JPH08292386A - 多重ビーム回転制御装置 - Google Patents

多重ビーム回転制御装置

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JPH08292386A
JPH08292386A JP9524395A JP9524395A JPH08292386A JP H08292386 A JPH08292386 A JP H08292386A JP 9524395 A JP9524395 A JP 9524395A JP 9524395 A JP9524395 A JP 9524395A JP H08292386 A JPH08292386 A JP H08292386A
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signal
rotation
motor
rotating
phase
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JP9524395A
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English (en)
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Minoru Maekawara
稔 前川原
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒内面走査方式の光ビーム走査装置におい
て多重ビーム走査方式を併用する際に、回転反射素子の
回転と光ビームの回転とを所定の位相差で精密に同期さ
せ制御する光ビーム回転制御装置を提供すること。 【構成】 台形プリズム用モータ10を回転反射素子用
モータ11の1/2の速度で回転させることにより回転
反射素子に入射する多重ビームの回転速度を回転反射素
子の回転速度と等しくするように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多重ビーム回転制御装置
に関し、特に印刷製版用の出力機やプリント基板の原版
作成用の出力機のようにレーザ等の光ビームを走査して
画像を記録する装置に用いられる円筒内面走査方式の光
ビーム走査装置において多重ビーム走査方式を併用する
際の多重ビーム回転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷製版用の出力機やプリント基板の原
版作成用の出力機のようにレーザ等の光ビームを走査し
て画像を記録する装置における光ビーム走査装置として
現在用いられている方式は、主に、ドラムスキャナ方
式、平面走査方式および円筒内面走査方式の3種類に分
類される。以下にそれぞれの方式について説明する。
【0003】図12はドラムスキャナ方式の光ビーム走
査装置の概略図である。
【0004】この方式では、感光材料51を回転ドラム
52に巻き、これをモータ53で回転させることにより
主走査を行い、副走査機構55によって光源ユニット5
4を主走査とほぼ直角の方向に移動することにより副走
査を行って画像が記録される。
【0005】この方式は、記録サイズと画質の点で十分
良好な性能を得ることができるが、感光材料51を装着
した大型のドラム52を回転させることで主走査を実現
しているため、ドラム52の慣性モーメントの大きさか
らその回転速度が制限され、これが記録速度を制限する
要因となっている。
【0006】図13は図12に示した光源ユニット54
の内部構造を表す概略図である。
【0007】光源ユニット54は、複数の光ファイバー
56を並べて、その端面57から出射する光ビームがレ
ンズ58により感光材料51に集束するようにして実現
される。
【0008】ドラムスキャナ方式においては、単一の光
ビーム(以下「単一ビーム」という)を用いて露光した
のでは記録速度が遅いため、図13に示すように複数の
光ビーム(以下「多重ビーム」という)を用いて、ドラ
ム52が1回転する間に複数の主走査線を記録できるよ
うないわゆる多重ビーム走査方式が併用され、記録速度
の向上が図られる場合が多い。
【0009】しかし、このようにしても後述する平面走
査方式および円筒内面走査方式のように光ビーム自体を
走査する方式を記録速度の点で上回ることは難しく、今
後の飛躍的な向上も望めない。
【0010】図14は平面走査方式の光ビーム走査装置
の概略図である。
【0011】この方式では、光源61から出射する光ビ
ームを、モータ62により回転する回転多面鏡63で反
射させて主走査方向に移動させ、レンズ64で集束する
ことにより感光材料65上で主走査を行う。そして、感
光材料65を主走査方向とほぼ直角な方向に移動させる
ことにより副走査を行って画像が記録される。
【0012】この方式は、いわゆる回転多面鏡や回転ピ
ラミッドミラーを用いて光ビーム自体を移動させること
によって主走査を行う。従って、回転させる部材(回転
多面鏡や回転ピラミッドミラー)が小型でありその慣性
モーメントが小さいため、回転速度を速めることが比較
的容易であり、また、1回の回転でミラーの面数分の回
数の主走査が行われるので、記録速度を上げることが比
較的容易である。
