JPH08288920A - 双方向放送方法および双方向放送に対する応答装置 - Google Patents

双方向放送方法および双方向放送に対する応答装置

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JPH08288920A
JPH08288920A JP7110192A JP11019295A JPH08288920A JP H08288920 A JPH08288920 A JP H08288920A JP 7110192 A JP7110192 A JP 7110192A JP 11019295 A JP11019295 A JP 11019295A JP H08288920 A JPH08288920 A JP H08288920A
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仁司 吉信
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 双方向番組に対する応答先の電話番号などの
双方向番組関連情報をできるだけ少ない多重データによ
り、実質的に応答装置側に通知する。 【構成】 応答装置のメモリに、応答先の電話番号と応
答関連情報との対応テーブルを用意しておく。放送局側
から、このメモリに記憶されている対応テーブルの中か
ら、双方向番組に対する応答の発信の際に使用するもの
を指定する指定情報を、放送信号に多重して放送する。
応答装置は、この指定情報に基づいてメモリから対応テ
ーブルを読み出し、応答の発信に際して、この読み出さ
れた対応テーブルにより指示される応答先電話番号に対
して自動発呼を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、受信側からの電話回
線を通じての応答を期待する双方向番組を放送する双方
向放送方法および双方向放送に対する応答装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在クイズ番組、テレビショッピング、
アンケート調査など、放送番組において視聴者に対して
応答要求が提供され、その応答要求に対する応答が電話
やファクシミリが用いられて、視聴者から放送側へ送信
される視聴者参加型の放送番組が数多く提供されてい
る。
【0003】このような、視聴者参加型の放送番組の場
合、応答の返信先(応答先)の電話番号などの情報は、
放送番組により提供される。例えば、テレビ放送の場合
には、スーパーインポーズなどを用いて応答先の電話番
号を一定時間画面に表示させたり、番組の出演者がアナ
ウンスすることにより音声として提供したりする。ま
た、ラジオ放送においても、同様の番組が提供されてい
る。
【0004】この場合、応答を行なおうとする視聴者
は、画面に表示されたり、音声により提供された、例え
ば、応答先の電話番号をメモしたり、暗記したりして応
答先の電話番号を取得する必要がある。また、表示画像
を静止させる、いわゆるスチル機能を備えたテレビ受像
機であれば、応答先の電話番号が表示された画面を静止
させ、静止させている間に応答先の電話番号をメモした
り、あるいは、直接ダイヤルしたりすることができる。
【0005】ところが、前述したような、視聴者に対し
て放送番組中において応答先電話番号を放送する視聴者
参加型の番組の場合、応答先の電話番号などの情報は、
通常ごく短い時間しか放送されない。したがって、視聴
者の中には、応答先の電話番号を完全にメモしきれなか
った、あるいは、急いでメモしたために間違えてメモし
たなどということが起こる。
【0006】また、メモ用紙と筆記用具が準備できず
に、応答先の電話番号をメモすることができなかったと
いうことも起こる。また、スチル機能があるテレビ受像
機の場合、スチル機能を動作させようとしている間に、
応答先の電話番号の表示が終了してしまったなどという
こともある。
【0007】このように、常に正確な応答先の電話番号
が視聴者側で保持できないため、間違い電話を誘発する
ことにもつながる。
【0008】上述のような従来の視聴者参加型の放送番
組より、さらに進歩した、いわゆる双方向番組を提供す
る双方向放送が提案されている。
【0009】この双方向放送は、応答先の電話番号など
の双方向番組に関連する情報を、例えば文字放送番組の
ように映像信号の垂直帰線期間内の所定の空きの水平区
間に重畳したり、FM電話の空き領域(例えばSCA領
域)を使ってデジタルデータを送るなどの方法により、
放送信号に多重化して受信側に提供するものである。
【0010】この場合、受信側においては、受信した放
送信号から双方向番組に関連する情報を抽出し、デコー
ドしてメモリに一時貯えるなどして、応答の発信時に、
この情報を使用する。例えば、デコードして抽出した応
答先電話番号を用いて自動ダイヤルすることにより双方
向番組に対する応答の送信を確実に行なうことができ
る。このため、視聴者が、双方向番組に関連する情報、
例えば、応答先の電話番号などをメモしたり、暗記した
りする必要がない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
電話番号の情報は10桁で比較的長く、例えば応答先が
複数ある場合には、当該10桁の電話番号を複数回送る
必要がある。また、電話番号の情報に加えて、電話回線
の輻輳を避けるために、発信元に対する発信制限情報
(例えばユーザーの電話番号の末尾が偶数のもののみが
応答可能など)やその他の双方向番組の応答に必要な制
御情報を受信者に送るようにするためには、多重化の情
報量が多くなる。このため、受信側のデコード時間が長
くなり、双方向番組の制作の自由度が制限されてしま
う。
【0012】また、この発明の発明者は、特に、従来の
多重化方法の欠点を改良する多重化方法を先に提案して
いるが、この先に提案した方法では、多重化する情報量
が多いと、以下に説明するような問題がある。
【0013】すなわち、上述したような多重化方式によ
れば、双方向番組に関連する情報を放送信号から抽出し
て、確実に得ることができるが、多重化情報のデコード
回路を備えた受信機が必要があるという問題がある。ま
た、NTSC、BS、CS、MUSE、AM/FMラジ
オなど各放送方式によって異なったデコード回路が必要
となるため、受信機が高額になる。視聴者にとって、前
述のような双方向放送の受信機を用意することは、大き
な負担となってしまう。
【0014】また、受信側には、上述のデコード回路を
備えた受信機とともに、受信機のデコード回路によりデ
コードされた双方向番組に関連する情報に基づいて、応
答情報を電話回線を介して放送側へ送信する通信装置が
必要である。この通信装置は、受信機に内蔵される場合
と受信機とは別体とされる場合がある。
【0015】通信装置が受信機に内蔵される場合には、
電話回線を受信機に接続するため、電話線の延長、引き
回しなどが必要となる問題がある。また、受信機への配
線が複雑になり、電話回線の配線のために費用がかかる
ことも問題である。
【0016】一方、通信装置を受信機と別体にした場合
であっても、通信装置は、受信機のデコード回路により
デコードされた双方向番組に関連する情報である応答先
の電話番号などの供給を受けるため、受信機に接続され
ていなければならず、受信機と通信装置とを接続するケ
ーブルが必要である。このため、受信機に通信装置が内
蔵される場合と同様に、配線が複雑になり、通信装置と
受信装置が離れて配設されたときには、両者を接続する
ケーブルの延長、引き回しが必要となる。
【0017】このように、通信装置が受信機に内蔵され
る場合であっても、別体とされる場合であっても、電話
線、または接続ケーブルの配線が必要になり、簡単に双
方向番組を楽しむことができない。また不用意に電話
線、接続ケーブルが配線された場合には、ユーザーが足
を引っかけるなどの問題を生じさせることにもなる。
【0018】そこで、本出願人は、特願平6−1918
85号として、放送音声に、電話番号などの双方向番組
関連情報をDTMF(Dual Tone Multi Frequency )信
号として混声して多重化する方法を先に提案している。
【0019】この方法は、例えばテレビ放送に適用した
場合、テレビジョン受信機は、多重情報のデコーダは備
えず、従来からある通常のテレビジョン受信機を用いる
と共に、応答装置を、前記テレビジョン受信機とはケー
ブルなどで結線されないアダプタ装置の構成とするもの
である。
【0020】すなわち、この先に提案した方法の場合、
多重化された電話番号の情報などは、テレビジョン受信
機のスピーカから、いわゆる「ピッ」「ポッ」「パッ」
のDTMF音として再生される。そこで、アダプタ装置
にマイクロホンを設けると共に、DTMF信号のデコー
ダを設け、テレビジョン受信機のスピーカの放音音声を
マイクロホンにより収音し、DTMFデコーダで、その
