JPH08292147A - 分光分析装置用の投受光装置 - Google Patents

分光分析装置用の投受光装置

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JPH08292147A
JPH08292147A JP9842195A JP9842195A JPH08292147A JP H08292147 A JPH08292147 A JP H08292147A JP 9842195 A JP9842195 A JP 9842195A JP 9842195 A JP9842195 A JP 9842195A JP H08292147 A JPH08292147 A JP H08292147A
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light receiving
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Seiichi Takizawa
精一 瀧澤
Chiaki Sakai
千明 酒井
Keisuke Igarashi
慶介 五十嵐
Ryogo Yamauchi
良吾 山内
Nobuya Morimoto
信矢 森本
Susumu Uenaka
進 上中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料からの拡散反射光の受光が可能で、しか
も、操作性に優れた分光分析装置用の投受光装置を提供
する。 【構成】 測定用光線を試料に照射する照射部3、及
び、試料からの反射光を受光する受光部4とを、照射部
3の照射方向視において、一方が環状に形成されて、そ
の内部に他方が位置する状態で備えた検出部5が設けら
れ、その検出部5に、光源からの測定用光線を照射部3
に導く照射用光ファイバ2と、受光部4が受光した光を
導く受光用光ファイバ6が接続され、検出部5は、その
先端部において、照射部3と受光部4とを間隔を隔てて
備え、照射部3及び受光部4のうちの外側に位置する方
のものは、その先端部の外径が、それに接続される光フ
ァイバー2,6よりも大径に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分光分析装置用の投受
光装置に関し、詳しくは、測定用光線を試料に照射する
照射部、及び、試料からの反射光を受光する受光部の構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる分光分析装置用の投受光装置にお
いて、従来は、照射用光ファイバ及び受光用光ファイバ
を、少なくとも先端部では、一方が環状に形成され、そ
の内部に他方が近接して位置する同軸部に形成し、照射
用光ファイバの先端面を照射部として、及び、受光用光
ファイバの先端面を受光部として夫々機能させるように
構成していた。同軸部を、外側の環状の光ファイバとそ
の内部に位置する光ファイバとを近接させて形成するこ
とにより、同軸部の太さを細くするとともに同軸部にフ
レキシブル性を備えさせて、操作性が優れたものにして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
分光分析装置用の投受光装置では、照射部と受光部とが
近接しているため、受光部は、照射部から照射された測
定用光線が試料の表面で反射した表面反射光しか受光で
きず、試料の内部で拡散反射した拡散反射光は受光でき
なかった。従って、試料の内部の成分の分析ができなか
った。ちなみに、同軸部を、外側の環状の光ファイバと
その内部に位置する光ファイバとの間隔を広くして形成
することが想定されるが、この場合、同軸部の太さが太
くなるとともに、フレキシブル性が低下するので、操作
性が悪くなり、実用的でない。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、試料からの拡散反射光の受光が
可能で、しかも、操作性に優れた分光分析装置用の投受
光装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による分光分析装
置用の投受光装置の第1の特徴構成は、測定用光線を試
料に照射する照射部、及び、前記試料からの反射光を受
光する受光部とを、前記照射部の照射方向視において、
一方が環状に形成されて、その内部に他方が位置する状
態で備えた検出部が設けられ、その検出部に、光源から
の測定用光線を前記照射部に導く照射用光ファイバと、
前記受光部が受光した光を導く受光用光ファイバが接続
され、前記検出部は、その先端部において、前記照射部
と前記受光部とを間隔を隔てて備え、前記照射部及び前
記受光部のうちの外側に位置する方のものは、その先端
部の外径が、それに接続される光ファイバーよりも大径
に形成されている点にある。
【0006】第2の特徴構成は、前記照射用光ファイバ
及び前記受光用光ファイバは、一方が環状に形成され
て、その内部に他方が位置する同軸状に形成されている
点にある。
【0007】第3の特徴構成は、前記照射部及び前記受
光部のうちの外側に位置する方のものは、基端側のファ
イバ接続部に近づくほど小径となる光通路を備えている
点にある。
【0008】第4の特徴構成は、前記照射部が内側に、
前記受光部が外側に位置するように、前記検出部が構成
され、前記照射部は、基端側のファイバ接続部に近づく
ほど小径となる光通路を備えている点にある。
【0009】第5の特徴構成は、前記光通路は、前記検
出部内に光通路形成用光ファイバを挿通することにより
形成されている点にある。
【0010】第6の特徴構成は、前記検出部の先端部
は、中央部が最も深くなる凹曲面状に形成されている点
にある。
【0011】
【作用】第1の特徴構成による作用は、以下の通りであ
る。照射用光ファイバ及び受光用光ファイバに接続され
る検出部は、照射部及び受光部のうちの外側に位置する
方のものを、その先端部の外径がそれに接続される光フ
ァイバーよりも大径に形成してある。従って、検出部と
の接続部分である、照射用光ファイバ及び受光用光ファ
イバの同軸部を、外側の環状の光ファイバとその内部に
位置する光ファイバとを近接させて形成しても、検出部
は、その先端部においては、照射部と受光部とを間隔を
隔てて備えさせることができるのである。
【0012】第2の特徴構成によれば、検出部には、照
射用光ファイバ及び受光用光ファイバが同軸状に形成さ
れた一本の同軸プローブが接続される。
【0013】第3の特徴構成による作用は、以下の通り
である。照射部及び受光部のうちの外側に位置する方の
ものが備える光通路は、基端側のファイバ接続部に近づ
くほど小径となっている。その光通路の基端側のファイ
バ接続部の直径を、例えば、それに接続される光ファイ
バの外径と同一あるいは略同一とすると、照射部及び受
光部のうちの外側に位置する方のものを、その先端部の
外径がそれに接続される光ファイバーよりも大径に形成
しながらも、検出部と照射用光ファイバ及び受光用光フ
ァイバとの接続構成が簡単なものとなる。
【0014】第4の特徴構成による作用は、以下の通り
である。内側に位置する照射部から、試料に対して測定
用光線を照射し、試料から拡散反射してきた拡散反射光
を、照射部の外側に位置する受光部で受光するので、拡
散反射光を効率よく受光することができる。従って、試
料に照射する測定用光線の光量を低減することができ
る。又、測定用光線は、先端ほど大径となる光通路から
試料に対して照射されるので、試料に対する測定用光線
の照射面積が広くなる。
【0015】第5の特徴構成によれば、光通路は、単
に、検出部内に光通路形成用光ファイバを挿通すること
により形成するので、例えば、筒状体の内周面を光の反
射が可能なように鏡面に仕上げることにより、光通路を
形成するのと比べて、光通路を簡単に形成することがで
き、その結果、検出部を簡単に製作することができる。
更に、樹脂により、光通路形成用光ファイバを光通路を
形成する状態で保形保持するようにすれば、検出部その
ものを樹脂成形にて製作することができるので、検出部
を更に簡単に製作することができる。
【0016】第6の特徴構成によれば、検出部の先端部
が凹曲面状であるので、リンゴやミカン等のように分析
対象の試料の外形が凸曲面状であっても、検出部の先端
部の周縁部を全周にわたって試料の表面に密着させるこ
とができるので、試料からの拡散反射光が外部に逃げる
のを抑制して効率よく受光することができる。
【0017】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、照射用光ファ
イバ及び受光用光ファイバの同軸部を、外側の環状の光
ファイバとその内部に位置する光ファイバとを近接させ
て形成することにより、同軸部の太さを細くするととも
に同軸部にフレキシブル性を備えさせながらも、検出部
の先端部においては、照射部と受光部とを間隔を隔てて
備えさせることができる。その結果、試料からの拡散反
射光の受光が可能で、しかも、操作性に優れた分光分析
装置用の投受光装置を提供することができるようになっ
た。
【0018】第2の特徴構成によれば、検出部には一本
の同軸プローブが接続されるだけであるので、操作性を
一層向上することができるようになった。
【0019】第3の特徴構成によれば、検出部と照射用
光ファイバ及び受光用光ファイバとの接続構成を簡単に
することができるので、本発明を低コストにて実施する
ことができるようになった。
【0020】第4の特徴構成によれば、試料に照射する
測定用光線の光量を低減することができること、及び、
試料に対する測定用光線の照射面積を広くすることがで
きることとの相乗作用により、試料に対する熱の影響を
可及的に抑制することができるようになった。
【0021】第5の特徴構成によれば、検出部を簡単に
製作することができるので、本発明を更に低コストにて
実施することができるようになった。
【0022】第6の特徴構成によれば、試料の外形形状
にかかわらず、試料からの拡散反射光を効率よく受光す
ることができるようになった。
【0023】
【実施例】以下、青果物に含まれる成分を分析する分光
分析装置用の投受光装置に本発明を適用した場合の実施
例について、図1ないし図5に基づいて説明する。図1
に示すように、分光分析装置は、光源部1と、その光源
部1からの測定用光線を試料Sに照射するとともに、試
料Sからの拡散反射光を受光する投受光装置M、その投
受光装置Mが受光した拡散反射光の分光スペクトルを得
る分光部7と、その分光部7にて得られた分光スペクト
ルに基づいて試料Sに含有される成分量を算出する信号
処理部8と、信号処理部8の算出結果を出力する出力部
9を主な構成要素として構成してある。投受光装置M
は、光源部1からの測定用光線を導く照射用光ファイバ
2と、その照射用光ファイバ2にて導かれた測定用光線
を試料Sに照射する照射部3及び試料Sからの拡散反射
光を受光する受光部4とを備えた検出部としての試料接
触アダプタ5と、受光部4が受光した光を分光部7に導
く受光用光ファイバ6とを備えて構成してある。
【0024】図1に示すように、光源部1は、赤外線光
を測定用光線として放射する光源としてのタングステン
−ハロゲンランプ11と、そのタングステン−ハロゲン
ランプ11からの測定用光線を平行光線束に成形するレ
ンズ12により構成してある。
【0025】図1に示すように、照射用光ファイバ2と
受光用光ファイバ6とは、照射用光ファイバ2における
測定用光線の入射端部及び受光用光ファイバ6における
拡散反射光の出射端部を除いた部分を、環状の受光用光
ファイバ6の内部に照射用光ファイバ2が位置する同軸
プローブPに形成してある。図2及び図3に示すよう
に、同軸プローブPの先端面では、受光用光ファイバ6
の環状の先端面と照射用光ファイバ2の円状の先端面と
が面一となっている。
【0026】次に、図2ないし図5に基づいて、試料接
触アダプタ5について説明を加える。試料接触アダプタ
5は、外筒体51と、その外筒体51の内部にその外筒
体51と間隔を隔てて同軸状に位置する内筒体52と、
外筒体51と内筒体52とを連結する連結部材53と、
外筒体51の一端部に外嵌状に固着した取り付け筒体5
4と、その取り付け筒体54に螺挿したネジ55を備え
て構成してある。そして、取り付け筒体54を同軸プロ
ーブPに外嵌してネジ55を締め付けることにより、試
料接触アダプタ5を同軸プローブPに接続する。逆に、
試料接触アダプタ5を同軸プローブPから取り外すとき
は、ネジ55を緩めればよい。
