JP2000221134A - 分光分析装置用の投受光装置 - Google Patents

分光分析装置用の投受光装置

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JP2000221134A
JP2000221134A JP2474299A JP2474299A JP2000221134A JP 2000221134 A JP2000221134 A JP 2000221134A JP 2474299 A JP2474299 A JP 2474299A JP 2474299 A JP2474299 A JP 2474299A JP 2000221134 A JP2000221134 A JP 2000221134A
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JP
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light
unit
projecting
receiving
optical fiber
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JP2474299A
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English (en)
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Keisuke Igarashi
慶介 五十嵐
Ryoji Suzuki
良治 鈴木
Masayuki Kashiyuu
政幸 加洲
Ryogo Yamauchi
良吾 山内
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定用光が試料を長距離にわたって透過し、
光強度の強い状態で受光部に入る投受光装置を得る。 【解決手段】 投光部21aを環状に形成し、投光部2
1aの内部に受光部21bを配置してある。投光部21
aは、投光方向視において環状の内側に向けて投光する
ように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定用光線を試料
に投光する投光部と、試料からの反射光を受光する受光
部とを、投光部の投光方向視において投光部が環状に形
成され、その内部に受光部が位置する状態で備えている
分光分析装置用の投受光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記投受光装置において、投光部が環状
であることから、その投光部から測定用光が環状の形で
照射されるが、従来、投光部と等しい直径を有する状態
で、又は、たとえば特開平8−292147号公報に示
される如く投光部から離れるほど投光部よりも直径が大
きくなっていく状態で照射されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】分光分析装置は、投光
部から照射されて試料で反射し、受光部に入射した測定
用光を検出光として分光分析することによって試料の成
分を分析するものであるが、従来、測定用光が投光部か
ら照射される際の光強度の割りには、受光部に入る際の
測定用光全体としての光強度が弱くなり、分析精度が悪
くなることがあった。本発明の目的は、測定用光が試料
を極力長く透過するようにして、かつ、受光部に極力強
い強度で入るようにして測定用光を照射するこができる
分光分析装置用の投受光装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、測定用光が投光部の投光方向視において投光部
の環状の内側に向けて照射され、投光部と等しい直径を
有する環状の状態で照射されていた従来の透過状態に近
い状態で試料の内部に入り込むことを可能にしながら、
かつ、試料で反射して受光部に入る測定用光全体として
は前記した従来のものよりも強い光強度を備える状態で
入るようにしながら測定用光を投受光するものである。
これにより、測定用光が試料を透過する距離が長くなっ
て試料成分の情報を極力多く得て、その割りには、試料
で反射して受光部に入る測定用光全体としては受光部に
強い光強度で入って検出光を精度よく分析して、試料成
分を精度よく分析することが可能なものになった。
【0005】請求項2に記載の発明によれば、投光部と
受光部との間に間隔を設けて投光部からの測定用光が試
料の内部に入り込むとともに広い範囲にわたって入り込
み、内部の広い範囲からの反射光が受光部に入るように
しながら測定用光を投受光できる。その割りには、検出
部に接続する投光用光ファイバと受光用光ファイバとが
同軸プローブになっており、両光ファイバを狭い収納ス
ペースであるとか曲がったファイバ通路とかの場合でも
それにコンパクトに纏まって納まるとか、その形状に容
易に沿って入り込むとかしながら光源部や分光分析部に
接続できるものである。これにより、試料で反射した測
定用光を受光強度の強い状態で受光させて分析させられ
る他に、試料内部の広い範囲で反射した測定用光を受光
させて分析させ、試料成分をより一層精度よく分析でき
るものになった。その割りには、投光用光ファイバ及び
受光用光ファイバをコンパクトにかつ容易に組み付けて
分光分析装置をコンパクトに得られるともにコスト面な
