JPH08293122A - Cdプレーヤの低域発振防止回路 - Google Patents

Cdプレーヤの低域発振防止回路

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JPH08293122A
JPH08293122A JP12123896A JP12123896A JPH08293122A JP H08293122 A JPH08293122 A JP H08293122A JP 12123896 A JP12123896 A JP 12123896A JP 12123896 A JP12123896 A JP 12123896A JP H08293122 A JPH08293122 A JP H08293122A
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low
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Shigeru Momose
滋 百瀬
Kiichiro Koide
喜一郎 小出
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トラッキングサーボループが低域発振を起すと
これを検知し、デジタル信号処理回路が低域遅れ補償回
路を制御してトラッキングサーボループの位相特性を改
善できるようにした、CDプレーヤの低域発振防止回路
を提供する。 【構成】CDプレーヤのトラッキングサーボ回路におい
て、EFM信号のフレーム同期外れを検知することによ
りトラッキングサーボ回路の低域発振を検知してデジタ
ル信号処理回路により低域遅れ補償回路をOFFするよ
うに切替器を制御するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CDプレーヤのトラ
ッキングサーボ回路に係り、特に、光学ピックアップの
デルタシンメトリによって生じる低域発振を防止するの
に好適なCDプレーヤの低域発振防止回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCDプレーヤのトラッキングサー
ボ回路としては、例えば、図3のブロック図で示すよう
な回路構成のものが提供されていた。 図において、1
は光学ピックアップ、2はRFアンプ、6はアクチュエ
ータドライバ、7はトラッキングアクチュエータ、8は
ディスク、10は低域遅れ補償回路、11はサーボプロ
セッサである。
【0003】図3で示すトラッキングサーボ回路系の動
作は、光学ピックアップ1でディスク8からのデータを
読み取り、RFアンプ2でトラッキングエラー信号TE
を抽出してサーボプロセッサ11に加えられる。 サー
ボプロセッサ11ではトラッキングエラー信号TEよ
り、正確に光学ピックアップ1がディスク8のトラック
上を追従しているか判別して、そのズレている分量に見
合った分量をトラッキング補正信号として出力する。
サーボプロセッサ11から出力したトラッキング補正信
号は、抵抗R1,R2及びコンデンサC1とで構成された低域
遅れ補償回路10を通り、アクチュエータドライバ6に
送られ、トラッキングアクチュエータ7をズレている補
正分量だけ駆動してトラッキング補正を完了する。
【0004】光学ピックアップ1がディスク8のトラッ
ク上を正確に追従している場合、光学ピックアップ1と
トラッキングアクチュエータ7との間の一連のトラッキ
ングサーボループ内において、光学ピックアップ1の出
力でRFアンプ2から得られたトラッキングエラー信号
は、サーボプロセッサ11で特定の周波数特性を持たせ
られ、トラッキング補正信号として出力する。
【0005】このトラッキング補正信号の周波数特性は
トラッキングアクチュエータ7の誘導リアクタンス分に
より、固有の周波数f0で共振しピークを生じる。 前記
f0のトラッキング補正信号は前記f0よりも低い周波数領
域に比べて位相が90 遅れていて、前記f0よりも高い周
波数領域では、更に位相が遅れているが180以上にはな
らないので位相余裕があり、発振を起すことはない。
【0006】光学ピックアップ1がディスク8のトラッ
クから外れた場合、光学ピックアップ1からのトラッキ
ングエラー情報はなく、従って、正常なトラッキング補
正信号も出力しなくなるのでアクチュエータの移動によ
るトラッキングエラーバランスのズレによるゲインとト
ラッキングループ内のみの固有のゲインと位相となる。
前記f0よりも高い周波数領域では、前記f0よりも低い
