JPH08293360A - フラットケーブルコネクタ - Google Patents
フラットケーブルコネクタInfo
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- JPH08293360A JPH08293360A JP7094784A JP9478495A JPH08293360A JP H08293360 A JPH08293360 A JP H08293360A JP 7094784 A JP7094784 A JP 7094784A JP 9478495 A JP9478495 A JP 9478495A JP H08293360 A JPH08293360 A JP H08293360A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat cable
- slider
- tip
- housing
- fpc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハウジングとスライダとからなるフラットケ
ーブルコネクタにおいて、部品点数を増加させることな
く、フラットケーブルの組付けを容易にする。 【構成】 ハウジングと嵌合されるスライダ10の押圧部
11に形成された挿通孔11a から支持面12d に向けて、F
PC1を矢印X方向に挿入することにより、FPC1は
その両側縁部がそれぞれ支持面12d の両側縁部に形成さ
れた側壁13・14の案内溝13a ・14 aに緩挿されて、支持
面12d に沿うように案内される。FPC1の挿入が進む
と、その先端部が係止アーム15の係止突起15a の傾斜面
に乗り上げ、さらに進むと、FPC1の係止孔1aに係止
突起15a が係合して、FPC1はスライダ10に容易に固
定される。また、FPC1の先端部は傾斜した支持面12
dに沿うため、ハウジングとの嵌合に際して、この先端
部がハウジングやコンタクトと突き当たることがない。
ーブルコネクタにおいて、部品点数を増加させることな
く、フラットケーブルの組付けを容易にする。 【構成】 ハウジングと嵌合されるスライダ10の押圧部
11に形成された挿通孔11a から支持面12d に向けて、F
PC1を矢印X方向に挿入することにより、FPC1は
その両側縁部がそれぞれ支持面12d の両側縁部に形成さ
れた側壁13・14の案内溝13a ・14 aに緩挿されて、支持
面12d に沿うように案内される。FPC1の挿入が進む
と、その先端部が係止アーム15の係止突起15a の傾斜面
に乗り上げ、さらに進むと、FPC1の係止孔1aに係止
突起15a が係合して、FPC1はスライダ10に容易に固
定される。また、FPC1の先端部は傾斜した支持面12
dに沿うため、ハウジングとの嵌合に際して、この先端
部がハウジングやコンタクトと突き当たることがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフラットケーブルコネク
タに関するものである。
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機等における光学系等の
可動部とその他の固定部や可動部とを電気的に接続する
ものとしてFFC(flexible flat cable )やFPC
(flexible printed circuit)等の可撓性のフラットケ
ーブルが知られている。
可動部とその他の固定部や可動部とを電気的に接続する
ものとしてFFC(flexible flat cable )やFPC
(flexible printed circuit)等の可撓性のフラットケ
ーブルが知られている。
【0003】また、これらのフラットケーブルの、導体
が露出した先端を、上記可動部や固定部に接触せしめて
電気的に導通を得るとともに、それらに固定するための
フラットケーブルコネクタも、種々の形式のものが普及
している。
が露出した先端を、上記可動部や固定部に接触せしめて
電気的に導通を得るとともに、それらに固定するための
フラットケーブルコネクタも、種々の形式のものが普及
している。
【0004】これらのフラットケーブルコネクタは、内
部に板バネ状の電気コンタクトが設けられたコンタクト
室に連通し、フラットケーブルの先端部の挿入を許容す
る挿通孔がハウジングに形成され、フラットケーブルの
先端部をこの挿通孔を介してコンタクト室に挿入して、
この先端部をコンタクト室のコンタクと接触せしめるも
のである。
部に板バネ状の電気コンタクトが設けられたコンタクト
室に連通し、フラットケーブルの先端部の挿入を許容す
る挿通孔がハウジングに形成され、フラットケーブルの
先端部をこの挿通孔を介してコンタクト室に挿入して、
この先端部をコンタクト室のコンタクと接触せしめるも
のである。
【0005】ところで、このコンタクトはその弾性力に
よってフラットケーブルの先端部に接触するものであ
り、フラットケーブルをコンタクト室の内壁面に圧着せ
しめる摩擦力によってこの接触状態を維持させる構造と
なっている。
よってフラットケーブルの先端部に接触するものであ
り、フラットケーブルをコンタクト室の内壁面に圧着せ
しめる摩擦力によってこの接触状態を維持させる構造と
なっている。
【0006】しかしこのような構造では、例えコンタク
トの弾性力が強くても、フラットケーブルが他の部材等
に引っ掛かった場合等、ケーブルが離脱方向に引っ張ら
れて簡単にコンタクトから引き抜かれてしまい、これら
の接触状態が解除されてしまうものであった。
トの弾性力が強くても、フラットケーブルが他の部材等
に引っ掛かった場合等、ケーブルが離脱方向に引っ張ら
れて簡単にコンタクトから引き抜かれてしまい、これら
の接触状態が解除されてしまうものであった。
【0007】そこで、容易に接触状態が解除されるのを