【0013】しかし、印刷製版用の出力機やプリント基
板の原版作成用の出力機のように広い走査幅と小さな集
束ビーム径を要求されるような場合、この方式では、レ
ンズの設計および製作上の制約から小さい集束ビーム径
を得ること自体が難しい上、全走査幅にわたって一定の
ビーム径およびビーム形状を保つことは困難である。ま
た、この方式の大きな問題点の1つである走査線間隔の
むらもビーム径に比例して小さくすることが望まれる
が、これを要求されるほどに小さくすることは大変困難
である。
【0014】以上述べたように、平面走査方式では、十
分な記録速度を得やすいが、記録サイズと画質の両方と
もに十分である光ビーム走査装置を実現することは難し
い。さらに述べると、平面走査方式では、レンズの焦点
距離はレンズ設計上の制約から主走査の幅と同程度かそ
れ以上に大きくなるのが普通であり、走査光学系が比較
的大きなものとなってしまう。
【0015】さて、もう1種類の光ビーム自体を移動さ
せて走査する方式として、円筒内面走査方式と呼ばれ、
固定ドラム(以下「円筒」という)を用い、その円筒面
に装着された感光材料に対し、円筒の内部で光ビームを
周方向に回転させて走査し、画像記録を行う方式がある
(特開昭63−158580号公報参照)。
【0016】図15は従来の円筒内面走査方式の光ビー
ム走査装置の概略図である。
【0017】円筒75の円筒面に感光材料76を装着す
る一方、光源71からの光ビームを円筒75の中心軸に
沿って入射して、円筒75内でその中心軸を回転軸とし
てモータ72により回転される反射鏡、直角プリズム、
ペンタプリズム等の光反射素子(以下「回転反射素子」
という)73で直角方向に反射するとともに、光路中の
集光レンズ74で光ビームを集束することにより、円筒
75の円筒面に装着された感光材料76上で、集束され
た光ビームが主走査される。
【0018】また、図示しないモータにより駆動される
副走査機構77により、モータ72、回転反射素子73
および集光レンズ74が軸方向に移動せしめられて、副
走査が行われ、これらにより画像が記録(露光)され
る。
【0019】円筒面に感光材料を装着する方法として
は、円筒の内面に感光材料を保持させてもよいし、透明
な部材でできた円筒の外面に感光材料を保持させてもよ
い。
【0020】この円筒内面走査方式では、円筒の中心軸
を回転軸として回転する回転反射素子により、回転軸に
沿ってほぼ平行に入射する光ビームを、ほぼ直角方向に
反射して、円筒面に装着された感光材料を走査し露光す
る。反射する方向は必ずしも直角である必要はなく、直
角ではない方向に反射されることで、反射点と露光点と
の距離が長くなることや、円筒面上で光ビームが円筒の
軸方向に大きくなることなどの影響が実用上支障のない
範囲であればよい。
【0021】この方式の特徴は、前述のドラムスキャナ
方式のような円筒を回転させる方式に比べ、回転させる
部材が小型でありその慣性モーメントが小さいため、回
転速度を上げやすく、すなわち記録速度を上げやすい点
にある。
【0022】さらなる特徴は、前述の平面走査方式に比
べ、焦点距離の短い集光レンズを用いることができると
ともに比較的大きな走査幅が得られる点にある。
【0023】焦点距離の短いレンズを用いることができ
るということは、高画質の記録に必要な小さな集束ビー
ム径を得やすいということである。また、レンズの焦点
距離が短いということは、平面走査方式の場合に大きな
問題となっている走査線間隔のむらの問題が緩和される
ことにつながる。
【0024】また、集光レンズの有効径は入射ビーム径
程度の大きさであればよいので、平面走査線方式で用い
るレンズのように広い入射角に対応した大きなレンズを
用いる必要がない。また、回転反射素子の回転軸と円筒
の中心軸とを合わせる精度を必要に応じて上げることに
よって円筒面上でのビーム径およびビーム形状を、円筒
のほぼ全周にわたって一定に保つことが容易である。す
なわち、円筒内面走査方式は平面走査方式に比べて画質
の向上が容易であるということがいえる。
【0025】円筒内面走査方式において、走査幅として
円筒の全長の70〜80%程度を得ることは、感光材料
の出し入れ口や、回転反射素子の回転機構や、副走査機
構等の機械的な配置上の制約を考えても十分可能であ
り、また、集光レンズの焦点距離は円筒の半径よりやや
長い程度であり、その焦点距離の3倍程度の走査幅を容
易に得ることができる。従って、記録サイズの点でも十
分である。
【0026】なお、集光レンズは回転反射素子と感光材
料との間の光路に設けて、回転反射素子と一体に回転さ
せてもよい。この場合は回転させる部材の慣性モーメン
トが増加するという欠点はあるが、集光レンズの焦点距
離を円筒の半径よりもさらに短くすることができ、小さ
な集束ビーム径が得易い。言い換えれば、一定のビーム
径を得る上で、集光レンズに入射するビーム径を小さく
することができるという利点がある。
【0027】以上述べてきたことを整理すると、円筒内
面走査方式は、回転させる部材の回転モーメントが小さ
いためその回転速度を上げ易く、従って記録速度を上げ
易い。また、画質と記録サイズとを両立させ易く、且つ
同一の記録サイズを得る上で、装置のサイズを小さくし
易いということがいえる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
