JPH08297389A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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JPH08297389A
JPH08297389A JP8106222A JP10622296A JPH08297389A JP H08297389 A JPH08297389 A JP H08297389A JP 8106222 A JP8106222 A JP 8106222A JP 10622296 A JP10622296 A JP 10622296A JP H08297389 A JPH08297389 A JP H08297389A
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JP
Japan
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rotating body
developing roller
drum
roller
supported
Prior art date
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Pending
Application number
JP8106222A
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English (en)
Inventor
Shinji Nagatsuna
伸児 長綱
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムに圧接する現像ローラを、その
一方の端部側から回転力を伝えて回転駆動する駆動モー
タを有する駆動装置において、感光体ドラムと現像ロー
ラを均一な圧力で圧接させる。 【解決手段】 現像ローラ10と駆動モータ40を一体
的に組付け、その全体を感光体ドラム1に対して移動可
能に支持し、ばね52によって現像ローラ10を感光体
ドラム1に圧接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械本体に回転可
能に支持された第1の回転体に対して接近又は離隔する
方向に移動可能な状態で、該回転体に圧接する第2の回
転体に、その一方の端部側から、駆動源からの回転力を
伝え、該回転体を回転駆動する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式の駆動装置は各種の機械に利用
することができる。例えば、電子複写機、プリンタ又は
ファクシミリ等の画像形成装置において、該装置の本体
に回転自在に支持された像担持ドラムより成る第1の回
転体に、現像ローラより成る第2の回転体を圧接させ、
該ローラを上記形式の駆動装置を介して回転駆動するこ
とが従来より広く行われている。この場合、第1の回転
体と第2の回転体をその軸線方向に亘って均一な圧力で
圧接させることが要求されることがある。これを上述の
画像形成装置を例にとって説明する。
【0003】この画像形成装置は、トナーを担持した現
像ローラ(第2の回転体)の表面と像担持ドラム(第1
の回転体)の表面とを圧接させ、現像ローラと像担持ド
ラムを回転させながら該ドラムに形成された静電潜像を
可視像化し、該可視像を転写材に転写して記録画像を得
るものであって、所謂接触現像によって可視像を形成す
るものである。その際、形成される可視像の画質を高
め、これを安定化させるには、現像ローラと像担持ドラ
ムをその軸線方向に亘って、常に均一な圧力で、しかも
圧力不足、又は圧力過多とならぬように圧接させること
が望ましい。
【0004】これを実現するには、現像ローラと像担持
ドラムを組付けるとき、両者を正確に平行に配置してこ
れらを機械本体(画像形成装置本体)に位置不動に取付
け、両者の圧接力を均一化させることが考えられる。と
ころが現像ローラや像担持ドラムは、その製造時の誤差
等によって、その外周面がその回転軸線に対してわずか
に偏心したり、軸線に対する周面の平行度がわずかに狂
ったり、或いはその表面にわずかな凹凸ができることは
一般に避けられない。このため、上記のように現像ロー
ラと像担持ドラムを正しく平行に組み付けようとして
も、その精度に限度があり、両者を常に軸線方向に亘っ
て均一な圧力で、しかも圧力不足又は圧力過多を生じる
ことなく圧接させることは困難である。
【0005】そこで、現像ローラを位置不動に支持する
ことをやめ、該ローラを位置不動な像担持ドラムに対し