防止するために、フラットケーブルの先端を挿通可能と
した挿通孔が形成された押圧部、およびこの押圧部から
フラットケーブルの挿入方向前方に延びる舌部とからな
るスライダと、フラットケーブルの先端部が挿入される
コンタクト室に、フラットケーブルの先端部に穿孔され
た係止孔と係合する弾性的に変位しうる係止突起が設け
られたハウジングとからなり、スライダとハウジングと
が係合する状態において、スライダの舌部がハウジング
のコンタクト室に進入し、係止突起に接触してその変位
を抑制するように構成されたフラットケーブルコネクタ
が開発されている(実公平5-32945号参照)。
防止するために、フラットケーブルの先端を挿通可能と
した挿通孔が形成された押圧部、およびこの押圧部から
フラットケーブルの挿入方向前方に延びる舌部とからな
るスライダと、フラットケーブルの先端部が挿入される
コンタクト室に、フラットケーブルの先端部に穿孔され
た係止孔と係合する弾性的に変位しうる係止突起が設け
られたハウジングとからなり、スライダとハウジングと
が係合する状態において、スライダの舌部がハウジング
のコンタクト室に進入し、係止突起に接触してその変位
を抑制するように構成されたフラットケーブルコネクタ
が開発されている(実公平5-32945号参照)。
【0008】このコネクタでは、フラットケーブルの先
端部を予めスライダの挿通孔に挿入せしめてハウジング
のコンタクト室に差し入れ、フラットケーブルの先端部
に形成された係止孔にハウジングの係止突起を係合せし
める。この状態においては、係止突起が弾性的に変位可
能であるため、ケーブルと係止突起との係脱は容易であ
る。次に、スライダをフラットケーブルに沿って移動し
てハウジングと係合せしめることにより、スライダの舌
部がハウジングのコンタクト室に進入し、係止突起に接
触してその変位を抑制する。したがって、ケーブルと係
止突起とは強固な係合状態を維持し、ケーブルが容易に
離脱するのを防止することができる。
端部を予めスライダの挿通孔に挿入せしめてハウジング
のコンタクト室に差し入れ、フラットケーブルの先端部
に形成された係止孔にハウジングの係止突起を係合せし
める。この状態においては、係止突起が弾性的に変位可
能であるため、ケーブルと係止突起との係脱は容易であ
る。次に、スライダをフラットケーブルに沿って移動し
てハウジングと係合せしめることにより、スライダの舌
部がハウジングのコンタクト室に進入し、係止突起に接
触してその変位を抑制する。したがって、ケーブルと係
止突起とは強固な係合状態を維持し、ケーブルが容易に
離脱するのを防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この実公平5
-32945号に開示されたコネクタは、柔軟なフラットケー
ブルをハウジングの係止突起に引っ掛けた状態を維持し
つつ、スライダをフラットケーブルに沿って動かしてハ
ウジングと係合させる必要がある。スライダの挿通孔に
はフラットケーブルが貫通しているため、スライダを移
動することによってフラットケーブルがそれにつられて
ふらつき、スライダとハウジングとを係合する前に、フ
ラットケーブルがハウジングの係止突起から外れてしま
う虞がある。また、このフラットケーブルと係止突起と
の係合が外れないように手指で押さえていても、フラッ
トケーブルは柔軟であるため、押さえている手指に加わ
る力が変化しただけでその係合が外れることもある。
-32945号に開示されたコネクタは、柔軟なフラットケー
ブルをハウジングの係止突起に引っ掛けた状態を維持し
つつ、スライダをフラットケーブルに沿って動かしてハ
ウジングと係合させる必要がある。スライダの挿通孔に
はフラットケーブルが貫通しているため、スライダを移
動することによってフラットケーブルがそれにつられて
ふらつき、スライダとハウジングとを係合する前に、フ
ラットケーブルがハウジングの係止突起から外れてしま
う虞がある。また、このフラットケーブルと係止突起と
の係合が外れないように手指で押さえていても、フラッ
トケーブルは柔軟であるため、押さえている手指に加わ
る力が変化しただけでその係合が外れることもある。
【0010】このように従来のフラットケーブルコネク
タは、ケーブルの組付け操作性が悪いという難点があっ
た。
タは、ケーブルの組付け操作性が悪いという難点があっ
た。
【0011】また、ケーブルの先端部にホルダー等を組
み付けてこの先端部をリジッドに固定してハウジングに
組み付けるもの(例えば、実開平2-16587号、同2-165
88号、特開平6-223929 号等)も知られているが、これ
らはいずれもそのホルダー等の部品点数が多く、そのた
め製造工数の増加を招くものである。
み付けてこの先端部をリジッドに固定してハウジングに
組み付けるもの(例えば、実開平2-16587号、同2-165
88号、特開平6-223929 号等)も知られているが、これ
らはいずれもそのホルダー等の部品点数が多く、そのた
め製造工数の増加を招くものである。
【0012】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、部品点数が増加することなく、フラットケーブル
の組付けを容易にするフラットケーブルコネクタを提供
することを目的とするものである。
って、部品点数が増加することなく、フラットケーブル
の組付けを容易にするフラットケーブルコネクタを提供
することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のフラット
ケーブルコネクタは、フラットケーブルの先端を挿通可
能とした挿通孔が形成された押圧部、および前記挿通孔
に連通して前記押圧部から前記フラットケーブルの挿入
方向前方に延びる、前記フラットケーブルを支持する支
持面を有する舌部とからなるスライダと、前記挿通孔か
ら挿入された前記フラットケーブルの先端部が挿入され
るハウジングとを備えてなるフラットケーブルコネクタ
において、前記支持面の両側縁部に、前記フラットケー
ブルが前記支持面に沿って挿入されるように、前記フラ
ットケーブルの両側縁部を案内する案内溝を有する側壁
が形成されるとともに、前記支持面の一部に、前記挿通
孔から挿入されたフラットケーブルの先端部に形成され
た係止孔と係合する係止突起が形成されたことを特徴と
するものである。
ケーブルコネクタは、フラットケーブルの先端を挿通可
能とした挿通孔が形成された押圧部、および前記挿通孔
に連通して前記押圧部から前記フラットケーブルの挿入
方向前方に延びる、前記フラットケーブルを支持する支
持面を有する舌部とからなるスライダと、前記挿通孔か
ら挿入された前記フラットケーブルの先端部が挿入され
るハウジングとを備えてなるフラットケーブルコネクタ
において、前記支持面の両側縁部に、前記フラットケー
ブルが前記支持面に沿って挿入されるように、前記フラ
ットケーブルの両側縁部を案内する案内溝を有する側壁
が形成されるとともに、前記支持面の一部に、前記挿通
孔から挿入されたフラットケーブルの先端部に形成され
た係止孔と係合する係止突起が形成されたことを特徴と
するものである。
【0014】ここで上記フラットケーブルは、FFCや
FPC等の可撓性の平型柔軟ケーブルを総称するもので
ある。
FPC等の可撓性の平型柔軟ケーブルを総称するもので
ある。
【0015】なお、上記係止突起は、一端部がスライダ
の一部に固定された片持梁状のアームの他端部である自
由端に形成するのが望ましい。以下の発明においても同
様である。
の一部に固定された片持梁状のアームの他端部である自
由端に形成するのが望ましい。以下の発明においても同
様である。
【0016】また、本発明の第2のフラットケーブルの
コネクタは、フラットケーブルの先端を挿通可能とした
挿通孔が形成された押圧部、および前記挿通孔に連通し
て前記押圧部から前記フラットケーブルの挿入方向前方
に延びる、前記フラットケーブルを支持する支持面を有
する舌部とからなるスライダと、前記挿通孔から挿入さ
れた前記フラットケーブルの先端部が挿入されるハウジ
ングとを備えてなるフラットケーブルコネクタにおい
て、前記フラットケーブルの先端部が前記ハウジングに
挿入されるに際して、該フラットケーブルの先端部を保
護するように、前記支持面の、該フラットケーブルの先
端部を支持する部分が前記挿入方向に対して傾斜して形
成され、前記支持面の両側縁部に、前記フラットケーブ
ルが前記支持面に沿って案内する側壁が形成されるとと
もに、前記支持面の一部に、前記挿通孔から挿入された
フラットケーブルの先端部に形成された係止孔と係合す
る係止突起が形成されたことを特徴とするものである。
コネクタは、フラットケーブルの先端を挿通可能とした
挿通孔が形成された押圧部、および前記挿通孔に連通し
て前記押圧部から前記フラットケーブルの挿入方向前方
に延びる、前記フラットケーブルを支持する支持面を有
する舌部とからなるスライダと、前記挿通孔から挿入さ
れた前記フラットケーブルの先端部が挿入されるハウジ
ングとを備えてなるフラットケーブルコネクタにおい
て、前記フラットケーブルの先端部が前記ハウジングに
挿入されるに際して、該フラットケーブルの先端部を保
護するように、前記支持面の、該フラットケーブルの先
端部を支持する部分が前記挿入方向に対して傾斜して形
成され、前記支持面の両側縁部に、前記フラットケーブ
ルが前記支持面に沿って案内する側壁が形成されるとと
もに、前記支持面の一部に、前記挿通孔から挿入された
フラットケーブルの先端部に形成された係止孔と係合す
る係止突起が形成されたことを特徴とするものである。
【0017】なお、上記支持面の、フラットケーブル先
端部を支持する部分は、直線的な傾斜に限らず、曲面状
に湾曲して形成されたものであってもよい。
端部を支持する部分は、直線的な傾斜に限らず、曲面状
に湾曲して形成されたものであってもよい。
【0018】
【作用および発明の効果】本発明の第1のフラットケー
ブルコネクタは、スライダの押圧部に形成された挿通孔
に挿入されたフラットケーブルの両側縁部が、舌部の支
持面の両側縁部に形成された側壁の案内溝に案内される
ことによって、柔軟性のあるフラットケーブルを支持面
に確実に沿わせることができる。また、この支持面に、
フラットケーブルに穿孔された係止孔に係合する係止突
起を形成したため、支持面に沿わされたフラットケーブ
ルはこの係止突起にケーブルの係止孔が係合されて、ケ
ーブルの先端部はスライダに固定される。
ブルコネクタは、スライダの押圧部に形成された挿通孔
に挿入されたフラットケーブルの両側縁部が、舌部の支
持面の両側縁部に形成された側壁の案内溝に案内される
ことによって、柔軟性のあるフラットケーブルを支持面
に確実に沿わせることができる。また、この支持面に、
フラットケーブルに穿孔された係止孔に係合する係止突
起を形成したため、支持面に沿わされたフラットケーブ
ルはこの係止突起にケーブルの係止孔が係合されて、ケ
ーブルの先端部はスライダに固定される。
【0019】このように可撓性のケーブルの先端部がス
ライダに固定されることによって、ケーブルとハウジン
グとを係合する操作の際のフラットケーブル先端部のふ
らつきを防止することができ、ケーブルをハウジングに
組み付ける操作性を向上することができる。またケーブ
ルは、スライダの挿通孔に挿入するだけの操作により支
持面に沿って案内されて、所定の位置まで挿通されたと
ころで係止突起によりスライダに固定されるため、ケー
ブルを支持面に手指等により押さえたり、あるいは先に
示した実開平2-16587号、同2-16588号、特開平6-223
929 号等に示されたホルダー等の部品を使ってケーブル
の先端部をリジッド化する、などの手間がかからず、製
造工数を低減することができる。また上記ホルダー等を
使用するものに比べて、部品点数が増加することもな
い。
ライダに固定されることによって、ケーブルとハウジン
グとを係合する操作の際のフラットケーブル先端部のふ
らつきを防止することができ、ケーブルをハウジングに
組み付ける操作性を向上することができる。またケーブ
ルは、スライダの挿通孔に挿入するだけの操作により支
持面に沿って案内されて、所定の位置まで挿通されたと
ころで係止突起によりスライダに固定されるため、ケー
ブルを支持面に手指等により押さえたり、あるいは先に
示した実開平2-16587号、同2-16588号、特開平6-223
929 号等に示されたホルダー等の部品を使ってケーブル
の先端部をリジッド化する、などの手間がかからず、製
造工数を低減することができる。また上記ホルダー等を
使用するものに比べて、部品点数が増加することもな
い。
【0020】また本発明の第2のフラットケーブルコネ
クタは、スライダの押圧部に形成された挿通孔に挿入さ
れたフラットケーブルの両側縁部が、支持面の両側縁部
に形成された側壁に案内されることによって、柔軟性の
あるフラットケーブルを支持面に確実に沿わせることが
できとともに、この支持面の先端部は、フラットケーブ
ルの挿入方向に対して傾斜して形成されているため、フ
ラットケーブルの挿入方向先端部は、この支持面の傾斜
した先端部に沿わされる。また、この支持面に、フラッ
トケーブルに穿孔された係止孔に係合する係止突起を形
成したため、支持面に沿わされたフラットケーブルはこ
の係止突起にケーブルの係止孔が係合されて、ケーブル
の先端部はスライダに固定される。
クタは、スライダの押圧部に形成された挿通孔に挿入さ
れたフラットケーブルの両側縁部が、支持面の両側縁部
に形成された側壁に案内されることによって、柔軟性の
あるフラットケーブルを支持面に確実に沿わせることが
できとともに、この支持面の先端部は、フラットケーブ
ルの挿入方向に対して傾斜して形成されているため、フ
ラットケーブルの挿入方向先端部は、この支持面の傾斜
した先端部に沿わされる。また、この支持面に、フラッ
トケーブルに穿孔された係止孔に係合する係止突起を形
成したため、支持面に沿わされたフラットケーブルはこ
の係止突起にケーブルの係止孔が係合されて、ケーブル
の先端部はスライダに固定される。
【0021】このように可撓性のケーブルの先端部がス
ライダに固定されることによって、ケーブルとハウジン
グとを係合する操作の際の、フラットケーブル先端部の
ふらつきを防止することができ、ケーブルをハウジング
に組み付ける操作性を向上することができる。またケー
ブルは、スライダの挿通孔に挿入するだけの操作により
支持面に沿って案内されて、所定の位置まで挿通された
ところで係止突起によりスライダに固定されるため、ケ
ーブルを支持面に手指等により押さえたり、あるいは先
に示した従来例に示されたホルダー等の部品を使ってケ
ーブルの先端部をリジッド化する、などの手間がかから
ず、製造工数を低減することができる。また上記ホルダ
ー等を使用するものに比べて、部品点数が増加すること
もない。
ライダに固定されることによって、ケーブルとハウジン
グとを係合する操作の際の、フラットケーブル先端部の
ふらつきを防止することができ、ケーブルをハウジング
に組み付ける操作性を向上することができる。またケー
ブルは、スライダの挿通孔に挿入するだけの操作により
支持面に沿って案内されて、所定の位置まで挿通された
ところで係止突起によりスライダに固定されるため、ケ
ーブルを支持面に手指等により押さえたり、あるいは先
に示した従来例に示されたホルダー等の部品を使ってケ
ーブルの先端部をリジッド化する、などの手間がかから
ず、製造工数を低減することができる。また上記ホルダ
ー等を使用するものに比べて、部品点数が増加すること
もない。
【0022】さらにまた、ケーブルの先端部はスライダ
の舌部の、傾斜した先端部に沿わされるため、スライダ
とハウジングとを組み付ける際に、ハウジング側に固定
されたコンタクトが、スライダの支持面に固定されたフ
ラットケーブルの先端面と突き当たることがなく、した
がってコンタクトと突き当たることによって生じる、フ
ラットケーブルの先端面の損傷や、表面にプリントされ
た回路がその先端部分から剥離するのを防止することが
できる。
の舌部の、傾斜した先端部に沿わされるため、スライダ
とハウジングとを組み付ける際に、ハウジング側に固定
されたコンタクトが、スライダの支持面に固定されたフ
ラットケーブルの先端面と突き当たることがなく、した
がってコンタクトと突き当たることによって生じる、フ
ラットケーブルの先端面の損傷や、表面にプリントされ
た回路がその先端部分から剥離するのを防止することが
できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明のフラットケーブルコネクタの
実施例について、図面を用いて説明する。
実施例について、図面を用いて説明する。
【0024】図1は本発明のフラットケーブルコネクタ
を構成するスライダを示す5面図(正面図、側面図、背
面図、平面図、底面図)、図2は図1に示したスライダ
の断面図を示すものであり、(A)は断面A−A、
(B)は断面B−B、(C)は断面C−Cをそれぞれ示
す。また、図3は図1に示したスライダにFPC(flex
ible printed circuit)が固定される作用を説明するた
めの(A)は平面図、(B)・(C)・(D)は(A)
に示した断面A−Aを示す図である。
を構成するスライダを示す5面図(正面図、側面図、背
面図、平面図、底面図)、図2は図1に示したスライダ
の断面図を示すものであり、(A)は断面A−A、
(B)は断面B−B、(C)は断面C−Cをそれぞれ示
