JPH08293925A - 電子会議システム - Google Patents

電子会議システム

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JPH08293925A
JPH08293925A JP7098870A JP9887095A JPH08293925A JP H08293925 A JPH08293925 A JP H08293925A JP 7098870 A JP7098870 A JP 7098870A JP 9887095 A JP9887095 A JP 9887095A JP H08293925 A JPH08293925 A JP H08293925A
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JP7098870A
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Kazuhiko Endo
和彦 遠藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】各グループの情報を公開したり、非公開で特定
のグループとのみの折衝をしたり、議事録を作成して、
その場で、全部の会議参加者でこれを確認し、承認した
りするなどの機能を強化することにより、意志の疎通を
円滑にし、議事決定の内容の確認も効率的に行えるよう
にする。 【構成】 会議参加者が共有するディスプレイ装置1
と、ディスプレイ装置1の上で発表表示13や指差マー
ク14を用いて会議を実行させる会議場12と、会議に
おける様々な要求を実行するグループ化指定手段4、グ
ループ変更移動手段5、発言統制手段6、指差指定手段
7、議事録作成手段8、電子承認手段9、履歴抹消手段
10、履歴保存手段11を備え、記憶装置3のID管理
ファイル15、会議履歴ファイル16、発言管理ファイ
ル17、議事録作成作業ファイル18、議事録保管ファ
イル19や入力装置2を用いて、円滑な電子会議を実行
可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子会議システムに係
り、特に複数のグループ間でネットワークを介してマル
チメディア会議を行うに好適なシステムの構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、音声に加えて、映像やデータ
をネットワークを介して接続して、マルチメディア会議
を行うシステムは、例えばテレビ会議システムとして知
られている。
【0003】かかる従来のシステムは、会議参加端末毎
に共通の画面を持たせ、同時およびマルチ画面表示によ
り、会議参加者が共通に情報を持ち、これらを交換する
機能を持つものが多い。また、会議参加者の中で特定の
参加者間での情報交換を可能にしたシステムも知られて
いる。
【0004】図10は、例えば特開平5−37931号
公報に示された、従来の多地点間テレビ会議システムの
ブロック図である。図において、36A〜36Dは、そ
れぞれカメラやマイクロフォンを含む信号送信手段37
と、モニタ画面およびスピーカを含む信号受信手段38
と、任意の2者間でローカル打ち合わせの切替入力を行
う操作手段39とを備えるテレビ会議端末、47はテレ
ビ会議端末36A〜36Dとネットワークを介して接続
される多地点間接続装置である。多地点間接続装置47
において、40はテレビ会議端末36A〜36Dのカメ
ラおよびマイクロフォンからの信号を入力とし、モニタ
画面およびスピーカへの信号を出力とする切替スイッチ
装置であり、画像信号用切替スイッチ装置41と音声信
号用切替スイッチ装置42から構成される。画像信号用
切替スイッチ装置41はテレビ会議端末36A〜36D
から受け取った画像を切り替え、マルチ画面合成装置4
4を通じて、マルチ画面を合成して、再びテレビ会議端
末36A〜36Dに送り出す。また、音声信号用切替ス
イッチ装置42はテレビ会議端末36A〜36Dから受
け取った音声を切り替え、音声合成装置43を通じて、
音声を合成して、再びテレビ会議端末36A〜36Dに
送り出す。45は接続制御手段46を通じて切替スイッ
チ装置40を制御し、テレビ会議端末36A〜36Dの
それぞれを、多地点間会議において、個別に接続した
り、切り離したりする制御手段である。つまり、接続制
御手段46はテレビ会議端末36A〜36Dの内、2つ
の端末を、その他の端末間に送受信される信号から切り
離して、一時的に相互に接続されるように切替スイッチ
装置40を制御する機能を有する。