円筒内面走査方式の光ビーム走査装置は、以上述べてき
た長所を有するものの、単一ビームによる記録速度には
限界があり、さらに記録速度を上げるためには多重ビー
ム走査方式の併用が必要となってくる。ところが、円筒
内面走査方式の場合、多重ビーム走査方式の併用が困難
であるという問題がある。
【0029】多重ビームを用いるのが困難な理由は、複
数の光ビームを回転反射素子で反射させて円筒内面上を
走査した場合、複数の光ビームが円筒内面上を1周する
ときその途中の2ケ所で交差し、画像記録のために必要
な平行な主走査線を形成しないからである。この交差す
る様子を図面を参照して説明する。
【0030】図16は、3本の互いに平行な光ビーム
A、B、Cが回転反射素子2の反射面に入射して円筒1
の内面に照射される場合を示し、図17は、回転反射素
子2が図16に示す位置から180度回転した場合を示
す。
【0031】図16および図17からわかるように、回
転反射素子2が180度回転すると、光ビームAとCと
は円筒1の内面上で上下が逆転してしまう。これによ
り、回転反射素子2が図16に示す位置から図17に示
す位置まで回転する間に、光ビームAとCとが円筒1の
内面上で交差することがわかる。
【0032】また、図18のように、回転反射素子2の
反射面上での光ビームAおよびCの位置を光ビームBの
位置と一致させるように各光ビームを微小な角度だけ傾
けて入射させた場合であっても、図19に示すように回
転反射素子2が180度回転すると、やはり光ビームA
とCとは円筒1の内面上で上下が逆転してしまう。
【0033】図20は円筒1の内面上の半周にわたって
光ビームA、B、Cが交差する様子を示す斜視図であ
り、図21は円筒1の内面上の半周にわたって光ビーム
A、B、Cが交差する様子を示す展開図である。これら
の図からも光ビームA、B、Cが交差する様子がわか
る。
【0034】従って、光ビームの交差が生じないよう
に、円筒の全周や半周にわたってではなく、それよりも
短い一部の範囲を画像記録に用いた場合であっても、光
ビームは平行にはならないで湾曲を生じ(図21参
照)、画像記録のための多重ビーム走査には不適当であ
ることがわかる。
【0035】そこで本願出願人は特開平5−5846号
公報に開示されるように、回転反射素子を回転させるの
と同じ方向に同じ速度で光ビームを回転させることによ
り、多重ビーム走査を実現する光ビーム走査装置につい
て提案した。
【0036】図22は特開平5−5846号公報に開示
された光ビーム走査装置の概略図である。
【0037】1は感光材料1aを装着するための円筒で
あり、たとえば円筒1の内面に感光材料1aを保持す
る。2は回転光学手段としての回転反射素子であり、モ
ータ6によって円筒1の中心軸にほぼ一致する直線を回
転軸として回転される。この例では回転反射素子2とし
て直角プリズムを用いている。3は台形プリズムであ
り、図示しない保持手段により保持され、回転反射素子
2の回転方向と同方向に回転反射素子2の回転速度の1
/2の速度で、図示しない回転駆動手段によって回転さ
れる。4および5はレンズである。
【0038】図23は図22に示した台形プリズム3の
作用を説明する図であり、(a)は台形プリズム3に2
本の光ビームAおよびBが入射している場合の図であ
り、(b)は(a)の状態から台形プリズム3を90度
回転させた場合の図である。
【0039】台形プリズム3が図23(a)に示す位置
にあるときには、光ビームAおよびBは図23(a)に
示すように台形プリズム3内を屈折および反射し、台形
プリズム3から出射したときの光ビームAとBの上下は
入射したときの逆になっている。ところが、台形プリズ
ム3を90度回転させて、台形プリズム3が図23
(b)に示す位置にあるときには、光ビームAおよびB
は図23(b)に示すように台形プリズム3内を屈折お
よび反射し、台形プリズム3から出射したときの光ビー
ムAとBの上下は入射したときと同じになる。
【0040】すなわち、台形プリズム3が90度回転す
ることによって光ビームAおよびBが180度回転し、
このことから、台形プリズム3が1/2回転することに
よって光ビームを1回転させることができることがわか
る。
【0041】以上説明したように、特開平5−5846
号公報によって、回転反射素子を回転させるのと同じ方
向に1/2の速度で台形プリズムを回転させることによ
り、円筒内面走査方式において多重ビーム走査が実現で
き記録速度を向上することができることがわかった。し
かし、回転反射素子の回転と光ビームの回転(すなわち
台形プリズムの回転)とを所定の位相差で精密に同期さ
せ制御する手段については開示されていない。
【0042】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、円筒内面走査方式の光ビーム走査装置において多
重ビーム走査方式を併用する際に、回転反射素子の回転
と光ビームの回転とを所定の位相差で精密に同期させ制
御する多重ビーム回転制御装置を提供することを目的と
する。
【0043】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、円筒内面型走査方式において、円筒の中
