JPH08289992A - 全自動洗濯機の溢水装置 - Google Patents

全自動洗濯機の溢水装置

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JPH08289992A
JPH08289992A JP7099220A JP9922095A JPH08289992A JP H08289992 A JPH08289992 A JP H08289992A JP 7099220 A JP7099220 A JP 7099220A JP 9922095 A JP9922095 A JP 9922095A JP H08289992 A JPH08289992 A JP H08289992A
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Shunichi Ishikawa
俊一 石川
Junichi Arimura
淳一 有村
Hajime Kikuchi
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Abstract

(57)【要約】 【構成】外槽2や外槽カバー23の異常溢水口の出口か
ら流通路29を設けパイプを通し、安全に床面27へ放
出する。 【効果】一定の位置から異常に供給された水を床面へ放
出するため、電気部品の充電部に水滴がかかることなく
絶縁低下の防止が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全自動洗濯機に係り、
特に、給水制御等の故障による連続給水等の異常給水状
態に対する電気部品の充電部への水飛散防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】全自動洗濯機において、給水制御機構が
故障し、また排水ホースからの排水通路から連続的に給
水された水が排水されない場合、連続的に給水された水
は、洗濯機の外槽上部に設けられている外槽カバーから
溢れ出るか又は、外槽の上部に設けられた専用の異常溢
水口から特定の位置に放流する。しかし、従来の方法で
連続的に供給されている水を電気部品に被害を与えるこ
となく放流することは困難であり、製品のばらつき等に
よっては、電気部品の充電部に放流された水がかかり、
絶縁低下を発生し、感電するという問題が発生した。ま
た、放流された水が直接電気部品の充電部にかからなく
ても、外槽等に設けられた異常溢水口から床面へ流出し
た水は、床面ではね返り、電気部品の充電部に水滴が付
着し絶縁低下の原因も発生した。
【0003】従来技術は、これらの欠点を無くすため、
モータをプラスチックス材により完全にモールドした
り、また全閉式のモータとしたり電源との接続コネクタ
や端子には水滴が付着しない様に完全密閉方式としてい
たが、コスト高となり量産性には大きな欠点が発生して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の欠点を無く
し、給水制御等の故障が発生し、連続的に給水状態とな
り水が溢れ出しても、電気部品の充電部には水滴がかか
らなく、絶縁低下を防止する構造とする必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、給水異常時、従来設けられている異常溢水
口の吐出部に、溢れ出た水を電気部品の充電部にかから
ない様に流電路を設け、安定して放流する構成とすると
共に、放流するための流通路の先端は放流するとき床面
からのはね返りによる電気部品の充電部への水滴付着防
止を図るため、流通路内の形状を変化させ、整流してか
ら放出する。
【0006】
【作用】外槽等の専用異常溢水口の出口に流通路を形成
するものを設け、給水異常時の連続給水時における電気
部品の充電部への水滴防止が図れる。
【0007】
【実施例】本発明を図を基に説明する。図1は、本発明
を採用する全自動洗濯機の断面図であり、その動作を図
1を基に順次説明する。
【0008】全自動洗濯機は、外枠1の内側に4本の吊
棒5により、吊棒5に具備されている押しばね4を介在
し、外槽2が外枠1の上部に支持されている。外槽2の
内側には、内槽3が設けられており、内槽3の中央底面
部には、衣類を動かし洗濯する撹拌翼7が設けられてい
る。また、内槽3の内壁には内槽内の洗濯水及びすすぎ
水等を外槽2へ排水する場合と脱水時、内槽3の回転に
よる遠心力で衣類内の水分を脱水するための脱水穴3a
が多数設けられている。
【0009】また、外槽2の底面部には、洗濯時衣類を
動かすための動力源であるモータ20や脱水時、モータ
20の動力源を切り換え内槽3を回転させるためのクラ
ッチ機構4や洗濯時及びすすぎ時、脱水時の水分を排水
する制御用排水バルブ12が設けられた構成となってい
る。これら全自動洗濯機としての主な構成部品を更に詳
細に説明し、全自動洗濯機の動作を説明する。
【0010】外枠1の上部には、外枠全体を上面より覆
っているトップカバー18があり、トップカバー18に
は、洗濯条件を制御する制御機構19や給水10,水位
センサ22が設けられている。先ず、洗濯する衣類をト
ップカバー18に備え付けられてある蓋18aを開け、
内槽3内へ投入した後、制御機構19に設けられたスイ
ッチを入れることにより、給水弁10に通電され、水道
の蛇口に接続されている給水ホース11を介して、内槽
3内へ洗濯に必要な量の水が供給されている。洗濯に必
要な水量の検知は、外槽2の底部側壁に設けられたエア
トップ8内の空気圧の変化をPSチューブ9を介在し、
水位センサ22でその空気圧の変位により、規定水量を
制御する。規定水量となった場合、自動的に給水弁10
の通電を停止し、給水を止める。
【0011】次に、洗濯に必要な規定の水量が内槽3及
び外槽2内に入ると、モータ20が運転し、その回転を
モータ20に取り付けられたMプーリ17からVベルト
16を介し、クラッチ14に取り付けられたPプーリ1
5へ伝達する。洗濯時は、クラッチ14の操作により、
内槽3の中央部に設けられた衣類を動かす撹拌翼7を回
動させ洗濯する。洗濯終了後、洗濯液を排水するため、
モータ7の運転を停止させ、排水弁12に通電し排水ホ
ース13から機外へ排水する。排水終了後、内槽3内の
衣類に含まれている洗濯水を脱水するため、排水弁12
に通電したまま、モータ20を駆動させる。この時、ク
ラッチ14は、撹拌翼7の回転から内槽3が回転する様
に切り換えられ、モータ7の回転を内槽3へ伝達し内槽
3を高速で回転させる。内槽3が高速で回転することに
より、内槽3内の衣類内の水分は遠心力により、内槽3
内の側壁に多数設けられた脱水穴3aより外槽2内へ脱
水し、排水弁12から、排水ホース13を介して機外へ
脱水された水分を排出する。
【0012】内槽3の上部には、衣類を脱水するとき、
安定して内槽3が高速に回転できる様にバランサ6が設
けられ、また外槽2の上部には洗濯時,すすぎ時及び、
脱水時、内槽3や外槽2から水が飛び出さない様に外槽
カバー23が設けられている。
【0013】これら一連の動作は、洗いのみならず、す
すぎ、及び脱水も同じ様な制御を行い、一連を自動的に
洗いからすすぎ,脱水に至る工程を行う。
【0014】図2は、本発明の一実施例図の説明図であ
る。
【0015】給水弁10やその他給水状態制御部品の故
障等により、給水が停止せず、連続的に供給する状態へ
の安全対応策等とするものである。図2,図3により従
来技術の説明をしたが、従来技術では、異常溢水となっ
た場合、電気部品の絶縁低下は基準値以上である(10
0MΩ以上)が、電気部品の充電部への水飛散が発生
し、危険な状況である。本発明は、図2で説明した外槽
2に設けた異常溢水口24部に、パイプ29を接続し外
槽2の下端部でパイプ29が振れず安定する様に固定金
具30で固定し、異常溢水時、パイプ29で床面27へ
安定して放出する方法である。この時、パイプ29から
床面27へ溢れ出た水を放出するが、放出された水は床
面27から飛びはね返り、電気部品の充電部へ水滴が付
着し絶縁低下の原因になるため、パイプ29の先端部か
ら床面27へ放出された水が飛びはねない様なH寸法を
確保する必要がある。パイプ29の先端と床面27の距
離H寸法は、床面を基準とし洗濯機の外槽内に水が充分
満たされた時100mm以下とする必要がある。この寸法
Hを100mm以下とすることにより、パイプ29の先端
から床面27へ放出された水は、床面27に当り飛びは
ねる危険性がなく電気部品の充電部への水滴付着の防止
が図れる。
【0016】図5は、図4においてパイプ29が構造
上、床面27よりその先端と床面27との距離H寸法が
100mm以下に確保できなかった場合のパイプ29の先
端部の部分断面図である。
【0017】パイプ29から放出された水は、床面27
までの落差のため床面27への衝撃が高くなり、水はね
の原因となると共に、パイプ29から放出される水は、
一定の状況で放出されず、乱流となり床面27へ放出さ
れるため、床面27で水はねの原因になる。このため、
床面27からパイプ29の先端が100mm以上の場合、
パイプ29の先端から放出される水を整流する必要があ
り、そのパイプ29の先端部に放出される水を整流する
ための水通しの良い網状の整流ネット31を設け、整流
ネット31が放出中に脱落しない様にキャップ30で固
定したものである。
【0018】この様に、パイプ29の先端に整流ネット
31等を設け、パイプ29の先端から放出されるとき、
その放出される水を整流し床面27へ落すことにより、
床面27からの水はねを防止することができる。
【0019】図3は、溢水用パイプ29を取り付けた部
分拡大図である。プラスチックス等で成形されたパイプ
29は、外槽2の上部に設けてある異常溢水口24の出
口に接続し、外槽2の外側側壁にそって取り付けるもの
であるが、外槽2の下端部でパイプ29を固定しない
と、洗濯時及び脱水時、振動等により外れたり、また外
槽2とパイプ29が当たり騒音発生の原因となるため、
固定具30aで外槽2とパイプ29を固定する。しか
し、固定具で固定する場合、固定具の作業方法を簡単に
しないと作業に多くの時間を要し、量産性に対し支障を
きたすため外槽2に、パイプ29を固定具で固定する部
分の一方を穴とし、片側をスリット31を設けた構造と
することにより固定具30aの作業性が簡単になり確実
に固定できる。
【0020】また、固定具30aによっては、スリット
31を両側に設けパイプ29を支持する方法も同様の効
果を得ることが可能である。
【0021】次に図4から図10について説明する。
【0022】図4から図10は、プラスチックス等によ
り成形されたパイプ29の形状及び特性の説明図であ
る。
【0023】パイプ29は、図3に示すようなストレー
トな形状とすると、異常溢水口24から溢れでた水は、
パイプ29内で空気を取り込みパイプ29の出口34か
ら放出されるとき、その放出される水は乱流となり、そ
のまま床面27へ流れると床面で水が飛びはね、その周
囲にある電気部品に水滴が付着するという欠点がある。
この様な状況を防止するためにパイプ29において、そ
の中を流れる水を整流する必要があり、その整流方法の
実施例を図4から図10に示した。
【0024】先ず、図4において、異常溢水口24から
流れでた水は、パイプの長さLの途中に一部分パイプの
内径を変化させたものである一部分の内径を大きくした
ことにより、パイプの空気分離室29内で水と空気を分
離し、分離室29より床面27に近い方向の吐出側の水
の流れは整流され床面27へ放出されることにより、床
面27からの水はねが防止できる。
【0025】図5は、図4と逆にパイプ29の一部分の
径を細かくしたものであり、この効果は空気分離室29
と同じものが得られる。また図6は、パイプ29の吐出
口34の径がパイプ29の上部より小さくしたものであ
り、D1 とD2 の関係は、1.5〜2.5D2 =D1 とな
っている。パイプ29の吐出口34の径を小さくするこ
とにより、空気を含んだ水が径の小さい部分で水と分離
され、その流れが整流されるため床面27に放出された
とき、床面からの水はねが防止できる。
【0026】図7から図10のパイプ29の形状も図4
から図5で説明した内容と同じく、パイプ29の吐出口
34から床面へ放出されるとき整流されて放出されるも
のでパイプ29の途中にフレキシブル29cな形状を設
けたりまたは、パイプ29内に整流用フィルタ32を入
れた応用実施例である。この様なパイプ29とすること
により、従来床面から吐出口34の先端が30mm以内で
しか出来なかったものが100〜200mmの高さまでと
する事ができ、この高さにしても床面からの水の飛びは
ねを防止することが可能となり、充電部品への水滴付着
防止が図れ安全を確保することができた。
【0027】
【発明の効果】本発明は、全自動洗濯機の給水制御機構
において、給水を制御する給水弁やその他のセンサの故
障により、給水停止の制御が不可能となり連続的に給水
される場合、特定の場所から供給された水を放出し、か
つ床面から放出された水がはね返り、電気部品等へ水滴
が付着せず絶縁低下を無くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全自動洗濯機の縦断面図。
【図2】異常溢水方式の説明図。
【図3】異常溢水用パイプ取付の説明図。
【図4】異常溢水用パイプ形状の説明図。
【図5】異常溢水用パイプ形状の説明図。
【図6】異常溢水用パイプ形状の説明図。
【図7】異常溢水用パイプ形状の説明図。
【図8】異常溢水用パイプ形状の説明図。
【図9】異常溢水用パイプ形状の説明図。
【図10】異常溢水用パイプ形状の説明図。
【符号の説明】
2…外槽、23…外槽カバー、25…異常溢水口、27
…床面、29…パイプ状流通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 元 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯機において、外槽上部の異常溢水口に
    接続されている流通パイプを、外槽下端部の一方をスリ
    ット状とし他方を穴として、固定具で固定することを特
    徴とする全自動洗濯機の溢水装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記流通パイプの途中
    の一部分の形状を広くするか、または狭くすることによ
    り前記流通パイプ内を流れる水を整流し、放出する全自
    動洗濯機の溢水装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267650A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式給湯機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008267650A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式給湯機

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