JPH08295576A - 独立球形気孔を有するセラミックス部材およびその製造方法 - Google Patents

独立球形気孔を有するセラミックス部材およびその製造方法

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JPH08295576A
JPH08295576A JP9883995A JP9883995A JPH08295576A JP H08295576 A JPH08295576 A JP H08295576A JP 9883995 A JP9883995 A JP 9883995A JP 9883995 A JP9883995 A JP 9883995A JP H08295576 A JPH08295576 A JP H08295576A
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JP
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ceramic
ceramic member
spherical pores
independent spherical
pores
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JP9883995A
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Masaaki Ishiyama
石山正明
Makoto Komiya
小宮誠
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Eagle Industry Co Ltd
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Eagle Industry Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/08Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by adding porous substances

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面または内部に独立気孔が均一に分布して
おり、軽量であると共に耐熱衝撃性および耐衝撃性が優
れていて、更に無浸透性で摩擦係数が小さい独立球形気
孔を有するセラミックス部材およびその製造方法を提供
する。 【構成】 アルミナ粉末等のセラミックス粉末に離型剤
および中空ガラスビーズを混合し、これを成形材料とす
る。次に、この成形材料を所定形状に成形した後、焼成
する。このようにして製造したセラミックス部材は、組
織中にほぼ球形のポアー2が均一に分散している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表面または内部に独
立気孔を有するセラミックス部材およびその製造方法に
関し、無浸透性低摩擦係数のセラミックス摺動材料、耐
熱衝撃性および耐衝撃性が要求される部分に使用される
構造用セラミックス材料として好適な独立球形気孔を有
するセラミックス部材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】表面または内
部に気孔(ポアー)を有する所謂有気孔セラミックス部
材は、軽量であると共に耐摩耗性が優れ且つ摩擦係数を
小さくすることができることから、メカニカルシールの
摺動部またはプランジャーポンプのシリンダー等の材料
として注目されている。従来、この種の有気孔セラミッ
クス部材は以下に示す方法等により製造されている。
【0003】(1)第1の方法 先ず、セラミックス粉末に少量の結合材を添加し、内部
に気孔を十分に有した状態に低圧で成形する。次いで、
この成形体を所定の雰囲気中で所定温度に加熱して焼成
する。これにより、低密度のセラミックス(有気孔セラ
ミックス)部材を得ることができる。
【0004】(2)第2の方法 先ず、セラミックス粉末に少量の結合材と多量の樹脂と
を混合し、これを高圧で成形した後、焼成する。この焼
成過程で前記樹脂がガスとなって成形体から飛散し、そ
の結果気孔が形成される。このようにして、低密度のセ
ラミックス部材を得ることができる。
【0005】(3)第3の方法 先ず、セラミックス粉末にビーズ状のポリスチレン樹脂