【0027】内筒体52は、筒内径及び筒外径が基端側
のファイバ接続部に近づくほど小径となる截頭円錐形状
に形成するとともに、周壁の厚みが同軸プローブPに近
づくほど小となるように形成してある。更に、内筒体5
2は、その基端側のファイバ接続部においては、内径を
照射用光ファイバ2の円状の先端面の直径と略同一と
し、周壁の厚みを照射用光ファイバ2の先端面と受光用
光ファイバ6の先端面との間隔と略同一としてある。
又、内筒体52の先端部の周壁の厚みdは、20mmに
してある。又、内筒体52の内周面及び外周面は光の反
射が可能な鏡面に仕上げてある。外筒体51は、筒内径
及び筒外径が基端側のファイバ接続部に近づくほど小径
となる截頭円錐形状に形成してある。更に、外筒体51
は、その基端側のファイバ接続部においては、内径を受
光用光ファイバ6の環状の先端面の外径と略同一として
ある。又、外筒体51の内周面は、光の反射が可能な鏡
面に仕上げてある。
【0028】つまり、内筒体52における基端側のファ
イバ接続部の開口部の形状が照射用光ファイバ2の先端
面の形状と略同一となるとともに、内筒体52の基端部
と外筒体51の基端部により形成される環状の開口部の
形状が、受光用光ファイバ6の環状の先端面の形状と略
同一となるようにしてある。又、試料接触アダプタ5を
同軸プローブPの先端に接続すると、内筒体52の開口
部が照射用光ファイバ2の先端面と対向した状態で位置
し、且つ、内筒体52と外筒体51とに形成される開口
部が受光用光ファイバ6の先端面と対向した状態で位置
するように構成してある。更に、試料接触アダプタ5の
先端部は、中央部が最も深くなる凹曲面状に形成してあ
る。
【0029】そして、試料接触アダプタ5の先端部を試
料Sに接触させて、タングステン−ハロゲンランプ11
を点灯する。すると、測定用光線は照射用光ファイバ2
の先端面から内筒体52内に入射して、内筒体52内を
通過し、内筒体52の先端開口部から試料Sに対して出
射する。そして、試料Sからの拡散反射光は、内筒体5
2の先端部と外筒体51の先端部とにより形成される環
状の開口部から、内筒体52と外筒体51の間の空間内
に入射して、前記空間内を通過し、内筒体52の基端部
と外筒体51の基端部とにより形成される開口部から、
受光用光ファイバ6の先端面に対して出射する。
【0030】従って、試料接触アダプタ5を上述のよう
に構成することにより、内筒体52の内部空間を、基端
側のファイバ接続部に近づくほど小径となる光通路L1
として機能させ、内筒体52と外筒体51の間の空間
を、基端側のファイバ接続部に近づくほど小径となる光
通路L2として機能させるように構成してある。又、照
射部3は、光通路L1により構成し、受光部4は、光通
路L2により構成してある。そして、試料接触アダプタ
5は、測定用光線を試料Sに照射する照射部3、及び、
試料Sからの拡散反射光を受光する受光部4とを、照射
部3の照射方向視において、受光部4が環状に形成され
て、その内部に照射部3が位置する状態で備えるように
構成してある。又、試料接触アダプタ5は、その先端部
において、照射部3と受光部4とを20mmの間隔を隔
てて備え、照射部3及び受光部4のうちの外側に位置す
る受光部4は、その先端部の外径を、それに接続される
受光用光ファイバー6よりも大径に形成してある。
【0031】次に、図1に基づいて、分光部7について
説明を加える。分光部7は、受光用光ファイバ6により
導かれた拡散反射光を反射する反射鏡71と、反射鏡7
1により反射された拡散反射光を分光反射する凹面回折
格子72と、凹面回折格子72により分光反射された各
波長毎の光線束強度を検出するアレイ型受光素子73と
を備えている。アレイ型受光素子73は、凹面回折格子
72にて分光反射された拡散反射光を、同時に波長毎に
受光するとともに波長毎の信号に変換して出力する。反
射鏡71、凹面回折格子72及びアレイ型受光素子73
は、外部からの光を遮光するアルミニウム製の暗箱74
内に配置してあり、受光用光ファイバ6により導かれた
拡散反射光は、暗箱74に形成した入射孔75を通じて
暗箱74内に導くように構成してある。図中のRは、光
源部1からアレイ型受光素子73に至る光路を示してい
