JPH08292287A - 使用済み燃料貯蔵の監視方法 - Google Patents

使用済み燃料貯蔵の監視方法

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JPH08292287A
JPH08292287A JP7096514A JP9651495A JPH08292287A JP H08292287 A JPH08292287 A JP H08292287A JP 7096514 A JP7096514 A JP 7096514A JP 9651495 A JP9651495 A JP 9651495A JP H08292287 A JPH08292287 A JP H08292287A
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JP
Japan
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valve
fuel storage
sampling
valves
pipe
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Application number
JP7096514A
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English (en)
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Naoki Kumagai
直己 熊谷
Toshiaki Matsuo
俊明 松尾
Masami Matsuda
将省 松田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【構成】燃料収納管4よりサンプリング管10が接続
し、間の管の容量を一定にした弁9,弁8を経て他のサ
ンプリング管10と接続して1本となり、放射線検出器
11と排気ポンプ12に接続する。サンプリング方法は
複数の収納管について弁9のみを閉じてサンプリング管
内を排気した後、弁8を閉じて弁9を開き弁8と弁9の
間にサンプリングガスを取り、弁9を閉じて弁8を開
き、ガスを回収し放射線検出器11で検査する。 【効果】各燃料収納管のサンプリングガスの量が等し
く、燃料収納管どうしのガスの混入のない複数の燃料収
納管による同時サンプリングが可能であり、使用済み燃
料の監視を作業量を減らしつつ精度良く行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済み燃料貯蔵の監
視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所から発生する使用済み燃料
の乾式貯蔵として、使用済み燃料を燃料収納管に収納,
密封し、その燃料収納管の外部を空気が対流することに
より使用済み燃料から発生する熱を除去する貯蔵方法が
ある。使用済み燃料の貯蔵は数十年に及び、その間使用
済み燃料から発生する放射性物質が外部に漏れないよう
に監視する必要がある。
【0003】放射性物質の漏洩監視方法として特公平5
−11598号公報では、各燃料収納管にパイプが接続し、
そのパイプは一つの弁を経て他方で複数の燃料収納管に
共通なマニホルドに接続し、そのマニホルド内に放射線
モニタ装置を設けて燃料収納管内の空気をサンプリング
し、使用済み燃料貯蔵の監視を行う方法を示している。
また特公平3−78960号公報では燃料貯蔵容器内部の圧力
変化を測定し、燃料貯蔵容器から燃料と共に封入したガ
スが漏洩しているかを放射性物質の漏洩監視方法として
示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の監視方法
は、全ての燃料収納管の弁を開いて同時に複数の燃料収
納管からのサンプリングを行うと、燃料収納管と排気装
置との距離の関係やサンプリング管の設置経路の相違に
より各燃料収納管からのサンプリング量にばらつきが出
て、少量しかサンプリングできない燃料収納管からの放
射性物質の漏洩の検出が難しくなる。また、サンプリン
グ時は燃料収納管どうしがサンプリング管を通じてつな
がることになり、もしどこかの燃料収納管内で放射性物
質の漏洩があった場合に放射性物質による汚染が他の燃
料収納管に広がる恐れがある。燃料収納管1本ずつサン
プリングを行うと上記問題は解決されるが、貯蔵施設内
の燃料収納管の本数は数百本程度と見積もられており、
