JPH08290281A - レーザー溶接機 - Google Patents

レーザー溶接機

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JPH08290281A
JPH08290281A JP7095482A JP9548295A JPH08290281A JP H08290281 A JPH08290281 A JP H08290281A JP 7095482 A JP7095482 A JP 7095482A JP 9548295 A JP9548295 A JP 9548295A JP H08290281 A JPH08290281 A JP H08290281A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 突き合わせ面の断面性状に適応した溶接条件
で、金属帯同志をレーザー溶接する。 【構成】 先行金属ストリップの後端部と後行金属スト
リップの先端部とを切断した後お互いの切断面を突き合
わせ、該突き合わせ部に沿ってレーザー溶接するレーザ
ー溶接機において、金属ストリップの突き合わせ面幅方
向各位置における破断面の面積率を把握する破断面検出
器1、バリ発生度合を検出するバリ検出器2および板厚
測定器3と、この破断面検出器1、バリ検出器2および
板厚測定器3からの信号とによりレーザー出力、溶接速
度およびフィラーワイヤーの供給速度を演算する演算器
4と、この演算器4からの指令により前記レーザー出
力、溶接速度およびフィラーワイヤーの供給速度を制御
する制御器5とを有するレーザー溶接機。 【効果】 板破断等のライントラブルが低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、先行金属ストリップ
の後端部と後行金属ストリップの先端部とを切断した後
お互いの切断面を突き合せ、レーザートーチを該突き合
せ部に沿って走行させてレーザー溶接するレーザー溶接
機において、溶接する金属ストリップの切断面の断面性
状が変化しても、常に最適な溶接条件で溶接することの
できるレーザー溶接機に関する。
【0002】
【従来の技術】コイルに巻き取られたストリップ(以
下、鋼帯で説明する)を、複数コイル連続して処理ライ
ンを通板させる際には、先行コイルの鋼帯の後端と後行
コイルの鋼帯の先端部とを突き合せ溶接して接続し、通
板させるようにしている。
【0003】これらの鋼帯のうち、ステンレス鋼、高炭
素鋼および珪素鋼等の特殊鋼帯を、突き合せ溶接して通
板させようとする場合、フラッシュバット溶接、MIG
溶接およびTIG溶接等の溶接では溶接が困難となるの
で、最近ではこれらの特殊鋼帯には、レーザー溶接が適
用されている。このレーザー溶接においては、レーザー
ビームのビーム径が0.2〜0.6mm、突き合せギャ
ップが0.05〜0.3mmの溶接条件で溶接されるの
が一般的である。
【0004】しかしながら、上記したような鋼帯の突き
合せ溶接においては、突き合せ面となる鋼帯の切断面
が、切断機の切断刃による切断面となるため、切断機の
切断精度が悪いと鋼帯の幅方向に沿って均一な突き合せ
ギャップが得られず、そのような状態で溶接すると、溶
接強度が低下する部分が発生し、通板中に溶接部が破断
するという操業トラブルが発生する。
【0005】このような操業トラブルの発生を防止する
ための従来の方法としては、特開平3−133587号
公報に開示された方法がある。この方法は、突き合せギ
ャップを連続して測定し、その測定値に基づきレーザー
トーチ高さ、走行速度、レーザー出力およびフィラーワ
イヤー供給速度を制御するというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平3−133587号公報に開示された方法で
は、板幅方向に沿ってのみ突き合せギャップが不均一な
場合には、最適溶接条件で溶接することができるが、板
厚方向に突き合せギャップが不均一な場合には、必ずし