を混合し、これを高圧で成形した後、焼成する。この焼
成過程で前記樹脂がガスとなって成形体から飛散し、そ
の結果気孔が形成される。このようにして、低密度のセ
ラミックス部材を得ることができる。
【0006】しかしながら、上述した従来の有気孔セラ
ミックス部材の製造方法には以下に示す問題点がある。
【0007】即ち、第1および第2の方法においては、
いずれも気孔が連続しやすく、また気孔の分布が均一に
ならない。気孔が連続したセラミックス部材を例えば流
体用ポンプに使用すると、流体がセラミックス部材を浸
透して液漏れが発生することがある。このため、気孔が
連続したセラミックス部材は無浸透性摺動材料として不
適当である。また、気孔が連続するとセラミックス部材
の機械的強度が著しく低下するという問題点もある。気
孔量を下げて気孔が連続しない所謂独立気孔とすること
もできる。しかし、この第1および第2の方法では粒界
に形成される気孔が多角形状となるため、セラミックス
部材の強度が著しく低下してしまうという問題点があ
る。つまり、多角形状の気孔を有するセラミックス部材
が外力または熱応力を受けると、気孔の角部に応力が集
中し、これが破壊の起点となり、セラミックス部材が破
壊されてしまう。また、気孔の分布が不均一であると、
セラミックス部材の機械的性質のばらつきが大きくなる
原因の一つとなり、信頼性を損なうことにもなる。
【0008】更に、第3の方法では、樹脂の分解に伴っ
て発生する多量のガスが素材内部に亀裂を発生させる原
因になると共に、前記ガスが雰囲気中の酸素と反応して
一酸化炭素が生成され、セラミックスの焼結が阻害され
ることもある。
【0009】この発明の第1の目的は、独立気孔が均一
に分布しており、無浸透性低摩擦係数の摺動用セラミッ
クス部材として好適な独立球形気孔を有するセラミック
ス部材を提供することである。
【0010】また、この発明の第2の目的は、軽量であ
ると共に強度が高く、耐熱衝撃性および耐衝撃性が優れ
た独立球形気孔を有するセラミックス部材を提供するこ
とである。
【0011】更に、この発明の第3の目的は、焼成時に
ガスの発生量が少なく亀裂の発生を回避できると共に、
独立気孔が均一に分布しており、無浸透性低摩擦係数の
摺動用セラミックス部材として好適な独立球形気孔を有
するセラミックス部材の製造方法を提供することであ
る。
【0012】更にまた、この発明の第4の目的は、焼成
時にガスの発生量が少なく亀裂の発生を回避できると共
に、軽量であり、強度が高く、耐熱衝撃性および耐衝撃
性が優れた独立球形気孔を有するセラミックス部材の製
造方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記の目的を達成するために、第1発明として、セラミッ
クス粉末と中空ビーズとを混合してこれを成形および焼
成することにより独立球形気孔を形成するという手段を
採用する。
【0014】また、第2発明として、セラミックス粉末
と中空ビーズとを混合しこれを成形および焼成して形成
された独立球形気孔を有する第1セラミックス層と、独
立球形気孔を有しない第2セラミックス層とが積層され
た構成を採用する。
【0015】更に、第3発明として、セラミックス粉末
と中空ビーズとを混合しこれを成形および焼成して形成
された独立球形気孔を有する第1セラミックス層の周囲
を、独立球形気孔を有しない第2セラミックス層が被覆
した構成を採用する。
【0016】なお、上記第1乃至第3発明において、前
記独立球形気孔の直径の好ましい範囲は5〜150μ
m、表面気孔率の好ましい範囲は3〜28%である。
【0017】また、第4発明として、セラミックス粉末
と中空ビーズとを混合してこれを成形材料として、この
成形材料を成形した後に焼成することにより、独立球形
気孔を有するセラミックス部材を形成するという手段を
採用する。
【0018】更に、第5発明とし、セラミックス粉末と
中空ビーズと樹脂とを混合してこれを成形材料とし、こ
の成形材料を成形した後に焼成することにより、独立球
形気孔を有するセラミックス部材を形成するという手段
を採用する。
【0019】なお、上記第4および第5発明において、
中空ビーズは、酸化物、炭化物、窒化物、ホウ化物、複
合化合物、カーボンおよび有機物等からなるものを使用
することができる。例えば、前記セラミックス粉末とし
てアルミナ粉末を使用し、前記中空ビーズとしてシラス
バルーンを使用することができる。また、前記セラミッ
クス粉末としてシリコンカーバイト粉末を使用し、前記
中空ビーズとしてカーボンバルーンを使用してもよい。
更に、前記セラミックス粉末としてシリコンナイトライ
ド粉末を使用し、前記中空ビーズとしてシラスバルーン
を使用することができる。
【0020】
【作用】この発明においては、酸化物、炭化物、窒化
物、ホウ化物、複合化合物、カーボンまたは有機物等の
1種または2種以上の材質からなる中空ビーズをセラミ
ックス粉末に混合するため、従来の中空でない樹脂ビー
ズを使用した場合に比べて、焼成過程で生じる分解ガス
が極めて少ない。このため、セラミックス部材の強度を
低下させるような亀裂の発生を回避できる。また、予め
セラミックス粉末中に中空ビーズを均一に混合しておく
ことにより、部材中に独立球形気孔を均一に分布させる
ことができる。
【0021】中空ビーズの材質はマトリックスとなるセ
ラミックス粉末の成分等に応じて適宜選択すればよく、
この発明によれば、酸化物、炭化物または窒化物等の各
種セラミックスを主成分とし独立球形気孔を有する無浸
透性セラミックス材料の製造が可能である。
【0022】なお、中空ビーズは、例えばシャボン玉の
ように材料の表面張力を利用して形成することができ
る。このような方法で中空ビーズを形成するとビーズは
ほぼ真球の形状になる。このような中空ビーズを使用す
ると、セラミックス部材中に形成される気孔もほぼ球形
になる。従って、応力が加えられた場合に応力が一点に
集中することを回避でき、セラミックス部材の強度の急
激な低下を回避できる。また、中空ビーズの混合により
あたかも分散剤を添加したかのような効果を得ることが
でき、セラミックス部材の強度が向上する。
【0023】ところで、中空ビーズは、その材質によっ
ては通常用いられるセラミックスの圧縮成形に対し強度
的に弱く、耐えられないこともある。この場合は、適量
の樹脂を添加し、中空ビーズの強度以下の低圧力で成形
した後、焼成することが好ましい。
【0024】また、通常、セラミックスの常圧焼結には
焼結助材といわれる物質が添加されるが、この発明のご
とく中空ビーズを用いる場合には、焼結条件を調整する
ことにより、中空ビーズが焼結助材として作用するよう
にもできる。
【0025】なお、独立球形気孔の直径が5μm未満の
場合は表面気孔率を大きくしても摩擦係数を低減する効
果を十分に得ることができない。一方、独立球形気孔の
直径が150μmを超える場合は、強度が低下する。こ
のため、独立球形気孔の直径は5〜150μmとするこ
とが好ましい。但し、この発明を構造材に使用する場合
は、独立球形気孔の直径が50μm未満であると、強度
向上効果が十分でない。従って、この場合は、独立球形
気孔の直径を50〜150μmとすることが好ましい。
また、この発明をメカニカルシールに使用する場合は、
気孔の直径が50μmを超えると、摺動相手のカーボン
が気孔内に入り込むという不具合が発生する。従って、
この場合は、独立球形気孔の直径は5〜50μmとする
ことが好ましい。
【0026】更に、セラミックス部材の表面気孔率が3
%未満の場合は、無浸透性摺動材料として使用した場合
に、摩擦係数を十分に低減することができず、また構造
用材料とした場合に機械的強度を改善する効果が十分で
ない。一方、表面気孔率が28%を超える場合は、無浸
透性摺動材料として使用した場合にシール性を確保する
ことが困難になる。このため、表面気孔率は3〜28%
とすることが好ましい。
【0027】また、この発明に係るセラミックス部材
は、その表面または内部に気孔を有しており、この気孔
内のガス等が熱的または機械的な緩衝材として作用する
ため、耐熱衝撃性および耐衝撃性が優れている。
【0028】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
【0029】(1)実施例1、比較例1、比較例2 先ず、実施例1として、平均粒径が0.5μmの易焼結
性アルミナ粉末100重量部に対し、フェノール樹脂を
10重量部、離型剤(ステアリン酸)1重量部を添加
し、更に中空ガラスビーズ(平均粒径15μm)を2重
量部加え、小型ニーダーにて2〜3時間混合して成形材
料を得た。
【0030】一方、比較例1として、アルミナ粉末にフ
ェノール樹脂および離型剤を加えてこれをニーダーにて
混合して、成形材料を得た。
【0031】次に、180℃に加熱した金型を用いて、
これらの実施例1および比較例1の各成形材料を成形し
