JPH08294090A - ディジタル画像データの記録装置および方法 - Google Patents

ディジタル画像データの記録装置および方法

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JPH08294090A
JPH08294090A JP7117742A JP11774295A JPH08294090A JP H08294090 A JPH08294090 A JP H08294090A JP 7117742 A JP7117742 A JP 7117742A JP 11774295 A JP11774295 A JP 11774295A JP H08294090 A JPH08294090 A JP H08294090A
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幸司 笹沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ圧縮を行ない,かつアスペクト比の異
なる画像を得るために画像データを磁気テープに記録す
る場合に,効率良くデータ圧縮を行なう。 【構成】 撮像によって水平方向720 画素,垂直方向48
0 画素の画像データが得られる。この画像データによっ
て表わされる画像は4:3のアスペクト比をもつノーマ
ル表示画像である。ワイド表示画像を表わす画像データ
を得る場合,水平方向720 画素,垂直方向360 画素以外
の部分(ハッチング部分)の画像データは一定レベルに
固定される。この固定される部分の垂直方向の画素数は
8画素の整数倍に規定され。データ圧縮は8×8画素の
ブロック単位で行なわれ,圧縮後のデータ量は一定量に
固定される。画像データ・レベルを固定した部分につい
ては高い圧縮が可能であるため,結果的に有効な画像部
分については低い圧縮で済み,高画質の画像が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,所定の画素数から構成される
ブロックごとに,画像データを圧縮して記録媒体に記録
するディジタル画像データの記録装置および方法に関す
る。
【0002】
【発明の背景】標準テレビジョン方式における画面のア
スペクト比が4:3であるのに対し,画面のアスペクト
比が16:9であるワイド画面のテレビジョン方式も実現
されている。このように2種類のテレビジョン方式が併
存していることから,一方のアスペクト比の画像を表わ
す画像データから他方のアスペクト比の画像を表わす画
像データに変換する技術も要求されている。このような
画像データの変換技術の一例としては特開平5−3555号
公報,特開平5−199547号公報などに記載のものがあ
る。
【0003】一方画像データ処理については,一画面分
の画像データ量が膨大となることから画像データの圧縮
技術は必須である。
【0004】2種類のテレビジョン方式が併存してお
り,一方のアスペクト比の画像を表わす画像データから
他方のアスペクト比の画像を表わす画像データに変換す
る場合においても画像データの圧縮技術が用いられ,と
くに効率の良い画像データ圧縮が要求される。
【0005】
【発明の開示】この発明は,少なくとも2種類のテレビ
ジョン方式が併存しており,一方のアスペクト比の画像
を表わす画像データから他方のアスペクト比の画像を表
わす画像データに変換する場合に,効率良く画像データ
圧縮を施すことを目的とする。
【0006】第1の発明によるディジタル画像データの
記録装置は,被写体を撮像して得られる被写体像を表わ
す標準画像データを出力する撮像手段,上記撮像手段か
ら出力される標準画像データによって表わされる標準画
像からワイド表示画像となる部分を残すように,標準画
像の上,下の少なくともいずれか一方の部分において,
縦方向にデータ圧縮のための単位ブロックの整数倍の長
さの範囲の画像データのレベルを一定レベルに固定する
画像データ・レベル固定手段,上記画像データ・レベル
固定手段により一定レベルに固定された画像データおよ
び上記標準画像から上記ワイド表示画像として残る部分
を表わす画像データについて,圧縮後の一画面分のデー
タ量があらかじめ定められたデータ量となるように上記
単位ブロックごとにデータ圧縮を行なうデータ圧縮手
段,ならびに上記データ圧縮手段によりデータ圧縮され
た画像データを記録媒体に記録する記録制御手段を備え
ていることを特徴とする。
【0007】第1の発明はディジタル画像データの記録
方法も提供している。すなわち,被写体を撮像して被写
体像を表わす標準画像データを得,撮像によって得られ
る標準画像データによって表わされる標準画像がワイド
表示画像となる部分を残すように,標準画像の上,下の
少なくともいずれか一方の部分において縦方向にデータ
圧縮のための単位ブロックの整数倍の長さの範囲の画像
データのレベルを一定レベルに固定し,上記画像データ
・レベル固定処理により一定レベルに固定された画像デ
ータおよび上記標準画像から上記ワイド表示画像として
残る部分を表わす画像データについて,圧縮後の一画面
分のデータ量があらかじめ定められたデータ量となるよ
うに上記単位ブロックごとにデータ圧縮を施し,データ
圧縮された画像データを記録媒体に記録することを特徴
とする。
【0008】上記撮像によって得られる標準画像データ
により表わされる標準画像は,たとえばアスペクト比が
4:3のノーマル表示画像である。このような標準画像
データからアスペクト比が16:9のワイド表示を可能と
するには上記標準画像データからワイド画像を表わす画
像データを得なければならない。
【0009】第1の発明においては,上記標準画像デー
タのうちワイド表示画像に用いられる部分を除く部分の
画像データについては,そのレベルが一定レベルに固定
される。これにより,一定レベルに固定されない画像デ
ータがワイド表示画像を表わすこととなる。
【0010】一定レベルに固定された画像データおよび
上記標準画像から上記ワイド表示画像として残る部分を
表わす画像データについては,所定の画素数からに構成
される単位ブロックごとにデータ圧縮が施される。一定
レベルに固定された画像データについては高い圧縮率で
圧縮ができ効率の良いデータ圧縮が可能である。とくに
第1の発明においては画像データのレベルを一定レベル
に固定する部分については上記ブロックの整数倍の長さ
の範囲に設定されている。したがって,上記標準画像デ
ータによって表わされる標準画像をブロックに分割し,
ブロックごとにデータ圧縮を施す場合,一定レベルに固
定する部分についてはブロック内の画像データ・レベル
は常に一定レベルとなり,一定レベルに固定された画像
データと一定レベルに固定されていない画像データとが
混在することがない。このために効率の良いデータ圧縮
が可能となる。
【0011】上記画像データ・レベル固定処理および上
記データ圧縮処理が施されていることを表わす識別デー
タを発生し,上記データ圧縮処理によりデータ圧縮され
た画像データを,記録媒体の画像データ記録領域に記録
し,上記識別データ発生処理により発生する識別データ
を上記記録媒体の上記画像データ記録領域以外の補助記
録領域に記録することが好ましい。
【0012】この場合,第1の発明の記録装置および記
録方法については,次のような再生機能および再生処理
をもたせる。
【0013】第1の発明が記録装置の場合には,上記画
像データ記録領域に記録された圧縮画像データおよび上
記補助記録領域に記録された識別データをそれぞれ読取
る読取手段,上記読取手段により読取られた圧縮画像デ
ータをデータ伸長するデータ伸長手段,および上記読取
手段により読取られた識別データにもとづいて,上記デ
ータ伸長手段によりデータ伸長が施された画像データの
うち上記画像データ・レベル固定処理が施された画像デ
ータ以外の画像データによって表わされる画像を表示装
置の表示領域のうちあらかじめ定められた表示領域に表