て接近又は離隔する方向に移動可能に支持し、例えばば
ねより成る付勢手段によって現像ローラを像担持ドラム
に圧接させる構成が提案されている。この構成によれ
ば、現像ローラや像担持ドラムの周面が多少偏心し、或
いは軸線に対する周面の平行度が多少不正確であり、或
いは表面に多少の凹凸があっても両者を均一に圧接させ
ることが可能となる。
【0006】一方、上述の現像ローラは、その一方の端
部側に付設された例えば歯車より成る伝動部材と、この
歯車に噛み合い、機械本体側に位置不動に支持された駆
動歯車と、同じく機械本体側に支持され、駆動歯車を駆
動する駆動モータとから成る駆動装置によって回転駆動
されるのが普通であるが、このように一方の端部側だけ
から現像ローラに駆動力を伝えるようにし、しかも前述
のように現像ローラを移動可能に支持すると、両歯車の
共通接線の方向から圧力角だけそれた方向に加わる所謂
接線力が現像ローラの駆動側端部にのみ作用する。この
ため、現像ローラが像担持ドラムに対して圧接する圧力
が、上記接線力の作用した現像ローラ端部側と他方の端
部側とで相違し、両者の軸線方向全体に亘る均一な圧接
が阻害される恐れがある。
【0007】そこで、上記接線力が像担持ドラム側に作
用しないように、現像ローラの歯車の位置を工夫した
り、オルダム継手を介して現像ローラを回転駆動する方
法(実公昭59−26373号公報)等が提案されてい
るが、このような構成では現像ローラのトルクが大きい
場合、或いは歯車や継手の組付け誤差による各要素の組
付けのばらつきがあった場合等に、その効果が損われる
恐れがある。
【0008】上述した不具合は、像担持ドラムより成る
第1の回転体に帯電ローラ等から成る第2の回転体を圧
接させたとき、或いはオフセット印刷機において、オフ
セットローラより成る第1の回転体にインクローラより
成る第2の回転体を圧接させたとき等、各種の機械、或
いは各種の部位において生じる事実である。また第1の
回転体に対し、第2の回転体に付設したスペーサローラ
等を当接させた場合や、駆動装置が他の形態に構成され
ている場合も同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の従来の欠点を簡単な構成によって除去できる、冒頭に
記載した形式の駆動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の駆動装置において、
第2の回転体と駆動源とを一体的に組付け、その全体を
第1の回転体に対して接近又は離隔する方向に移動可能
に支持し、付勢手段によって第2の回転体を第1の回転
体に対して圧接させる構成を提案する。
【0011】また本発明は、冒頭に記載した形式の駆動
装置において、第2の回転体と、前記駆動源とを担持台
に位置不動に支持し、該担持台を第1の回転体に対して
接近又は離隔する方向に移動可能に支持し、付勢手段に
よって第2の回転体を第1の回転体に対して圧接させ、
第2の回転体を担持台に対して着脱可能に支持した構成
を提案する。
【0012】また本発明は、各種の機械に適用できるも
のであるが、第1の回転体が画像形成装置における像担
持ドラム、第2の回転体が現像ローラである場合に特に
有利に適用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、第1の回転体が像担持ドラ
ムの一例である感光体ドラムとして構成され、第2の回
転体が現像ローラより成る画像形成装置に本発明を適用
した実施形態例を図面に従って説明し、併せて前述の従
来の欠点を図面に即してより具体的に明らかにする。
【0014】図1は電子複写機の要部を示す部分断面概
略図であり、図2はその一部の要素を示し、かつ一部の
要素を簡略化して示した平面図である。先ず複写機の全
体構成とその作用を簡単に説明する。
【0015】図1及び図2において、感光体ドラム1と
して構成された像担持ドラム(第1の回転体)は、複写
機本体(機械本体)の構造体に回転自在ではあるが位置
不動に支持され、図示していない駆動装置によって図1
における時計方向に回転駆動される。このとき感光体ド
ラムの表面は、帯電ローラ5によって所定の極性に帯電
され、次いでこの帯電表面に図示していない原稿からの
光像が結像素子6によって結像され、ドラムの表面に静
電潜像が形成される。
【0016】上記静電潜像は現像ユニット7を通過する
ときトナーによって可視像化される。現像ユニット7
は、トナーを収容したトナー容器8と、この容器内のト
ナーを撹拌するアジテータ9と、現像ローラ10(第2
の回転体)と、これにトナーを供給するトナー供給ロー
