JPH0829227A - マイクロブリッジ型感熱式流速検出素子および該素子を用いた機器 - Google Patents

マイクロブリッジ型感熱式流速検出素子および該素子を用いた機器

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JPH0829227A
JPH0829227A JP6182880A JP18288094A JPH0829227A JP H0829227 A JPH0829227 A JP H0829227A JP 6182880 A JP6182880 A JP 6182880A JP 18288094 A JP18288094 A JP 18288094A JP H0829227 A JPH0829227 A JP H0829227A
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JP
Japan
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flow velocity
ambient temperature
temperature
heat
signal
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JP6182880A
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Inventor
Makoto Tanabe
誠 田辺
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Ricoh Seiki Co Ltd
Ricoh Elemex Corp
Ricoh Co Ltd
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Ricoh Seiki Co Ltd
Ricoh Elemex Corp
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 マイクロブリッジ型感熱式流速検出素子およ
び該素子を用いた機器の提供。 【構成】 基板上に形成された堀部と、梁部と、梁部上
に通電により発熱をおこなう発熱抵抗体を備えた感熱素
子と、発熱抵抗体への電力投入の連続的・間欠的駆動を
制御する駆動回路と、流速信号となる発熱体出力の取り
出し回路、もしくは流速信号となる橋の上流と下流の温
度差に比例した出力を発生する橋上流と下流に設けられ
た2つの測温抵抗体ならびに温度差信号の取り出し回路
と、周囲温度の測温を行う周囲温度測温素子と、周囲温
度測温素子によって得られた周囲温度測温信号の取り出
し回路と、周囲温度変動成分を除去する補正処理と流速
換算処理をおこなう回路から構成されるマイクロブリッ
ジ型感熱式流速検出素子において、周囲温度測温素子を
感熱素子を有しない基板上に設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流速・流量を測定する
機器およびガスメーターにかかわる。
【0002】
【従来の技術】従来の流量計構成において、エッチング
技術により、Si等の数ミリ角の小基板に堀を形成し、
その堀上空に微小な梁を渡し、梁上部に感熱部を形成す
ることにより、感熱部の熱容量を低減せしめ、基板及び
基板支持体への熱損を小さくすることが可能になる。こ
のため発熱・測温に要する投入電力の低減が図れる。流
量検出の方法としては、梁を熱し、梁と流体の温度差を
一定にするために投入された発熱体投入電力を出力とし
て検出することで流速を計測する方法がとられる。ま
た、2つの測温抵抗体を梁の上流と下流に設け、流速に
対応した上流と下流の温度差を検出する方法もとられ
る。例えば、特開昭61−235726号および特開平
3−52028号公報等に提案されている構成がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成に
おいては、次の問題がある。梁と流体(室温)間の温度
差を一定にするように梁上の発熱体に電力供給を調整す
るが、室温(Tr)が変動すると、その変化分(δT
r)と発熱体抵抗材料の温度係数(α)から算出される
抵抗値変化分(αとδTrの積)が発熱体投入電力の出
力に含まれてしまう。さらに、発熱部の放熱特性も周囲
温度依存を持ってしまう。このことから、流速ゼロ点に
おける信号強度である出力オフセットが変化してしま
う。また、各流速において周囲温度依存率が違うことか
ら、流速対出力強度の特性曲線における傾きも周囲温度
に依存し変化してしまう。このため、室温が変化するご
とに出力が変化し正確な流速の検出ができなくなってし
まう。そこで、周囲温度を監視し、流速信号を補正する
策がとられる。しかし、発熱部を持つ基板の縁に周囲温
度測温抵抗体を持たす従来構造では発熱による基板全体
の温度上昇がある。このため、流れの強さに応じ基板全
体から放熱がおこり、その結果、周囲温度測温体の信号
に流速依存があらわれてしまう。このため、補正信号の
精度が低下し、正確な流速の検出ができなくなってしま
う。本発明は、以上の問題点を改善することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、以下の手段を採用した。 (手段1)基板上に形成された堀部と、梁部と、該梁部
上に通電により発熱をおこなう発熱抵抗体を備えた感熱
素子と、該発熱抵抗体への電力投入の連続的・間欠的駆
動を制御する駆動回路と、流速信号となる前記発熱体出
力の取り出し回路、もしくは流速信号となる橋の上流と
下流の温度差に比例した出力を発生する橋上流と下流に
設けられた2つの測温抵抗体ならびに該測温抵抗体によ
って得られた温度差信号の取り出し回路と、周囲温度の
測温を行う周囲温度測温素子と、該周囲温度測温素子に
よって得られた周囲温度測温信号の取り出し回路と、周
囲温度変動成分を除去する補正処理と流速換算処理をお
こなう回路から少なくとも構成されるマイクロブリッジ
型感熱式流速検出素子において、周囲温度測温素子を感
熱素子を有しない基板上に設けたことを特徴とするマイ
クロブリッジ型感熱式流速検出素子。
【0005】(手段2)基板上に形成された堀部と、梁
部と、該梁部上に通電により発熱をおこなう発熱抵抗体
を備えた感熱素子と、該発熱抵抗体への電力投入の連続
的・間欠的駆動を制御する駆動回路と、流速信号となる
前記発熱体出力の取り出し回路、もしくは流速信号とな
る橋の上流と下流の温度差に比例した出力を発生する橋
上流と下流に設けられた2つの測温抵抗体ならびに該測
温抵抗体によって得られた温度差信号の取り出し回路
と、周囲温度の測温を行う周囲温度測温素子と、該周囲
温度測温素子によって得られた周囲温度測温信号の取り
出し回路と、周囲温度変動成分を除去する補正処理と流
速換算処理をおこなう回路から少なくとも構成されるマ
イクロブリッジ型感熱式流速検出素子において、周囲温
度測温素子を感熱素子を有する梁部上に設けたことを特
徴とするマイクロブリッジ型感熱式流速検出素子。
【0006】(手段3)前記手段2のマイクロブリッジ
型感熱式流速検出素子において、周囲温度測温素子を基
板縁部に形成した梁部上に設けたマイクロブリッジ型感
熱式流速検出素子。
【0007】(手段4)前記手段1、2または3のマイ
クロブリッジ型感熱式流速検出素子において、周囲温度
測温素子のサンプリングを感熱素子の発熱停止区間内で
行う回路を有するマイクロブリッジ型感熱式流速検出素
子。この素子は発熱電力投入を間欠制御し、周囲温度を
監視するための周囲温度測温抵抗体の両端電圧測定を間
欠サイクルの非発熱時に行う。
【0008】(手段5)前記手段1、2、3または4記
載のマイクロブリッジ型感熱式流速検出素子において、
周囲温度変動成分を除去する補正処理を行う回路が、流
速対信号強度の特性の曲線の切片と傾きを含めた線形補
正を行うものであるマイクロブリッジ型感熱式流速検出
素子。すなわち前記素子により、発熱体の流速信号もし
くは上流・下流測温体の流速信号の周囲温度補正におい
て、対流速特性曲線の温度依存は1次とみなし、オフセ
ットと傾きの両方を式(1)を使い周囲温度信号で補正
する。
【数1】 ここで、ΔV’は補正済み出力信号の強度で、Vはサン
プリングされた温度変化成分を含む流速信号で、V0 *
校正温度における流速信号のオフセット値であり、周囲
温度測温体出力から換算されるδTfは校正温度から周
囲温度の上昇分をあらわす。また、k0とk1は線形処理
の係数で次の関係からあらかじめ決定しておく。
【数2】 ここで、∂V0/∂Tfは1℃あたりのオフセットの変
動分であり、∂ΔV/∂Tfは計測すべく流速全域にお
ける最大有効信号幅ΔVの1℃あたりの変動分である
(ΔV*は校正温度における最大有効信号幅)。つま
り、k0は対流速特性曲線のオフセットの変動率で、k1
は傾きの変動率をあらわす。補正されたΔV’をつかい
あらかじめ計測され保持してある流速換算式と係数を使
い流速に変換処理を行う。
【0009】(手段6)前記手段5のマイクロブリッジ
型感熱式流速検出素子において、周囲温度信号において
0次以上の物理値である温度信号の時間変化率と加速率
を監視し、その変化の度合から線形補正を行うマイクロ
ブリッジ型感熱式流速検出素子。すなわち、マイクロブ
リッジ型感熱式流速検出素子は、急激な周囲温度変化が
ある場合は、流速信号の温度変化の度合(時間変化率)
と周囲温度信号の変化率が必ずしも一致しなく、周囲温
度信号そのものでは流速信号の温度変化を除去するに足
りなくなってしまう。このことから、周囲温度信号にお
いて0次以上の物理値(温度信号の変化速度、加速度
等)を監視しその変化の度合を加味し線形補正を行う。
式(3)を使い過去の温度信号をもとに差分値(近似微
分値)を算出し周囲温度信号の足りない分の補足処理を
おこなう。
【数3】 ここで、k2は流速信号Vの変化速度と周囲温度信号Tf
の変化速度の割合から算出される係数である。ΔδTf
/Δtは随時測定される温度変化速度である。また、k
3は加速の補正係数であるが、k3以降の高次項は補足処
理の精度をかえって落とすことがあるので状況に応じ使
用する。iは最新の平均化済標本で、i−1は1回前の
平均化済標本を意味する。
【0010】
【作用効果】
(作用1)手段1に対する作用(効果)である。従来構
造である同一基板に発熱部と周囲温度測温部を持つ素子
においては、発熱部から流出する熱により基板全体が暖
められてしまい、流れにたいし基板全体からの放熱効果
が生じてしまう。このため、基板縁に設けられた周囲温
度測温体の出力は図1に示すように流速依存を持ってし
まう。流量依存幅がこの測温信号の誤差幅になる。本発
明者の研究からこの流速依存による誤差幅は時間的電気
的変動の幅に比べ桁違いに大きいことが判明した。手段
1に示したとおり、発熱体を搭載するマイクロブリッジ
素子とは別の基板上に周囲温度監視用の測温抵抗体を形
成することで、発熱体からの熱的な絶縁を強化できる。
こうすることで、周囲温度信号の流速依存は著しく低減
せしめることが可能になる。この流速依存のない信号で
主流速信号から温度依存成分を除去することで流速計測
精度を向上させることが可能になる。 (作用2)手段2に対応する作用(効果)である。発熱
体と同一梁上に周囲温度測温体を配備することで、加熱
素子を設けた加熱梁部の上流と下流の温度差を流速信号
とする際には、上流測温体もしくは下流測温体のいずれ
かをこの周囲温度測温体として併用できるので、素子設
計をも簡易化できる。 (作用3)手段3に対応する作用(効果)である。基板
縁の梁であるので熱容量は著しく低減されることから発
熱体と同一基板上に有っても伝導した熱はすばやく放熱
してしまい周囲温度のより正確な測温が可能になる。 (作用4)手段4に対応する作用(効果)である。図2
に示すように発熱駆動を間欠化し周囲温度の測温を十分
放熱が進んだ後、つまり、非発熱時に行うことで、基板
伝導熱による周囲温度信号の流量依存をなくすことが可
能となる。 (作用5)手段5に対応する作用(効果)である。発熱
体流速信号と温度差流速信号の周囲温度依存の補正にお
いて、式(1)による流量ゼロにおけるオフセット値と
流量依存である傾き値の両方を補正することでより大き
い流速域にわたり、より大きい温度格差のある状況で正
確な流速を検出することが可能になる。 (作用6)手段6に対応する作用(効果)である。急激
な周囲温度変化がある場合でも、正確な温度補正がで
き、流量測定精度を向上させることが可能になる。
【0011】
【実施例】
実施例1 図3は本実施例の感熱式流速検出素子の感熱部を形成す
る感熱素子構成、図4は周囲温度測温部を形成する周囲
温度測温素子構成を示す。また、図5は本実施例におけ
る素子構成と駆動・検出用電気回路と演算回路の構成を
示す。流速検出部は感熱素子と周囲温度測温素子および
支持体から構成される。図3の感熱素子の作成に関し説
明する。Si基板上面に酸化処理法、スパッター真空製
膜法等を使い熱絶縁材であるSiO2層を形成する。膜
厚は0.5〜2μmである。エッチング法により、流体
進入を促す形状を持つ堀部1及び梁部2を形成する。堀
部1の深さは測定する最少流速でできる熱境界層以上に
する必要があり、本実施例では150μm以上とした。
図3の感熱素子および図4の温度測温素子の梁部2及び
発熱体Rh、周囲温度測温体Rfまたは発熱体温度制御
用測温体Rtの抵抗体構成は以下のとおりである。発熱
体Rh、周囲温度測温体Rfまたは発熱体温度制御用測
温体Rtを形成する前に、発熱体層と基板間の密着性を
向上させるためTa25層を形成する。Ta25層上
部、梁部2の中央部に抵抗率の高い金属であるPtから
なる発熱体Rhと基板縁部に測温体Rtを形成する。前
記Pt抵抗層の厚みは臨界密度を十分下回る様にする条
件と、抵抗値設定の条件から500〜5000Aがよ
い。さらに発熱体上部に保護層との接合を向上させるた
めに密着強度層、例えばTa25層を形成する。該Ta
25層で保護層を兼ねてもよい。このとき、密着強度補
強層と抵抗層は蒸着法、EB蒸着法、またはスパッター
法等の真空製膜法で形成する。形状切り出しは、リフト
オフ法、Arスパッターエッチング法等で行う。下部お
よび/または上部密着強度補強層であるTa25層は薄
いほどよいが、SiO2保護層を形成する場合は、Pt
との整合性を確保するため100〜700Aがよい。保
護層は、測温体感度向上のためには熱容量を減少させる
という目的と量産性を向上させる目的から薄いほうがよ
いが、保護膜としては厚いほうが好ましい。このため、
800〜5000Aの範囲に膜厚をおさえるとよい。保
護層としては、例えばTa25、Si34等が挙げられ
る。基板材はエッチングしやすい材料であれば前記Si
でなくともよい。また、熱絶縁層はSiO2の外にSi3
4や、金属酸化物であるTa25、Al23でもよ
い。さらにこれら各材料を組合せた多層膜、例えばSi
2層とSi34層を組み合せた多層膜でもよい。ま
た、密着強度補強層としては、Ta25の外にTi、C
r、Ta、NiCr、TiNでもよい。発熱体Rhと測
温体Rtは、Ptの外に、例えばNi、W、Taも挙げ
られるが、これらの材料に限定されるものではなく、抵
抗率に温度依存性を持つ材料であれば適用するし、これ
ら各材料の組合せであってもよい。上記構成の感熱素子
Aと測温素子Bを支持体、例えばセラミック材からなる
支持体に搭載し、電極を介し制御・信号検出回路に接続
する。素子支持体は電気的、熱的に絶縁性が高い材料で
あればセラミック材である必要はない。次に、加熱・流
速計測・周囲温度計測を制御する駆動回路および該駆動
回路より得られる流速出力信号をデジタル化するA/D
回路(図示せず)を設ける。該回路から得られたデジタ
ル信号にRf抵抗測定回路から得られる信号をA/D回
路(図示せず)でデジタル化した周囲温度信号をもとに
温度補正処理をおこなう補正処理回路、さらに該補正処
理回路からの信号を流速および/または流量に変換する
換算処理をおこなうデジタル信号処理回路を設ける。
【0012】実施例2 図6は本実施例における感熱体および周囲温度測温体を
有する素子構成の平面図を示す。図7は前記素子の断面
を示す。感熱体を持つ素子の基板縁の一部をエッチング
処理し流体に突出した梁を形成する。同梁上にPtで形
成される周囲温度測温体を形成する。駆動回路と信号処
理回路に関しては実施例1と同じである。
【0013】実施例3 図8は本実施例における発熱体両端電圧検出方式にもと
づいた素子構成の平面図を示す。発熱体の上流側および
下流側の双方に周囲温度測温用の抵抗体を形成する。発
熱体の駆動時間と周囲温度測温用の抵抗体の駆動時間を
図2に示すようにずらし検出制御をおこなう。
【0014】実施例4 図9は本実施例における温度差検出方式にもとづいた素
子構成の平面図を示す。温度差検出用の測温抵抗体R
u、Rdを2つ発熱橋の上流と下流に形成する。同抵抗
体の1つ(上流測温体Ruが好ましい)を周囲温度測温
体Rfとして併用する。つまり、発熱体の駆動時間と周
囲温度の駆動時間を図2に示すようにずらし、発熱時に
は2つの測温体の電圧出力差(温度差)を流量信号とし
出力し、非発熱時に1つの測温体の電圧出力を周囲温度
に対応した出力とする。
【0015】実施例5 式(1)を処理するためのソフトウェアーを搭載したデ
ジタル信号補正処理回路を設け流速全域において有効な
流速信号の補正を行う。
【0016】実施例6 式(3)にもとづき加速補正処理をおこなうためのソフ
トウェアーを搭載した前段処理回路を設ける。さらに、
実施例5のデジタル信号補正処理回路を併用し流速信号
の補正を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来型の感熱式流速検出機器の周囲温度測温信
号の流速依存を示す図である。
【図2】発熱体駆動と周囲温度測温のタイミング関係を
示す図である。
【図3】実施例1の感熱式流速検出素子の感熱部を形成
する素子構成を示す図である。
【図4】実施例1の感熱式流速検出素子の周囲温度測温
部を形成する素子構成を示す図である。
【図5】実施例1の感熱素子と駆動・演算回路の構成を
示す図である。
【図6】実施例2の感熱・測温素子の構成を示す平面図
である。
【図7】図6の感熱・測温素子の断面を示す図である。
【図8】実施例3における感熱・測温素子の構成を示す
平面図である。
【図9】実施例4における感熱・測温素子の構成を示す
平面図である。
【符号の説明】
Rh 発熱体 Rt 発熱体温度制御用測温体 Rf 周囲温度測温体 Ru 上流側測温体(兼周囲温度測温体) Rd 下流側測温体 A 感熱素子 B 周囲温度測温素子 1 堀部 2 梁部 3 リード線 4 支持体 5 Si基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された堀部と、梁部と、該
    梁部上に通電により発熱をおこなう発熱抵抗体を備えた
    感熱素子と、該発熱抵抗体への電力投入の連続的・間欠
    的駆動を制御する駆動回路と、流速信号となる前記発熱
    体出力の取り出し回路、もしくは流速信号となる橋の上
    流と下流の温度差に比例した出力を発生する橋上流と下
    流に設けられた2つの測温抵抗体ならびに該測温抵抗体
    によって得られた温度差信号の取り出し回路と、周囲温
    度の測温を行う周囲温度測温素子と、該周囲温度測温素
    子によって得られた周囲温度測温信号の取り出し回路
    と、周囲温度変動成分を除去する補正処理と流速換算処
    理をおこなう回路から少なくとも構成されるマイクロブ
    リッジ型感熱式流速検出素子において、周囲温度測温素
    子を感熱素子を有しない基板上に設けたことを特徴とす
    るマイクロブリッジ型感熱式流速検出素子。
  2. 【請求項2】 基板上に形成された堀部と、梁部と、該
    梁部上に通電により発熱をおこなう発熱抵抗体を備えた
    感熱素子と、該発熱抵抗体への電力投入の連続的・間欠
    的駆動を制御する駆動回路と、流速信号となる前記発熱
    体出力の取り出し回路、もしくは流速信号となる橋の上
    流と下流の温度差に比例した出力を発生する橋上流と下
    流に設けられた2つの測温抵抗体ならびに該測温抵抗体
    によって得られた温度差信号の取り出し回路と、周囲温
    度の測温を行う周囲温度測温素子と、該周囲温度測温素
    子によって得られた周囲温度測温信号の取り出し回路
    と、周囲温度変動成分を除去する補正処理と流速換算処
    理をおこなう回路から少なくとも構成されるマイクロブ
    リッジ型感熱式流速検出素子において、周囲温度測温素
    子を感熱素子を有する梁部上に設けたことを特徴とする
    マイクロブリッジ型感熱式流速検出素子。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のマイクロブリッジ型感熱
    式流速検出素子において、周囲温度測温素子を基板縁部
    に形成した梁部上に設けたマイクロブリッジ型感熱式流
    速検出素子。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のマイクロブ
    リッジ型感熱式流速検出素子において、周囲温度測温素
    子の測温サンプリングを感熱素子の発熱停止区間内で行
    う回路を有するマイクロブリッジ型感熱式流速検出素
    子。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3、4または5記載のマ
    イクロブリッジ型感熱式流速検出素子において、周囲温
    度変動成分を除去する補正処理を行う回路が、流速対信
    号強度の特性の曲線の切片と傾きを含めた線形補正を行
    うものであるマイクロブリッジ型感熱式流速検出素子。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のマイクロブリッジ型感熱
    式流速検出素子において、周囲温度信号において0次以
    上の物理値である温度信号の時間変化率と加速率を監視
    し、その変化の度合から線形補正を行うマイクロブリッ
    ジ型感熱式流速検出素子。
JP6182880A 1994-07-12 1994-07-12 マイクロブリッジ型感熱式流速検出素子および該素子を用いた機器 Pending JPH0829227A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139674A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Yazaki Corp 流量計測装置及び流体判別装置
CN109141559A (zh) * 2018-08-29 2019-01-04 杭州电子科技大学 一种大量程双模热感桥式微流量计

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