JPH08294331A - 植樹用紐体の紐締結装置 - Google Patents
植樹用紐体の紐締結装置Info
- Publication number
- JPH08294331A JPH08294331A JP7104261A JP10426195A JPH08294331A JP H08294331 A JPH08294331 A JP H08294331A JP 7104261 A JP7104261 A JP 7104261A JP 10426195 A JP10426195 A JP 10426195A JP H08294331 A JPH08294331 A JP H08294331A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tree
- string
- planting
- belts
- fastening device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
鉢を受載可能な植樹安定装置とをベルトで縛り付けるう
えで用いるベルト連結具において、台風時等にもベルト
の連結状態が外れることがないようにする。 【構成】 ベルトA,Bを二つ折り状に巻き掛け可能な
引掛け桟17,18を有する継手板2と、折り返される
ことで二重とされたベルトA,Bをそれぞれ通り抜け可
能にした通孔15a,15bを有する継手板3とを具備
した構成にした。ベルトA,Bを所定の掛け渡し状態に
した後、ベルトA,Bを相反する方向へ引っ張れば、両
継手板2,3が接合し、その間でベルトA,Bが挟圧さ
れるようになる。
Description
用いる植樹用紐体の紐締結装置に関するものである。
は、強風等にも耐え得るようにするため、掘削した植付
け孔の底部へ盤体状の植樹安定装置(例えば特開平5−
260862号公報参照)を設置し、この上に樹木の根
鉢を載置すると共に、この根鉢を植樹安定装置へ縛りつ
け、そのうえで植付け孔を埋め戻すという手法が採られ
ている。
とを縛り付けるような場合に用いるベルト等の植樹用紐
体は、例えば、植樹安定装置の適所へ差し通し状に引っ
掛けた後、その端部を折り返して自身(植樹用紐体)に
結び止めるようなことが必要になる。そこで、このよう
な植樹用紐体の結び止めに関しては、図4(a)に示す
ような紐締結装置30を用いていた(なお、この紐締結
装置30は実公平4−45500号公報に例示されたも
のである)。
1を一対の支持板32で挟持した構造を有しており、図
4(b)に示すように折り返し状にした植樹用紐体Aを
各紐掛け軸31間へジクザグ状に差し通すことで、当該
植樹用紐体A自体が二重に重ねられる部分での相互摩擦
を利用して、植樹用紐体Aの脱出を防止させるというも
のであった。
では、台風時等、大きな力が樹木に加わって植樹用紐体
Aに高張力が作用した場合に、植樹用紐体Aの脱出が起
こり、そのため樹木が植樹安定装置から緩んで倒れや傾
きを起こすということがあった。本出願人の実験によれ
ば、植樹用紐体Aの脱出は、1.5トン程度の張力でも
比較的簡単に発生するものであった。
であって、台風等の発生時でも、樹木の倒れや傾きを防
止できる程度に、植樹用紐体の強力な結び止めができる
ようにした植樹用紐体の紐締結装置を提供することを目
的とする。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、樹木植付け時に用いる偏平な植樹用紐体A,B同
士を互いに締結する紐締結装置において、この紐締結装
置は互いに接離自在な一対の継手板2,3を備え、一方
の継手板2には、植樹用紐体A,Bが巻き掛けられる引
掛け桟17,18が設けられ、他方の継手板3には、上
記引掛け桟17,18に巻き掛けられた植樹用紐体A,
Bが二重に重合された状態で挿通される通孔15a,1
5bが設けられていることを特徴とする(請求項1)。
は、ともに、引掛け桟(17)(18)と通孔(15
a)(15b)との組み合わせを2組有する同一形状の
部材より構成することが好ましい(請求項2)。
方の継手板に対し、その引掛け桟へ植樹用紐体を二つ折
り状に巻き掛け、その後、通孔を有した他方の継手板に
対し、上記引掛け桟によって折り返され二重になった植
樹用紐体(即ち、2本分の植樹用紐体)を通り抜けさせ
る。
植樹用紐体に張力を加えるようにすると、当該植樹用紐
体が引掛け桟を通孔側へ引き付けようとするのに伴っ
て、両継手板は強力な接合状態とされ、このように接合
状態となった両継手板の間で、植樹用紐体において引掛
け桟から通孔へと向かう部分が挟み込まれるようにな
る。
る。図1及び図2は本発明に係る紐締結装置1を示して
おり、この紐締結装置1は一対の継手板2,3を有して
いる。図2においてA,Bは互いに締結されるべき偏平
な植樹用紐体であって、この紐体は長手方向には伸長し
ないように繊維を織り込んだベルトよりなる。
3に示すように、樹木8の幹の回りに巻き付けられる幹
巻きベルト20よりなる。すなわち、植樹安定装置5上
へ載置された樹木8の根鉢9に対して、植樹安定装置5
における中央台6まわりの複数箇所又は突張り脚10の