示するように画像表示を制御する画像表示制御手段を備
えているものとして特徴づけられる。
【0014】第1の発明が記録方法の場合には,上記画
像データ記録領域に記録された圧縮画像データおよび上
記補助記録領域に記録された識別データをそれぞれ読取
り,読取られた圧縮画像データをデータ伸長し,上記読
取られた識別データにもとづいて,上記データ伸長処理
によりデータ伸長が施された画像データのうち上記画像
データ・レベル固定処理が施された画像データ以外の画
像データによって表わされる画像を表示装置の表示領域
のうちあらかじめ定められた表示領域に表示するものと
して特徴づけられる。
【0015】これによりあらかじめ定められた表示領域
にワイド画像が表示される。
【0016】ノーマル表示の標準画像データからワイド
表示の画像データが得られ,ワイド画像の表示が可能と
される。
【0017】第2の発明によるディジタル画像データの
記録装置は,単位画像データのデータ量のn倍のデータ
量をもつ標準画像データを生成する固体電子撮像素子を
含み,上記固体電子撮像素子により被写体を撮像して得
られる被写体像を表わす上記標準画像データを出力する
撮像手段,上記撮像手段から出力される標準画像データ
を,n個の単位画像データに分割する画像データ分割手
段,上記画像データ分割手段によってn個に分けられた
単位画像データを合成して得られる画像がワイド表示画
像となる部分を残すように,標準画像の上,下の少なく
ともいずれか一方の部分において,縦方向にデータ圧縮
のための単位ブロックの整数倍の長さの範囲の画像デー
タのレベルを一定レベルに固定する画像データ・レベル
固定手段,上記画像データ・レベル固定手段により一定
レベルに固定された画像データおよび上記標準画像から
上記ワイド表示画像として残る部分を表わす画像データ
について,圧縮後の一画面分のデータ量があらかじめ定
められたデータ量となるように上記単位ブロックごとに
データ圧縮を行なうデータ圧縮手段,ならびに上記デー
タ圧縮手段によりデータ圧縮されたn個の単位画像デー
タを,n個の単位画像データ記録領域に分けて記録する
記録制御手段を備えていることを特徴とする。
【0018】第2の発明によるディジタル画像データの
記録方法は,単位画像データのデータ量のn倍のデータ
量をもつ標準画像データを生成する固体電子撮像素子を
用いて被写体を撮像し,被写体像を表わす上記標準画像
データを得,上記撮像によって得られる標準画像データ
を,n個の単位画像データに分割し,上記画像データ分
割処理によってn個に分けられた単位画像データを合成
して得られる画像がワイド表示画像となる部分を残すよ
うに,標準画像の上,下の少なくともいずれか一方の部
分において,縦方向にデータ圧縮のための単位ブロック
の整数倍の長さの範囲の画像データのレベルを一定レベ
ルに固定し,上記画像データ・レベル固定処理により一
定レベルに固定された画像データおよび上記標準画像か
ら上記ワイド表示画像として残る部分を表わす画像デー
タについて,圧縮後の一画面分のデータ量があらかじめ
定められたデータ量となるように上記単位ブロックごと
にデータ圧縮を行ない,上記データ圧縮処理によりデー
タ圧縮されたn個の単位画像データを,n個の単位画像
データ記録領域に分けて記録することを特徴とする。
【0019】上記単位画像データのデータ量はたとえば
約35万画素である。
【0020】第2の発明においては上記撮像によって得
られる標準画像データのデータ量は上記単位画像データ
のデータ量のn倍(たとえば70万画素)あり,この標準
画像データによって表わされる標準画像はたとえばノー
マル画像の4:3のアスペクト比を有している。ディジ
タル・ビデオ・テープ・レコーダなどにおいてはたとえ
ば水平方向720 画素,垂直方向480 画素の約35万画素の
単位画像データを単位記録領域(たとえば連続する10ト
ラック)に記録するようにその規格が定められているの
で,上記標準画像データはそのままの形態では記録でき
ない。このために第2の発明では標準画像データを,n
個の単位画像データに分けている。これにより従来の規
格にしたがった記録が可能である。
【0021】第2の発明では,このようにノーマル画像
を表わす標準画像データが単位画像データに分けて記録
媒体に記録する場合に,ワイド画像を表わす画像データ
を得,しかも効率の良いデータ圧縮を可能とする。
【0022】第2の発明では,n個に分けられた単位画
像データのうち合成することによりワイド画像となる部
分以外の部分の画像データについては,そのレベルが一
定レベルに固定される。これにより一定レベルに固定さ
れない残りの画像データが合成されることによりワイド
表示画像を表わすこととなる。
【0023】分割された画像データは,所定の画素数か
ら構成されるブロックごとにデータ圧縮が施される。一
定レベルに固定された画像データについては高い圧縮率
で圧縮される。第2の発明においても画像データのレベ
ルを一定レベルに固定する部分については上記ブロック
の整数倍の長さの範囲に設定されている。したがって,
上記標準画像データによって表わされる標準画像をブロ
ックに分割し,ブロックごとにデータ圧縮を施す場合,
一定レベルに固定する部分についてはブロック内の画像
データ・レベルは常に一定レベルとなり,一定レベルに
固定された画像データと一定レベルに固定されていない
画像データとが混在することがない。このために効率の
良いデータ圧縮が可能となる。
【0024】上記画像データ・レベル固定処理および上
記データ圧縮処理が施されていることを表わす識別デー
タを発生し,上記データ圧縮処理によりデータ圧縮され
たn個の単位画像データを,記録媒体のn個の単位画像
データ記録領域に分けて記録し,上記識別データ発生処
理により発生する識別データを上記記録媒体の上記画像
データ記録領域以外の補助記録領域に記録することが好
ましい。
【0025】この場合も,第1の発明と同様に第2の発
明の記録装置および記録方法については,次のような再
生機能および再生処理をもたせる。
【0026】第2の発明が記録装置の場合には,上記画
像データ記録領域に記録された圧縮画像データおよび上
記補助記録領域に記録された識別データをそれぞれ読取
る読取手段,上記読取手段により読取られた圧縮データ
をデータ伸長するデータ伸長手段,および上記読取手段
により読取られた識別データにもとづいて,上記データ
伸長手段によりデータ伸長が施された画像データのうち
上記画像データ・レベル固定処理が施された画像データ
以外の画像データによって表わされる画像であって合成
されることによりワイド表示画像となる画像を,表示装
置の表示領域のうちあらかじめ定められた表示領域に表
示するように画像表示を制御する画像表示制御手段を備
えるものとして特徴づけられる。
【0027】第2の発明が記録方法の場合には,上記画
像データ記録領域に記録された圧縮画像データおよび上
記補助記録領域に記録された識別データをそれぞれ読取
り,読取られた圧縮画像データをデータ伸長し,読取ら
れた識別データにもとづいて,上記データ伸長処理によ
りデータ伸長が施された画像データのうち上記画像デー
タ・レベル固定処理が施された画像データ以外の画像デ
ータによって表わされる画像であって合成されることに
よりワイド表示画像となる画像を,表示装置の表示領域
のうちあらかじめ定められた表示領域に表示するものと
して特徴づけられる。
【0028】これによりあらかじめ定められた表示領域
にワイド画像が表示される。
【0029】第3の発明の画像データ記録装置は,単位
画像データのデータ量のn倍のデータ量をもつ標準画像
データを生成する固体電子撮像素子を含み,上記固体電
子撮像素子により被写体を撮像して得られる被写体像を
表わす上記標準画像データを出力する撮像手段,上記撮
像手段から出力される標準画像データを,それぞれが一
駒の画像を表わすようにn個の単位画像データに分割す
る画像データ分割手段,上記画像データ分割手段によっ
