JPH08296721A - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置

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JPH08296721A
JPH08296721A JP9832295A JP9832295A JPH08296721A JP H08296721 A JPH08296721 A JP H08296721A JP 9832295 A JP9832295 A JP 9832295A JP 9832295 A JP9832295 A JP 9832295A JP H08296721 A JPH08296721 A JP H08296721A
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JP
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gear ratio
speed
upshift
speed change
downshift
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JP9832295A
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Yutaka Suzuki
裕 鈴木
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
    • F16H15/32Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
    • F16H15/36Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
    • F16H15/38Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
    • F16H2015/383Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces with two or more sets of toroid gearings arranged in parallel

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  • Friction Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アップシフト方向およびダウンシフト方向の
オーバーラップを有する変速比制御弁を有する無段変速
機の変速制御装置において、変速比操作量を変速比変化
速度の極性に基づいて補正することにより良好な制御応
答性を実現する。 【構成】 電子制御装置20は、変速比操作量の指令を
ステップモータ7に与えることによりその回転角を制御
し、ステップモータ7の回転により油圧制御装置6内の
アップシフト方向およびダウンシフト方向のオーバーラ
ップを有する変速比制御弁が駆動されて無段変速機構4
に供給する油圧を調整し、無段変速機構4の変速比が制
御される。その際、電子制御装置20は、変速比変化速
度の極性がアップシフトからダウンシフトする向きに変
極するとき変速比操作量をダウンシフト側に補正し、変
速比変化速度の極性がダウンシフトからアップシフトす
る向きに変極するとき変速比操作量をアップシフト側に
補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速比制御弁の制御応
答性を向上させるようにした無段変速機の変速制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無段変速機の変速制御装置の従来例とし
ては、例えば、特開平4−78365号公報に記載され
たトロイダル型無段変速機の制御装置がある。この従来
例は、上記公報の第1図中に150として記載される変
速比制御弁を用いており、この変速比制御弁は、原理的
には図10に示す変速比制御弁105と同ーである。
【0003】図10に示すトロイダル型無段変速機は、
同軸配置した入出力コーンディスク101,102と、
これら入出力コーンディスク間で摩擦係合により動力の
受け渡しを行うパワーローラ103とより成るトロイダ
ル伝動ユニットおよび後述の如き変速制御装置を具え
る。パワーローラ103は、変速機入力トルクに応じた
スラストで入出力コーンディスク101,102間に狭
圧される。パワーローラ103は、パワーローラ103
および入出力コーンディスク101,102の間の油膜
の剪断によって、入出力コーンディスク101,102
間での動力伝達を行う。つまり、入力コーンディスク1
01の回転は上記油膜の剪断によってパワーローラ10
3に伝達され、次いでパワーローラ103の回転が上記
油膜の剪断によって出力コーンディスク102に伝達さ
れる(逆方向の動力伝達も同様になされる)。
【0004】上記トロイダル型無段変速機の変速制御装
置は、アクチュエータとしてのステップモータ104を
有し、該ステップモータは、目標変速比に対応した変速