も最適溶接条件で溶接することができないという問題点
があった。
【0007】このような板厚方向で突き合せギャップが
不均一となるという現象は、次のようなことに基づくも
のである。すなわち、鋼帯の突き合せ面は、鋼帯の端部
を切断刃で幅方向に切断することにより形成されるが、
この鋼帯の切断された面を観察すると、切断刃が鋼帯に
食い込むことにより、最初に切断ダレが形成され、次い
で切断面が形成される。
【0008】そして、板厚方向に発生したクラックによ
って破断面が形成され、さらにバリが形成される。
【0009】上述した破断面の全断面に対する割合は、
切断刃が新しいうちには少ないが、切断刃が摩耗して切
れ味が悪くなると大きくなり、またバリの発生量も多く
なる。
【0010】また、鋼帯の幅方向各位置での板厚は均一
でなく、通常幅方向両端部に近づくほど、板幅中央部の
板厚に比較して薄くなる。したがって、破断面の全断面
に対する割合およびバリ発生度合いは、幅方向各位置で
も異なってくる。
【0011】また、切断刃の上刃と下刃のクリアランス
が適正でない場合にも、破断面の割合が大きくなったり
バリが発生したりする。
【0012】切断面と破断面とを有する鋼帯の突き合せ
面同志を一定のギャップをもって突き合せると、切断刃
が摩耗していない状態でも、図15(a)に示すよう
に、先行鋼帯21の切断ダレ21aに続く切断面21b
と、後行鋼帯22の切断ダレ22aに続く切断面22b
とが対面する部分のギャップが、所定の値(w0 )であ
ったとしても、先行鋼帯21の破断面21cと後行鋼帯
22の破断面22cが対面する部分のギャップ(w1
は、w0 よりも大きくなる傾向にある。切断刃が摩耗し
た状態では、図15(b)に示すように、先行鋼帯21
の破断面21cと後行鋼帯22の破断面22cが対面す
る部分のギャップ(w2 )は、w0 よりも非常に大きな
ものとなる。 また、図15(a)および(b)に示す
ように、バリ21dおよび22dが発生した場合でも、
バリ21dおよび22dが発生しない場合と同じ条件で
溶接しようとすると、うまく溶接できない。
【0013】したがって、単に突き合せ面のギャップの
みによって溶接条件を設定するのでは十分でなく、突き
合せ面の断面性状を把握して、溶接条件を設定しなけれ
ばならない。
【0014】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、突き合せ面の
断面性状に応じた溶接条件で溶接することのできるレー
ザー溶接機を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーザー
溶接機は、先行金属ストリップの後端部と後行金属スト
リップの先端部とを切断した後お互いの切断面を突き合
わせ、レーザートーチを該突き合せ部に沿って走行させ
てレーザー溶接するレーザー溶接機において、金属スト
リップの突き合せ面幅方向各位置における破断面の面積
率を把握する破断面検出器と、該幅方向各位置における
バリ発生度合を検出するバリ検出器と、該幅方向各位置
での板厚を測定する板厚測定器と、前記の破断面検出
器、バリ検出器および板厚測定器からの信号によりレー
ザー出力、溶接速度およびフィラーワイヤーの供給速度
を演算する演算器と、該演算器からの指令により前記レ
ーザー出力、溶接速度およびフィラーワイヤーの供給速
度を制御する制御器と、を有するものである。
【0016】
【作用】破断面検出器、バリ検出器および板厚測定器と
により、ストリップの突き合せ面の幅方向に沿った各位
置の断面性状が正確に把握できる。そして、把握した断
面性状に基づき、その断面に適応した常設条件を設定す
る。
【0017】したがって、ストリップの幅方向各位置で
最適の溶接を行うことができるので、溶接欠陥が発生す
ることはなく、板破断等のライントラブルは発生しな
い。
【0018】
【実施例】この発明の実施例のレーザー溶接機を図1に
より説明する。図1はこのレーザー溶接機の構成を示す