【0005】以上述べたような構成において、次にその
動作を説明する。
【0006】一般的な、2地点間のテレビ会議の場合、
テレビ会議端末36A〜36Dの中の任意の2つの端末
の間で、相互に音声、映像、データのやり取りをする。
【0007】これに対して、多地点間のテレビ会議の場
合、すべての端末は多地点間接続装置47に接続され
る。
【0008】多地点間接続装置47は、各テレビ会議端
末36A〜36Dから送られてくる音声や映像を切替ス
イッチ装置40において切替処理する。つまり、テレビ
会議端末36A〜36Dの信号送信手段37から送られ
てくる映像は、画像信号用切替スイッチ装置41を通じ
て切り替えたり、マルチ画面合成装置44を通じてマル
チ画面に合成して、各テレビ会議端末36A〜36Dの
信号受信手段38に送り返す。また、テレビ会議端末3
6A〜36Dの信号送信手段37から送られてくる音声
は、音声信号用切替スイッチ装置42を通じて切り替え
たり、音声合成装置43を通じて1つの音声に合成(ミ
ックス)し、各テレビ会議端末36A〜36Dの信号受
信手段38に送り返す。
【0009】以上のような制御の結果、テレビ会議端末
36A〜36Dはすべての他のテレビ会議端末36A〜
36Dに映像や音声を送り出すことが可能であり、それ
ぞれのテレビ会議端末36A〜36Dではすべての他の
テレビ会議端末36A〜36Dからの映像や音声を受け
取ることが可能である。
【0010】一方、制御回路45の接続制御手段46を
通じて、切替スイッチ装置40を制御することにより、
多地点接続される各テレビ会議端末36A〜36Dの中
の特定の端末どうしを、一時的に接続したり、一時的に
切り離したりすることも可能であり、任意の接続状態を
作り出すことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子会議システ
ムは以上のように構成されているので、音声や映像を多
地点で接続して、相互にやり取りしたり、切り替え制御
することは可能であるが、本来の会議に必要な、書類や
データのやり取りにまできめ細かな接続制御する機能は
持たせてなかった。
【0012】また、会議内容や会議結果に関する議事録
の作成、承認についても、テレビ会議とは別に作成、承
認、通知するという手順を踏むしかなく、会議の効率化
の観点からも、問題点が残る。
【0013】また、会議参加者が増えると、発言の機会
も少なくなり、意志の疎通も悪くなるため、複数地点で
円滑なコミュニケーションを計れるようなシステムに対
する要求も強かった。
【0014】この発明は、上記のような従来技術の問題
点を解消し、多地点にいる複数のグループ間で会議する
場合、さまざまな情報を各グループ間でやり取りするこ
とを可能とし、各グループの情報を公開したり、非公開
で特定のグループとのみの折衝をしたり、議事録を作成
して、その場で、全部の会議参加者でこれを確認し、承
認したりするなどの機能を強化することにより、意志の
疎通を円滑にし、議事決定の内容の確認も効率的に行え
るようにした、電子会議システムを提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
手段1.上記目的を達成するために、この発明は、請求
項1に記載の電子会議システムとして、会議参加者が共
有する画面と、前記画面上で電子会議を実行する手段
と、会議参加者をグループ分けすると共に会議参加者が
指定するグループでの会議を可能とするグループ化指定
手段と、を備える電子会議システムを提供するものであ
る。
【0016】手段2.上記目的を達成するために、この
発明は、請求項3に記載の電子会議システムとして、会
議参加者が共有する画面と、前記画面上で電子会議を実
行する手段と、会議参加者の発言の回数を記録する発言
管理ファイルと、前記発言管理ファイルの内容に基づい
て、会議参加者の発言を統制する発言統制手段と、を備
える電子会議システムを提供するものである。
【0017】手段3.上記目的を達成するために、この
発明は、請求項4に記載の電子会議システムとして、会
議参加者が共有する画面と、前記画面上で電子会議を実
行する手段と、議事録ファーマットを保管するファイル
と、前記画面の内容から議事録作成に必要な内容を選択
指定すると共に付加情報を加えて前記議事録フォーマッ
トに編集する議事録作成手段と、を備える電子会議シス
テムを提供するものである。
【0018】手段4.上記目的を達成するために、この
発明は、請求項6に記載の電子会議システムとして、会
議参加者が共有する画面と、前記画面上で電子会議を実
行する手段と、前記画面の内容を履歴として保存する履