指令値(ステップ数)を与えられて対応位置に駆動さ
れ、変速比制御弁105の外弁体(変速比指令部材)1
05bを内弁体(スプール)105aに対し相対的に中
立位置から変位させて変速比制御弁105を開く。これ
により、変速比制御弁105の2つのポートの一方に入
力された油圧が変速比制御弁105を経てピストン10
6の一側における室に供給され、他側の室がドレンされ
ることから、ピストン106はパワーローラ103を流
体圧で図中上下方向に変位させる。これに伴い、パワー
ローラ103は、回転軸線O1 が入出力コーンディスク
101,102の回転軸線O2 と交差する図示位置から
対応方向にオフセットされ、該オフセットyによりパワ
ーローラ103は入出力コーンディスク101,102
からの分力で、自己の回転軸線O1 と直交する首振り軸
線O3 の周りに図示φの如く傾転され、入出力コーンデ
ィスク101,102に対するパワーローラ103の摩
擦接触円弧径が連続的に変化することのより無段変速を
行うことができる。
【0005】かかる無段変速により上記変速指令値(目
標変速比)に対応したパワーローラ目標傾転角が達成さ
れるとき、パワーローラ103のオフセット(y)およ
び傾転角(φ)をプリセスカム107および変速リンク
108を介してフィードバックされる変速比制御弁10
5の内弁体105aは、外弁体105bに対し図示xの
如く相対変位して初期の中立位置に復帰する。これと同
時に、パワーローラ103は、回転軸線O1 が入出力コ
ーンディスク101,102の回転軸線O2 と交差する
図示位置に戻ることにより、上記変速指令値(目標変速
比)に対応したパワーローラ目標傾転角の達成状態を維
持することができる。
【0006】上記トロイダル型無段変速機の変速制御装
置においては、変速比制御弁105は変速比指令値に応
じて軸方向に移動する変速比指令部材105bの軸方向
位置に応じて目標変速比が実現されるよう油圧を調整
し、例えば、変速比指令部材105bが図示右方向に移
動して図示右側のポートに油圧が入力されるときダウン
シフトとなり、図示左方向に移動して図示左側のポート
に油圧が入力されるときアップシフトとなるようになっ
ている。よって、この変速比制御弁の制御応答性を向上
させるためには、アップシフト方向およびダウンシフト
方向のオーバーラップ(外弁体105bおよび内弁体1
05a間のオーバーラップ)をほぼ0にすることが望ま
しい。しかし、オーバーラップをほぼ0にすると、ライ
ン圧からドレンへのリークが増加するため、オイルポン
プの負荷が増加してしまうことになり、好ましくない。
この対策として、変速比制御弁にアップシフト方向およ
びダウンシフト方向のオーバーラップを設けるのが一般
的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、変速比
制御弁にアップシフト方向およびダウンシフト方向のオ
ーバーラップを設けた場合には、変速比制御弁に変速比
操作指令が与えられてから実際に変速比制御弁の変速側
のポートが開くまでの間に、変速比制御弁の変速比指令
部材が上記オーバーラップの分だけ無駄にストロークす
ることになり、変速比制御弁の制御応答性の悪化やハン
チングを招いてしまう。
【0008】本発明は、アップシフト方向およびダウン
シフト方向のオーバーラップを有する変速比制御弁を用
いる場合にも良好な制御応答性が得られるよう、変速比
操作量を変速比変化速度の極性の変化に基づいて補正す
ることにより、上述した問題を解決することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の請求項1の構成は、アップシフト方向およびダウンシ
フト方向のオーバーラップを有する変速比制御弁により
変速比を制御される無段変速機において、変速比変化速
度を検出する変速比変化速度検出手段と、変速比変化速
度の極性を判別する極性判別手段と、変速比変化速度の
極性がアップシフトからダウンシフトする向きに変極す
るとき変速比操作量をダウンシフト側に補正し、変速比
変化速度の極性がダウンシフトからアップシフトする向
きに変極するとき変速比操作量をアップシフト側に補正
する変速比操作量補正手段とを具備して成ることを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】本発明の請求項1の構成によれば、アップシフ
ト方向およびダウンシフト方向のオーバーラップを有す
る変速比制御弁により無段変速機の変速比を制御する際
に、変速比変化速度検出手段は変速比変化速度を検出
し、極性判別手段は変速比変化速度の正負を判別する。
そして、変速比操作量補正手段は、変速比変化速度の極
性がアップシフトからダウンシフトする向きに変極する
とき変速比操作量指令値をダウンシフト側に補正し、変
速比変化速度の極性がダウンシフトからアップシフトす
る向きに変極するとき変速比操作量指令値をアップシフ
ト側に補正する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明の第1実施例の無段変速機の変
速制御装置の構成を示す図であり、図1中、1はエンジ
ンである。この図1中には、駆動力の流れを太線矢印で
