JPH08291291A - ガス化プラント及びガス化発電プラント - Google Patents

ガス化プラント及びガス化発電プラント

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JPH08291291A
JPH08291291A JP7096404A JP9640495A JPH08291291A JP H08291291 A JPH08291291 A JP H08291291A JP 7096404 A JP7096404 A JP 7096404A JP 9640495 A JP9640495 A JP 9640495A JP H08291291 A JPH08291291 A JP H08291291A
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gas
gasification
fuel
gasification furnace
pressure
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JP7096404A
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Narihisa Sugita
成久 杉田
Shinya Entou
信也 圓島
Akira Itano
曉 板野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • Y02E20/18Integrated gasification combined cycle [IGCC], e.g. combined with carbon capture and storage [CCS]

Abstract

(57)【要約】 【目的】ガス化した燃料ガスをガスタービンに供給して
発電を行うガス化発電プラントにおいて、ガス化炉を安
定に保ち発電プラントの運転を円滑におこなう。 【構成】ガス化部5とガス化炉ガス冷却装置6からなる
ガス化炉でガス化されたガス化燃料と酸素製造プラント
13で発生する窒素ガスを混合する燃料ガス窒素混合部
52、混合後のガスを昇圧する燃料ガスブースト圧縮機
53および、該圧縮機53吐出側とガス化炉ガス冷却装
置6入り口部を、ガス化炉圧力制御弁60を介して接続
する燃料ガスバイパス59を設置し、ガス化炉圧力制御
弁60をガス化炉の内部の圧力に基づいて制御するガス
化炉圧力制御弁制御装置61を設けた。 【効果】十分な量の、十分な圧力の混合ガスを燃料ガス
バイパスを通してガス化炉に戻すことができるため、炉
内の圧力変動を制御できるとともに、ガス化炉出口のガ
ス温度を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気から分離された酸
素をガス化剤として使用するガス化炉において石炭、重
質油、廃棄物等をガス化するガス化プラント及び得られ
た燃料ガスをガスタービンに供給して発電を行うガス化
発電プラントに関し、特にガス化炉の圧力を安定に保ち
プラントの運転を円滑におこなうガス化プラント及びガ
ス化発電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】ガス化炉には、固定層、流動層、噴流層
等の形式があるが、いずれも石炭、重質油、廃棄物等を
炉内に供給して酸素や空気をガス化剤としてガス化反応
をおこなわせ燃料ガスを発生させものである。
【0003】以下、発電プラント用として各国において
開発が進められている酸素吹き噴流層石炭ガス化炉を例
に従来のガス化発電プラント技術と問題点を説明する。
【0004】噴流層炉では、石炭を微粉化し、水、蒸
気、窒素、二酸化炭素、ガス化燃料ガス等のガスを用い
て輸送しガス化炉に供給する。微粉炭が、ガス化炉に噴
出される部分にはバーナが設けられている。また、この
バーナ付近には石炭をガス化するのに必要なガス化剤が
同時に供給されようになっている。噴流層炉によりガス
化が行われる基本原理は、バーナからガス化炉に供給し
た石炭とガス化剤が反応し、発生した熱により炉内が高
温状態になり、石炭中に含まれる灰が溶融し、スラグ状
になった灰が分離されると同時に、ガス化反応がおこ
り、一酸化炭素、水素およびメタンなどで構成される可
燃性燃料ガスが発生するものである。
【0005】石炭中の灰分を溶融させるため、炉内に高
い温度(1000℃以上、石炭の種類により異なる。)
の領域をガス化燃料の原燃料である石炭の燃焼によって
作り出す必要がある。灰の溶融温度が高い石炭ほど燃焼
反応を多くすることによって高温にしなければならず、
このため石炭が持つエネルギの顕熱への変換率が多くな
り、石炭ガス化燃料としての発熱量は低下することにな
る。このため、炉温度を容易に高温化するため、酸化剤
として酸素を用いることが一般的である。
【0006】噴流層化炉の最大の問題点は溶融しスラグ
状になった灰がガス化した燃料ガスによって運ばれ下流
の熱交換器等に付着することにある。スラグが熱交換器
の伝熱面に付着し固化すると、熱交換器による燃料ガス
顕熱からの熱回収を阻害することになり発電プラントの
効率が低下すると同時に、スラグの付着が増大し、甚だ
しい場合には燃料ガス流路を閉塞させることになる。
【0007】スラグの付着を防止する一つの方法はガス
化直後の燃料ガス温度を低下させスラグを固化し付着し
にくくすることであり、例えばイー・ピー・アール・ア
イ(EPRI)の報告書TR−101609(Nov.199
2)(Engineering Evaluation of Prenflo-Based Integ
rated-Gasification-Combined-Cycle(IGCC) Power Plan
t Designs)のP5−21には、脱塵装置を出たガス化燃
料ガスの一部をクエンチガスとしてガス化炉と熱回収ボ
イラ間の配管に戻すため、脱塵装置・水洗装置間からガ
ス化炉・熱回収ボイラ間にクエンチガスリサイクル配管
を設け、この配管に昇圧用圧縮機を設置した例が示され
ている。
【0008】また、負荷変化時等におけるガス化炉の運
転を円滑におこなうためには、炉内の温度をスラグの溶
融流動化温度以上に高温化すると同時に、炉内材料が許
容する耐熱温度以下に保つ必要がある。ガスタービンの
運転を考慮すると、ガス化炉系統からの燃料ガスの発熱
量が変化するとガスタービンの出力が変化するだけでな
く燃焼状態が不安定になる。したがって、ガス化炉に供
給される石炭、ガス化剤の流量はガス化炉が安定運転で
きるように制御される必要がある。供給量は、流量制御
弁、供給装置等により制御されるが、前提条件として供
給側の圧力の安定とガス化炉内圧力の安定が必要であ
る。一般には石炭、ガス化剤の供給側の時定数が大きい
ため、ガス化炉内の圧力が変動すると供給流量の変動が
発生し不安定になる。
【0009】また、ガスタービンは部分負荷運転におい
て燃焼器内の圧力が低下する。このため、ガスタービン
圧縮機出口からの抽気空気を酸素製造プラントに用いる
プラントでは、酸素製造プラント、ガス化炉の運転圧力
の設定を部分負荷運転時を考慮して設定する必要があ
る。
【0010】以上ガス化発電におけるいくつかの解決す
べき問題点について、石炭ガス化炉を例として説明した
が、他の燃料、重質油や廃棄物等のガス化発電プラント
においてもほぼ同様の問題をかかえている。
【0011】本発明の目的は、空気から分離された酸素
をガス化剤として使用し石炭、重質油、廃棄物等をガス
化し、ガス化した燃料ガスをガスタービンに供給して発
電を行うガス化発電プラントにおいて、ガス化炉を安定
に保ち発電プラントの運転を円滑におこなうことにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ガス化され
た燃料ガスと酸素製造プラントの酸素分離過程で発生す
る窒素ガスを混合した後それを昇圧し、昇圧された混合
ガスの一部をガス化炉に供給することによって達成され
る。
【0013】上記目的はまた、ガス化された燃料ガスと
酸素製造プラントの酸素分離過程で発生する窒素ガスと
排熱回収ボイラで生成された蒸気とを混合した後それを
昇圧し、昇圧された混合ガスの一部をリサイクルガスと
してガス化炉に供給することによっても達成される。
【0014】ガス化炉に供給される混合ガスの量は、ガ
ス化炉の内部の圧力の高低に応じて制御するのが望まし
い。また、ガス化炉が、燃料をガス化するガス化部と、
このガス化部の上方に結合されガス化された燃料(粗製
ガス)の熱を回収する熱交換器を内装したガス化炉ガス
冷却装置とからなっている場合、混合ガス(リサイクル
ガス)をガス化炉に供給する位置は、ガス化炉ガス冷却
装置の、内装された熱交換器よりもガス化部側のできる
だけガス化部と結合部に近い位置が望ましい。
【0015】
【作用】図6にガス化装置とガスタービンの関連を示
す。ガス化炉はガス化部5とその上方に結合されたガス
化炉ガス冷却装置6とで構成されている。ガス化部5に
は、燃料とガス化剤Gcが供給され、ガス化燃料Ggを
発生するとともに灰分Glを分離し炉外に排出する。ガ
ス処理装置系統601を出た燃料ガスはガスタービン燃
料配管51を流れ、燃料ガス窒素混合部52にて酸素製
造プラントから送られる窒素ガスGnと混合した後燃料
ガスブ−スト圧縮機53にて昇圧され燃焼器2に供給さ
れる。燃料ガスブ−スト圧縮機53出口には燃料ガス分
岐部57が設けられ、燃料ガス分岐部57からは、燃料
ガスバイパス59がガス化炉ガス冷却装置6のガス化部
5との結合部に近い位置に接続され、燃料ガスバイパス
59にはガス化炉圧力制御弁60が設置される。
【0016】石炭ガス化炉内の圧力P1の変動をなくす
には、図6に示すように炉内の流量変動をなくすことが
必要である。炉内の流量変動は、生成されたガス化燃
料,灰分,燃料とガス化剤の流量(ガス化炉に燃料とと
もに供給される搬送用窒素ガスを含む)をそれぞれG
g,Gl,Gcとすると、(Gc−Gg−Gl)で表さ
れる。圧力P1の変動をなくすには、流量Gr=(Gg
+Gl−Gc)のリサイクルガスを燃料ガスバイパス5
9を通して炉内に供給すれば良い。リサイクルガスの流
量制御は例えばガス化炉ガス冷却装置6内の圧力を検出
してガス化炉圧力制御弁60で行なうことができる。圧
力変動を少なくするにはガス化炉から出て行くガス化燃
料の流量Ggを、変化が大きな燃料とガス化剤の流量G
cに比べ多くすればよい。一旦ガス化炉を出た燃料ガス