ラ11と、トナー層厚規制ローラ14とを有し、これら
の要素9,10,11,14は、感光体ドラム1に対し
て平行に位置し、かつトナー容器8に回転自在に、但し
容器8に対して位置不動に支持されていて、それぞれ図
1に矢印で示す方向に回動駆動される。トナー供給ロー
ラ11はその表面部分が、例えば発泡ポリウレタン等の
弾性体より成り、現像ローラ10に圧接し、該ローラ1
0によって弾性変形されている。
【0017】アジテータ9はトナー容器8のトナーを常
時ゆっくりと撹拌してトナーのブロッキングを防止する
と共に、トナー容器8内のトナーをトナー供給ローラ1
1側に押しやる。トナー供給ローラ11は現像ローラ1
0に対してカウター方向に回転し、現像に用いられた現
像ローラ10上のトナーを掻き落とし、トナー容器8内
のフレッシュトナーを現像ローラ10に供給する。
【0018】現像ローラ10の表面に供給されたトナー
は、トナー容器8に回転自在に支持されたトナー層厚規
制ローラ14によって層厚を均一に規制されて薄層化さ
れ、かつ所定の極性に摩擦帯電される。
【0019】次いでこのトナーは、現像ローラ10の回
転に伴って感光体ドラム1と現像ローラ10の圧接した
現像領域に搬送され、ここで感光体ドラム1の表面の静
電潜像に静電的に移行し、該潜像が可視像化される。
【0020】感光体ドラム1上の可視像は、転写ローラ
15によって、ドラム1に給送された転写紙16に転写
され、転写された可視像は図示していない定着装置によ
って転写紙上に定着される。
【0021】トナー層厚規制ローラ14に付着したトナ
ーは、トナー容器8に基端側を支持されたスクレーパブ
レード114によって掻き取られる。
【0022】可視像転写後の感光体ドラム表面は、クリ
ーニング装置17のクリーニングローラ18によって残
留トナーを除去され、除電装置2によって除電作用を受
ける。
【0023】上述した複写機においては、感光体ドラム
1に圧接した現像ローラ10によって接触現像が行われ
るが、その際、これにより形成された可視像の画質を高
め、かつそれを安定化させるには、現像ローラ10を感
光体ドラム1に対して、その軸線方向に亘って全体的に
できるだけ均一な圧力で圧接させる必要がある。圧力が
低すぎ、又は高すぎる圧接部分ができれば、この部分で
形成された可視像部分に画像抜けや濃度むらが発生し、
又は地肌汚れが発生する恐れを免れない。また圧力が高
すぎると感光体ドラム1の摩耗量が増大し、感光体ドラ
ム1の寿命への影響が高まる。
【0024】図11(a),(b),(c)は上述した
圧力と、画像抜け、地肌汚れ、又は感光体ドラムの摩耗
量との関係の一例を示す図であり、これらからも、上述
した圧力を現像ローラの軸線方向に全体的に均一に、し
かもその大きさを所定範囲内に保つ必要のあることを理
解できる。
【0025】そこで、図1及び図2に示した複写機にお
いては、基本的には、既に提案されている先に説明した
構成と同様に、現像ローラ10が感光体ドラム1に対し
て接近又は離隔する方向に移動可能に支持されている。
また、現像ローラ10は、その一方の端部側から、現像
ローラ軸100に固着された歯車23を有する駆動装置
によって回転駆動される。即ち、第1の回転体である感
光体ドラム1に圧接する第2の回転体である現像ローラ
10は、その一方の端部側から、後述する駆動モータ4
0より成る駆動源から回転力を伝えられ、該ローラ10
が回転駆動される。
【0026】ここで、本発明に係る駆動装置の具体例
と、これに関連する構成の詳細を明らかにする前に、現
像ローラ10を感光体ドラム1に対して移動可能に支持
した従来の構成の不具合を図面を参照して具体的に説明
しておく。
【0027】図8及び図9はその一例を示し、現像ユニ
ット7は感光体ドラム1に対して矢印Pで示す方向に移
動可能に支持され、また現像ユニット7のトナー容器8
は、該容器8と複写機本体の構造体32との間に配置さ
れた圧縮ばね21,22によって感光体ドラム1に向け
て付勢されている。このため、トナー容器8に回転自在
に支持された現像ローラ10は、感光体ドラム1に対し
て接近又は離隔する方向に移動可能な状態で、ばね2
1,22の作用によりその表面が感光体ドラム1の表面
に圧接する。
【0028】このように現像ローラ10が感光体ドラム
1に対して弾性的に圧接するので、該ローラ10を複写
機本体側に位置不動に支持した場合と異なり、現像ロー
ラ10や感光体ドラム1の周面が多少偏心し、或いはそ
の周面の平行度が多少不正確であったり、現像ローラの
真円度が多少狂っていても、両者はその軸線方向全体に
