JPH0829712A - 光ビーム走査装置 - Google Patents

光ビーム走査装置

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JPH0829712A
JPH0829712A JP18640594A JP18640594A JPH0829712A JP H0829712 A JPH0829712 A JP H0829712A JP 18640594 A JP18640594 A JP 18640594A JP 18640594 A JP18640594 A JP 18640594A JP H0829712 A JPH0829712 A JP H0829712A
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JP
Japan
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light
polarization
light beam
light receiving
scanning
Prior art date
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Pending
Application number
JP18640594A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Nishimura
克巳 西村
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受光素子12からの反射光による書込現象を
有効に防止し、ゴースト等のない良好な画像品質を得る
ことを可能とする。 【構成】 受光素子10の受光面を、偏光走査手段12
の偏光面12aに対して傾斜して配設することによっ
て、受光素子10の受光面から反射光を、偏光走査手段
12の偏光面12aから外れるように進ませ、上記反射
光が偏光走査手段12の偏光面12aへ再入射すること
を防止するように構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ビーム走査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザ光等を偏光して光走査
することにより、文字・図形等の画像情報を感光体等の
画像記録媒体に記録するように構成した光ビーム走査装
置が知られている。この光ビーム走査装置については種
々の提案がなされているが、例えば特開平4−2129
18号公報記載の光ビーム走査装置の一例を示したのが
図7である。
【0003】同図において、符号11は光ビーム発生手
段としての半導体レーザユニットを示しており、この半
導体レーザユニット11には、レーザチップ及びこのレ
ーザチップより出射されたレーザ光を平行光にするコリ
メータレンズが内蔵されている。レーザユニット11よ
り出た平行光は、シリンドリカルレンズ13aにより偏
光走査手段としての回転多面鏡(ポリゴンミラー)12
の鏡面に収束される。この回転多面鏡12は図示されな
い回転多面鏡駆動モータにより矢印A方向に回転駆動さ
れる。
【0004】上記回転多面鏡12の鏡面(偏光面)で反
射されたレーザ光は、fθレンズ13b,13cを通し
て主走査方向に等速直線運動となり、副走査方向に対し
てはピッチムラが補正される。そして上記fθレンズ1
3b,13cより出射したレーザ光は、画像記録媒体と
してのドラム5の画像記録領域(I1 〜I2 )の始端I
1 位置に向かうb2 位置に到達する直前のb1 位置に来
た時に、固定ミラー14により反射され、この固定ミラ
ー14により反射された非集光ビームは同期信号形成装
置9に指向され、この同期信号形成装置9の位置におい
て集光ビームとなって、例えばPinフォト(フォトダ
イオードの一種)等からなる受光素子(光電変換素子)
の受光面に受けられるように構成されている。
【0005】すなわち上記同期信号形成装置9は、上述
の固定ミラー14により反射されたレーザ光を受光し電
気信号に変換する受光素子(光電変換素子)と、アナロ
グ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、さら
にその信号を増幅させる電気素子と、を基板上に集積化
したものであり、上記シリンドリカルレンズ13a、回
転多面鏡12、fθレンズ13b,13c、固定ミラー
14を収納する光学箱7の外壁に取り付けられている。
【0006】そして上記同期信号形成装置9において、
固定ミラー14により反射されたレーザ光を受光した時
点で所謂同期信号が発せられ、この信号発生時点を基準
として所定時間後に、半導体レーザが被記録情報信号に
より変調駆動開始される。このようにして、ドラム5の
1 位置から上記同期信号により変調されたビームで走
査が開始される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが一般の光ビー
ム走査装置においては、同期信号形成装置9を構成して
いるPinフォト等の受光素子が、光軸に対して直交す
るように基板上に略垂直に立設されており、当該受光素
子の受光面が、偏光走査手段の偏光面(回転多面鏡12
の鏡面)に対して略平行に配置されている。そのため受
光素子の受光面を形成している樹脂表面やダイオードチ
ップ表面で、図7中の一点鎖線で示されているような反
射光を生じることがある。この反射光は、fθレンズ1
3b,13cを通して、偏光走査手段(回転多面鏡1
2)の偏光面に再入射し、画像記録媒体(ドラム5)に