収音音声信号に含まれるDTMF信号を抽出し、デコー
ドすることにより、電話番号などの多重化情報を再生す
る。アダプタ装置は、電話回線に接続され、この再生し
た電話番号などの情報を用いて応答の発信および必要に
応じて応答情報の送信を行なう。
【0021】この先に提案した発明によれば、現行のテ
レビジョン受信機、ラジオ受信機などの放送信号を受信
することができるチューナ内蔵機器を、そのまま用い
て、双方向放送を楽しむための受信システムを実現する
ことができる。
【0022】また、可聴音として、双方向番組に関連す
る情報が提供されるため、ワイヤレスで応答先電話番号
などの双方向番組に関連する情報を受信することができ
るので、アダプタ装置は、電話回線に接続する必要はあ
るが、テレビジョン受信機にケーブルで接続する必要は
なく、使い勝手が非常によい。
【0023】また、NTSC、BS、CS、MUSE、
AM/FMラジオなど、放送方式を問わず双方向番組を
提供することができる。また、双方向放送番組の受信機
は現行のものが使用できるほか、DTMFデコーダは、
電話機において一般的に使用されている量産品を使用す
ることができ、コストを押さえた応答システムを構築す
ることができる。
【0024】しかしながら、このDTMF音を使用した
双方向番組に関連する情報の多重化方法の場合、多重化
情報量が多い場合には、受信装置のスピーカから比較的
長い間、可聴音であるDTMF音が連続し、耳障りにな
るという問題がある。
【0025】また、応答先の電話番号に対する発信を、
例えば前記のアダプタ装置を有しているユーザーのみに
特定したい場合には、応答先の電話番号は、他の者には
秘匿させる必要があるが、DTMF音で直接的に電話番
号を多重化して送信したのでは、DTMFデコーダを備
えるだけで、電話番号を誰でもが知ることができるた
め、電話番号の秘匿が実現できない。
【0026】この発明は、以上のことにかんがみ、放送
信号に多重化する情報量は少ない状態、比較的多量の双
方向番組に関連する情報を受信側の応答装置に伝達する
ことができると共に、応答先の電話番号の秘匿が容易に
でき、さらに、特定の応答装置からの応答のみができる
ようにすることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明による双方向放送方法においては、放送側
から受信者の電話回線を通じての応答を期待する双方向
番組を提供する双方向放送方法において、受信側の装置
に備えられるメモリに記憶された電話番号の中から、前
記双方向番組に対する応答先の電話番号として使用する
ものを指定する指定情報を、放送側から、放送信号に多
重して放送するようにしたことを特徴とする。
【0028】また、この発明による双方向放送に対する
応答装置は、放送により提供された双方向番組に対して
電話回線を介して応答の発信を行なう応答装置であっ
て、応答先の電話番号を、1ないし複数通り、記憶する
メモリと、放送信号に多重化された前記応答先の電話番
号を指定する情報をデコードするデコード手段と、この
デコード手段でデコードされた指定情報により前記メモ
リより応答先の電話番号を読み出す手段と、前記応答の
発信に際して、前記読み出された応答先電話番号を使用
して自動発呼を行なう応答処理手段とを備える。
【0029】この場合に多重化情報は、DTMF信号を
用いて、放送音声に混声することができる。
【0030】
【作用】上述の構成のこの発明の場合、応答装置側に
は、双方向番組に対する応答先の電話番号を複数個、記
憶するメモリが用意されており、放送側からは、このメ
モリ中のいずれの応答先電話番号を使用するかの指定情
報が放送信号に多重されて放送される。指定情報は、電
話番号を直接多重する場合に比べて、情報量が少なくな
る。特に、多重化のためにDTMF信号を用いる場合に
は、受信装置のスピーカから放音されるDTMF音が必
要最小限の長さとなる。
【0031】また、電話番号が直接多重化されるのでは
ないので、前記のメモリを備える応答装置からの応答者
以外に対しては、応答先の電話番号が秘匿することがで
き、例えば双方向番組のサービス会社と契約して、専用
の応答装置を所持するユーザーからの応答だけを可能に
することができる。
【0032】
【実施例】以下にこの発明による双方向放送方法および
双方向放送に対する応答装置の一実施例について説明す
る。
【0033】この例は、テレビ放送にこの発明を適用し
た場合であって、多重化する情報は、放送音声信号にD
TMF(Dual Tone Multi Frequency )信号として混声
するものである。また、双方向放送に対する応答に、
「テレゴング」と呼ばれる電話投票サービスを利用する
ものである。
【0034】まず、図2を参照しながら、DTMF信号
について説明する。
【0035】[DTMF信号]DTMF信号方式は、1
つは低周波数のグループ(低群)、そしてもう1つは高
周波数のグループ(高群)の2つのトーンを同時に送る
オーディオ帯域信号方式である。これらの低周波数及び
高周波数のグループの各々は、どの2つも調音の関係に
ない4つのオーディオ帯域周波数のトーンからなってい
る。
【0036】DTMF信号では、低群の4周波数は、例
えば、697Hz、770Hz、852Hz、941H
zとされ、高群の4周波数は、例えば、1209Hz、
1336Hz、1477Hz、1633Hzとされてい
る。そして、これら低群と高群の中のそれぞれ1周波数
ずつを組み合わせ、その組み合わせからなる各DTMF
信号(この各DTMF信号のそれぞれを、以下機能信号
という)を、図2に示すように、4行4列に配設された
プッシュボタン「0」〜「D」にそれぞれ割り付けられ
る。
【0037】電話通信では、DTMF信号の16の組み
合わせの機能信号のうち、単に12個が一般に加入者ア
ドレス(電話番号)の信号に用いられている。つまり、
電話機でいわゆるテンキーとして使用されている「0」
〜「9」の数字と、「*」や「#」の記号に対して、前
記の12個の組み合わせの機能信号が対応される。図2
に破線で示した「A」、「B」、「C」、「D」の文字
に対応する機能信号は、日本国内では一般には利用して
おらず、プッシュボタン(PB)ダイアルを利用したデ
ータ伝送に利用されているのみである。
【0038】このようなDTMF信号を使って電話番号
による回線選択を行なう場合、信号の送出条件は、図3
に示すように規定されている。
【0039】上述のような2周波数の組み合わせと送出
条件とによって、DTMF信号は、自然界では滅多に発
生しないものとなり、人の声などのような自然音と明確
に区別することができるので、通常の放送オーディオ信
号に多重(混声)して放送することができて、受信側で
の分離も比較的容易である。
【0040】ちなみに、DTMF信号は、多機能電話に
おいても利用されており、外出先からプッシュボタン式
の電話のボタン操作によって、自宅の電話に留守番録音
されている用件を再生させたり、留守番録音の応答メッ
セージを録音、再生したり、用件を消去したりすること
ができる。
【0041】[電話投票サービスの説明]電話やファク
シミリによって視聴者に応答を求める視聴者参加番組で
は、一時的にアクセスが集中することによって、受信局
側または発信局側の交換機で輻輳状態となり、その交換
機が管理する地域の電話がかからなかったり、かかりに
くくなったりすることがある。
【0042】これは、電話回線網はすべての電話が同時
に利用される状況に対応して構築されてはいないためで
ある。これはインフラストラクチャーのコストおよびそ
のランニングコストの面から考えると希に起こるピーク
時の通話量に合わせてインフラストラクチャーを構築す
ると膨大な負担を強いられることになるためであり、現
在のインフラストラクチャーは、通常の通話量であれ
ば、輻輳状態など起こらないように設計整備されてい
る。
【0043】しかし、例えば早いもの勝ちのクイズなど
の双方向番組の場合には、視聴者は時を同じくして電話
回線を利用する状況にあり、一時的に通話量が跳ね上が
ることになるため、輻輳状態となってしまう。
【0044】そこで、上述のような一時的に起こる大量
発呼による輻輳状態の問題を解決する方法として、いわ
ゆるテレゴングと呼ばれる電話投票サービスが電話会社
により提供されるようになった。
【0045】この電話投票サービスは、発信を一つの投
票として考え、例えばテレビやラジオの番組におけるア
ンケート調査やクイズなどにおいて、1つの設問に対す
る複数の回答のそれぞれごとに、受付のための電話番号
をそれぞれ割り付け、個々の電話番号に対する発信(着
信)の回数を投票数とするものである。
【0046】この場合、視聴者からのその電話番号に対
する応答の件数は、発呼のあった地域の交換機で着信し
てカウントしてしまい、それぞれの地域の交換機でカウ
ントされた投票結果を集計して、投票先例えば放送局側
に通知するものである。発信のあった地域の交換機で着