心軸とほぼ一致する直線を回転軸として回転することに
よってこの回転軸とほぼ平行に入射する多重ビームを前
記回転軸とほぼ直角な方向に導き前記円筒の内面を周方
向に走査する光偏向器を回転させるための光偏向用モー
タと、前記円筒の中心軸とほぼ一致する直線を回転軸と
して回転することによって前記多重ビームを回転させる
多重ビーム回転手段を回転するための多重ビーム回転用
モータと、この多重ビーム回転用モータを前記光偏向用
モータの1/2の速度で回転させることにより前記光偏
向器に入射する前記多重ビームの回転速度を前記光偏向
器の回転速度と等しくするように制御する制御回路とを
備えたことを特徴とする円筒内面型多重ビーム走査方式
における多重ビーム回転制御装置。
【0044】
【作用】本発明は以上の構成によって、制御回路が、多
重ビーム回転用モータを光偏向用モータの1/2の速度
で回転させることにより光偏向器に入射する多重ビーム
の回転速度を光偏向器の回転速度と等しくするように制
御する。
【0045】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。な
お、本発明による多重ビーム回転装置が適用される光ビ
ーム走査装置の概略は図22と同じであるので、ここで
も図22を参照しながら説明する。
【0046】図1は、本発明による多重ビーム回転制御
装置の一実施例のブロック図である。
【0047】ドライバ回路12は位相シフト回路15か
ら与えられたクロックCKmsに基づいて多重ビーム回転
用モータとしての台形プリズム用モータ10を駆動し、
ドライバ回路13は基準信号発生器14から与えられた
クロックCKs に基づいて光偏向用モータとしての回転
反射素子用モータ11を駆動する。
【0048】ここで、台形プリズム用モータ10および
回転反射素子用モータ11はたとえばDCブラシレスモ
ータであって、ドライバ回路12および13に与えられ
たクロックの周期に応じた速度で回転するものであり、
台形プリズム用モータ10は図22に示した多重ビーム
回転手段としての台形プリズム3を回転させるモータ、
回転反射素子用モータ11は光偏向器としての回転反射
素子2を回転させるモータである。
【0049】また、ドライバ回路12および13は、そ
れぞれ台形プリズム用モータ12および回転反射素子用
モータ11の回転数を検出し、与えられたクロックCK
msおよびCKs の周期に従って台形プリズム用モータ1
2および回転反射素子用モータ11を回転させるための
PLL制御回路を備えている。
【0050】ところで、前述したように、1/2回転す
ることにより光ビームを1回転させることができる台形
プリズム3を用いる場合には、台形プリズム用モータ1
0の回転数(たとえば3000rpm)は回転反射素子
用モータ11の回転数(たとえば6000rpm)の半
分にすればよい。従ってこの場合、基準信号発生器14
からはクロックCKs とその半分の周波数のクロックC
m とを発生する。
【0051】位相シフト回路15は、回転反射素子2の
回転と台形プリズム3の回転(すなわち光ビームの回
転)との位相差が所定の位相差になるようにクロックC
m の位相をシフトする回路であり、位相比較回路21
からの前シフト信号および後シフト信号に基づいてクロ
ックCKm の位相をシフトし、クロックCKmsとして出
力する。
【0052】位相検出回路16および17は、それぞ
れ、図示しないエンコーダ等により台形プリズム用モー
タ10および回転反射素子用モータ11の回転の位相を
検出し、たとえば、1回転ごとにHIGHになるパルス
信号Zs およびZ2mを出力する。パルス信号Z2mは、パ
ルス信号Zs と周波数を合わせるために分周器18で2
分周され、パルス信号Zm となる。
【0053】基準位相差設定回路20は、回転反射素子
2の回転と台形プリズム3の回転(すなわち光ビームの
回転)との位相差が所定の位相差になるようにするた
め、パルス信号Zm を予めシフトしておくためのシフト
量を設定する回路であり、位相シフト回路19では、基
準位相差設定回路20から指示されたシフト量だけパル
ス信号Zm をシフトし、パルス信号Zmsとして出力す
る。
【0054】位相比較回路21は、位相検出回路16か
らのパルス信号Zs と位相シフト回路19からのパルス
信号Zmsとの位相を比較し、両者を、たとえば一致させ
るためには基準信号発生器14からのクロックCKms
前シフトさせればよいか、または後シフトさせればよい
かを示す前シフト信号および後シフト信号を出力する。
前述したように、位相シフト回路15は、この位相比較
回路21からの前シフト信号および後シフト信号に基づ
いてクロックCKm の位相をシフトする。
【0055】基準信号発生器14、位相シフト回路1
5、位相検出回路16、位相検出回路17、分周器1
8、位相シフト回路19、基準位相差設定回路20およ
び位相比較回路21はそれぞれディジタル回路であり、
すべての回路が、図示しない同一のクロックにより動作
する完全同期式ディジタル回路となっている。
【0056】図2は図1に示した位相比較回路21の内
部ブロック図であり、図3は図2に示した位相差検出回
路211の内部ブロック図である。
【0057】位相比較回路21は位相差検出回路211
とパルス整形回路212とから成り、パルス信号Zms
よびZs はそれぞれ位相差検出回路211の端子Rおよ
びVに入力される。位相差検出回路211は図3に示す
ように構成され、端子RおよびVに入力されたパルス信
号の位相差を検出し、端子UおよびDのそれぞれから信
号UpおよびDnを出力する。信号UpおよびDnはパ
ルス整形回路212で整形され、それぞれ、前シフト信
号および後シフト信号として出力される。
【0058】図4は、図1に示したクロックCKmsを出
力する位相シフト回路15の内部ブロック図である。
【0059】位相シフト回路15はカウンタ151とカ
ウンタ152とパルス整形回路153とから成り、前シ
フト信号および後シフト信号はカウンタ151に入力さ
れ、クロックCKm はカウンタ152に入力される。
【0060】カウンタ151は、前シフト信号のパルス
が入力される都度カウント値をカウントアップし、後シ
フト信号のパルスが入力される都度カウント値をカウン
トダウンする。
【0061】一方、カウンタ152はクロックCKm
立ち上がりのタイミングでカウンタ151のカウント値
をロードし、このロードした数値に足し合わせる形で図
示しないクロック回路からのクロック(クロックCKm
よりも高い周波数のクロック)の立ち上がりをカウント
する。このカウント値が所定値に達するとカウンタ15
2からはキャリーが出力され、これがパルス整形回路1
53で整形されクロックCKmsとして出力される。すな
わち、カウンタ151からのカウント値が多いほど、ク
ロックCKm が立ち上がってカウンタ152からキャリ
ーが出力されるまでの時間が短くなる。
【0062】図5は、本発明による多重ビーム回転制御
装置の別の実施例のブロック図である。図1と同じ構成
部分には同じ参照番号を付し、説明を省略する。
【0063】本実施例においては、位相検出回路16か
らのパルス信号Zs と位相シフト回路19からのパルス
信号Zmsとを入力としLK信号を出力とするロック判定
回路22が新たに設けられるとともに、図1に示した位
相シフト回路15の代わりに、位相比較回路21からの
前シフト信号および後シフト信号とロック判定回路22
からのLK信号と基準信号発生器14からのクロックC
m とを入力としクロックCKmsを出力とする位相シフ
ト回路23が設けられる。
【0064】ロック判定回路22は、台形プリズム用モ
ータ10の回転と回転反射素子11の回転との位相差が
基準位相差設定回路20で設定した位相差に安定してい
るときにはLK信号をHIGHにして出力する。このH
IGHのLK信号を入力された位相シフト回路23で
は、位相比較回路21からの前シフト信号および後シフ
ト信号によるフィードバック制御を停止し、その時点で
の位相差だけ基準信号発生器14からのクロックCKm
をシフトしてCKmsとして出力する。
【0065】このようにすることにより、台形プリズム
用モータ10の回転と回転反射素子11の回転との位相
差が所望の位相差であるときには、ドライバ回路12に
与えるクロックCKmsの位相が変化せず、ドライバ回路
12が有するPLL制御回路によって台形プリズム用モ
ータ10を安定して回転させることができる。
【0066】ここで、ロック判定回路22の動作につい
て説明する。
【0067】図6は図5に示したロック判定回路22の
内部ブロック図である。
【0068】また、図7は図5に示したロック判定回路
22の動作を示すタイミングチャートであり、(a)は
LK信号がHIGHになるタイミングを説明する図、
(b)はLK信号がLOWになるタイミングを説明する
図である。
【0069】図6に示すように、ロック判定回路22は
レンジ設定回路221とロジック回路222とカウンタ
223とデコーダ224とから成り、位相検出回路16
からのパルス信号Zs および位相シフト回路19からの
パルス信号Zmsはレンジ設定回路221に入力される。
【0070】レンジ設定回路221は、入力されたパル
ス信号Zmsを所定時間Tr だけ遅延させてパルス信号Z
enとして出力する(図7(a)および(b)参照)とと
もに、入力されたパルス信号Zs のパルス幅を所定時間
r の2倍にしてパルス信号Zrgとして出力する(図7
(a)および(b)参照)。
【0071】ロジック回路222は、入力されたパルス
信号ZrgをUp/Down信号として出力するととも
に、入力されたパルス信号Zenのパルス幅を狭くするよ
うに整形したイネーブル信号を出力する。また、ロジッ
ク回路222は、デコーダ224からのカウントディセ
ーブル信号がHIGHのときにはイネーブル信号を出力
しない。これは、カウンタ223がたとえば0〜Nmax
までの所定の範囲の数をカウントするようにするためで
ある。
【0072】カウンタ223は、ロジック回路222か
らのイネーブル信号のパルスが入力される都度カウント
値をアップまたはダウンする回路であり、ロジック回路
222からのUp/Down信号がHIGHのときにイ
ネーブル信号のパルスが入力された場合にはカウント値
をアップさせ、Up/Down信号がLOWのときにイ
ネーブル信号のパルスが入力された場合にはカウント値
をダウンさせ、このカウント値を出力する。
【0073】デコーダ224は、カウンタ223からの
カウント値を参照して、カウンタ223が0〜Nmax
(たとえば100)までの数をカウントするようにする
ためのカウントディセーブル信号を出力する。また、カ
ウンタ223からのカウント値が増加してきて所定値N
u になったときにはLK信号をHIGHにし(図7
(a)参照)、カウンタ223からのカウント値が減少
してきて所定値Nd になったときにはLK信号をLOW
にする(図7(b)参照)。
【0074】LK信号をHIGHにする際のカウント値
の所定値Nu とLK信号をLOWにする際のカウント値
の所定値Nd とは同じ値にしてもよいが、その場合、カ
ウント値がこの所定値付近で多少の増加や減少を繰り返
したときに、位相比較回路21からの前シフト信号およ
び後シフト信号によるフィードバック制御を行うか否か
の切り換えが頻繁にされることになり、チャタリングが
生じ、かえって安定した制御を害するおそれがある。そ
こで、たとえば所定値Nu を60にし、所定値Nd を4
0にするといった具合に2つの所定値の間に幅を持た
せ、このヒステリシス特性によりチャタリングを防止す
るようにするとよい。
【0075】次に、位相シフト回路23の動作について
説明する。
【0076】図8は、図5に示したクロックCKmsを出
力する位相シフト回路23の内部ブロック図である。
【0077】位相シフト回路23はカウンタ231とカ
ウンタ232とパルス整形回路233とから成り、位相
比較回路21からの前シフト信号および後シフト信号と
ロック判定回路22からのLK信号とはカウンタ231
に入力され、基準信号発生器14からのクロックCKm
はカウンタ232に入力される。
【0078】カウンタ231は、前シフト信号のパルス
が入力される都度カウント値をカウントアップし、後シ
フト信号のパルスが入力される都度カウント値をカウン
トダウンするが、LK信号がHIGHのときにはこのカ
ウントアップおよびカウントダウン動作を行わない。
【0079】一方、カウンタ232はクロックCKm
立ち上がりのタイミングでカウンタ231のカウント値
をロードし、このロードした数値に足し合わせる形で図
示しないクロック回路からのクロック(クロックCKm
よりも高い周波数のクロック)の立ち上がりをカウント
する。このカウント値が所定値に達するとカウンタ23
2からはキャリーが出力され、これがパルス整形回路2
33で整形されクロックCKmsとして出力される。
【0080】なお、本発明は、図1および図5に示した
位相比較回路21すなわち図2に示した位相比較回路2
1の代わりに、図9に内部ブロック図を示す位相比較回
路24を用いてもよい。ここで、図10は図9に示した
位相比較回路24における前シフト信号出力時の動作を
示すタイミングチャートであり、図11は図9に示した
位相比較回路24における後シフト信号出力時の動作を
示すタイミングチャートである。
【0081】図9に示すように、位相比較回路24は、
パルスパターン生成回路241と、位相差検出回路24
2と、パルス合成回路243と、パルス整形回路244
とから成り、パルス信号ZmsおよびZs はそれぞれ位相
差検出回路242の端子RおよびVに入力され、パルス
信号Zmsおよび図示しないクロックからのカウントパル
スはパルスパターン生成回路241に入力される。
【0082】位相差検出回路242は、入力されたパル
ス信号Zmsのパルス幅を所定時間Tw にしてパルス信号
ms' とするとともに、入力されたパルス信号Zs を所
定時間Tw だけ遅延させてパルス信号Zs'とする。(図
10および図11参照)。さらに、位相差検出回路24
2は、パルス信号Zmsの位相とパルス信号Zs の位相と
を合わせるにはパルス信号Zmsを前にシフトした方がよ
い場合には、パルス信号Zms' の立ち下がりからパルス
信号Zs'の立ち下がりまでを1パルスとして信号Upを
生成する(図10参照)。また、パルス信号Zmsの位相
とパルス信号Zs の位相とを合わせるにはパルス信号Z
msを後にシフトした方がよい場合には、パルス信号Zs'
の立ち下がりからパルス信号Zms' の立ち下がりまでを
1パルスとして信号Dnを生成する(図11参照)。
【0083】パルスパターン生成回路241は、入力さ
れたパルス信号Zmsのパルス幅を所定時間Tw の2倍に
してパルス信号Zms''とし、このパルス信号Zms''とカ
ウントパルスとの論理和を信号CPとして出力する。
【0084】パルス合成回路243は、位相差検出回路
242からの信号Upとパルスパターン生成回路241
からの信号CPとの論理積を信号CUpとして出力する
(図10参照)とともに、位相差検出回路242からの
信号Dnとパルスパターン生成回路241からの信号C
Pとの論理積を信号CDnとして出力する(図11参
照)。
【0085】最後にパルス整形回路244では、信号C
Upの各パルスのパルス幅が所定幅になるように整形し
て前シフト信号として出力するとともに、信号CDnの
各パルスのパルス幅が所定幅になるように整形して後シ
フト信号として出力する。
【0086】図9に示した位相比較回路24を用いるこ
とにより、パルス信号Zmsとパルス信号Zs との位相差
が所定時間Tw 未満の場合と位相差が所定時間Tw 以上
の場合とで2段階の位相ずらし手段を設けたことにな
り、位相差が所定時間Tw 以上である場合には、複数の