てn個に分けられた単位画像データによって表わされる
画像がワイド表示画像となる部分を残すように,標準画
像の上,下の少なくともいずれか一方の部分において,
縦方向にデータ圧縮のための単位ブロックの整数倍の長
さの範囲の画像データのレベルを一定レベルに固定する
画像データ・レベル固定手段,上記画像データ・レベル
固定手段により一定レベルに固定された画像データおよ
び上記標準画像から上記ワイド表示画像として残る部分
を表わす画像データについて,圧縮後の一画面分のデー
タ量があらかじめ定められたデータ量となるように上記
単位ブロックごとにデータ圧縮を行なうデータ圧縮手
段,ならびに上記データ圧縮手段によりデータ圧縮され
たn個の単位画像データを,n個の単位画像データ記録
領域に分けて記録する記録制御手段を備えていることを
特徴とする。
【0030】第3の発明は画像データの記録方法も提供
している。すなわち,単位画像データのデータ量のn倍
のデータ量をもつ標準画像データを生成する固体電子撮
像素子を用いて被写体を撮像し,被写体像を表わす上記
標準画像データを得,上記撮像によって得られる標準画
像データを,それぞれが一駒の画像を表わすようにn個
の単位画像データに分割し,上記画像データ分割処理に
よってn個に分けられた単位画像データによって表わさ
れる画像がワイド表示画像となる部分を残すように,標
準画像の上,下の少なくともいずれか一方の部分におい
て,縦方向にデータ圧縮のための単位ブロックの整数倍
の長さの範囲の画像データのレベルを一定レベルに固定
し,上記画像データ・レベル固定処理により一定レベル
に固定された画像データおよび上記標準画像から上記ワ
イド表示画像として残る部分を表わす画像データについ
て,圧縮後の一画面分のデータ量があらかじめ定められ
たデータ量となるように上記単位ブロックごとにデータ
圧縮を行ない,上記データ圧縮処理によりデータ圧縮さ
れたn個の単位画像データを,n個の単位画像データ記
録領域に分けて記録することを特徴とする。
【0031】上記単位画像データのデータ量はたとえば
約35万画素である。
【0032】第3の発明においては上記撮像手段から出
力される標準画像データのデータ量は上記単位画像デー
タのデータ量のn倍(たとえば70万画素)ある。ディジ
タル・ビデオ・テープ・レコーダなどにおいてはたとえ
ば水平方向720 画素,垂直方向480 画素の約35万画素の
単位画像データを単位記録領域(たとえば連続する10ト
ラック)に記録するようにその規格が定められているの
で,上記標準画像データはそのまままの形態では記録で
きない。このために第3の発明では標準画像データを,
それぞれが一駒を構成し,n個の単位画像データに分け
ている。これにより従来の規格にしたがって記録が可能
である。しかも第3の発明では分けられた単位画像によ
って表わされる画像は一駒を構成しているので再生時に
おいても読出すだけで一駒を構成する画像が得られる。
【0033】第3の発明においては,それぞれが一駒を
構成するように分けられた上記単位画像データのうちワ
イド表示画像に用いられる部分を除く部分の画像データ
については,そのレベルが一定レベルに固定される。こ
れにより,一定レベルに固定されない残りの画像データ
がワイド表示画像を表わすこととなる。
【0034】一定レベルに固定された画像データおよび
上記標準画像から上記ワイド表示画像として残る部分を
表わす画像データについては,所定の画素数から構成さ
れるブロックごとにデータ圧縮が施される。一定レベル
に固定された画像データについては高い圧縮率で圧縮が
でき効率の良いデータ圧縮が可能である。とくに第3の
発明においては画像データのレベルを一定レベルに固定
する部分については上記ブロックの整数倍の長さの範囲
に設定されている。したがって,上記標準画像データに
よって表わされる標準画像をブロックに分割し,ブロッ
クごとにデータ圧縮を施す場合,一定レベルに固定する
部分についてはブロック内の画像データ・レベルは常に
一定レベルとなり,一定レベルに固定された画像データ
と一定レベルに固定されていない画像データとが混在す
ることがない。このために効率の良いデータ圧縮が可能
となる。
【0035】上記画像データ・レベル固定処理および上
記データ圧縮処理が施されていることを表わす識別デー
タを発生し,上記データ圧縮されたn個の単位画像デー
タを,記録媒体の単位画像データ記録領域に記録し,上
記識別データ発生処理により発生する識別データを上記
記録媒体の上記画像テータ記録領域以外の補助記録領域
に記録することが好ましい。
【0036】この場合も,第3の発明における記録装置
および記録方法については再生機能および再生処理をも
たせる。
【0037】第3の発明が記録装置の場合は,上記画像
データ記録領域に記録された圧縮画像データおよび上記
補助記録領域に記録された識別データをそれぞれ読取る
読取手段,上記読取手段により読取られた圧縮画像デー
タをデータ伸長するデータ伸長手段,および上記読取手
段により読取られた識別データにもとづいて,上記デー
タ伸長手段によりデータ伸長が施された画像データのう
ち上記ワイド表示画像となる画像の部分の画像データに
よって表わされる画像を表示装置の表示領域のうちあら
かじめ定められた表示領域に表示するように画像表示を
制御する画像表示制御手段を備えているものとして特徴
づけられる。
【0038】第3の発明が記録方法の場合は,上記画像
データ記録領域に記載された圧縮画像データおよび上記
補助記録領域に記録された識別データをそれぞれ読取
り,読取られた圧縮画像データをデータ伸長し,読取ら
れた識別データにもとづいて,上記データ伸長処理によ
りデータ伸長が施された画像データのうち上記ワイド表
示画像となる画像の部分の画像データによって表わされ
る画像を表示装置の表示領域のうちあらかじめ定められ
た表示領域に表示するものとして特徴づけられる。
【0039】
【実施例の説明】図1から図8はこの発明の第1実施例
を示すものである。
【0040】ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの
構成および動作の説明に先だち,ディジタル・ビデオ・
テープ・レコーダによる磁気テープへの記録方式に関す
る既存の標準的な業界規格について説明しておく。
【0041】磁気テープの記録フォーマットが図8(A)
および(B) に示されている。図8(A) は磁気テープ8の
トラックTrを示すもので,磁気テープ8の長手方向に
対して斜め方向に一定の角度で多数のトラックTrが形
成される。これらの多数のトラックTrのうち連続する
10個のトラックを用いて1フレーム分のディジタル画像
データが記録される。
【0042】図8(B) にトラック・フォーマットが示さ
れている。1つのトラックTrには,サブコード記録領
域,ビデオ記録領域,補助記録領域,オーディオ記録領
域およびトラック情報記録領域が含まれている。サブコ
ード記録領域には高速検索のためのタイムコードや絶対
トラック番号などの情報が記録される。ビデオ記録領域
には被写体像を表わすディジタル画像データが記録され
る。オーディオ記録領域には音を表わすデータが記録さ
れる。トラック情報記録領域には磁気ヘッドがトラック
Trの中心をトレースするための,トラックTrの基準
となる情報が記録される。補助記録領域は飛び飛びに設
けられ,この補助記録領域には付加情報が記録される。
各領域の間に設けられるギャップは図示が省略されてい
る。
【0043】ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの
撮像部に用いられるCCDは一般的には(従来)水平C
CD転送クロック周波数13.5MHzである,水平方向72
0 画素,垂直方向480 画素の約35万画素の画素数をもつ
ものが用いられる。このようなCCDを用いて得られた
1フレーム分のディジタル画像データが,磁気テープ8