信するため、投票先までの中継回線は使用されず、中継
回線においての輻輳状態は回避される。
【0047】この電話投票サービスについて具体的な例
で説明すると、例えばテレビ番組中において、例えば、
好みの野球チームのアンケート調査の放送を行なうとき
に、図4のテレビ画面1に示すように、応答の選択肢と
なる各野球チーム毎に異なる応答の電話番号を設定して
放送するようにする。
【0048】各視聴者2は、このテレビ画面1を参照し
て、自分の好む野球チームの電話番号をダイヤルする。
【0049】すると、電話局3側では、その視聴者の地
域の加入者交換局で個々の応答電話番号についての着信
を受け、例えば「投票ありがとうございました」などの
受付完了通知メッセージを応答者に送ると共に、個々の
応答電話番号についての着信数の一次集計を行なう。そ
して、電話局3側は、全国各地の加入者交換局で一次収
集した着信数を、サービス網制御局でデータ収集し、さ
らに、収集したデータを管理局で集計する。管理局は集
計した各応答電話番号毎の着信数を呼数通知用回線3a
を通じてテレビ局4の呼通知用コンピュータ4aに通知
する。
【0050】テレビ局4は、電話局から通知された集計
結果を放送番組に反映するべく、例えば図4のテレビ画
面5に示すような集計結果のグラフなどの画面の放送を
行なう。
【0051】なお、テレゴングサービスにおいては、サ
ービス契約者(この例では放送局4)からの要求、図4
の例ではカスタマーコントロール用コンピュータ4bか
らの要求に応じて、任意の応答者の発呼は直接、サービ
ス契約者(この例では放送局のオペレータ4c)に着信
させることができるようにもされている。このサービス
はカットスルーと呼ばれており、電話局3から、カット
スルーとなる応答者には、その接続通知が送られ、この
カットスルーの状態では、カットスルー受付用の回線3
cを通じて、応答者とサービス契約者との直接的な通話
やデータのやり取りが可能である。ただし、このカット
スルー受付用の回線数は、予め限定されている。
【0052】この電話投票サービスの電話番号には、0
180−0×××××(×は任意の番号)が割り付けら
れている。したがって、10桁の電話番号となり、これ
を設問ごとの選択肢の数だけ、多重して送信すると、非
常に長くなってしまう。
【0053】そこで、この例では、後述するように、複
数の選択肢のそれぞれに、前述のような電話投票サービ
スの電話番号を対応させた電話番号対応テーブルを予め
複数個用意して応答装置のメモリに記憶しておき、使用
する対応テーブルを放送側から指定して、複数の選択肢
に対する応答先電話番号の指定を行なうようにして、多
重化情報の情報量を削減するようにする。
【0054】[双方向放送システムの概要]図5は、こ
の実施例の双方向放送システムの概要を示すもので、こ
の例の双方向放送システムは、放送局のシステム10
と、受信装置システム20と、電話局のシステム30と
からなる。
【0055】放送局のシステム10において、11は放
送局のスタジオであり、ここで作成された双方向番組
が、放送アンテナ12から地上波により、あるいは人工
衛星13を介して受信装置システム20に送信される。
例えばクイズ番組やアンケート調査などの双方向番組の
ときに、テレビジョン受信機の画面において、あるいは
番組の司会者によるアナウンスにより設問と、各設問に
ついての複数個の選択肢が放送される。設問は、通常、
1つ以上放送される。このとき、双方向番組関連情報
は、後述するようにフォーマットが定められたDTMF
信号の形式で放送音声信号に多重化される。
【0056】この実施例の場合、放送局は、双方向番組
に関連する情報の送信に当たって、上述のようにPB回
線選択には使用されていない「A」、「B」、「C」、
「D」を意味する機能信号のうち、「A」、「B」、
「C」の機能信号は、双方向番組に関連する情報の送信
開始情報として用い、「D」の機能信号は送信終了情報
として用いる。
【0057】送信開始情報が3種類あるので、この例で
は、3種類の双方向番組に関連する情報を区別して送信
することができる。つまり、3種の双方向番組に関連す
る情報は、その種別ごとに、「A」、「B」、「C」の
機能信号のいずれかと、「D」の機能信号とで区切られ
て放送される。
【0058】例えば、双方向番組への応答アクセスに関
する情報、例えば応答先の電話番号(受付電話番号)、
伝送レートなどの情報は、「A」の機能信号を送信開始
情報とし、送信終了情報である「D」の機能信号との間
に送信される。また、同様に、例えば応答側の電話番号
の末尾制限や現在時刻設定などの環境設定に関する情報
は、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間に、受
信データのクリアに関する情報は「C」の機能信号と
「D」の機能信号との間に、それぞれ挟まれた状態の信
号として多重化されて放送される。
【0059】受信側においては、送信開始情報としての
「A」、「B」、「C」の機能信号のいずれかと、送信
終了情報としての「D」の機能信号とに挟まれた数値や
記号データを双方向番組に関連する情報のデータ列(情
報群)とみなして、後述のように、メモリの所定の格納
域にそれぞれ区別して保存するようにする。
【0060】受信装置システム20は、既存のテレビジ
ョン受信機21と、双方向番組情報の受信用および応答
操作用アダプタ装置25とからなる。アダプタ装置25
は、電話回線31に接続されるアダプタ装置本体22
と、応答操作部として機能する赤外線利用のリモートコ
マンダ23とを備える。アダプタ装置25には、外接電
話機24が接続可能である。
【0061】アダプタ装置本体22は、リモートコマン
ダ23の赤外線リモコン信号の受信部およびデコード部
を有する。そして、図6に示すように、アダプタ装置本
体22には、リモートコマンダ23が、その赤外線発光
部23SDが、赤外線受光部22PDに対向する状態で
収納することができるようにされている。すなわち、図
6(A)に示すように、アダプタ装置本体22には、リ
モートコマンダ23を収納する凹部22Rが設けられて
おり、リモートコマンダ23が、この凹部22R内に収
納されるだけで、図6(B)に示すような外観となる。
【0062】図6(B)のように、リモートコマンダ2
3がアダプタ装置本体23内に収納された状態では、リ
モートコマンダ23の各種ボタン23a、23b、23
c、23Kを操作すると、その操作に応じたリモコン信
号が、発光部23SD、受光部22PDを介してアダプ
タ装置本体22に送られてデコードされるので、あたか
も1個の双方向番組情報の受信用および応答操作用アダ
プタ装置として動作するような使用態様となる。
【0063】アダプタ装置本体22は、後で詳述するよ
うに、電話回線とのインタ−フェースとしてのNCU
(ネットワークコントロールユニット)を備えており、
図1に示すように、このアダプタ装置本体22には、電
話回線31が接続されると共に、外接電話機24が接続
される。この例では、外接電話機24はアダプタ装置本
体22を介して電話回線31にアクセスすることが可能
であり、通常の電話機能を果たすことができる。
【0064】また、後述するように、アダプタ装置25
は、いわゆるハンズフリーの電話機の機能をも有してい
る。すなわち、図6に示すように、リモートコマンダ2
3には、オンフックボタン23aと、オフフックボタン
23bが設けられると共に、いわゆるテンキー(数字
等)ボタン23Kが設けられている。一方、アダプタ装
置本体22には、電話機として使用するのときには送話
器となるマイクロホン22MCと、受話器となるスピー
カ22SPが設けられている。
【0065】そして、ハンズフリーの電話機としての発
呼を行なうときには、オフフックボタン23bを押下し
た後、テンキーボタン23Kにより電話番号をダイヤル
入力する。また、相手方からの着呼に対してはオフフッ
クボタン23bを押下するだけでよい。相手方との通話
時には、こちらからの送話音声は、マイクロホン22M
Cを通じて送り、相手方からの受話音声はスピーカ22
SPから聴取するようにする。そして、相手方との終話
のときには、オンフックボタン23aを押下すること
で、回線を開放することができる。
【0066】アダプタ装置本体22は、DTMF信号と
して多重化されて放送される双方向番組情報の受信/デ
コーダとしても働き、また、リモートコマンダ23と協
同して双方向番組応答装置としても働く。
【0067】すなわち、この例では双方向番組情報が、
DTMF音として放送番組音声に混声されてテレビジョ
ン受信機21のスピーカ21SPから放音されるので、
アダプタ装置本体22は、図1に示すように、テレビジ
ョン受信機21のスピーカ21SPからの放音音声をマ
イクロホン22MCで収音する。アダプタ装置本体22
は、後述するように、収音した音声からDTMF音のみ
を抽出し、前記双方向番組に関連する情報をデコードす