示すとともに、電気系、油圧系、機械系の信号または力
の流れを夫々、実線矢印、点線矢印、一点鎖線矢印で示
してある。エンジン1の出力軸1aには直結クラッチ付
きの流体継手(トルクコンバータ)2が連結されてい
る。トルクコンバータ2の出力側は前後進切換装置3と
連結されており、前後進切換装置3は、ここでは図示し
ない遊星歯車機構、前進用クラッチおよび後進用ブレー
キを有している。
【0012】前後進切換装置3の出力側はトロイダル型
無段変速機構(以下、無段変速機構と称す)4に連結さ
れており、エンジン1からの駆動力が出力軸1a、トル
クコンバータ2および前後進切換装置3を経て無段変速
機構4に伝達され、さらに無段変速機構4を経て出力軸
に伝達されるようになっている。無段変速機構4には、
入力軸回転数Ninを検出する入力回転センサ5−1お
よび出力軸回転数Noutを検出する出力回転センサ
(車速センサ)5−2が設けられている。なお、無段変
速機構4の詳細については、上述した特開平4−783
65号公報を参照のこと。
【0013】上記トルクコンバータ2、前後進切換装置
3および無段変速機構4の油圧制御のため油圧制御装置
6を設ける。この油圧制御装置6は、上述した図10の
変速比制御弁105と同一の変速比制御弁を有してい
る。この油圧制御装置6には、上記変速比制御弁を駆動
する変速比指令部材としてのステップモータ7が結合さ
れるとともに、ロックアップソレノイド8−1、ライン
圧ソレノイド8−2およびオイルポンプ9が接続されて
いる。油圧制御装置6にはさらに、セレクタ10のセレ
クト位置を検出するセレクタスイッチ11、ステップモ
ータ7が最大変速比(LOW)の位置にあることを検出
するLOWスイッチ12、および作動油温を検出する油
温センサ13が設けられており、セレクタスイッチ11
は、セレクタ10と無段変速機構4とを接続するリンケ
ージに装着されている。なお、上述した構成要素の内、
モータ1およびセレクタ10以外の構成要素は、CVT
ユニット内に収容されている。
【0014】上記油圧制御装置6は、ロックアップソレ
ノイド8−1からのロックアップデューティに応じてト
ルクコンバータ2の直結クラッチの締結度合が制御さ
れ、セレクタ10のセレクト操作に応じて油圧制御装置
8の内部の図示しない油路が切り換えられることにより
前後進切換装置3の前後切換が制御され、ステップモー
タ7の回転角に応じて無段変速機の変速比が決定される
ように構成された変速比油圧サーボによって無段変速機
構4の変速比が制御され、ライン圧ソレノイド8−2か
らのライン圧デューティに応じて作動油圧(ライン圧)
が過不足なく制御されるようにした、油圧制御を行うも
のである。なお、本実施例の無段変速機のステップモー
タ回転角−変速比特性は例えば図8に示すようになる。
【0015】上記ステップモータ7の回転角制御、ロッ
クアップソレノイド8−1のロックアップデューティ制
御、およびライン圧ソレノイド8−2のライン圧デュー
ティ制御のため電子制御装置20を設ける。この電子制
御装置20は、キースイッチのON時にVignを供給
する電源21と、キースイッチのOFF時にもVbat
tを供給する電源22とを接続される2電源方式を採用
している。この電子制御装置20には、入力信号とし
て、前述したように入力回転センサ5−1からの入力軸
回転数信号Nin、出力回転センサ5−2からの出力軸
回転数信号Nout、セレクタスイッチ11からのセレ
クト位置信号、LOWスイッチ12からの最大変速比信
号、油温センサ13からの油温信号が入力される他、車
両側に取り付けられたブレーキスイッチ23からのブレ
ーキ信号およびパワースイッチ24からのパワーモード
信号が入力される。さらに、電子制御装置20には、エ
ンジン電子制御装置25に接続された図示しないエンジ
ン回転センサおよびスロットル開度センサからエンジン
電子制御装置25を経てエンジン回転信号Neおよびス
ロットル開度信号TVOが入力される。
【0016】上記電子制御装置20は、図2に示すよう
に、各種の演算や判別等を行うための中央処理装置であ
るCPU30と、電源装置31と、各種の演算や判別の
結果の一時的な保存等に用いるRAM(ランダムアクセ
スメモリ)32と、CPU20の制御プログラムや制御
プログラム用のデータテーブルの格納等に用いるROM
(リードオンリーメモリ)33と、ディジタル入力イン
タフェース34と、パルス入力インタフェース35と、
A/Dコンバータ36と、ディジタル出力インタフェー
ス37とから成り、上記各構成要素はアドレスバス3
8、データバス39によって相互接続されている。
【0017】上記電源装置31は、定電圧化した電源を
電子制御装置20内の各構成要素に供給する機能を有す
る他、Vignを供給する電源21がOFFからONに
切り換えられたときシステムにリセットをかける機能
と、CPU30の状態監視を行って適宜リセットをかけ
る機能と、上記電源21がOFFの状態のときRAM3
2の内容を保持するよう電源を供給する機能とを有して
いる。また、上記ディジタル入力インタフェース34
は、LOWスイッチ12、ブレーキスイッチ23、パワ
ースイッチ24およびセレクタスイッチ11から夫々デ
ィジタル信号として入力される最大変速比信号、ブレー