全ての燃料収納管のサンプリング作業にはかなりの手間
がかかる。
【0005】さらに圧力変化により放射性物質の漏洩を
知る方法は、使用済み燃料の発熱量や燃料収納管付近の
温度変化により燃料収納管内の圧力が大きく変わるた
め、精度の点で問題がある。
【0006】本発明の目的は、複数の燃料収納管内のガ
スのサンプリングを同時に行い、かつ各燃料収納管から
採取するサンプリングガスの量を一定にし、更にサンプ
リング実行時のサンプリング管の弁の開閉作業を簡単に
する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1の発明の特徴は、各サンプリング管に第一弁と第二
弁の二つの弁を設けて第一弁と第二弁の間の容量を一定
にし、第一弁を閉じたまま第二弁を開いて第一弁と第二
弁の間にサンプリングガスを一度とり、第二弁を閉じた
後第一弁のみを複数の燃料収納管で同時に開いて前記サ
ンプリングガスを回収することにある。
【0008】上記目的を達成する請求項2の発明の特徴
は、各弁を電磁弁とし、一つの操作で複数の第一弁また
は第二弁を同時に開閉することができるスイッチと、各
弁を一つずつ開閉できるスイッチを備えた操作盤を設
け、その操作盤を用いてサンプリング作業を行うことに
ある。
【0009】上記目的を達成する請求項3の発明の特徴
は、各電磁弁と放射線検出器,排気ポンプを信号ケーブ
ルで制御盤と結び、各弁の開閉,排気ポンプの作動,放
射線検出器での放射線の測定をあらかじめ請求項1記載
の方法をプログラムした制御盤が自動的にプログラム通
りに操作し、サンプリング作業を行うことにある。
【0010】
【作用】請求項1では、各燃料収納管のサンプリング管
ごとに弁を二つ設けてその二つの弁の間にサンプリング
ガスを取っておき、サンプリングガスの回収の時には燃
料収納管側の第二弁を閉じておくことにより、余分に燃
料収納管内のガスを吸い込む恐れがなく、二つの弁の間
のガスのみをサンプリングガスとして回収することがで
きる。また、複数の燃料収納管のサンプリング作業を同
時に行ってもその二つの弁の間のサンプリング管の容量
を一定にすることにより、各燃料収納管から採取するサ
ンプリングガスの量を等しくすることができ、別の燃料
収納管どうしのガスの混入を防ぐこともできる。このた
め、複数の燃料収納管内の放射性物質の漏洩監視を一度
に行うことによって作業量を減少させ、かつ各燃料収納
管のサンプリング量を同量にすることによって各燃料収
納管の放射性物質の漏洩検出精度を等しくすることがで
きる。
【0011】請求項2では、燃料収納管のサンプリング
を行うとき、それぞれの弁と複数の第一弁,複数の第二
弁の開閉を操作するスイッチをまとめた操作盤により、
操作盤の前で一つのスイッチを操作するのみで任意の弁
や複数の第一弁,第二弁の開閉を行うことができるの
で、サンプリングに必要な作業員の人数や作業量を減ら
すことができる。
【0012】請求項3では、はじめ複数の収納管のサン
プリング作業を同時に行い、放射線測定器が放射線を検
出したという信号を受け取れば、どの収納管から放射性
物質の漏洩が起こっているかを発見するために再び同じ
燃料収納管からサンプリングガスを取り、今度は第一弁
を一つずつ開いていって個々の燃料収納管ごとに放射線
検出器にかけ、放射性物質の漏洩している燃料収納管を
特定するという以上の一連の作業を制御盤にプログラム
し、制御盤はプログラムのとおりに電磁弁を開閉する指
令を与え、また放射線検出器の結果を受け取ることを自
動で行う。そのため、燃料収納管内のガスのサンプリン
グ検査の作業量を大幅に減少することができるととも
に、複数の燃料収納管を同時に同じ量ずつサンプリング
できることによる作業時間の短縮も可能となる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)まず使用済み燃料貯蔵施設の一例を図2を
用いて説明する。使用済み燃料6はヘリウムガスと共に
密封容器5に封入される。使用済み燃料6の入った密封
容器5は燃料収納管4に収納される。ここで燃料収納管
4内部は密封容器の出し入れの手間を考えて特別なガス
で置き換えることはせず空気のままであり密封プラグ7
で密封される。また密封容器5に使用済み燃料6を入れ
ずに、直接、燃料収納管4に入れることも考えられる。
この場合も燃料収納管内のガスは空気である。使用済み
燃料6から発生する熱は燃料収納管4の周囲を流れる空
気3により冷却される。冷却空気3は給気口1より流入
し、燃料収納管4の周囲を流れることにより、使用済み
燃料6から発生する熱を奪いながら冷却空気3自身は温
められる。温められた冷却空気3は施設周囲の空気の密
度差のため上昇し、排気口2から排出される。図1は燃
料収納管4付近の拡大図を示している。各燃料収納管4
の上部には燃料収納管4内の空気をサンプリングするた
めのサンプリング管10を接続する。サンプリング管1
0は途中弁9と弁8を経て他の燃料収納管4から来たサ
ンプリング管10と合流し、最後に放射線検出器11と
排気ポンプ12に接続する。
【0014】使用済み燃料6の燃料被覆管が破損する
と、放射性物質が使用済み燃料6から外に流出する。更
に密封容器5にも破損が生じていると燃料収納管4内に
も放射性物質が流出することになるが、燃料収納管4の
外側は外気3が流れているため放射性物質を外界に漏ら
してしまう危険性が大きくなるので、その使用済み燃料
6や密封容器5に対し適切な処置を取らねばならない。
そこで燃料収納管4内への放射性物質の漏洩を検出する
ために、燃料収納管4内の空気をサンプリングしてその
放射線を計測し、放射性物質の漏洩の有無を確認する。
【0015】実施例1では図1,図3を用いたサンプリ
ングの例を示す。貯蔵施設内の燃料収納管4はいくつか
のグループに分けられ、一つのグループごとにまとめて
サンプリングを行う。各燃料収納管4に接続しているサ
ンプリング管10は電磁弁である弁9と、同じく電磁弁
である弁8を経て他の燃料収納管からのサンプリング管
10と接続する。そうして複数の燃料収納管からのサン
プリング管10は最後に1本となり、放射線検出器11
と排気ポンプ12に接続する。各燃料収納管の弁8と弁
9の間のサンプリング管の容量は全て同じにしておく。
一つ一つの弁にはそれぞれ信号ケーブル19が2本接続
し、1本は操作盤14上の各弁に対応する開閉スイッチ
15に接続し、もう1本はグループ内の弁8,弁9どう
しがまとまって、それぞれ操作盤14上の弁8開閉スイ
ッチ16と弁9開閉スイッチ17に接続する。これによ
り任意の弁を一つずつ開閉するにはその弁に対応する操
作盤14上のスイッチ15を、グループ内の全ての弁8
を同時に開閉するには操作盤14上のスイッチ16を、
グループ内の全ての弁9を同時に開閉するには操作盤1
4上のスイッチ17を操作すればよい。また、排気ポン
プ12は操作盤上の排気ポンプ作動スイッチ20の操作
により運転できる。放射線検出器11の結果は、信号ケ
ーブルを通じて操作盤14の隣に設置しているモニタ1
8に映しだされる。
【0016】サンプリングの方法はまずスイッチ17を
操作してグループ内の全ての弁9を閉じ、スイッチ16
を操作して全ての弁8を開く。排気ポンプ12によって
サンプリング管10の中を十分排気し、スイッチ16を
操作して全ての弁8を閉じる。次に全ての弁9を開く
と、弁8と弁9の間は十分排気されているので、各燃料
収納管4内のガスが弁8と弁9の間に入る。全ての弁9
を閉じると、サンプリングガスが各弁8と弁9の間に採
られたことになる。各弁8と弁9の間の容量は全て等し
くとっているので、各燃料収納管からのサンプリング量
は等しい。そしてスイッチ16を操作して全ての弁8を
開き、排気ポンプ12によって全ての燃料収納管からの
サンプリングガスをまとめて放射線検出器に送り、放射
性物質の漏洩がないかどうかを検査する。ここで放射性
物質の漏洩がなければこのグループのサンプリング作業
は終了となるが、もし放射性物質が検出されれば、どの
燃料収納管から放射性物質の漏洩が起こっているのかを
特定するために再びサンプリングを行う。スイッチ16
を操作して全ての弁8を閉じ、スイッチ17を操作して
全ての弁9を開く。そうしてサンプリングガスを弁8と
弁9の間にとり、スイッチ17によって全ての弁9を閉
じる。今度はまずある1本の弁8のみをそれに対応する
スイッチ15を操作して開き、放射線検出器11にかけ
て、その燃料収納管から放射性物質が漏洩しているかど
うかを調べる。そして次に別の1本の燃料収納管の弁8
をスイッチ15によって開き、放射性物質が漏洩してい
るかを調べる。これを1本ずつグループ内の全ての燃料
収納管について順次行う。これにより、放射性物質が漏
洩している燃料収納管が特定できる。
【0017】(実施例2)実施例2ではあらかじめプロ
グラムされた制御盤により自動でサンプリングを行う例
を図1と図4を用いて説明する。使用済み燃料の貯蔵施
設の概要は実施例1に示したとおりである。各燃料収納
管4に接続しているサンプリング管10は、電磁弁であ
る弁9と弁8を経て他の燃料収納管からのサンプリング
管10と接続する。各燃料収納管の弁8と弁9の間のサ
ンプリング管の容量は全て同じにしておく。そうして複
数の燃料収納管からのサンプリング管10は最後に1本
となり、放射線検出器11と排気ポンプ12に接続す
る。各弁は信号ケーブル19によって制御盤13に接続
している。放射線検出器11および排気ポンプ12も別
の信号ケーブル19により制御盤13に接続している。
【0018】制御盤13にはあらかじめサンプリング作
業手順をプログラムしている。図5にそのプログラムの
フローチャートを示す。制御盤13上のサンプリング開
始スイッチを押すとプログラム通りに制御盤13が信号
ケーブル19を通じて各弁の開閉を自動で行いサンプリ
ング作業を開始する。弁の開閉手順は実施例1と同じで
ある。まず制御盤13は、全て燃料収納管の弁9を閉じ
て弁8を開き、排気ポンプ12によってサンプリング管
10内を十分に排気するよう各弁及び排気ポンプに信号
を送る。次に全ての弁8を閉じ全ての弁9を開いて弁8
と弁9の間にサンプリングガスを採るように信号を送
る。そして全ての弁9を閉じてから全ての弁8を開き、
排気ポンプ12を用いて全ての燃料収納管のサンプリン
グガスを放射線測定器11にかけるよう、各弁及び排気
ポンプに信号を送る。放射線測定器11は測定結果を信
号ケーブル19を通じて制御盤13に送る。制御盤13
はその測定結果により、放射性物質の漏洩がなければサ
ンプリング検査は終了し、放射性物質の漏洩があると判
断すれば漏洩のある燃料収納管を特定するために次の作
業に入る。全ての弁8を閉じ、全ての弁9を開いて、サ
ンプリングガスをとる。全ての弁9を閉じたあと今度は
1本の燃料収納管のサンプリングガスごとに、一つずつ
弁8を開いて放射線検出器にかけ、放射線測定器は1本
1本ごとの放射線測定結果を制御盤に送る。そして制御
盤は、送られてきた測定結果から放射性物質の漏洩のあ
る燃料収納管を特定し、結果を表示する。
【0019】(実施例3)放射線検出器11の代わりに
ヘリウムガス検出器を用いることもできる。使用済み燃
料6をヘリウムガスとともに密封容器5に封入しそれを
燃料収納管4に収納する方式では、各容器が健全な場合
は燃料収納管4内のガスは空気であるが、密封容器5に
破損があれば密封容器5内のヘリウムガスが燃料収納管
内に漏洩するため、ヘリウムガスの検出器を用いること
で密封容器の破損を監視することができる。また使用済
み燃料6を直接燃料収納管4に収納する方式では、健全
な燃料収納管内のガスは空気であるが、使用済み燃料6
の燃料被覆管に損傷があれば燃料被覆管内部に封入され
ているヘリウムガスが放射性物質とともに漏洩する。そ
のため、ヘリウムガスの検出器を用いることで使用済み
燃料の燃料被覆管の破損,放射性物質の漏洩を監視する
ことができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によると、各燃料収納管
のサンプリング管ごとに弁を二つ設けてその二つの弁の
間にサンプリングガスを取っておき、サンプリングガス
の回収の時には燃料収納管の弁9を閉じておくことによ
り、サンプリング時に流量を測定しなくてもサンプリン
グガスの量を二つの弁の間のサンプリング管の量として
一定にすることができる。複数の燃料収納管から同時に
サンプリングする時にも既にサンプリングガスは二つの
弁の間に分けられているので、回収時に余分に燃料収納
管からガスを吸い込むことも、サンプリング量が少な過
ぎる恐れもなく、燃料収納管どうしのガスの混入も起こ
らない。更に二つの弁の間のサンプリング管の容量を各
燃料収納管どうしで一定にすることにより、簡単に各燃
料収納管から採取するサンプリングガスの量を等しくす
ることができる。このため、ガスのサンプリングによる
燃料収納管内の放射性物質の漏洩監視作業量の減少のた
めに複数の燃料収納管による同時サンプリングを行って
も、簡単に各燃料収納管のサンプリング量を同量にする
ことができ、各燃料収納管の放射性物質の漏洩検出精度
を同等にすることができる。
【0021】請求項2の発明によると、燃料収納管内の
ガスのサンプリングを行うとき、弁を電磁弁とし、それ
ぞれの弁と複数の弁8,複数の弁9の開閉を操作するス
イッチをまとめた操作盤を設けることにより、複数の弁
8または弁9の同時開閉操作をそれぞれ一つのスイッチ
で行うことができ、任意の弁の開閉もその弁に対応する
スイッチで開閉できる。更にそれらの作業は操作盤の前
