JPH08290767A - チェーン設備 - Google Patents

チェーン設備

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JPH08290767A
JPH08290767A JP9573495A JP9573495A JPH08290767A JP H08290767 A JPH08290767 A JP H08290767A JP 9573495 A JP9573495 A JP 9573495A JP 9573495 A JP9573495 A JP 9573495A JP H08290767 A JPH08290767 A JP H08290767A
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JP9573495A
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Inventor
Takeshi Koizumi
健 小泉
Masanori Iwase
雅典 岩瀬
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DAIFUKU KOEI KK
Original Assignee
DAIFUKU KOEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェーンのリンクのピッチ長を自動で正確に
測定し、メンテナンス要員の負担を軽減したチェーン設
備を提供する。 【構成】 センターリンク21Aの先端の通過を検出する
光電スイッチ34と、この先端が検出されるリンクの上流
のセンターリンク21Bの先端位置を検出するレーザーセ
ンサ37と、光電スイッチ34により検出されるセンターリ
ンク21Aの通過信号を入力した際の上流のセンターリン
ク21Bの先端位置信号により、センターリンク21A,21
Bのピッチ長を測定する測定装置32を設ける。 【効果】 各センターリンク21のピッチ長が自動検出さ
れることによりメンテナンス要員の測定の手間を省くこ
とができ、負担を軽減でき、また光電スイッチ34とレー
ザーセンサ37を使用して測定することにより、チェーン
装置の駆動速度のばらつきに左右されず測定でき、正確
な測定を実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動車製作工
場において扉を支持している移動体を走行させるとき
で、この移動体に走行力を付与するときなどに採用され
るチェーン設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の設備としては、たとえば
実開昭63−39075 号公報に見られる構成が提供されてい
る。この従来構成において、台車に走行力を付与する無
端回動体はチェーンとプッシャ本体などからなり、そし
てプッシャ本体に取り付けた左右一対のローラを、断面
がコの字状でその開放部を相対向して配設した左右一対
のガイドレールに支持案内させている。この従来構成に
おいて、前記チェーンに異常が発生すると、全設備の稼
動が停止してしまうことから、メンテナンス要員は所定
期間毎に、チェーンのリンクのピッチ長を測定してい
る。
【0003】その測定は、巻尺で測定しており、リンク
のピッチ長に伸びが検出されると、その間のリンクを交
換している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、チェーンのリンクのピッチ長を巻尺で測定してい
るため、測定に誤差がでることを免れることはできず、
また測定時間と手間は膨大になり、メンテナンス要員の
大きな負担となっていた。
【0005】本発明は上記問題を解決するものであり、
チェーンのリンクのピッチ長を自動で正確に測定し、メ
ンテナンス要員の負担を軽減したチェーン設備を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明のチェーン設備は、一つ置きの左右一対の第1
リンクと、これら第1リンクの隣接端部間を縦ピンを介
して連結する上下一対の第2リンクと、前記第1リン
ク、または第2リンクの少なくとも一方に取り付けたブ