の10トラックに記録される。これが既存の規格である。
【0044】図1はディジタル・ビデオ・テープ・レコ
ーダの記録系の電気的構成を示すブロック図である。図
3は図1に示すディジタル・ビデオ・テープ・レコーダ
に流れる画像データによって表わされる画像を示してい
る。
【0045】図1に示すディジタル・ビデオ・テープ・
レコーダは撮像によって得られた4:3のアスペクト比
をもつノーマル表示画像用の画像データを,16:9のア
スペクト比をもつワイド表示画像用の画像データに変換
して記録するものである。
【0046】図1を参照して,被写体像は撮像レンズ11
によってCCD12の受光面に結像する。CCD12は水平
方向720 画素,垂直方向480 画素の画素数をもつもの
で,図1に示すディジタル・ビデオ・テープ・レコーダ
ではこれらの画素によって表わされる画像が4:3のア
スペクト比をもつノーマル表示画像とされる。被写体の
撮像によって被写体像を表わすアナログ映像信号がCC
D12から出力され,データ読出回路13に与えられる。デ
ータ読出回路13においてディジタル画像データに変換さ
れ,輝度色差生成回路14に与えられる。輝度色差生成回
路14は,入力する画像データから輝度データYならびに
色差データR−YおよびB−Yを生成して出力する回路
である。
【0047】輝度色差生成回路14から出力される輝度デ
ータY,色差データR−Yおよび色差データB−Yはデ
ータ配列作成回路15A,15Bおよび15Cにそれぞれ与え
られる。データ配列作成回路15A,15Bおよび15Cはシ
リアルに与えられる輝度データY,色差データR−Yお
よびB−Yを,図3に示すように水平方向720 画素,垂
直方向480 画素の画像データとなるようにデータ配列を
行なう回路である。データ配列作成回路15A,15Bおよ
び15Cから出力される輝度データY,色差データR−Y
および色差データB−Yは,画像データ固定化装置16に
含まれる画像データ固定化回路16A,16Bおよび16Cに
それぞれ与えられる。
【0048】画像データ固定化回路16A,16Bおよび16
Cは入力する水平方向720 画素,垂直方向480 画素の輝
度データY,色差データR−Yおよび色差データB−Y
を,それぞれ水平方向720 画素,垂直方向360 画素につ
いての画像データのみ有効な画像データとし,そのほか
の画像データについては画像データのレベルを一定レベ
ル,たとえば黒レベルに固定し無効な画像データとする
回路である。図3においては無効な画像データによって
表わされる画像の部分がハッチングによって示されてい
る。画像データ固定化回路16A,16Bおよび16Cによっ
て水平方向720画素,垂直方向360 画素についての画像
データのみ有効画像データとされることにより16:9の
アスペクト比をもつワイド画像を表わす画像データが得
られる。水平方向720 画素,垂直方向480 画素によって
表わされる画像を4:3のアスペクト比をもつノーマル
表示画像とみなした場合,16:9のアスペクト比をもつ
ワイド表示画像は水平方向720 画素,垂直方向360 画素
によって表わされるからである。
【0049】画像データ固定化回路16A,16Bおよび16
Cによって無効データとされる画像データによって表わ
される画像の部分は,その垂直方向の画像部分が8画素
の整数倍に規定される。図3に示すように水平方向720
画素,垂直方向480 画素の画像を表わす画像データか
ら,水平方向720 画素,垂直方向360 画素の画像を表わ
す画像データを有効とする場合,無効とする部分は画像
の上部および下部とすることが考えられるが,上部につ
いてはm画素分(たとえば64画素),下部についてはn
画素分(たとえば56画素)が無効とされる。無効とされ
る画像部分については画像の上部と下部とに分ける必要
は必ずしもなく,上部のみまたは下部のみを無効とする
ようにしてもよい。
【0050】画像データ固定化回路16,16Bおよび16C
によって無効データとされる画像データによって表わさ
れる画像の部分は,その垂直方向の画像部分が8画素の
整数倍に規定されるのは後述するデータ圧宿を効率良く
行なうためであるが,その理由について詳しくは後述す
るデータ圧縮回路19の説明において行なう。
【0051】画像データ固定化回路16Bおよび16Cから
出力される色差データR−YおよびB−Yは,サンプリ
ング変換回路17Bおよび17Cにそれぞれ与えられる。サ
ンプリング変換回路17Bおよび17Cは,データのサンプ
リングのタイミングを変えることにより入力する色差デ
ータR−YおよびB−Yの間引きを行なう回路である。
サンプリング変換回路17Bおよび17Cにより水平方向72
0 画素,垂直方向480画素の画像データが,水平方向180
画素,垂直方向480 画素の画像データとなるように間
引き処理が行なわれ出力される。サンプリング変換回路
17Bおよび17Cから出力される色差データR−Yおよび
B−Yはデータ圧縮回路19に与えられる。データ圧縮回
路19には画像データ固定化回路16Aから出力される輝度
データYも与えられる。
【0052】データ圧縮回路19はDCT(Discrete Cos
ine Transform )を利用して,画像データの圧縮を行な
う回路である。
【0053】データ圧縮回路19においては,まずブロッ
ク化処理が行なわれ,入力する輝度データと,色差デー
タR−YおよびB−Yによって表わされる画像が水平方
向8画素,垂直方向8画素のブロックに分けられる。
【0054】図4(A) に1フレームの輝度データYによ
って表わされる画面が示されており,図4(B) に1フレ
ームの色差データR−YまたはB−Yによって表わされ
る画面が示されている。
【0055】輝度データYの画素数は水平方向720 画
素,垂直方向480 画素である。したがって輝度データY
については,図4(A) に示すように水平方向に90ブロッ
ク,垂直方向に60ブロックに分けられる。また,色差デ
ータR−YとB−Yの画素数は,水平方向180 画素,垂
直方向480 画素である。したがって色差データR−Yお
よびB−Yについては図4(B) に示すように水平方向に
22.5ブロックに分けられる。また右端のブロックについ
ては水平方向4画素,垂直方向8画素の小ブロックとな
ってしまうため図5に示すように2つの小ブロックから
1つのブロックが形成される。
【0056】ブロック化処理において,水平方向8画
素,垂直方向8画素のブロックに分けられた輝度データ
Yならびに色差データR−YおよびB−Yについてはマ
クロ・ブロック化処理が行なわれる。マクロ・ブロック
化処理は,図5に示すように4つのブロックからなる輝
度データYと,画面上においてこの4つのブロックと同
じ位置にある色差データR−YおよびB−Yとから構成
されるマクロ・ブロックを生成する回路である。マクロ
・ブロック化処理においてマクロ・ブロック化された輝
度データYならびに色差データR−YおよびB−Yにつ
いてはシャフリング処理が行なわれる。
【0057】シャフリング処理に際して,マクロ・ブロ
ックから構成される一画面分の画像が構成される。この
画像は図7に示すように水平方向22.5マクロ・ブロッ
ク,垂直方向60マクロ・ブロックから構成される。
【0058】シャフリング処理は,ある決まりに従って
異なる部分からマクロ・ブロックを選び順次繰返される
ことにより行なわれる。図7に示す例では1つの画像か
ら5つのマクロ・ブロックMBA 〜MBE が選ばれてい
る。この選ばれた5つのマクロ・ブロックMBA 〜MB
E の画像データについてDCT変換が施されることによ
りデータ圧縮が行なわれ,データ圧縮後の5つのマクロ
・ブロックMBA 〜MBE の画像データのデータ量があ
らかじめ定められた固定長とされる。
【0059】図1に示すディジタル・ビデオ・テープ・
レコーダでは,このシャフリング処理において選択され
る複数のマクロ・ブロックのうち少なくとも1つは,図