歴保存手段と、前記履歴保存手段により保存された履歴
の少なくとも一部を抹消する履歴抹消手段と、を備える
電子会議システムを提供するものである。
【0019】手段5.上記目的を達成するために、この
発明は、請求項7に記載の電子会議システムとして、会
議参加者が共有する画面と、前記画面上で電子会議を実
行する手段と、前記画面上で会議参加者の用いる指差マ
ークを、会議参加者毎に登録する指差指定手段と、を備
える電子会議システムを提供するものである。
【0020】
【作用】
作用1.上記手段において、この発明の請求項1に記載
の電子会議システムは、会議参加者が各グループに分か
れて会議を行うことを可能にすると共に、会議参加者が
指定するグループの会議に参加することを可能にしてい
る。
【0021】作用2.上記手段において、この発明の請
求項3に記載の電子会議システムは、発言回数に基づい
て、発言者の発言を統制することにより、会議参加者の
発言の機会の均等化を可能にする。
【0022】作用3.上記手段において、この発明の請
求項4に記載の電子会議システムは、予め保管される議
事録フォーマット上に、会議中に選択指定された画面内
容および、これに付加されるべき付加情報を編集した議
事録を作成することが可能である。
【0023】作用4.上記手段において、この発明の請
求項6に記載の電子会議システムは、会議内容を履歴と
して保存することを可能にすると共に、保存された履歴
の中の少なくとも一部を抹消できるので、会議の証拠保
全と、会議の機密保持を行うことができる。
【0024】作用5.上記手段において、この発明の請
求項7に記載の電子会議システムは、会議参加者毎に異
なる指差マークを用いることができるので、画面上で発
言している会議参加者を特定することができる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を説明する。
【0026】実施例 図1は、この発明の実施例1の電子会議システムのシス
テム図である。図において、1は会議参加者の前に配置
され、会議内容を表示するディスプレイ装置、2は会議
参加者により会議の内容を入力するためのキーボードや
マウスなどの入力装置、3は会議履歴などを保管する記
憶装置である。なお、このシステムには、グループ化指
定手段4、グループ変更移動手段5、発言統制手段6、
指差指定手段7、議事録作成手段8、電子承認手段9、
履歴抹消手段10、履歴保存手段11などの手段群が組
み込まれ、これらはディスプレイ装置1の上に表示され
ている。また、記憶装置3には、ID管理ファイル1
5、会議履歴ファイル16、発言管理ファイル17、議
事録作成作業ファイル18、議事録保管ファイル19な
どが組み込まれる。そして、12はディスプレイ装置1
の上に設定される会議場12であり、発表表示13やこ
れらを指示する指差マーク14などが表示される。
【0027】以上述べたような構成において、次にその
作用を説明する。
【0028】まず、電子会議参加者は、ディスプレイ装
置1の上に表示される会議場12において会議を行う。
この場合、会議は会議場12の上の発表表示13と指差
マーク14を通じて意志の疎通を計りながら行われる。
なお、会議参加者は、会議場12の上の発表表示13や
指差マーク14を、入力装置2を通じて操作する。
【0029】会議に当たっては、会議参加者をグループ
分けするためのグループ化指定手段4、グループを移動
するグループ変更移動手段5、また会議参加者の発言を
統制するための発言統制手段6、指差マーク14の操作
に関する指示を与える指差指定手段7、会議内容の議事
録作成を行わせる議事録作成手段8、会議内容について
の承認をその場で与えるための電子承認手段9、会議履
歴の抹消を指定する履歴抹消手段10、会議履歴の保存
を指定する履歴保存手段11などが有効に用いられ、グ
ループ分けされた集団の間における円滑な会議を可能に
すると共に、会議の議事進行、会議場12の上の発表表
示13や指差マーク14のアクセス権の管理、議事録の
作成、承認をその場で与えたり、履歴の抹消、保存をそ
の場で指定できるなど、効率的な電子会議の進行を可能
にすることができる。
【0030】また、記憶装置3には、ID管理ファイル
15が設けられ、会議参加者のIDを確認して、会議参
加者の管理を行うことを可能にしている。また、記憶装
置3の中の会議履歴ファイル16は、履歴抹消手段10
や履歴保存手段11の管理下に会議履歴の保存を行う。
また、発言管理ファイル17は会議参加者の発言履歴や
発言内容、発言回数などを管理する。また、議事録作成
作業ファイル18は議事録の作成を行うための作業用フ