適所から、縛りベルト21が樹木8の根元まわりを囲む
ように架け渡され、この縛りベルト21のそれぞれが、
幹の回りに巻き付けられた幹巻きベルト20に結合され
ていて、この幹巻きベルト20の両端部分A,Bで当該
紐締結装置1が用いられている。
1を締め付けてこれに張力を加えるための巻締め機であ
る。紐締結装置1を構成する前記一対の継手板2,3
は、互いに同大・同形状をしたもので、略正方形状をし
た板体中央に、互いに平行する2本の長孔14a,14
b及び15a,15bが貫通形成されている。本実施例
では板厚4,5mmのSPCを素材として用いた。
2,3を、ともに、同一形状の部材で構成しているの
で、継手板2,3を製作するための金型等が一つで足
り、製作コストを低く抑えることができる。一方の継手
板2(各図の上側)において、長孔14a,14bとそ
れらに沿接する各外側の側辺との間の部分は、植樹用紐
体A,Bを二つ折り状に引っ掛けるために用いる引掛け
桟17,18とされている。
いて、長孔15a及び15b自体が、それぞれ植樹用紐
体A,B用の通孔とされている。これら通孔(長孔15
a及び15b)は、植樹用紐体A,Bを二重にした状態
(即ち、2本分)で通り抜けを可能とする開口大きさを
有している。そして、これら継手板2,3は、引掛け桟
17と通孔(長孔15a)との組み合わせにおいて植樹
用紐体Aの掛け渡しを行い、かつ、引掛け桟18と通孔
(長孔15b)との組み合わせにおいて植樹用紐体Bの
掛け渡しを行うようにする。すなわち、一方の植樹用紐
体Aは、その端部側を通孔(長孔15a)へ差し通して
引掛け桟17へ巻き掛けた後、再び通孔(長孔15a)
へ差し返すようにし、他方の植樹用紐体Bは、その端部
側を通孔(長孔15b)へ差し通して引掛け桟18へ巻
き掛けた後、再び通孔(長孔15b)へ差し返すように
する。
た後、これらに相反する方向(図2の左右方向)への張
力を加えると、植樹用紐体A,Bによって引掛け桟1
7,18が通孔(長孔15a及び15b)側へ引き付け
られるようになることに伴って、両継手板2,3が互い
に強力な接合状態となる。しかも、植樹用紐体Aにおい
ては引掛け桟17から通孔(長孔15a)へと向かう部
分が、また植樹用紐体Bにおいては引掛け桟18から通
孔(長孔15b)へと向かう部分が、両継手板2,3の
間に挟み込まれる恰好になる。
重に重なる部分、及び植樹用紐体Bがそれ自体で二重に
重なる部分で生じる摩擦抵抗と、植樹用紐体A,Bが引
掛け桟17,18に巻き付く締力と、両継手板2,3の
接合力(植樹用紐体A,Bに対する挟圧力)との相乗作
用によって、植樹用紐体AとBとの結び止め状態が強固
に維持されるものとなる。
びBの結び止め力は、3〜4トンにも及ぶ高張力にも十
分に耐え得るものであった。なお、本発明は上記実施例
に限定されるものではない。例えば、図示は省略する
が、引掛け桟と通孔との組み合わせを1組だけとして1
本の植樹用紐体の結び止めに専用させる(例えば、図2
の左半部だけの構成とする)ようにすることが可能であ
り、この場合には(図2の右側において)、継手板2,
3をヒンジ具により蝶動自在(接離自在)に連結してお
けばよい。
場所が限定されるものではなく、例えば、樹木自体を支
柱杭等へ縛りつける場合等にも使用可能である。植樹用
紐体A及びBについては、その材質、断面形状等、何ら
限定されるものではない。
桟へ植樹用紐体を巻き掛けると共に、他方の継手板の通
孔に引掛け桟へ巻き掛けられた植樹用紐体を二重に重合
した状態で挿通するようにしたので、この通孔から抜け
出した植樹用紐体に張力が加わると、両継手板が互いに
接合する方向へ変位しようとしてその間の植樹用紐体を
挟圧するので、植樹用紐体同士を強力に締結することが
できる(請求項1)。
の継手板を、ともに同一形状の部材で構成しているの
で、当該紐締結装置の製作コストを低減できる。
面図である。
ある。
視図であり、(b)は使用状況を示す側断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 樹木植付け時に用いる偏平な植樹用紐体
(A)(B)同士を互いに締結する紐締結装置におい
て、 この紐締結装置は互いに接離自在な一対の継手板(2)
(3)を備え、 一方の継手板(2)には、植樹用紐体(A)(B)が巻
き掛けられる引掛け桟(17)(18)が設けられ、 他方の継手板(3)には、上記引掛け桟(17)(1
8)に巻き掛けられた植樹用紐体(A)(B)が二重に
重合された状態で挿通される通孔(15a)(15b)
が設けられていることを特徴とする植樹用紐体の紐締結
装置。 - 【請求項2】 一対の継手板(2)(3)は、ともに、
引掛け桟(17)(18)と通孔(15a)(15b)
との組み合わせを2組有する同一形状の部材よりなる請
