登録するプリントキューの最適化
    を行うプリントキュー最適化手段とを備え、 前記クライアントが、 前記プリントジョブを登録するプリントキューの最適化
    を行うプリントキュー最適化手段と、 プリントジョブに、少なくとも、該プリントジョブを転
    送するプリントキューを特定する情報およびプリントキ
    ューの最適化を前記クライアントとサーバのどちらで行
    うかについての情報を含むジョブ情報を付加するジョブ
    情報付加手段とを備えることを特徴とするプリントジョ
    ブ制御方式。
  2. 【請求項2】 前記ジョブ情報付加手段が、 前記ジョブ情報の内容をユーザからの指示により任意に
    設定することを特徴とする請求項1に記載のプリントジ
    ョブ制御方式。
  3. 【請求項3】 前記サーバおよびクライアントが備える
    プリントキュー最適化手段が、 前記サーバの複数のプリントキューのうち前記プリント
    ジョブの転送先として最適なプリントキューを調査する
    調査手段と、 前記調査手段の調査結果に応じて前記ジョブ情報の転送
    先のプリントキューを特定する情報を書き替えるジョブ
    情報変更手段とを備えることを特徴とする請求項1に記
    載のプリントジョブ制御方式。
  4. 【請求項4】 前記サーバおよびクライアントのプリン
    トキュー最適化手段が備えるプリントキューの調査手段
    が、 前記サーバの複数のプリントキューにおけるプリントジ
    ョブの実行待ち時間を推定し、該待ち時間が最も短いプ
    リントキューを前記プリントジョブの転送先として最適
    なプリントキューとして検出することを特徴とする請求
    項3に記載のプリントジョブ管理方式。
  5. 【請求項5】 サーバクライアント型のネットワークシ
    ステムでクライアントからプリントジョブを送信してサ
    ーバに接続されたプリンタを制御し印刷を行うプリント
    ジョブ制御方式において、 前記クライアントが、 前記プリントジョブを登録するプリントキューの最適化
    を行うプリントキュー最適化手段と、 プリントジョブに、少なくとも、該プリントジョブを転
    送するプリントキューを特定する情報およびプリントキ
    ューの最適化を前記クライアントとサーバのどちらで行
    うかについての情報を含むジョブ情報を付加するジョブ
    情報付加手段とを備えることを特徴とするプリントジョ
    ブ制御方式。
  6. 【請求項6】 前記クライアントのプリントキュー最適
    化手段が、 前記サーバの複数のプリントキューのうち前記プリント
    ジョブの転送先として最適なプリントキューを調査する
    調査手段と、 前記調査手段の調査結果に応じて前記ジョブ情報の転送
    先のプリントキューを特定する情報を書き替えるジョブ
    情報変更手段とを備えることを特徴とする請求項5に記
    載のプリントジョブ制御方式。
  7. 【請求項7】 前記サーバおよびクライアントのプリン
    トキュー最適化手段が備えるプリントキューの調査手段
    が、 前記サーバの複数のプリントキューにおけるプリントジ
    ョブの実行待ち時間を推定し、該待ち時間が最も短いプ
    リントキューを前記プリントジョブの転送先として最適
    なプリントキューとして検出することを特徴とする請求
    項6に記載のプリントジョブ管理方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110308881A (zh) * 2019-06-20 2019-10-08 森大(深圳)技术有限公司 插队打印方法、装置、设备、存储介质和打印机

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06348436A (ja) * 1993-06-10 1994-12-22 Hitachi Ltd リモート印刷システム

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