る機能を備える。
【0068】この例では応答に電話投票サービスを利用
するので、応答に必要な情報は、例えば設問の複数の選
択肢のそれぞれに対応付けられた応答先電話番号(テレ
ゴングサービスの電話番号)である。
【0069】この例の場合、DTMF信号として、この
複数の選択肢と応答先電話番号とを放送音声信号に多重
する場合には、放送音声にDTMF音が頻繁に混入して
煩わしいとともに、多重情報がすべて放送されるまでに
比較的長時間がかかる点を考慮して、アダプタ装置本体
22に、選択肢(投票番号)と電話番号との対応をテー
ブル化したものを予め複数通り記憶したEEPROMな
どのメモリを設けており、その複数通りのテーブルのう
ちから使用するテーブルを放送側から指定するようにし
ている。このようにすれば、放送側から多重して送る情
報としては、テーブル指定データのみでよくなる。
【0070】この例では、アダプタ装置本体22の内蔵
メモリには、テーブル情報として電話番号対応テーブル
と、この電話番号対応テーブルを指定する電話番号対応
テーブル指定テーブル(以下、単に指定テーブルとい
う)とが格納されている。図1に、電話番号対応テーブ
ルの例と、指定テーブルの例とを示すと共に、両者の関
係を示す。
【0071】この例の場合、電話番号対応テーブル42
は、図1に示すように、一つの設問についての複数の選
択肢番号を対応させた投票番号と、投票先電話番号(応
答先電話番号)との対応を示すものであり、複数個が用
意されている。各電話番号対応テーブルにはテーブル番
号が付与されている。この例の場合、電話番号は、電話
投票サービスの電話番号であるので、前述したように、
上5桁の「0180−0」は定まっているため、これを
省略することができ、メモリに格納されるのは、下5桁
の電話番号とされている。これにより、メモリに記憶す
るテーブルデータ量の削減を計ることができる。
【0072】指定テーブル41には、各テーブル番号の
電話番号対応テーブルのメモリ上の記憶位置を示すアド
レスが格納されている。この例の場合、図1に示すよう
に、指定テーブル41は、2次元テーブルであり、この
例では、横方向×縦方向=10×10のマトリクス状に
電話番号対応テーブルのアドレスが配列されたものとな
っている。
【0073】そして、この例の場合には、指定データ
は、指定テーブルの横方向の位置を指示する0〜9まで
の1桁の数値と、縦方向の位置を指示する0〜9までの
1桁の数値との2桁の数値で構成されている。例えば指
定データが「11」であれば、テーブル番号11の電話
番号対応テーブルのアドレスが指定テーブル41から読
み出され、そのアドレスにより、メモリからテーブル番
号「11」の電話番号対応テーブルが読み出されること
になる。この例の場合には、「00」〜「99」までの
100個の電話番号対応テーブルを指定することができ
る。つまり、メモリには100通りの電話番号対応テー
ブルを用意することができる。
【0074】なお、指定テーブルは、マトリクス状のも
のでなくとも、もちろんよい。
【0075】以上のように、この例においては、2桁の
指定データにより使用する電話番号対応テーブルを読み
出すことができる。このため、放送側から提供される電
話番号に関する多重化情報としては、この2桁の指定デ
ータだけでよい。
【0076】次に、この例の場合の設問に対する応答操
作は、設問に対して予め設定されて放送された複数個の
選択肢のうちからユーザー(応答者)が選定した選択肢
番号であり、これは、リモートコマンダ23のテンキー
ボタン23Kが操作されて入力される。
【0077】この応答に先立ち、放送局側からは、前述
した設問についての選択肢番号と電話番号との対応テー
ブルの指定データを含む情報がDTMF信号として放送
音声に多重されて送られてくるので、アダプタ装置本体
22は、前述したようにして、このDTMF信号をマイ
クロホン22MCで収音して、デコードし、前記指定デ
ータを抽出して、メモリから電話番号対応テーブルを読
み出し、応答の際に応答先電話番号を取得するために使
用する。
【0078】そして、リモートコマンダ23のテンキー
ボタン23Kで、設問に対する回答として選択肢番号の
選択が行なわれると、アダプタ装置本体22は、そのリ
モコン信号を受信して、応答操作の対象となった設問番
号と、選択された選択肢番号を応答履歴メモリに記憶す
ると共に、選択された選択肢番号に対応付けられた電話
番号を、前記メモリから読み出した電話番号対応テーブ
ルから取得し、その電話番号を自動ダイヤルする。
【0079】図5に示すように、電話局の加入者交換局
32は、この着信を受付け、同一電話番号への着信毎に
その着信数をカウントする。そして、各加入者交換局3
2は、その交換局でカウントした各電話番号への着信数
を、テレゴングシステム33に知らせる。このテレゴン
グシステム33は、前述したサービス網制御局や管理局
のデータ収集および集計機能の役割を行なうものとして
示したものである。
【0080】こうしてテレゴングシステム33におい
て、集計された各選択肢に対する着信呼数は、その選択
肢を選択した応答者数として電話回線31を通じて放送
局のスタジオのコンピュータに通知される。放送局は、
この集計結果を双方向放送番組においてユーザーに放送
する。
【0081】[応答装置の説明]図6は、図5に示した
受信装置システム20の応答装置としてのアダプタ装置
25の具体的構成例、つまり、アダプタ装置本体22
と、リモートコマンダ23との具体的構成例を示すもの
である。
【0082】アダプタ装置本体22は、前述したよう
に、この例では、電話回線を介して双方向番組対する応
答を送る(この例では設問に対する選択肢に対応する電
話番号への発呼)機能と、テレビジョン受像機21のス
ピーカ21SPからの音声を収音し、その音声中のDT
MF音のみを抽出して、双方向番組関連情報をデコード
する機能と、リモートコマンダ23からの赤外線リモコ
ン信号を受信する機能とを有する。
【0083】また、前述したように、この例のアダプタ
装置本体22は、電話回線を介して双方向番組に対する
応答を送る機能を持つようにする必要があるので、これ
をさらに積極的に利用して、送受機を手に持たないで通
話をすることができる、いわゆるハンズフリーの電話機
としての機能を有するようにしている。まず、この電話
機機能のためのNCU(ネットワークコントロールユニ
ット)系について説明する。
【0084】201は、電話回線側のモジュラージャッ
クであり、202は、外接電話側のモジュラージャック
である。モジュラージャック201と202との間に
は、外接電話のオフフック検出回路203が接続され
る。この外接電話のオフフック検出回路203は、モジ
ュラージャック202に接続された外接電話24でオフ
フックされたとき、そのオフフックを検出し、その検出
出力をマイクロコンピュータ(以下マイコンという)3
00に通知する。マイコン300は、この外接電話24
から電話回線に対してアクセスすることができるように
制御する。
【0085】電話回線側のモジュラージャック201
は、また、サージ保護回路204、リング検出回路20
5、極性反転検出回路206、ダイヤルスイッチ20
7、フックスイッチ208を介してトランス209に接
続される。ここで、回線側とマイコン300側とは絶縁
されている。
【0086】リング検出回路205は、電話回線を介し
ての着信時に、16Hz、75Vの電圧が断続する呼び
出し信号を検出したら、その検出出力をマイコン300
に通知する。
【0087】極性反転検出回路206は、電話回線の極
性が反転したことを検出したらその検出出力をマイコン
300に通知する。マイコン300は、これにより、マ
イコン300は、回線が接続された、つまり発呼に対し
て着信が行われたことを認識する。
【0088】ダイヤルスイッチ207は、発呼時にダイ
ヤラー210を通じてマイコン300から送られてくる
回線種別とダイヤルデータに従いダイヤルを行う。回線
種別は、ユーザーにより、図示しない回線種別設定用デ
ィップスイッチに対して設定が行われている。マイコン
300は、設定がダイヤル回線であるならば、ダイヤラ
ー210を介してダイヤルスイッチを制御して、10p
ps/20ppsのパルスでダイヤルを行い、PB回線
(プッシュ回線)であるならば、ダイヤラー210を介
して送出アンプ211にPB信号(DTMF信号)でダ
イヤルを行う。
【0089】ダイヤルデータは、アダプタ装置本体22
およびリモートコマンダ23がハンズフリーの電話機と
して使用されるときはユーザの電話番号入力のキー操作
をマイコンが受けて、マイコン300から送り出され
る。また、アダプタ装置本体22およびリモートコマン
ダ23が双方向番組に対する応答操作機器として使用さ
れるときには、マイコン300のメモリに蓄えられた応
答先電話番号(放送局から双方向番組情報として送られ
てきた選択肢毎の電話番号)が読み出されて、マイコン
300から送り出されて、自動ダイヤルされる。
【0090】フックスイッチ208は、マイコン300
からの制御により、オンフック(回線開放)状態と、オ
フフック(直流ループ閉結)状態を切り換える。この例
の場合には、リモートコマンダ23のオンフックボタン
23bと、オフフックボタン23aの操作に応じてこの
フックスイッチ208の切り換えがなされる。
【0091】スピーカフォン212は、2線4線変換を
行う通話路回路であって、トランス209を通じて電話
回線から送られてくる相手方音声(受話音声)をスピー
カアンプ213を介してスピーカ22SPに供給し、ま
た、マイクロホン22MCで収音され、マイクアンプ2
14を通じた音声(送話音声)をトランス209を介し
て電話回線に送り出すようにする。
【0092】トランス209からの受話音声は、また、
トーン検出回路215に供給される。このトーン検出回
路215は、ビジートーン、リングバックトーン、ダイ
ヤルトーンなどの各種コールプログレストーンを検出
し、マイコン300に通知する。
【0093】また、DTMFレシーバ217は、入力音
声からDTMF信号を抽出して、それを数値や#、*、
A、B、C、Dなどの記号の情報にデコードする。この
DTMFレシーバ217には、トランス209を通じた
受話音声と、マイクロホン22MCで収音され、アンプ
214を通じた音声とのいずれかが、アナログスイッチ
回路216により切り換え選択されて入力される。スイ
ッチ回路216は、マイコン300からの切り換え信号
により、非通話時には、アンプ214からの音声信号を
選択し、通話時(フックスイッチ208がオフフックの
とき)には、トランス209からの受話音声信号を選択
するように切り換えられる。
【0094】このDTMFレシーバ217からのDTM
F信号のデコード信号は、マイコン300に供給され
る。マイコン300は、このDTMF信号のデコード信
号から応答開始情報や前述した電話番号対応テーブルの
指定データの抽出やそれに応じた処理を行なう。この処
理については、後で詳述する。
【0095】マイコン300は、いわゆるワンチップマ
イコンの構成を有しており、CPUと、プログラムや固
定データを格納しているROMと、不揮発性RAMや揮
発性RAMとを内蔵している。そして、この例の場合に
は、マイコン300の外部に、メモリ218が接続され
ている。このメモリ218は、電気的に消去および書き
込みが可能なROM(EEPROM)で構成されてお
り、前述した電話番号対応テーブルや、指定テーブルの
情報を格納している。
【0096】また、このメモリ218には、工場出荷時
に、各受信装置固有の識別情報(識別情報を以下IDと
呼ぶ)が設定されていると共に、ユーザーの入力設定に
より、ユーザーIDが登録される。ユーザーIDとして
は、例えばユーザーの電話番号などが登録される。
【0097】そして、表示素子22LDは、アダプタ装
置本体22の電源のオン・オフ、応答のために必要なD
TMF信号の受信デコード中、テレゴングのカットスル
ー状態、応答先の電話番号の表示を行なうためのもの
で、マイコン300により、点灯、消灯、点滅が制御さ
れる。
【0098】リモコン受光部22PDは、リモートコマ
ンダ23からの赤外線リモコン信号を受光して、そのリ
モコン信号をマイコン300に通知する。マイコン30
0は、内蔵の復調器で、このリモコン信号をデコードす
る。
【0099】リモートコマンダ23は、ワンチップマイ
コン231と、数字等ボタン23Kやオンフックボタン
23a、オフフックボタン23bなどからなるボタン群
232と、発光部を備える送信部233とを備える。マ
イコン231は、一定周期で、ボタン群232を走査
し、ボタン押下を検知する。そして、マイコン231
は、ボタン押下を検知すると、その押下されたボタンに
応じたリモコン信号を送信部233に送る。送信部23
3は、その発光部からそのリモコン信号を赤外線として
受光部22PDに対して送信するようにする。
【0100】なお、219は、応答制限がされている場
合や、制限時間外に、ユーザーが応答操作したときに、
不適切な応答操作であることを知らせるためなどに用い
られる警報ブザーであり、マイコン300により制御さ
れる。
【0101】[アダプタ装置のハンズフリー電話機とし
ての使用]ユーザーは、アダプタ装置をハンズフリー電
話機としてこれより発呼を行なう場合には、リモートコ
マンダ23のオフフックボタン23bを押下した後、数
字等ボタン23Kを操作して相手先電話番号をダイヤル
入力する。すると、リモートコマンダ23のマイコン2
31は、これを検知して、例えばオフフックボタン23
bに埋め込まれたLEDを点灯してオフフック状態を表
示すると共に、送信部233を介してオフフックボタン
23b押下の情報をアダプタ装置本体22のマイコン3
00に通知し、その後、電話番号の情報を通知する。
【0102】マイコン300は、電話番号を表示素子2
2LDに表示すると共に、前述したNCU系を制御し、
相手方にダイヤルを行なう。そして、相手方の応答を待
って直流ループを閉結し、通話可能状態とする。この通
話可能状態では、ユーザーは、マイクロホン22MCよ
り送話音声を送り、相手方からの受話音声をスピーカ2
2SPから聴取する。
【0103】通話が終了したときには、オンフックボタ
ン23aを押す。すると、マイコン231は、オフフッ
クボタン23bのLEDを消灯させると共に、例えば、
ボタン23aを押している間だけ、このオンフックボタ
ン23aに埋め込まれているLFDを点灯させる。そし
て、リモートコマンダ23は、オンフックボタン23a
の押下の情報をアダプタ装置本体22のマイコン300
に通知する。マイコン300は、これを受けて、回線開
放の状態にする。
【0104】また、相手方からの着呼をハンズフリー電
話機としてのアダプタ装置で受ける場合には、ユーザー
は、オフフックボタン23bを押下する。アダプタ装置
本体22は、リモートコマンダ23からこのオフフック
ボタン23bのリモコン信号を受け取ると、直流ループ
の閉結を行ない、通話可能状態にする。以後は、発呼時
とほぼ同様である。以上のようにして、アダプタ装置を
ハンズフリーの電話機として使用することができる。
【0105】[双方向番組関連情報の受信]DTMF音
をテレビジョン受信機のスピーカの放音音声から受信し
て抽出するために、アダプタ装置本体22のマイクロホ
ン22MCを、テレビジョン受信機21のスピーカ21
SPの方向に向ける。
【0106】オンフックボタン23aあるいはオフフッ
クボタン23bが操作されないときには、スイッチ回路
216はマイクアンプ214側に切り換えられているの
で、DTMFレシーバ217は、このテレビジョン受信
機21のスピーカ21SPからの放音音声に含まれるD
TMF音を抽出する。DTMFレシーバ217からのD
TMF信号のデコード信号はマイコン300に供給され
る。
【0107】この例の場合、放送局からは双方向番組に
おいて、視聴者の応答(テレゴングの場合には投票)を
期待する部分で、まず、双方向番組に関連する情報の送
信開始情報として例えばDTMFの機能音「A」が多重
放送され、続いて電話番号対応テーブルの指定データと
してDTMF信号で表現される2桁の数値が多重放送さ
れ、最後に、双方向番組に関連する情報の送信終了情報
としてDTMFの機能音「D」が多重放送される。
【0108】図8は、アダプタ装置25における双方向
番組に関連する情報の受信およびデコード並びに保存の
処理の流れ図である。
【0109】アダプタ装置25に電源が投入されると、
メモリ218の双方向番組関連情報を格納するメモリア
ドレスを示すポインターをクリアする。また、いわゆる
タイムアウト判定のためのタイマーカウンタもクリアす
る(ステップS1)。
【0110】そして、マイコン300は、DTMFレシ
ーバ217に内蔵されるDTMFデコーダの出力を、常
時、あるいは所定の周期でサーチし(ステップS2)、
現に受信中の放送番組の音声信号にDTMF信号が混声
されているか否かを判断する(ステップS3)。なお、
DTMFデコーダは、前述の図3に示した規約に合わな
い音声は、デコードは行なわない。
【0111】そして、ステップS3において、その走査
タイミングではDTMF信号が検知されないときには、
ステップS4に進み、既に多重信号として送信開始のD
TMF機能信号「A」を受信したか否かを判断し、いま
だ送信開始信号「A」を受信していなければ、ステップ
S2に戻って、次のデコーダ走査のタイミングを待ち、
以下の処理を繰り返す。
【0112】また、既に送信開始機能信号「A」を受信
しているときには、ステップS4からステップS5に進
み、送信開始機能信号「A」の受信時点から一定時間、
例えば10分間経過していれば、タイムアウトと見做
し、ステップS14に飛んで、双方向番組関連情報の受
信失敗を示すブザー音、例えば「ピーッ!」をブザー2
19から発生させる。そして、ステップS2に戻る。ス