求項1記載の植樹用紐体の紐締結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10426195A JP3183495B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 植樹用紐体の締結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10426195A JP3183495B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 植樹用紐体の締結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08294331A true JPH08294331A (ja) | 1996-11-12 |
JP3183495B2 JP3183495B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=14375995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10426195A Expired - Fee Related JP3183495B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 植樹用紐体の締結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3183495B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008017722A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Asahi Kasei Homes Kk | 建物の樹木固定構造および構造設計方法 |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP10426195A patent/JP3183495B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008017722A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Asahi Kasei Homes Kk | 建物の樹木固定構造および構造設計方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3183495B2 (ja) | 2001-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5913483A (en) | Shoelace and tied knot securing apparatus | |
AU2014209796A1 (en) | Load transfer or connector device for expanded cell confinement structures and methods for doing the same | |
US5012558A (en) | Reuseable, multi-purpose, easy release pressure band | |
US6615552B2 (en) | Segmented articulated pole structure | |
JPH08294331A (ja) | 植樹用紐体の紐締結装置 | |
JP2009184680A (ja) | 負荷分散袋 | |
TW200920622A (en) | Cargo net | |
JP4201450B2 (ja) | テントの取り付け構造 | |
CN209852908U (zh) | 一种高效捆绑绳 | |
JP3671221B2 (ja) | 帯結び具 | |
JPH0631062Y2 (ja) | 養生メッシュシート単体 | |
WO1993000801A1 (en) | Multi-purpose fastener | |
TWI651062B (zh) | 具有收疊帶體功能之連接裝置 | |
JP3141327B1 (ja) | 帯結びの保形芯 | |
JPH0640281Y2 (ja) | 工事用シート | |
JP3352446B2 (ja) | 緊締手段、緊締手段を用いた開口部閉塞手段および緊締手段を用いた梱包具 | |
JPS6015773Y2 (ja) | 土のう袋 | |
JPH0330519Y2 (ja) | ||
JPS584825Y2 (ja) | コンポウユニツタ− | |
JPH0638087Y2 (ja) | 半幅帯の飾結止用補助具 | |
JP3001094U (ja) | 弁当包み | |
JPH1068251A (ja) | シート類のロープによる張設方法とその張設具 | |
JP2640730B2 (ja) | 名古屋帯及びその締結方法 | |
JPS5812804Y2 (ja) | 和装帯結び用補助具 | |
US2559449A (en) | Bag tying device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080427 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |