JP3951642B2 - 電気脱イオン装置の運転方法、電気脱イオン装置及び電気脱イオンシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水からイオンを電気的に分離するための電気脱イオン装置の運転方法、電気脱イオン装置及び電気脱イオンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
純水、超純水等を製造する分野などにおいて電気脱イオン装置が用いられている。プレートアンドフレーム型の電気脱イオン装置は、陽極と、陰極と、該陽極、陰極間に濃縮室と脱塩室(希釈室)とを交互に形成するように交互に配置された平膜状の陽イオン交換膜及び陰イオン交換膜を有する。脱塩室にはイオン交換樹脂等のイオン交換体が充填されている。この脱塩室に脱塩処理すべき水が流通され、水中のイオンがイオン交換膜を透過して脱塩室から濃縮室に移動する。
【0003】
特公昭56−16688号公報には円筒状の装置ケーシング内に棒状の電極(アノードとカソード)を平行に配置し、これら電極の周囲を円筒状のイオン交換膜にて囲み、イオン交換膜と電極との間を濃縮室とし、各イオン交換膜の外側に脱塩水を流通させるようにした電気脱イオン装置が記載されている。
【0004】
同号の電気脱イオン装置にあっては、アノード周囲の濃縮室からの濃縮水とカソード周囲の濃縮室からの濃縮水とを混合して各濃縮室に循環させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電気脱イオン装置では、濃縮室からのシリカの拡散現象により、シリカを高除去率にて除去することが困難であった。例えば、図4においてシリカ濃度が200ppbの原水を電気脱イオン装置に供給して90%の水回収率で運転すると、濃縮室流出水のシリカ濃度は約2000ppbと高濃度になる。この結果、シリカ濃度が濃縮室において著しく高いため、濃縮室から脱塩室側へのシリカの拡散速度が大きくなり、生産水のシリカ濃度を低くすることが困難となる(>2ppb)。
【0006】
本発明は、濃縮室からのシリカの濃度拡散を抑制し、これにより極低シリカ濃度の生産水を得ることができる電気脱イオン装置の運転方法、電気脱イオン装置及び電気脱イオンシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、陽極と陰極との間にイオン交換膜によって濃縮室と脱塩室とが区画された電気脱イオン装置の運転方法に関する。濃縮水が該濃縮室に流通されると共に、原水が脱塩室に流通され、生産水が該脱塩室から取り出され、該濃縮室から流出する濃縮水のシリカ濃度は生産水のシリカ濃度の1000倍以下好ましくは700倍以下とされる。
【0008】
シリカ濃度を0.1ppb以下の高純度の生産水の製造するためには、濃縮室から流出する濃縮水のシリカ濃度を100ppb以下とりわけ70ppb以下にすることが好ましい。
【0009】
濃縮室として、脱塩室内の被処理水の流れ方向に沿って複数個の濃縮室が設けられており、最も下流側の濃縮室から流出する濃縮水のシリカ濃度を生産水のシリカ濃度の1000倍以下とする。かかる運転方法にあっては、濃縮室の出口近傍においても濃縮室から脱塩室に向うシリカ濃度勾配が比較的小さく、濃縮室から脱塩室へのシリカの拡散が抑制され、生産水のシリカ濃度を低くすることができる。
【0010】
本発明の一態様においては、脱塩室内の被処理水の流れ方向に沿って第1ないし第n(nは2以上の整数)のn個の濃縮室が設けられており、第1濃縮室から流出する濃縮水の一部を排出し、残部を第1濃縮室に循環させ、第k(2≦k≦n)濃縮室から流出する濃縮水の一部を1段だけ前段の第(k−1)濃縮室に供給し、残部を第k濃縮室に循環させ、生産水の一部を脱塩室の最も下流側の第n濃縮室に供給する。かかる方法によれば、最も出口側の濃縮室のシリカ濃度を十分に低くし、生産水のシリカ濃度を著しく低くすることができる。
【0011】
本発明において、水を濃縮室に供給する場合、水は濃縮室に直接に供給されてもよく、その濃縮室に流入する他の水例えば濃縮水に対して添加されてもよい。即ち、濃縮室に対し間接的に添加されてもよい。