3に示したように画像データ固定化回路16A,16Bおよ
び16Cにおいて画像データ・レベルが固定されることに
より無効データとされた画像データによって表わされる
部分から選択される。無効データとされた画像データに
よって表わされる部分については画像データ・レベルが
固定されているから,きわめて高い圧縮が可能である。
その一方シャフリングにより得られた複数のマクロ・ブ
ロック(ここでは5個)のデータ圧縮後のデータ量は一
定とされるから,無効データとされた画像データによっ
て表わされる部分から選ばれたマクロ・ブロック以外の
マクロ・ブロックについての圧縮は低い圧縮率で済み,
結果的には再生時において高画質画像が得られる。
【0060】さらに図1に示すディジタル・ビデオ・テ
ープ・レコーダでは,画像データ固定化回路16A,16B
および16Cにおける画像データの固定化処理において無
効データとされる画像データによって表わされる画像の
部分の垂直方向の画像部分が8画素の整数倍に規定され
ている。このため無効データとされた画像データによっ
て表わされる画像部分から選択されるマクロ・ブロック
は,すべて無効画像データによって生成されているもの
であり有効画像データは含まれていない。したがって無
効データとされた画像データによって表わされる画像部
分から選択するマクロ・ブロックについては高い圧縮が
可能となり,有効な画像データによって表わされる画像
の部分から選ばれたマクロ・ブロックについては,固定
長のデータ圧縮であっても,低い圧縮で済むこととな
る。これが,無効データによって表わされる部分の垂直
方向の部分が8画素の整数倍に規定されている理由であ
る。
【0061】データ圧縮回路19から出力される圧縮画像
データはデータ列作成回路20に与えられる。データ列作
成回路20には画像データ固定化回路16A,16Bおよび16
Cにおいて無効データとされた画像データによって表わ
される垂直方向の画素数(m,n)を表わす固定値設定
情報も与えられる。データ列作成回路20において,磁気
テープ8のビデオ記録領域A2 に圧縮画像データが記録
され,補助記録領域A3 に固定値設定情報が記録される
ようにデータ列が生成される。データ列作成回路20から
出力されるデータは磁気ヘッド21に与えられる。磁気ヘ
ッド21により,磁気テープ8のビデオ記録領域A2 に圧
縮画像データが記録され,補助記録領域A3 に固定値設
定情報が記録される。
【0062】図2はディジタル・ビデオ・テープ・レコ
ーダの再生系の電気的構成を示すブロック図である。
【0063】磁気ヘッド31によって,磁気テープ8のビ
デオ記録領域A2 に記録された圧縮画像データおよび補
助記録領域A3 に記録された固定値設定情報が読取ら
れ,データ復調回路32において復調される。データ復調
回路32において復調された固定値設定情報はビデオ信号
生成および表示制御回路35に与えられる。復調された圧
縮画像データはデータ復調回路32において輝度データ
Y,色差データB−YおよびR−Yに分けられて出力さ
れる。データ復調回路32から出力される,圧縮された輝
度データY,色差データB−YおよびR−Yはデータ伸
長回路33に与えられデータ伸長処理が施される。
【0064】データ伸長された輝度データYはビデオ信
号生成および表示制御回路35に与えられる。一方データ
伸長された色差データB−YおよびR−Yはサンプリン
グ変換回路34に与えられ,水平方向180 画素,垂直方向
480 画素から水平方向720 画素,垂直方向480 画素に戻
される。サンプリング変換回路34の出力色差データB−
YおよびR−Yはビデオ信号生成および表示制御回路35
に与えられる。
【0065】ビデオ信号生成および表示制御回路35は,
与えられる輝度データY,色差データB−YおよびR−
Yから表示装置41に表示が可能なようにビデオ信号を生
成するとともに,表示装置41の表示画面上における表示
位置を制御する回路である。表示装置41が,水平方向72
0 画素,垂直方向480 画素のノーマル表示用のものであ
る場合,画像データは水平方向720 画素,垂直方向360
画素以外の部分についてはそのレベルが固定とされてい
るから表示画面上ではたとえば真黒となる。この黒くな
る位置,言い換えれば水平方向720 画素,垂直方向360
画素の画像を表示する位置を制御するのが表示制御回路
35である。無効部分か画面の上部または下部に偏ってい
ても,回路35における表示制御により表示画面の中央部
分など所望の位置に表示可能となる。画像データの固定
化処理が行なわれているか否かはデータ復調回路32から
与えられる固定値設定情報により知ることができる。
【0066】図9から図12は他の実施例を示すものであ
る。
【0067】図9はディジタル・ビデオ・テープ・レコ
ーダの記録系の電気的構成を示すブロック図である。図
9において図1に示すものと同一物には同一符号を付し
て説明を省略する。
【0068】図9に示すディジタル・ビデオ・テープ・
レコーダは従来の記録の規格にしたがった上で高画質の
ノーマル表示画像を表わす画像データの記録と高画質の
ワイド表示画像を表わす画像データの記録とが可能なも
のである。
【0069】図9に示すディジタル・ビデオ・テープ・
レコーダは高画質の画像データを得るために多くの画素
数をもつCCD12Aが撮像素子に用いられている。CC
D12Aは図11の左端に示されているように水平方向720
画素,垂直方向960 画素=約70万画素の画素数を有する
ものである。この水平方向720 画素,垂直方向960 画素
の画像データによって4:3のアスペクト比をもつ高画
質なノーマル画像が表示される。CCD12Aから出力さ
れる映像信号は,データ読出回路13,輝度色差生成回路
14ならびにデータ配列作成回路15A,15Bおよび15Cを
経て水平方向720 画素,垂直方向960 画素分の輝度デー
タY,色差データR−YおよびB−Yが得られる。これ
らの輝度データY,色差データR−YおよびB−Yは,
画像分割回路22A,22Bおよび22Cにそれぞれ与えられ
る。
【0070】ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの
従来の記録の規格では,水平方向720 画素,垂直方向48
0 画素=約35万画素の1フレーム分の画像データを,連
続する10トラックのビデオ記録領域に記録するようにさ
れているから,CCD12Aから得られる水平方向720 画
素,垂直方向960 画素=約70万画素の画像データをその
まま記録することはできない。このため図9に示すディ
ジタル・ビデオ・テープ・レコーダでは水平方向720 画
素,垂直方向960 画素=約70万画素の画像データを,水
平方向720 画素,垂直方向480 画素=約35万画素の2つ
の画像データに分けた上で磁気テープ8に記録してい
る。この画像データの分割処理を,輝度データY,色差
データR−YおよびB−Yごとに行なうのが画像分割回
路22A,22Bおよび22Cである。
【0071】画像分割回路22Aにおいて,約70万画素の
輝度データYが2つに分けられ画像データ固定化回路23
Aおよび23Bにそれぞれ与えられる。色差データR−Y
およびB−Yについても輝度データYと同様にそれぞれ
2つに分けられた色差データR−YおよびB−Yが画像
データ固定化回路23Cおよび23Dならびに23Eおよび23
Fにそれぞれ与えられる。
【0072】画像データ固定化回路23Aおよび23Bは,
与えられる2つの,水平方向720 画素,垂直方向480 画
素=約35万画素の輝度データY(言い換えれば水平方向
720画素,垂直方向960 画素の輝度データY)から水平
方向720 画素,垂直方向720画素の輝度データYについ
て有効データとし,そのほかの輝度データYについては
輝度データ・レベルを一定レベル(たとえば黒レベル)
に固定することにより無効データとする回路である。水
平方向720 画素,垂直方向960 画素の画像を4:3アス