で全て行うことができるので、サンプリング作業に必要
な作業員の人数や作業量を減らすことができる。
【0022】請求項3の発明によると、請求項1のサン
プリング方法をあらかじめプログラムした制御盤と、各
弁と放射線検出器,排気ポンプを信号ケーブルで接続し
ており、制御盤にサンプリング作業開始の操作をする
と、制御盤は請求項1通りに複数の燃料収納管の同時サ
ンプリングを行い、放射線検出器の測定結果を受け取っ
てそれをもとに放射性物質の漏洩を判断し、漏洩がある
場合はそれがどこの燃料収納管から起こっているかの特
定のためのサンプリング作業をするように各弁と排気ポ
ンプを操作する。そのため、複数の燃料収納管内のガス
を同時に同量ずつサンプリングできることによる作業時
間の短縮効果とともに、サンプリング検査の作業量を大
幅に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料収納管およびサンプリング管付近
の例を示す系統図。
【図2】使用済み燃料貯蔵施設の一例を示す断面図。
【図3】本発明の操作盤と弁,放射線検出器との間の信
号ケーブルの配線の例を示す系統図。
【図4】本発明の制御盤と弁,放射線検出器との間の信
号ケーブルの配線の例を示す系統図。
【図5】本発明の制御盤に与えるサンプリング作業のプ
ログラムのフローチャート。
【符号の説明】
4…燃料収納管、5…燃料密封容器、6…使用済み燃
料、7…密封プラグ、8…弁、9…弁、10…サンプリ
ング管、11…放射線検出器、12…排気ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21F 9/36 541 G21F 9/36 541A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用済み燃料が収納された複数の燃料収納
    管にそれぞれ接続されて第一弁及び第二弁を有する各サ
    ンプリング管と、前記サンプリング管を集めて放射線検
    出器に接続するサンプリング管に導かれたサンプリング
    ガスの放射線を検出する使用済み燃料貯蔵の監視方法に
    おいて、 前記各サンプリング管の前記第一弁を閉じ、前記第一弁
    よりも上流側に位置する前記各第二弁を開いて前記各燃
    料収納管で同じ容量にした前記第一弁と前記第二弁の間
    に前記サンプリングガスを取り、次に前記各第二弁を閉
    じてから前記各第一弁を同時に開いて前記サンプリング
    ガスを回収し、前記サンプリングガス中に許容限度以上
    の放射線を検出した時のみ再び前記各サンプリング管の
    前記第一弁を閉じ前記各第二弁を開いて前記サンプリン
    グガスを取り、前記各第二弁を閉じた後一つの燃料収納
    管ずつ前記第一弁を開いて前記サンプリングガスを各燃
    料収納管ごとに放射線検出器にかけることを特徴とする
    使用済み燃料貯蔵の監視方法。
  2. 【請求項2】前記各燃料収納管の前記第一弁,前記第二
    弁をそれぞれ電磁弁とし、各電磁弁に1対1で作用する
    各開閉スイッチ及び複数の第一電磁弁に同時に作用する
    開閉スイッチ及び複数の第二電磁弁に同時に作用する開
    閉スイッチを備えた操作盤を有し、その操作盤のスイッ
    チを操作することによりサンプリング作業時の弁の開閉
    を行う請求項1に記載の使用済み燃料貯蔵の監視方法。
  3. 【請求項3】前記各燃料収納管の前記第一弁,前記第二
    弁をそれぞれ電磁弁とし、各電磁弁に信号ケーブルを経
    て弁の開閉の信号を送り、信号ケーブルを経て前記排気
    ポンプに作動や停止の信号を送る制御盤と、前記放射線
    検出器の放射線の測定結果を前記制御盤に伝える信号ケ
    ーブルを有し、前記放射線検出器の測定結果に基づいて
    前記各第一弁,前記第二弁の開閉を自動で行うようにプ
    ログラミングされた前記制御盤からの指令により燃料収
    納管内のガスのサンプリング及びそのサンプリングガス
    の放射線計測を行う請求項1に記載の使用済み燃料貯蔵
    の監視方法。
JP7096514A 1995-04-21 1995-04-21 使用済み燃料貯蔵の監視方法 Pending JPH08292287A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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