て成形体を得た。このときの成形圧力は500kg/c
2である。次いで、これらの成形体を大気雰囲気中で
1600℃の温度で2時間加熱して焼結させ、セラミッ
クス部材を得た。
【0032】図1は実施例1のセラミックス部材の組織
を示す図、図2は比較例1のセラミックス部材の組織を
示す図である。図1から明らかなように、実施例1のセ
ラミックス部材は、マトリックスであるアルミナ1中に
直径が10〜15μm程度のほぼ球形の独立ポアー(気
孔)2がほぼ均一に分散した組織を有しており、表面気
孔率は約8%であった。また、この実施例1のセラミッ
クス部材は流体に対し不浸透性を示した。
【0033】一方、図2から明らかなように、比較例1
のセラミックス部材においては、内部に著しいクラック
3が発生していた。
【0034】次に、上述の実施例1のセラミックス部材
をメカニカルシールの硬質材料として使用し、カーボン
シールを相手側摺動材料として使用して、回転数と摺動
トルクとの関係を調べた。また、比較例2として、メカ
ニカルシールの硬質材料としてアルミナ純度が99%の
セラミックスからなる部材を使用し、カーボンシールを
相手側摺動材料として使用して、回転数と摺動トルクと
の関係を調べた。これらの結果を図3に示す。但し、密
封液としては水道水を使用し、液温度は90℃、液圧力
は大気解放である。
【0035】この図3から明らかなように、実施例1に
おいては回転数が0〜2000r.p.mの間で摺動ト
ルクが約0.4kg−cmと低く、且つ安定していた。
また、メカニカルシールで問題となる異音の発生も認め
られなかった。一方、比較例2においては、特に低い回
転数での摺動トルクが大きいものであった。
【0036】この実施例において、中空ビーズの直径が
5μm未満の場合には表面気孔率を大きくしても摺動ト
ルクを下げることができず、逆に中空ビーズの直径が5
0μmを超える場合には相手側摺動材料であるカーボン
摺動材がポアーに入り込み、潤滑効果が低下して好まし
くなかった。このため、中空ビーズの直径は5〜50μ
mとすることが好ましい。
【0037】また、表面気孔率が3%未満の場合も摺動
トルクを下げる効果が十分でなく、表面気孔率が28%
を超える場合には気密性の保持が困難であった。このた
め、表面気孔率は3〜28%とすることが好ましい。
【0038】なお、この実施例のように常圧焼結の場合
は、焼結条件を調整することにより、中空ビーズが焼結
助材として作用するようにもできる。また、中空ビーズ
は、例えばシャボン玉のように材料の表面張力を利用し
て形成することができ、このようにして形成された中空
ビーズはほぼ球形の形状になる。そして、中空ビーズが
焼成時に揮発飛散する材料からなる場合は、クラック防
止および焼結阻害防止の観点から、中空ビーズの膜厚が
薄く、焼成時にガスの発生量が少ないことが好ましく、
例えば、中空ビーズの膜厚を10μm以下と薄くするこ
とが好ましい。更に、セラミックスの圧縮成形に対し中
空ビーズの強度が低い場合は、少量の潤滑剤と共に樹脂
を添加し、中空ビーズの強度以下の低圧力で成形した
後、焼成すればよい。
【0039】(2)実施例2、比較例3 実施例2として、平均粒径が3.0μmのSiC粉末1
00重量部に対し、フェノール樹脂を15重量部、離型
剤(ステアリン酸)を1重量部添加し、更に中空カーボ
ンビーズ(粒径50μm以下)を2重量部加え、これを
小型ニーダーにて2〜3時間混合して、成形材料を得
た。
【0040】一方、比較例3として、中空カーボンビー
ズを入れない以外は実施例2と同様にして成形材料を得
た。
【0041】次に、180℃に加熱した金型を用いてこ
れらの成形材料を500kg/cm2 の成形圧力にて成
形した後、1600℃の温度で2時間に亘って加熱し、
金属シリコン(Si)とカーボンとを反応させる反応焼
結を行って、セラミックス部材を得た。そして、これら
のセラミックス部材の組織を調べた。
【0042】図4は実施例2(中空カーボンビーズ配合
SiC焼結体)の組織を示す図、図5は比較例3(Si
C焼結体)の組織を示す図である。この図4から明らか
なように、実施例2のセラミックス部材においては、マ
トリックスとしてのSiC4中にほぼ球形のポアー2お
よび金属Si5がほぼ均一に分散している。即ち、実施
例2においては、カーボンビーズがSiC化し、組織中
に独立した球形のポアー2を形成している。一方、図5
から明らかなように、比較例3ではマトリックスとして