前シフト信号または後シフト信号のパルスを生成するこ
とができ、素早く位相を合わせることができるようにな
る。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
円筒内面走査方式の光ビーム走査装置において多重ビー
ム走査方式を併用する際に、回転反射素子の回転と光ビ
ームの回転とを所定の位相差で精密に同期させ制御する
ことができる。
【0088】よって、円筒内面走査方式の光ビーム走査
装置において多重ビーム走査方式を併用することがで
き、記録速度を向上することができる。
【0089】また、本発明により多重ビーム回転制御装
置を完全同期式ディジタル回路で構成することができる
ので、ノイズや温度変化に強く、これらに対する調整が
不要となる。
【0090】また、図5に示した実施例のようにロック
判定回路等を備えれば、回転反射素子用モータの回転と
台形プリズム用モータの回転との位相差が所定の範囲に
なったときにはLK信号によって前シフト信号および後
シフト信号による制御を停止して、モータおよびそのド
ライバ回路内のPLL制御回路によってモータを安定し
て回転させることができる。また、LK信号のHIGH
とLOWとの切り換えにおいてはヒステリシスを設ける
ことによってチャタリングを防止することができる。
【0091】また、図9に示した位相比較回路を用いれ
ば、パルス信号Zmsとパルス信号Zs との位相差が所定
時間Tw 以上である場合には、複数の前シフト信号また
は後シフト信号のパルスを生成することができ、素早く
位相を合わせることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多重ビーム回転制御装置の一実施
例のブロック図である。
【図2】図1に示した位相比較回路の内部ブロック図で
ある。
【図3】図2に示した位相差検出回路の内部ブロック図
である。
【図4】図1に示したクロックCKmsを出力する位相シ
フト回路の内部ブロック図である。
【図5】本発明による多重ビーム回転制御装置の別の実
施例のブロック図である。
【図6】図5に示したロック判定回路の内部ブロック図
である。
【図7】図5に示したロック判定回路の動作を示すタイ
ミングチャートであり、(a)はLK信号がHIGHに
なるタイミングを説明する図、(b)はLK信号がLO
Wになるタイミングを説明する図である。
【図8】図5に示したクロックCKmsを出力する位相シ
フト回路の内部ブロック図である。
【図9】2段階の位相ずらしを実現する位相比較回路の
内部ブロック図である。
【図10】図9に示した位相比較回路における前シフト
信号出力時の動作を示すタイミングチャートである。
【図11】図9に示した位相比較回路における後シフト
信号出力時の動作を示すタイミングチャートである。
【図12】ドラムスキャナ方式の光ビーム走査装置の概
略図である。
【図13】図12に示した光源ユニットの内部構造を表
す概略図である。
【図14】平面走査方式の光ビーム走査装置の概略図で
ある。
【図15】従来の円筒内面走査方式の光ビーム走査装置
の概略図である。
【図16】3本の互いに平行な光ビームA、B、Cが回
転反射素子の反射面に入射して円筒の内面に照射される
場合を示す。
【図17】3本の互いに平行な光ビームA、B、Cが回
転反射素子の反射面に入射して円筒の内面に照射される
場合を示し、回転反射素子が図16に示す位置から18
0度回転した場合を示す。
【図18】回転反射素子の反射面上での光ビームAおよ
びCの位置を光ビームBの位置と一致させるように各光
ビームを微小な角度だけ傾けて入射させた場合を示す。
【図19】回転反射素子の反射面上での光ビームAおよ
びCの位置を光ビームBの位置と一致させるように各光
ビームを微小な角度だけ傾けて入射させた場合を示し、
回転反射素子が図18に示す位置から180度回転した
場合を示す。
【図20】円筒の内面上の半周にわたって光ビームA、
B、Cが交差する様子を示す斜視図である。
【図21】円筒の内面上の半周にわたって光ビームA、
B、Cが交差する様子を示す展開図である。
【図22】特開平5−5846号公報に開示された光ビ
ーム走査装置の概略図である。
【図23】図22に示した台形プリズムの作用を説明す
る図であり、(a)は台形プリズムに2本の光ビームA
およびBが入射している場合の図であり、(b)は
(a)の状態から台形プリズムを90度回転させた場合
の図である。
【符号の説明】
1 円筒 2 回転反射素子 3 台形プリズム 4、5 レンズ 6 モータ 10 台形プリズム用モータ 11 回転反射素子用モータ 12、13 ドライバ回路 14 基準信号発生器 15 位相シフト回路 16、17 位相検出回路 18 分周器 19 位相シフト回路 20 基準位相差設定回路 21 位相比較回路 22 ロック判定回路 23 位相シフト回路 24 位相比較回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒の中心軸とほぼ一致する直線を回転
    軸として回転することによって該回転軸とほぼ平行に入
    射する多重ビームを前記回転軸とほぼ直角な方向に導き
    前記円筒の内面を周方向に走査する光偏向器を回転させ