均一な圧力で圧接することが可能となる。
【0029】一方、現像ローラ10の歯車23は、複写
機本体側の構造体32に支持され、かつ現像ローラ10
の軸線に対し平行に延びる駆動軸33aに固着された駆
動歯車34aに噛み合い、該歯車34aが、複写機本体
側に設けられた図示していない駆動モータにより回転駆
動され、その回転が、歯車23を介して現像ローラ10
に伝えられる。
【0030】上述のように現像ローラ10は、その一方
の端部側から、駆動モータ及び歯車23,34aより成
る駆動装置によって駆動力を伝達されるが、駆動歯車3
4aから歯車23に回転が伝えられるとき、この歯車2
3にはその相手歯車34aから、両者の共通接線方向よ
り歯車の圧力角分だけそれた方向の力F1(図9)を受
ける。
【0031】この力を先にも示したように接線力と称す
ることにすると、複写機本体に対して揺動可能に支持さ
れた現像ローラ10に接線力F1が作用すれば、該ロー
ラ10は感光体ドラム1に接近する向きに付勢される。
即ち、接線力F1の、感光体ドラム1に向いた分力によ
って、現像ローラ10が感光体ドラム1に押し付けられ
るのである。一方、現像ローラ10の他方の軸端部側に
は駆動力が加わらないため、現像ローラ10はその一方
の端部側にだけ接線力F1を受けることになる。このた
め、現像ローラの両端部の力のバランスがくずれ、現像
ローラ10が感光体ドラム1に対してその全長に亘って
均一な圧力で接することが阻害される。
【0032】上述した例では接線力F1が現像ローラ1
0を感光体ドラム1側に接近させる方向に作用している
が、両歯車23,34aの噛み合い位置、或いは現像ロ
ーラ10の回転方向いかんによっては、現像ローラ10
が感光体ドラム1から離れる向きの接線力が作用するこ
ともある。
【0033】そこで、図10に示すように、感光体ドラ
ム1の中心と現像ローラ10の中心を結ぶ線X、即ち現
像ローラ10が感光体ドラム1を加圧する方向に対し
て、歯車の圧力角αだけずれた位置に駆動歯車34aを
配置する構成も提案されている。この構成によれば、前
述の接線力F1の向きが、図10に示す如く、上述の加
圧方向に対して直交し、接線力F1が感光体ドラム1に
作用しない。このため、理論上、感光体ドラム1と現像
ローラ10との圧接力をその軸線方向に亘って均一にす
ることができる。駆動歯車を図10に34bで示した位
置に配置しても同様である。
【0034】ところが、この構成によると先にも説明し
たように、現像ローラ10のトルクが比較的大きい場合
や、歯車34a又は34bがその組付時のばらつき等に
よって多少ずれた位置に取付られた場合等に、接線力F
1の、線X方向への分力が発生し、現像ローラ10と感
光体ドラム1との均一な圧接が阻害される。
【0035】複写機本体側の駆動モータと、現像ローラ
とを歯車ではなく、オルダム継手を介して駆動連結した
場合も、理論上、図10の場合と同様に現像ローラと感
光体ドラムを均一に圧接させることが可能であるが、現
像ローラ軸や複写機本体側の継手部材に位置ずれがある
と、特にトルクが大なる場合に、現像ローラと感光体ド
ラムとの均一圧接が損われる。
【0036】そこで、図1及び図2に示した実施形態例
においては、図3にも示す如く現像ユニット7の全体
と、駆動源の一例である駆動モータ40が担持台41に
位置不動に支持され、該モータ40の出力歯車42が、
担持台41の一方の側板43に回転自在に支持された適
数の、図の例では2個の中間歯車44,45を介して、
現像ローラ軸100に固定された歯車23に駆動連結さ
れている。即ち、出力歯車42が第1の中間歯車44に
噛み合い、該歯車44が第2の中間歯車45に噛み合
い、そしてこの中間歯車45が現像ローラ10の歯車2
3に噛み合っているのである。中間歯車44,45を省
略し、出力歯車42を直接現像ローラ10の歯車23に
噛み合せることもできる。
【0037】図示した例では、両現像ローラ軸100,
101と、トナー容器8に付設された一対の支持ピン6
0が、軸受部材61を介して、担持台41の取付孔6
2,63に着脱可能に支持され、これにより現像ユニッ
ト7が担持台41に位置不動に支持されているが、これ
については後に詳しく説明する。
【0038】一方、担持台41は感光体ドラム1に対し
て接近又は離隔する方向に移動可能に複写記本体側に支
持されている。図示した例では、担持台41の底板下面
に4個のガイドローラ47が回転自在に設けられ、その
2個ずつが、互いに離間して位置する一対のガイド部材
46に形成されたガイド孔48に転動自在に嵌合してい
る。各ガイド部材46は、複写機本体の構造体の一部で
