JPH08291866A - ピストン用シール及び車軸アセンブリ - Google Patents
ピストン用シール及び車軸アセンブリInfo
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- JPH08291866A JPH08291866A JP8091722A JP9172296A JPH08291866A JP H08291866 A JPH08291866 A JP H08291866A JP 8091722 A JP8091722 A JP 8091722A JP 9172296 A JP9172296 A JP 9172296A JP H08291866 A JPH08291866 A JP H08291866A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/78—Features relating to cooling
- F16D65/84—Features relating to cooling for disc brakes
- F16D65/853—Features relating to cooling for disc brakes with closed cooling system
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T1/00—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles
- B60T1/02—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels
- B60T1/06—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels acting otherwise than on tread, e.g. employing rim, drum, disc, or transmission or on double wheels
- B60T1/065—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels acting otherwise than on tread, e.g. employing rim, drum, disc, or transmission or on double wheels employing disc
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- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
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- F16D55/26—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with a plurality of axially-movable discs, lamellae, or pads, pressed from one side towards an axially-located member without self-tightening action
- F16D55/36—Brakes with a plurality of rotating discs all lying side by side
- F16D55/40—Brakes with a plurality of rotating discs all lying side by side actuated by a fluid-pressure device arranged in or one the brake
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/14—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
- F16D65/16—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake
- F16D65/18—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake adapted for drawing members together, e.g. for disc brakes
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D2055/0004—Parts or details of disc brakes
- F16D2055/0058—Fully lined, i.e. braking surface extending over the entire disc circumference
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- F16D2121/02—Fluid pressure
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的大直径のピストンを利用できると共に
ブレーキ・アセンブリ又はクラッチ・アセンブリを作動
するのに必要な作動流体の量を最小にできるシールを提
供することにある。 【解決手段】 シール１０４は、比較的大きい平均直径
と、比較的小さい半径方向厚さとを持つピストン１０２
に使われ、このピストンは、円筒形の互いに対向する側
壁１０８、１１０を持つ環状の通路１０６内に軸線方向
に移動可能に配置される。シールは、エラストマー質材
料で作られ、基礎部分１１６に取付けた第１の端部１２
２、１２８と、第２の自由端部１２４、１３０とを持つ
第１及び第２の環状のフランジ部分１２０、１２６を備
えている。各フランジ部分は、基礎部分から遠ざかる向
きに先広がりになり、対応する自由端部を、通路の側壁
の一方に密封係合状態で配置する。シールの基礎部分
は、ピストンの端面１１８に接着され、又シールは、さ
らに各フランジ部分を相互に連結する円周方向に互いに
間隔を置いた複数のリブ１３２を備えている。
ブレーキ・アセンブリ又はクラッチ・アセンブリを作動
するのに必要な作動流体の量を最小にできるシールを提
供することにある。 【解決手段】 シール１０４は、比較的大きい平均直径
と、比較的小さい半径方向厚さとを持つピストン１０２
に使われ、このピストンは、円筒形の互いに対向する側
壁１０８、１１０を持つ環状の通路１０６内に軸線方向
に移動可能に配置される。シールは、エラストマー質材