ラケットと、このブラケットにローラ軸を介して取り付
けたローラとにより構成したチェーン装置と、前記ロー
ラを支持案内するガイドレールとからなるチェーン設備
であって、前記第1リンク、または第2リンクの少なく
とも一方のリンクの先端の通過を検出する通過検出手段
と、この先端が検出されるリンクの二つ上流のリンクの
先端位置を検出する先端位置検出手段と、前記通過検出
手段により検出される第1リンク、または第2リンクの
少なくとも一方のリンクの通過信号を入力した際の上流
のリンクの先端位置信号により、第1リンク、または第
2リンクの少なくとも一方のリンクのピッチ長を測定す
る測定手段を設けたことを特徴とするものである。
【0007】また本第2発明は、第1発明のチェーン設
備において、先端位置検出手段を、水平方向にリンクの
先端位置の検出範囲を有するレーザー測定装置により構
成することを特徴とするものである。
【0008】さらに本第3発明は、第1発明のチェーン
設備において、通過検出手段と先端位置検出手段を支持
する支持器具を、前記ガイドレールに沿ってこのガイド
レール上面に固定されるレール取付け台と、このレール
取付け台上にチェーン装置の移動方向と直角な方向に支
持される第1水平フレームと、この第1水平フレームの
両端部に吊設され、下端部に通過検出手段を取付けた第
1垂直アームと、前記レール取付け台上にチェーン装置
の移動方向と直角な方向に支持される第2水平フレーム
と、この第2水平フレームの両端部に吊設され、下端部
に先端位置検出手段を取付けた第2垂直アームと、前記
第1および第2水平フレームの前記レール取付け台上の
支持位置を、少なくともチェーン装置の移動方向に変更
する補助部材から構成することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、通過検出
手段により検出される下流のリンクの通過信号を入力し
た際の、先端位置検出手段により検出される上流のリン
クの先端位置信号により、下流と上流のリンク間の距離
が求められ、よってリンクのピッチ長が測定される。
【0010】そして上記した本第2発明の構成による
と、先端位置検出手段をレーザー測定装置により構成す
ることにより、リンクの先端位置の検出範囲が所定の水
平方向範囲とするように正確に調整され、リンクの先端
位置が正確に検出される。
【0011】さらに上記した本第3発明の構成による
と、通過検出手段と先端位置検出手段の位置をそれぞ
れ、少なくともチェーン装置の水平移動方向に変更でき
ることにより、リンクのピッチ長さの異なるチェーン装
置に、第1および第2水平フレームおよび第1および第
2垂直アームを交換することなく使用可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図6〜図8において、移動体10を支持案内する
下位レール1は、断面がコの字状でその開放部を相対向
させて左右一対に配設してある。前記移動体10は、フロ
ントトロリ11と、リヤトロリ12と、フロントトロリ11と
リヤトロリ12との間の連結杆を兼ねる被搬送物13のキャ
リア15とにより構成される。
【0013】各トロリ11,12は、本体の両側にそれぞれ
前後一対のトロリホイール16や横振れ防止ホイール(図
示せず)を有し、これらトロリホイール16を介して下位
レール1に支持案内される。また連結杆を兼ねるキャリ
ア15は下面側受け具17を有し、これら受け具17を介して
被搬送物13を支持する。そして前記フロントトロリ11に
おける本体の上部に、上下揺動自在な受動体(受動突
起)18を取り付けている。
【0014】図6〜図8において、前記下位レール1の
上方には、この上位レール1の全長または一部に沿って
ガイドレール2が配設されている。このガイドレール2
は、断面がIの字状でその側方開放凹部によりチェーン
装置の一対のローラ(後述する)を支持案内するローラ
支持板部3を形成している。
【0015】そして両レール1,2を、レール長さ方向
の複数箇所でヨーク4により一体化している。また、前
記ガイドレール2に支持案内されるチェーン装置20は、
一つ置きのセンターリンク21と、これらセンターリンク
21の隣接端部間を縦ピン22を介して連結する上下一対の
アウターリンク23とによりチェーン部24を形成してい
る。そして所定のセンターリンク21にはボルトナット25
を介してブラケット26が取り付けられ、これらブラケッ
ト26の上部には、前記ガイドレール2のローラ支持板部
3に支持案内される左右一対のローラ27がローラ軸28を
介して取り付けられる。また長さ方向の適所においてア
ウターリンク23からは、前記受動体18が係脱自在な伝動
体29が一体に突設されている。また、特定のブラケット
26には、その側面に、原点となる反射板30を設けてい
る。また、チェーン装置20は駆動装置Mにより駆動され
る。
【0016】また、水平なガイドレール2上には、セン
サ取付け具31が固定され、このセンサ取付け具31上にチ
ェーン伸び測定装置32が設置されている。センサ取付け
具31は、図5,図8に示すように、樋を臥せた形状を
し、ガイドレール2に沿ってボルト32によりガイドレー
ル2の上面に固定されるレール取付け台33と、レール取
付け台33上に後述する補助部材にボルト35によりチェー
ン装置20の移動方向と直角な方向に固定される第1水平
フレーム36A、およびこの第1水平フレーム36Aの両端
部に吊設され、下端部にセンターリンク21の移動経路に
直角に光路を有する光電スイッチ(投光器と受光器)34
を取り付けた第1垂直アーム36Bからなる第1取付けフ
レーム36と、レール取付け台33上に後述する補助部材に
ボルト38によりチェーン装置の移動方向と直角な方向に
固定される第2水平フレーム39A、およびこの第2水平
フレーム39Aの両端部に吊設され、下端部にセンターリ
ンク21の移動経路に直角に光路を有するレーザーセンサ
(投光器と受光器)37を取り付けた第2垂直アーム39B
からなる門型の第2取付けフレーム39と、レール取付け
台33上にボルト40により固定され、上下に段差を設けて
ボルト35,38のネジ穴41を有し、図5に2点鎖線で示す
ように、第1取付けフレーム36と第2取付けフレーム39
の支持位置を移動可能とする前後一対の補助部材42と、
レール取付け台33の前後側面に固定され、レール取付け
台33をガイドレール2に固定するマグネット43と、レー
ル取付け台33の前後上面に固定された把手47と、第1取
付けフレーム36と第2取付けフレーム39間を連結してそ
の左右の揺れを阻止する連結体48から構成されている。
【0017】センサ取付け具31は、把手47により持ち上
げられてガイドレール2上に載置され、マグネット43に
よりガイドレール2に固定される。また、レーザーセン
サ37の第2取付けフレーム39は、図2に示すように、2
リンク長測定の場合、センターリンク21間が所定のピッ
チ長LING0である初期状態において、下流のセンタ
ーリンク21Aの先端位置に光電スイッチ34が位置すると
き、レーザーセンサ37のレーザーの幅(チェーン装置20
の移動方向の幅)の2/3が一つ上流のセンターリンク
21Bの先端部で遮光される位置にセットされる。このと
きのレーザーの遮光部の長さをLEN0(初期値)とし
ている。
【0018】また図6,図8に示すように、チェーン装
置20の駆動装置Mに近接した水平な下位レール1上に
は、原点検出手段として、反射板30の移動経路に垂直な
光路を有する第2光電スイッチ44を設けている。
【0019】また、図1に示すように、レーザーセンサ
37はセンサ取付け具31上に設置されるレーザーアンプ45
に接続され、図2に示すレーザーの遮光部の長さLEN
を検出してチェーン伸び測定装置32に出力している。レ
ーザーセンサ37およびレーザーアンプ45によりレーザー
測定装置が構成され、レーザーセンサ37の水平方向の検
出範囲は、レーザーアンプ45の調整により正確に設定す
ることができる。またチェーン伸び測定装置32には、光
電スイッチ34、第2光電スイッチ44が接続され、また上
位のコンピュータ46に接続されている。
【0020】チェーン伸び測定装置32の操作パネル50の
表面図を図3に示す。チェーン伸び測定装置32の操作パ
ネル50には、測定開始,停止を入力するスタートスイッ
チ51,ストップスイッチ52、上記レーザーの遮光部の長
さの初期値LEN0を読み込むゼロ調スイッチ53、記憶
した内部データのクリアを入力するメモリクリアスイッ
チ54、コンピュータ44へのデータの送信開始/停止を入
力する通信スイッチ55、測定するチェーン装置20のセン
ターリンク21間の所定ピッチ長LING0を設定する測
定チェーンの選択スイッチ56、測定を2リンク毎に行う
か、10リンク毎に行うかを選択するリンク数選択スイッ
チ57、チェーン装置20の速度補正を行う場合にその設定
値VLを入力する速度補正選択スイッチ58、レーザーセ
ンサ37が異常の場合に点灯する警報ランプ59、センター
リンク21間のピッチ長LINGが初期値LING0より
所定値(たとえば3%)以上伸びたときに駆動される警
報ブザー60、計測中は、測定したセンターリンク21間の
ピッチ長LINGが表示され、計測していないときは、
上記選択スイッチ56,57,58の設定内容を表示する液晶
表示器61、および電源スイッチ62が設けられている。
【0021】測定装置32は、マイクロコンピュータから
なり、光電スイッチ34に検出されたセンターリンク21の
通過信号aの立上り時に単一パルス信号dを出力する立
上りパルス発生手段71と、後述する演算手段72と、リン
クの伸びデータと異常データを記憶するメモリ手段73
と、コンピュータ46とのデータの授受を行う伝送手段74
から構成されている。
【0022】演算手段72には、操作パネル50の各スイッ
チ類が接続され、また前記単一パルス信号dとレーザー
アンプ45のレーザーの遮光部の長さLEN情報bと第2
光電スイッチ44の原点検出信号cが入力され、メモリ手
段73と伝送手段74に接続されている。
【0023】演算手段72は、スタートスイッチ51,スト
ップスイッチ52の操作入力に応じて後述する各センター
リンク21のピッチ長LINGの測定を行い、またゼロ調
スイッチ53の操作入力に応じて、レーザーアンプ42より
レーザーの遮光部の長さの初期値LEN0を読み込み、
メモリ手段72に記憶し、さらにメモリクリアスイッチ54
の操作入力に応じて、メモリ手段72に記憶されたデータ
をクリアし、また通信スイッチ55の操作入力に応じて、
メモリ手段72に記憶されたデータを伝送手段74を介して
コンピュータ44へ出力し、さらに計測していないとき、
液晶表示器61に選択スイッチ56,57,58の設定内容を表
示する。
【0024】各センターリンク21のピッチ長LINGを
測定する演算手段72の動作を図4のフローチャートにし
たがって説明する。まず、スタートスイッチ51の操作入
力を確認すると(ステップ−1)、選択スイッチ56,5
7,58の設定内容、すなわちセンターリンク21間の所定
ピッチ長LING0,測定を2リンク毎に行うか、ある
いは10リンク毎に行うか,速度補正値VLをメモリ手段
73に記憶する(ステップ−2)。
【0025】次に、ストップスイッチ52の操作入力を確
認し(ステップ−3)、ストップスイッチ52の操作が確
認されないと、次に原点検出信号cが入力しているかを
確認し(ステップ−4)、原点を確認すると、メモリ手
段73のアドレスNを”0”に設定する(ステップ−
5)。
【0026】次に、単一パルス信号dを入力しているか
を確認し(ステップ−6)、入力を確認すると、”2”
リンク選択かを確認し(ステップ−7)、”2”リンク
選択でない場合、5つ目(パルスカウント数T=5)の
パルス、すなわち(2×5=)10リンク目であるかを
確認し(ステップ−8)、5つ目のパルスの場合、Tを
リセットし(ステップ−9)、5つ目のパルスでない場
合、パルスをカウント(T=T+1)する(ステップ−
10)。
【0027】ステップ−7において、”2”リンク選択
の場合、ステップ−9において10リンク目の場合、レ
ーザーアンプ45からレーザーの遮光部の長さの測定値L
ENを読み込み(ステップ−11)、式1によりセンター
リンク21のピッチ長LINGを演算する(ステップ−1
2)。
【0028】 LING=LEN0−LEN+LING0−VL …(1) 次に、このピッチ長LINGが許容値B(=LING0
×1.03)をオーバーしているかを確認し(ステップ
−13)、オーバーしている場合、異常フラグXをセット
(X=1)して(ステップ−14)、警報ブザー60を駆動
し(ステップ−15)、オーバーしていない場合、異常フ
ラグXをリセット(X=0)する(ステップ−16)。そ
して、演算したピッチ長LINGと、異常フラグXをメ
モリ手段73のアドレスNへ記憶し(ステップ−17)、続
いてアドレスNに”1”を加算して次のアドレスを設定
し(ステップ−18)、ステップ−3へ戻る。
【0029】また、ステップ−6において、単一パルス
信号dの入力が確認されない場合、ステップ−10の実行
後、ステップ−3へ戻る。以下に上記実施例の作用を説
明する。
【0030】駆動装置Mの作動によってチェーン装置20
は連続駆動されている。そして移動体10は、その受動体
18を伝動体29に係合させることで、チェーン装置20の駆
動力を受けて移動する。その際に移動体10は、トロリホ
イール16を介して下位レール1に支持案内され、またチ
ェーン装置20は、ローラ27を介してガイドレール2に支
持案内される。
【0031】このような作動中において、測定装置32
は、光電スイッチ34によりにより検出されるセンターリ
ンク21Aの先端の通過信号を入力した際、レーザーセン
サ37およびレーザーアンプ45により検出される上流のセ
ンターリンク21Bのレーザーの遮光部の長さLEN情報
bにより、センターリンク21のピッチ長LINGが測定
される。さらに各センターリンク21のピッチ長LING
からリンクの伸び異常が判断され、異常時には警報ブザ
ー60が鳴動される。
【0032】また、原点検出信号cにて原点となるセン
ターリンク21が検出されると、その時点から測定した各
センターリンク21のピッチ長LINGとその異常フラグ
Xはメモリ手段のアドレス”0”から順に記憶される。
【0033】このように、各センターリンク21のピッチ
長LINGとその伸び異常が常時、自動検出されること
により、メンテナンス要員の測定の手間を省くことがで
き、メンテナンス時間を大幅に減少でき、メンテナンス
要員の負担を軽減することができる。また、各センター
リンク21のピッチ長の検出を、光電スイッチ34とレーザ
ーセンサ37を使用して測定していることにより、チェー
ン装置の駆動速度のばらつきに左右されず測定でき、正
確な測定を実施することができる。
【0034】また、先端位置検出手段をレーザー測定装
置により構成することにより、上流のセンターリンク21
Bの先端位置を所定の水平方向範囲に調整でき、正確な
位置検出を行うことができる。さらに光電スイッチ34の
第1取付けフレーム36とレーザーセンサ37の第2取付け
フレーム39を移動自在とすることにより、リンクのピッ
チ長さの異なるチェーン装置、あるいはガイドレール2
からリンクまでの距離の異なるチェーン装置の測定にも
使用することができる。またセンサ取付け具31は、マグ
ネット43によりガイドレール2に取付けることができ、
容易に施工でき、また移動も簡単に行うことができる。
【0035】また、原点からの各リンクのピッチ長が記
憶されることにより、異常のあったセンターリンク21と
アウターリンク23を容易に判別でき、そのメンテナンス
を迅速に行うことができる。
【0036】なお、上記実施例では、反射板30の検出を
第2光電スイッチ44にて行っているが、近接スイッチな
どを使用して行うこともできる。また、光電スイッチ34
とレーザーセンサ37を使用してセンターリンク21を検出
しているが、アウターリンク23を検出するようにするこ
ともできる。
【0037】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によれば、下流の
リンクの通過信号を入力した際の上流のリンクの先端位
置を求めることにより、下流と上流のリンク間の距離を
求めることができ、よってリンクのピッチ長を測定する
ことができる。また、リンクの移動時間に関係なくリン
クのピッチ長を測定することができることにより、チェ
ーン装置の駆動速度のばらつきに左右されず測定でき、
正確な測定を実施することができる。
【0038】また本第2発明によれば、先端位置検出手
段をレーザー測定装置により構成することにより、リン
クの先端位置の検出範囲を、所定の水平方向範囲とする
ように正確に調整でき、正確な位置検出を行うことがで
きる。
【0039】さらに本第3発明によれば、通過検出手段
と先端位置検出手段の位置をそれぞれ、少なくともチェ
ーン装置の水平移動方向に変更できることにより、リン
クのピッチ長さの異なるチェーン装置の測定にも、第1
および第2水平フレームと第1および第2垂直アームを
交換することなく使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるチェーン設備の測定
装置のブロック図である。
【図2】同チェーン設備のチェーン測定方法の説明図で
ある。
【図3】同チェーン設備の測定装置のパネル表面図であ
る。
【図4】同チェーン設備の測定装置の演算部のフローチ
ャートである。
【図5】同チェーン設備のセンサ取付け具の側面図であ
る。
【図6】同チェーン設備使用の搬送手段の側面図であ
る。
【図7】同チェーン設備の中継ガイドレール部の一部切
り欠き側面図である。
【図8】同チェーン設備のガイドレール部の一部切り欠
き背面図である。
【符号の説明】
1 下位レール 2 ガイドレール 10 移動体 13 被搬送物 15 支持装置 18 受動体 20 チェーン装置 21 センターリンク(第1リンク) 22 縦ピン 23 アウターリンク(第2リンク) 24 チェーン部 26 ブラケット 27 ローラ 28 ローラ軸 29 伝動体 30 反射板 31 センサ取付け具(支持器具) 32 チェーン伸び測定装置(測定手段) 33 レール取付け台 34 光電スイッチ(通過検出手段) 36 第1取付けフレーム 36A 第1水平フレーム 36B 第1垂直アーム 37 レーザーセンサ(先端位置検出手段) 39 第2取付けフレーム 39A 第2水平フレーム 39B 第2垂直アーム 42 補助部材(補助支持部材) 43 マグネット 44 第2光電スイッチ(原点検出手段) 45 レーザーアンプ(先端位置検出手段) 50 操作パネル 72 演算部 39 メモリ手段 M 駆動装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つ置きの第1リンクと、これら第1リ
    ンクの隣接端部間を縦ピンを介して連結する上下一対の
    第2リンクと、前記第1リンク、または第2リンクの少
    なくとも一方に取り付けたブラケットと、このブラケッ
    トにローラ軸を介して取り付けたローラとにより構成し
    たチェーン装置と、前記ローラを支持案内するガイドレ
    ールとからなるチェーン設備であって、 前記第1リンク、または第2リンクの少なくとも一方の
    リンクの先端の通過を検出する通過検出手段と、この先
    端が検出されるリンクの上流のリンクの先端位置を検出
    する先端位置検出手段と、前記通過検出手段により検出
    されるリンクの通過信号を入力した際の前記先端位置検
    出手段により検出される上流のリンクの先端位置信号に
    より、第1リンク、または第2リンクの少なくとも一方
    のリンクのピッチ長を測定する測定手段を設けたことを
    特徴とするチェーン設備。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチェーン設備であって、 先端位置検出手段を、水平方向にリンクの先端位置の検
    出範囲を有するレーザー測定装置により構成することを
    特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のチェーン設備であって、 通過検出手段と先端位置検出手段を支持する支持器具
    を、前記ガイドレールに沿ってこのガイドレール上面に
    固定されるレール取付け台と、このレール取付け台上に
    チェーン装置の移動方向と直角な方向に支持される第1
    水平フレームと、この第1水平フレームの両端部に吊設
    され、下端部に通過検出手段を取付けた第1垂直アーム
    と、前記レール取付け台上にチェーン装置の移動方向と
    直角な方向に支持される第2水平フレームと、この第2
    水平フレームの両端部に吊設され、下端部に先端位置検
    出手段を取付けた第2垂直アームと、前記第1および第
    2水平フレームの前記レール取付け台上の支持位置を、
    少なくともチェーン装置の移動方向に変更する補助部材
    から構成することを特徴とする。
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