ある一対の側板49(図3)に一体に固着されている。
また各ガイド孔48は互いに平行な感光体ドラム1と現
像ローラ10の軸線に対して直交する向きに長く形成さ
れた長孔となっている。
【0039】複写機本体の構造体、例えば前述の各側板
49には、図1に示すように支軸50がそれぞれ突設さ
れ、これらには加圧レバー51がそれぞれ回転自在に支
持されている。これら加圧レバー51の一方の端部と構
造体の側には、引張ばね52の各端がそれぞれ係止さ
れ、また加圧レバー51の他端には、加圧ローラ53が
回転自在に支持されている。これらのローラ53はばね
52の作用によって担持台41の後壁面54に圧接し、
担持台54を感光体ドラム1に向けて押圧している。こ
のため、担持台41に位置不動に支持された現像ユニッ
ト7の現像ローラ10は、ばね52の作用によって、感
光体ドラム1の表面に圧接する。
【0040】駆動モータ40の回転は、その出力歯車4
2と中間歯車44,45を介して現像ローラ10の歯車
23に伝えられ、該ローラ10が回転する。このように
して先に説明した現像動作が行われるが、その際現像ロ
ーラ10は、担持台41を介して感光体ドラム1に対し
接近又は離隔可能に支持され、しかもばね52により加
圧されているため、感光体ドラム1や現像ローラ10が
多少偏心し、或いはその表面に多少の凹凸があっても、
現像ローラ10はこれに応じて担持台もろとも図1の矢
印P方向に揺動しながら感光体ドラム1に圧接する。
【0041】このとき、現像ローラ10にはその一方の
端部側からその歯車23及び他の歯車45,44,42
を介して駆動モータ40からの回転力が伝えられるが、
モータ40及び歯車42,44,45,23より成る駆
動装置の全体が担持台40に一体的に支持されているた
め、中間歯車45から現像ローラ10の歯車23に加え
られる前述の接線力(図9及び図10)は、現像ローラ
軸100と支持ピン60を介して担持台41自体により
受け止められる。このため、現像ローラ10の一方の端
部側と他方の端部側の、感光体ドラム1に対する圧接力
が不均一となることはない。即ち、接線力が現像ユニッ
ト1を感光体ドラム1に対して移動させようとする力と
して働くことはないのである。
【0042】このようにして、現像ローラ10はその一
方の端部側から回転力を入力されるにもかかわらず、感
光体ドラム1に対して軸線方向全体に亘って均一に圧接
し、かかる状態は現像ローラ10のトルクの大小にかか
わらず維持される。よって画像抜け、濃度むら、地肌汚
れのない高品質な可視像を常に得ることが可能となる。
【0043】また、感光体ドラム1に対し現像ローラ1
0が過大な圧力で接することも防止できるので、感光体
ドラム1の摩耗を抑制でき、その長寿命化を達成でき
る。
【0044】なお、現像ローラの歯車23は、トナー容
器8に回転自在に支持された図示していない歯車を介し
て、前述のトナー供給ローラ11とアジテータ9とトナ
ー層厚規制ローラ14にそれぞれ駆動連結され、これら
が、現像ローラ10の回転に伴って所定の方向にそれぞ
れ回転駆動されるように構成されている。
【0045】上述のように本例の駆動装置は、第2の回
転体の一例である現像ローラ10と駆動源の一例である
駆動モータ40とが一体的に組付けられ、その全体が第
1の回転体の一例である感光体ドラム1に対して、接近
又は離隔する方向に移動可能に支持され、付勢手段の一
例であるばね52によって現像ローラ10が感光体ドラ
ム1に対して圧接するように構成され、かかる構成によ
って第1及び第2の回転体が均一に圧接する。その際、
担持台41を省略することもできる。この場合には、例
えば、現像ユニット7と駆動モータ40を一体構造と
し、これを1つのユニットに構成すると共に、該ユニッ
トを複写機本体にスライド自在又は回動自在に支持すれ
ばよい。
【0046】ところで、上述の現像ユニット7は、これ
が寿命に達したとき、或いは他の色のトナーを収容した
現像ユニットと交換するとき、該ユニット7を複写機か
ら取り外せるように構成されていることが望ましい。こ
の目的で、現像ユニット7は先に簡単な説明したように
担持台41に対して着脱可能に支持されている。
【0047】即ち、図1、図2及び図5に示すように、
現像ローラの各軸100,101及び前述の支持ピン6
0は、各軸受部材61の中心孔64にそれぞれ回転自在
に嵌合し、これら軸受部材61は小判型に形成されたボ
ス部65を有している(図2では、一方の支持ピンが嵌
合する軸受部材を省略してある)。一方、担持台41の
両側板43,143に形成された取付孔62,63は、
図4に明示するように円形部66,67と、これに連通