料で作られ、基礎部分１１６に取付けた第１の端部１２
２、１２８と、第２の自由端部１２４、１３０とを持つ
第１及び第２の環状のフランジ部分１２０、１２６を備
えている。各フランジ部分は、基礎部分から遠ざかる向
きに先広がりになり、対応する自由端部を、通路の側壁
の一方に密封係合状態で配置する。シールの基礎部分
は、ピストンの端面１１８に接着され、又シールは、さ
らに各フランジ部分を相互に連結する円周方向に互いに
間隔を置いた複数のリブ１３２を備えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にシール、ことに
ディスク・ブレーキ・アセンブリ（ｄｉｓｃｂｒａｋｅ
ａｓｓｅｍｂｌｙ）を作動するのに使われる流体圧シ
ステムに納めた環状のピストンに使用する環状のシール
に関する。本願は共通に譲渡された米国特許願０８／４
０９，３１３号明細書に主として関連する。
ディスク・ブレーキ・アセンブリ（ｄｉｓｃｂｒａｋｅ
ａｓｓｅｍｂｌｙ）を作動するのに使われる流体圧シ
ステムに納めた環状のピストンに使用する環状のシール
に関する。本願は共通に譲渡された米国特許願０８／４
０９，３１３号明細書に主として関連する。
【０００２】
【従来の技術】当業界にはよく知られているように乾式
摩擦ブレーキは、車両環境への露出によって汚染を受
け、又各部品間の摩擦相互作用によって過度の熱生成の
傾向がある。これ等の各要因によりブレーキ・アセンブ
リの使用寿命に悪影響を及ぼす。ディスクが冷却流体中
に浸され一般に湿式ディスク・ブレーキ・アセンブリ
（ｗｅｔ ｄｉｓｃ ｂｒａｋｅ ａｓｓｅｍｂｌｙ）
と呼ばれるディスク・ブレーキ・アセンブリは、当業界
にはよく知られ、乾式摩擦ブレーキ（ｄｒｙ ｆｒｉｃ
ｔｉｏｎ ｂｒａｋｅ）に伴う前記の問題を克服するの
に若干の用途に使われている。しかし若干の用途に湿式
ディスク・ブレーキを使用することは従来占有空間を考
慮することによって限定されている。たとえば従来の湿
式ディスク・ブレーキ・アセンブリの囲いは、協働する
かじ取車軸アセンブリのスクラブ（ｓｃｒｕｂ）半径及
びキングピン傾き角に有害な影響を与える。公知の湿式
ブレーキ・システムでは、ブレーキ・アセンブリの介在
ディスクは、環状のピストンにより作動する。このピス
トンは、このピストンに形成したみぞ内に配置した環状
のシールによりこのピストンを囲むハウジングに１箇所
で密封してある。この構造は、ピストンに形成した環状
のみぞに配置したＯリングのようなシールを備えた多く
のピストン用途の典型的なものである。若干の用途では
ピストン環状体（ｐｉｓｔｏｎ ａｎｎｕｌｕｓ）の半
径方向厚さは、普通のＯリングみぞを受入れるには不十
分であり、又は薄すぎる。Ｏリングみぞを受入れるに必
要なピストン環状体厚さの増大は、このような厚さの増
加によりピストンの作動の際に流体の押しのけ容積（ｖ
ｏｌｕｍｅｔｒｉｃ ｄｉｓｐｌａｃｅｍｅｎｔ）が増
すが、この場合車両流体システム内にアキュムレータの
望ましくない追加が必要である。従って自動車設計技術
者は、湿式ディスク・ブレーキ又はデイスク形クラッチ
のような部品を作動するのに使う環状のピストンを密封
する新規な手段の探求を続けている。
摩擦ブレーキは、車両環境への露出によって汚染を受
け、又各部品間の摩擦相互作用によって過度の熱生成の
傾向がある。これ等の各要因によりブレーキ・アセンブ
リの使用寿命に悪影響を及ぼす。ディスクが冷却流体中
に浸され一般に湿式ディスク・ブレーキ・アセンブリ
（ｗｅｔ ｄｉｓｃ ｂｒａｋｅ ａｓｓｅｍｂｌｙ）
と呼ばれるディスク・ブレーキ・アセンブリは、当業界
にはよく知られ、乾式摩擦ブレーキ（ｄｒｙ ｆｒｉｃ
ｔｉｏｎ ｂｒａｋｅ）に伴う前記の問題を克服するの
に若干の用途に使われている。しかし若干の用途に湿式
ディスク・ブレーキを使用することは従来占有空間を考
慮することによって限定されている。たとえば従来の湿
式ディスク・ブレーキ・アセンブリの囲いは、協働する
かじ取車軸アセンブリのスクラブ（ｓｃｒｕｂ）半径及
びキングピン傾き角に有害な影響を与える。公知の湿式
ブレーキ・システムでは、ブレーキ・アセンブリの介在
ディスクは、環状のピストンにより作動する。このピス
トンは、このピストンに形成したみぞ内に配置した環状
のシールによりこのピストンを囲むハウジングに１箇所
で密封してある。この構造は、ピストンに形成した環状
のみぞに配置したＯリングのようなシールを備えた多く
のピストン用途の典型的なものである。若干の用途では
ピストン環状体（ｐｉｓｔｏｎ ａｎｎｕｌｕｓ）の半
径方向厚さは、普通のＯリングみぞを受入れるには不十
分であり、又は薄すぎる。Ｏリングみぞを受入れるに必
要なピストン環状体厚さの増大は、このような厚さの増
加によりピストンの作動の際に流体の押しのけ容積（ｖ
ｏｌｕｍｅｔｒｉｃ ｄｉｓｐｌａｃｅｍｅｎｔ）が増
すが、この場合車両流体システム内にアキュムレータの
望ましくない追加が必要である。従って自動車設計技術
者は、湿式ディスク・ブレーキ又はデイスク形クラッチ
のような部品を作動するのに使う環状のピストンを密封
する新規な手段の探求を続けている。
【０００３】
【発明の開示】従って本発明は１対の大体において円筒
形の互いに対向する側壁を持つ環状の通路内に配置した
環状のピストンに使うシールにある。ピストンはこの通
路内で軸線方向に移動可能である。好適な実施例によれ
ば本発明シールは、環状の基礎部分と半径方向に相互に
間隔を置いてこの基礎部分に取付けた第１の端部を持つ
第１及び第２のフランジとを備えている。第１及び第２
の各フランジ部分は、さらに第２の自由端部を持ち基礎
部分から遠ざかる向きに半径方向及び軸線方向に延び対
応するフランジ部分の自由端部を通路の各側壁の一方に
密封係合状態（ｓｅａｌｉｎｇ ｅｎｇａｇｅｍｅｎ
ｔ）で配置する。基礎部分と第１及び第２のフランジ部
分とはエラストマー質材料で作られ、又基礎部分はピス
トンの端面に接着してある。
形の互いに対向する側壁を持つ環状の通路内に配置した
環状のピストンに使うシールにある。ピストンはこの通
路内で軸線方向に移動可能である。好適な実施例によれ
ば本発明シールは、環状の基礎部分と半径方向に相互に
間隔を置いてこの基礎部分に取付けた第１の端部を持つ
第１及び第２のフランジとを備えている。第１及び第２
の各フランジ部分は、さらに第２の自由端部を持ち基礎
部分から遠ざかる向きに半径方向及び軸線方向に延び対
応するフランジ部分の自由端部を通路の各側壁の一方に
密封係合状態（ｓｅａｌｉｎｇ ｅｎｇａｇｅｍｅｎ
ｔ）で配置する。基礎部分と第１及び第２のフランジ部
分とはエラストマー質材料で作られ、又基礎部分はピス
トンの端面に接着してある。