キ信号、パワーモード信号およびのセレクト位置信号を
TTLレベルの信号に変換する機能を有している。
【0018】また、上記パルス入力インタフェース35
は、入力回転センサ5−1、出力回転センサ5−2およ
びエンジン回転センサから夫々パルス信号として入力さ
れる入力軸回転数信号Nin、出力軸回転数信号Nou
tおよびエンジン回転数信号Neの周期を算出して数値
化する機能を有している。また、上記A/Dコンバータ
36は、スロットル開度センサおよび油温センサ13か
ら夫々アナログ電圧信号として入力されるスロットル開
度信号TVOおよび油温信号を数値化する機能を有して
いる。また、上記ディジタル出力インタフェース37
は、CPU30からの指令に応じてステップモータ7を
駆動する機能を有する他、CPU30からの指令デュー
ティに応じてロックアップソレノイド8−1およびライ
ン圧ソレノイド8−2をデューティ駆動する機能を有し
ている。
【0019】次に、電子制御装置20において実施され
る本実施例の変速制御について図3〜図6を用いて説明
する。所定周期毎に繰り返し実行される図3のジェネラ
ルフローチャートにおいて、まず、ステップ51では、
本実施例の制御に用いる信号の読み込みを行う。この信
号の読み込みにおいては、少なくとも、入力軸回転数信
号Nin、出力軸回転数信号Nout、エンジン回転数
信号Neおよびスロットル開度信号TVOを読み込むも
のとし、入力軸回転数Ninおよび出力軸回転数信号N
outは夫々、変速機入力回転数Ntおよび車速VSP
に換算しておくものとする。以下、ステップ52では図
7に例示するマップを車速VSPおよびスロットル開度
TVOにより検索して目標入力回転数Nt*を求め、ス
テップ53では図4に示すようにしてフィードフォワー
ド操作量FFStepを算出し、ステップ54では図5
(a)または(b)に示すようにして変速比変化速度d
iを算出し、ステップ55では図6に示すようにして補
正値SpSTPを算出する。そして、次のステップ56
では、ステップモータ7の回転角(変速比操作量)が
(FFStep+SpSTP)となるようにステップモ
ータ7を制御する。
【0020】図3のステップ53に対応する図4のディ
ティールフローチャートにおいて、まず、ステップ61
で目標入力回転数Nt*および車速VSPを読み込み、
次のステップ62で目標変速比i*をi*=K×(Nt
*/VSP)により算出する。なお、Kは変速比計算の
ための定数である。そして、次のステップ63では、ス
テップ63中に例示したマップを目標変速比i*により
検索してフィードフォワード操作量FFStepを求め
る。
【0021】図3のステップ54に対応する図5(a)
のディティールフローチャートにおいて、まず、ステッ
プ71で変速機入力回転数Ntおよび車速VSPを読み
込み、次のステップ72では、以下の変速比変化速度の
算出のため、前回(1サンプリング周期前)の変速比i
を計算用変数ioldとして記憶しておく。次のステッ
プ73では、変速比iをi=K×(Nt/VSP)によ
り算出する。なお、Kは変速比計算のための定数であ
る。次のステップ74では、前回(1サンプリング周期
前)の変速比変化速度diを前回値dioldとして記
憶しておき、次のステップ75で変速比変化速度diを
di=i−ioldにより算出する。なお、この変速比
変化速度diは、ダウンシフト側において正の値を取
り、アップシフト側において負の値を取るものとする。
【0022】上記においては、変速比変化速度の算出に
は、図5(a)のディティールフローチャートの代わり
に図5(b)のディティールフローチャートを用いても
よい。すなわち、図5(b)のステップ81では以下の
変速比変化速度の算出のため、前回(1サンプリング周
期前)の変速機入力回転数Ntを計算用変数Ntold
として記憶しておく。次のステップ82では、変速機入
力回転数Ntを読み込み、次のステップ83では、前回
(1サンプリング周期前)の変速比変化速度diを前回
値dioldとして記憶しておき、次のステップ84で
変速比変化速度diをdi=Nt−Ntoldにより算
出する。なお、このディティールフローチャートにおい
ては、変速機入力イナーシャは変速機出力イナーシャに
比べて小さいことに着目し、変速機入力回転数変化速度
を簡便的に変速比変化速度diとして用いており、この
変速比変化速度diは、ダウンシフト側において正の値
を取り、アップシフト側において負の値を取るものとす
る。なお、図5(a)または(b)のディティールフロ
ーチャートにおいて、電子制御装置20は変速機変化速
度検出手段に対応する。
【0023】図3のステップ55に対応する図6のディ
ティールフローチャートにおいて、まず、ステップ91
では今回の変速比変化速度diが0か否かを判別し、0
であればステップ92以降の制御を実施し、0以外であ
ればステップ92以降の制御をスキップして今回の制御
を終了する。ステップ92では、前回の変速比変化速度
dioldが正か否かを判別し、正であれば、変速比変
化速度diがダウンシフトからアップシフトする向きに
変極したと判断し、次回のアップシフト変速に備えてス
テップ93で補正値SpSTPを正の一定値+S0 とし