どでも有利に得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に示すように、試料台1a、
及び、試料台1aの奥側に位置する検出窓2を有する試
料保持部A、この試料保持部Aを開閉する揺動操作自在
なカバー3、試料保持部Aの横側に位置する表示装置4
のそれぞれを分析機機体5の上部に設けるとともに、前
記検出窓2の後側に位置する検出部21を備える分光分
析装置Bを前記分析機機体5の内部に設けて、分析機を
構成してある。この分析機は、リンゴ、ミカンの糖度や
酸度など、青果物の成分を分光分析装置Bによって分析
し、この分析結果を表示装置4によって表示するもので
あり、詳しくは次の如く構成してある。
【0007】図2に示すように、試料保持部Aは、遮光
材料で成る保持部ケーシング1の一部で前記試料台1a
を形成し、試料Sを一部が前記検出窓2に臨むようにし
て試料台1aに載置するように構成してある。検出の際
には、試料保持部Aを遮光用の前記カバー3で閉じるよ
うに構成してある。カバー3を閉じると、その検出結果
に基づいて分光分析装置Bが自動的に作動して検出を開
始し、検出が完了すると、カバー3を閉じ固定するフッ
ク6が電磁ソレノイド7によって自動的に解除され、カ
バー3が開きバネ8によって自動的に開放操作される。
【0008】図3に示すように、分光分析装置Bは、光
源11を備える光源部10と、この光源10からの測定
用光を試料Sに照射するとともに試料Sからの反射光を
検出光として受光する前記検出部21を有する投受光装
置20と、この投受光装置20からの検出光を分析する
分光分析部30と、この分光分析部30による分析結果
を解析するとともに分析結果を前記表示装置4に表示さ
せる制御部Cとによって構成してある。
【0009】光源部10は、タングステン−ハロゲンラ
ンプで成る前記光源11と、この光源11に受光側が望
み、投光側が前記投受光装置20の投光用光ファイバ2
2の受光側に継手23によって接続している照射用光フ
ァイバ12とによって構成してある。すなわち、光源部
10は、光源11によって赤外線光を放射し、この赤外
線光を計測用光として照射用光ファイバ12によって投
受光装置20の投光用光ファイバ22に導く。
【0010】分光分析部30は、前記投受光装置20の
受光用光ファイバ24の投光側に前記継手23によって
受光側が接続している入射用光ファイバ31と、この入
射用光ファイバ31の投光側端部が接続している暗箱3
2と、この暗箱32の内部の一端側に前記入射用光ファ
イバ31から投光される検出光を受光するように設けた
凹面回折格子33と、暗箱32の内部の他端側に前記凹
面回折格子33からの反射光を受光するように設けたリ
ニアイメージセンサ34とのそれぞれで成り、次の如く
分光分析するとともに分析結果を出力する。すなわち、
投受光装置20の受光用光ファイバ24からの検出光を
入射用光ファイバ31によって暗箱32の内部に導き、
凹面回折格子33によってリニアイメージセンサ34に
分光反射させる。リニアイメージセンサ34は、複数の
受光素子により、凹面回折格子33にて分光反射された
波長毎の光線束強度を検出して、波長毎に光線束強度に
応じた信号を制御部Cに出力する。
【0011】制御部Cは、マイクロコンピュータを利用
して構成してあり、基本的には、前記リニアイメージセ
ンサ34からの出力情報を処理して、吸光度スペクト
ル、及び、吸光度スペクトルの波長領域での二次微分値
を得ると共に、その二次微分値と所定の検量式とに基づ
いて試料Sの成分量を算出する。
【0012】投受光装置20は、測定用光を照射する投
光部21aと、測定用光を入射させる受光部21bとを
備える前記検出部21と、この検出部21の前記投光部
21aに接続する前記投光用光ファイバ22と、検出部
21の前記受光部21bに接続する前記受光用光ファイ
バ24とによって構成してある。
【0013】図4及び図5に明示するように、前記投光
用光ファイバ22と前記受光用光ファイバ24とは、同
軸プローブPに形成してある。すなわち、投光用光ファ
イバ22を環状に形成し、この投光用光ファイバ22の
内部に受光用光ファイバ24を両光ファイバ22,24
の軸芯Xが同一になる状態で配置してある。
【0014】図3及び図4に示すように、検出部21
は、前記投光用光ファイバ22の端部を構成する複数本
のファイバ素子22aの端面で成る前記投光部21a
と、この投光部21aを覆うように、かつ、リング状に
形成したガラス板で成る投光部カバー21cと、前記受
光用光ファイバ24の端面で成る前記受光部21bと、
この受光部21bを覆うガラス板で成る受光部カバー2
1eと、投光部21a、投光部カバー21c、受光部2
1b及び受光部カバー21eを検出側の先端部に備える
とともに投光用光ファイバ22及び受光用光ファイバ2
4それぞれの端部を内部に保持するケーシング21dと
によって構成してある。投光部21aを構成する前記複
数本のファイバ素子22aの端面は、ケーシング21d
の検出側の先端部の受光部21bの周囲に受光部21b
から離れて位置する環状に並べてあるとともにその環状
の内側に向かう傾斜面にしてある。これにより、投光部
21aは、投光方向視において環状で、かつ、投光部2
1aの外径D1が前記同軸プローブPの外径D2よりも
大である環状の投光部になっているとともに、前記ファ
イバ素子22aの端面の中心を受光部21bの軸芯Yに
平行に通る基準線Zに対して投光部21aの環状の内側