ブロック図である。このレーザー溶接機は、溶接するス
トリップ(以下、鋼帯で説明する。)の突き合せ面の幅
方向各位置毎の破断面の全断面に対する面積率を検出す
る破断面検出器1と、同じく突き合せ面の幅方向各位置
毎のバリの発生度合を検出するバリ検出器2と、幅方向
各位置での板厚を測定する板厚測定器3と、破断面検出
器1、バリ検出器2および板厚測定器3とからの信号に
より、突き合せ面の幅方向各位置におけるレーザー出
力、溶接速度およびフィラーワイヤーの供給速度を演算
する溶接条件演算器4と、該溶接条件演算器4からの指
令により前記レーザー出力、溶接速度およびフィラーワ
イヤーの供給速度を制御する制御器5と、レーザー発信
器6、レーザートーチ走行モーター7、フィラーワイヤ
ー供給モータ8を有するレーザー溶接機9本体とから構
成される。
【0019】次に、本発明の実施例のレーザー溶接機
が、ダブルカットシャーと組み合わされて使用される場
合について、説明すると次のとおりである。
【0020】まず、設備構成を図2の正面図により説明
すると、ダブルカットシャー101は、鋼帯の幅方向に
レール31に沿って移動可能なシャーキャリッジ32
と、このシャーキャリッジ32の上に取り付けられてい
る門型のシャーフレーム33と、このシャーフレーム3
3の上部フレーム33aに設けた昇降シリンダー34に
より、2本のガイド35に沿って昇降される上刃ホルダ
ー36と、上刃ホルダー36に装着されている上刃37
と、前記シャーキャリッジ32に設けた昇降シリンダー
38により、2本のガイド39に沿って昇降される下刃
ホルダー40と、下刃ホルダー40に装着されている下
刃41と、昇降可能なシャーホルダー42とから構成さ
れている。
【0021】そして、シャーキャリッジ32には、前記
シャーフレーム33に隣り合って、鋼帯同志を溶接接合
するときの裏当金43が設けられており、この裏当金4
3は昇降シリンダー44により、2本のガイド45に沿
って昇降可能に構成されている。
【0022】また、裏当金43の上方には、フレーム4
6に支持された水平レール47が設けられており、ガイ
ド48を介して溶接用キャリッジ走行モーター7a(前
記レーザートーチ走行モーター7と同じ機能を発揮する
ものである)により駆動される溶接用キャリッジ49
が、この水平レール47に沿って移動可能なように配置
されている。そして、この溶接用キャリッジ49には、
集光レンズ50を内蔵したレーザートーチ51と、この
レーザートーチ51を昇降させるガイド52と、フィラ
ーワイヤー53を供給するフィラーワイヤー供給モータ
ー8aと、レーザー発振器6aと、レーザー発振器6a
から送られてきたレーザー光の方向を変えるベンダーミ
ラー54が搭載されており、裏当金43の上に置かれた
鋼帯を幅方向に溶接できるようになっている。
【0023】また、レーザー溶接時に鋼帯をクランプす
る装置は、図3の側面図に示すように、前記ダブルカッ
トシャー101を挟んで、先行鋼帯21の後端部分を上
下からクランプする先行鋼帯クランプ装置55と、後行
鋼帯22の先端部分を上下からクランプする後行鋼帯ク
ランプ装置56とから構成されている。
【0024】そして、先行鋼帯クランプ装置55は、先
行鋼帯21を下方で支えるクランプ台57と、このクラ
ンプ台57と相まって昇降シリンダー58を作動させて
先行鋼帯21を上方から挟み付けるクランプ59と、ク
ランプ台57の下方に接続されレール60に沿ってライ
ン方向にスライドして、先行鋼帯21の後端切断面と後
行鋼帯22の先端切断面を突き合せるためのガイド61
とから構成されている。
【0025】同じように、後行鋼帯クランプ装置56
は、後行鋼帯22を下方で支えるクランプ台62と、こ
のクランプ台62と相まって昇降シリンダー63を作動
させて後行鋼帯22を上方から挟み付けるクランプ64
と、クランプ台62の下方に接続されレール65に沿っ
てライン方向にスライドして、先行鋼帯21の後端切断