【0012】
本発明の一態様に係る電気脱イオン装置は、陽極と、陰極と、それらの間にイオン交換膜によって区画された濃縮室と脱塩室とを有する。濃縮水が該濃縮室に流通され、原水が該脱塩室に流通され、生産水として取り出される。該濃縮室として、脱塩室の最上流側から最下流まで第1ないし第nのn個の濃縮室が設けられており、該第n濃縮室に対し生産水の一部が補給される。
【0013】
この電気脱イオン装置にあっては、第1濃縮室から流出する濃縮水の一部を排出し、残部を第1濃縮室に循環させ、第k(2≦k≦n)濃縮室から流出する濃縮水の一部を第(k−1)濃縮室に供給し、残部を第k濃縮室に循環させる流路を備えることが好ましい。
【0014】
脱塩室には、イオン交換樹脂、イオン交換繊維などのイオン交換体が充填されてもよい。濃縮室にもイオン交換体又は活性炭が充填されてもよい。nは好ましくは2〜10、とくに2〜5とりわけ2〜4である。
【0015】
本発明の別の態様に係る電気脱イオン装置は、陽極と陰極との間にイオン交換膜によって濃縮室と脱塩室とが区画され、濃縮水が該濃縮室に流通され、原水が被処理水として該脱塩室に流通され、生産水として取り出される。カチオン交換膜とアニオン交換膜とが交互に配置された濃縮室と脱塩室とが交互に形成されている。該濃縮室は仕切壁により2以上の濃縮水流通部に区画されており、該仕切壁は、脱塩室内の通水方向と交叉方向に延設され、これによって該濃縮水流通部内の濃縮水の流れ方向は脱塩室内の流れ方向と交叉方向となっている。
【0016】
この態様においては、脱塩室内の被処理水の流れ方向に沿って第1ないし第n(nは2以上の整数)のn個の濃縮水流通部が設けられており、第1濃縮水流通部から流出する濃縮水の一部を排出し、残部を第1濃縮水流通部に循環させ、第k(2≦k≦n)濃縮水流通部から流出する濃縮水の一部を1段だけ前段の第(k−1)濃縮水流通部に供給し、残部を第k濃縮水流通部に循環させ、生産水の一部を最も下流側の第n濃縮水流通部に供給することが好ましい。
【0017】
本発明に係る電気脱イオンシステムは、陽極と陰極との間にイオン交換膜によって濃縮室と脱塩室とが区画され、濃縮水が該濃縮室に流通され、原水が被処理水として該脱塩室に流通され、生産水として取り出される電気脱イオン装置を直列に複数備えている。第1の電気脱イオン装置の濃縮室から流出する濃縮水の一部を排出し、残部を第1の電気脱イオン装置の濃縮室に循環させ、第k(2≦k≦n)の電気脱イオン装置の濃縮室から流出する濃縮水の一部を1段だけ前段の第(k−1)の電気脱イオン装置の濃縮室に供給し、残部を第kの電気脱イオン装置の濃縮室に循環させ、生産水の一部を最も下流側の第nの電気脱イオン装置の濃縮室に供給する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0019】
第1図は第1の実施の形態に係る電気脱イオン装置の模式的な水平断面図である。装置ケーシング1内に板状のアノード2a,2bとカソード3a,3bが平行に交互に配置されている。この実施の形態では、アノード2a,2bはケーシング1の一方の側面1aに支持され、その先端は他方の側面1bからは離隔している。カソード3a,3bはケーシング1の他方の側面1bに支持され、その先端は一方の側面1aから離隔している。
【0020】
このアノード2a,2bは陰イオン交換膜4で囲まれており、アノード2aと陰イオン交換膜4との間に第1濃縮室10が形成され、アノード2bと陰イオン交換膜4との間に第3濃縮室30が形成されている。カソード3a,3bは陽イオン交換膜5で囲まれており、カソード3aと陽イオン交換膜5との間に第2の濃縮室20が形成され、カソード3bと陽イオン交換膜5との間に第4の濃縮室40が形成されている。
【0021】
この濃縮室10,30内のアノード2a,2bの一方の板面側にアノード用の濃縮水を導入し他方の板面側から濃縮水を流出させるようにケーシング1に濃縮水の流入口15,35と流出口11,31とが設けられている。
【0022】
