JPH082954Y2 - 運転席窓ガラスの結露、結氷による視界悪化防止用透明加温板 - Google Patents
運転席窓ガラスの結露、結氷による視界悪化防止用透明加温板Info
- Publication number
- JPH082954Y2 JPH082954Y2 JP1990010320U JP1032090U JPH082954Y2 JP H082954 Y2 JPH082954 Y2 JP H082954Y2 JP 1990010320 U JP1990010320 U JP 1990010320U JP 1032090 U JP1032090 U JP 1032090U JP H082954 Y2 JPH082954 Y2 JP H082954Y2
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- JP
- Japan
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- window glass
- driver
- heating plate
- transparent
- dew condensation
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- Surface Heating Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、特に寒冷時において船舶、自動車の運転席
窓ガラスに取り付け、ガラス面への結露、結氷を防止す
るための運転席窓ガラズの結露、結氷による視界悪化防
止用透明加温板に関するものである。
窓ガラスに取り付け、ガラス面への結露、結氷を防止す
るための運転席窓ガラズの結露、結氷による視界悪化防
止用透明加温板に関するものである。
[従来の技術] 寒冷地では、窓ガラス等への結露、更にはこれらの結
氷による視界悪化が起こり易い。これらの結露、結氷を
除去するために、従来では機械式のワイパや温風による
デフロスタが用いられているが、例えば極寒の北洋で作
業する船舶等のように、波しぶき等により着氷が生ずる
場合には、充分な除去を行うことは不可能である。
氷による視界悪化が起こり易い。これらの結露、結氷を
除去するために、従来では機械式のワイパや温風による
デフロスタが用いられているが、例えば極寒の北洋で作
業する船舶等のように、波しぶき等により着氷が生ずる
場合には、充分な除去を行うことは不可能である。
自動車の窓ガラス等では、窓ガラスを構成する2枚の
板ガラスの間に、透明の導電性シートを挟設しておき、
この導電性シートに通電した際のジュール発熱によって
窓ガラスを適温に保持し、結氷を防止する所謂導電ガラ
スを用いる方法も知られている。
板ガラスの間に、透明の導電性シートを挟設しておき、
この導電性シートに通電した際のジュール発熱によって
窓ガラスを適温に保持し、結氷を防止する所謂導電ガラ
スを用いる方法も知られている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述したように透明導電シートを板ガ
ラスに挟設した導電ガラスは,例えば通電する必要のな
い夏期においても容易に取り外せず、性能劣化を招く虞
れがある。また、ガラスには殆ど可塑性がないので、例
えば緩曲面の窓に合わせて導電ガラスを密着することは
難しい。
ラスに挟設した導電ガラスは,例えば通電する必要のな
い夏期においても容易に取り外せず、性能劣化を招く虞
れがある。また、ガラスには殆ど可塑性がないので、例
えば緩曲面の窓に合わせて導電ガラスを密着することは
難しい。
本考案の目的は、上述の問題点を解消し、船舶、自動
車の運転席窓ガラスへの着脱が可能で熱可塑性を有し、
所望形状への成形も可能な運転席窓ガラスの結露、結氷
による視界悪化防止用透明加温板を提供することにあ
る。
車の運転席窓ガラスへの着脱が可能で熱可塑性を有し、
所望形状への成形も可能な運転席窓ガラスの結露、結氷
による視界悪化防止用透明加温板を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するための本考案に係る運転席窓ガ
ラスの結露、結氷による視界悪化防止用透明加温板は、
船舶、自動車における運転席窓ガラスの結露、結氷によ
る視界悪化を防止するための加温板であって、透明導電
性シートの対向する辺部に一対の電極を設けて成る発熱
部を、前記運転席窓ガラスの緩曲面に合わせた成形が可
能な可塑性を有する2枚の透明アクリル樹脂板により挟
着して成り、前記運転席窓ガラスへの取付手段を設けた
ことを特徴とする。
ラスの結露、結氷による視界悪化防止用透明加温板は、
船舶、自動車における運転席窓ガラスの結露、結氷によ
る視界悪化を防止するための加温板であって、透明導電
性シートの対向する辺部に一対の電極を設けて成る発熱
部を、前記運転席窓ガラスの緩曲面に合わせた成形が可
能な可塑性を有する2枚の透明アクリル樹脂板により挟
着して成り、前記運転席窓ガラスへの取付手段を設けた
ことを特徴とする。
[作用] 上述の構成を有する運転席窓ガラスの結露、結氷によ
る視界悪化防止用透明加温板は、運転席窓ガラス等に重
ねて配置して運転席窓ガラス等の結露、結氷を防止し、
取付手段により設置個所への着脱が容易にできる。
る視界悪化防止用透明加温板は、運転席窓ガラス等に重
ねて配置して運転席窓ガラス等の結露、結氷を防止し、
取付手段により設置個所への着脱が容易にできる。
[実施例] 本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図において、2枚の透明アクリル板1、2の間に
は透明導電性シート3が挟設されている。この透明導電
性シート3は例えば合成樹脂板から成るシート上に、蒸
着、スパッタリング法等により金属導電薄膜が形成され
ている。この透明導電性シート3の相対する2辺には、
導電面と接触して1組の平面電極4a、4bが設けられてい
る。なお、この平面電極4a、4bは導電性塗料等を用いた
印刷などにより容易に設けることができ、更に平面電極
4a、4bからは導線5a、5bが引き出されている。
は透明導電性シート3が挟設されている。この透明導電
性シート3は例えば合成樹脂板から成るシート上に、蒸
着、スパッタリング法等により金属導電薄膜が形成され
ている。この透明導電性シート3の相対する2辺には、
導電面と接触して1組の平面電極4a、4bが設けられてい
る。なお、この平面電極4a、4bは導電性塗料等を用いた
印刷などにより容易に設けることができ、更に平面電極
4a、4bからは導線5a、5bが引き出されている。
このように構成した導電性シート3は透明アクリル板
1、2により両側から圧接され、接着剤等により一体的
に挟着されて透明加温板とされる。なお、この際に透明