ァイルであり、作成された議事録は議事録保管ファイル
19に保管される。
【0031】図2は、グループ化指定手段4およびグル
ープ変更移動手段5における処理フローを示すフローチ
ャートである。
【0032】電子会議への参加者は、予め、ログイン名
とパスワードを登録しておき、これを記憶装置3のID
管理ファイル15に保存しておく。
【0033】電子会議のスタートに先立って、ディスプ
レイ装置1の上には、図3(A)のように、ログイン名
とパスワードの入力を促すような表示が行われている。
【0034】電子会議への参加に当たって、会議参加者
は自分のログイン名とパスワードを、入力装置2を通じ
て入力する(ステップS1)。
【0035】これに対応して、システムは、記憶装置3
のID管理ファイル15に登録されているログイン名お
よびパスワードを参照して、ログインを許可するか否か
の判断を行う(ステップS2)。
【0036】入力装置2からのログイン名とパスワード
が登録済のものであれば、次に、ディスプレイ装置1に
は、図3(B)に示すような、会議のグループ表示が行
われる(ステップS3)。
【0037】会議参加者は、グループ化指定手段4を通
じて、予め設定されている会議グループの中で、どの会
議グループに参加するかを、入力装置2を通じて入力す
る(ステップS4)。
【0038】そして、会議参加者は選択したグループへ
の会議グループに加入する(ステップS5)。
【0039】既存のグループに加わる要求については、
既存グループからの許可があれば、グループに加わるこ
とができる。そして、会議参加者は、選択グループにお
いて、ディスプレイ装置1の上の会議場12において、
発表表示13などを通じて、発言したり、会議内容を参
照することができる(ステップS6)。
【0040】また、この会議の中で、あるグループの会
議参加者は、自分のグループの会議結果をもって、会議
場12にある別のグループと意見交換するために、他の
グループを認知し、そのグループに変更移動することが
できる。
【0041】他のグループへの変更移動は、グループで
の発言のときに、予め決められた他グループへの変更移
動要求入力を行い、グループ変更移動手段5の作用によ
りこれを行うことになる(ステップS7)。
【0042】その結果、会議参加者は、予め設定されて
いる会議グループの中の他のグループを選択することが
できるが、これは図3(C)に示すように、会議中に、
予め定められたグループ選択入力(例”>M”)を行う
ことにより、図3(B)のようなグループ選択画面を呼
び出して、この画面上で、新たなグループ選択を行うこ
とにより行われる。
【0043】図4は、会議中における会議参加者の発言
を統制するための、発言統制手段6の作用を説明するた
めのフローチャートである。
【0044】ある会議グループに参加しようとする会議
参加者は、まず発言統制手段6により、発言権の設定を
受け、発言要求については発言権の確認を受け、発言権
が設定されていれば、発言を許され、そうでなければ発
言を規制される。
【0045】会議では、会議参加者が自由に発言できる
ことが原則であるが、複数の参加者が同時に発言すると
混乱する可能性があるので、この発言統制手段6は参加
者の発言に一定の制限を課して、会議の秩序を守る効果
がある。
【0046】発言順番は、会議参加者の発言が公平に行
えるようにする。このために、発言が行われると(ステ
ップS1)、発言回数がカウントされ、記憶装置3の発
言管理ファイル17に記憶される(ステップS2)。
【0047】そして、同じく記憶装置3の発言管理ファ
イル17に記録されている他の発言者との回数比較が行
われる(ステップS3)。
【0048】この発言回数の比較結果に基づき、回数の
少ない人は、そのまま発言を行うことができるが(ステ
ップS5)、回数が多い時は、発言待ちとなり(ステッ
プS4)、発言回数の少ない人が発言を行うことになる
(ステップS5)。
【0049】図5は、指差指定手段7の作用を説明する
ためのフローチャートである。
【0050】会議参加者は、会議での発言内容につい
て、ディスプレイ装置1上の会議場12において、その
表示位置を差し示す。
【0051】この場合、はじめに会議参加者は、その指
差マーク14の形状を定め、これを記憶装置3の指差形
状記録ファイル48に登録する(ステップS1)。
【0052】次に、会議の進行において、会議参加者
は、登録した指差マーク14を指差形状記録ファイル4
8より引き出し、これを用いて、ディスプレイ装置1の
うえの発表表示13を指し示しながら、つまり、画面位
