JPH08293129A - 光学的情報記録媒体 - Google Patents

光学的情報記録媒体

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JPH08293129A
JPH08293129A JP7096793A JP9679395A JPH08293129A JP H08293129 A JPH08293129 A JP H08293129A JP 7096793 A JP7096793 A JP 7096793A JP 9679395 A JP9679395 A JP 9679395A JP H08293129 A JPH08293129 A JP H08293129A
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Toshiaki Kashihara
俊昭 樫原
Kiyoshi Tanii
清 谷井
Tomoyoshi Miyake
知義 三宅
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G—PHYSICS
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラックの断続による情報記録領域と連続ト
ラックによるデータ領域を有する記録媒体で、安定なト
ラッキング信号を提供することを目的とする。 【構成】 ディスク１内の連続溝であるデータ記録領域
２のトラックピッチよりも、予めトラックの断続、また
は変形による情報を記録して市場に供給される制御情報
ピット部領域３のトラックピッチを大きくし、両領域の
トラッキング信号変調度をほぼ同一とし、安定な記録再
生を実現する事を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は高密度情報を記録消去可
能な光ディスクに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】高密度情報を記録再生消去可能な光ディ
スクは高速アクセス、及びデータの高速ハンドリングを
可能とするために各々のトラックが複数のセクターに分
割され、予めトラックアドレス及びセクター番号がピッ
トにより形成されている。また通常ディスクに関するド
ライブ制御情報が複数トラックにわたりディスク上にピ
ットで形成されていて、ドライブにディスクを挿入時そ
の制御情報を読み込んでドライブの各種条件設定がなさ
れるような機能をドライブは有している。従来のディス
クは情報記録可能な領域も制御信号領域もトラックピッ
チは一定のままであった。そのためトラックに追従させ
るためのトラッキングサーボをかけない状態の差動信号
振幅は図４に示すように、連続溝部では大きく、制御情
報を有するピット部ではピットの無い部分がトラッキン
グ信号を発生しないためトラッキング信号１４の振幅は
約１／３程度まで低下し、トラッキングサーボが不安定
になるという課題を有していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したように少なく
とも一定区間連続したトラックからなり、ユーザが情報
を記録するためのデータ記録領域に比べ、予めピット構
造またはトラックの変形により制御信号を形成した領域
では、トラッキング差動信号振幅が相当低下する。その
結果差動信号のＳ／Ｎ低下、電気的、光学的オフセット
の影響の増大等によりトラッキングサーボの安定性が損
なわれるという課題が生じる。またトラックピッチが詰
まってくるに従って制御信号情報読み出し変調度も下が
ってくる。その結果制御情報読み出しの信頼性が損なわ
れてくるという課題もあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本願発
明の情報記録媒体では、読み出しにおける高い信頼性が
要求される制御情報記録領域のトラッキングサーボの安
定化を図り、読み出し信号の変調度の低下を押さえるた
め、連続溝のデータ記録領域に対し制御情報記録領域の
幾何学形状を異なった状態とする構成を有するものであ
り、その幾何学形状は、トラックピッチ、トラック幅、
トラック幅とトラック間幅の比、もしくはトラック深さ
であり、その条件はトラッキング信号振幅がデータ記録
領域と制御情報記録領域でほぼ一定になるものとしたも
のである。
【０００５】或いは、反射率でトラッキング信号を正規
化する利得制御回路を有するシステムに有効な条件とし
て、トラッキング信号振幅と反射率の比であるトラッキ
ング変調度がデータ記録領域と制御情報記録領域でほぼ
一定になるものとしたものである。
【０００６】
【作用】上記のような制御情報記録領域のピット幅を連
続溝のデータ領域の溝幅より狭くすることにより再生時
の変調度を上げることができる。また制御情報記録領域
のトラックピッチを連続溝のデータ記録領域のトラック
ピッチより大きくすることによりトラッキング差動信号
振幅を大きくでき、記録再生装置におけるトラッキング
サーボの安定動作および、制御情報の読み取り信頼性の
向上を図る事ができる。
【０００７】また制御情報記録領域のピット深さを連続
溝部の深さ（通常λ／８：λ＝再生レーザー光波長）よ
り深くすることによっても再生時の信号変調度を改善す
ることができる。
【０００８】
【実施例】第１の実施例を図１に示す。同図はディスク
１に制御情報信号ピット部のトラック３をディスク内周
に形成したものの簡単な構成図である。制御情報信号ピ
ット部もデータ記録領域もセクターで区切られ、各々の
セクターはアクセスのためのアドレス信号を有してい
る。データ記録領域である連続溝領域２のトラックピッ
チを１．２μｍ、制御信号記録領域である制御情報信号
ピット部領域３のトラックピッチを１．６μｍとしたと
きのデータ記録領域２から制御情報信号ピット部領域に
かけてのトラッキング差動信号は図２に示すように、制
御情報信号ピット部のとびとびのピットによるトラッキ
ング差動信号振幅の低下を保証でき連続溝部に対してほ
とんど変化のないようにすることができる。制御情報信
号ピット部は少なくとも２本以上のトラックにわたって
記録されるのが通例である。領域の切り替わり部分のト
ラックは１乃至１０本程度のトラックに渡って連続溝で
トラックピッチ１．６μｍのように切り替わり領域を設
ける事も有効である。
【０００９】以上のように構成する事によって、両領域
のトラッキング信号振幅はほぼ同一にする事ができる。
一例として１．２、１．６μｍの例で説明したが、使用
するレーザ波長やスポットを絞り込む光学系の条件によ
って変化するものであり、これ以外のトラックピッチ数
値も充分に可能である。また上記実施例ではトラッキン
グ信号振幅を揃える例で説明したが、従来本発明に係る
記録再生を行う装置では、サーボ信号を反射率で割り振
幅を正規化する回路が組み込まれている事が多いため、
そのような装置を対象としたディスクの例としては、デ
ータ記録領域である連続溝領域２のトラックピッチを
１．２μｍ、制御信号記録領域である制御情報信号ピッ
ト部領域３のトラックピッチを１．４〜１．５μｍと
し、制御情報ピット部領域でピットによる散乱のため反
射率が若干低下するためその低下率に応じてトラッキン
グ信号振幅も下がる条件とし、記録再生装置にある反射
率で正規化するための利得制御回路を通した後のデータ
記録領域２から制御情報信号ピット部領域にかけてのト
ラッキング差動信号を図２に示すように、ほぼ同一とす
る事ができ、一層の安定化を図る事ができるものであ
る。上記のように条件を選択する事によってトラッキン
グ誤差信号信号の変調度を、制御情報記録領域とそれ以
外のところでほぼ同じにすることを目的として、トラッ
クピッチを変更し、安定なトラッキング差動信号を得る
ことをができるものである。
【００１０】また上記実施例では制御情報ピット部領域
を最内周近傍の一定の領域で説明したがこれに限定され
ず、その記録再生装置との仕様に応じて、最外周部分に
設ける事も、更にディスクの中央部分に設ける事、ま
た、１ケ所だけでなく最内周、最外周、中周など複数箇
所に設ける事も可能である。次にトラッキング差動信号
振幅低下を押さえる他の実施例について説明する。トラ
ッキング信号変調度（反射率で正規化した振幅）は一般
にレーザスポットの半値幅の直径とトラックピッチの関
係で決まってくるが、半値幅がトラック幅とほぼ一致す
る当たりのトラックデューティ１に近いところで、最も
トラッキング変調度が大きくなることを利用するもので
あり、本実施例の場合、連続トラックの部分では半値幅
がトラック幅よりも大きく、若干トラッキング変調度の
低いところで、ディスク仕様を決定していることに着目
し、制御情報記録領域では最もトラッキング変調度の大
きいトラックピッチに設定した。本実施例の場合のトラ
ックピッチは、データ記録領域が約１．２μｍ、制御情
報ピット部領域では約１．５μｍとし、トラックッキン
グ信号振幅が低下する分を補償しディスク全体でほぼ同
じトラッキング変調度を実現することができ、安定な記
録再生を実現することができるものである。
【００１１】高密度記録要求に応じてトラックピッチが
より小さくなってくると、レーザースポット半値幅径と
トラック幅との関係をほぼ一定に保っておく必要がある
ため、トラック幅に比べトラック間幅が小さくなる状態
になる。このときトラック幅とトラック間の幅の比であ
るトラック幅比は１以下になる。トラックピッチが大き
いときはトラック間幅が大きくなりトラック幅比は１以
上になる。
【００１２】更に他の実施例を図３に示す。図３におい
て５、５ｂは制御情報ピット部のピット列を模式的に示
すものであり、５のように各ピットが分離し並んでいる
ものや５ｂに示すように連続溝の変形でピットに近い形
状を実現し制御情報を記録している２例について示して
いるが、１つのディスク上にはどちらか一方の形式に統
一されているのが一般的である。６は連続溝のデータ領
域を示すものであり、ユーザの情報を記録するために用
いられる。連続溝の一部にはアドレスやセクタの情報を
同一深さで５に示すようなトラックを断続した形で記録
しているが、図示はしていない。上記のように、トラッ
クの幾何学条件として、制御情報ピット部領域のトラッ
ク深さｄ１をそれ以外の領域のトラック深さｄ２より変
えるることによって制御情報記録領域のトラッキング信
号振幅の低下を押さえることができる。連続溝部のトラ
ッキング信号変調度が最大になるときの溝深さはλ／８
である。しかしトラックピッチがより詰まってきたとき
には、成形転写性を確保するため、λ／８より少し浅く
設定するのが好適である。制御情報ピット部は不連続な
凹凸構造であるためλ／８と同等か更に深くても充分な
転写性が得られる。
【００１３】上記組み合わせで、トラッキング信号振
幅、トラッキング変調度を制御情報ピット部領域とそれ
以外の領域で合わせることは本発明の範囲である。本発
明は光ディスクを用いて説明したが、ディスク状媒体の
みならず、カード状媒体、その他の形状の光学的記録媒
体に応用できることは自明である。
【００１４】
【発明の効果】以上のように、本願発明では、トラック
の断続や変形としてアドレス情報を記録し、かつ特定の
領域ではアドレス情報とその他の制御情報を連続して記
録した制御情報記録領域を有する記録媒体において、ト
ラックピッチやトラック幅比、深さ等の幾何条件を制御
情報記録領域とそれ以外のデータ領域で異ならせること
により、両領域でのトラッキング変調度、トラッキング
信号振幅が特定の記録再生装置条件でほぼ等しくなるよ
うにすることができ、簡単な構成で記録再生の安定化、
信頼性向上に大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例のディスクの構成図
【図２】本発明の実施例によるトラッキング差動信号の
波形図
【図３】本発明の他の実施例のディスクの構造図
【図４】従来例のトラッキング差動信号の波形図
【符号の説明】
１ ディスク ２ 連続溝によるデータ記録領域 ３ 制御情報ピット部領域 ４ トラッキング信号 ５ 制御情報ピット ５ｂ 制御情報ピット ６ 連続溝によるデータ記録トラック １４ トラッキング信号