書込光を与える。その結果、所謂ゴーストが発生するこ
とがあり、印字等の画像品質を低下させる原因となって
いる。
【0008】そこで本発明は、受光素子からの反射光に
よる書込現象を防止し、ゴースト等のない良好な画像品
質を得ることができるようにした光ビーム走査装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光ビーム走査装置は、光ビームを発生する光
ビーム発生手段と、受光面上の画像記録領域を走査する
ために前記光ビーム発生手段からの光ビームを偏光して
走査させる偏光走査手段と、この偏光走査手段により偏
光された光ビームのうちの画像記録領域外の光ビームを
受光する受光素子と、を備え、上記受光素子からの信号
により前記光ビームの画像記録領域上での走査開始位置
を決定するように構成された光ビーム走査装置におい
て、上記偏光走査手段の偏光面に対して、前記受光素子
の受光面を傾斜して配設した構成を有している。
【0011】
【作用】このような手段においては、受光素子の受光面
の傾斜配置によって、当該受光素子の受光面からの反射
光が偏光走査手段に向かう光路から外れるように進み、
これによって上記反射光が、偏光走査手段の偏光面への
再入射しないようになっている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず図4に示されている実施例では、従来技術で
説明したのと同一なもの及び同一機能を発揮するものに
対して同一符号が付してあり、重複を避けるためにそれ
らについての説明は省略する。
【0013】この図4にかかる実施例にあっては、同期
信号形成装置の受光素子を構成するPinフォトに、2
分割フォトダイオード10が用いられている。この2分
割フォトダイオード10は、光路b1 中で且つfθレン
ズ13cの近傍に配置されており、回転多面鏡12から
の光ビームを受けたときの出力(Pinフォト出力)
が、光学箱17の外に配置された所定の処理装置に導か
れるように構成されている。すなわち従来において、P
inフォトに集光ビームを照射していた固定ミラー14
(図7参照)は廃止されている。
【0014】上記2分割フォトダイオード10は、図5
に示されるように、同期信号形成装置の基板19上に設
けられており、この基板19上には、上記2分割フォト
ダイオード10の他に、該2分割フォトダイオード10
からの出力を補正して良好なパルス状の同期信号に波形
整形する補正回路等が設けられている。
【0015】また図1に示されているように、上記同期
信号形成装置における2分割フォトダイオード10の受
光面は、基板19の垂直線19aに対して所定の角度θ
だけ傾斜するように配置されている。すなわち図2に示
されているように、偏光走査手段としての回転多面鏡1
2の鏡面(偏光面)12aから前記2分割フォトダイオ
ード10に至るまでの光路b1と垂直な面19aに対
し、上記2分割フォトダイオード10の受光面は、前記
光路の上方側(回転多面鏡12の厚さ方向側)に向けて
角度θをなすように配置されている。
【0016】より具体的には、図2に示されているよう
に、上記回転多面鏡12の鏡面(偏光面)12aから2
分割フォトダイオード10の受光面までの距離をLと
し、回転多面鏡12の厚さをtとしたとき、上記2分割
フォトダイオード10の受光面の傾斜角度θは、 θ>tan -1{(t/2)/L} を満足するように設定されている。
【0017】このような実施例においては、2分割フォ
トダイオード10の受光面が傾斜配置されているため、
当該2分割フォトダイオード10の受光面に反射を生じ
ても、その反射光は、回転多面鏡12の鏡面(偏光面)
から外れるように斜め上方に進むこととなり、上記反射
光は、回転多面鏡12の鏡面(偏光面)へ再入射しない
ようになっている。
【0018】ところで、上述した2分割フォトダイオー
ド10は、前述のように、ドラム5前に配置されている
ので、該2分割フォトダイオード10にて受光されるレ
ーザ光は非集光ビームとなっている。従って、2分割フ
ォトダイオード10からの出力は、図6(a)に示され
るように鈍った波形が連続して現れたものになる。
【0019】そしてこの図6(a)に示された波形は、
上記基板19上に形成された補正回路によって、その鈍
った一の波形が反転されて図6(b)に示されるような
波形になされ、上記一の波形と他の波形とによりゼロク
ロス点Pが求められ、このゼロクロス点Pを基準として
図6(c)に示されるような立ち上がり・下がりがはっ
きりとしたパルス状波が形成されるようになっている。
【0021】従って良好な同期信号が得られることとな
り、例えばPinフォトを光路b1に唯単に配置した際
に生じる走査開始の時点におけるずれを防止することが
可能となっている。因に、2分割フォトダイオード10
の出力が、図6に実線で示される波形よりさらに鈍った
点線で示される波形となっても、一方を反転させれば必
ずゼロクロス点が生じるので、どのような非集光ビーム
に対しても、良好な同期信号を生ぜしめることが可能と
なっている。
【0022】このように、本実施例においては、2分割
フォトダイオード10に、偏光された画像記録領域外の
非集光ビームを直接入力しても、良好な同期信号を得ら
れるため、従来技術で示した固定ミラー14が不要とな
っており、部品点数の削減を図ることが可能である。
【0023】また、反射路を形成する必要もなくなって
おり、しかも2分割フォトダイオード10に受光される
レーザ光が非集光ビームで良くなっていることから、該
2分割フォトダイオード10をできるだけfθレンズ1