【０００４】本発明シールの主な利点は、ディスク・ブ
レーキ又はクラッチの作動アセンブリでＯリングみぞを
受入れるには適当でない比較的薄い壁厚を持つ比較的大
きい直径のピストンを利用することができ、ブレーキ・
アセンブリ又はクラッチ・アセンブリを作動するのに必
要な作動流体の量を最少にすることである。
レーキ又はクラッチの作動アセンブリでＯリングみぞを
受入れるには適当でない比較的薄い壁厚を持つ比較的大
きい直径のピストンを利用することができ、ブレーキ・
アセンブリ又はクラッチ・アセンブリを作動するのに必
要な作動流体の量を最少にすることである。
【０００５】本発明の構造的特徴及び機能とともにこれ
から得られる前記した又その他の利点は添付図面による
好適な実施例についての以下の説明から明らかである。
から得られる前記した又その他の利点は添付図面による
好適な実施例についての以下の説明から明らかである。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の好適な実施例によるかじ取車
軸アセンブリ（ｓｔｅｅｒａｂｌｅ ａｘｌｅ ａｓｓ
ｅｍｂｌｙ）１０を示す縦断面図である。かじ取車軸ア
センブリ１０は、自動車の車軸管１４にその外側端部で
取付けた管ヨーク１２を備えている。デイフアレンシヤ
ル（図示してない）から出る車軸１６は、車軸管１４内
に配置され、かじ取車軸アセンブリの中心軸線１８のま
わりに回転することができる。車軸１６は、外側端部２
０に恒速度（ＣＶ）継手２４の内レース２２を取付けて
ある。ＣＶ継手２４はさらに、ＣＶ継手２４の内レース
２２及び外レース２６に形成した各みぞ内に配置したト
ルク伝達ボール２８（１個だけ示してある）を備えてい
る。図１に示した実施例ではＣＶ継手２４の外レース２
６は車輪スピンドル３０と一体に形成してある。或は外
レース２６は車輪スピンドル３０に固定してもよい。し
かし外レ−ス２６及び車輪スピンドル３０の間の特定の
関係は本発明の一部を形成しない。かじ取車軸アセンブ
リ１０はさらに、車輪スピンドル３０にこれと一緒に回
転するようにスプラインばめした（ｓｐｌｉｎｅｄ）車
輪ハブ３４と固定の外レ−ス３６とを備えたユニット・
ハブ軸受アセンブリ３２を備えている。車輪ハブ３４
は、内側軸受３８及び外側軸受４０を介し外レ−ス３６
により回転できるように支えてある。車輪ハブ３４は、
車輪スピンドル３０の外側端部４４にねじ込んだナット
４２により車輪スピンドル３０に保持してある。車両車
輪（図示してない）は、車輪ハブ３４を貫いて延び車輪
ハブ３４から突出する植込みボルト４６を介し車輪ハブ
３４に取付けてある。車両の運転中には、車軸１６から
車輪スピンドル３０及び車輪ハブ３４に対するＣＶ継手
２４を経て、車輪ハブ３４に取付けた車両タイヤにトル
クを伝える。
軸アセンブリ（ｓｔｅｅｒａｂｌｅ ａｘｌｅ ａｓｓ
ｅｍｂｌｙ）１０を示す縦断面図である。かじ取車軸ア
センブリ１０は、自動車の車軸管１４にその外側端部で
取付けた管ヨーク１２を備えている。デイフアレンシヤ
ル（図示してない）から出る車軸１６は、車軸管１４内
に配置され、かじ取車軸アセンブリの中心軸線１８のま
わりに回転することができる。車軸１６は、外側端部２
０に恒速度（ＣＶ）継手２４の内レース２２を取付けて
ある。ＣＶ継手２４はさらに、ＣＶ継手２４の内レース
２２及び外レース２６に形成した各みぞ内に配置したト
ルク伝達ボール２８（１個だけ示してある）を備えてい
る。図１に示した実施例ではＣＶ継手２４の外レース２
６は車輪スピンドル３０と一体に形成してある。或は外
レース２６は車輪スピンドル３０に固定してもよい。し
かし外レ−ス２６及び車輪スピンドル３０の間の特定の
関係は本発明の一部を形成しない。かじ取車軸アセンブ
リ１０はさらに、車輪スピンドル３０にこれと一緒に回
転するようにスプラインばめした（ｓｐｌｉｎｅｄ）車
輪ハブ３４と固定の外レ−ス３６とを備えたユニット・
ハブ軸受アセンブリ３２を備えている。車輪ハブ３４
は、内側軸受３８及び外側軸受４０を介し外レ−ス３６
により回転できるように支えてある。車輪ハブ３４は、
車輪スピンドル３０の外側端部４４にねじ込んだナット
４２により車輪スピンドル３０に保持してある。車両車
輪（図示してない）は、車輪ハブ３４を貫いて延び車輪
ハブ３４から突出する植込みボルト４６を介し車輪ハブ
３４に取付けてある。車両の運転中には、車軸１６から
車輪スピンドル３０及び車輪ハブ３４に対するＣＶ継手
２４を経て、車輪ハブ３４に取付けた車両タイヤにトル
クを伝える。
【０００７】かじ取車軸アセンブリ１０はさらに、従来
のかじ取ナックル及びブレ−キハウジングの構造的特徴
及び機能を備えた単一構造を持ち、この単一構造は以下
ブラックル（ｂｒｕｃｋｌｅ）４８と称する。かじ取車
軸アセンブリ１０は又デイスク・ブレ−キ・アセンブリ
５０を備えている。ブラックル４８及びデイスク・ブレ
−キ・アセンブリ５０の特殊な構造と共にブラックル４
８及びディスク・ブレ−キ・アセンブリ５０間の相互関
係は本発明の中心的特徴をなすものである。ブラックル
４８はなお詳細に後述するように管ヨ−ク１２に回転で
きるように取付けてある。ブラックル４８は、かじ取ナ
ックル部分５２及びブレ−キ・ハウジング部分５４を備
えている。ブラックル４８は、ワンピ−ス鋳造品で構成
するのがよく、かじ取ナックル部分５２及びブレ−キ・
ハウジング部分５４は相互に一体に形成され可鍛性鋼合
金又は鉄から作るのがよい。或はブラックルは、他の適
当な材料で作ってもよく鍛造のように鋳造以外の製法を
使ってワンピ−ス構造に作ってもよい。ブラックル４８
は、以下に述べるように車両タイヤのスクラブ半径を最
小にするためにワンピ−ス鋳造品として作るのがよい。
管ヨ−ク１２は、上下方向に互いに間隔を置いた上部ア
−ム５６及び下部ア−ム５８を備えている。上部ア−ム
５６はこれを貫いて形成した大体において円筒形の穴６
０を備え、同様に下部ア−ム５８はこれを貫いて形成し
た大体において円筒形の穴６２を備えている。かじ取ナ
ックル部分５２は、管ヨ−ク１２の上部ア−ム５６に隣
接して配置した上部フランジ６４と、管ヨ−ク１２のア
−ム５８に隣接して配置した下部フランジ６６とを備え
ている。かじ取ナックル部分５２は、それぞれ上下のボ
−ル継手６８，７０により管ヨ−ク１２に回動できるよ
うに取付けてある。上部ボ−ル継手６８は、管ヨ−ク１
２の上部ア−ム５６を貫いて形成した穴６０と、かじ取
ナックル部分５２の上部フランジ６４に形成したテ−パ
穴７２とに配置してある。下部ボ−ル継手７０は、管ヨ
−ク１２の下部ア−ム５８を貫いて延びる穴６２と、か
じ取ナックル部分５２の下部フランジ６６を貫いて延び
るテ−パ穴７４とに配置してある。上部ボ−ル継手６８
及び下部ボ−ル継手７０はそれぞれ、相互に一致し一般
にはキングピン軸線７６と呼ばれる軸線から成る縦方向
軸線を持つ。図１に示すようにキングピン軸線７６は上
下方向軸線７８に対し傾斜角８０だけ傾いている。ボ−
ル継手６８，７０は普通の方式で機能しかじ取ナックル
部分５２がキングピン軸線７６のまわりに枢動できるよ
うにしてある。かじ取ナックル部分は、複数の円周方向
に互いに間隔を隔てたボルト８２（１個だけ示してあ
る）によりユニット・ハブ軸受アセンブリ３２の固定の
外レ−ス３６に固着してある。従ってかじ取ナックル部
分５２は、車輪ハブ３４に結合され、ブラックル４８が
キングピン軸線７６のまわりに枢動する際に車両のかじ
取作用ができるようにする。
のかじ取ナックル及びブレ−キハウジングの構造的特徴
及び機能を備えた単一構造を持ち、この単一構造は以下
ブラックル（ｂｒｕｃｋｌｅ）４８と称する。かじ取車
軸アセンブリ１０は又デイスク・ブレ−キ・アセンブリ
５０を備えている。ブラックル４８及びデイスク・ブレ
−キ・アセンブリ５０の特殊な構造と共にブラックル４
８及びディスク・ブレ−キ・アセンブリ５０間の相互関
係は本発明の中心的特徴をなすものである。ブラックル
４８はなお詳細に後述するように管ヨ−ク１２に回転で
きるように取付けてある。ブラックル４８は、かじ取ナ
ックル部分５２及びブレ−キ・ハウジング部分５４を備
えている。ブラックル４８は、ワンピ−ス鋳造品で構成
するのがよく、かじ取ナックル部分５２及びブレ−キ・
ハウジング部分５４は相互に一体に形成され可鍛性鋼合
金又は鉄から作るのがよい。或はブラックルは、他の適
当な材料で作ってもよく鍛造のように鋳造以外の製法を
使ってワンピ−ス構造に作ってもよい。ブラックル４８
は、以下に述べるように車両タイヤのスクラブ半径を最
小にするためにワンピ−ス鋳造品として作るのがよい。
管ヨ−ク１２は、上下方向に互いに間隔を置いた上部ア
−ム５６及び下部ア−ム５８を備えている。上部ア−ム
５６はこれを貫いて形成した大体において円筒形の穴６
０を備え、同様に下部ア−ム５８はこれを貫いて形成し
た大体において円筒形の穴６２を備えている。かじ取ナ
ックル部分５２は、管ヨ−ク１２の上部ア−ム５６に隣
接して配置した上部フランジ６４と、管ヨ−ク１２のア
−ム５８に隣接して配置した下部フランジ６６とを備え
ている。かじ取ナックル部分５２は、それぞれ上下のボ
−ル継手６８，７０により管ヨ−ク１２に回動できるよ
うに取付けてある。上部ボ−ル継手６８は、管ヨ−ク１
２の上部ア−ム５６を貫いて形成した穴６０と、かじ取
ナックル部分５２の上部フランジ６４に形成したテ−パ
穴７２とに配置してある。下部ボ−ル継手７０は、管ヨ
−ク１２の下部ア−ム５８を貫いて延びる穴６２と、か
じ取ナックル部分５２の下部フランジ６６を貫いて延び
るテ−パ穴７４とに配置してある。上部ボ−ル継手６８
及び下部ボ−ル継手７０はそれぞれ、相互に一致し一般
にはキングピン軸線７６と呼ばれる軸線から成る縦方向
軸線を持つ。図１に示すようにキングピン軸線７６は上
下方向軸線７８に対し傾斜角８０だけ傾いている。ボ−
ル継手６８，７０は普通の方式で機能しかじ取ナックル
部分５２がキングピン軸線７６のまわりに枢動できるよ
うにしてある。かじ取ナックル部分は、複数の円周方向
に互いに間隔を隔てたボルト８２（１個だけ示してあ
る）によりユニット・ハブ軸受アセンブリ３２の固定の
外レ−ス３６に固着してある。従ってかじ取ナックル部
分５２は、車輪ハブ３４に結合され、ブラックル４８が
キングピン軸線７６のまわりに枢動する際に車両のかじ
取作用ができるようにする。
【０００８】デイスク・ブレ−キ・アセンブリ５０は、
スリ−ブ部材８８の大体において軸線方向に延びる部分
８６に内端部をスプラインばめした複数の環状の枢動デ
イスク８４を備え、スリ−ブ部材８８に対し駆動デイス
ク８４の若干の軸線方向運動が可能になるようにしてあ
る。スリ−ブ部材８８は、ボルト又は植込みボルト４６
を介し車軸ハブ３４に締付けた大体半径方向に延びるフ
ランジ部分９０を備えている。従ってスリ−ブ部材８８
及び駆動デイスク８４は、かじ取車軸アセンブリ１０の
縦方向中心軸線１８のまわりに車輪ハブ３４と一緒に回
転する。デイスク・ブレ−キ・アセンブリ５０はさら
に、ブラックル４８のブレ−キ・ハウジング部分５４に
外端部をスプラインばめした複数の回転できない環状の
中間デイスク９２を備え、ブラックル４８に対し中間デ
イスク９２の若干の軸線方向移動ができるようにしてあ
る。中間デイスク９２の各別のデイスクは、駆動デイス
ク８４の各別のデイスクに差し込んである（ｉｎｔｅｒ
ｌｅａｖｅｄ）。かじ取車軸アセンブリ１０はさらに、
ボルト９６のような普通の手段によりブラックル４８の
ブレ−キ・ハウジング部分５４に締付けた環状の端部キ
ャップ９４を備えている。端部キャップ９４は、デイス
ク・ブレ−キ・アセンブリ５０の外側に位置し、中間デ
イスク９２のうちの外側デイスクに対し係合する関係に
なる。環状のシ−ル９８は、端部キャップ９４の内面
と、スリ−ブ部材８８の外面との間に配置され、Ｃ級変
速機流体又は摩擦調節剤を含むその他の液体から成る液
体を入れる空洞１００の外側端部を密封するようにす
る。ディスク・ブレ−キ・アセンブリ５０の種種のデイ
スクは、熱散逸のために空洞１００内に入れた液体中に
浸す。従ってデイスク・ブレ−キ・アセンブリ５０は、
湿式デイスク・ブレ−キ・アセンブリを構成し、他の点
では、同様な乾式摩擦ブレ−キ・アセンブリに対して有
効寿命が増大する。デイスク・ブレ−キ・アセンブリ５
０の作動中に生ずる熱の散逸をさらに高めるように、端
部キャップ９４はアルミニウム合金から作るのがよい。
或は端部キャップ９４は、アルミニウムと同等の適当な
機械的強度及び熱膨脹係数を持つ他の金属合金から作っ
てもよい。
スリ−ブ部材８８の大体において軸線方向に延びる部分
８６に内端部をスプラインばめした複数の環状の枢動デ
イスク８４を備え、スリ−ブ部材８８に対し駆動デイス
ク８４の若干の軸線方向運動が可能になるようにしてあ
る。スリ−ブ部材８８は、ボルト又は植込みボルト４６
を介し車軸ハブ３４に締付けた大体半径方向に延びるフ
ランジ部分９０を備えている。従ってスリ−ブ部材８８
及び駆動デイスク８４は、かじ取車軸アセンブリ１０の
縦方向中心軸線１８のまわりに車輪ハブ３４と一緒に回
転する。デイスク・ブレ−キ・アセンブリ５０はさら
に、ブラックル４８のブレ−キ・ハウジング部分５４に
外端部をスプラインばめした複数の回転できない環状の
中間デイスク９２を備え、ブラックル４８に対し中間デ
イスク９２の若干の軸線方向移動ができるようにしてあ
る。中間デイスク９２の各別のデイスクは、駆動デイス
ク８４の各別のデイスクに差し込んである（ｉｎｔｅｒ
ｌｅａｖｅｄ）。かじ取車軸アセンブリ１０はさらに、
ボルト９６のような普通の手段によりブラックル４８の
ブレ−キ・ハウジング部分５４に締付けた環状の端部キ
ャップ９４を備えている。端部キャップ９４は、デイス
ク・ブレ−キ・アセンブリ５０の外側に位置し、中間デ
イスク９２のうちの外側デイスクに対し係合する関係に
なる。環状のシ−ル９８は、端部キャップ９４の内面
と、スリ−ブ部材８８の外面との間に配置され、Ｃ級変
速機流体又は摩擦調節剤を含むその他の液体から成る液
体を入れる空洞１００の外側端部を密封するようにす
る。ディスク・ブレ−キ・アセンブリ５０の種種のデイ
スクは、熱散逸のために空洞１００内に入れた液体中に
浸す。従ってデイスク・ブレ−キ・アセンブリ５０は、
湿式デイスク・ブレ−キ・アセンブリを構成し、他の点
では、同様な乾式摩擦ブレ−キ・アセンブリに対して有
効寿命が増大する。デイスク・ブレ−キ・アセンブリ５
０の作動中に生ずる熱の散逸をさらに高めるように、端
部キャップ９４はアルミニウム合金から作るのがよい。
或は端部キャップ９４は、アルミニウムと同等の適当な
機械的強度及び熱膨脹係数を持つ他の金属合金から作っ
てもよい。
【０００９】デイスク・ブレーキ・アセンブリ５０は、
環状のピストン１０２を備えた流体圧システムにより作
動する。流体圧システムはさらに本発明による環状のシ
ール１０４を備えている。前記したＣ級変速機流体のよ
うな液体は、外部の源（図示してない）からブラックル
４８の入口１０３に供給され半径方向内方に延びる通路
１０５を経て、ブラックル４８に形成した環状の通路１
０６に流れる。通路１０６は、大体円筒形の互いに対向
する側壁１０８、１１０を備えている。環状のピストン
１０２は、通路１０６内に配置した高圧端部分１１２
と、デイスク・ブレーキ・アセンブリ５０の回転できな
い中間デイスク９２の１つに近接して配置した低圧端部
分１１４とを備えている、比較的小さい環状のすきまが
高圧端部分１１２と、通路１０６の各側壁１０８、１１
０との間に存在し、ピストン１０２がブラックル４８の
ブレーキ・ハウジング部分５４内で軸線方向に可動にな
るよるにしてある。シール１０４は、以下に後述するよ
うにピストン１０２の高圧端部分１１２に取付けられ通
路１０６に密封状態で接触し高圧端部分１１２と通路１
０６の各側壁１０８，１１０の間に形成した環状のすき
まを経て液体が漏れないようにしてある。通路１０６内
に入れられピストン１０２の高圧端部分にシール１０４
を介して加わる液体の流体圧力に応答して、駆動ディス
ク８４は、ピストン１０２により中間ディスク９２に摩
擦を伴って係合する状態に付勢され車輪ハブ３４の回転
を遅らせ又は全く止めるようにする。しかしディスク・
ブレーキ・アセンブリ５０の所要のトルク容量従って摩
擦係合面の所要数によつて他の個数のディスク８４，９
２を使ってもよい。
環状のピストン１０２を備えた流体圧システムにより作
動する。流体圧システムはさらに本発明による環状のシ
ール１０４を備えている。前記したＣ級変速機流体のよ
うな液体は、外部の源（図示してない）からブラックル
４８の入口１０３に供給され半径方向内方に延びる通路
１０５を経て、ブラックル４８に形成した環状の通路１
０６に流れる。通路１０６は、大体円筒形の互いに対向
する側壁１０８、１１０を備えている。環状のピストン
１０２は、通路１０６内に配置した高圧端部分１１２
と、デイスク・ブレーキ・アセンブリ５０の回転できな
い中間デイスク９２の１つに近接して配置した低圧端部
分１１４とを備えている、比較的小さい環状のすきまが
高圧端部分１１２と、通路１０６の各側壁１０８、１１
０との間に存在し、ピストン１０２がブラックル４８の
ブレーキ・ハウジング部分５４内で軸線方向に可動にな
るよるにしてある。シール１０４は、以下に後述するよ
うにピストン１０２の高圧端部分１１２に取付けられ通
路１０６に密封状態で接触し高圧端部分１１２と通路１
０６の各側壁１０８，１１０の間に形成した環状のすき
まを経て液体が漏れないようにしてある。通路１０６内
に入れられピストン１０２の高圧端部分にシール１０４
を介して加わる液体の流体圧力に応答して、駆動ディス
ク８４は、ピストン１０２により中間ディスク９２に摩
擦を伴って係合する状態に付勢され車輪ハブ３４の回転
を遅らせ又は全く止めるようにする。しかしディスク・
ブレーキ・アセンブリ５０の所要のトルク容量従って摩
擦係合面の所要数によつて他の個数のディスク８４，９
２を使ってもよい。
【００１０】図２及び３について環状のシール１０４の
特殊の構造及び機能をさらに述べる。シール１０４は、
ピストン１０２の高圧端部分１１２の高圧端面１１８に
取付けた環状の基礎部分１１６を備えている。基礎部分
１１０は、普通の接着剤でピストン１０２の端面１１８
に接着するのがよい。シール１０４はさらに、基礎部分
１１６に取付けた第１端部１２２と第２の自由端部１２
４とを備えている。フランジ部分１２０は、基礎部分１
１６から遠ざかる向きに半径方向及び軸線方向に延び、
自由端部１２４を通路１０６の側壁１１０に密封係合状
態で配置する。シール１０４はさらに、第１のフランジ
部分１２０から半径方向に間隔を置いた第２の環状のフ
ランジ部分１２６を備え、又基礎部分１１６に取付けた
第１の端部１２８と第２の自由端部１３０とを備えてい
る。第２のフランジ部分１２６は、基礎部分１１６から
半径方向及び軸線方向に延び、自由端部１３０を、通路
１０６の側壁１０８に密封係合状態で配置する。シール
１０４はさらに、図３に明らかなように円周方向に互い
に間隔を置いて横方向に延びる複数のリブ１３２を備え
ている。各リブ１３２は、各フランジ部分１２０，１２
６に取付けられフランジ部分１２０，１２６を相互に連
結する。基礎部分１１６、フランジ部分１２０，１２６
及びリブ１３２は、エラストマー質材料で作られワンピ
ース構造として一体に形成してある。フランジ部分１２
０，１２６の弾性によりフランジ部分１２０，１２６を
通路１０６内に入れた液体の静液体圧によつて通路１０
６の各側壁１１０，１０８に密封状態で接触するように
配置することができる。リブ１３２の使用により、この
静液体圧が比較的低い状態の間に、側壁１１０，１０８
に対するフランジ部分１２０，１２６の密封係合状態を
容易にする。シール１０４の基礎部分１１６がピストン
１０２の高圧端面１１８に接着してあるから、高圧端部
分１１２の軸線方向に延び表面１３４，１３６と通路１
０６のそれぞれ隣接する側壁１１０，１０８との間に配
置する普通のシールを設ける必要がない。従ってピスト
ン１０２の高圧端部分１１２の半径方向に延びる環状厚
さ１３８は、又高圧端部分１１２にＯ・リングみぞのよ
うな普通のシール受けを備える必要がないから、比較的
小さくてもよい。従って通路１０６内の液体の押しのけ
容積はピストン１０２の作動中に最少になる。
特殊の構造及び機能をさらに述べる。シール１０４は、
ピストン１０２の高圧端部分１１２の高圧端面１１８に
取付けた環状の基礎部分１１６を備えている。基礎部分
１１０は、普通の接着剤でピストン１０２の端面１１８
に接着するのがよい。シール１０４はさらに、基礎部分
１１６に取付けた第１端部１２２と第２の自由端部１２
４とを備えている。フランジ部分１２０は、基礎部分１
１６から遠ざかる向きに半径方向及び軸線方向に延び、
自由端部１２４を通路１０６の側壁１１０に密封係合状
態で配置する。シール１０４はさらに、第１のフランジ
部分１２０から半径方向に間隔を置いた第２の環状のフ
ランジ部分１２６を備え、又基礎部分１１６に取付けた
第１の端部１２８と第２の自由端部１３０とを備えてい
る。第２のフランジ部分１２６は、基礎部分１１６から
半径方向及び軸線方向に延び、自由端部１３０を、通路
１０６の側壁１０８に密封係合状態で配置する。シール
１０４はさらに、図３に明らかなように円周方向に互い
に間隔を置いて横方向に延びる複数のリブ１３２を備え
ている。各リブ１３２は、各フランジ部分１２０，１２
６に取付けられフランジ部分１２０，１２６を相互に連
結する。基礎部分１１６、フランジ部分１２０，１２６
及びリブ１３２は、エラストマー質材料で作られワンピ
ース構造として一体に形成してある。フランジ部分１２
０，１２６の弾性によりフランジ部分１２０，１２６を
通路１０６内に入れた液体の静液体圧によつて通路１０
６の各側壁１１０，１０８に密封状態で接触するように
配置することができる。リブ１３２の使用により、この
静液体圧が比較的低い状態の間に、側壁１１０，１０８
に対するフランジ部分１２０，１２６の密封係合状態を
容易にする。シール１０４の基礎部分１１６がピストン
１０２の高圧端面１１８に接着してあるから、高圧端部
分１１２の軸線方向に延び表面１３４，１３６と通路１
０６のそれぞれ隣接する側壁１１０，１０８との間に配
置する普通のシールを設ける必要がない。従ってピスト
ン１０２の高圧端部分１１２の半径方向に延びる環状厚
さ１３８は、又高圧端部分１１２にＯ・リングみぞのよ
うな普通のシール受けを備える必要がないから、比較的
小さくてもよい。従って通路１０６内の液体の押しのけ
容積はピストン１０２の作動中に最少になる。
【００１１】図４には本発明の他の実施例による車軸ア
センブリ２１０を例示してある。かじ取車軸アセンブリ
１０と同様に車軸アセンブリ２１０は、湿式のディスク
・ブレーキ・アセンブリ５０と、この湿式のディスク・
ブレーキ・アセンブリ５０を作動するのに使うピストン
１０２とピストン１０２に取付けたシール１０４とを備
えている。ディスク・ブレーキ・アセンブリ５０、ピス
トン１０２及びシール１０４は、かじ取車軸アセンブリ
１０について前記したように構成され機能する。しかし
車軸アセンブリ２１０は次の点でかじ取車軸アセンブリ
１０とは異なる。かじ取車軸アセンブリ１０は、かじ取
可能な車軸アセンブリを備えているが、車軸アセンブリ
２１０は非かじ取車軸アセンブリを備えている。従って
車軸アセンブリ２１０は、かじ取ナックル部分及びブレ
ーキ・ハウジング部分を持つブラックルを備えていなく
て、ブレーキ・ハウジング２１２を備えこのブレーキ・
ハウジング内にディスク・ブレーキ・アセンブリ５０を
配置してある。車軸アセンブリ２１０は、中心軸線２１
４と軸線２１４のまわりに同軸に配置した車軸管２１６
とを備えている。ディファレンシャル（図示してない）
から出る回転車軸２１８は一部を車軸管２１６内に配置
されその外側端部でフランジ２２０に終っている。車軸
２１８のフランジ２２０は車軸管２１６の軸線方向外方
に配置してある。軸２１８は、軸受アセンブリ２２２に
よりブレーキ・ハウジング２１２内に軸受アセンブリ２
２２により回転できるように支えてある。半径方向に延
びるフランジ２２４は、車軸管２１６の外端部２２３に
取付けられ車軸管２１６と一体に形成してもよい。フラ
ンジ２２４は、ボルト２２６のような普通の手段により
ブレーキ・ハウジング２１２内側部分２２５に取り付け
れ、車軸管２１６をブレーキ・ハウジング２１２に取付
け又は連結するようにしてある。かじ取車軸アセンブリ
１０と同様に車軸アセンブリ２１０は、環状の端部キヤ
ップ２２８を備えている。端部キヤップ２２８は、ボル
ト２３０のような普通の手段によりブレーキ・ハウジン
グ２１２に締付けられディスク・ブレーキ・アセンブリ
５０の外側端部に近接して配置いてある。ディスク・ブ
レーキ・アセンブリ５０の作動中に、端部キヤップ２２
８は非回転の中間ディスク９２のうちの外側のディスク
に係合する関係に配置されディスク・ブレーキ・アセン
ブリ５０に加わる作動荷重に反作用を及ぼすようにして
ある。環状のスリーブ部材２３２は、ボルト２３８のよ
うな普通の手段により軸２１８のフランジ２２０に又車
輪ハブ２３６に締付けた半径方向に延びるフランジ部分
２３４を備えている。従ってスリーブ部材２３２は、軸
２１８及び車軸ハブ２３６と一緒に中心軸線２１４のま
わりに回転する。ディスク・ブレーキ・アセンブリ５０
の各環状の駆動ディスク８４は、スリーブ部材２３２の
軸線方向に延びる部分２４０に一緒に回転するようにス
プラインばめされ、従って又車軸２１８に一緒に回転す
るように結合してある。ディスク・ブレーキ・アセンブ
リ５０のディスク８４、９２は、空洞２４２内に入れら
れ、かじ取車軸アセンブリ１０の空洞１００について述
べたような液体中に浸してある。空洞２４２は、スリー
ブ部材２３２及び端部キヤップ２２８の間に配置した環
状のシール２４４により外側端部を密封してある。空洞
２４２は、ブレーキ・ハウジング５０及び軸２１８の環
状に配置した環状のシール２４６により内側端部を密封
してある。
センブリ２１０を例示してある。かじ取車軸アセンブリ
１０と同様に車軸アセンブリ２１０は、湿式のディスク
・ブレーキ・アセンブリ５０と、この湿式のディスク・
ブレーキ・アセンブリ５０を作動するのに使うピストン
１０２とピストン１０２に取付けたシール１０４とを備
えている。ディスク・ブレーキ・アセンブリ５０、ピス
トン１０２及びシール１０４は、かじ取車軸アセンブリ
１０について前記したように構成され機能する。しかし
車軸アセンブリ２１０は次の点でかじ取車軸アセンブリ
１０とは異なる。かじ取車軸アセンブリ１０は、かじ取
可能な車軸アセンブリを備えているが、車軸アセンブリ
２１０は非かじ取車軸アセンブリを備えている。従って
車軸アセンブリ２１０は、かじ取ナックル部分及びブレ
ーキ・ハウジング部分を持つブラックルを備えていなく
て、ブレーキ・ハウジング２１２を備えこのブレーキ・
ハウジング内にディスク・ブレーキ・アセンブリ５０を
配置してある。車軸アセンブリ２１０は、中心軸線２１
４と軸線２１４のまわりに同軸に配置した車軸管２１６
とを備えている。ディファレンシャル（図示してない）
から出る回転車軸２１８は一部を車軸管２１６内に配置
されその外側端部でフランジ２２０に終っている。車軸
２１８のフランジ２２０は車軸管２１６の軸線方向外方
に配置してある。軸２１８は、軸受アセンブリ２２２に
よりブレーキ・ハウジング２１２内に軸受アセンブリ２
２２により回転できるように支えてある。半径方向に延
びるフランジ２２４は、車軸管２１６の外端部２２３に
取付けられ車軸管２１６と一体に形成してもよい。フラ
ンジ２２４は、ボルト２２６のような普通の手段により
ブレーキ・ハウジング２１２内側部分２２５に取り付け
れ、車軸管２１６をブレーキ・ハウジング２１２に取付
け又は連結するようにしてある。かじ取車軸アセンブリ
１０と同様に車軸アセンブリ２１０は、環状の端部キヤ
ップ２２８を備えている。端部キヤップ２２８は、ボル
ト２３０のような普通の手段によりブレーキ・ハウジン
グ２１２に締付けられディスク・ブレーキ・アセンブリ
５０の外側端部に近接して配置いてある。ディスク・ブ
レーキ・アセンブリ５０の作動中に、端部キヤップ２２
８は非回転の中間ディスク９２のうちの外側のディスク
に係合する関係に配置されディスク・ブレーキ・アセン
ブリ５０に加わる作動荷重に反作用を及ぼすようにして
ある。環状のスリーブ部材２３２は、ボルト２３８のよ
うな普通の手段により軸２１８のフランジ２２０に又車
輪ハブ２３６に締付けた半径方向に延びるフランジ部分
２３４を備えている。従ってスリーブ部材２３２は、軸
２１８及び車軸ハブ２３６と一緒に中心軸線２１４のま
わりに回転する。ディスク・ブレーキ・アセンブリ５０
の各環状の駆動ディスク８４は、スリーブ部材２３２の
軸線方向に延びる部分２４０に一緒に回転するようにス
プラインばめされ、従って又車軸２１８に一緒に回転す
るように結合してある。ディスク・ブレーキ・アセンブ
リ５０のディスク８４、９２は、空洞２４２内に入れら
れ、かじ取車軸アセンブリ１０の空洞１００について述
べたような液体中に浸してある。空洞２４２は、スリー
ブ部材２３２及び端部キヤップ２２８の間に配置した環
状のシール２４４により外側端部を密封してある。空洞
２４２は、ブレーキ・ハウジング５０及び軸２１８の環
状に配置した環状のシール２４６により内側端部を密封
してある。
【００１２】液体は、外部の源（図示してない）からブ
レーキ・ハウジング２１２に形成した入口２４８に供給
され、次いで半径方向内方に延びる通路２５０を経てブ
レーキ・ハウジング２１２に形成した環状の通路２５２
に流れる。ピストン１０２の高圧端部分１１２は通路２
５２内に配置してある。かじ取車軸アセンブリ１０と同
様にピストン１０２の高圧端部分１１２と通路２５２の
互いに対向する各側壁との間に比較的小さい環状のすき
まが存在し、ピストン１０２がハウジング２１２内で軸
線方向に可動なようにしてある。シール１０４は、かじ
取車軸アセンブリ１０について前記したようにピストン
１０２に接着され、又シール１０４は、ピストン１０２
の高圧端部分１１２と、通路２５２の互いに対向する側
壁との間の液体の漏れを防ぐ。シール１０４の内側の場
所で通路２５２内に入れた液体の静液圧に応答して、ピ
ストン１０２は、ディスク・ブレーキ・アセンブリ５０
に向かい付勢されディスク・ブレーキ・アセンブリ５０
に作動力を加える。従ってピストン１０２に加わる流体
圧力に応答して、駆動ディスク８４は、ピストン１０２
によりディスク・ブレーキ・アセンブリ５０の中間ディ
スク９２に摩擦を伴って係合し車輪ハブ２３６の回転を
遅らせ又は完全に止める。
レーキ・ハウジング２１２に形成した入口２４８に供給
され、次いで半径方向内方に延びる通路２５０を経てブ
レーキ・ハウジング２１２に形成した環状の通路２５２
に流れる。ピストン１０２の高圧端部分１１２は通路２
５２内に配置してある。かじ取車軸アセンブリ１０と同
様にピストン１０２の高圧端部分１１２と通路２５２の
互いに対向する各側壁との間に比較的小さい環状のすき
まが存在し、ピストン１０２がハウジング２１２内で軸
線方向に可動なようにしてある。シール１０４は、かじ
取車軸アセンブリ１０について前記したようにピストン
１０２に接着され、又シール１０４は、ピストン１０２
の高圧端部分１１２と、通路２５２の互いに対向する側
壁との間の液体の漏れを防ぐ。シール１０４の内側の場
所で通路２５２内に入れた液体の静液圧に応答して、ピ
ストン１０２は、ディスク・ブレーキ・アセンブリ５０
に向かい付勢されディスク・ブレーキ・アセンブリ５０
に作動力を加える。従ってピストン１０２に加わる流体
圧力に応答して、駆動ディスク８４は、ピストン１０２
によりディスク・ブレーキ・アセンブリ５０の中間ディ
スク９２に摩擦を伴って係合し車輪ハブ２３６の回転を
遅らせ又は完全に止める。
【００１３】以上本発明の好適な実施例について詳細に
説明したが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の
変化変型を行うことができるのはもちろんである。たと
えばシール１０４はディスク・ブレーキ作動システム内
に設けた環状のピストン１０２に使うように例示した
が、本シールは互いに差し込まれる組のディスクを持つ
ディスク形クラッチを作動するのに使われるような他の
形式の流体作動システムに設けるピストンに協働して使
ってもよい。さらに本シールはピストン以外の環状部材
に利用するのが有利である。従って本発明は前記した特
定の実施例に限定するものではない。
説明したが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の
変化変型を行うことができるのはもちろんである。たと
えばシール１０４はディスク・ブレーキ作動システム内
に設けた環状のピストン１０２に使うように例示した
が、本シールは互いに差し込まれる組のディスクを持つ
ディスク形クラッチを作動するのに使われるような他の
形式の流体作動システムに設けるピストンに協働して使
ってもよい。さらに本シールはピストン以外の環状部材
に利用するのが有利である。従って本発明は前記した特
定の実施例に限定するものではない。
【図１】本発明の好適とする実施例によるシールを設け
たかじ取車軸アセンブリの縦断面図である。
たかじ取車軸アセンブリの縦断面図である。
【図２】本発明シールを拡大して示す部分縦断面図であ
る。
る。
【図３】図１及び２に示したシールの図２の３−３線に
沿う断面図である。
沿う断面図である。
【図４】本発明の他の実施例による非かじ取車軸アセン
ブリの縦断面図である。
ブリの縦断面図である。
１０ 車軸アセンブリ ４８ ハウジング（ブラックル） ５０ ディス・クブレーキ・アセンブリ １０２ 環状のピストン １０４ シール １０６ 環状の通路 １０８，１１０ 側壁 １１２ 高圧端部分 １１６ 基礎部分 １１８ 端面 １２０，１２６ フランジ部分 １２２，１２８ 第１の端部 １２４，１３０ 第２の自由端部 １３２ リブ
Claims (11)
- 【請求項１】 ハウジング内に形成され１対の大体にお
いて円筒形の互いに対向する側壁を持つ環状の通路内に
配置された高圧端部分を備え、前記ハウジング内に配置
され、このハウジング内におい軸線方向に移動可能であ
る環状のピストンに使用するシールにおいて、 環状の基礎部分と、 この基礎部分に取付けた第１の端部と、第２の自由端部
とを持ち、前記自由端部を前記通路の側壁の一方に密封
係合状態で配置するように、前記基礎部分から半径方向
及び軸線方向に遠ざかる向きに延びる第１の環状のフラ
ンジ部分と、 前記基礎部分に取付けた第１の端部と、第２の自由端部
とを持ち、前記第１のフランジ部分から半径方向に間隔
を置き、前記自由端部を前記通路の側壁の他方に密封係
合状態で配置するように、前記基礎部分から半径方向及
び軸線方向に遠ざかる向きに延びる第２の環状のフラン
ジ部分とを備え、 前記基礎部分と、前記第１及び第２のフランジ部分とを
エラストマー質材料で作り、 前記基礎部分を前記ピストンの端面に接着して成るシー
ル。 - 【請求項２】 円周方向に互いに間隔を置いて横方向に
延びる複数のリブを備え、 これ等の各リブにより前記第１及び第２のフランジ部分
を相互に連結し、前記リブをエラストマー質材料で作っ
た請求項１のシール。 - 【請求項３】 ハウジング内に形成され１対の大体にお
いて円筒形の互いに対向する側壁を持つ環状の通路内に
配置された高圧端部分を備え、前記ハウジング内に配置
され、このハウジング内において軸線方向に移動可能で
ある環状のピストンに使用するシールにおいて、 環状の基礎部分と、 この基礎部分に取付けた第１の端部と、第２の自由端部
とを持ち、前記自由端部を前記通路の側壁の一方に密封
係合状態で配置するように、前記基礎部分から半径方向
及び軸線方向に遠ざかる向きに延びる第１の環状のフラ
ンジ部分と、 前記基礎部分に取付けた第１の端部と、第２の自由端部
とを持ち、前記第１のフランジ部分から半径方向に間隔
を置き、前記自由端部を前記通路の側壁の他方に密封係
合状態で配置するように、前記基礎部分から半径方向及
び軸線方向に遠ざかる向きに延びる第２の環状のフラン
ジ部分と、 前記第１及び第２のフランジ部分を相互に連結する複数
の円周方向に互いに間隔を置いて横方向に延びるリブと
を備え、 前記基礎部分を前記ピストンの端面に接触係合状態に
し、前記基礎部分と、前記第１及び第２のフランジ部分
と前記リブとを、エラストマー質材料で作って成るシー
ル。 - 【請求項４】 前記基礎部分を前記ピストンの端面に接
着した請求項３のシール。 - 【請求項５】 ハウジングと、 このハウジング内に配置され、液体中に浸されたディス
ク・ブレーキ・アセンブリと、 前記ハウジング内に形成され、１対の大体において円筒
形の互いに対向する側壁を持つ環状の通路と、 この通路内に前記ディスク・ブレーキ・アセンブリに近
接して配置された環状のピストンであって、前記通路内
で軸線方向に移動可能であり、前記ピストンの高圧端部
分に加えられる流体圧力に応答して前記ディスク・ブレ
ーキ・アセンブリに向かい付勢できる環状のピストン
と、 環状の基礎部分を持ち、さらに第１及び第２の環状のフ
ランジ部分とを備えたシールと、を備え、 前記各フランジ部分を、その第１の端部で前記基礎部分
に取付け、前記第１及び第２のフランジ部分の自由端部
を前記通路の側壁の１つに密封係合状態に配置するよう
に、前記第１及び第２のフランジ部分が前記基礎部分か
ら遠ざかる向きに半径方向及び軸線方向に延び、 前記シールの前記基礎部分を前記のピストンの高圧端面
に接着して成る、自動車に使用する車軸アセンブリ。 - 【請求項６】 前記シールに複数の円周方向に互いに間
隔を置いて横方向に延びるリブを設け、これ等のリブに
より前記の第１及び第２のフランジ部分を相互に連結し
た請求項５の車軸アセンブリ。 - 【請求項７】 前記シールをエラストマー質材料で作っ
た請求項６の車軸アセンブリ。 - 【請求項８】 中心軸線と、 この中心軸線のまわりに同軸に配置した車軸管と、 この車軸管の外側端部に取付けた半径方向に延びる環状
のフランジとを備え、 前記ハウジングに、前記フランジに内方部分を取付けた
ブレーキ・ハウジングを設けた請求項７の車軸アセンブ
リ。 - 【請求項９】 前記中心軸線のまわりに同軸に配置さ
れ、前記車軸管内に一部を配置した回転可能な車軸を備
え、この車軸の外側端部を前記車軸管の軸線方向外側に
配置し、 前記ディスク・ブレーキ・アセンブリに、前記車軸と一
緒に回転するようにこの車軸に結合した複数の環状の駆
動ディスクと、前記ブレーキ・ハウジングにスプライン
ばめした複数の回転可能でない環状の中間ディスクとを
設け、前記駆動ディスクと前記中間ディスクとを軸線方
向に移動可能にし相互に差し込むようにした請求項８の
車軸アセンブリ。 - 【請求項１０】 中心軸線と、 この中心軸線のまわりに同軸に配置した車軸管と、 この車軸管に取付けた管ヨークとを備え、 前記ハウジングに、ブラツクルのブレーキ・ハウジング
部分を設け、前記ブラツクルにさらに、前記管ヨークに
回転可能に取付けたかじ取ナツクル部分を設けた請求項
７の車軸アセンブリ。 - 【請求項１１】 前記中心軸線のまわりに同軸に配置し
た回転可能な車輪ハブを備え、 前記ディスク・ブレーキ・アセンブリに、前記車輪ハブ
と一緒に回転するようにこの車輪ハブと結合した複数の
環状の駆動ディスクと、前記ブレーキ・ハウジング部分
にスプラインばめした複数の回転可能でない環状の中間
ディスクとを設けた請求項１０の車軸アセンブリ。
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| US08/409184 | 1995-03-23 | ||
| US08/409,184 US5562186A (en) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | Piston seal |
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- 1996-03-22 DE DE19611428A patent/DE19611428A1/de not_active Withdrawn
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