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】所定の深さと幅を有するトラックと、前記
    トラックの断続または幅の変更によって記録媒体上のト
    ラック位置情報を記録したアドレス領域を各トラックに
    設け、特定の領域では前記アドレスとアドレスに挟まれ
    る領域にトラックの断続または幅の変更によってアドレ
    ス以外の情報を少なくとも２以上のトラックに渡って記
    録した制御情報記録領域を有し、前記制御情報記録領域
    とそれ以外の領域で前記トラックの幾何条件を異ならせ
    たことを特徴とする光学的情報記録媒体。
  2. 【請求項２】前記トラックの幾何条件としてトラックピ
    ッチを変更したことを特徴とする請求項１記載の光学的
    情報記録媒体。
  3. 【請求項３】前記トラックの幾何条件として、前記制御
    情報記録領域のトラックピッチをそれ以外の領域のトラ
    ックピッチよりも大きくしたことを特徴とする請求項２
    記載の光学的情報記録媒体。
  4. 【請求項４】前記トラックの幾何条件としてトラック幅
    とトラック間の幅の比であるトラック幅比を変更したこ
    とを特徴とする請求項１記載の光学的情報記録媒体。
  5. 【請求項５】前記トラックの幾何条件として、前記制御
    情報記録領域のトラック幅比を略１とし、それ以外の領
    域の前記トラック幅比を１より大きくしたことを特徴と
    する請求項４記載の光学的情報記録媒体。
  6. 【請求項６】前記トラックの幾何条件として、前記制御
    情報記録領域のトラック幅比を略１とし、それ以外の領
    域の前記トラック幅比を１より小さくしたことを特徴と
    する請求項４記載の光学的情報記録媒体。
  7. 【請求項７】前記トラックの幾何条件はトラック深さを
    異ならせたことを特徴とする請求項１記載の光学的情報
    記録媒体。
  8. 【請求項８】前記トラックの幾何条件として、前記制御
    情報記録領域のトラック深さをそれ以外の領域のトラッ
    ク深さよりも大きくしたことを特徴とする請求項７記載
    の光学的情報記録媒体。
  9. 【請求項９】前記トラックの幾何条件として、トラック
    ピッチ、トラック幅比、トラック深さの１以上の条件を
    異ならせ、前記トラックに追従させるための信号である
    トラッキング信号の振幅が双方の領域でほぼ等しくなる
    ようにしたことを特徴とする請求項１記載の光学的情報
    記録媒体。
  10. 【請求項１０】前記トラックの幾何条件として、トラッ
    クピッチ、トラック幅比、トラック深さの１以上の条件
    を異ならせ、前記制御情報記録領域のトラッキング信号
    と同領域の記録膜の反射率の比であるトラッキング変調
    度と前記制御情報記録領域以外のトラッキング変調度
    が、ほぼ等しくなるようにしたことを特徴とする請求項
    １記載の光学的情報記録媒体。
  11. 【請求項１１】情報信号を記録再生または記録再生消去
    可能な記録層を有することを特徴とする請求項第１、
    ２、３、４、５、６、７、８、９または１０に記載の光
    学的情報記録媒体。
  12. 【請求項１２】前記制御情報記録領域をディスク内周部
    に設けたことを特徴とする請求項第１、２、３、４、
    ５、６、７、８、９、１０または１１に記載の光学的情
    報記録媒体。
  13. 【請求項１３】前記制御情報記録領域をディスク外周部
    に設けたことを特徴とする請求項第１、２、３、４、
    ５、６、７、８、９、１０または１１に記載の光学的情
    報記録媒体。
JP7096793A 1995-04-21 1995-04-21 光学的情報記録媒体 Pending JPH08293129A (ja)

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EP96106222A EP0740289B1 (en) 1995-04-21 1996-04-19 Optical information recording medium
US08/635,824 US5793741A (en) 1995-04-21 1996-04-22 Optical information recording medium

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