ペクト比をもつ高画質なノーマル表示画像とみなした場
合,16:9のアスペクト比をもつ高画質なワイド表示画
像は水平方向720 画素,垂直方向720 画素によって表わ
されるため,水平方向720 画素,垂直方向720 画素の画
像データが有効データとされる。2つに分けられた輝度
データのうち,一方の輝度データYのうち垂直方向にm
画素分の輝度データYのレベルが固定され,他方の輝度
データYのうち垂直方向にn画素分の輝度データYのレ
ベルが固定される。960 画素から720 画素を引いたとき
の画素数が,m画素とn画素との和となる(960 −720
=m+n)。
【0073】さらに画像データ固定化回路23Aおよび23
Bにおいて,データ・レベルが一定レベルに固定されて
いる画像部分(図11においてハッチングで示されてい
る)の垂直方向の画素数mとnとはそれぞれ8画素の整
数倍に設定されている。したがって図1に示すディジタ
ル・ビデオ・テープ・レコーダと同様に,図9に示すデ
ィジタル・ビデオ・テープ・レコーダにおいても効率の
良いデータ圧縮が可能となる。この理由についてはすで
に説明したためこれ以上の重複説明を避ける。
【0074】色差データR−YおよびB−Yについて
も,画像データ固定化回路23Cおよび23Dならびに23E
および23Fによって輝度データYについての処理と同様
のデータ固定化処理が行なわれる。画像データ固定化回
路23Cおよび23Eが,画像データ固定化回路23Aと同様
の処理を行ない,画像データ固定化回路23Dおよび23F
が,画像データ固定化回路23Bと同様の処理を行なう。
したがって色差データR−YおよびB−Yについても輝
度データYと同様に画像データの固定化処理が行なわれ
ることが理解されよう。
【0075】データ・レベルが固定された画像データに
よって表わされる垂直方向の画素数m,nの固定値設定
情報は,画像データ固定化装置23からデータ列作成回路
20に与えられる。データ列作成回路20において,磁気テ
ープ8のトラックのビデオ記録領域A2 に画像データが
記録され,補助記録領域A3 に固定値設定情報が記録さ
れるようにデータ列が作成され,磁気テープ8に記録さ
れる。図9に示すディジタル・ビデオ・テープ・レコー
ダにおいては約70画素分の画像データが2つに分割され
て得られた約35万画素の画像データが10トラックずつ20
トラックに分けて記録される。
【0076】図10は,図9に示すディジタル・ビデオ・
テープ・レコーダに記録された画像データを再生する回
路の電気的構成を示すブロック図である。図10において
も図2に示すものと同一物には同一符号を付して説明を
省略する。
【0077】磁気テープ31から,連続する20トラックの
データの読出しが行なわれると,図12左端に示される画
像を表わす画像データが得られる。これらの画像データ
はビデオ信号生成およ表示制御回路35に与えられ画像表
示に適したビデオ信号が生成される。ビデオ信号は画像
合成回路36に与えられ,水平方向720 画素,垂直方向72
0 画素から構成される高画質のワイド表示画像が得られ
るように画像合成処理が行なわれる。高画質のワイド表
示画像は表示制御にもとづいて表示装置41に表示され
る。また必要ならば水平方向720 画素,垂直方向360 画
素または水平方向720 画素,垂直方向480 画素となるよ
うに画像データ量を調整し,通常画質のワイド表示画像
または通常画質のノーマル表示画像を表示装置41に表示
してもよい。
【0078】図13はさら他の実施例を示すもので,ディ
ジタル・ビデオ・テープ・レコーダの記録過程に得られ
る画像データによって表わされる画像を示している。
【0079】図13に示す処理は撮像によって水平方向72
0 画素,垂直方向960 画素=約70万画素の高画質なノー
マル表示画像用の画像データを得,この得られた画像デ
ータから,水平方向720 画素,垂直方向360 画素の通常
画質の2つのワイド表示画像用の画像データを得るもの
である。このようにして得られた通常画質の2つのワイ
ド表示画像用の画像データはそのまま水平方向720 画
素,垂直方向360 画素の通常画質のワイド表示画像とし
て表示してもよいし,組合わせることにより水平方向72
0 画素,垂直方向720 画素のワイド表示画像として表示
してもよい。
【0080】図13に示す画像を表わす画像データの記録
は図9に示すディジタル・ビデオ・テープ・レコーダに
よって可能である。
【0081】CCD12Aを用いて被写体を撮像すること
により水平方向720 画素,垂直方向960 画素の高画質の
ノーマル表示画像用の画像データが得られる。この画像
データは画像分割回路22A,22Bおよび22Cにおいて,
輝度データY,色差データR−YおよびB−Yのそれぞ
れについて,偶数ラインの画像データから構成される画
像と奇数ラインの画像データから構成される画像とに分
けられる。これにより,水平方向720 画素,垂直方向48
0 画素=約35万画素の2つの画像データ(輝度データ
Y,色差データR−YおよびB−Y)が得られる。これ
以降は図3を参照て説明した処理と同様の処理であり,
偶数ラインから構成される画像データおよび奇数ライン
から構成される画像データのそれぞれについて,水平方
向720 画素,垂直方向360 画素を除く画像データのレベ
ルを一定レベルに固定し(図13においても一定レベルに
固定された画像データによって表わされる画像の部分が
ハッチングで示されている),磁気テープ8に記録され
る。図13に示す例では水平方向720 画素,垂直方向480
画素=約35万画素のデータが2つあるので10トラックず
つ,連続する20トラックを用いて磁気テープ8に記録が
行なわれる。
【0082】このようにして磁気テープ8に記録された
画像データは再生時において読出され,偶数ラインと奇
数ラインとが交互となるように画像データが合成される
ことにより水平方向720 画素,垂直方向720 画素の高画
質のワイド表示画像が得られる。また画像合成をせずと
も水平方向720 画素,垂直方向360 画素の通常画質のノ
ーマル表示画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すもので,ディジタル・
ビデオ・テープ・レコーダの記録系の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図2】ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの再生
系の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】画像データによって表わされる画像の一例を示
している。
【図4】(A) は1フレームの輝度データにより表わされ
る画面を,(B) は1フレームの色差データにより表わさ
れる画面を示している。
【図5】画面の右端におけるブロック生成処理を示して
いる。
【図6】マクロ・ブロックを示している
【図7】シャフリング処理を示している。
【図8】(A) は磁気テープのフォーマットを示し,(B)
はトラック・フォーマットを示している。
【図9】他の実施例を示すもので,ディジタル・ビテオ
・テープ・レコーダの記録系の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの再
生系の電気的構成を示すブロック図である。
【図11】画像データによって表わされる画像の一例を
示している。
【図12】画像データによって表わされる画像の一例を
示している。
【図13】画像データによって表わされる画像の一例を
示している。
【符号の説明】
12,12A CCD 16A,16B,16C,23A,23B,23C,23D,23E,23
F 画像データ固定化回路 19 データ圧縮回路 22A,22B,22C 画像分割回路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像して得られる被写体像を表