3cの近傍に配置できるようになっているので、光学系
を収納する光学箱を図4に示されるような小型の光学箱
17とすることも可能となっている。
【0024】また、光学箱内で回転多面鏡12からの光
ビームを反射させていないので、ゴーストの発生が一層
良好に防止されるようになっている。
【0025】さらにまた図3にかかる実施例では、2分
割フォトダイオード10が、その中心10bの周りに上
述した実施例と同様な角度θだけ回転され、これによっ
て2分割フォトダイオード10の傾斜配置が行われてい
る。このような実施例においても、2分割フォトダイオ
ード10の受光面から反射光が、回転多面鏡12の鏡面
(偏光面)から外れるように進むこととなり、上記反射
光が、回転多面鏡12の鏡面(偏光面)へ再入射するこ
とが防止されるようになっている。
【0026】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例えば
上記実施例においては2分割フォトダイオード10を用
いているが、3分割以上のフォトダイオードの他、通常
のあらゆる種類の受光素子を用いることが可能である。
【0027】また偏光走査手段は、上述した回転多面鏡
に限定されりことはなく、あらゆる種類の偏光走査手段
を同様に採用することが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明の光ビーム走査
装置は、受光素子の受光面を、偏光走査手段の偏光面に
対して傾斜して配設することによって、受光素子の受光
面から反射光を、偏光走査手段の偏光面から外れるよう
に進ませ、上記反射光が偏光走査手段の偏光面へ再入射
することが防止したものであるから、受光素子からの反
射光による書込現象を有効に防止し、ゴースト等のない
良好な画像品質を得ることができ、簡易な構成で光ビー
ム走査装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における受光素子の傾斜配置
状態を表した側面説明図である。
【図2】図1に表された受光素子の全体配置状態を表し
た側面説明図である。
【図3】本発明の他の実施例における受光素子の配置状
態を表した側面説明図である。
【図4】図1にかかる受光素子を備えた光ビーム走査装
置の平面説明図である。
【図5】図4中の同期信号形成装置の拡大正面図であ
る。
【図6】図5中の2分割フォトダイオードからの出力に
基づいて同期信号を形成する方法を表した各波形図であ
る。
【図7】従来技術を示す光ビーム走査装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
10 分割フォトダイオード(受光素子) 11 光ビーム発生手段(半導体レーザユニット) 12 回転多面鏡(偏光走査手段) 19 基板 b1 画像記録領域外の光ビーム I1 走査開始位置 I1 〜I2 画像記録領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを発生する光ビーム発生手段
    と、受光面上の画像記録領域を走査するために前記光ビ
    ーム発生手段からの光ビームを偏光して走査させる偏光
    走査手段と、この偏光走査手段により偏光された光ビー
    ムのうちの画像記録領域外の光ビームを受光する受光素
    子と、を備え、 上記受光素子からの信号により前記光ビームの画像記録
    領域上での走査開始位置を決定するように構成された光
    ビーム走査装置において、 上記受光素子の受光面を、前記偏光走査手段の偏光面に
    対して傾斜して配設したことを特徴とする光ビーム走査
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の受光素子における受光面
    の傾斜角度θを、当該受光素子と偏光走査手段との距離
    L及び偏光走査手段における有効偏光面の厚さtに対し
    て、 θ>tan -1{(t/2)/L} を満足するように設定してなることを特徴とする光ビー
    ム走査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の受光素子が、分割フォト
    ダイオードからなることを特徴とする光ビーム走査装
    置。
JP18640594A 1994-07-15 1994-07-15 光ビーム走査装置 Pending JPH0829712A (ja)

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JP (1) JPH0829712A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010107561A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Ricoh Co Ltd 光ビーム走査装置および画像形成装置
US8305673B2 (en) 2008-12-31 2012-11-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Light scanning unit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010107561A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Ricoh Co Ltd 光ビーム走査装置および画像形成装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991019