る。但し、同軸プローブPにおける光路Rは図示を省略
している。
【0032】次に、信号処理部8について説明を加え
る。信号処理部8は、マイクロコンピュータを利用して
構成してある。信号処理部8は、アレイ型受光素子73
からの出力信号を処理して、吸光度スペクトル、及び、
吸光度スペクトルの波長領域での二次微分値を得るとと
もに、その二次微分値に基づいて試料Sに含まれる成分
量を算出する。吸光度は、光源の照射光量(基準光量)
をI、透過光の光量をTとすると、 Log(I/T) で定義される。信号処理部8は、下記の式(以下、成分
量算出式と称する)による重回帰分析に基づいて、試料
Sに含まれる成分量を算出する。 Y=K0 +K1 ×A(λ1 )+K2 ×A(λ2 )+K3
×A(λ3 )…… 但し、 Y ;成分量 K0 ,K1 ,K2 ,K3 …… ;係数 A(λ1 ),A(λ2 ),A(λ3 )……;特定波長λ
における吸光度スペクトルの二次微分値
【0033】信号処理部8には、試料Sとなる青果物の
品種夫々について、成分量を算出する成分毎に、特定の
成分量算出式を設定してある。つまり、上記成分量算出
式において、青果物の品種夫々について、成分毎に特定
の係数K0 ,K1 ,K2 ,K 3 ……、波長λ1 ,λ2
λ3 ……を設定してある。そして、信号処理部8は、分
析条件設定部(図示せず)にて設定された青果物の品種
に応じて、成分毎に特定の成分量算出式を用いて、各成
分の成分量を算出する。
【0034】〔別実施例〕次に別実施例を説明する。 試料接触アダプタ5を構成するに、上記実施例で
は、照射部3及び受光部4とを、照射部3の照射方向視
において、環状の受光部4の内部に照射部3が位置する
状態で備えるように構成する場合について例示したが、
これに代えて、照射部3の照射方向視において、環状の
照射部3の内部に受光部4が位置する状態で備えるよう
に構成してもよい。この場合、同軸プローブPは、照射
用光ファイバ2が環状で、その内部に受光用光ファイバ
6が位置する同軸状に形成する。 照射用光ファイバ2と受光用光ファイバ6とは、試
料接触アダプタ5との接続部分のみ、受光用光ファイバ
6が環状で、その内部に照射用光ファイバ2が位置する
同軸状に形成し、その他の部分は別体に構成してもよ
い。 試料接触アダプタ5の先端部は、上記実施例のよう
に凹曲面に形成する以外に、平面状や、あるいは、分析
対象の青果物の外形形状に適合した種々の形状に形成す
ることができる。 試料接触アダプタ5の先端部における、受光部4と
照射部3との間の間隔dは、上記実施例では20mmに
設定したが、20mm以上であれば試料Sからの拡散反
射光を受光することができるので、間隔dは20mm以
上であれば種々変更可能である。 図6及び図7に示すように、同軸プローブPにおい
て、環状の受光用光ファイバ6の内部に位置する照射用
光ファイバ2は、その横断面(軸芯に直交する面)形状
を矩形状に形成してもよい。この場合、図6及び図8に
示すように、試料接触アダプタ5の内筒体52は、基端
側のファイバ接続部の開口部の形状が照射用光ファイバ
2の先端面の形状と略同一の矩形状になるように形成す
る。 図9及び図10に示すように、光通路L1,L2
は、試料接触アダプタ5内に光通路形成用光ファイバ1
0を挿通することにより形成してもよい。尚、この場
合、試料接触アダプタ5は、光通路形成用光ファイバ1
0を保形して保持した状態で、樹脂56を成形すること
により形成する。又、図9及び図10に示す別実施例に
おいて、外側の光通路L2を照射部3として機能させ、
内側の光通路L1を受光部4として機能させてもよい。 外側の光通路L2は、図11に示すように、横断面
(照射部3の照射方向に直交する面)形状が円弧形状の
単位光通路L2aの複数を、照射部3の照射方向視にお
いて、環状に配置して構成してもよい。又、外側の光通
路L2は、図12に示すように、横断面(照射部3の照
射方向に直交する面)形状が円形状の単位光通路L2b
の複数を、照射部3の照射方向視において、環状に配置
して構成してもよい。尚、図示しないが、複数の単位光
通路L2a夫々は、基端側のファイバ接続部では、環状