周波数領域に比べて位相が180以上に遅れて正帰還ルー
プを構成する。 従って、位相余裕が 0 となる周波数
f1で発振を起こすことになる。 この発振が低域発振で
ある。
【0007】前記周波数f1での発振を防ぐために前記f0
を低域補償回路10の抵抗R2及びコンデンサC1の定数を
選択し、前記f0から低域補償回路10のf0をズラして前
記f0での位相余裕を持たせている。 しかし、デルタシ
ンメトリによるゲインは、バラツキが大きく発振を完全
に止めることはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のCDプレーヤのトラッキングサーボ回路においては、
図2のように光学ピックアップ1がディスク8のトラッ
クから外れてトラッキングサーボループの低域発振が生
ずる。 この低域発振を防止するため、低域発振を検知
して発振の停止を制御する手段が設けられておらず、低
域遅れ補償回路10の定数の変更のみで行われていたの
で、低域でのトラッキングサーボ設計に自由度がなく、
光ピックアップ1のセット外部からの振動及び偏心した
ディスクに対して発振を起こしやすいという欠点があっ
た。
【0009】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、トラッキングサーボループが低域発振を起すとこれ
を検知し、デジタル信号処理回路が低域遅れ補償回路を
制御してトラッキングサーボループの位相特性を改善で
きるようにした、CDプレーヤの低域発振防止回路を提
供するところにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るCDプレ
ーヤの低域発振防止回路は、CDプレーヤの光学ピック
アップを駆動制御するトラッキングサーボループ回路に
おいて、該トラッキングサーボ回路の低域遅れ補償のた
めの低域遅れ補償回路と、該低域遅れ補償回路をON/
OFFする切替器と、EFM信号のフレーム同期外れを
検知することにより、前記切替器を制御して前記低域遅
れ補償回路をOFFするように構成されるデジタル信号
処理回路とからなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明によれば、CDプレーヤ
のトラッキングサーボ回路において、EFM信号のフレ
ーム同期外れを検知することによりトラッキングサーボ
回路の低域発振を検知してデジタル信号処理回路により
低域遅れ補償回路をOFFするように切替器を制御する
ようにしたので、光学ピックアップが外部からのショッ
クや偏心したディスク等で、ディスク上のトラックから
外れトラッキングサーボループに低域発振が起こって
も、低域遅れ補償回路を自動的に切離すことで、トラッ
キングサーボループの位相が改善され、低域発振を防止
することができる。
【0012】
【実施例】この発明に係るCDプレーヤの低域発振防止
回路の実施例を図1及び図2に基づいて説明する。 な
お従来例と同一部分には同一符号を付してその説明を省
略する。 図1はCDプレーヤのトラッキングサーボル
ープのブロック図、図2(a)は光学ピックアップが正
常にディスクのトラック上を追従する時のトラッキング
補正信号の周波数特性及び位相特性を表した特性図、図
2(b)は光学ピックアップがディスクのトラックから
外れ、低域発振を起こしている時のトラッキング補正信
号の周波数特性と位相特性、及びデジタル信号処理回路
の制御により低域遅れ補償回路が切離された時の周波数
特性と、位相特性を表す特性図である。 図中、3はサ
ーボプロセッサ、4は低域遅れ補償回路、5はデジタル
信号処理回路、9はマイクロコンピュータである。
【0013】光学ピックアップ1より読み取った信号か
らRFアンプ2で、トラッキングエラー信号TEが抽出
されてサーボプロセッサ3に加えられ、必要な周波数特
性を有したトラッキング補正信号として出力する。ま
た、RFアンプ2からはEFM信号がデジタル信号処理
回路5のEFM端子に加えられている。
【0014】サーボプロセッサ3から出力したトラッキ
ング補正信号は、抵抗R1,R2及びコンデンサC1とで構成
された低域遅れ補償回路4に加えられる。低域遅れ補償
回路4の抵抗R2とコンデンサC1は、直列に接続され、コ
ンデンサC1の他端はアナログスイッチSW1 を介してグラ
ンドに接地されている。 このアナログスイッチSW1は
スイッチをON/OFFするゲート端子がデジタル信号
処理回路5のLOC 端子に接続されていて、このLOC 端子
の信号によってスイッチ動作が制御されている。