第2及び第4の濃縮室20,40内のカソード3の一方の板面側にカソード用の濃縮水を導入し他方の板面側から濃縮水を流出させるようにケーシング1に濃縮水の流入口25,45と流出口21,41とが設けられている。
【0023】
ケーシング1の図の左端側に原水の流入口6が設けられ、右端側に脱塩された生産水の流出口7が設けられている。この流出路7aに生産水取出用配管7aが接続されている。
【0024】
ケーシング1内のうち陰イオン交換膜4と陽イオン交換膜5との間の部分が脱塩室8となっており、この脱塩室8内を被処理水が流れる。この脱塩室8にはイオン交換樹脂等のイオン交換体が充填されている。なお、濃縮室にもイオン交換体が充填されても良い。脱塩室には、イオン交換樹脂、イオン交換繊維などのイオン交換体が充填されてもよい。濃縮室にもイオン交換体又は活性炭が充填されてもよい。
【0025】
各濃縮室10,20,30,40内の濃縮水を循環させるように、流出口11と流入口15,流出口21と流入口25,流出口31と流入口35,流出口41と流入口45とがそれぞれ配管12,22,32,42、ポンプ13,23,33,43及び配管14,24,34,44によって連通されている。
【0026】
生産水流出口7に近い濃縮室30,40の循環濃縮水に補給水として生産水を加えるように、生産水取出用配管7aから分岐した配管36,46がそれぞれ循環用配管32,42に接続されている。
【0027】
配管32を流れる濃縮室30の循環濃縮水の一部を濃縮室10に供給するために、配管32が配管37を介して配管12に接続されている。配管42を流れる濃縮室40の循環濃縮水の一部を濃縮室20に供給するために、配管42が配管47を介して配管22に接続されている。
【0028】
配管12,22からはそれぞれ濃縮水排出用の配管16,26が分岐している。
【0029】
このように構成された電気脱イオン装置においては、脱塩処理される原水は流入口6から脱塩室8に流入し、アノード2aを囲む陰イオン交換膜4の先端部4aを回り込んで陰イオン交換膜4と陽イオン交換膜5との間に流入し、次にカソード3aを囲む陽イオン交換膜5の先端部5aを回りこむ。被処理水はさらにアノード2b及びカソード3bを囲む交換膜4,5の先端部4b,5bを回り込んで脱塩室8内を流れ、生産水流出口7から流出する。
【0030】
このように被処理水が脱塩室8内を流れる間に、被処理水中のアニオンとカチオンがそれぞれ陰イオン交換膜4又は陽イオン交換膜5を透過して第1ないし第4の濃縮室10,20,30,40内に移動する。各濃縮室10,20,30,40内には濃縮水が流通しており、各濃縮室内の濃縮水に移入したイオンは最終的には濃縮室10,20に連なる濃縮水循環用配管12,22から配管16,26を経て流出する。
【0031】
カソード用濃縮室40の濃縮水流出口41から流出した濃縮水は、配管42、ポンプ43、配管44を介して循環し、この間に配管7aから生産水の一部が配管46を介して配管42に供給される。配管42を流れる濃縮水の一部が配管47を介して濃縮室20に連なる濃縮水循環用配管22へ流入する。カソード用の濃縮室20の濃縮水流出口21から流出した濃縮水は、配管22、ポンプ23、配管24を介して循環し、この間に一部の濃縮水が配管26を介して排出されると共に、上記の通り、配管47を介して循環用配管42内の濃縮水の一部が配管22に導入される。
【0032】
アノード用濃縮室30の濃縮水流出口31から流出した濃縮水は、配管32、ポンプ33、配管34を介して循環し、この間に配管7aから生産水の一部が配管36を介して配管32に供給される。配管32を流れる濃縮水の一部が配管37を介して濃縮室10に連なる濃縮水循環用配管12へ流入する。アノード用の濃縮室10の濃縮水流出口11から流出した濃縮水は、配管12、ポンプ13、配管14を介して循環し、この間に一部の濃縮水が配管16を介して排出されると共に、上記の通り、配管37を介して循環用配管32内の濃縮水の一部が配管12に導入される。
【0033】
このように、生産水取出側の濃縮室30,40に配管7aから生産水を導入するので、該濃縮室30,40のシリカ濃度が生産水のシリカ濃度の1000倍よりも低い。このため、濃縮室30,40から脱塩室8へのシリカの濃度勾配が小さくなり、濃縮室30,40から脱塩室8へのシリカの拡散が抑制され、配管7aから取り出される最終生産水のシリカ濃度が著しく低くなる。