と酸素製造プラントで生成された窒素ガスを混合して昇
圧し、その一部をリサイクルガスとしてガス化炉ガス冷
却装置6に送りこめば、ガス化炉から出て行くガス化燃
料の流量Ggが大きくなる。
【0017】また、排熱回収ボイラが設けられている発
電プラントの場合、この排熱回収ボイラで生成される蒸
気の一部をガス化炉を出た燃料ガスに窒素ガスとともに
混合して昇圧し、その一部をリサイクルガスとしてガス
化炉ガス冷却装置6に送りこむことにしても同様の結果
が得られる。
【0018】リサイクルガスをガス化炉ガス冷却装置6
に内装された熱回収用の熱交換器よりも、ガス化部側に
供給することで、ガス化部から出てきた粗製ガスが熱交
換器に接触する前に粗製ガスの温度が低下する。この結
果、粗製ガスとともにガス化炉ガス冷却装置6に流入し
てきた溶融灰分の温度も低下し、熱交換器の伝熱面に付
着する恐れが無くなる。リサイクルガスのガス化炉への
供給点は、したがって、ガス化炉ガス冷却装置6のでき
るだけガス化部出口に近い位置とするのがよい。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。図示のガス化発電プラントは、大きく分けて、燃料
ガス生成供給部100Aと、該燃料ガス生成供給部10
0Aから供給される燃料ガスを昇圧する燃料ガス昇圧部
100Bと、昇圧された燃料ガスを燃焼させて動力を取
り出すガスタービン装置100Cと、ガスタービン装置
100Cから排出される燃焼ガスから熱を回収して水蒸
気を生成する排熱回収ボイラ18と、排熱回収ボイラ1
8で生成された水蒸気から電力を取り出すタービン発電
機部100Dと、窒素及び酸素を生成して所定の部分に
供給する酸素窒素供給部100Eと、それらの間を接続
する配管と、を含んで構成されている。
【0020】燃料ガス生成供給部100Aは、石炭ガス
化部5と該石炭ガス化部5の上部に結合されたガス化炉
ガス冷却装置6で構成される石炭ガス化炉と、前記ガス
化炉ガス冷却装置6に粗製燃料ガス配管で接続されたガ
ス化炉熱回収ボイラ7と、該ガス化炉熱回収ボイラ7の
燃料ガス出口に接続された脱じん装置8と、該脱じん装
置8に接続されたガス洗浄装置9と、該ガス洗浄装置9
に加熱流体入り口を接続されたガス=ガス熱交換器10
と、該ガス=ガス熱交換器10の加熱流体出口に入り側
を接続されたガス精製装置11と、石炭ガス化部5、ガ
ス化炉ガス冷却装置6の圧力を検出する圧力検出装置C
62と、圧力検出装置C62の信号を受けるガス化炉圧
力制御弁制御装置61と、ガス化炉熱回収ボイラ7に接
続されたガス化炉熱回収ボイラドラム37と、を含んで
構成されている。ガス化炉熱回収ボイラ7には、ガス化
炉熱回収ボイラ蒸発器35、ガス化炉熱回収ボイラエコ
ノマイザ34が設置され、ガス化炉ガス冷却装置6には
ガス化炉蒸発器36が内装されている。ガス化炉熱回収
ボイラ蒸発器35の出口、ガス化炉熱回収ボイラエコノ
マイザ34の出口及びガス化炉蒸発器36の出口はいず
れもガス化炉熱回収ボイラドラム37に接続され、ガス
化炉熱回収ボイラ蒸発器35及びガス化炉蒸発器36の
出口はガス化炉エコノマイザ循環ポンプ38の吐出側に
接続されている。ガス化炉エコノマイザ循環ポンプ38
の吸入口はガス化炉熱回収ボイラドラム37に接続され
ている。前記ガス精製装置11の出側は前記ガス=ガス
熱交換器10の被加熱流体入り側に接続されている。
【0021】燃料ガス昇圧部100Bは、ガス=ガス熱
交換器10の被加熱流体出側にガスタービン燃料配管5
1で接続された燃料ガス窒素混合部52と、該燃料ガス
窒素混合部52にガスタービン燃料配管51で燃料ガス
入り口を接続された燃料ガスブースト圧縮機53と、燃
料ガスブースト圧縮機53の吐出側に接続された燃料ガ
ス分岐部57と、燃料ガス分岐部57の第1の出口に接
続された燃料制御弁58と、燃料ガス分岐部57の圧力
を検出する圧力検出装置B56と、該圧力検出装置B5
6の信号を受ける燃料ガスブースト圧縮機制御装置55
と、該燃料ガスブースト圧縮機制御装置55により制御
され前記燃料ガスブースト圧縮機53を駆動する燃料ガ
スブースト圧縮機駆動装置54と、前記燃料ガス分岐部
57の第2の出口に接続され前記ガス化炉圧力制御弁制
御装置61に制御されるガス化炉圧力制御弁60を介し
て前記第2の出口とガス化炉ガス冷却装置6の石炭ガス
化部5との接続部に近い部分を連通する燃料ガスバイパ
ス59と、を含んで構成されている。燃料ガスバイパス
59のガス化炉ガス冷却装置6への接続点は、ガス化炉
ガス冷却装置6に内装されているガス化炉蒸発器36よ
りも、ガス化部5との結合部に近い位置にしてある。
【0022】ガスタービン装置100Cは、前記燃料制
御弁58に接続され燃焼ガスを生成供給する燃焼器2
と、該燃焼器2から燃焼ガスの供給を受けて回転するガ
スタービン3と、該ガスタービン3に直結され空気を圧
縮して前記燃焼器2に供給するガスタービン圧縮機1
と、を含んで構成され、ガスタービン圧縮機1入口には
ガスタービン入口空気配管39が、ガスタービン3出口
には燃焼排気管40が接続されている。前記ガスタービ
ン圧縮機1の吐出口は圧縮空気配管により、前記燃焼器
2に接続されている。
【0023】排熱回収ボイラ18は、低圧エコノマイザ
24と、該低圧エコノマイザ24の出口に接続された低
圧ドラム25及び加圧ポンプ27と、該低圧ドラム25
に接続された低圧蒸発器26及び再熱器33と、前記加
圧ポンプ27の吐出側に接続された高圧エコノマイザ2
8及びガス化炉熱回収ボイラ給水ポンプ29と、前記高
圧エコノマイザ28の出側に接続された高圧ドラム30
と、該高圧ドラム30に接続された高圧蒸発器31及び
過熱器32と、を含んで構成されている。また、ガス化
炉熱回収ボイラ給水ポンプ29の吐出側は前記ガス化炉
熱回収ボイラエコノマイザ34の入り側に接続され、過
熱器32の入り側は前記ガス化炉熱回収ボイラドラム3
7に接続されている。低圧ドラム25はまた、再熱器3
3の入口に接続されている。
【0024】タービン発電機部100Dは、高圧蒸気タ
ービン21、再熱蒸気タービン22、低圧タービン2
3、復水器19、給水ポンプ20で構成される蒸気ター
ビン系と、該蒸気タービン系及びガスタービン3と一軸
に構成された発電機4とを含んで構成されている。再熱
蒸気タービン22出口からは低圧タービン23へ管路が
接続され低圧蒸気タービン23出口からは、復水器19
に管路が接続されている。低圧タービン23に接続され
た復水器19からの給水管路は、給水ポンプ20を通り
排熱回収ボイラ18内の低圧エコノマイザ24入り口に
接続され、前記過熱器32の出口が高圧蒸気タービン2
1の蒸気入口に、高圧蒸気タービン21の蒸気出口が再
熱器33の入口に、再熱器33の出口が再熱蒸気タービ
ン22の蒸気入口に、それぞれ接続されている。
【0025】酸素窒素供給部100Eは、空気圧縮機入
口配管45を備えた空気分離装置用空気圧縮機12と、
空気分離装置用空気圧縮機12の吐出口に接続された供
給空気混合部46と、該供給空気混合部46に接続され
酸素と窒素を空気から分離する酸素製造プラント13
と、酸素製造プラント13に搬送用窒素供給配管47を
介して接続された高圧窒素圧縮機15と、酸素製造プラ
ント13に酸素供給配管49を介して接続された酸素圧
縮機14と、酸素製造プラント13に窒素供給配管50
を介して接続された窒素圧縮機16と、窒素圧縮機16
の吐出口に被加熱流体入り口を接続された空気窒素熱交
換器17と、該空気窒素熱交換器17の加熱流体入り口
に抽気空気制御弁42を介して前記圧縮空気配管(前記
ガスタービン圧縮機1の吐出口と前記燃焼器2を接続す
る)を接続する抽気空気配管41と、ガスタービン圧縮
機1出口の圧力を検出する圧力検出装置A44と、該圧
力検出装置A44で検出された圧力に応じて圧縮機出口
圧力が設定値以下になるよう前記抽気空気制御弁42を
制御する抽気空気制御弁制御装置43と、を含んで構成
されている。空気窒素熱交換器17の加熱流体出口は前
記供給空気混合部46に接続され、空気窒素熱交換器1
7の被加熱流体出口は前記燃料ガス窒素混合部52に接
続されている。また、高圧窒素圧縮機15の吐出口は搬
送用窒素供給配管47を介して石炭供給管48に接続さ
れ、酸素圧縮機14の吐出口は酸素供給配管49を介し
て石炭ガス化部5に接続されている。
【0026】以下、本実施例の動作を説明する。
【0027】酸素製造プラント13には空気分離装置用
空気圧縮機12によって圧縮された空気とガスタービン
圧縮機1から抽気空気配管41を通って空気窒素熱交換
器17にて窒素ガスを昇温した抽気空気が供給空気混合
部46で混合されて供給される。抽気空気制御弁42は
抽気空気配管41からの抽気流量を制御する。この実施
例ではガスタービン圧縮機1出口の圧力を圧力検出装置
A44で検出し抽気空気制御弁制御装置43に送り圧縮
機出口圧力が設定値以下にするよう抽気空気制御弁42
を制御する。
【0028】供給空気混合部46をでた高圧空気は酸素
製造プラント13内で酸素と窒素に分離され、酸素製造
プラント13出口では、酸素と窒素が得られる。発電用
のガス化では、製鉄などの産業用酸素濃度ほど純粋な酸
素濃度は必要でなく約95%以上の酸素濃度で十分であ
る。
【0029】酸素製造プラント13で空気から分離され
た窒素ガスの一部は、搬送用窒素供給配管47を通って
高圧窒素圧縮機15で昇圧され、石炭供給管48を通っ
て石炭ガス化炉5に供給される石炭を搬送するのに使用
される。残りの窒素ガスは窒素供給配管50を通って窒
素圧縮機16で昇圧され、空気窒素熱交換器17で抽気
空気によって加熱され燃料ガス窒素混合部52に供給さ
れる。酸素ガスは酸素供給配管49を通って酸素圧縮機
14にて昇圧され、石炭ガス化部5に供給され石炭をガ
ス化させる。
【0030】石炭ガス化部5でつくられた粗製ガスは温
度が高いため、ガス化炉ガス冷却装置6、ガス化炉熱回
収ボイラ7にて排熱回収ボイラ18から送られた給水を
蒸発させ、自身の温度を低下させる。発生した蒸気は排
熱回収ボイラ18に送られる。ガス化炉熱回収ボイラ7
をでた粗製ガスは脱じん装置8にてダストを除去され、
ガス洗浄装置9にて洗浄され、ガス=ガス熱交換器10
にはいって、ガス精製装置11を出た精製燃料ガスを加
熱しガス精製装置11にはいる。ガス精製装置11で
は、粗製ガス中の不純物、特に硫黄を含む硫化物が除去
され、燃料ガスとなる。
【0031】ガス精製装置11を出た燃料ガスは、ガス
=ガス熱交換器10にはいって加熱され、ガスタービン
燃料配管51を通って燃料ガス窒素混合部52に入り、
空気窒素熱交換器17を通過してきた窒素ガスと混合さ
れる。窒素ガスと混合した燃料ガスは燃料ガスブースト
圧縮機53にて昇圧され、燃料ガス分岐部57におくら
れる。燃料ガス分岐部57では、この混合ガス(窒素ガ
スと混合した燃料ガス)は、燃料制御弁58を通って燃
焼器2に供給される燃料ガスと、燃料ガスバイパス5
9、ガス化炉圧力制御弁60を通ってガス化炉ガス冷却
装置6の石炭ガス化部5との結合部近傍に戻されるリサ
イクルガスに分配される。
【0032】ガスタービン装置では、空気がガスタービ
ン入口空気配管39を通ってガスタービン圧縮機1に吸
入され昇圧されて圧縮空気配管を経て燃焼器2に送られ
る。圧縮空気配管には抽気空気配管41が分岐接続さ
れ、圧縮空気を酸素製造プラント13に抽気する。燃焼
器2に送られた圧縮空気は、燃料制御弁58を通ってき
た燃料ガスを燃焼させ高温の燃焼ガスを発生させる。燃
焼器2をでた高温の燃焼ガスはガスタービン3に供給さ
れて膨張し動力を発生する。ガスタービン3は蒸気ター
ビンとともにガスタービン圧縮機1および発電機4を駆
動し電力を発生する。ガスタービンを出た燃焼ガスは燃
焼排気管40を通って、排熱回収ボイラ18に供給され
る。
【0033】排熱回収ボイラ18では、復水器19から
給水ポンプ20で送られてきた給水を給水配管を通し
て、低圧エコノマイザ24に供給し、低圧ドラム25、
低圧蒸発器26、高圧エコノマイザ28、高圧ドラム3
0、高圧蒸発器31、過熱器32を通して前記燃焼ガス
により加熱、蒸発、過熱をおこない、過熱蒸気を高圧蒸
気タービン21に供給する。低圧エコノマイザ24を出
た給水の一部は、加圧ポンプ27で昇圧され高圧給水と
なる。この高圧給水は高圧エコノマイザ28及びガス化
炉熱回収ボイラ7のガス化炉熱回収ボイラエコノマイザ
34に送られる。
【0034】高圧ドラム30と過熱器32入り口を結ぶ
配管には、ガス化炉熱回収ボイラドラム37で発生した
蒸気が混入する。高圧蒸気タービン21の戻り蒸気は低
圧ドラム25で発生した蒸気と混ざり再熱器33へ送ら
れ、再度昇温され、再熱蒸気タービン22を経て低圧蒸
気タービン23へ送られる。各蒸気タービンで発生した
動力により発電機4が駆動され電力を発生する。
【0035】燃料ガスブースト圧縮機53を駆動する燃
料ガスブースト圧縮機駆動装置54は、燃料ガス分岐部
57の圧力を設定値に保つよう、燃料ガス分岐部57の
圧力を検出する圧力検出装置B56の信号を受けた燃料
ガスブースト圧縮機制御装置55により制御される。ガ
ス化炉圧力制御弁60は石炭ガス化部5及びガス化炉ガ
ス冷却装置6の圧力を検出する圧力検出装置C62の信
号を受けるガス化炉圧力制御弁制御装置61によりガス
化炉内の圧力を一定にするようその開度を制御される。
すなわち、検出された圧力が予め設定された圧力より高
い場合、リサイクルガスの流量は低減され、検出された
圧力が予め設定された圧力より低い場合、リサイクルガ
スの流量は増加される。
【0036】本実施例によれば、燃料ガスに加え酸素製
造プラント13からの窒素ガスを混合し、混合されたガ
スを昇圧するため、十分な量の、かつ十分な圧力のリサ
イクルガスを燃料ガスバイパス59を通してガス化炉ガ
ス冷却装置6に戻すことができ、ガス化炉内の圧力変動
を制御できる。また、石炭ガス化部5からでて来る粗製
ガスにリサイクルガスを混入することでこの粗製ガスの
温度が低下され、粗製ガスとともにガス化炉ガス冷却装
置6に流入する溶融灰分も冷却される。このため、灰分
がガス化炉ガス冷却装置6の伝熱面に付着しにくくな
り、伝熱効率が低下するのが防止される。
【0037】さらに、燃料ガスと窒素を混合し、低発熱
量となった燃料ガスを燃料ガスブースト圧縮機53に通
して昇圧するため、燃料ガスと窒素ガスの混合が均一化
され、燃焼器2における燃焼時に安定な燃焼が可能にな
ると同時に発生するNOx量を低減できる効果がある。
【0038】また、燃焼器2に供給する直前の燃料ガス
を燃料ガスブースト圧縮機53にて昇圧するため、ガス
化系統の圧力設定を予めガスタービン定格運転圧力より
低く設定し燃料ガスブースト圧縮機53にて供給圧力を
調整することによって発電プラントとしての運転範囲を
広げることができる効果もある。
【0039】また、本実施例および以下の実施例では、
ガス化炉として石炭ガス化炉を例に示しいるが、酸素を
ガス化剤とする他のガス化炉、例えば重質油、廃棄物等
をガス化するガス化炉においても本発明が適用できる。
【0040】本発明の第2の実施例を図2に示す。図2
の実施例が図1に示す第1の実施例と異なるのは、燃料
ガス窒素混合部52、燃料ガスブースト圧縮機53、燃
料ガス分岐部57をガス精製装置11と燃料ガス・混合
ガス熱交換器202の間に配置し、ガス=ガス熱交換器
10に代えて窒素と混合されたあとの燃料ガス(混合ガ
ス)をガス洗浄装置9を出た粗製ガスで昇温する燃料ガ
ス・混合ガス熱交換器202を設け、空気窒素熱交換器
17に代えて前記混合ガスをガスタービン圧縮機1から
の抽気空気により昇温する空気・混合ガス熱交換器20
3を設け、燃料ガス・混合ガス熱交換器202を出た混
合ガスと空気・混合ガス熱交換器203を出た混合ガス
を合流させる混合ガス合流部201を設けた点である。
他の部分はだい1の実施例と同じであるので説明を省略
する。
【0041】ガス精製装置11を出た低温度の精製燃料
ガスは、燃料ガス窒素混合部52にて酸素製造プラント
13からの窒素ガスと混合され、燃料ガスブースト圧縮
機53にて昇圧されたのち燃料ガス分岐部57に導か
れ、ここで、燃料ガスバイパス59を通って、ガス化炉
ガス冷却装置6にリサイクルガスとして供給される混合
ガスと、燃料ガス・混合ガス熱交換器202に供給され
る混合ガスと、空気・混合ガス熱交換器203に供給さ
れる混合ガスとに分けられる。燃料ガス・混合ガス熱交
換器202に供給された混合ガスはガス洗浄装置9を出
た粗製ガスにより昇温され、空気・混合ガス熱交換器2
03に供給された混合ガスはガスタービン圧縮機1から
の抽気空気により昇温され、両者は混合ガス合流部20
1にて合流して燃料ガスとして燃焼器2に供給される。
【0042】本実施例では、燃料ガス・混合ガス熱交換
器202で昇温される前の燃料ガスと空気・混合ガス熱
交換器203で昇温される前の窒素を混合し、昇圧後ガ
ス化炉ガス冷却装置6に供給するため、前記第1の実施
例の効果に加え、石炭ガス化部5からガス化炉ガス冷却
装置6に流入してきた燃料ガス温度を低下させるのによ
り効果的であるととともに、燃料ガス・混合ガス熱交換
器202および空気・混合ガス熱交換器203における
熱回収を効果的に行える。
【0043】本発明の第3の実施例を図3に示す。図3
の実施例が図1の実施例と異なるのは、図3の実施例で
は図1の実施例に加えて、排熱回収ボイラ18の低圧ド
ラム25と燃料ガス窒素混合部52を蒸気制御弁302
を介して接続する蒸気供給配管301を設け、燃料ガス
窒素混合部52に蒸気を混合できるようにした点であ
る。他の部分は図1に示す実施例と同じであるので説明
を省略する。
【0044】本実施例によれば、第1の実施例による効
果に加え、燃料ガスに窒素及び蒸気を混合させることが
できるため、燃料の発熱量は更に低下し低NOx化に効
果的であると同時に、ガス化炉ガス冷却装置6へのリサ
イクル流量を増加させ、ガス化炉ガス冷却装置6へ蒸気
を供給させることによりガス化反応によって高温となっ
てガス化炉ガス冷却装置6へ流入するガスの温度を低下
させる効果がある。
【0045】本発明の第4の実施例を図4に示す。図4
の実施例では図1の実施例に加えて、燃料ガス窒素混合
部52と燃料ガスブースト圧縮機53を燃料ガス漏れ防
止室401で密封し、燃料ガス漏れ防止室401と空気
窒素熱交換器17の窒素出口を窒素供給配管50で連通
し、燃料ガス窒素混合部52には窒素供給配管50に代
えて燃料ガス漏れ防止室401内で開口した窒素吸い込
み配管402が接続されている。他の部分は前記第1の
実施例と同じであるので、説明を省略する。酸素製造プ
ラント13から供給され窒素圧縮機16で昇圧された窒
素ガスは、窒素供給配管50を通って燃料ガス漏れ防止
室401内に供給され、燃料ガスブースト圧縮機53の
回りを窒素ガスで覆い、窒素吸い込み配管402から燃
料ガス窒素混合部52に入って、燃料ガスと混合して燃
料ガスブースト圧縮機53に供給される。
【0046】本実施例によれば、燃料ガスブースト圧縮
機53のガスシール部から昇圧するガスが何等かの原因
でリークした場合においても燃料ガス漏れ防止室401
内は窒素雰囲気であり、リークガスも窒素吸い込み配管
402から再び燃料ガスブースト圧縮機53に吸入され
て昇圧されるため、前記第1の実施例による効果に加
え、外部に可燃性燃料ガスが漏れるのを防止できる効果
がある。
【0047】本発明の第5の実施例を図5に示す。図5
の実施例では、ガスタービンのガスタービン圧縮機1か
ら酸素製造プラント13に抽気を行わず、図1の実施例
に加えて、燃料ガス分岐部57と燃焼器2の間に高圧燃
料ガスブースト圧縮機駆動装置502にて駆動される高
圧燃料ガスブースト圧縮機501を設置し、燃料ガスブ
ースト圧縮機53出口の燃料ガスを高圧燃料ガスブース
ト圧縮機501にて更に昇圧して燃焼器2に供給できる
ようにしてある。他の部分は第1の実施例と同じである
ので、説明を省略する。
【0048】本実施例によれば、前記第1の実施例によ
る効果に加え、ガス化炉系統の運転圧力がガスタービン
系の運転圧力に必要な圧力より低い場合においても高圧
燃料ガスブースト圧縮機501を用いることによって運
転を可能にする効果がある。
【0049】なお、図2〜5に示す各実施例では、抽気
空気制御弁42,抽気空気制御弁制御装置43,圧力検
出装置A44,燃料制御弁58,ガス化炉圧力制御弁6
0,ガス化炉圧力制御弁制御装置61,圧力検出装置C
62などの記載を省略してある。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、空気から分離された酸
素をガス化剤として使用し石炭、重質油、廃棄物等をガ
ス化し、ガス化した燃料ガスをガスタービンに供給して
発電を行うガス化発電プラントにおいて、ガス化炉を安
定に保ち発電プラントの運転を円滑におこなうことがで
きる。また、ガス化炉に内装された熱交換器の伝熱面へ
の灰分の付着を防止し、伝熱効率の低下を防ぐ効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す系統構成図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示す系統構成図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示す系統構成図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施例を示す系統構成図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施例を示す系統構成図であ
る。
【図6】本発明の作用を説明するガス化発電プラントの
部分系統図である。
【符号の説明】
1 ガスタービン圧縮機 2 燃焼器 3 ガスタービン 4 発電機 5 石炭ガス化部 6 ガス化炉
ガス冷却装置 7 ガス化炉熱回収ボイラ 8 脱じん装
置 9 ガス洗浄装置 10 ガス=
ガス熱交換器 11 ガス精製装置 12 空気分
離装置用空気圧縮機 13 酸素製造プラント 14 酸素圧
縮機 15 高圧窒素圧縮機 16 窒素圧
縮機 17 空気窒素熱交換器 18 排熱回
収ボイラ 19 復水器 20 給水ポ
ンプ 21 高圧蒸気タービン 22 再熱蒸
気タービン 23 低圧タービン 24 低圧エ
コノマイザ 25 低圧ドラム 26 低圧蒸
発器 27 加圧ポンプ 28 高圧エ
コノマイザ 29 ガス化炉熱回収ボイラ給水ポンプ 30 高圧ド
ラム 31 高圧蒸発器 32 過熱器 33 再熱器 34 ガス化炉熱回収ボイラエコノマイザ 35 ガス化炉熱回収ボイラ蒸発器 36 ガス化
炉蒸発器 37 ガス化炉熱回収ボイラドラム 38 ガス化炉エコノマイザ循環ポンプ 39 ガスタ
ービン入口空気配管 40 燃焼排気管 41 抽気空
気配管 42 抽気空気制御弁 43 抽気空
気制御弁制御装置 44 圧力検出装置A 45 空気圧
縮機入口配管 46 供給空気混合部 47 搬送用
窒素供給配管 48 石炭供給管 49 酸素供
給配管 50 窒素供給配管 51 ガスタ
ービン燃料配管 52 燃料ガス窒素混合部 53 燃料ガ
スブースト圧縮機 54 燃料ガスブースト圧縮機駆動装置 55 燃料ガスブースト圧縮機制御装置 56 圧力検出装置B 57 燃料ガ
ス分岐部 58 燃料制御弁 59 燃料ガ
スバイパス 60 ガス化炉圧力制御弁 61 ガス化
炉圧力制御弁制御装置 62 圧力検出装置C 201 混合
ガス合流部 202 燃料ガス・混合ガス熱交換器 203 空気
・混合ガス熱交換器 301 蒸気供給配管 302 蒸気
制御弁 401 燃料ガス漏れ防止室 402 窒素
吸い込み配管 501 高圧燃料ガスブースト圧縮機 502 高圧燃料ガスブースト圧縮機駆動装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料をガス化するガス化炉と、このガス
    化炉にガス化剤として酸素を空気から分離して供給する
    酸素製造プラントとを含んでなるガス化プラントの運転
    方法において、前記ガス化炉で生成されたガス化燃料と
    酸素製造プラントにて酸素分離過程で発生する窒素ガス
    を混合した後、その混合ガスを昇圧し、昇圧した混合ガ
    スの一部をリサイクルガスとして前記ガス化炉に戻すこ
    とを特徴とするガス化プラントの運転方法。
  2. 【請求項2】 ガス化炉の圧力を検出し、検出された圧
    力値に応じてガス化炉に戻す混合ガスの量を増減するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のガス化プラントの運転
    方法。
  3. 【請求項3】 ガス化炉が燃料をガス化するガス化部
    と、該ガス化部の上方に結合されガス化された燃料の熱
    を回収する熱交換器を内装したガス化炉ガス冷却装置と
    を含んでなり、リサイクルガスは、前記ガス化炉ガス冷
    却装置の熱交換器と、ガス化炉ガス冷却装置とガス化部
    との結合部の中間に戻されることを特徴とする請求項1
    または2に記載のガス化プラントの運転方法。
  4. 【請求項4】 燃料をガス化するガス化炉と、このガス
    化炉にガス化剤として酸素を空気から分離して供給する
    酸素製造プラントとを含んでなるガス化プラントにおい
    て、前記ガス化炉で生成されたガス化燃料と酸素製造プ
    ラントにて酸素分離過程で発生する窒素ガスを混合する
    燃料ガス窒素混合部と、該燃料ガス窒素混合部に接続し
    て設けられた混合ガス昇圧手段と、該混合ガス昇圧手段
    の吐出側に設けられ混合ガスを複数の供給先に分岐させ
    る分岐手段と、該分岐手段と前記ガス化炉を接続する燃
    料ガスバイパスと、を含んでなることを特徴とするガス
    化プラント。
  5. 【請求項5】 ガス化炉内の圧力を検出する圧力検出器
    と、燃料ガスバイパスに介装された弁と、前記圧力検出
    器の検出圧力が設定された圧力よりも高いときに前記弁
    の開度を低下させ、低いときに前記弁の開度を増加させ
    る弁制御手段と、が設けられていることを特徴とする請
    求項3に記載のガス化プラント。
  6. 【請求項6】 ガス化炉が燃料をガス化するガス化部
    と、該ガス化部の上方に結合されガス化された燃料の熱
    を回収する熱交換器を内装したガス化炉ガス冷却装置と
    を含んでなり、燃料ガスバイパスは、前記ガス化炉ガス
    冷却装置の熱交換器と、ガス化炉ガス冷却装置とガス化
    部との結合部の中間に接続されていることを特徴とする
    請求項4または5に記載のガス化プラント
  7. 【請求項7】 燃料をガス化するガス化炉と、このガス
    化炉にガス化剤として酸素を空気から分離して供給する
    酸素製造プラントと、前記ガス化炉で生成されたガス化
    燃料を燃料とするガスタービンと、該ガスタービンで駆
    動される発電機とを含んでなるガス化発電プラントの運
    転方法において、前記ガス化炉で生成されたガス化燃料
    と酸素製造プラントにて酸素分離過程で発生する窒素ガ
    スを混合した後、その混合ガスを昇圧し、昇圧された混
    合ガスを前記ガスタービンに燃料として供給するととも
    に、その一部をリサイクルガスとして前記ガス化炉に戻
    すことを特徴とするガス化発電プラントの運転方法。
  8. 【請求項8】 ガス化炉の圧力を検出し、検出された圧
    力値に応じてガス化炉に戻す混合ガスの量を増減するこ
    とを特徴とする請求項7に記載のガス化発電プラントの
    運転方法。
  9. 【請求項9】 ガス化炉が燃料をガス化するガス化部
    と、該ガス化部の上方に結合されガス化された燃料の熱
    を回収する熱交換器を内装したガス化炉ガス冷却装置と
    を含んでなり、リサイクルガスは、前記ガス化炉ガス冷
    却装置の熱交換器と、ガス化炉ガス冷却装置とガス化部
    との結合部の中間に戻されることを特徴とする請求項7
    または8に記載のガス化発電プラントの運転方法。
  10. 【請求項10】 燃料をガス化するガス化炉と、このガ
    ス化炉にガス化剤として酸素を空気から分離して供給す
    る酸素製造プラントと、前記ガス化炉で生成されたガス
    化燃料を燃料として使用するガスタービンと、該ガスタ
    ービンで駆動される発電機とを含んでなるガス化発電プ
    ラントにおいて、前記ガス化炉で生成されたガス化燃料
    と酸素製造プラントにて酸素分離過程で発生する窒素ガ
    スを混合する燃料ガス窒素混合部と、該燃料ガス窒素混
    合部に接続して設けられた混合ガス昇圧手段と、該混合
    ガス昇圧手段の吐出側に設けられ混合ガスを前記ガスタ
    ービンを含む複数の供給先に分岐させる分岐手段と、該
    分岐手段と前記ガス化炉を接続する燃料ガスバイパス
    と、を含んでなることを特徴とするガス化発電プラン
    ト。
  11. 【請求項11】 燃料をガス化するガス化炉と、このガ
    ス化炉にガス化剤として酸素を空気から分離して供給す
    る酸素製造プラントと、前記ガス化炉で生成されたガス
    化燃料を燃料として使用するガスタービンと、該ガスタ
    ービンで駆動される発電機と、前記ガスタービンから排
    出される燃焼ガスを熱源として蒸気を生成する排熱回収
    ボイラとを含んでなるガス化発電プラントにおいて、前
    記ガス化炉で生成されたガス化燃料と酸素製造プラント
    にて酸素分離過程で発生する窒素ガスを混合する燃料ガ
    ス窒素混合部と、該燃料ガス窒素混合部に接続して設け
    られた混合ガス昇圧手段と、該混合ガス昇圧手段の吐出
    側に設けられ混合ガスを前記ガスタービンを含む複数の
    供給先に分岐させる分岐手段と、該分岐手段と前記ガス
    化炉を接続する燃料ガスバイパスと、前記排熱回収ボイ
    ラと前記燃料ガス窒素混合部を弁を介して接続し、排熱
    回収ボイラで生成された蒸気を該燃料ガス窒素混合部に
    供給する蒸気供給配管と、含んでなることを特徴とする
    ガス化発電プラント。
  12. 【請求項12】 ガス化炉内の圧力を検出する圧力検出
    器と、燃料ガスバイパスに介装された弁と、前記圧力検
    出器の検出圧力が設定された圧力よりも高いときに前記
    弁の開度を低下させ、低いときに前記弁の開度を増加さ
    せる弁制御手段と、が設けられていることを特徴とする
    請求項10もしくは11に記載のガス化発電プラント。
  13. 【請求項13】 ガス化炉が燃料をガス化するガス化部
    と、該ガス化部の上方に結合されガス化された燃料の熱
    を回収する熱交換器を内装したガス化炉ガス冷却装置と
    を含んでなり、燃料ガスバイパスは、前記ガス化炉ガス
    冷却装置の熱交換器と、ガス化炉ガス冷却装置とガス化
    部との結合部の中間に接続されていることを特徴とする
    請求項10乃至12のいずれかに記載のガス化発電プラ
    ント。
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