するスリット部68,69を有している。
【0048】現像ユニット7が担持台41に支持されて
いるときは、図6に示すように軸受部材61のボス部6
5が取付孔62,63の円形部66,67に嵌合し、そ
の際ボス部65の平坦面70がスリット部68,69に
合致しておらず、したがって現像ユニット7は担持台4
1に対して回転自在ではあるが、位置不動に支持され
る。
【0049】現像ユニット7を取外すときは、各軸受部
材61を図6の状態から90°回転させ、小判型のボス
部65の長手方向をスリット部68,69に合致させ
る。このようにすれば、現像ユニット7をそのまま持ち
上げることによって、これを担持台41から外すことが
できる。逆の操作により現像ユニット7を担持台41に
位置不動に支持することができる。このようにして簡単
に現像ユニット7を交換することができる。
【0050】その際、本例では現像ユニット7を外した
ときに駆動モータ40を担持台41に残しておくことが
できる。このため、現像ユニット7だけを楽に交換で
き、また寿命の達した現像ユニットだけを廃棄すること
ができる。
【0051】このように、第2の回転体の一例である現
像ローラ10と、駆動源の一例である駆動モータ40と
を担持台41に位置不動に支持し、該担持台41を第1
の回転体の一例である感光体ドラム1に対して接近又は
離隔する方向に移動可能に支持し、付勢手段の一例であ
るばね52によって現像ローラ10を感光体ドラム10
に対して圧接し、現像ローラ10を担持台41に対して
着脱自在に支持することによって、上述した着脱に関連
した利点も得られる。
【0052】また図7に示すように、現像ローラ軸10
0,101に固設した同径のスペーサローラ71,71
を感光体ドラム1に当接させ、現像動作に寄与する現像
ローラ部分を感光体ドラム1に対して所定のギャップG
をあけて対置させたときも、本発明を適用でき、この場
合は現像装置によって所謂、非接触現像が行われる。こ
のような現像ローラ10においても、各スペーサローラ
71,71が感光体ドラム1に対して接する圧力に相違
を生じると、感光体ドラム1に、ジターの原因となる好
ましくない振動を発生させたり、或いはギャップGが不
均一となり、形成された可視像の画質を劣化させるが、
先に例示した本発明に係る構成によって、このような不
具合を除去することができる。
【0053】上述のように現像ローラ10と感光体ドラ
ム1がギャップGをあけて対置する現像装置では、トナ
ーの他にキャリアを含む二成分系の現像剤を用いること
もできる。
【0054】図示した実施形態例では、駆動モータ40
と、歯車42,44,45によって駆動装置を構成した
が、歯車に代えて他の伝動部材、例えばベルトとプーリ
を用いてもよい。
【0055】また感光体ドラム1と現像ローラ10の両
者が余裕をもって均一に圧接できるように、現像ローラ
10の表面を、例えばNBRゴムやウレタンゴム等のゴ
ム硬度30°程の弾性体層で構成し、これが剛体より成
る感光体ドラム1に圧接したとき、弾性体層が例えば数
10μ乃至100μ程度撓むように構成することも有利
である。このような弾性体層を有する現像ローラを用い
ても、従来の構成では該ローラの各部分における圧力の
均一性を保つことは困難であったが、本発明に係る構成
を採用することによって、簡単にその圧力の均一性を高
めることができる。
【0056】勿論、感光体ドラム1の表面部分も弾性変
形可能としたとき、或いは感光体ドラム1と現像ローラ
10の表面部分を共に剛体により構成したときも本発明
を適用できる。
【0057】以上、機械本体に回転自在に支持された第
1の回転体の一例として感光体ドラム1を挙げ、また第
1の回転体に対して接近又は離隔する方向に移動可能な
状態で、該回転体に圧接する第2の回転体の一例として
現像ローラを挙げ、その一方の端部側から、駆動源から
の回転力を伝え、該回転体を回転駆動する駆動装置を示
したが、本発明は他の各種の機械又は部位における駆動
装置としても構成できるものである。
【0058】例えば、図1に示した帯電ローラ5、転写
ローラ15又はクリーニングローラ18を第2の回転体
とし、これが圧接する感光体ドラム1を第1の回転体と
して、上記第2の回転体を回転駆動する駆動装置にも本
発明を適用できる。また逆に感光体ドラム1の方を可動
に支持してこれを第2の回転体とし、これに対して、例
えば位置不動に支持された上記ローラ10,5,12又
は18を第1の回転体とし、感光体ドラムより成る第2
の回転体を回転駆動する駆動装置に対しても同様であ
る。現像ローラ10とトナー層厚規制ローラ14、現像