に照射角aをもって傾斜する方向に向けて測定用光を投
光する。受光部21bは、投光部21aの内部に投光部
21aと同芯状に投光部21aと間隔D3を隔てて位置
している。
【0015】投光部21aの直径を40mmとし、受光
部21bが試料Sで反射した測定用光を100msec
にわたって受光するように構成し、試料Sとしてリンゴ
(フジ)を採用し、前記照射角aを0度、10度、20
度、30度のそれぞれに切り換えて分光分析を行った。
すると、図6に示す如く照射角度aと、制御部Cによる
吸光度2次微分値との関係が得られ、図7に示す如く照
射角度aと、リニアイメージセンサ34による出力電圧
値との関係が得られた。これらの結果により、前記照射
角aを10度に設定している。
【0016】つまり、投受光装置20は、光源11から
照射用光ファイバ12によって導かれてくる測定用光を
投光用光ファイバ22によって検出部21の環状の投光
部21aに導き、この投光部21aから前記検出窓2を
通して試料Sに照射し、試料Sで反射して検出窓2を通
して検出部21に至った測定用光を受光部21bに入射
させる。投光部21aが受光部21bと間隔D3を隔て
て位置しているとともに前記照射角aで測定用光を内向
きに照射することにより、測定用光は試料Sの内部に広
範囲にわたって入り込み、試料Sを長距離にわたって透
過した状態で、その割りには受光部21bに入る測定用
光全体としての光強度が強い状態で受光部21aに入
る。受光部21aに入った測定用光を受光用光ファイバ
24により、検出光として入射用光ファイバ31から分
光分析部30に入射させる。
【0017】〔別実施形態〕投受光装置の検出部として
は、上記実施形態の如く投光部や受光部が光ファイバで
成るものの他、投光用光ファイバ22からの測定用光を
試料に向けて案内する環状の投光用光通路で成る投光部
と、試料Sからの反射測定用光を受光用光ファイバ24
に向けて案内するとともに前記環状の投光用光通路の内
部に位置する受光用光通路で成る受光部とを備える光案
内筒体で成るものを採用して実施してもよい。この場
合、検出部の検出側の先端部において、投光部と受光部
とが間隔D3を隔てて位置し、かつ、投光部の外径D1
が同軸プローブPの外径D2より大である状態に光案内
筒体を形成する。
【0018】本発明による投受光装置は、青果物以外の
各種試料を分析対象とする投受光装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分析機全体の斜視図
【図2】試料保持部の断面図
【図3】分光分析装置の概略図
【図4】検出部の断面図
【図5】同軸プローブの断面図
【図6】照射角度と吸光度2次微分値との関係を示す説
明図
【図7】照射角度と出力電圧値との関係を示す説明図
【符号の説明】
21 検出部 21a 投光部 21b 受光部 22 投光用光ファイバ 24 受光用光ファイバ D1 投光部の外径 D2 同軸プローブの外径 D3 投光部と受光部の間隔 P 同軸プローブ
フロントページの続き (72)発明者 加洲 政幸 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 山内 良吾 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 Fターム(参考) 2G059 AA01 BB11 DD13 EE02 EE12 FF06 HH01 JJ05 JJ17 JJ21 KK04 MM12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定用光線を試料(S)に投光する投光
    部(21a)と、試料(S)からの反射光を受光する受
    光部(21b)とを、投光部(21a)の投光方向視に
    おいて投光部(21a)が環状に形成され、その内部に
    受光部(21b)が位置する状態で備えている分光分析
    装置用の投受光装置であって、 前記投光部(21a)を、これの投光方向視において環
    状の内側に向けて投光するように構成してある分光分析
    装置用の投受光装置。
  2. 【請求項2】 前記投光部(21a)及び受光部(21
    b)を備える検出部(21)に、投光部(21a)に測
    定用光線を導く投光用光ファイバ(22)と、受光部
    (21b)が受光した光を導く受光用光ファイバ(2
    4)とが接続され、 前記投光用光ファイバ(22)と前記受光用光ファイバ
    (24)とを、投光用光ファイバ(22)が環状に形成
    され、その内部に受光用光ファイバ(24)が位置する
    同軸プローブ(P)に形成し、 前記検出部(21)の先端部において、前記投光部(2
    1a)と前記受光部(21b)とが間隔(D3)を隔て
    ているように、かつ、投光部(21a)の外径(D1)
    が前記同軸プローブ(P)の外径(D2)より大である
    ように検出部(21)を形成してある請求項1記載の分
    光分析装置用の投受光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035669A (ja) * 2001-07-19 2003-02-07 Japan Science & Technology Corp 果実の非破壊熟度判定方法及びその装置

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