テップS5で、まだ一定時間経過していないと判断され
たときにも、ステップS2に戻る。
【0113】ステップS3で、その走査タイミングでD
TMF信号が検知されたときには、それが送信終了のD
TMF機能信号「D」であるか否か判断し(ステップS
6)、「D」であれば、ステップS12に飛んで、受信
した情報に整合性があるか否かをチェックし、整合性が
あれば、ステップS13に進んで、正常受信終了を示す
ブザー音、例えば「ピッ!」をブザー219から発生さ
せる。そして、ステップS2に戻る。
【0114】また、ステップS6で、DTMF信号が
「D」の機能信号でないと判断されたときには、ステッ
プS7に進んで、受信データを格納するメモリのアドレ
スを示すポインターが、当該格納エリアの先頭を示して
いるか否かを判別する。
【0115】ポインターが先頭を示している場合には、
ステップS8に進んで、受信したのは送信開始機能信号
「A」であるか否かを判定し、送信開始機能信号「A」
でなければ、無効としてステップS2に戻り、送信開始
機能信号「A」であれば、ステップS9に進む。また、
ステップS7でポインターが先頭を示していなければ、
ステップS7からステップS9に進む。
【0116】ステップS9では、ポインターがメモリの
多重データ格納範囲を越えたか否か判別し、格納範囲を
越えていればステップS14に進んで、双方向番組関連
情報の受信失敗を示すブザー音をブザー219から発生
させる。また、格納範囲を越えていなければ、ステップ
S10に進んで、ポインターで示される格納位置に、受
信データを格納し、次のステップS11でポインターを
更新し、ステップS2に戻る。
【0117】なお、多重データの正常受信終了あるいは
異常終了は、ブザー音だけでなく、アダプタ装置25の
液晶表示部への表示や、LEDの点滅などを併用するこ
とにより、より確実に明示することができる。また、1
つのDTMF信号を検知してデコードする毎にアダプタ
装置25の液晶表示部に、例えば「*」などを表示する
ことにより、受信過程をユーザーに知らせるようにする
ことも可能である。
【0118】また、図8は多重データの受信時の流れを
示したものであり、この受信途中でリモートコマンダ2
3でボタン操作が行なわれた場合には、その操作が並列
に動作するものである。ただし、双方向番組関連情報を
受信中は受信フラグがオンとされて、ユーザーの応答操
作に基づいた送信は行なわないようにしている。受信途
中の中途半端なアクセス情報により、応答の送信を行な
わせないためである。受信フラグは、双方向番組関連情
報の受信を完了したときにオフになる。
【0119】以上の動作によって、応答に必要な電話番
号対応テーブルの指定データなどが受信され、メモリに
格納される。この場合、前述したように、放送側から送
られてくる多重データとしては、テーブル指定データだ
けでなく、例えば応答可能者を制限する情報などもあ
る。
【0120】例えば、環境設定に関する情報として、特
定の電話番号(加入者番号)を持った視聴者のみにアク
セスを制限する場合、例えば、電話番号末尾が0の番号
のみにアクセスを許可するときは、0#0のようなDT
MF信号の各機能信号により構成されるデータ列が、ま
た、電話番号末尾が1の番号のみにアクセスを許可する
ときは、0#1のようなDTMF信号の各機能信号によ
り構成されるデータ列が、それぞれ、「B」の機能信号
と「D」の機能信号との間に挟まれた状態で主放送オー
ディオ信号に多重化されて送出される。この場合、記号
「#」の前の数字「0」は、記号「#」の次の数字を、
末尾として有する電話番号からのアクセスを許可するこ
とを意味する。
【0121】その他、例えば応答操作を一定時間内に制
限する制限情報など、種々の多重データが放送側から提
供されるものである。
【0122】[応答発信処理]そして、受信した多重デ
ータ中にテーブル指定データがあった場合には、次のよ
うにして、その指定データで指定される電話番号対応テ
ーブルが用いられて、ユーザーの応答操作に応じた応答
先電話番号に対して自動発呼が行なわれる。
【0123】図9に、テレゴングを利用した双方向番組
の応答(投票)の操作があったときの、応答の自動発呼
の処理動作の流れを示す。すなわち、ユーザーの応答操
作に応じた応答コマンドがリモートコマンダ23からア
ダプタ装置本体22に受信されると、図9のルーチンに
入る。
【0124】まず、ステップS11において、応答(投
票)可能状態であるか否かを判断する。これは、既に応
答(投票)のために必要なテーブル指定データを受信し
たか否か(受信フラグがオフになっているか否か)、自
分は発呼制限された者でないか否か、さらには、電話回
線が空いているかどうかなどをチェックする処理であ
る。
【0125】応答可能状態でないときには、投票は無効
であるので、ステップS11からステップS17に飛ん
で、エラーを示すブザー音を発生させ、この応答発信処
理ルーチンを終了する。
【0126】応答可能状態であるときには、ステップS
11からステップS12に進んで、指定テーブル41か
ら、テーブル指定データにより示される電話番号対応テ
ーブルのアドレスを特定し、そのアドレスの電話番号対
応テーブルをメモリ218から読み出す。
【0127】次に、ステップS13に進んで、読み出し
た電話番号対応テーブルから、ユーザーの選択した投票
番号に対応する投票先の電話番号を抽出し、ステップS
14で応答の発信を行なう。
【0128】次に、ステップS15に進んで、応答の発
信が正常に終了したか否か判断し、正常に終了した場合
には、ステップS16に進んで、正常終了を示すブザー
音を発生させて、この応答発信処理ルーチンを終了す
る。また、自動発呼時(オフフック時)にビジートーン
が検出されたり、着信が行なわれなかったりして、応答
の発信が正しく行なわれなかった場合には、ステップS
15からステップS17に進んで、エラーを示すブザー
音を発生させ、この応答発信処理ルーチンを終了する。
【0129】[テーブル情報の他の例]図1に示した電
話番号対応テーブルの電話番号情報は、電話番号そのも
のであるが、次に説明するように、電話会社の交換機側
の対応により、電話番号情報をさらに少なくし、また、
アダプタ装置25以外の一般の電話機からの発呼ができ
ないようにすることができる。
【0130】図10の例の電話番号対応テーブルは、電
話投票サービスの投票先電話番号として、短縮番号が利
用される場合のものである。この場合、「#××」とい
う2桁表現の短縮番号による発呼があると、電話会社
は、これを電話投票サービスの電話番号として認識して
着信を受けるものである。
【0131】また、図11の例の電話番号対応テーブル
は、電話投票サービスの投票先電話番号として、一般の
電話機からは発信できない機能信号「A」「B」「C」
「D」などを使うもので、この場合も、「A1」「A
2」…などという2桁表現の記号および番号による発呼
があると、電話会社は、これを電話投票サービスの電話
番号として認識して着信を受けるものである。
【0132】このように、電話番号として短縮番号を用
いたり、一般の電話機からは発信できない機能信号
「A」「B」「C」「D」などを使用することにより、
応答先電話番号を、アダプタ装置の所有者以外に秘匿す
ることができ、また、応答の発信者をアダプタの所有者
に限定することができる。
【0133】以上の例は、投票番号と電話番号との対応
のみをテーブルとして指定できるようにしたが、例え
ば、ある応答の返信先には、ユーザーIDやユーザーの
機器IDを送信させるという指定を対応テーブルの付加
情報として準備させるようにしたり、あるクイズに対し
て応答する場合には、その対応テーブルを指定すること
により、正解を応答する応答者のIDを送信させるよう
にして、正解者の特定を放送側で行なうようにすること
もできる。
【0134】また、例えば応答開始機能信号「A」の受
信時点から応答操作時点までの相対時間を応答情報に含
めるようにするという情報を対応テーブルに付加情報と
して準備させ、例えば、早押しクイズの設問に対する応
答の場合には、その対応テーブルを指定させることによ
って、応答者の応答時間の早さを放送側で知るようにす
ることもできる。
【0135】図12は、電話番号情報に、上述したよう
な付加情報を加えた場合の対応テーブルの例である。以
下の説明では、電話番号対応テーブルと区別するため
に、この対応テーブルをパラメータテーブルと呼ぶ。こ
の例の場合も、指定テーブルは、前述した電話番号対応
テーブルの場合とまったく同様である。
【0136】この例のパラメータテーブルは、図12に
示すように、双方向番組に対する応答情報を形成するた
めに必要な情報と、応答情報の送信に必要な情報とが書
き込まれることにより形成されている。
【0137】図12において、「応答番号」は、双方向
番組により提供されるクイズの設問などの応答要求に対
して、ユーザが選択することができる番号である。ま