に一連に連なった状態としてもよいし、互いに分離した
状態としてもよい。同様に、複数の単位光通路L2b夫
々も、基端側のファイバ接続部では、環状に一連に連な
った状態としてもよいし、互いに分離した状態としても
よい。又、図11及び図12に示す別実施例において、
外側の光通路L2を照射部3として機能させ、内側の光
通路L1を受光部4として機能させてもよい。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】分光分析装置のブロック図
【図2】試料接触アダプタの軸芯方向に沿った面での断
面図
【図3】図2におけるイ−イ矢視図
【図4】図2におけるロ−ロ矢視図
【図5】図2におけるハ−ハ矢視図
【図6】別実施例における試料接触アダプタの軸芯方向
に沿った面での断面図
【図7】図6におけるニ−ニ矢視図
【図8】図6におけるホ−ホ矢視図
【図9】別実施例における試料接触アダプタの軸芯方向
に沿った面での断面図
【図10】図9におけるヘ−ヘ矢視図
【図11】別実施例における試料接触アダプタの照射部
の正面図
【図12】別実施例における試料接触アダプタの照射部
の正面図
【符号の説明】
2 照射用光ファイバ 3 照射部 4 受光部 5 検出部 6 受光用光ファイバ 10 光通路形成用光ファイバ 11 光源 L1,L2 光通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 良吾 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 森本 信矢 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 上中 進 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定用光線を試料に照射する照射部
    (3)、及び、前記試料からの反射光を受光する受光部
    (4)とを、前記照射部(3)の照射方向視において、
    一方が環状に形成されて、その内部に他方が位置する状
    態で備えた検出部(5)が設けられ、 その検出部(5)に、光源(11)からの測定用光線を
    前記照射部(3)に導く照射用光ファイバ(2)と、前
    記受光部(4)が受光した光を導く受光用光ファイバ
    (6)が接続され、 前記検出部(5)は、その先端部において、前記照射部
    (3)と前記受光部(4)とを間隔を隔てて備え、前記
    照射部(3)及び前記受光部(4)のうちの外側に位置
    する方のものは、その先端部の外径が、それに接続され
    る光ファイバー(2),(6)よりも大径に形成されて
    いる分光分析装置用の投受光装置。
  2. 【請求項2】 前記照射用光ファイバ(2)及び前記受
    光用光ファイバ(6)は、一方が環状に形成されて、そ
    の内部に他方が位置する同軸状に形成されている請求項
    1記載の分光分析装置用の投受光装置。
  3. 【請求項3】 前記照射部(3)及び前記受光部(4)
    のうちの外側に位置する方のものは、基端側のファイバ
    接続部に近づくほど小径となる光通路(L2)を備えて
    いる請求項1又は2記載の分光分析装置用の投受光装
    置。
  4. 【請求項4】 前記照射部(3)が内側に、前記受光部
    (4)が外側に位置するように、前記検出部(5)が構
    成され、前記照射部(3)は、基端側のファイバ接続部
    に近づくほど小径となる光通路(L1)を備えている請
    求項3記載の分光分析装置用の投受光装置。
  5. 【請求項5】 前記光通路(L1),(L2)は、前記
    検出部(5)内に光通路形成用光ファイバ(10)を挿
    通することにより形成されている請求項3又は4記載の
    分光分析装置用の投受光装置。
  6. 【請求項6】 前記検出部(5)の先端部は、中央部が
    最も深くなる凹曲面状に形成されている請求項1、2、
    3、4又は5記載の分光分析装置用の投受光装置。
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