JPH08291011A - 抗微生物剤 - Google Patents

抗微生物剤

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JPH08291011A
JPH08291011A JP8640995A JP8640995A JPH08291011A JP H08291011 A JPH08291011 A JP H08291011A JP 8640995 A JP8640995 A JP 8640995A JP 8640995 A JP8640995 A JP 8640995A JP H08291011 A JPH08291011 A JP H08291011A
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茂男 宮田
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久義 辰島
Kazutoshi Kondo
一利 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無毒性または極めて毒性が少なく、耐熱性お
よび耐候性に優れ、安価であり、かつ樹脂、ゴム、繊維
および塗料等への分散性に優れた抗微生物剤、および該
抗微生物剤を含有する抗微生物性樹脂、ゴムまたは繊維
組成物を提供する。 【構成】 式(1) [(M1 2+y(M2 2+1-y1-x3+ x-aO (1) [式中、M1 2+はZn2+および/またはCu2+を、M2 2+
はMg2+および/またはCa2+を、M3+はAl3+、Fe
3+等から選ばれた少なくとも一種の三価金属を示し、x
およびyは、0.01≦x<0.5、0<y≦1の範囲
の数を示す]で表される酸化物である固溶体、および/
または 式(2) [(M1 2+y(M2 2+1-y1-x3+ x(OH)2n- y/n・mH2O (2) [式中、M1 2+、M2 2+およびM3+は式(1)と同じ意味
を示し、An-はn価のアニオンを示し、xおよびyは、
0.01≦x<0.5、0<y<0.5の範囲の数を表
し、mは0≦m≦2の範囲の数を示す]で表されるハイ
ドロタルサイト類化合物を有効成分として含有する抗微
生物剤、及び該抗微生物剤を含有する抗微生物性樹脂、
ゴムまたは繊維組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Znおよび/またはC
uを主たる有効成分とする酸化物固溶体および/または
ハイドロタルサイト類化合物の新規な抗微生物剤、およ
び抗微生物性樹脂またはゴム組成物に関する。さらに詳
しくは、それ自体無毒性または極めて毒性が少なく、耐
熱性および耐候性の高い微粒子であり、かつ樹脂、ゴム
および塗料中への分散性に優れた抗微生物剤、具体的に
は抗菌剤または抗カビ剤、および該抗微生物剤を含有し
た抗微生物性樹脂またはゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】微生物は、暖かくて湿度の高い場所で成
育し易い。このため多くの場所で菌やカビが発生し易
い。例えば、飲料水、食品等に微生物が発生して人命に
多大な影響をもたらす場合がある。また食品、化粧品、
プラスチックス製品、壁紙、自動車用内外装品、建材、
電線、ケーブル、合成皮革、シーラント、ゴムホース、
接着剤、ルーフィング、床材、木材、塗料等に微生物が
発生して、変色、悪臭、強度変化を生じる。例えば電線
であれば漏電につながり、火災発生、感電等の危険があ
る。また、微生物による貴重な文化財の損傷、プラスチ
ックスに発生したカビに起因する癌、アレルギー性肺炎
の発生、発生したバクテリアを餌とする大量のダニ発
生、白癬菌の寄生による水虫、頑癬の発症等の災害をも
たらす。上記したような微生物による災害を防止し、安
全で清潔、快適な生活環境に対する要望は、近年益々高
まってきている。これに対応すべく、各種の抗微生物剤
が市販されている。これらの抗微生物剤を分類するとほ
ぼ次のようになる。塩素、臭素、ヨウ素等を含有するハ
ロゲン化物:亜ヒ酸銅、酸化第1銅、硝酸銀、銀、銅等
を含有するガラス等の無機化合物:アミン、トリアジン
等の窒素化合物:ひ素、銅、水銀、錫、亜鉛等の金属を
有する有機金属化合物:イソチアゾロン、ピリチオン、
チオシアン酸塩等の有機硫黄化合物:塩素化フェノー
ル、ビスフェノール、o−フェニルフェノール等のフェ
ノール化合物等。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】安全性に対する消費者
の関心の高まりは、抗微生物剤の分野においても例外で
はない。このため、比較的安全性が高い銀担持無機抗微
生物剤の使用が急速に広まっている。これらは、ゼオラ
イト、アパタイト、シリカ、リン酸ジルコニウム等に銀
を担持させた物である。しかしながら、これら銀系無機
抗微生物剤は、有機系抗微生物剤に比して毒性は少ない
が、それでもなお有毒である。その上、銀が酸素と反応
して着色する、樹脂に混練すると発泡する、高価な銀を
使用するため高価であるといった種々の問題がある。本
発明は、それ自体無毒性または極めて毒性が少なく、耐
熱性および耐候性に優れ、安価であり、かつ樹脂、ゴム
および塗料等への分散性に優れた抗微生物剤、および該
抗微生物剤を含有した抗微生物性樹脂またはゴム組成物
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(1) [(M1 2+y(M2 2+1-y1-x3+ x-aO (1) [式中、M1 2+はZn2+および/またはCu2+を、M2 2+
はMg2+および/またはCa2+を、M3+はAl3+、Fe
3+、Co3+、Cr3+、In3+、Bi3+等から選ばれた少
なくとも一種の三価金属を示し、xおよびyは、0.0
1≦x<0.5、好ましくは0.1≦x≦0.4、0<
y≦1、好ましくは0.01≦y<0.5の範囲の数を
示し、x−aはM3+の数が格子欠陥によりaだけ減少し
ていることを示す]で表される酸化物である固溶体、お
よび/または式(2) 式(2) [(M1 2+y(M2 2+1-y1-x3+ x(OH)2n- y/n・mH2O (2) [式中、M1 2+、M2 2+およびM3+は式(1)と同じ意味
を示し、An-はn価のアニオンを示し、xは、0.01
≦x<0.5、好ましくは0.1≦x≦0.4、yは0
<y<0.5、好ましくは0.01≦y≦0.3の範囲
の数を表し、mは0≦m≦2の範囲の数を示す]で表さ
れるハイドロタルサイト類化合物を有効成分として含有
することを特徴とする抗微生物剤を提供する。さらに本
発明は、100重量部の樹脂またはゴムが、0.001
〜50重量部、好ましくは0.001〜15重量部、さ
らに好ましくは0.01〜5重量部の上記抗微生物剤を
含有することを特徴とする抗微生物性樹脂、ゴムまたは
繊維組成物を提供する。
【0005】本発明者らは、毒性が低く、安価で、耐熱
性にも優れる等の特徴を有する抗微生物剤を開発すべく
鋭意研究に努めてきた。その結果、MgOおよび/また
はCaOに、ZnOおよび/またはCuOを固溶し、さ
らにAl3+等の三価の金属イオンを固溶した化合物は、
ZnO、CuOに比して著しく抗微生物活性が向上する
ことを見いだした。ZnOやCuOから遊離するZnイ
オンやCuイオンがAgイオンと同様に抗微生物活性を
示すことは、従来から知られていた。しかしZnイオン
やCuイオンの活性は、Agイオンの活性に比して弱い
という欠点があった。しかるに、MgOおよび/または
CaOにZnOおよび/またはCuOを固溶し、さらに
これらの二価金属の酸化物の固溶体にAl3+等の三価金
属イオンを固溶した酸化物、およびMg(OH)2およ
び/またはCa(OH)2にZn(OH)2および/また
はCu(OH)2を固溶し、さらにAl3+等の三価金属
イオンを固溶したハイドロタルサイト類化合物は著しく
抗微生物活性が向上することを見いだした。
【0006】本発明の抗微生物剤は、安価な原料を使用
するため、銀担持無機抗微生物剤等既存の抗微生物剤に
比して安価である。耐熱性も極めて優れているため、樹
脂やゴムの加工温度で発泡するという問題も生じない。
さらに本発明のZnO系およびZn(OH)2系固溶体
である抗微生物剤は、有機系抗微生物剤は勿論、銀担持
無機抗微生物剤に比しても遥かに低毒性であり、数少な
い人間に安全な化合物の一つである。ZnおよびCuの
酸化物および水酸化物は、ポリ塩化ビニルに配合すると
分解剤として作用する。これに対し本発明の抗微生物剤
は、MgOおよび/またはCaO、またはMg(OH)
2および/またはCa(OH)2を含み、これらがポリ塩
化ビニルの安定剤として作用するため、ZnおよびCu
の酸化物および水酸化物の分解剤としての作用を隠蔽す
るという利点を有している。またZnOおよびZn(O
H)2含有固溶体系は、白色であり、かつ銀のように変
色するという問題も生じない。
【0007】本発明の式(1)および式(2)で表され
る化合物は、二価金属の酸化物または水酸化物
(M1 2+,M2 2+)と三価金属の酸化物または水酸化物と
の固溶体であり、主成分は二価金属の酸化物または水酸
化物である。従って、粉末X線回折による回折パターン
は次のような特徴を示す。本発明の化合物は、二価金属
の酸化物または水酸化物の回折パターンを示すが、三価
金属の酸化物または水酸化物の回折パターンは示さな
い。三価金属の酸化物または水酸化物は二価金属の酸化
物に固溶しているためである。ただし約900℃以上の
高温焼成時にはスピネルが副生するため、スピネル型構
造の(M1 2+あるいはM2 2+)M3+ 24の弱い回折パター
ンが現れる。式(1)の化合物は、xが増加する程M1
2+Oは微結晶となり、抗微生物活性は向上する。しか
し、0.5以上となるとスピネル型化合物が多く副生す
るようになり、抗微生物活性は低下する傾向にある。M
2 2+はM1 2+Oに、あるいはM1 2+がM2 2+Oに固溶して、
相互に結晶成長を抑制して微結晶となり、結果として抗
微生物活性を高めるものと推定される。またAl3+のよ
うな三価金属イオンを含む固溶体の形成により、微細な
酸化物が形成され、比表面積が大きくなり、水に対する
Zn2+および/またはCu2+の放出、溶出が高められ
る。式(2)の化合物はxが0.4を超えるとM3+が固
溶限界を超えてM3+の水酸化物等が副生してくるので結
果としては抗微生物効果も低下してくる傾向にある。そ
の傾向はxが0.5以上で顕著である。xが0.4以下
であると微小結晶が得られ、効微生物効果も高くなる。
Mg(OH)2および/またはCa(OH)2は抗菌活性
の発現および耐熱性の改善のために必須の成分である。
yが0.5以上となると、約150℃から脱水分解が生
じる。
【0008】式(1)の化合物は、式(2) [(M1 2+y(M2 2+1-y1-x3+ x(OH)2n- y/n・mH2O (2) [式中、M1 2+、M2 2+およびM3+は式(1)と同じ意味
を示し、An-はn価のアニオンを示し、xは式(1)と
同じ範囲の数を示し、ただしyは0<y≦1の範囲の数
を示し、mは0≦m≦2の範囲の数を示す]で表される
ハイドロタルサイト類化合物を、2000℃以下、好ま
しくは1500℃以下、さらに好ましくは約300〜1
300℃、特に好ましくは約400〜1000℃で約
0.1〜10時間焼成することで製造される。焼成物
は、そのまま使用することもできる。また樹脂やゴムに
配合する場合は、分散性を良好にするため、下記に例示
するような慣用の表面処理剤で表面処理してもよい。高
級脂肪酸、高級脂肪酸のアルカリ金属塩またはアルカリ
土類金属塩、リン酸エステル類、シラン系、チタネート
系またはアルミニウム系カップリング剤、多価アルコー
ルと高級脂肪酸とのエステル類等。
【0009】表面処理剤として好ましく用いられるもの
をより具体的に例示すれば次の通りである。ステアリン
酸、エルカ酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ベヘニン酸
等の炭素数10以上の高級脂肪酸類;前記高級脂肪酸の
アルカリ金属塩;ステアリルアルコール、オレイルコー
ル等の高級アルコールの硫酸エステル塩;ポリエチレン
グリコールエーテルの硫酸エステル塩、アミド結合硫酸
エステル塩、エステル結合硫酸エステル塩、エステル結
合スルホネート、アミド結合スルホン酸塩、エーテル結
合スルホン酸塩、エーテル結合アルキルアリルスルホン
酸塩、エステル結合アルキルアリルスルホン酸塩、アミ
ド結合アルキルアリルスルホン酸塩等のアニオン系界面
活性剤類;オルトリン酸とオレイルアルコール、ステア
リルアルコール等のモノまたはジエステルまたは両者の
混合物であって、それらの酸型またはアルカリ金属塩ま
たはアミン塩等のリン酸エステル類;ビニルエトキシシ
ラン、ビニル−トリス(2−メトキシーエトキシ)シラ
ン、ガンマ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、ガンマ−アミノプロピルトリメトキシシラン、ベー
ター(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン、ガンマ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、ガンマ−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン等のシランカップリング剤類;イソプロピルトリ
イソステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジ
オクチルパイロフォスフェート)チタネート、イソプロ
ピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネー
ト、イソプロピルトリデシルベンゼンスルホニルチタネ
ート等のチタネート系カップリング剤類;アセトアルコ
キシアルミニウムジイソプロピレート等のアルミニウム
系カップリング剤類;グリセリンモノステアレート、グ
リセリンモノオレエート等の多価アルコールと脂肪酸の
エステル類。
【0010】表面処理剤による式(1)の化合物の表面
コーティング処理は、それ自体公知の乾式法または湿式
法により実施できる。乾式法としては、式(1)の化合
物の粉末を、ヘンシェルミキサー等の混合機により十分
撹拌下に表面処理剤を液状、エマルジョン状、固形状で
加え、加熱または非加熱下に十分に混合すればよい。湿
式法としては、式(2)の化合物のスラリーに水に溶解
した表面処理剤を撹拌下に添加すればよい。表面処理剤
の添加量は適宜選択できるが、式(1)および式(2)
の化合物の重量に基づいて約0.1〜約10重量%とす
るのが好ましい。式(1)および式(2)の化合物を表
面処理した後は、必要に応じ、例えば造粒、乾燥、粉
砕、分級等の手段を適宜選択して実施し、最終製品形態
とすることができる。
【0011】本発明の抗微生物剤の利用分野は、微生物
により悪影響を受けるおそれのある各種分野である。次
にそれらの分野を例示する。飲料水、食品、樹脂、ゴ
ム、壁紙、浴室内装材、セメント、衛生陶器、筆記用
具、下着、電線、床材、シャワーカーテン、発泡ウレタ
ン、ブイロープ、ビニルシート、農業用フィルム、合成
皮革、電気製品、その部品、ワックス、切削油、食器、
浴槽、接着剤、包装材、動物舎、シーラント、建材、家
具、繊維製品例えば布、テント、靴下、不織布等、防汚
剤(船底塗料)、塗料、接着剤、木材、竹材、化粧品、
プール、クーリングタワー、例えば石灰ボルドー液等の
銅剤の代替等の分野に代表される農業用殺菌剤等。本発
明の抗微生物剤の添加量は、樹脂、ゴムまたは繊維に配
合する場合は、樹脂、ゴムまたは繊維100重量部に対
して通常0.001〜50重量部、好ましくは0.01
〜10重量部、さらに好ましくは0.1〜5重量部であ
るが、用途に応じ適宜の量が選択される。
【0012】本発明の抗微生物剤は、平均2次粒子径約
0.1〜1μmの微粒子とすることができる。また、式
(2)の水酸化物は少なくとも約300℃まで、式
(1)の酸化物は少なくとも約1300℃までの加工温
度で安定であり、紫外線や放射線に対しても安定であ
る。例えば繊維を紡糸する前に、本発明の抗微生物剤を
溶融混練し、ついで紡糸することもできる。このため、
洗濯により効果が薄れてゆく従来の抗微生物剤の欠点は
解決される。衛生陶器や食器用陶磁器等の生産におい
て、最終工程での紬薬塗布後の焼成温度である約120
0℃強で焼成しても抗微生物効果を実質的に失わない。
樹脂、ゴムまたは繊維に配合したとき、これらの加工温
度で水分等を揮発して成形品を発泡させる等のトラブル
を生じることもなく、また樹脂やゴムに対する分散性が
良好であり、機械強度の損失も少なく、成形品の外観は
優れている。ポリ塩化ビニル等の樹脂に対して熱安定剤
として寄与し、CuやZnの酸化物および水酸化物の欠
点であるポリ塩化ビニルを分解するという問題を解消す
る。
【0013】本発明で用いられる樹脂、ゴムまたは繊維
を例示すると次のとおりであるが、これらに限定される
ものではない。ポリエチレン、エチレンと他のα−オレ
フィンとの共重合体、エチレンと酢酸ビニル、アクリル
酸エチルまたはアクリル酸メチルとの共重合体、ポリプ
ロピレン、プロピレンと他のα−オレフィンとの共重合
体、ポリブテン−1、ポリスチレン、スチレンとアクリ
ロニトリルまたはブタジエンとの共重合体、エチレンと
プロピレンジエンゴムまたはブタジエンとの共重合体、
酢酸ビニル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、
ポリウレタン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミ
ド、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重
合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリフェニレンオキサイ
ド、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂;フェノール樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、アルキド樹脂等の熱硬化性樹脂;EPDM、SB
R、NBR、ブチルゴム、イソプレンゴム、クロロスル
ホン化ポリエチレン等のゴム;アクリル繊維、アセテー
ト繊維、ナイロン繊維、パルプ、ビニリデン繊維、ビニ
ロン繊維、不織布、ポリアセタール繊維、ポリウレタン
繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロ
ピレン繊維。
【0014】以下実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。以下の各例において、%および部は特にことわ
りの無い限りそれぞれ重量%および重量部を意味する。
【0015】実施例1 硝酸亜鉛と硝酸アルミニウムの混合水溶液(Zn2+
0.7モル/リットル、Al3+=0.3モル/リット
ル)2リットルを、2モル/リットルの水酸化ナトリウ
ム水溶液2リットルと0.6モル/リットルの炭酸ナト
リウム水溶液0.5リットルとの混合溶液に、撹拌下に
約2分間で全量加え、反応させた(反応温度約30
℃)。得られた反応物スラリーを減圧濾過、水洗し、乾
燥した。乾燥物を粉砕して得られた粉末をシリコニット
炉に入れ、400℃で1時間焼成した。焼成物につい
て、化学組成をキレート滴定法により、結晶構造の同定
を粉末X線回折法により、BET比表面積を窒素吸着法
により測定した。抗菌性試験は寒天平板培地に菌種溶液
を塗抹して培養した後、所定濃度に調整した本発明の抗
菌剤溶液を添加し、菌の発育が阻止される最低濃度をも
って最小発育阻止濃度とした。この濃度が低い程、抗菌
活性が高いことを意味する。なお、焼成物の回折パター
ンはわずかに高角度側にシフトしているが、ZnOのみ
の回折パターンであった。したがって、ZnOにAl2
3が固溶していることがわかる。焼成物の評価結果を
表1に示す。焼成物の化学組成を次に示す。 Zn0.7Al0.3-a
【0016】実施例2 塩化亜鉛と塩化マグネシウムおよび塩化アルミニウムの
混合水溶液(Zn2+=0.1モル/リットル、Mg2+
0.6モル/リットル、Al3+=0.3モル/リット
ル)4リットルと、2モル/リットルの水酸化ナトリウ
ム4リットルとを、定量ポンプを用いて容量2リットル
のオーバーフロー付反応槽に、撹拌しながら、それぞれ
約50ミリリットル/分、約35ミリリットル/分の速
度で注加した。この間、pHを約9.0、温度を約30
℃に保持した。得られた反応物スラリーを減圧濾過後、
0.2モル/リットルの炭酸ナトリム水溶液5リットル
で洗浄し、さらに水洗、乾燥、粉砕した。得られた粉末
をシリコニット炉を用い、500℃で1時間焼成した。
この物のX線回折パターンはMgOのみの回折パターン
であった。したがって、MgOにZnOもAl23も固
溶していることがわかる。焼成物の評価結果を表1に示
す。焼成物の化学組成を次に示す。 Zn0.1Mg0.6Al0.3-a
【0017】実施例3 硝酸銅と硝酸アルミニウムの混合水溶液(Cu2+=0.
8モル/リットル、Al3+=0.2モル/リットル)2
リットルを硝酸亜鉛と硝酸アルミニウムの混合水溶液2
リットルの代わりに用いた他は実施例1と同様に操作し
て焼成物の粉末を得た。この物のX線回折パターンは、
僅かに高角度側にシフトしているが、CuOのみの回折
パターンを示した。したがって、CuOにAl23が固
溶していることがわかる。焼成物の評価結果を表1に示
す。焼成物の化学組成を次に示す。 Cu0.8Al0.2-a
【0018】実施例4 硝酸銅と硝酸マグネシウムと硝酸アルミニウムとの混合
水溶液(Cu2+=0.1モル/リットル、Mg2+=0.
65モル/リットル、Al3+=0.25モル/リット
ル)2リットルを、実施例1の硝酸亜鉛と硝酸アルミニ
ウムの混合水溶液2リットルの代わりに用いた他は実施
例1と同様に操作して、焼成物粉末を得た。この物のX
線回折パターンはMgOのみであった。したがって、C
uOとAl23がMgOに固溶していることがわかる。
焼成物の評価結果を表1に示す。焼成物の化学組成を次
に示す。 Cu0.1Mg0.65Al0.25-a
【0019】実施例5 硝酸銅と硝酸カルシウムと硝酸アルミニウムとの混合水
溶液(Cu2+=0.5モル/リットル、Ca2+=0.1
モル/リットル、Al3+=0.4モル/リットル)2リ
ットルを、2モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液
2リットルに撹拌下に加えて反応させた(反応温度27
℃)。得られた反応物スラリーを減圧濾過水洗後、乾燥
粉砕した。得られた粉末をシリコニット炉を用いて60
0℃で1時間焼成した。この物のX線回折パターンは、
CuOの回折パターンと微量のCuAl24の回折パタ
ーンを示した。焼成物の化学組成を次に示す。 Cu0.5Ca0.1Al0.4-a
【0020】実施例6 硫酸銅と硫酸亜鉛と硫酸マグネシウムと硫酸アルミニウ
ムとの混合水溶液(Cu2+=0.2モル/リットル、Z
2+=0.1モル/リットル、Mg2+=0.4モル/リ
ットル、Al3+=0.3モル/リットル)2リットル
を、2モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液2リッ
トルに撹拌下に加え反応させた(反応温度30℃)。得
られた反応物スラリーを減圧濾過後、0.2モル/リッ
トルの炭酸ナトリウム水溶液3リットルで洗浄し、さら
に水洗、乾燥、粉砕した。得られた粉末をシリコニット
炉を用いて500℃で1時間焼成した。この物のX線回
折パターンは、MgOの回折パターンのみであった。し
たがって、CuO、ZnOおよびAl23はMgOに固
溶していることがわかる。焼成物の評価結果を表1に示
す。焼成物の化学組成を次に示す。 Cu0.2Zn0.1Mg0.4Al0.3-a
【0021】実施例7 実施例2で得られた焼成前の粉砕粉末について、X線回
折パターンを調べた結果、ハイドロタルサイトと実質的
に同じであった。この粉末についてBET比表面積と抗
微生物効果の測定を行った。評価結果を表1に示す。こ
の物の化学組成を次に示す。 Zn0.1Mg0.6Al0.3(OH)2(CO30.15・0.
55H2
【0022】実施例8 実施例4で得られた焼成前の粉砕粉末について、X線回
折パターンを調べた結果、ハイドロタルサイトと実質的
に同じであった。この粉末についてBET比表面積と抗
微生物効果の測定を行った。評価結果を表1に示す。こ
の物の化学組成を次に示す。 Cu0.1Mg0.65Al0.25(OH)2(CO30.125
0.625H2
【0023】実施例9 実施例2で得られた焼成前の乾燥粉末を1200℃で1
時間焼成した。このものX線回折パターンはMgOと微
量の(MgZn)Al24であった。MgOの回折パタ
ーンは純粋のMgOよりも少し低角度側にシフトしてお
り、ZnOが固溶していることがわかる。この焼成物の
評価結果を表1に示す。焼成物の化学組成を次に示す。 Zn0.1Mg0.6Al0.3-a
【0024】比較例1〜3 試薬1級の酸化第2銅、酸化亜鉛および市販の銅担持ホ
ウケイ酸ガラス抗菌剤の抗菌性評価結果を表1に示す。
【0025】 表1 BET比表面積 抗菌性 2/g 大腸菌 黄色ブドウ状球菌 実施例1 210 0.125 0.05 2 275 0.10 0.05 3 184 0.05 0.025 4 305 0.025 0.01 5 276 0.025 0.025 6 280 0.0125 0.0125 7 104 0.8 0.4 8 118 0.8 0.2 9 13 0.2 0.1 比較例1 6 1.0以上 1.0以上 2 7 1.0以上 1.0以上 3 − 1.0 0.5 注:比較例1;CuO、比較例2;ZnO、比較例3;銅担持ホウケイ酸ガラス
【0026】実施例10、11 比較例4、5 ポリ塩化ビニル(平均重合度1300) 100部 フタル酸ジオクチル 50部 Ca/Zn系複合安定剤 2部 抗微生物剤 2部 上記配合の組成物を均一混合後、ロールを用いて、17
0℃で3分間溶融混練した。ついでプレス成形機を用い
て、170℃で2分間、200kg/cm2の圧力下で
厚さ約1mmのシートに成形した。このシートに青カビ
を振りかけ、その後のカビの育成状態を観察した。抗微
生物剤としては、実施例10は実施例1で得られた抗微
生物剤を、実施例11は実施例5で得られた抗微生物剤
を、比較例4は比較例1のCuOを、比較例5は比較例
2のZnOをそれぞれ使用した。
【0027】 表2 抗微生物性評価結果(培養日数) 7 14 21 28(日) 実施例10 0 0 0 1 11 0 0 0 0 比較例4 2 3 3 4 5 3 4 4 4 注:評価方法 0;カビの発育が認められない 1;カビの発育が僅かに認められる 2;カビの発育が少し認められる 3;カビの発育が中程度に認められる 4;カビの発育が激しく認められる
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、銅および/または亜鉛
を主たる有効成分とする酸化物固溶体を有効成分として
含有する新規な抗微生物剤が提供される。本発明の抗微
生物剤は、それ自体無毒性もしくはほとんど毒性がな
く、耐熱性および耐候性が高い微粒子である。さらに本
発明の抗微生物剤は、樹脂、ゴム、繊維、塗料中への分
散性が高く、樹脂等がそれ自体有する強度を損なうこと
が少なく、成形品の外観を損なうことがないという利点
を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) [(M1 2+y(M2 2+1-y1-x3+ x-aO (1) [式中、M1 2+はZn2+および/またはCu2+を、M2 2+
    はMg2+および/またはCa2+を、M3+はAl3+、Fe
    3+、Co3+、Cr3+、In3+、Bi3+等から選ばれた少
    なくとも一種の三価金属を示し、xおよびyは、0.0
    1≦x<0.5、0<y≦1の範囲の数を示し、x−a
    はM3+の数が格子欠陥によりaだけ減少していることを
    示す]で表される酸化物である固溶体、および/または 式(2) [(M1 2+y(M2 2+1-y1-x3+ x(OH)2n- y/n・mH2O (2) [式中、M1 2+、M2 2+およびM3+は式(1)と同じ意味
    を示し、An-はn価のアニオンを示し、xおよびyは、
    0.01≦x<0.5、0<y<0.5の範囲の数を表
    し、mは0≦m≦2の範囲の数を示す]で表されるハイ
    ドロタルサイト類化合物を有効成分として含有すること
    を特徴とする抗微生物剤。
  2. 【請求項2】 100重量部の樹脂、ゴムまたは繊維
    が、0.001〜50重量部の請求項1記載の抗微生物
    剤を含有することを特徴とする抗微生物性樹脂、ゴムま
    たは繊維組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の式(1)の固溶体および
    式(2)のハイドロタルサイト類化合物が、M1 2+がZ
    2+および/またはCu2+、M2 2+がMg2+および/ま
    たはCa2+であり、M3 3+がAl3+であることを特徴と
    する抗微生物剤。
  4. 【請求項4】 式(1)および/または式(2)の化合
    物が、高級脂肪酸、高級脂肪酸のアルカリ金属塩、リン
    酸エステル類、シラン系カップリング剤、チタネート系
    カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、およ
    び多価アルコールと脂肪酸とのエステル類から選ばれた
    少なくとも一種の表面処理剤で表面処理されたことを特
    徴とする抗微生物剤。
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