た、「応答先電話番号」は、応答情報を送信する先の電
話番号であり、この例の場合には、各応答番号に対応し
て設定されている。また、「応答先電話番号」は、異な
る応答番号に同じ電話番号が設定されたり、応答先を1
ケ所とするため、すべての応答番号に対して同じ電話番
号が設定される場合などがある。
【0138】「送信情報の有無」は、送信すべき応答情
報の有無を示す情報であり、この情報が“0(無)”で
あるときには、送信すべき応答情報は無しとされ、発呼
が行なわれるだけとなる。いわゆるテレゴングを利用し
た応答の場合である。
【0139】なお、応答先が送信情報「無」のテレゴン
グの場合、電話番号は、前述と同様に、01800××
×××のように定まっているので、上5桁の01800
は省略して、下5桁のみをテーブルに記憶するようにも
できる。
【0140】「ID情報」は、ユーザーIDや機器ID
などの識別IDを応答情報に含めて送信するか否かを示
す情報である。「時間情報」も同様に、応答操作時刻を
応答情報に含めて送信するか否かを示す情報である。
【0141】また、「発注番号」「カードID」は、テ
レビショッピングなどの双方向番組において使用される
ものであり、発注番号や、カードIDを応答情報に含め
て送信するか否かを示す情報である。
【0142】また、「応答時間」は、ユーザが応答操作
入力をすることができる時間を示しており、この例の場
合には、前述したように応答開始情報が放送側からこの
例のアダプタ装置のマイコン300に提供された時点か
らの相対時間として指定される。
【0143】また、「発信時間」は、ユーザ側から応答
発信をすることができる応答発信開始時刻を示してお
り、この例においては、「応答時間」と同様に、応答開
始情報の時点からの相対時刻として示されている。
【0144】[応答発信処理の他の例]次に、この例の
パラメータテーブルと、指定テーブルが用いられた場合
の応答装置における双方向番組に対する応答発信処理に
ついて、図13、図14のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0145】双方向番組を受信、選局している受信装置
のスピーカから、DTMF信号の再生音として、応答開
始を示す情報、例えば“AA”と、指定データが出力さ
れると、アダプタ装置本体22は、これを収音してデコ
ードする。そして、アダプタ装置本体22のマイコン3
00は、応答開始を示す信号“AA”を検知すると、タ
イマー(図示せず。これはソフトウエアタイマーでもよ
いし、別にタイマー回路を設けてもよい。)をスタート
させ、この時点からの相対時間を計測するようにする
(ステップS21)。
【0146】このステップS21の処理により、ユーザ
は応答操作が可能となる。この例においては、双方向番
組からの応答要求である、例えば、クイズの設問に対す
る選択肢などの提供は、応答開始を示す情報“AA”、
テーブル指定データ(以下、単に指定データという)な
どの送信に先立って行なわれている。
【0147】そして、次にマイコン300は、指定デー
タを検知すると、この指定データに基づいて、メモリ2
18に記憶されている指定テーブルを介して、このメモ
リ218に記憶されている該当するパラメータテーブル
を読み出す(ステップS22)。
【0148】次に、マイコン300は、ユーザによる応
答操作があるか否かの監視を開始し(ステップS2
3)、応答操作がない場合には、前述したタイマーによ
り提供される相対時間が、読み出されたパラメータテー
ブルの「応答時間」によって示された応答操作許可時間
を超えていないか否かを判断する(ステップS24)。
【0149】ステップS24の判断処理において、タイ
マーにより提供された相対時刻が、応答操作許可時間を
超えたときには、それ以降の応答操作は認められないも
のであることを、例えばブザー219やLED22LD
を点灯するなどしてユーザに通知し(ステップS2
5)、応答送信処理を終了する。
【0150】ステップS24の判断処理において、応答
操作許可時間がまだ経過していないときには、ステップ
S23の処理から繰り返される。
【0151】ステップS23の処理において、ユーザに
よる応答操作が行なわれたことを検知すると、マイコン
300は、読み出したパラメータテーブルの「時間情
報」によって示される、応答操作を行なった時刻の情報
が応答情報として必要であるか否かを判断し(ステップ
S26)、ここで「時間情報」が“無”と設定されてい
た場合には、ステップS28の処理に進む。
【0152】ステップS26の判断処理において、パラ
メータテーブルの「時間情報」が“有”だった場合に
は、タイマーが示す相対時間を取得する(ステップS2
7)。そして、パラメータテーブルの「発注番号」や
「カードID」が“有”を示しているかを判断して、ユ
ーザが入力する必要がある情報(以下、単に入力情報と
いう)の指定があるか否かを判断する(ステップS2
8)。そして、入力情報の要求をパラメータテーブルに
設定されていない場合には、ステップS32の処理に進
む。
【0153】入力情報の要求が、パラメータテーブルに
設定されている場合、例えば、双方向番組がテレビショ
ッピングの場合の「発注番号」や、決済方法についての
情報であるクレジットカードの識別情報である「カード
ID」など、付加情報が“有り”とされている項目につ
いて、液晶ディスプレイにユーザに対して入力を促す表
示を行なう(ステップS29)。
【0154】そして、ユーザが入力情報をリモートコマ
ンダ23を操作して入力した場合には、アダプタ装置本
体22は、リモコン受光部22PDを介して、マイコン
300に入力情報を受け入れ、RAMなどのメモリに保
持する(ステップS30)。
【0155】そして、次に、マイコン300は、パラメ
ータテーブルの入力情報に関するパラメータを確認し、
他に入力が必要な情報があるか否かを判断する(ステッ
プS31)。ステップS31の判断処理において、他に
入力が必要な情報があると判断されたときには、ステッ
プS29からの処理が繰り返される。
【0156】入力情報がすべて入力されると、あるい
は、前述したように入力情報が不必要であった場合に
は、パラメータテーブルの「発信時間」のパラメータよ
り、応答の発信の時間の指定の有無を判断する(ステッ
プS32)。
【0157】このステップS32で、「発信時間」の指
定がなかったときには、即座にステップS34に進んで
応答の発信を行なう。また、ステップS32において、
「発信時間」の指定があったときには、パラメータテー
ブルの「発信時間」によって指定された発信基準タイミ
ングまでその後の処理が待ち状態となる(ステップS3
3)。
【0158】そして、ステップS33において、パラメ
ータテーブルの「発信時間」が示す時間が経過すると、
応答の発信が可能となり、ステップS34に進んで、応
答の発信を行なう。すなわち、マイコン300は、オフ
フック状態を形成し、パラメータテーブルの「返信先電
話番号」に基づいて自動ダイヤルし、パラメータテーブ
ルの指定に基づいて形成された応答情報を送信して、応
答情報をすべて送信して応答発信処理を終了させる。
【0159】[応答装置のメモリ218のテーブル情報
の書き換え]メモリ218のテーブル情報は、予め書き
込まれて登録されるものであるが、このテーブルは、放
送局側から、例えば番組編成が変わるときなどの時期に
放送局側から電話回線を通じてメモリ218のテーブル
内容を書き換えるようにすることができる。この書き換
えは、いわゆるノーリンギング着信により、夜間などに
行うことができる。図7に示したブロック図のリング検
出回路205は、このノーリンギング着信を受けると、
呼び音を鳴らさずに着信を受ける機能を備えている。
【0160】図15は、アダプタ装置25のマイコン3
00で実行される、このテーブル書き換えの処理ルーチ
ンの一例である。この例は、DTMF信号としてテーブ
ルデータが放送局側から送られて、メモリ218のテー
ブル情報の書き換えが行われる。
【0161】ノーリンギング着信信号を受けると、この
ルーチンがスタートし、オフフックする(ステップS4
1)。すると、放送局側からはDTMF信号の形式で電
話回線を介してテーブルデータが送られてくるので、こ
れをDTMFレシーバ217により受信し、デコードす
る。マイコン300は、このデコードデータを受信する
(ステップS42)。
【0162】次のステップS43では、外接電話オフフ
ック検出回路203の検出出力を探査して、外接電話2
4がオフフックされたか否かを判断する。あるいはDT
MF信号を検出したか否かを判断する。そして、外接電
話がオフフックされたときには、あるいはDTMF信号
が検出されなかったときには、ステップS51に飛ん
で、アダプタ装置25は、フックスイッチ208をオン
フックして、この処理ルーチンを終了する。
【0163】これは、ノーリンギング着信は、通話優先
であるので、このノーリンギング着信の際に外接電話2