面と後行鋼帯22の先端切断面を突き合せるためのガイ
ド66とから構成されている。
【0026】上述したような設備構成において、破断面
検出器1およびバリ検出器2は、図2および図3に示す
ように、ダブルカットシャー101の上刃ホルダー36
に取り付けられている。また、板厚測定器3は、図4に
示すように、先行鋼帯21の後端部測定用と後行鋼帯2
2の先端部測定用とがあり、それぞれの上部測定端子3
aおよび3bは、昇降シリンダー67aおよび67bを
介してダブルカットシャー101の上刃ホルダー36
に、またそれぞれの下部測定端子3cおよび3dは、昇
降シリンダー67cおよび67dを介してダブルカット
シャー101の下刃ホルダー40に取付けられている。
【0027】次に、上述したレーザー溶接機がダブルカ
ットシャーと組み合わされて使用される場合の鋼帯の溶
接方法を、図2〜図5により説明する。
【0028】 まず、先行鋼帯21の後端と後行鋼帯
22の先端が、レーザー溶接機で溶接するときの所定の
位置に位置するように移動させて、先行鋼帯21と後行
鋼帯22を停止させる。
【0029】 そして、昇降シリンダー58および6
3を作動させて、クランプ59および64を下降させ、
それぞれクランプ台57および62との間で、先行鋼帯
21と後行鋼帯22をクランプする。
【0030】 次に、板厚測定器3の上部測定端子3
aおよび3bをそれぞれ昇降シリンダー67aおよび6
7bを作動させて下降させるとともに、下部測定端子3
cおよび3dをそれぞれ昇降シリンダー67cおよび6
7dを作動させて上昇させ、測定端子3aと測定端子3
cを先行鋼帯21の表裏面に、測定端子3bと測定端子
3dを後行鋼帯22の表裏面に接触させる。そして、そ
れぞれの板厚測定器3の零点補正をする。
【0031】 次に、シャーホルダー42を上昇さ
せ、シャーキャリッジ32をレール31に沿って鋼帯の
幅方向(図2の左方向)に移動させる。このとき、板厚
測定器3がシャーキャリッジ32の移動にともなって鋼
帯の幅方向に走査する。そして、このときの上部測定端
子3aおよび下部測定端子3cのそれぞれの上下方向移
動量の和から、先行鋼帯21の幅方向各位置における板
厚が、また上部測定端子3bおよび下部測定端子3dの
それぞれの上下方向移動量の和から、先行鋼帯22の幅
方向各位置における板厚が測定できる。
【0032】 次に、シャーキャリッジ32が、先行
鋼帯21の後端および後行鋼帯22の先端の切断が可能
な位置、すなわちダブルカットシャー101の上刃37
および下刃41が、先行鋼帯21および後行鋼帯22の
上方および下方に到達したとき、シャーキャリッジ32
を停止させ、シャーホルダー42を下降させて、シャー
フレーム33を固定する。このとき、板厚測定を終了し
た板厚測定器3の上部測定端子3aおよび3bは、それ
ぞれ昇降シリンダー67aおよび67bを作動させて上
昇限まで上昇させ、下部測定端子3cおよび3dは、そ
れぞれ昇降シリンダー67cおよび67dを作動させて
下降限まで下降させる。
【0033】 次に、図3に示すように、昇降シリン
ダー38により、下刃ホルダー40を下刃41が先行鋼
帯21および後行鋼帯22に接触するまで上昇させる。
そして、図3に示した状態の上刃ホルダー36を、図5
に示すように、昇降シリンダー34により下降させ、上
刃37と下刃41により、先行鋼帯21の後端および後
行鋼帯22の先端を切断する。
【0034】 次に、ガイド61をレール60に沿っ
てスライドさせ、先行鋼帯21をクランプ台57とクラ
ンプ59でクランプした状態で、所定量だけ鋼帯進行方
向に前進させる。また、ガイド66をレール65に沿っ
てスライドさせ、後行鋼帯22をクランプ台62とクラ
ンプ64でクランプした状態で、所定量だけ鋼帯進行方
向に後退させる。そして、下刃ホルダー40を昇降シリ
ンダー38により、所定量だけ下降させる。なお、上刃
ホルダー36は、切断の際に下降した状態のままであ
る。
【0035】 次に、シャーキャリッジ32を、レー
ル31に沿ってで説明したのと反対の方向(図2の右
方向)に移動させる。そして、シャーキャリッジ32の
移動にともない、破断面検出器1とバリ検出器2によ
り、先行鋼帯21および後行鋼帯22の幅方向各位置に
おける断面形状が検出される。
【0036】 シャーキャリッジ32の移動にともな
い、裏当金43が先行鋼帯21および後行鋼帯22の下
方の位置に到達したら、シャーキャリッジ32の移動を
停止する。
【0037】まる10 次に、ガイド66をレール65に
沿ってスライドさせ、先行鋼帯21との間で所定の突き
合せ量が保持できる状態になるよう、後行鋼帯22を鋼
帯進行方向に前進させる。そして、裏当金43を昇降シ
リンダー44により上昇させ、先行鋼帯21と後行鋼帯
22の裏面に接触させる。
【0038】まる11 次に、溶接用キャリッジ走行モー
ター7aを駆動させ、溶接用キャリッジ49をガイド4
8でガイドさせつつ水平レール47に沿って、溶接開始
位置まで移動させる。そして、レーザートーチ51は、
ガイド52により所定の焦点位置まで下降させる。そし
て、前記破断面検出器1、バリ検出器2および板厚検出
器3からの信号に基づき溶接条件演算器4が演算した、
あらかじめ設定されている標準のレーザー出力、溶接速
度およびフィラーワイヤー供給速度に対する鋼帯の幅方
向各位置における補正量が、溶接制御装置5を介してレ
ーザー発振器6a、溶接用キャリッジ走行モーター7a
およびフィラーワイヤー供給モーター8aに出力され、
先行鋼帯21と後行鋼帯22の突き合せ面が溶接され
る。
【0039】次に、本発明の実施例のレーザー溶接機
が、ロータリーシャーと組み合わされて使用される場合
について、説明すると次のとおりである。すなわち、ま
ず設備構成を図6により説明すると、ロータリーシャー
102は、ベース71と、このベース71上に取り付け
られているシャーフレーム72と、このシャーフレーム
72の上部フレーム72aに水平方向に設けられた一対
のレール73と、スクリューバー駆動モーター7b(前
記レーザートーチ走行モーター7と同じ機能を発揮する
ものである)によって回転するスクリューバー74に螺
合する螺合部を有し、この一対のレール73に沿って鋼
帯の幅方向に移動するキャリッジ75と、このキャリッ
ジ75に昇降シリンダー76により昇降可能に取り付け
られたシャーホルダー77と、このシャーホルダー77
に装着された上丸刃78aおよび下丸刃78bとから構
成されている。
【0040】また、レーザー溶接機を構成するものとし
ては、前記キャリッジ75に、シャーホルダー77と平
行して取り付けられた集光レンズ79を内蔵するレーザ
ートーチ79と、このレーザートーチ79を昇降させる
ためのガイド80と、レーザートーチ79の後端部分に
取り付けられ、レーザー発振器6bからのレーザー光の
方向を変えるベンダーミラー81と、図7の側面図に示
すように、フィラーワイヤー82をレーザートーチ79
の先端部分に送り込むフィラーワイヤー供給モーター8
bとが設けられている。そして、レーザートーチ79に
より、昇降シリンダー83により昇降される裏当金84
上に置かれた先行鋼帯21と後行鋼帯22の突き合せ部
を、板幅方向に溶接できるようになっている。
【0041】また、レーザー溶接時に鋼帯をクランプす
る装置は、同じ図7の側面図に示すように、前記ロータ
リーシャー102を挟んで、先行鋼帯21の後端部分を
上下からクランプする先行鋼帯クランプ装置85と、後
行鋼帯22の先端部分を上下からクランプする後行鋼帯
クランプ装置86とから構成されている。
【0042】そして、先行鋼帯クランプ装置85は、先
行鋼帯21を下方で支えるクランプ台87と、このクラ
ンプ台87と相まって昇降シリンダー88を作動させて
先行鋼帯21を上方から挟み付けるクランプ89と、ク
ランプ台87の下方に接続されレール90に沿ってライ
ン方向にスライドして、先行鋼帯21の後端切断面と後
行鋼帯22の先端切断面を突き合せるためのガイド91
とから構成されている。
【0043】同じように、後行鋼帯クランプ装置86
は、後行鋼帯22を下方で支えるクランプ台92と、こ
のクランプ台92と相まって昇降シリンダー93を作動
させて後行鋼帯22を上方から挟み付けるクランプ94
と、クランプ台92の下方に接続されレール95に沿っ
てライン方向にスライドして、先行鋼帯21の後端切断
面と後行鋼帯22の先端切断面を突き合せるためのガイ
ド96とから構成されている。
【0044】上述したような設備構成において、破断面
検出器1およびバリ検出器2は、図6に示すように、ロ
ータリーシャー102のシャーホルダー77に水平方向
に連接した上部ホルダー97に取り付けられている。ま
た、板厚測定器3は、先行鋼帯21用と後行鋼帯22用
の2個あり、それぞれの上部測定端子3aおよび3b
は、上部ホルダー97に取り付けられた昇降シリンダー
98aおよび98bに接続されており、下部測定端子3
cおよび3dはシャーホルダー77に水平方向に連接さ
れ、前記上部ホルダー97と平行になっている下部ホル
ダー99に取り付けられた昇降シリンダー98cおよび
98dに接続されている。
【0045】次に、上述したレーザー溶接機がロータリ
ーシャーと組み合わされて使用される場合の鋼帯の溶接
方法を説明する。
【0046】 まず、先行鋼帯21の後端と後行鋼帯
22の先端が、レーザー溶接機で溶接するときの所定の
位置に位置するように移動させて、先行鋼帯21と後行
鋼帯22を停止させる。
【0047】 そして、昇降シリンダー88および9
3を作動させて、クランプ89および94を下降させ、
それぞれクランプ台87および92との間で、先行鋼帯
21と後行鋼帯22をクランプする。
【0048】 次に、昇降シリンダー76により、シ
ャーホルダー77を先行鋼帯21および後行鋼帯22が
切断可能な高さまで下降させる。同時に、図8の側面図
に示すように、板厚測定器3の上部測定端子3aおよび
3bを、それぞれ昇降シリンダー67aおよび67bを
作動させて下降させるとともに、下部測定端子3cおよ
び3dをそれぞれ昇降シリンダー67cおよび67dを
作動させて上昇させ、測定端子3aと測定端子3cを先
行鋼帯21の表裏面に、測定端子3bと測定端子3dを
後行鋼帯22の表裏面に接触させる。そして、それぞれ
の板厚測定器3の零点補正をする。
【0049】 次に、キャリッジ75をレール73に
沿って鋼帯の幅方向(図6の左方向)に移動させる。そ
して、図9の側面図に示すように、シャーホルダー77
に装着された上丸刃78aおよび下丸刃78bにより、
先行鋼帯21の後端部および後行鋼帯22の先端部を切
断する。
【0050】このような鋼帯の切断と同時に、前記図8
に示した状態で、シャーホルダー77に取り付けられた
破断面検出器1およびバリ検出器2により、鋼帯21お
よび22の切断面形状を、板厚測定器3により鋼帯21
および22の幅方向各位置の板厚を検出する。
【0051】 切断が終了すると、昇降シリンダー7
6により、シャーホルダー77を上昇限まで上昇させ
る。そして、ガイド96をレール95に沿ってライン方
向に移動させ、後行鋼帯22を鋼帯進行方向に進めて、
先行鋼帯21の切断面と後行鋼帯22の切断面との間隔
が、レーザー溶接するときの所定の間隙量になるように
する。
【0052】 次に、レーザートーチ79を、ガイド
80により所定の溶接位置まで下降させる。同時に、ス
クリューバー駆動モーター7bを駆動させて、スクリュ
ーバー74を回転させ、スクリューバー74に螺合して
いるシャーホルダー77を鋼帯の幅方向(図6の右方
向)に進めて、レーザートーチ79を溶接開始点に位置
させる。
【0053】 そして、前記破断面検出器1、バリ検
出器2および板厚検出器3からの信号に基づき溶接条件
演算器4が演算した、あらかじめ設定されている標準の
レーザー出力、溶接速度およびフィラーワイヤー供給速
度に対する鋼帯の幅方向各位置における補正量が、溶接
制御装置5を介してレーザー発振器6b、スクリューバ
ー駆動モーター7bおよびフィラーワイヤー供給モータ
ー8bに出力され、先行鋼帯21と後行鋼帯22の突き
合せ面が溶接される。
【0054】いずれの切断機構の場合にも、破断面検出
器1としては、例えば、ヘリウムネオンレーザー光を利
用した形状検出器が用いられ、切断面と破断面でのレー
ザー光反射角度が変化することを利用して、破断面率を
検出するようにしている。
【0055】また、CCDカメラを用いて、切断面と破
断面の濃淡の違いを利用して、画像処理することで、破
断面率を検出するようにしてもよい。
【0056】また、板厚測定器3は、マグネスケールを
用いた変位計を利用し、先端を円筒形にして、幅方向に
走査しやすくしたものを用いればよい。そして、これを
鋼帯を挟んで上下に配置し、板幅方向に走査するときの
上下マグネスケールの変位により、板厚を測定するよう
にすればよい。板厚測定器3は実施例では、接触式のも
のを用いているが、放射線を用いた非接触式の板厚測定
器を使用してもよい。
【0057】また、バリの評価としては、前記レーザー
光の反射角を利用して板厚方向に走査したとき、反射光
が発生しないところを板厚端部として、バリを含んだ見
かけの板厚を測定し、この板厚から板厚測定器3により
測定した真の板厚を差し引くことにより、幅方向各位置
でのバリの大きさを評価することができる。
【0058】また、CCDカメラでの画像処理で、バリ
を含んだ見かけの板厚を測定してもよい。
【0059】次に、レーザー出力、溶接速度およびフィ
ラーワイヤー供給速度の制御例を説明する。
【0060】(1)切断刃が正常である場合 図10(a)に示すように、切断刃が正常でも、鋼帯2
1または22の両板端で板厚が減少しているので、溶け
込み過多によるブローホール発生を防止するため、図1
0(b)のグラフに示すように、両板端部において、レ
ーザー出力を下げるとともに、溶接速度を上げる。な
お、図10(a)において、符号21bまたは22bは
切断面、符号21cまたは22cは破断面、点線で示し
た符号21dまたは22dはバリである(図11および
図12においても、同一符号で表す)。
【0061】(2)切断刃の摩耗がやや進行した場合 図11(a)に示すように、切断刃の摩耗がやや進行
し、破断面の割合が増してきた場合、溶け込み過多を防
止するため、図11(b)のグラフに示すように、両板
端部において、(1)の場合よりもレーザー出力を下げ
るとともに、フィラーワイヤー供給速度を上げる。特に
鋼帯両端部は、中央部に比較して破断面21c(22
c)の比率が大きくなるため、両端部でのフィラーワイ
ヤー供給速度をさらに上げる。一方、良好な溶け込みを
得るため、溶接速度は下げる。
【0062】(3)切断刃の摩耗が大きく進行し、バリ
が多く発生した場合 図12(a)に示すように、切断刃の摩耗が大きく進行
し、バリ21d(22d)の発生量が多くなったときに
は、板厚方向裏面側のギャップが極端に大きくなる。し
たがって、図12(b)のグラフに示すように、レーザ
ー出力を大きく下げ、フィラーワイヤー供給速度を上げ
る。特に両端部では、ブローホールが発生しやすいた
め、フィラーワイヤー供給速度を急激に上げて、フィラ
ーワイヤーの供給量を大きくする。一方で溶け込みを良
好とするため、溶接速度を下げる。
【0063】本発明のレーザー溶接機は、上記のように
して、ブローホールの発生を防止しつつ、裏面側のビー
ド形成も十分に行うことができる。
【0064】図13は、本発明のレーザー溶接機により
溶接した溶接部の溶接強度を、その指標として使用され
る繰返し曲げ回数(溶接割れに至るまでの曲げ回数)で
示したものであり、従来の溶接機で溶接した場合に比較
して、倍近く繰返し曲げ回数が向上していることが分か
る。
【0065】また、図14は実際の圧延ラインにおける
溶接部の月当りの破断回数を、従来と本発明の場合とで
比較して示したグラフである。この図から明らかなよう
に、本発明により、月当りの溶接部の破断回数は従来に
比較して1/3程度に低下しており、本発明が大きな効
果をもたらしていることが分かる。
【0066】
【発明の効果】本発明により、突き合わせ面の断面性状
に応じて最適な溶接条件で溶接することができるので、
溶接欠陥発生の度合が低下し、鋼帯破断によるライント
ラブルが減少した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のレーザー溶接機の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の実施例のレーザー溶接機をダブルカッ
トシャーと組み合わせて使用する場合のレーザー溶接機
とダブルカットシャーの設備構成との相対位置関係を示
す正面図である。
【図3】クランプ装置の側面図である。
【図4】板厚検出器の細部詳細を示す側面図である。
【図5】ダブルカットシャーで先行鋼帯の後端と後行鋼
帯の先端を同時に切断した状態を示す側面図である。
【図6】本発明の実施例のレーザー溶接機をロータリー
シャーと組み合わせて使用する場合のレーザー溶接機と
ロータリーシャーの設備構成と相対位置関係を示す正面
図である。
【図7】フィラーワイヤー供給モーター部分とクランプ
装置を示す側面図である。
【図8】板厚検出器の細部詳細を示す側面図である。
【図9】ロータリーシャーで先行鋼帯の後端と後行鋼帯
の先端を同時に切断した状態を示す側面図である。
【図10】切断刃が正常な場合の切断状態を示す説明図
であり、(a)は突き合わせ面の断面性状を示す鋼帯の
幅方向断面図であり、(b)は幅方向各位置の断面性状
の変化に対応したレーザー出力、溶接速度およびフィラ
ーワイヤー供給速度の変化を示すグラフである。
【図11】切断刃の摩耗がやや進行した場合の切断状態
を示す説明図であり、(a)は突き合わせ面の断面性状
を示す鋼帯の幅方向断面図であり、(b)は幅方向各位
置の断面性状の変化に対応したレーザー出力、溶接速度
およびフィラーワイヤー供給速度の変化を示すグラフで
ある。
【図12】切断刃の摩耗が大きく進行し、バリが多く発
生した場合の切断状態を示す説明図であり、(a)は突
き合わせ面の断面性状を示す鋼帯の幅方向断面図であ
り、(b)は幅方向各位置の断面性状の変化に対応した
レーザー出力、溶接速度およびフィラーワイヤー供給速
度の変化を示すグラフである。
【図13】本発明の場合と従来の場合とを比較した繰り
返し曲げ回数のグラフである。
【図14】本発明の場合と従来の場合とを比較した月当
りの破断回数のグラフである。
【図15】切断面の性状を示す説明図であり、(a)は
切断刃が性状な場合、(b)は切断刃が摩耗した場合を
示す。
【符号の説明】
1 破断面検出器 2 バリ検出器 3 板厚測定器 4 溶接条件演算器 5 制御器 6 レーザー発信器 7 レーザートーチ走行モーター 8 フィラー供給モータ 9 レーザー溶接機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行金属ストリップの後端部と後行金属
    ストリップの先端部とを切断した後お互いの切断面を突
    き合わせ、レーザートーチを該突き合せ部に沿って走行
    させてレーザー溶接するレーザー溶接機において、金属
    ストリップの突き合せ面幅方向各位置における破断面の
    面積率を把握する破断面検出器と、該幅方向各位置にお
    けるバリ発生度合を検出するバリ検出器と、該幅方向各
    位置での板厚を測定する板厚測定器と、前記の破断面検
    出器、バリ検出器および板厚測定器からの信号によりレ
    ーザー出力、溶接速度およびフィラーワイヤーの供給速
    度を演算する演算器と、該演算器からの指令により前記
    レーザー出力、溶接速度およびフィラーワイヤーの供給
    速度を制御する制御器と、を有することを特徴とするレ
    ーザー溶接機。
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