【0034】
第1図では2個のアノード用濃縮室及び2個のカソード用濃縮室が設けられているが、3個以上のアノード用濃縮室及び3個以上のカソード用濃縮室が設けられてもよい。
【0035】
第2図は本発明の別の実施の形態に係る電気脱イオンシステムの通水系統図である。このシステムでは、2基の電気脱イオン装置60,70を有する。
【0036】
各電気脱イオン装置60,70は、イオン交換膜63,73によって区画形成された脱塩室61,71と濃縮室62,72を有している。処理される原水は、配管50によって電気脱イオン装置60の脱塩室61に導入され、脱塩処理された後、配管51を介して電気脱イオン装置70の脱塩室71に導入され、脱塩処理される。最終生産水は、配管52を介して脱塩室71から取り出される。この生産水取出用の配管52から配管53が分岐しており、生産水の一部が濃縮水循環用配管74に導入される。
【0037】
電気脱イオン装置60の濃縮室62の濃縮水出口と濃縮水入口とは、循環用の配管64によって接続され、この配管64にポンプ65が設けられている。濃縮室72の濃縮水出口と濃縮水入口とは、循環用の配管74を介して接続されており、配管74にポンプ75が設けられている。後段の電気脱イオン装置70の配管74に対し、生産水取出用配管52から分岐した補給水用配管53を介して最終生産水の一部が導入される。濃縮室72に連なる配管74を流れる濃縮水の一部は、配管77を介して電気脱イオン装置60の配管64に導入される。濃縮室62に連なる配管64を流れる濃縮水の一部は配管67を介して排出される。
【0038】
この第2図の電気脱イオン装置において、濃縮室72内の濃縮水は、配管74を介して循環し、この間に最終生産水の一部が配管53を介して配管74に供給される。このため、濃縮室72のシリカ濃度は生産水のシリカ濃度の1000倍よりも低い。そのため、濃縮室72から脱塩室71へ向うシリカ濃度勾配が小さくなり、濃縮室72から脱塩室71へのシリカの拡散が抑制され、配管52から取り出される最終生産水のシリカ濃度が著しく低いものとなる。
【0039】
電気脱イオン装置60の生産水のシリカ濃度が十分に低い場合には、配管51と配管74とを接続し、配管53の代わりとする事も可能である(図示せず)。
【0040】
第1,2図の実施の形態において、シリカ濃度200ppbの原水を1.1t/hにて脱塩室8又は61に供給し、濃縮室10,20,30,40,62,72における濃縮水循環量をいずれも1t/hとし、濃縮水循環ラインからの濃縮水取出量を0.1t/hとし、濃縮水循環配管34,44,74への生産水導入量を0.1t/hとした場合、濃縮室30,40,72における濃縮水シリカ濃度は約40ppb、濃縮室10,20,62における濃縮水シリカ濃度は約2000ppbとなり、濃縮室30,40,72から脱塩室に向うシリカ濃度勾配が著しく小さくなり、最終生産水のシリカ濃度が0.1ppb以下となる。
【0041】
第2図では2基の電気脱イオン装置が用いられているが、3基以上の電気脱イオン装置が直列に接続されてもよい。
【0042】
第3a図は本発明の電気脱イオン装置の他の実施の形態を示す概略的な斜視図、第3b図はその通水系統図である。
【0043】
この電気的脱イオン装置では、アノード101とカソード102との間に、カチオン交換膜とアニオン交換膜とが交互に配列され濃縮室103と脱塩室104とが形成されている。
【0044】
この実施の形態では濃縮室103がアノード101とカソード102との中間に配置され、濃縮室103のアノード側及びカソード側にそれぞれ脱塩室104が配置されている。処理される原水は配管106を介して脱塩室104に供給され、脱塩されて生産水が配管110から取り出される。
【0045】
濃縮室103は仕切壁105により2以上の濃縮水流通部103A,103Bに区画されている。なお、各濃縮水流通部103A,103Bの濃縮水の通水方向は脱塩室104内の通水方向と交叉する方向好ましくは略直交方向とされている。なお、略直交方向とは約80〜100°の角度を示す。脱塩室104は、第3a図の上側が入口側、下側が出口側であり、脱塩室104内を被処理水が上から下へ向って流れる。