す。また、図3は図1に示したスライダにFPC(flex
ible printed circuit)が固定される作用を説明するた
めの(A)は平面図、(B)・(C)・(D)は(A)
に示した断面A−Aを示す図である。
【0025】さらに図4は本発明のフラットケーブルコ
ネクタを構成する、図1に示したスライダと嵌合するハ
ウジングを示す4面図(正面図、側面図、背面図、平面
図)、図5は図4に示したハウジングの断面図を示すも
のであり、(A)は断面A−A、(B)は断面B−B、
(C)は断面C−C、(D)は断面D−Dをそれぞれ示
す。
ネクタを構成する、図1に示したスライダと嵌合するハ
ウジングを示す4面図(正面図、側面図、背面図、平面
図)、図5は図4に示したハウジングの断面図を示すも
のであり、(A)は断面A−A、(B)は断面B−B、
(C)は断面C−C、(D)は断面D−Dをそれぞれ示
す。
【0026】本実施例のフラットケーブルコネクタは図
1に示したスライダ10と図4に示したハウジング20とか
ら構成され、スライダ10にはフラットケーブルの一種で
ある可撓性平板状のFPC1が固定され、一方ハウジン
グ20の内部には、スライダ10と嵌合したときにFPC1
と電気的接続がなされるコンタクト30が固定される。
1に示したスライダ10と図4に示したハウジング20とか
ら構成され、スライダ10にはフラットケーブルの一種で
ある可撓性平板状のFPC1が固定され、一方ハウジン
グ20の内部には、スライダ10と嵌合したときにFPC1
と電気的接続がなされるコンタクト30が固定される。
【0027】まず、図1、2に示したスライダ10につい
て説明する。
て説明する。
【0028】図示のスライダ10は、ハウジング20との嵌
合のために手指で押圧する押圧部11と、この押圧部11か
ら略垂直に延びる、FPC1を支持する支持面12d を有
する舌片(舌部)12と、舌片12の両側方であって押圧部
11から舌片12の延びる方向にそれぞれ延びる、ハウジン
グ20と係合する2つの係合腕部16・17とから構成され
る。
合のために手指で押圧する押圧部11と、この押圧部11か
ら略垂直に延びる、FPC1を支持する支持面12d を有
する舌片(舌部)12と、舌片12の両側方であって押圧部
11から舌片12の延びる方向にそれぞれ延びる、ハウジン
グ20と係合する2つの係合腕部16・17とから構成され
る。
【0029】押圧部11には、FPC1を挿通可能とした
挿通孔11a が穿孔され、この挿通孔11a に連通するよう
に舌片12の支持面12d が形成されている。この支持面12
d は押圧部11から略垂直に延びるが、FPC1の挿入方
向先端部は図示の下方に向けて湾曲して形成されてい
る。
挿通孔11a が穿孔され、この挿通孔11a に連通するよう
に舌片12の支持面12d が形成されている。この支持面12
d は押圧部11から略垂直に延びるが、FPC1の挿入方
向先端部は図示の下方に向けて湾曲して形成されてい
る。
【0030】またこの支持面12d の両側縁部には、支持
面12d よりも上方に突出する側壁13・14がそれぞれ形成
され、側壁13・14には支持面12d に沿って延びる、押圧
部11の挿通孔11a から支持面12d に向けて挿入されたF
PC1の両側縁部をそれぞれ緩挿せしめてFPC1を支
持面12d に沿うように案内する案内溝13a ・14a がそれ
ぞれ形成されている。そして、この案内溝13a ・14a に
案内されたFPC1の先端部が突き当たるように、支持
面12d の湾曲した先端部にストッパ12a ・12b・12c が
形成されている。
面12d よりも上方に突出する側壁13・14がそれぞれ形成
され、側壁13・14には支持面12d に沿って延びる、押圧
部11の挿通孔11a から支持面12d に向けて挿入されたF
PC1の両側縁部をそれぞれ緩挿せしめてFPC1を支
持面12d に沿うように案内する案内溝13a ・14a がそれ
ぞれ形成されている。そして、この案内溝13a ・14a に
案内されたFPC1の先端部が突き当たるように、支持
面12d の湾曲した先端部にストッパ12a ・12b・12c が
形成されている。
【0031】さらにまた、支持面12d の中央部には、押
圧部11に一端部が固設されて支持面12d に沿って延び、
支持面12d が湾曲し始める付近において自由端部を有す
る片持梁状の係止アーム15が設けられ、この自由端部に
は、支持面12d より上方に突出する、支持面12d 上に支
持されたFPC1の対応する位置に穿孔された係止孔1a
と係合する係止突起15a が設けられている。
圧部11に一端部が固設されて支持面12d に沿って延び、
支持面12d が湾曲し始める付近において自由端部を有す
る片持梁状の係止アーム15が設けられ、この自由端部に
は、支持面12d より上方に突出する、支持面12d 上に支
持されたFPC1の対応する位置に穿孔された係止孔1a
と係合する係止突起15a が設けられている。
【0032】次に、図4、5に示したハウジング20につ
いて説明する。
いて説明する。
【0033】図示のハウジング20は、スライダ10の舌片
12をその先端部側から内部に受容し得るように開口21が
形成され、この開口21に連通する内部には、開口21から
内部に挿入されたスライダ10の支持面12d に支持された
FPC1と弾性力をもって当接するように、コンタクト
30が配設されている。このコンタクト30はハウジングラ
ンス23によって、ハウジング20から抜け出さないように
固定されている。
12をその先端部側から内部に受容し得るように開口21が
形成され、この開口21に連通する内部には、開口21から
内部に挿入されたスライダ10の支持面12d に支持された
FPC1と弾性力をもって当接するように、コンタクト
30が配設されている。このコンタクト30はハウジングラ