置指定を行いながら、発言を行う(ステップS2)。電
子会議装置上では、会議参加者は自由に発言できるの
で、どの参加者の発言が、発表表示13の上のどの部分
についてのコメントなのかを明示することができる。
【0053】各会議参加者の指差マーク14による発言
は、記憶装置3の会議履歴ファイル16に記録される
(ステップS3)その結果、誰の指差マーク14による
発言かを履歴に残すことができる。
【0054】図6は、議事録作成手段8の作用を説明す
るためのフローチャートである。また、図7は議事録作
成の手順を説明するための処理系統図である。
【0055】会議では、参加者の意志決定を行い、議事
結果をまとめ、参加者をはじめとする関係者にこれを配
布する必要がある。電子会議の場合もこれは同様であ
り、単純な画面コピーだけでは、議事結果のまとめとし
ては不十分なことが多く、議事結果を正確にまとめてお
く必要がある。
【0056】議事録作成手段8は、議事録26にのせる
内容を、会議25の流れの中で、表示24されている部
分から、指定したもののみを選択して議事録26を作成
するので、別に議事録をまとめる手間が省略でき、結果
事項を正確にまとめることが可能となり、議事録作成を
効率的にできる。
【0057】この議事録26は、会議場12の画面の議
事内容31と、会議日時、参加者、議題などの付加情報
32から構成される。そして、議事録作成の指示がなさ
れると、その時点での画面内容つまり議事内容31と、
それに付加情報32が付加され、記憶装置3の議事録作
成作業ファイル18に保存される。
【0058】一般に、電子会議では、会議25の会議内
容が発言の順にならんで蓄積されている。また、その内
容は画面をスクロールしながら表示24とすることも可
能である。
【0059】さて、その作成手順であるが、ディスプレ
イ装置1の会議場12には参加者の発言からなる会議2
5の内容が表示24として出力されている。
【0060】議事録26はこの会議内容から必要部分を
抜き出す作業から始まる。つまり、入力装置2による内
容選択(ステップS6)を受けて、内容選択手段27が
作用する(ステップS1)。ちなみに、内容選択は、入
力装置2のキーボードやマウスにより、議事録26に残
すべき発表表示13にのみ印34をつけることで行われ
る。このようにして選択された選択内容は記憶装置3の
議事録作成作業ファイル18の選択内容ファイル28に
記憶される(ステップS10)。
【0061】議事録フォーム30は付加情報32や議事
内容31や検印情報33を配置するフォーマットであ
り、記憶装置3の議事録作成作業ファイル18のしかる
べき場所から得られる(ステップS11)。
【0062】併合手段29は、記憶装置3の議事録作成
作業ファイル18に保管されている選択内容と、議事録
フォーム30とを併合し(ステップS2)、議事録26
を作成して記憶装置3の議事録作成作業ファイル18に
格納する(ステップS12)。ちなみに、この併合は選
択内容の情報の種類を認識して、議事録フォーム30の
予め定められた場所に対して行われる。
【0063】次に、保管されている議事録26に対し
て、入力装置2により、付加情報32の入力が行われ
(ステップS7)、これが議事録付加手段を通じて作成
された議事録26に付加され(ステップS3)、記憶装
置3の議事録作成作業ファイル18に保管される(ステ
ップS12)。なお、付加情報としては、会議開催日
時、件名、参加者名などの情報がある。ただし、日時、
参加者などは自動的に設定される。つまり、付属情報の
開催日時はシステムの日付けから自動的に取り出すこと
が可能であり、出席者は、ログインした参加者の情報か
ら自動的に得ることができる。
【0064】そして、保管されている議事録に対して、
検印が押される。これは、入力装置2による検印入力
(ステップS8)を受けて、検印手段により、保管され
ている議事録26に検印情報33を付加し(ステップS
4)、記憶装置3の議事録作成作業ファイル18に保管
する(ステップS13)ことにより実行される。ちなみ
に、検印は会議参加者の中のしかるべき人物が押す必要
があるので、検印入力は入力装置2からパスワードを伴
う文字列を入力することにより行われる。
【0065】そして、議事録発行に当たっては、入力装
置2からの出力の指定入力(ステップS9)を受けて、
出力手段により(ステップS5)、指定出力に議事録が
出力される(ステップS14)。この場合、選択指定さ
れる出力としては、プリント、ディスク、メイルシステ
ムなどがある。
【0066】さて、図8は、以上のような電子承認シス
テムの系統図を示すものである。ここで、この系統図に
したがって、電子承認の手順を更に詳細に説明する。
【0067】議事内容31、付加情報32からなる議事
録26は、情報付加・編集手段35を通じて、各種編集
が行われるが、これはシステム49からシステム日付け
をもらい、入力装置2から件名をもらい、記憶装置3に
ある会議録から出席者の名前をもらい、更に、システム
49から議事録に乗せるべき選択内容を編集した結果を
もらい、これらの情報に基づき作成される。
【0068】これに対して、内容承認のパスワード付き
の符号が検印情報33として付加される訳であるが、議
事録は、しかるべき職位者が内容の承認を行い、その証
として押印され、参加者や会議関係者に配布されるのが
一般的である。電子会議の議事録においても、作成され
た議事録26に対して、内容を承認する検印情報33が
必要である。これをシステム49により電子的に押すこ
とにより、従来のように全ての用紙に押印する作業を省
略できるという効果がある。
【0069】さて、内容承認の手順であるが、システム
49は、しかるべき承認者からパスワードの入力を受
け、これを記憶装置3のID管理ファイル15に登録さ
れたパスワードと照合する。そして、その結果に基づ
き、議事録26の検印情報33に検印を押す。このよう
にして作成された議事録26は、システム49により指
定された出力、例えば、ディスク50やプリント51に
より発行される。
【0070】図9は、履歴抹消手段10の作用を説明す
るための処理系統図である。
【0071】電子会議そのものの内容は、履歴保存手段
11により自動的に記録され、記憶装置3に保管され
る。この場合の履歴保存は記憶装置3に行われるが、履
歴保存手段11により履歴保存の指示が出されると、フ
ァイル名、ファイル作成日時、ファイル作成者名などの
保存情報指定が行われる。そして、この保存情報に基づ
いて、会議の発言などの履歴が記憶装置3に記録され
る。
【0072】このようにして残された会議履歴も、場合
によっては、機密保持のために、抹消する必要が出てく
ることがある。
【0073】そして、これを行うのが履歴抹消手段10
である。そして、この履歴抹消手段10の利用は、使用
権のある会議参加者のみが使用できるように構成され
る。
【0074】履歴抹消手段10の使用権のある会議参加
者は、抹消する会議場12の部分および全部を指定し、
これを抹消できるので、機密漏洩を防ぎ、これによる無
用の損失を防ぐことができる。
【0075】さて、会議における発言52は、ディスプ
レイ装置1上の会議場12に発表表示13として表示さ
れると共に、履歴保存手段11の働きにより、記憶装置
3に自動的に記録される。
【0076】この履歴は、記憶装置3から、履歴参照手
段53を通じて、ディスプレイ装置1の上に会議場12
を表示させ参照することができる。
【0077】ここで全部または部分削除指定手段54を
通じて、全部抹消か部分抹消かを指定する。そして、部
分抹消の場合、抹消箇所指定手段55を通じて、会議場
12の上の抹消箇所指定部分56を指定する。
【0078】次に、抹消箇所削除手段57により、会議
場12上の抹消箇所指定部分56を削除する。併せて、
削除後データ保管手段58により抹消部分を削除した更
新データを記憶装置3に置き換え保管する。
【0079】一方、全部または部分削除指定手段54に
より全部抹消が指定された場合、全部削除手段59によ
り記憶装置3上の発言の記録である履歴情報の全てが抹
消される。
【0080】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の電子会議
システムは、複数の会議参加者により構成される会議グ
ループの中の任意のグループに参加して電子会議を実行
でき、グループ間での移動もできるので、効率的な会議
が可能である。また、会議参加者毎に個別の指差マーク
を登録できるので、発言者の確認と、発言者を含めた会
議の記録が可能である。さらに、会議の発言を統制でき
るので、会議参加者に平等に発言の機会を求めることが
可能である。更に、議事録の編集作成の電子化と、これ
に対する承認をシステム上で実行できるので、会議結果
のまとめのための手間や、承認を受けるための手間が省
略でき、会議の効率的な運用が可能になる。また、議事
録の配信も電子化できるので、会議以外の余分の手数を
省くことができる。そして、会議履歴を残すことも、ま
た残された会議履歴を部分または全部にわたって抹消す
ることもできるので、会議結果の証拠保全や、逆に機密
漏洩の防止に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の電子会議システムのシス