ローラ10とトナー供給ローラ11等の関係に対しても
同様である。また第2の回転体がファーブラシであると
きも同様であり、さらにオフセットローラより成る第1
の回転体をインクローラより成る第2の回転体に圧接さ
せた印刷機、第1及び第2の回転体を構成する定着ロー
ラ対を有する定着装置等にも広く適用できる。その際、
図示した例ではトナー容器8が第2の回転体を回転自在
に支持する支持体を構成したが、かかる支持体は本発明
を適用する対象に応じて適宜変えられる。
【0059】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されているた
め、次のような効果が得られる。
【0060】請求項1乃至3に記載の駆動装置によれ
ば、簡単な構成によって、回転力伝達に際しての、第1
の回転体と第2の回転体の圧接力への影響を実質的に無
くすことができる。
【0061】特に請求項2に記載の駆動装置によれば、
第2の回転体ないしはこれを支持する支持体を、駆動源
とは別に、機械本体に対して着脱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子複写機の概略断面図であ
る。
【図2】図1の一部だけを示した平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図であって、ガイド部材
等を付加して示した図である。
【図4】現像ユニットを担持台から外した状態を示す正
面図である。
【図5】軸受部材の斜視図である。
【図6】軸受部材が取付孔に嵌合した状態を示す図であ
る。
【図7】現像ローラと感光体ドラムの他の構成例を示す
平面図である。
【図8】従来の現像ユニットとその駆動装置を示す部分
断面図である。
【図9】従来の不具合を示す説明図である。
【図10】従来の不具合を示す説明図である。
【図11】現像ローラと感光体ドラムの圧接力と、可視
像品質との関係の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
10 現像ローラ 41 担持台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械本体に回転可能に支持された第1の
    回転体に対して接近又は離隔する方向に移動可能な状態
    で、該回転体に圧接する第2の回転体に、その一方の端
    部側から、駆動源からの回転力を伝え、該回転体を回転
    駆動する駆動装置において、 前記第2の回転体と駆動源とを一体的に組付け、その全
    体を第1の回転体に対して接近又は離隔する方向に移動
    可能に支持し、付勢手段によって第2の回転体を第1の
    回転体に対して圧接させることを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 機械本体に回転可能に支持された第1の
    回転体に対して接近又は離隔する方向に移動可能な状態
    で、該回転体に圧接する第2の回転体に、その一方の端
    部側から、駆動源からの回転力を伝え、該回転体を回転
    駆動する駆動装置において、 前記第2の回転体と、前記駆動源とを担持台に位置不動
    に支持し、該担持台を第1の回転体に対して接近又は離
    隔する方向に移動可能に支持し、付勢手段によって第2
    の回転体を第1の回転体に対して圧接させ、第2の回転
    体を担持台に対して着脱可能に支持したことを特徴とす
    る駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の回転体が画像形成装置におけ
    る像担持ドラム、第2の回転体が現像ローラである請求
    項1又は2に記載の駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6608984B1 (en) * 1999-04-23 2003-08-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming method and apparatus using developer carrier pressed into engagement with image carrier
JP2011123445A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置および画像形成装置

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