    わす標準画像データを出力する撮像手段,上記撮像手段
    から出力される標準画像データによって表わされる標準
    画像からワイド表示画像となる部分を残すように,標準
    画像の上,下の少なくともいずれか一方の部分におい
    て,縦方向にデータ圧縮のための単位ブロックの整数倍
    の長さの範囲の画像データのレベルを一定レベルに固定
    する画像データ・レベル固定手段,上記画像データ・レ
    ベル固定手段により一定レベルに固定された画像データ
    および上記標準画像から上記ワイド表示画像として残る
    部分を表わす画像データについて,圧縮後の一画面分の
    データ量があらかじめ定められたデータ量となるように
    上記単位ブロックごとにデータ圧縮を行なうデータ圧縮
    手段,ならびに上記データ圧縮手段によりデータ圧縮さ
    れた画像データを記録媒体に記録する記録制御手段,を
    備えたディジタル画像データの記録装置。
  2. 【請求項2】 上記画像データ・レベル固定手段におけ
    る画像データ・レベル固定処理および上記データ圧縮手
    段におけるデータ圧縮処理が施されていることを表わす
    識別データを発生する識別データ発生手段を備え,上記
    記録制御手段は,上記データ圧縮手段によりデータ圧縮
    された画像データを,記録媒体の画像データ記録領域に
    記録し,上記識別データ発生手段から発生する識別デー
    タを上記記録媒体の上記画像データ記録領域以外の補助
    記録領域に記録するものである,請求項1に記載のディ
    ジタル画像データの記録装置。
  3. 【請求項3】 上記画像データ記録領域に記録された圧
    縮画像データおよび上記補助記録領域に記録された識別
    データをそれぞれ読取る読取手段,上記読取手段により
    読取られた圧縮画像データをデータ伸長するデータ伸長
    手段,および上記読取手段により読取られた識別データ
    にもとづいて,上記データ伸長手段によりデータ伸長が
    施された画像データのうち上記画像データ・レベル固定
    処理が施された画像データ以外の画像データによって表
    わされる画像を表示装置の表示領域のうちあらかじめ定
    められた表示領域に表示するように画像表示を制御する
    画像表示制御手段,を備えた請求項2に記載のディジタ
    ル画像データの記録装置。
  4. 【請求項4】 単位画像データのデータ量のn倍のデー
    タ量をもつ標準画像データを生成する固体電子撮像素子
    を含み,上記固体電子撮像素子により被写体を撮像して
    得られる被写体像を表わす上記標準画像データを出力す
    る撮像手段,上記撮像手段から出力される標準画像デー
    タを,n個の単位画像データに分割する画像データ分割
    手段,上記画像データ分割手段によってn個に分けられ
    た単位画像データを合成して得られる画像がワイド表示
    画像となる部分を残すように,標準画像の上,下の少な
    くともいずれか一方の部分において,縦方向にデータ圧
    縮のための単位ブロックの整数倍の長さの範囲の画像デ
    ータのレベルを一定レベルに固定する画像データ・レベ
    ル固定手段,上記画像データ・レベル固定手段により一
    定レベルに固定された画像データおよび上記標準画像か
    ら上記ワイド表示画像として残る部分を表わす画像デー
    タについて,圧縮後の一画面分のデータ量があらかじめ
    定められたデータ量となるように上記単位ブロックごと
    にデータ圧縮を行なうデータ圧縮手段,ならびに上記デ
    ータ圧縮手段によりデータ圧縮されたn個の単位画像デ
    ータを,n個の単位画像データ記録領域に分けて記録す
    る記録制御手段,を備えたディジタル画像データの記録
    装置。
  5. 【請求項5】 上記画像データ・レベル固定手段におけ
    る画像データ・レベル固定処理および上記データ圧縮手
    段におけるデータ圧縮処理が施されていることを表わす
    識別データを発生する識別データ発生手段を備え,上記
    記録制御手段は,上記データ圧縮手段によりデータ圧縮
    されたn個の単位画像データを,記録媒体のn個の単位
    画像データ記録領域に分けて記録し,上記識別データ発
    生手段から発生する識別データを上記記録媒体の上記画
    像データ記録領域以外の補助記録領域に記録するもので
    ある,請求項4に記載のディジタル画像データの記録装
    置。
  6. 【請求項6】 上記画像データ記録領域に記録された圧
    縮画像データおよび上記補助記録領域に記録された識別
    データをそれぞれ読取る読取手段,上記読取手段により
    読取られた圧縮データをデータ伸長するデータ伸長手
    段,および上記読取手段により読取られた識別データに
    もとづいて,上記データ伸長手段によりデータ伸長が施
    された画像データのうち上記画像データ・レベル固定処
    理が施された画像データ以外の画像データによって表わ
    される画像であって合成されることによりワイド表示画
    像となる画像を,表示装置の表示領域のうちあらかじめ
    定められた表示領域に表示するように画像表示を制御す
    る画像表示制御手段,を備えた請求項5に記載のディジ
    タル画像データの記録装置。
  7. 【請求項7】 単位画像データのデータ量のn倍のデー
    タ量をもつ標準画像データを生成する固体電子撮像素子
    を含み,上記固体電子撮像素子により被写体を撮像して
    得られる被写体像を表わす上記標準画像データを出力す
    る撮像手段,上記撮像手段から出力される標準画像デー
    タを,それぞれが一駒の画像を表わすようにn個の単位
    画像データに分割する画像データ分割手段,上記画像デ
    ータ分割手段によってn個に分けられた単位画像データ
    によって表わされる画像がワイド表示画像となる部分を
    残すように,標準画像の上,下の少なくともいずれか一
    方の部分において,縦方向にデータ圧縮のための単位ブ
    ロックの整数倍の長さの範囲の画像データのレベルを一
    定レベルに固定する画像データ・レベル固定手段,上記
    画像データ・レベル固定手段により一定レベルに固定さ
    れた画像データおよび上記標準画像から上記ワイド表示
    画像として残る部分を表わす画像データについて,圧縮
    後の一画面分のデータ量があらかじめ定められたデータ
    量となるように上記単位ブロックごとにデータ圧縮を行
    なうデータ圧縮手段,ならびに上記データ圧縮手段によ
    りデータ圧縮されたn個の単位画像データを,n個の単
    位画像データ記録領域に分けて記録する記録制御手段,
    を備えたディジタル画像データの記録装置。
  8. 【請求項8】 上記画像データ・レベル固定手段におけ
    る画像データ・レベル固定処理および上記データ圧縮手
    段におけるデータ圧縮処理が施されていることを表わす
    識別データを発生する識別データ発生手段を備え,上記
    記録制御手段は,上記データ圧縮手段よりデータ圧縮さ
    れたn個の単位画像データを,記録媒体の単位画像デー
    タ記録領域に記録し,上記識別データ発生手段から発生
    する識別データを上記記録媒体の上記画像データ記録領
    域以外の補助記録領域に記録するものである,請求項7
    に記載のディジタル画像データの記録装置。
  9. 【請求項9】 上記画像データ記録領域に記録された圧
    縮画像データおよび上記補助記録領域に記録された識別
    データをそれぞれ読取る読取手段,上記読取手段により