のSiC4中に金属Si5およびカーボン6が分散され
ているものの、ポアーは存在していない。
【0043】次に、実施例2のセラミックス部材を使用
して図6に示す軸受を製造し、水中でのトルクを計測し
て軸受の摩擦係数μを求めた。即ち、実施例2のセラミ
ックス部材からなる薄板リング状の2枚の軸受(スラス
ト軸受)11、12を固定側リテイナー13と回転側リ
テイナー14との間に配置した。固定側リテイナー13
は固定用ピン15がリテイナー13および固定部16の
双方に設けられた孔に嵌合することにより固定部16に
固定されている。また、回転側リテイナー14は固定用
ピン17により回転軸18に固定されている。なお、回
転側リテイナー14の回転軸挿通孔14aは回転軸18
の径とほぼ等しく設定されている。また、固定側リテイ
ナー13の回転軸挿通孔13aは回転軸18の径よりも
若干大きく設定されている。そして、回転軸18が回転
すると、スラスト軸受12がスラスト軸受11に摺動し
つつ回転するようになっている。
【0044】上述のごとく軸受11、12をリテイナー
13、14間に配置し、回転軸18を回転させ、トルク
計測を行って軸受の摩擦係数μを求めた。但し、トルク
計測時の回転軸18の回転数は6000r.p.m、荷
重は50kg/cm2 、液は水道水を使用し、液温は9
0℃である。その結果、この軸受の摩擦係数μは0.0
1と低い値で安定していた。これは、スラスト軸受1
1、12の各摺動面の表面にポアーが存在するため、ス
ラスト軸受11、12の摺動面間に液膜が容易に形成さ
れ、この液膜が潤滑剤として作用するためと考えられ
る。
【0045】なお、この実施例において、気孔の直径が
5μm未満では液体がポアーに入らず、摩擦係数を下げ
る効果が十分に得られなかった。また、気孔の直径が1
50μmを超える場合は素材の強度が低下し始めること
から好ましくなかった。更に、表面気孔率が3%未満の
場合は摩擦係数を下げる効果が少なく、28%を超える
場合はシール性に難点があった。このため、セラミック
ス部材の気孔の直径は5〜150μm、表面気孔率は3
〜28%とすることが好ましい。
【0046】(3)実施例3 平均粒径が0.5μmのSiC粉末100重量部に対し
て、B4 C粉末を0.5重量部、カーボンブラック粉末
を3.0重量部、ポリビニルアルコールを3.0重量部
添加し、更に水を加えてボールミル混合(2時間)した
後、このボールミル混合スラリーをスプレードライして
成形材料Aを得た。
【0047】また、上記と同様の配合にて作成したボー
ルミル混合スラリーに、更に平均粒径が100μmの中
空ポリスチレンビーズを2重量部添加し、これをスプレ
ードライ造粒して成形材料Bを得た。
【0048】そして、金型に成形材料Aを充填し、次に
成形材料Bを充填し、更に成形材料Aを充填するという
ようにして成形材料A、Bを交互に充填した。その後、
この成形材料A、Bの積層体に1.5トン/cm2 の圧
力を印加し圧縮成形して、図7に示すように、成形材料
Aからなる第1の層21および成形材料Bからなる第2
の層22が交互に積層されてなる多重積層成形体20を
得た。第1の層21および第2の層22の層厚tはいず
れも約1mmである。
【0049】この成形体をArガス雰囲気中で2050
℃の温度で2時間加熱して焼結させ、独立球形気孔を有
する第1セラミックス層と、独立球形気孔を有しない第
2セラミックス層との積層体からなる構造用セラミック
ス部材を得た。
【0050】このようにして得たセラミックス部材に対
して、JIS R 1607(1981)に準じる方法
により破壊じん性値(K1c)を測定した。その結果、
この構造用セラミックス部材の破壊じん性値の測定値K
1cは測定値K1c=4.2であり、従来の構造用セラ
ミックス部材である炭化ケイ素焼結体(K1c=2.2
〜4.1)に比べて高い値を示した。
【0051】次に、上述の方法により独立球形気孔を有
する第1セラミックス層と独立球形気孔を有しない第2
セラミックス層とが積層されてなる耐熱鋼用の熱間鍛造
用治具を製作した。そして、鍛造温度が1100℃、衝
撃力が300kg・f/cm2 の条件で鍛造を実施し、
耐久性能を調べた。その結果、この熱間鍛造用治具は、
2000ショットを経過しても何ら損傷が認められなか
った。
【0052】この実施例において、中空ビーズの直径が
50μm未満の場合はK1cを向上させる効果が少な
く、直径が150μmを超える場合は素材強度の低下を