変速比操作量をアップシフト側に補正する。一方、ステ
ップ92で前回の変速比変化速度dioldが正以外で
あればステップ94で前回の変速比変化速度diold
が負か否かを判別する。この判別において、負であれ
ば、変速比変化速度diがアップシフトからダウンシフ
トする向きに変極したと判断し、次回のダウンシフト変
速に備えてステップ95で補正値SpSTPを負の一定
値−S0 とする。なお、前回の変速比変化速度diol
dが0であれば、前回の変速比が今回も維持されている
ため、前回の補正値を変更せずにそのまま使用する。な
お、図6のステップ91において電子制御装置20は極
性判別手段に対応し、ステップ92−93およびステッ
プ92−94−95において変速比操作量補正手段に対
応する。
【0024】以上の変速制御により、変速比変化速度d
iが正から負の方向に変化すべく0になったとき、補正
値SpSTP=+S0 がステップモータ7の指令値に加
えられるから、図10の変速比指令部材105bがオー
バーラップを減少させて早期に変速方向のポートを開く
ように図示左方向に移動することになり、変速比制御弁
の制御応答性が向上する。同様に、変速比変化速度di
が負から正の方向に変化すべく0になったとき、補正値
SpSTP=−S0 がステップモータ7の指令値に加え
られるから、図10の変速比指令部材105bがオーバ
ーラップを減少させて早期に変速方向のポートを開くよ
うに図示右方向に移動することになり、変速比制御弁の
制御応答性が向上する。
【0025】図9は本発明の無段変速機の変速制御装置
におけるキックダウン時の入力回転数挙動を従来例と比
較して示す動作タイムチャートであり、図中実線は本発
明を示し、一点鎖線は従来例を示す。この図9から明ら
かにように、本発明のような補正を行っていない従来例
は変速の後期の制御応答性が悪化しているが、本発明は
変速初期から全域に亘って良好な制御応答性を示してお
り、安定性が向上している。
【0026】
【発明の効果】かくして本発明の請求項1の構成は上述
の如く、アップシフト方向およびダウンシフト方向のオ
ーバーラップを有する変速比制御弁により無段変速機の
変速比を制御する際には、変速比変化速度の極性がアッ
プシフトからダウンシフトする向きに変極するとき変速
比操作量指令値をダウンシフト側に補正し、変速比変化
速度の極性がダウンシフトからアップシフトする向きに
変極するとき変速比操作量指令値をアップシフト側に補
正するから、早期に変速比制御弁の変速方向のポートが
開くことになり、変速比制御弁の制御応答性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の無段変速機の変速制御装
置の構成を示す図である。
【図2】第1実施例の電子制御装置の詳細図である。
【図3】第1実施例において電子制御装置により実施さ
れる変速制御のジェネラルフローチャートである。
【図4】図3のジェネラルフローチャートの一部に対応
するディティールフローチャートである。
【図5】(a),(b)は図3のジェネラルフローチャ
ートの一部に対応するディティールフローチャートであ
る。
【図6】図3のジェネラルフローチャートの一部に対応
するディティールフローチャートである。
【図7】図3のジェネラルフローチャート中で使用する
目標入力回転数マップを例示する図である。
【図8】第1実施例の無段変速機のステップモータ回転
角−変速比特性を例示する図である。
【図9】第1実施例の無段変速機の変速制御装置におけ
るキックダウン時の入力回転数挙動を従来例と比較して
示す動作タイムチャートである。
【図10】無段変速機の動作を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 4 無段変速機構 5−1 入力回転センサ 5−2 出力回転センサ 6 油圧制御装置 7 ステップモータ 20 電子制御装置 25 エンジン電子制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アップシフト方向およびダウンシフト方
    向のオーバーラップを有する変速比制御弁により変速比
    を制御される無段変速機において、 変速比変化速度を検出する変速比変化速度検出手段と、 変速比変化速度の極性を判別する極性判別手段と、 変速比変化速度の極性がアップシフトからダウンシフト
    する向きに変極するとき変速比操作量をダウンシフト側
    に補正し、変速比変化速度の極性がダウンシフトからア
    ップシフトする向きに変極するとき変速比操作量をアッ
    プシフト側に補正する変速比操作量補正手段とを具備し
    て成ることを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174698A (ja) * 2007-12-26 2009-08-06 Equos Research Co Ltd フルトロイダル型のトロイダル式無段変速装置
CN105026786A (zh) * 2013-03-06 2015-11-04 丰田自动车株式会社 车辆的液压控制装置

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