【0046】
濃縮室103内には、この脱塩室104内の通水方向である鉛直方向に対し略直交方向に延在する仕切壁105が設けられ、濃縮室103内には上側の濃縮水流通部103Aと下側の濃縮水流通部103Bとが設けられている。
【0047】
以下において脱塩室104の通水方向の入口側の濃縮水流通部103Aを「前段濃縮室103A」と称し、出口側の濃縮水流通部103Bを「後段濃縮室103B」と称す。
【0048】
前段濃縮室103Aの濃縮水出口と濃縮水入口とは、循環用の配管107A,ポンプ108A,配管109Aを介して接続されている。後段濃縮室103Bの濃縮水出口と濃縮水入口とは、循環用の配管107B,ポンプ108B,配管109Bを介して接続されている。後段濃縮室103B内の濃縮水は、配管107B,ポンプ108B,配管109Bの順に流れて循環する。この配管109B内を流れる濃縮水に対し、生産水取出用配管110から分岐した補給水用配管111を介して最終生産水の一部が導入される。配管107B内を流れる後段濃縮室103Bからの濃縮水の一部は配管112を介して前段濃縮室103Aの配管107Aに導入される。前段濃縮室103Aから流出した濃縮水の一部は配管113を介して排出される。
【0049】
後段濃縮室103B,配管107B,109Bを循環している濃縮水に最終生産水が導入されるため、後段濃縮室103B内の濃縮水中のシリカ濃度が生産水のシリカ濃度の1000倍よりも低い。そのため、濃縮室103Bから脱塩室104へ向うシリカ濃度勾配が小さい。従って、濃縮室103Bから脱塩室104へのシリカの拡散が抑制され、配管110から取り出される最終生産水のシリカ濃度が著しく低い。
【0050】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
【0051】
実施例1
水道水を活性炭処理した後、逆浸透膜分離処理し、更に脱気膜で処理した水(シリカ濃度400ppb)を供給水として、第2図に示す本発明の方法にて通水した。電気脱イオン装置の脱塩室には、ダウケミカル社製イオン交換樹脂「650C」と三菱化学社製イオン交換樹脂「SSA10」が4:6で混合されて充填された。イオン交換膜はトクヤマ社製のCMBとAHAである。二段目の電気脱イオン装置は濃縮室にも上記イオン交換樹脂を充填した。脱塩室の大きさは横187mm×高さ795mm×2.5mm厚である。1基の電気脱イオン装置は3個の脱塩室を有する。原水流量は80L/hとし、各電気脱イオン装置の回収率は90%とした。電圧は21Vの条件である。
【0052】
この運転において、二段目の電気脱イオン装置の濃縮室から流出した濃縮水のシリカ濃度と、得られた生産水のシリカ濃度を調べ、結果を表1に示した。
【0053】
比較例1
二段目の電気脱イオン装置の濃縮室入口にシリカ溶液を添加して濃縮水のシリカ濃度が220ppbとなるようにしたこと以外は実施例1と同様にして処理を行い、シリカ濃度の測定結果を表1に示した。
【0054】
比較例2
第4図に示す装置に実施例1と同様にして通水し、シリカ濃度を調べ、結果を表1に示した。
【0055】
なお、第4図において、原水は配管80から電気脱イオン装置81の脱塩室84に供給され、配管82を介して生産水として取り出される。電気脱イオン装置81内にはイオン交換膜83によって脱塩室84と濃縮室85とが区画形成されている。濃縮室85の濃縮水出口と濃縮水入口とは、循環用の配管86、ポンプ87及び配管88を介して接続されており、配管86に対し原水供給用配管80から分岐した配管89を介して原水が補給される。濃縮室85から配管86に流出した濃縮水の一部は、配管90を介して取り出され、排出される。
【0056】
【表1】
【0057】
実施例2
第1図の装置において、脱塩室流量、イオン交換樹脂の混合比は実施例1と同様にし、第1図の脱塩室8の流路長さは3200mmとした。この装置を実施例1と同様に運転したところ、最後段の濃縮水流出路41から流出する濃縮水のシリカ濃度は40ppbであり、生産水のシリカ濃度は0.1ppb以下であった。