ンス23によって、ハウジング20から抜け出さないように
固定されている。
【0034】またハウジング20の両側部には開口21側に
固定端を有し、スライダ10の挿入方向に延びる片持梁状
の係合アーム22・24がそれぞれ設けられ、スライダ10の
舌片12の全体を内部に受容した状態において、スライダ
10の係合腕部16・17の先端部16a ・17a にそれぞれ係合
するように爪22b ・24b が形成されており、これによっ
てスライダ10がハウジング20から離脱するのを防止して
いる。
固定端を有し、スライダ10の挿入方向に延びる片持梁状
の係合アーム22・24がそれぞれ設けられ、スライダ10の
舌片12の全体を内部に受容した状態において、スライダ
10の係合腕部16・17の先端部16a ・17a にそれぞれ係合
するように爪22b ・24b が形成されており、これによっ
てスライダ10がハウジング20から離脱するのを防止して
いる。
【0035】なお、握持部22a ・24a をハウジング20の
中心方向に押しつけることによって、係合アーム22・24
が撓み、爪22b ・24b を先端部16a ・17a から離脱せし
めることができ、その状態でスライダ10をハウジング20
から引き抜くことができる。
中心方向に押しつけることによって、係合アーム22・24
が撓み、爪22b ・24b を先端部16a ・17a から離脱せし
めることができ、その状態でスライダ10をハウジング20
から引き抜くことができる。
【0036】次に本実施例のフラットケーブルコネクタ
の作用について説明する。
の作用について説明する。
【0037】まず、図3を参照しつつ、スライダ10にF
PC1を固定する作用について説明する。図3(A)の
a、b、cに示す各位置までFPC1の先端が挿入され
た状態に対応する断面A−Aを同図(B)、(C)、
(D)にそれぞれ示す。
PC1を固定する作用について説明する。図3(A)の
a、b、cに示す各位置までFPC1の先端が挿入され
た状態に対応する断面A−Aを同図(B)、(C)、
(D)にそれぞれ示す。
【0038】FPC1の先端を図中の左側からスライダ
10の押圧部11に形成された挿通孔11a から支持面12d に
向けて矢印X方向に挿入する。挿通孔11a から挿入され
たFPC1は、その両側縁部がそれぞれ、支持面12d の
両側縁部に形成された側壁13・14の案内溝13a ・14 aに
緩挿されて、支持面12d に沿うように案内される(図3
(B)参照)。
10の押圧部11に形成された挿通孔11a から支持面12d に
向けて矢印X方向に挿入する。挿通孔11a から挿入され
たFPC1は、その両側縁部がそれぞれ、支持面12d の
両側縁部に形成された側壁13・14の案内溝13a ・14 aに
緩挿されて、支持面12d に沿うように案内される(図3
(B)参照)。
【0039】FPC1をさらに矢印X方向に挿入する
と、FPC1の先端部が係止アーム15の係止突起15a の
傾斜面に乗り上げるが、FPC1の側縁部は案内溝13a
・14aに拘束されているため、FPC1は支持面12d に
沿って進む。したがって、FPC1は、その下面で係止
アーム15を押し下げるように矢印Y方向に撓ませた状態
で支持面12d に沿って進む(図3(C)参照)。
と、FPC1の先端部が係止アーム15の係止突起15a の
傾斜面に乗り上げるが、FPC1の側縁部は案内溝13a
・14aに拘束されているため、FPC1は支持面12d に
沿って進む。したがって、FPC1は、その下面で係止
アーム15を押し下げるように矢印Y方向に撓ませた状態
で支持面12d に沿って進む(図3(C)参照)。
【0040】FPC1の挿入がさらに進むと、FPC1
の先端部は、下方に湾曲した支持面12d に沿うように形
成された案内溝13a ・14a にしたがって、下方に向かう
ように進み、先端部がストッパ12a ,12b 、12c に突き
当たった位置において(図3(D)参照)、係止アーム
15の係止突起15a にFPC1の係止孔1aが対向すること
により、矢印Y方向に押し下げられていた係止アーム15
が弾性力によって矢印Y′方向に復元し、FPC1の係
止孔1aに係止突起15a が係合する。これにより、FPC
1はスライダ10に固定される。
の先端部は、下方に湾曲した支持面12d に沿うように形
成された案内溝13a ・14a にしたがって、下方に向かう
ように進み、先端部がストッパ12a ,12b 、12c に突き
当たった位置において(図3(D)参照)、係止アーム
15の係止突起15a にFPC1の係止孔1aが対向すること
により、矢印Y方向に押し下げられていた係止アーム15
が弾性力によって矢印Y′方向に復元し、FPC1の係
止孔1aに係止突起15a が係合する。これにより、FPC
1はスライダ10に固定される。
【0041】このように本実施例のスライダによれば、
FPCをスライダの挿通孔に差し入れるだけで簡単にF
PCの先端部をスライダに固定することができる。
FPCをスライダの挿通孔に差し入れるだけで簡単にF
PCの先端部をスライダに固定することができる。
【0042】なお、FPC1をスライダ10から取り外す
必要があるときは、係止突起15a を指で下方に押し下げ
た状態、すなわち、FPC1の係止孔1aから係止突起15
a を離脱させた状態で、FPC1を、矢印X方向とは逆
の方向に引き出せばよく、この取り外す操作も容易であ
る。
必要があるときは、係止突起15a を指で下方に押し下げ
た状態、すなわち、FPC1の係止孔1aから係止突起15
a を離脱させた状態で、FPC1を、矢印X方向とは逆
の方向に引き出せばよく、この取り外す操作も容易であ
る。
【0043】次に、FPC1の固定されたスライダ10を
ハウジング20に組み付ける作用について、図6を参照し