来した。また、表面気孔率が3%未満の場合はK1cを
改善する効果が少なく、表面気孔率が25%を超える場
合は素材強度の低下を招き、好ましくなかった。このた
め、中空ビーズの直径は50〜150μm、表面気孔率
は3〜25%とすることが好ましい。
【0053】なお、上述の実施例においては独立球形気
孔を有する第1セラミックス層と独立球形気孔を有しな
い第2セラミックス層とが積層されてなるセラミックス
部材について説明したが、独立球形気孔を有する第1セ
ラミックス層の周囲を気孔を有しない第2セラミックス
層で被覆した場合も、上述の実施例と同様に、軽量且つ
高強度の構造用セラミックス部材を得ることができた。
【0054】(4)実施例4 平均粒径が2.0μmのSi3 4 粉末100重量部に
対して、Y2 3 粉末を5.0重量部、Al2 3 粉末
を5.0重量部、ポリスチレンを20重量部混合し、更
に直径が50〜150μmの中空ガラスビーズ(シラス
バルーン)を3重量部加え、これを小型ニーダーにて混
合して成形材料を得た。その後、この成形材料を150
℃に加熱して射出成形し、両端が解放した筒状のシリン
ダー形状の成形体を得た。
【0055】次に、窒素ガス雰囲気中でこの成形体を1
700℃の温度で4時間加熱することにより、1次焼結
を行った。その後、この1次焼結体を1850℃に加熱
し、2時間に亘って1000kg/cm2 の圧力を印加
するHIP(熱間静水圧)処理を行った。次いで、この
焼結体を研削仕上加工して、筒状のシリンダーを得た。
【0056】このようにして製造したシリンダーの内側
にピストンを挿入し、ピストンをその軸方向に往復運動
させて作動抵抗を測定した。
【0057】図8は作動抵抗の測定方法を示す断面図で
ある。上述の方法により製造したシリンダー23はその
軸方向を水平にし、一端側が小型ロードセル26に接触
するように配置した。このロードセル26は固定部29
に固定されており、シリンダー23は、ロードセル26
との間に隙間がないようにボルト28aにより位置決め
されて支持部25に支持されている。そして、シリンダ
ー23の内側に、ボルト28bにより駆動軸27と連結
された検査標準のピストン(材質:窒化ケイ素)24を
挿入し、駆動装置(図示せず)により駆動軸27を軸線
方向に往復運動させることにより、油中でピストン24
を軸線方向に定速度で定間隔を往復移動させた。そし
て、ロードセル26の出力より荷重を計測し、これから
作動抵抗を得た。
【0058】このようにして作動抵抗を測定した結果、
この実施例のシリンダーは、従来の常圧焼結窒化ケイ素
製のシリンダーに比べて、作動抵抗が約20%低減する
ことが確認できた。
【0059】なお、この実施例において、気孔径が5μ
m未満の場合は、流体がポアーに浸入しないため、摩擦
係数を下げる効果を十分に得ることができず、気孔径が
150μmを超える場合は、素材の強度が低下し始める
ことから好ましくなかった。また、表面気孔率が3%未
満の場合は摩擦係数を下げる効果が十分でなく、表面気
孔率が28%を超える場合は流体の流出が多く、効果の
持続性が悪いものであった。このため、気孔径は5〜1
50μm、表面気孔率は3〜28%とすることが好まし
い。
【0060】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、セラミ
ックス粉末に中空ビーズを混合し、これを成形および焼
成することにより気孔が形成されているので、気孔が連
続しておらず、液体の浸透を回避できる。また、表面の
気孔中に液体が入り込み、これが潤滑剤として作用する
ため、摩擦係数が小さくなる。従って、この発明に係る
セラミックス部材は、無浸透摺動材料として極めて適し
ている。
【0061】また、この発明に係るセラミックス部材
は、気孔を有するため軽量であると共に、耐熱衝撃性が
優れている。しかも、前記気孔がほぼ球形であるため、
応力が印加された場合に応力が一点に集中することを回
避できる。このため、この発明に係るセラミックス部材
は機械的強度も高い。
【0062】更に、この発明に係るセラミックス部材の
製造方法によれば、セラミックス粉末と中空ビーズとを
混合しこれを成形および焼成するから、ほぼ球形の独立
気孔が均一に分布したセラミックス部材を容易に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1のセラミックス部材の組織
を示す図である。
【図2】比較例1のセラミックス部材の組織を示す図で