テム図である。
【図2】グループ化指定およびグループ変更移動におけ
る処理フローを示すフローチャートである。
【図3】グループ化指定およびグループ変更移動の処理
時の表示画面の説明図である。
【図4】会議中における会議参加者の発言を統制する処
理を説明するためのフローチャートである。
【図5】指差指定手段の処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】議事録作成の処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図7】議事録作成の手順を説明するための処理系統図
である。
【図8】電子承認システムの系統図である。
【図9】履歴抹消処理を説明するための処理系統図であ
る。
【図10】従来の多地点間テレビ会議システムのブロッ
ク図である。
【符号の説明】 1 ディスプレイ装置、2 入力装置、3 記憶装置、
4 グループ化指定手段、5 グループ変更移動手段、
6 発言統制手段、7 指差指定手段、8 議事録作成
手段、9 電子承認手段、10 履歴抹消手段、11
履歴保存手段、12 会議場、13 発表表示、14
指差マーク、15 ID管理ファイル、16 会議履歴
ファイル、17 発言管理ファイル、18 議事録作成
作業ファイル、19 議事録保管ファイル、20 発言
者・発言回数ファイル、21 指差形状記録ファイル、
22 出力手段、23 処理手段、24 表示、25
会議、26 議事録、27 内容選択手段、28 選択
内容ファイル、29 併合手段、30 議事録フォー
ム、31 議事内容、32 付加情報、33 検印情
報、34 印、35 情報付加・編集手段、36A〜3
6D テレビ会議端末、37 信号送信手段、38 信
号受信手段、39 操作手段、40 切替スイッチ装
置、41 画像信号用切替スイッチ、42 音声信号用
切替スイッチ、43音声合成装置、44 マルチ画面合
成装置、45 制御回路、46 接続制御手段、47
多地点間接続装置、48 指差形状記録ファイル、49
システム、50 ディスク、51 プリント、52
発言、53 履歴参照手段、54全部または部分削除指
定手段、55 抹消箇所指定手段、56 抹消箇所指定
部分、57 抹消箇所削除手段、58 削除後データ保
管手段、59 全部削除手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 会議参加者が共有する画面と、前記画面
    上で電子会議を実行する手段と、会議参加者をグループ
    分けすると共に会議参加者が指定するグループでの会議
    を可能とするグループ化指定手段と、を備えることを特
    徴とする電子会議システム。
  2. 【請求項2】 会議参加者が指定するグループを変更移
    動しての会議を可能にするグループ変更移動手段を備え
    る、請求項1の電子会議システム。
  3. 【請求項3】 会議参加者が共有する画面と、前記画面
    上で電子会議を実行する手段と、会議参加者の発言の回
    数を記録する発言管理ファイルと、前記発言管理ファイ
    ルの内容に基づいて、会議参加者の発言を統制する発言
    統制手段と、を備えることを特徴とする電子会議システ
    ム。
  4. 【請求項4】 会議参加者が共有する画面と、前記画面
    上で電子会議を実行する手段と、議事録ファーマットを
    保管するファイルと、前記画面の内容から議事録作成に
    必要な内容を選択指定すると共に付加情報を加えて前記
    議事録フォーマットに編集する議事録作成手段と、を備
    えることを特徴とする電子会議システム。
  5. 【請求項5】 前記議事録に承認者のパスワード入力に
    基づく承認印を張りつける承認手段を備える請求項4の
    電子会議システム。
  6. 【請求項6】 会議参加者が共有する画面と、前記画面
    上で電子会議を実行する手段と、前記画面の内容を履歴
    として保存する履歴保存手段と、前記履歴保存手段によ
    り保存された履歴の少なくとも一部を抹消する履歴抹消
    手段と、を備えることを特徴とする電子会議システム。
  7. 【請求項7】 会議参加者が共有する画面と、前記画面
    上で電子会議を実行する手段と、前記画面上で会議参加
    者の用いる指差マークを、会議参加者毎に登録する指差
    指定手段と、を備えることを特徴とする電子会議システ
    ム。
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