JPH0829456B2 - 放電加工用加工液供給装置 - Google Patents

放電加工用加工液供給装置

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JPH0829456B2
JPH0829456B2 JP60161633A JP16163385A JPH0829456B2 JP H0829456 B2 JPH0829456 B2 JP H0829456B2 JP 60161633 A JP60161633 A JP 60161633A JP 16163385 A JP16163385 A JP 16163385A JP H0829456 B2 JPH0829456 B2 JP H0829456B2
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JP
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machining
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JP60161633A
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潔 井上
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Inoue Japax Research Inc
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Inoue Japax Research Inc
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水を主成分(水のみである場合を含む)と
するワイヤカットあるいは型彫放電加工用加工液供給装
置に関する。
(従来の技術) 型彫あるいはワイヤカット放電加工において、純水ま
たは水を主成分とする水系加工液を加工液として使用す
る場合、加工部に供給する加工液中のイオンを除去する
ため、加工部に供給する加工液中の電導度を測定し、そ
の電導度が大になると加工液槽の加工液をイオン交換樹
脂を有する循環路に循環するか、あるいは管路を通過さ
せて浄化することが行なわれている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、加工部から回収した使用済加工液はイ
オンを高濃度に含有しており、一方、イオン交換樹脂
は、イオン濃度の大きい液からイオンを交換する場合に
は、樹脂の表面層のみにて交換作用が行なわれ、内部層
が利用されないままにイオン交換機能が失なわれ、再生
頻度が高いという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述した問題点の解決を目的とする。そし
て、この目的を達成するため、本発明は、型彫放電加工
またはワイヤカット放電加工に使用する水系加工液を加
工部に循環供給する加工液供給装置に於て、複数の区域
に区切られた加工液槽と、前記区切り部に両側の加工液
と接して設けられる浸透膜と、加工部から回収しフイル
タにより濾過した使用済加工液を前記加工液槽の所定の
区域に回収する加工液回収管路と、前記所定区域以外の
区域の加工液をイオン交換樹脂と接触させて所定の比抵
抗値に調整処理する加工液循環浄化装置と、前記所定区
域内の加工液をポンプで汲上げて加工部に供給する供給
装置とを設けて成ること、又更に、前記加工液供給装置
に於て、複数の区域に区切られた加工液槽と、前記区切
り部に両側の加工液と接して設けられる浸透膜と、加工
部から回収しフイルタにより濾過した使用済加工液を前
記加工液槽の所定の区域に回収する加工液回収管路と、
前記所定区域以外の区域の加工液をイオン交換樹脂と接
触させて所定の比抵抗値に調整処理する加工液循環浄化
装置と、前記各区域の夫々を加工部に弁を介して連結す
る配管を有し前記複数の区域の内の所望の区域内の加工
液をポンプで汲上げて加工部に供給する供給装置と、隣
接する区域間の加工液の流動を可能とするように区切り
部に形成される開口部と、該開口部を開閉する開閉手段
とを設けて成ることを特徴とする。
(作用) イオン交換樹脂による使用済加工液の浄化が、浸透膜
を透過して前記他の区域内に侵入したイオン濃度の低い
加工液に対して行なわれるため、イオン交換樹脂の全体
が無駄なく効率良く利用されるようになり、イオン交換
樹脂の再生頻度が少なくて済む。
(実施例) 以下本発明の一実施例を、型彫放電加工に例をとり、
第1図により説明する。第1図において、1はX,Y位置
決め機構を有する加工テーブル、2は該加工テーブル上
に設置された加工槽、3は加工槽2内に固定された被加
工体、5は加工電極であり、被加工体3と加工電極5が
微小間隙を介して対向する加工部が加工槽2内の水系加
工液4中に浸漬され、両者3,5間に電圧パルスを印加し
て繰返し放電を発生させると共に対向方向に加工送りを
与えて放電加工が行なわれる。
6は加工液槽であり、該加工液槽6は、セロファンあ
るい素焼材または高分子の浸透または透析膜からなる浸
透膜7により2つの区域A1,A2に区分されており、1つ
の区域A1には、前記加工槽2から、使用済加工液がフィ
ルタ8を有する戻り管9介してポンプ10により、あるい
は溢流によって導入される。なお、加工液槽6と加工槽
2との間には使用済加工液の受槽が設けられ、該受槽か
らポンプで汲み上げ、フィルタを介して加工液槽にへと
循環させる構成とする場合もある。
加工液槽6の一方の区域A1は、加工液供給管11を介し
てポンプ12により加工槽2に加工液4を供給しうるよう
に配管されている。また、他方の区域A2には、該区域A2
内の加工液をポンプ14により浄化用循環路15に送給しイ
オン交換樹脂13と接触させて所定の比抵抗値に調整処理
する加工液循環浄化装置が設けられる。