    るための光偏向用モータと、 前記円筒の中心軸とほぼ一致する直線を回転軸として回
    転することによって前記多重ビームを回転させる多重ビ
    ーム回転手段を回転するための多重ビーム回転用モータ
    と、 該多重ビーム回転用モータを前記光偏向用モータの1/
    2の速度で回転させることにより前記光偏向器に入射す
    る前記多重ビームの回転速度を前記光偏向器の回転速度
    と等しくするように制御する制御回路とを備えたことを
    特徴とする円筒内面型多重ビーム走査方式における多重
    ビーム回転制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記多重ビーム回転用
    モータの回転数に対応して出力されるZs 信号と、前記
    光偏向用モータの回転数に対応して出力される信号を前
    記Zs 信号と同一周波数となるように1/2に分周した
    後に所定の設定値だけ位相をずらされたZms信号との位
    相差を求め、その位相差に基づいて前記多重ビーム回転
    用モータの位相をずらす制御を行うことを特徴とする請
    求項1に記載の円筒内面型多重ビーム走査方式における
    多重ビーム回転制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、前記多重ビーム回転用
    モータの回転数に対応して出力されるZs 信号と、前記
    光偏向用モータの回転数に対応して出力される信号を前
    記Zs 信号と同一周波数となるように1/2に分周した
    後に所定の設定値だけ位相をずらされたZms信号との位
    相差を求め、その位相差に基づいて前記光偏向用モータ
    の位相をずらす制御を行うことを特徴とする請求項1に
    記載の円筒内面型多重ビーム走査方式における多重ビー
    ム回転制御装置。
  4. 【請求項4】 前記Zs 信号と前記Zms信号との位相差
    が所定のロック範囲に所定回数入ったときLK信号を出
    力するとともに、該LK信号の出力時には前記位相をず
    らす制御を停止し、前記多重ビーム回転用モータをそれ
    自体のPLL制御で回転させるロック検出手段をさらに
    有することを特徴とする請求項2に記載の円筒内面型多
    重ビーム走査方式における多重ビーム回転制御装置。
  5. 【請求項5】 前記Zs 信号と前記Zms信号との位相差
    が所定のロック範囲に所定回数入ったときLK信号を出
    力するとともに、該LK信号の出力時には前記位相をず
    らす制御を停止し、前記光偏向用モータをそれ自体のP
    LL制御で回転させるロック検出手段をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の円筒内面型多重ビーム
    走査方式における多重ビーム回転制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ロック検出手段は、前記Zs 信号と
    前記Zms信号との位相差が前記ロック範囲に入った回数
    をカウント値として数えるカウンタと、該カウンタのカ
    ウント値によって前記LK信号を出力するか否かを判断
    するデコーダとを有することを特徴とする請求項4また
    は5に記載の円筒内面型多重ビーム走査方式における多
    重ビーム回転制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ロック検出手段のLK信号出力には
    チャタリングを防止するためにON時とOFF時とにヒ
    ステリシス特性を設けたことを特徴とする請求項6に記
    載の円筒内面型多重ビーム走査方式における多重ビーム
    回転制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御回路は、前記LK信号が出力す
    るまでの時間を短縮するために2段階の速度を設けて、
    前記位相をずらす制御を行うことを特徴とする請求項4
    または5に記載の円筒内面型多重ビーム走査方式におけ
    る多重ビーム回転制御装置。
  9. 【請求項9】 前記制御回路は、完全同期式ディジタル
    回路で構成されていることを特徴とする請求項1ないし
    8のいずれか1項に記載の円筒内面型多重ビーム走査方
    式における多重ビーム回転制御装置。
JP9524395A 1995-04-20 1995-04-20 多重ビーム回転制御装置 Pending JPH08292386A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6707319B2 (en) 2002-03-19 2004-03-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Frequency comparator with malfunction reduced and phase-locked state detecting circuit using the same

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