【0058】
実施例3
第3図の装置において、脱塩室流量、イオン交換樹脂の混合比は実施例1と同様にし、実施例1と同様に運転したところ、後段濃縮室103Bから配管107Bに流出する濃縮水のシリカ濃度は80ppbであり、生産水のシリカ濃度は0.1ppb以下であった。
【0059】
上記の通り、本発明の電気脱イオン装置及びその運転方法により、シリカ濃度0.1ppb以下の脱イオン水が生産される。
【0060】
【発明の効果】
以上の通り、本発明の電気脱イオン装置及びその運転方法によるとシリカ濃度が著しく低い生産水を確実に生産することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る電気脱イオン装置の模式的な断面図である。
【図2】実施の形態に係る電気脱イオンシステムの通水系統図である。
【図3】(a)は実施の形態に係る電気脱イオン装置を示す概略的な斜視図、(b)はこの装置の系統図である。
【図4】比較例の系統図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2a,2b アノード
3a,3b カソード
4 陰イオン交換膜
5 陽イオン交換膜
10,20,30,40 濃縮室
60,70,81 電気脱イオン装置
61,71,84,104 脱塩室
62,72,85,103 濃縮室
103A 前段濃縮室
103B 後段濃縮室
105 仕切壁
Claims (16)
- 陽極と陰極との間にイオン交換膜によって濃縮室と脱塩室とが区画された電気脱イオン装置の運転方法であって、
濃縮水を該濃縮室に流通させると共に、原水を被処理水として脱塩室に流通させ、生産水として該脱塩室から取り出す運転方法において、
前記濃縮室は、被処理水の流れ方向に沿って複数個の濃縮室が設けられており、被処理水の流れ方向の最も下流側の濃縮室から流出する濃縮水のシリカ濃度を生産水のシリカ濃度の1000倍以下とすることを特徴とする電気脱イオン装置の運転方法。 - 請求項1において、被処理水の流れ方向に沿って第1ないし第n(nは2以上の整数)のn個の濃縮室が設けられており、
第1濃縮室から流出する濃縮水の一部を排出し、残部を第1濃縮室に循環させ、
第k(2≦k≦n)濃縮室から流出する濃縮水の一部を1段だけ前段の第(k−1)濃縮室に供給し、残部を第k濃縮室に循環させ、
生産水の一部を最も下流側の第n濃縮室に供給する
ことを特徴とする電気脱イオン装置の運転方法。 - 請求項2において、nは2〜10であることを特徴とする電気脱イオン装置の運転方法。
- 請求項1ないし3のいずれか1項において、脱塩室内にイオン交換体が充填されている電気脱イオン装置の運転方法。
- 請求項1ないし4のいずれか1項において、濃縮室内にイオン交換体が充填されている電気脱イオン装置の運転方法。
- 請求項1ないし5のいずれか1項において、濃縮室内に活性炭が充填されている電気脱イオン装置の運転方法。
- 陽極と陰極との間にイオン交換膜によって濃縮室と脱塩室とが区画された電気脱イオン装置の運転方法であって、
濃縮水を該濃縮室に流通させると共に、原水を被処理水として脱塩室に流通させ、生産水として該脱塩室から取り出す運転方法において、
複数個の電気脱イオン装置が、被処理水が直列に流れるように直列に設置されており、最終の電気脱イオン装置から流出する濃縮水のシリカ濃度が該最終の電気脱イオン装置から得られる生産水のシリカ濃度の1000倍以下であることを特徴とする電気脱イオン装置の運転方法。 - 請求項7において、n個の電気脱イオン装置が設置されており、第1の電気脱イオン装置の濃縮室から流出する濃縮水の一部を排出し、残部を第1の電気脱イオン装置の濃縮室に循環させ、
第k(2≦k≦n)の電気脱イオン装置の濃縮室から流出する濃縮水の一部を1段だけ前段の第(k−1)の電気脱イオン装置の濃縮室に供給し、残部を第kの電気脱イオン装置の濃縮室に循環させ、
生産水の一部を最も下流側の第nの電気脱イオン装置の濃縮室に供給する