【0015】低域遅れ補償回路4に加えられたトラッキ
ング補正信号は、低域以下の周波数成分はそのまま通過
させるが中域以上の成分は抵抗R1と抵抗R2及びコンデン
サC1とから構成されるアッテネータ回路で減衰し、見掛
上低域成分がブーストされる。
【0016】低域遅れ補償回路4を通ったトラッキング
補正信号は、アクチュエータドライバ6に加えられ、ト
ラッキングアクチュエータ7を駆動し、トラッキング誤
差の補正分だけ光学ピックアップ1を移動させてトラッ
キング補正を行う。
【0017】光学ピックアップ1がディスク8上のトラ
ックを正確に追従している時は、RFアンプ2から出力
するEFM信号には、異常信号が発生せずデジタル信号
処理回路5のLOC 端子の出力信号は、アナログスイッチ
SW1 をON状態にさせる“H”レベルを維持している。
【0018】LOC 端子が“H”レベルに維持している状
態の時のトラッキングサーボループのトラッキング補正
信号をオープンループとして周波数特性及び位相特性を
示すと、第2図(a)のようになっていて、位相差が全
周波数帯域において180以内であり、位相余裕がとれた
状態になっている。
【0019】光学ピックアップ1が外部ショックや偏心
したディスクにより、ディスク8上のトラックを外した
時、RFアンプ2の出力信号であるEFM信号のフレー
ム同期が外れるのでデジタル信号処理回路5は、このE
FM信号の異常を検知して、LOC 端子の出力信号を
“H”レベルから“L”レベルにする。
【0020】従って、このLOC 端子からの“L”レベル
信号によりアナログスイッチSW1 はOFF状態となり、
低域遅れ補償回路4のコンデンサC1のアナログスイッチ
SW1に接続されている側の端子もグランドレベルから切
離され、低域遅れ補償回路4の動作を中止させる。
【0021】低域遅れ補償回路4が動作しなくなると、
サーボプロセッサ3の出力信号であるトラッキング補正
信号は、図2(b)の点線で示す波形のように周波数特
性の全周波数帯域にわたりゲインが上がり、位相特性も
180以内の位相差となるので、位相余裕が得られ低域発
振は起こらずトラッキングサーボループは安定して動作
する。
【0022】これらサーボプロセッサ3及びデジタル信
号処理回路5の一連のトラッキング制御動作は、マイク
ロコンピュータ9によって制御されている。
【0023】
【発明の効果】この発明に係るCDプレーヤの低域発振
防止回路によれば、外部からの振動や偏心したディスク
による光学ピックアップのトラッキングエラーから生じ
る低域発振が発生した時に、デジタル信号処理回路によ
って、低域遅れ補償回路をトラッキングサーボループか
ら切離してトラッキングサーボループのゲインと位相を
変え、前記低域発振を自動的に防止して安定したトラッ
キングサーボループを構成できる。
【0024】しかも、構造が簡単であって、また、安価
に構成することができるため実施も容易であるなどの優
れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るCDプレーヤの低域発振防止回
路の実施例を示すブロック図である。
【図2】トラッキング補正信号の特性図である。
【図3】従来例のブロック図である。
【符号の説明】
1 :光学ピックアップ 2 :RFアンプ 3 :サーボプロセッサ 4 :低域遅れ補償回路 5 :デジタル信号処理回路 6 :アクチュエータドライバ 7 :トラッキングアクチュエータ 8 :ディスク 9 :マイクロコンピュータ 10 :低域遅れ補償回路 11 :サーボプロセッサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDプレーヤの光学ピックアップを駆動
    制御するトラッキングサーボループ回路において、該ト
    ラッキングサーボ回路の低域遅れ補償のための低域遅れ
    補償回路と、該低域遅れ補償回路をON/OFFする切
    替器と、EFM信号のフレーム同期外れを検知すること
    により、前記切替器を制御して前記低域遅れ補償回路を
    OFFするように構成されるデジタル信号処理回路とか
    らなることを特徴とするCDプレーヤの低域発振防止回
    路。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02149114U (ja) * 1989-05-19 1990-12-19

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