アクリル板1、2に導線5a、5bを挿通する切欠部6を設
けることが好ましい。また、導電性シート3に掛からな
いような透明加温板の適宜位置には、設置個所にビス止
め等により固定するための取付孔7が設けられている。
1、2により両側から圧接され、接着剤等により一体的
に挟着されて透明加温板とされる。なお、この際に透明
アクリル板1、2に導線5a、5bを挿通する切欠部6を設
けることが好ましい。また、導電性シート3に掛からな
いような透明加温板の適宜位置には、設置個所にビス止
め等により固定するための取付孔7が設けられている。
このように構成された透明加温板は、窓ガラスの外面
或いは内面等の設置個所に、取付孔7を利用してビス止
めにより固定される。この際に、透明加温板は透明体で
あるため視界の妨げとはならない。ここで、引き出され
ている導線5a、5bの両端に通電すると、平面電極4a、4b
を介して透明導電性シート3の面に沿って電流が流れ
る。透明導電性シート3の面はジュール熱を発し、これ
により透明加温板の温度が上昇し、周囲にも伝熱するこ
とになる。従って、窓ガラスの至近に透明加温板を設置
した場合には、ガラス面への結露、結氷を防止できるこ
とになる。
或いは内面等の設置個所に、取付孔7を利用してビス止
めにより固定される。この際に、透明加温板は透明体で
あるため視界の妨げとはならない。ここで、引き出され
ている導線5a、5bの両端に通電すると、平面電極4a、4b
を介して透明導電性シート3の面に沿って電流が流れ
る。透明導電性シート3の面はジュール熱を発し、これ
により透明加温板の温度が上昇し、周囲にも伝熱するこ
とになる。従って、窓ガラスの至近に透明加温板を設置
した場合には、ガラス面への結露、結氷を防止できるこ
とになる。
また、透明アクリル板1、2は熱可塑性を有している
ので、この透明加温板を加熱することにより取付個所に
応じた所望形状の成形も容易である。
ので、この透明加温板を加熱することにより取付個所に
応じた所望形状の成形も容易である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る運転席窓ガラスの結
露、結氷による視界悪化防止用透明加温板は、船舶、自
動車の運転席窓ガラスへの着脱が可能であるため、必要
のない時は取り外しができ性能劣化を防止でき、また熱
可塑性を有するので必要に応じて所望の成形を行うこと
ができる。
露、結氷による視界悪化防止用透明加温板は、船舶、自
動車の運転席窓ガラスへの着脱が可能であるため、必要
のない時は取り外しができ性能劣化を防止でき、また熱
可塑性を有するので必要に応じて所望の成形を行うこと
ができる。
図面第1図は本考案に係る運転席窓ガラスの結露、結氷
による視界悪化防止用透明加温板の実施例の分解斜視図
である。 符号1、2は透明アクリル板、3は導電性シート、4a、
4bは平面電極、5a、5bは導線、6は切欠部、7は取付孔
である。
による視界悪化防止用透明加温板の実施例の分解斜視図
である。 符号1、2は透明アクリル板、3は導電性シート、4a、
4bは平面電極、5a、5bは導線、6は切欠部、7は取付孔
である。
Claims (1)
- 【請求項1】船舶、自動車における運転席窓ガラスの結
露、結氷による視界悪化を防止するための加温板であっ
て、透明導電性シートの対向する辺部に一対の電極を設
けて成る発熱部を、前記運転席窓ガラスの緩曲面に合わ
せた成形が可能な可塑性を有する2枚の透明アクリル樹
脂板により挟着して成り、前記運転席窓ガラスへの取付
手段を設けたことを特徴とする運転席窓ガラスの結露、
結氷による視界悪化防止用透明加温板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990010320U JPH082954Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 運転席窓ガラスの結露、結氷による視界悪化防止用透明加温板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990010320U JPH082954Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 運転席窓ガラスの結露、結氷による視界悪化防止用透明加温板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03101894U JPH03101894U (ja) | 1991-10-23 |
JPH082954Y2 true JPH082954Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31513894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990010320U Expired - Lifetime JPH082954Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 運転席窓ガラスの結露、結氷による視界悪化防止用透明加温板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082954Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2835422B2 (ja) * | 1994-04-30 | 1998-12-14 | 株式会社北里サプライ | 顕微鏡用透明加温プレートおよび顕微鏡用透明加温装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4970538U (ja) * | 1972-10-03 | 1974-06-19 | ||
JPS5980150U (ja) * | 1982-11-24 | 1984-05-30 | 三菱レイヨン株式会社 | くもり防止用透明樹脂板 |
JPS62122759U (ja) * | 1986-01-29 | 1987-08-04 | ||
JPH01235181A (ja) * | 1988-03-15 | 1989-09-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 透明面状発熱体 |
-
1990
- 1990-02-05 JP JP1990010320U patent/JPH082954Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03101894U (ja) | 1991-10-23 |
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