ことを特徴とする電気脱イオン装置の運転方法。 - 請求項8において、nが2であることを特徴とする電気脱イオン装置の運転方法。
- 陽極と陰極との間にイオン交換膜によって濃縮室と脱塩室とが区画された電気脱イオン装置の運転方法であって、
濃縮水を該濃縮室に流通させると共に、原水を被処理水として脱塩室に流通させ、生産水として該脱塩室から取り出す運転方法において、
陽極と陰極との間にカチオン交換膜とアニオン交換膜とが交互に配置された濃縮室と脱塩室とが交互に形成され、
該濃縮室は仕切壁により2以上の濃縮水流通部に区画されており、該仕切壁は、脱塩室内の通水方向と交叉方向に延設され、これによって該濃縮水流通部内の濃縮水の流れ方向は脱塩室内の流れ方向と交叉方向となっており、
該濃縮室から流出する濃縮水のシリカ濃度を生産水のシリカ濃度の1000倍以下とする電気脱イオン装置の運転方法。 - 請求項10において、脱塩室内の被処理水の流れ方向に沿って第1ないし第n(nは2以上の整数)のn個の濃縮水流通部が設けられており、
第1濃縮水流通部から流出する濃縮水の一部を排出し、残部を第1濃縮水流通部に循環させ、
第k(2≦k≦n)濃縮水流通部から流出する濃縮水の一部を1段だけ前段の第(k−1)濃縮水流通部に供給し、残部を第k濃縮水流通部に循環させ、
生産水の一部を最も下流側の第n濃縮水流通部に供給し、最も下流側の濃縮水流通部から流出する濃縮水のシリカ濃度を生産水のシリカ濃度の1000倍以下とすることを特徴とする電気脱イオン装置の運転方法。 - 陽極と陰極との間にイオン交換膜によって濃縮室と脱塩室とが区画され、濃縮水が該濃縮室に流通され、原水が被処理水として該脱塩室に流通され、生産水として取り出される電気脱イオン装置において、
該濃縮室として、被処理水の流れ方向の最上流側から最下流まで第1ないし第nのn個の濃縮室が設けられており、
該第n濃縮室に生産水の一部を導入する流路を備えたことを特徴とする電気脱イオン装置。 - 請求項12において、第1濃縮室から流出する濃縮水の一部を排出し、残部を第1濃縮室に循環させ、第k(2≦k≦n)濃縮室から流出する濃縮水の一部を第(k−1)濃縮室に供給し、残部を第k濃縮室に循環させる流路を備えたことを特徴とする電気脱イオン装置。
- 陽極と陰極との間にイオン交換膜によって濃縮室と脱塩室とが区画され、濃縮水が該濃縮室に流通され、原水が被処理水として該脱塩室に流通され、生産水として取り出される電気脱イオン装置を直列に複数備えてなる電気脱イオンシステムにおいて、
第1の電気脱イオン装置の濃縮室から流出する濃縮水の一部を排出し、残部を第1の電気脱イオン装置の濃縮室に循環させ、
第k(2≦k≦n)の電気脱イオン装置の濃縮室から流出する濃縮水の一部を1段だけ前段の第(k−1)の電気脱イオン装置の濃縮室に供給し、残部を第kの電気脱イオン装置の濃縮室に循環させ、
生産水の一部を最も下流側の第nの電気脱イオン装置の濃縮室に供給する
ことを特徴とする電気脱イオンシステム。 - 陽極と陰極との間にイオン交換膜によって濃縮室と脱塩室とが区画され、濃縮水が該濃縮室に流通され、原水が被処理水として該脱塩室に流通され、生産水として取り出される電気脱イオン装置において、
カチオン交換膜とアニオン交換膜とが交互に配置された濃縮室と脱塩室とが交互に形成され、
該濃縮室は仕切壁により2以上の濃縮水流通部に区画されており、該仕切壁は、脱塩室内の通水方向と交叉方向に延設され、これによって該濃縮水流通部内の濃縮水の流れ方向は脱塩室内の流れ方向と交叉方向となっている電気脱イオン装置。 - 請求項15において、脱塩室内の被処理水の流れ方向に沿って第1ないし第n(nは2以上の整数)のn個の濃縮水流通部が設けられており、
第1濃縮水流通部から流出する濃縮水の一部を排出し、残部を第1濃縮水流通部に循環させ、
第k(2≦k≦n)濃縮水流通部から流出する濃縮水の一部を1段だけ前段の第(k−1)濃縮水流通部に供給し、残部を第k濃縮水流通部に循環させ、
生産水の一部を最も下流側の第n濃縮水流通部に供給する
ことを特徴とする電気脱イオン装置。
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