て説明する。図6は、図1に示したスライダ10の断面C
−Cおよび図4に示したハウジング20の断面A−Aに対
応する断面を示す図である。
ハウジング20に組み付ける作用について、図6を参照し
て説明する。図6は、図1に示したスライダ10の断面C
−Cおよび図4に示したハウジング20の断面A−Aに対
応する断面を示す図である。
【0044】図6(A)に示すように、FPC1の固定
されたスライダ10は、押圧部11が矢印X方向に押圧され
ることにより、その舌片12の先端部がハウジング20の開
口21に向けて進められる。
されたスライダ10は、押圧部11が矢印X方向に押圧され
ることにより、その舌片12の先端部がハウジング20の開
口21に向けて進められる。
【0045】さらにスライダ10を進めることにより舌片
12の先端部がハウジング20の開口21に進入するが(図6
(B)参照)、舌片12の支持面12d の先端部は湾曲して
いるため、この湾曲面に沿って固定されたFPC1の先
端部とコンタクト30とが接触することはない。その結
果、FPC1の先端面がコンタクト30と突き当たって、
FPC1の先端面が損傷したり、あるいはその表面にプ
リントされた電気回路が剥離したりすることがなく、F
PC1の先端面が保護される。
12の先端部がハウジング20の開口21に進入するが(図6
(B)参照)、舌片12の支持面12d の先端部は湾曲して
いるため、この湾曲面に沿って固定されたFPC1の先
端部とコンタクト30とが接触することはない。その結
果、FPC1の先端面がコンタクト30と突き当たって、
FPC1の先端面が損傷したり、あるいはその表面にプ
リントされた電気回路が剥離したりすることがなく、F
PC1の先端面が保護される。
【0046】スライダ10の進入が進むと、ハウジング20
に固定されたコンタクト30と対向する支持面12d の湾曲
が減少して、コンタクト30と支持面12d との距離が短く
なり、やがてコンタクト30とFPC1とが当接し始める
(図6(C)参照)。
に固定されたコンタクト30と対向する支持面12d の湾曲
が減少して、コンタクト30と支持面12d との距離が短く
なり、やがてコンタクト30とFPC1とが当接し始める
(図6(C)参照)。
【0047】さらにスライダ10の進入が進み、その間、
コンタクト30とFPC1とは接触し続け、支持面12d の
湾曲が減少するのに応じてコンタクト30は矢印Z方向に
押し上げられる。そしてスライダ10の押圧部11が、ハウ
ジング20の開口21の形成された端面に接触した位置(図
6(D)参照)において、スライダ10とハウジング20と
の嵌合が完了する。
コンタクト30とFPC1とは接触し続け、支持面12d の
湾曲が減少するのに応じてコンタクト30は矢印Z方向に
押し上げられる。そしてスライダ10の押圧部11が、ハウ
ジング20の開口21の形成された端面に接触した位置(図
6(D)参照)において、スライダ10とハウジング20と
の嵌合が完了する。
【0048】なお、図6には表わされていないが、スラ
イダ10が図6(D)に示す嵌合位置に到達する前の位置
(例えば、図6(C)に示す位置)において、スライダ
10の係合腕部16・17の先端部16a ・17a が、ハウジング
20の係合アーム22・24の爪22b ・24b に乗り上げるた
め、係合アーム22・24をハウジング20の中心側に撓ませ
る。この後に、スライダ10が図6(D)に示す嵌合位置
に到達すると、スライダ10の係合腕部16・17の先端部16
a ・17a は、係合アーム22・24の爪22b ・24b と握持部
22a ・24a との間の位置に進むため、係合アーム22・24
は元の位置に復元する。これによって係合腕部16・17の
先端部16a ・17a は係合アーム22・24の爪22b ・24b と
係合し、スライダ10がハウジング20から離脱するのを阻
止される。
イダ10が図6(D)に示す嵌合位置に到達する前の位置
(例えば、図6(C)に示す位置)において、スライダ
10の係合腕部16・17の先端部16a ・17a が、ハウジング
20の係合アーム22・24の爪22b ・24b に乗り上げるた
め、係合アーム22・24をハウジング20の中心側に撓ませ
る。この後に、スライダ10が図6(D)に示す嵌合位置
に到達すると、スライダ10の係合腕部16・17の先端部16
a ・17a は、係合アーム22・24の爪22b ・24b と握持部
22a ・24a との間の位置に進むため、係合アーム22・24
は元の位置に復元する。これによって係合腕部16・17の
先端部16a ・17a は係合アーム22・24の爪22b ・24b と
係合し、スライダ10がハウジング20から離脱するのを阻
止される。
【0049】このように、本実施例のフラットケーブル
コネクタによれば、部品点数を増加することなく、FP
Cの組付けを容易にすることができる。
コネクタによれば、部品点数を増加することなく、FP
Cの組付けを容易にすることができる。
【0050】なお、本実施例においては、フラットケー
ブルとしてFPCを使用するものを例示したが、本発明
のフラットケーブルコネクタはこれに限るものではな
く、FFPを始めとして、各種の公知のフラットケーブ
ルを用いることができる。
ブルとしてFPCを使用するものを例示したが、本発明
のフラットケーブルコネクタはこれに限るものではな
く、FFPを始めとして、各種の公知のフラットケーブ
ルを用いることができる。
【0051】また、本実施例においては、フラットケー
ブルを支持する支持面の先端部が湾曲したものについて
説明したが、このように曲面状に湾曲したものだけでな
く、直線的に傾斜したものであってもよい。
ブルを支持する支持面の先端部が湾曲したものについて
説明したが、このように曲面状に湾曲したものだけでな
く、直線的に傾斜したものであってもよい。