ある。
【図3】回転数と摺動トルクとの関係を示す図である。
【図4】この発明の実施例2のセラミックス部材の組織
を示す図である。
【図5】比較例3のセラミックス部材の組織を示す図で
ある。
【図6】実施例2のセラミックス部材を用いて製造した
軸受を示す断面図である。
【図7】多重積層成形体を示す斜視図である。
【図8】作動抵抗の測定方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1……アルミナ 2……ポアー 3……クラック 4……SiC 5……金属Si 6……カーボン 11、12……スラスト軸受 13、14……リテイナー 15、17……固定用ピン 16……固定部 18……回転軸 20……多重積層成形体 21……第1の層 22……第2の層 23……シリンダー 24……ピストン 25……支持部 26……ロードセル 27……駆動軸 28a、28b……ボルト 29……固定部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス粉末と中空ビーズとを混合
    しこれを成形および焼成して形成されたことを特徴とす
    る独立球形気孔を有するセラミックス部材。
  2. 【請求項2】 セラミックス粉末と中空ビーズとを混合
    しこれを成形および焼成して形成された独立球形気孔を
    有する第1セラミックス層と、独立球形気孔を有しない
    第2セラミックス層とが積層されてなることを特徴とす
    る独立球形気孔を有するセラミックス部材。
  3. 【請求項3】 セラミックス粉末と中空ビーズとを混合
    しこれを成形および焼成して形成された独立球形気孔を
    有する第1セラミックス層と、この第1セラミックス層
    の周囲を被覆する独立球形気孔を有しない第2セラミッ
    クス層とを有することを特徴とする独立球形気孔を有す
    るセラミックス部材。
  4. 【請求項4】 前記独立球形気孔の直径が5〜150μ
    m、表面気孔率が3〜28%である請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載の独立球形気孔を有するセラミックス
    部材。
  5. 【請求項5】 セラミックス粉末と中空ビーズとを混合
    して成形材料を得る工程と、この成形材料を成形して所
    定形状の成形体を得る工程と、この成形体を焼成する工
    程とを有することを特徴とする独立球形気孔を有するセ
    ラミックス部材の製造方法。
  6. 【請求項6】 セラミックス粉末、中空ビーズおよび樹
    脂を混合して成形材料を得る工程と、この成形材料を成
    形して所定形状の成形体を得る工程と、この成形体を焼
    成する工程とを有することを特徴とする独立球形気孔を
    有するセラミックス部材の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記中空ビーズは酸化物、炭化物、窒化
    物、ホウ化物、複合化合物、カーボンおよび有機物から
    なる群から選択された少なくとも1種からなる請求項5
    または6に記載の独立球形気孔を有するセラミックス部
    材の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記セラミックス粉末としてアルミナ粉
    末を使用し、前記中空ビーズとしてシラスバルーンを使
    用する請求項5乃至7のいずれか1項に記載の独立球形
    気孔を有するセラミックス部材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記セラミックス粉末としてシリコンカ
    ーバイト粉末を使用し、前記中空ビーズとしてカーボン
    バルーンを使用する請求項5乃至7のいずれか1項に記
    載の独立球形気孔を有するセラミックス部材の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記セラミックス粉末としてシリコン
    ナイトライド粉末を使用し、前記中空ビーズとしてシラ
    スバルーンを使用する請求項5乃至7のいずれか1項に
    記載の独立球形気孔を有するセラミックス部材の製造方
    法。
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