    読取られた圧縮画像データをデータ伸長するデータ伸長
    手段,および上記読取手段により読取られた識別データ
    にもとづいて,上記データ伸長手段によりデータ伸長が
    施された画像データのうち上記ワイド表示画像となる画
    像の部分の画像データによって表わされる画像を表示装
    置の表示領域のうちあらかじめ定められた表示領域に表
    示するように画像表示を制御する画像表示制御手段,を
    備えた請求項8に記載のディジタル画像データの記録装
    置。
  10. 【請求項10】 被写体を撮像して被写体像を表わす標
    準画像データを得,撮像によって得られる標準画像デー
    タによって表わされる標準画像がワイド表示画像となる
    部分を残すように,標準画像の上,下の少なくともいず
    れか一方の部分において縦方向にデータ圧縮のための単
    位ブロックの整数倍の長さの範囲の画像データのレベル
    を一定レベルに固定し,上記画像データ・レベル固定処
    理により一定レベルに固定された画像データおよび上記
    標準画像から上記ワイド表示画像として残る部分を表わ
    す画像データについて,圧縮後の一画面分のデータ量が
    あらかじめ定められたデータ量となるように上記単位ブ
    ロックごとにデータ圧縮を施し,データ圧縮された画像
    データを記録媒体に記録する,ディジタル画像データの
    記録方法。
  11. 【請求項11】 上記画像データ・レベル固定処理およ
    び上記データ圧縮処理が施されていることを表わす識別
    データを発生し,上記記録処理は,上記データ圧縮処理
    によりデータ圧縮された画像データを,記録媒体の画像
    データ記録領域に記録し,上記識別データ発生処理によ
    り発生する識別データを上記記録媒体の上記画像データ
    記録領域以外の補助記録領域に記録するものである,請
    求項10に記載のディジタル画像データの記録方法。
  12. 【請求項12】 上記画像データ記録領域に記録された
    圧縮画像データおよび上記補助記録領域に記録された識
    別データをそれぞれ読取り,読取られた圧縮画像データ
    をデータ伸長し,上記読取られた識別データにもとづい
    て,上記データ伸長処理によりデータ伸長が施された画
    像データのうち上記画像データ・レベル固定処理が施さ
    れた画像データ以外の画像データによって表わされる画
    像を表示装置の表示領域のうちあらかじめ定められた表
    示領域に表示する,請求項11に記載のディジタル画像デ
    ータの記録方法。
  13. 【請求項13】 単位画像データのデータ量のn倍のデ
    ータ量をもつ標準画像データを生成する固体電子撮像素
    子を用いて被写体を撮像し,被写体像を表わす上記標準
    画像データを得,上記撮像によって得られる標準画像デ
    ータを,n個の単位画像データに分割し,上記画像デー
    タ分割処理によってn個に分けられた単位画像データを
    合成して得られる画像がワイド表示画像となる部分を残
    すように,標準画像の上,下の少なくともいずれか一方
    の部分において,縦方向にデータ圧縮のための単位ブロ
    ックの整数倍の長さの範囲の画像データのレベルを一定
    レベルに固定し,上記画像データ・レベル固定処理によ
    り一定レベルに固定された画像データおよび上記標準画
    像から上記ワイド表示画像として残る部分を表わす画像
    データについて,圧縮後の一画面分のデータ量があらか
    じめ定められたデータ量となるように上記単位ブロック
    ごとにデータ圧縮を行ない,上記データ圧縮処理により
    データ圧縮されたn個の単位画像データを,n個の単位
    画像データ記録領域に分けて記録する,ディジタル画像
    データの記録方法。
  14. 【請求項14】 上記画像データ・レベル固定処理およ
    び上記データ圧縮処理が施されていることを表わす識別
    データを発生し,上記記録処理は,上記データ圧縮処理
    によりデータ圧縮されたn個の単位画像データを,記録
    媒体のn個の単位画像データ記録領域に分けて記録し,
    上記識別データ発生処理により発生する識別データを上
    記記録媒体の上記画像データ記録領域以外の補助記録領
    域に記録するものである,請求項13に記載のディジタル
    画像データの記録方法。
  15. 【請求項15】 上記画像データ記録領域に記録された
    圧縮画像データおよび上記補助記録領域に記録された識
    別データをそれぞれ読取り,読取られた圧縮画像データ
    をデータ伸長し,読取られた識別データにもとづいて,
    上記データ伸長処理によりデータ伸長が施された画像デ
    ータのうち上記画像データ・レベル固定処理が施された
    画像データ以外の画像データによって表わされる画像で
    あって合成されることによりワイド表示画像となる画像
    を,表示装置の表示領域のうちあらかじめ定められた表
    示領域に表示する,請求項14に記載のディジタル画像デ
    ータの記録方法。
  16. 【請求項16】 単位画像データのデータ量のn倍のデ
    ータ量をもつ標準画像データを生成する固体電子撮像素
    子を用いて被写体を撮像し,被写体像を表わす上記標準
    画像データを得,上記撮像によって得られる標準画像デ
    ータを,それぞれが一駒の画像を表わすようにn個の単
    位画像データに分割し,上記画像データ分割処理によっ
    てn個に分けられた単位画像データによって表わされる
    画像がワイド表示画像となる部分を残すように,標準画
    像の上,下の少なくともいずれか一方の部分において,
    縦方向にデータ圧縮のための単位ブロックの整数倍の長
    さの範囲の画像データのレベルを一定レベルに固定し,
    上記画像データ・レベル固定処理により一定レベルに固
    定された画像データおよび上記標準画像から上記ワイド
    表示画像として残る部分を表わす画像データについて,
    圧縮後の一画面分のデータ量があらかじめ定められたデ
    ータ量となるように上記単位ブロックごとにデータ圧縮
    を行ない,上記データ圧縮処理によりデータ圧縮された
    n個の単位画像データを,n個の単位画像データ記録領
    域に分けて記録する,ディジタル画像データの記録方
    法。
  17. 【請求項17】 上記画像データ・レベル固定処理およ
    び上記データ圧縮処理が施されていることを表わす識別
    データを発生し,上記記録処理は,上記データ圧縮され
    たn個の単位画像データを,記録媒体の単位画像データ
    記録領域に記録し,上記識別データ発生処理により発生
    する識別データを上記記録媒体の上記画像データ記録領
    域以外の補助記録領域に記録する,請求項16に記載のデ
    ィジタル画像データの記録方法。
  18. 【請求項18】 上記画像データ記録領域に記載された
    圧縮画像データおよび上記補助記録領域に記録された識
    別データをそれぞれ読取り,読取られた圧縮画像データ
    をデータ伸長し,読取られた識別データにもとづいて,
    上記データ伸長処理によりデータ伸長が施された画像デ
    ータのうち上記ワイド表示画像となる画像の部分の画像
    データによって表わされる画像を表示装置の表示領域の
    うちあらかじめ定められた表示領域に表示する,請求項
    17に記載のディジタル画像データの記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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