この装置において、加工槽2から加工液槽6の区域A1
に導入された加工液中のClイオン等のイオンは、濃度差
により浸透膜7を通して区域A2に透過し、ポンプ14によ
ってイオン交換樹脂13を介して循環することにより、除
去される。
このように、浸透膜7を介して透過するイオン分のみ
をイオン交換樹脂13によって除去することにより、イオ
ン生成度に一部関与する加工速度等にもよるが、例えば
区域A1の加工液の比抵抗を0.5×104Ωcmとしたとき、区
域A2のそれを5×106Ωcm程度にすることができ、従っ
てイオン交換樹脂13において流通する加工液のイオン濃
度は小さく、イオン交換樹脂13におけるイオン交換作用
を表層のみでなく、内層にまで行なわせることができ
る。
第2図は本発明の他の実施例であり、本実施例は、加
工液層6を浸透膜7A,7Bにより区域A1,A2,A3に区分し、
使用済加工液を戻す区域A1以外の区域A2,A3には、夫々
の区域A2,A3内の加工液をポンプ14A,14Bにより浄化用循
環路15A,15Bに送給しイオン交換樹脂13A,13Bと接触させ
て所定の比抵抗値に調整処理する加工液循環浄化装置を
設け、各浸透膜7A,7Bには隣り合う区域間での加工液の
流動を可能とする開閉板16A,16Bを設け、加工液供給管
は各区域A1,A2,A3にそれぞれ対応してそれぞれ弁17A,17
B,17Cを有する分岐管11A,11B,11Cを設け、これらをポン
プ12を有する1つの管11にまとめて加工槽2に接続して
いる。
この構成によれば、比較的比抵抗の低い加工液が必要
な場合には開閉板16A,16Bは閉じたままとし、弁17A〜17
Cのうち、17Aのみを開け、ポンプ14A,14Bは14Aのみを作
動させて、区域A2の加工液のイオンを除去し、ポンプ1
0,12を作動させることにより、前記同様の加工液浄化を
行なうことができる。また、より比抵抗の高い加工液が
必要な場合には開閉板16Bは閉じたままとし、開閉板16A
を開け、弁17A〜17Cのうち、17Bのみを開け、ポンプ14
A,14Bを作動させて、区域A2,A3の加工液のイオンを除去
し、ポンプ10,12を作動させることにより、加工液をA1
からA2へと流し、区域A2に流入した加工液はイオン交換
樹脂13Aにより直接浄化され、かつ区域A2のイオンの一
部は拡散により区域A3に流入してイオン交換樹脂13Bに
より吸収される。この場合には、イオン交換樹脂13Bは
低イオン濃度にて交換作用がなされ、再生頻度が少なく
てすむ。さらに比抵抗の高い加工液が必要な場合には開
閉板16A,16Bの双方を開とし、弁17A〜17Cのうち、17Cの
みを開け、ポンプ14A,14Bを作動させて、かつポンプ10,
12を作動させることにより、区域A1,A2の加工液を直接
に浄化する。この場合には、イオン交換樹脂13A,13Bに
おいては、共に浸透膜を介して透過して来たイオンにつ
いてイオン交換作用がなされるのではなく、直接的に交
換作用がなされるが、イオン交換樹脂13A,13Bの両者が
共にイオンに直接作用して比較的イオン低濃度雰囲気に
てイオン交換作用をなすので、やはり再生頻度は少なく
なる。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば、浸透膜を透過し
て来たイオンについてイオン交換が行なわれるので、イ
オン濃度の低い加工液に対してイオン交換が行なわれ、
イオン交換樹脂の全体的な利用率が上がり、イオン交換
樹脂の再生頻度が少なくてすむ。又、第2図の実施例の
ように構成することにより、加工条件の変更に応じて要
求される所定の比抵抗値の加工液を迅速に調製して加工
部に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す装置構成図、第2図は本
発明の他の実施例を示す装置構成図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型彫放電加工またはワイヤカット放電加工
    に使用する水系加工液を加工部に循環供給する加工液供
    給装置に於て、複数の区域に区切られた加工液槽と、前
    記区切り部に両側の加工液と接して設けられる浸透膜
    と、加工部から回収しフイルタにより濾過した使用済加
    工液を前記加工液槽の所定の区域に回収する加工液回収
    管路と、前記所定区域以外の区域の加工液をイオン交換
    樹脂と接触させて所定の比抵抗値に調整処理する加工液
    循環浄化装置と、前記所定区域内の加工液をポンプで汲
    上げて加工部に供給する供給装置とを設けて成ることを
    特徴とする放電加工用加工液供給装置。
  2. 【請求項2】型彫放電加工またはワイヤカット放電加工
    に使用する水系加工液を加工部に循環供給する加工液供
    給装置に於て、複数の区域に区切られた加工液槽と、前
    記区切り部に両側の加工液と接して設けられる浸透膜
    と、加工部から回収しフイルタにより濾過した使用済加
    工液を前記加工液槽の所定の区域に回収する加工液回収
    管路と、前記所定区域以外の区域の加工液をイオン交換
    樹脂と接触させて所定の比抵抗値に調整処理する加工液
    循環浄化装置と、前記各区域の夫々を加工部に弁を介し
    て連結する配管を有し前記複数の区域の内の所望の区域
    内の加工液をポンプで汲上げて加工部に供給する供給装
    置と、隣接する区域間の加工液の流動を可能とするよう
    に区切り部に形成される開口部と、該開口部を開閉する
    開閉手段とを設けて成ることを特徴とする放電加工用加
    工液供給装置。
JP60161633A 1985-07-22 1985-07-22 放電加工用加工液供給装置 Expired - Lifetime JPH0829456B2 (ja)

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