【図1】本発明のフラットケーブルコネクタを構成する
スライダを示す5面図
スライダを示す5面図
【図2】図1に示したスライダの断面図、(A)は断面
A−A、(B)は断面B−B、(C)は断面C−C
A−A、(B)は断面B−B、(C)は断面C−C
【図3】図1に示したスライダにFPCが固定される作
用を説明するための(A)は平面図、(B)・(C)・
(D)は(A)の断面A−Aを示す図
用を説明するための(A)は平面図、(B)・(C)・
(D)は(A)の断面A−Aを示す図
【図4】本発明のフラットケーブルコネクタを構成す
る、図1に示したスライダと嵌合するハウジングを示す
4面図
る、図1に示したスライダと嵌合するハウジングを示す
4面図
【図5】図4に示したハウジングの断面図、(A)は断
面A−A、(B)は断面B−B、(C)は断面C−C、
(D)は断面D−D
面A−A、(B)は断面B−B、(C)は断面C−C、
(D)は断面D−D
【図6】図1に示したスライダ10の断面C−Cおよび図
4に示したハウジング20の断面A−Aに対応する断面を
示す図
4に示したハウジング20の断面A−Aに対応する断面を
示す図
1 FPC 1a 係止孔 10 スライダ 11 押圧部 11a 挿通孔 12 舌片(舌部) 12d 支持面 13・14 側壁 13a ・14a 案内溝 15 係止アーム 15a 係止突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 23/68 6901−5B H01R 23/68 G
Claims (2)
- 【請求項1】 フラットケーブルの先端を挿通可能とし
た挿通孔が形成された押圧部、および前記挿通孔に連通
して前記押圧部から前記フラットケーブルの挿入方向前
方に延びる、前記フラットケーブルを支持する支持面を
有する舌部とからなるスライダと、前記挿通孔から挿入
された前記フラットケーブルの先端部が挿入されるハウ
ジングとを備えてなるフラットケーブルコネクタにおい
て、 前記支持面の両側縁部に、前記フラットケーブルが前記
支持面に沿って挿入されるように、前記フラットケーブ
ルの両側縁部を案内する案内溝を有する側壁が形成され
るとともに、 前記支持面の一部に、前記挿通孔から挿入されたフラッ
トケーブルの先端部に形成された係止孔と係合する係止
突起が形成されたことを特徴とするフラットケーブルコ
ネクタ。 - 【請求項2】 フラットケーブルの先端を挿通可能とし
た挿通孔が形成された押圧部、および前記挿通孔に連通
して前記押圧部から前記フラットケーブルの挿入方向前
方に延びる、前記フラットケーブルを支持する支持面を
有する舌部とからなるスライダと、前記挿通孔から挿入
された前記フラットケーブルの先端部が挿入されるハウ
ジングとを備えてなるフラットケーブルコネクタにおい
て、 前記フラットケーブルの先端部が前記ハウジングに挿入
されるに際して、該フラットケーブルの先端部を保護す
るように、前記支持面の、該フラットケーブルの先端部
を支持する部分が前記挿入方向に対して傾斜して形成さ
れ、 前記支持面の両側縁部に、前記フラットケーブルが前記
支持面に沿って案内する側壁が形成されるとともに、 前記支持面の一部に、前記挿通孔から挿入されたフラッ
トケーブルの先端部に形成された係止孔と係合する係止
突起が形成されたことを特徴とするフラットケーブルコ
ネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7094784A JPH08293360A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | フラットケーブルコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7094784A JPH08293360A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | フラットケーブルコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08293360A true JPH08293360A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14119711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7094784A Withdrawn JPH08293360A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | フラットケーブルコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08293360A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012028296A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Uju Electronics Co Ltd | フラットケーブル用コネクタ |
JP2016012403A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP7094784A patent/JPH08293360A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012028296A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Uju Electronics Co Ltd | フラットケーブル用コネクタ |
JP2016012403A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |