JPH0828917B2 - 圧電スピーカ - Google Patents

圧電スピーカ

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JPH0828917B2
JPH0828917B2 JP63274180A JP27418088A JPH0828917B2 JP H0828917 B2 JPH0828917 B2 JP H0828917B2 JP 63274180 A JP63274180 A JP 63274180A JP 27418088 A JP27418088 A JP 27418088A JP H0828917 B2 JPH0828917 B2 JP H0828917B2
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diaphragm
piezoelectric speaker
cavity
piezoelectric
foamed resin
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忠 高矢
二郎 井上
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、発泡性樹脂からなる振動板に圧電発音体を
取付けた圧電スピーカに関する。
従来の技術 本願出願人は、この種の圧電スピーカとして、第3図
に示すものを先に提案した。この圧電スピーカは、発泡
スチロール、発泡ポリエチレン等からなる2枚の発泡樹
脂板4、5を前後方向に貼着して振動板3を形成し、両
発泡樹脂板4、5間に圧電発音体(PZT等からなる)6
を挟着保持する構造になっている。
発明が解決しようとする課題 ところで、上記した圧電スピーカを含むスピーカ全般
にとって、これの音圧レベル、即ち音響性を向上するた
めには振動板3の重量を可及的に軽減する必要がある。
この点に関して、上記圧電スピーカは軽量の発泡樹脂
板4、5で振動板3を構成しているので、他のスピーカ
に比べて音圧レベルの向上が図れるものの、未だ改善の
余地がある。
本発明はかかる課題を解決するためになされたもので
あり、振動板のより一層の軽量化が図れ、もって音圧レ
ベル、即ち音響性を格段に向上できることになる圧電ス
ピーカを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、発泡性樹脂からなる振動板の略中央部の空
洞を設け、この空洞内に突出する一対の突起間を挟持し
てなる圧電スピーカにおいて、前記振動板の圧電発音体
取付け部を除く部分に、非貫通状の空洞を設けたことを
特徴としている。
作用 しかるときは、空洞を設けた分、振動板の重量を軽減
できることになる。
実 施 例 以下本発明の一実施例を図面に基づき具体的に説明す
る。第1図は本発明に係る圧電スピーカを示す正面図、
第2図は第1図のII−II線による断面図である。
振動が付与されると第2図における右側に相当する前
面側より音を発する振動板3は、発泡スチロール、発泡
ポリエチレン等からなる2枚の発泡樹脂板4、5を前後
方向に貼着して形成されている。両発泡樹脂板4、5は
共に矩形状をなすが、前側の発泡樹脂板4は後側の発泡
樹脂板5より高さ寸法が少し大きくなっており、両者の
貼着面に段部が形成された構造になっている。なお、両
発泡樹脂板4、5の貼着は接着剤により行われる。
発泡樹脂板4、5の中央部には環状の溝4a、5aを突き
合わせ状に設けてあり、これらの溝4a、5a間に圧電発音
体6を挟圧保持してある。具体的には、溝4a、5aの中央
に残存する円形状の突起4b,5b間に圧電発音体6を接着
剤を用いて取付けた構造になっている。このため、突起
4b、5bの高さ寸法は溝4a、5aの深さ寸法よりも少し短く
なっている。
圧電発音体6は、円形の金属板6bの前後両面にこれよ
りも小径になった円形の圧電体6a、6a(例えば、PZT等
からなる)を同心状に貼着した構造になっており、図示
しないアンプから電気信号が与えられると、圧電発音体
6が振動板3を駆動し、振動板3が前面側より音を発す
るようになっている。なお、後側(背面側)に位置する
発泡樹脂板5は振動板としての機能の他に、これを次に
述べるフレーム1に取付けるためのホルダーとしての機
能を有する。
振動板3の周縁部にはこれを覆うフレーム1が設けら
れる。フレーム1は、額縁状をなし、内周面の全長にわ
たって形成した断面コ字状の溝1aに振動板3の周縁部を
挿入連結してある。そのうえで、前記した段部には細長
いテープ状の弾性支持片2が全周にわたって介挿されて
おり、この弾性支持片2により振動板3がフレーム1に
支持される構造になっている。
そのうえで、第2図に示すように、振動板3の内部、
より具体的には発泡樹脂板4、5の対向面側には、圧電
発音体6の取付け位置を除く部分に複数の空洞7・・・
(図面では圧電発音体6の取付け位置の上下に相当する
合計4個の空洞7・・・が現れている)を設けてある。
これらの空洞7・・・は振動板3の重量を軽減し、もっ
て音圧レベルの向上を図るために設けたものであり、発
泡樹脂板4、5の成形時に形成される。
空洞7の形状については、振動板3をこれの厚み方
向、上下方向、横方向等に貫通する貫通穴以外のもので
あればよく、その具体的形状については、円形、角形、
溝状を問わないし、その長さ(深さ)についても特に限
定されるものではない。
ここに、貫通状の穴を除外することとしたのは以下の
理由による。即ち、振動板3の前後面間を貫く貫通状の
穴を形成する場合は、これが振動板3の曲げ剛性を損な
い、音圧レベルに悪影響を及ぼす分割振動を発生するこ
とになるからである。
また、空洞7・・・の個数、具体的形成位置等につい
ても特に限定されるものではなく、実質的に振動板3の
曲げ剛性を損なわない個数、形成位置等であればよい。
但し、上記実施例のように、発泡樹脂板4、5を突き
合わせ状に貼着して振動板3を形成する構造の圧電スピ
ーカにあっては、図示例の如く貼着面側に形成すること
が好ましい。即ち、このような位置に形成する場合は、
接着剤を節約でき、その分、振動板3の重量を軽減で
き、より一層音圧レベルの向上が図れることになるから
である。
なお、本発明が対象とする圧電スピーカは、図示例以
外に、一枚の発泡樹脂板で振動板3を形成、これの一端
面側に圧電発音体6を取付けた構造の圧電スピーカがあ
る。このような構造の圧電スピーカにあっては、発泡樹
脂板の内部、一端面側表面にのみ露出する空洞7・・・
を設けることになる。
発明の効果 以上の本発明による場合は、振動板を軽量の発泡性樹
脂で形成し、しかもこの振動板の、いわば不要部分に、
振動板の曲げ剛性を損なうおそれがない非貫通状の空洞
を設ける構成をとるので、音圧レベルに悪影響を及ぼす
分割振動を発生することがないことは勿論のこと、振動
板の重量を可及的に軽減でき、音圧レベル、即ち音響性
を格段に向上できることになるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る圧電スピーカを示す正面図、第2
図はそのII−II線による断面図である。 第3図は先に提案した圧電スピーカを示す縦断面図であ
る。 3……振動板、4、5……発泡樹脂板、7……空洞。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡性樹脂からなる振動板の略中央部に空
    洞を設け、この空洞内に突出する1対の突起間に圧電発
    音体を挟持してなる圧電スピーカにおいて、 前記振動板の圧電発音体取付け部を除く部分に、非貫通
    状の空洞を設けた ことを特徴とする圧電スピーカ。
JP63274180A 1988-10-28 1988-10-28 圧電スピーカ Expired - Fee Related JPH0828917B2 (ja)

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