4がオフフックされたら、そちらを優先させるためであ
る。
【0164】ステップS43で、外接電話はオフフック
されずに、DTMF信号が検出されたときには、ステッ
プS44に進んで、データ終了を検出したか否かを判断
し、データ終了を検出しなかったときには、ステップS
42に戻り、データ終了検出までDTMF信号の受信を
行う。
【0165】データ終了を検出したらステップS44か
らステップS45に進み、受信データに整合性があるか
否かを判断し、整合性がなければステップS50に進ん
で、受信エラーであることをブザー音を発生させてユー
ザに通知し、その後ステップS51に進んで、フックス
イッチ208をオンフックしてこのルーチンを終了す
る。
【0166】また、ステップS45で、受信データの整
合性があると判断されたときには、ステップS46に進
み、前のテーブルデータをメモリ218から消去する。
その後、ステップS47に進み、受信したテーブルデー
タをメモリ218に書き込む。
【0167】そして、次のステップS48で書き込みが
正常に終了したか否かをチェックし、異常があれば、ス
テップS50に進んで、受信エラーであることをブザー
音を発生させてユーザに通知し、その後ステップS51
に進み、また、書き込みが正常に終了したときには、ス
テップS49でテーブル書き換えが正常に終了したこと
をブザー音でユーザに通知した後、ステップS51に進
んで、フックスイッチ208をオンフックしてこのルー
チンを終了する。
【0168】以上のようにして、メモリ218のテーブ
ルデータは、必要なときに、放送局側から書き換えるこ
とができる。なお、以上の例では、書き換えるテーブル
データはDTMF信号として放送局側から送るようにし
たが、データ形式は、電話回線を通じて送ることができ
るものであれば、対応するデコード回路をアダプタ装置
25に設けることを条件に、DTMF信号の形式に限ら
れるものではない。
【0169】上述の実施例は双方向番組情報は、DTM
F信号を使用して放送音声に多重化するようにしてい
る。DTMF信号のレシーバは、電話機用として広く普
及しており、受信装置のアダプタ装置を安価に製造する
ことができる。そして、双方向番組情報はDTMF音で
あるので、これをアダプタ装置のマイクロホンで収音
し、内蔵のDTMFレシーバでデコードする構成であ
る。このため、受信側のシステムでは、テレビジョン受
信機はまったく改良する必要がない。
【0170】しかし、上述のようなアダプタの構成では
なく、DTMF信号の受信/デコード部をテレビジョン
受信機に内蔵し、また、NCU部をもテレビジョン受信
機に内蔵するようにしてもよい。この場合には、応答の
ためのリモートコマンダと、テレビジョン受信機用のリ
モートコマンダとを共通化するようにすることもでき
る。
【0171】[他の実施例]以上の例では、応答に電話
投票サービスを利用するようにしたが、いわゆるテエド
ームと呼ばれる大量情報提供サービスを応答に利用する
ようにすることもできる。この大量情報提供サービス
は、音源回線や音源装置を放送局などのサービス加入者
が用意し、電話会社が設定する所定の電話番号(例えば
0180−99−××××)へ多数の利用者が電話をか
けると、上記音源からの音声情報が前記多数の利用者に
同時に提供できるようにするものである。
【0172】この大量情報提供サービスの場合には、多
数の利用者による上記電話番号へのアクセスに対して、
回線のパンクを避けて、当該多数の利用者に同時に音声
情報を提供できるもので、テレビショッピングの情報提
供や、クイズ番組の正解のメッセージを提供する場合な
どに利用できる。
【0173】また、テーブル情報の書き換えは、放送局
側からノーリンギングによりユーザー宅に着信を行な
い、電話回線を通じてデータを送って行なうのではな
く、ユーザーにテレゴングサービスやテレドームサービ
スの電話番号に電話をかけてもらい、その応答メッセー
ジとしてテーブルデータをユーザー側に送るようにし
て、行なうようにしてもよい。
【0174】双方向番組の番組関連情報は、映像信号の
垂直ブランキング期間内の空きの水平区間に重畳するよ
うにしてもよい。また、音声多重の副音声信号として双
方向番組関連情報を多重したり、多重データを搬送する
ために主放送信号としての映像信号や音声信号とは別の
帯域の信号を用いる多重放送の場合にも、多重データの
抽出、デコード処理の部分を変更するだけで対応するこ
とができる。
【0175】また、衛星放送、ケーブルテレビ放送の場
合でも、この発明は適用することができる。さらに、前
述の実施例では、この発明をテレビジョン放送および受
信機に適用した場合について説明したが、双方向放送の
アクセス用データなどの副放送情報を、上記の例のよう
に比較的狭いオーディオ帯域内の例えばDTMF信号を
用いて構成し、主放送オーディオ信号と多重して放送す
るものであれば、AM、FMのラジオ放送やPCM音声
放送と、それぞれ対応の受信機に適用することも可能で
ある。
【0176】また、この発明は、FM放送の空き周波数
帯域を用いる文字多重にも応用できる。つまり、FM文
字多重信号に代えて、双方向番組関連情報を多重するこ
とで、上述と同様の構成および作用効果が実現できる。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、応答装置側に電話番号対応テーブルやパラメータテ
ーブルを予め用意して、メモリに記憶しておき、放送局
側からは、そのメモリに記憶されているテーブル情報の
中から応答のために使用するものを指定する指定データ
を放送信号に多重して送信するようにしたので、放送信
号に多重するデータ量を少なくすることができる。
【0178】また、直接に応答先電話番号を放送信号に
多重するものではないので、テーブル情報を有しないユ
ーザーからは応答が行なえず、また、応答番号の秘匿も
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に使用するテーブル情報の例を示す図
である。
【図2】DTMF信号を説明するための図である。
【図3】DTMF信号を説明するための図である。
【図4】電話投票サービスを説明するための図である。
【図5】この発明による双方向放送システムの一実施例
の全体の概要を示す図である。
【図6】この発明による応答装置の一例のアダプタ装置
の構成例を示す図である。
【図7】図6の例のアダプタ装置の具体的構成例を示す
図である。
【図8】この発明による応答装置での多重データの受信
動作の一例の流れ図を示す図である。
【図9】この発明による応答装置の一実施例での応答発
信処理の一例の流れ図を示す図である。
【図10】この発明に使用するテーブル情報の他の例を
示す図である。
【図11】この発明に使用するテーブル情報の他の例を
示す図である。
【図12】この発明に使用するテーブル情報の他の例を
示す図である。
【図13】この発明による応答装置の一実施例での応答
発信処理の他の例の流れ図の一部を示す図である。
【図14】この発明による応答装置の一実施例での応答
発信処理の他の例の流れ図の残部を示す図である。
【図15】この発明による応答装置の一実施例における
テーブル書き換え処理の流れ図を示す図である。
【符号の説明】
10 放送局のシステム 20 受信装置システム 21 テレビジョン受信機 22 アダプタ装置本体 23 リモートコマンダ 25 アダプタ装置 22MC マイクロホン 22PD リモコン受光部 23SD 発光部 23K 操作ボタン 30 電話局のシステム 31 電話回線 217 DTMFレシーバ 218 メモリ 300 マイコン
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送側から受信者の電話回線を通じての応
    答を期待する双方向番組を提供する双方向放送方法にお
    いて、 受信側の装置に備えられるメモリに記憶された電話番号
    の中から、前記双方向番組に対する応答先の電話番号と
    して使用するものを指定する指定情報を、放送側から、
    放送信号に多重して放送するようにしたことを特徴とす
    る双方向放送方法。
  2. 【請求項2】放送側から受信者の電話回線を通じての応
    答を期待する双方向番組を提供する双方向放送方法にお
    いて、 受信側の装置に備えられるメモリに記憶された応答先の
    電話番号と応答関連情報との対応テーブルの中から、前
    記双方向番組に対する応答の発信の際に使用するものを
    指定する指定情報を、放送側から、放送信号に多重して
    放送するようにしたことを特徴とする双方向放送方法。
  3. 【請求項3】多重化信号はDTMF信号であって、放送
    音声に混声して多重化するものである請求項1または請
    求項2に記載の双方向放送方法。
  4. 【請求項4】放送により提供された双方向番組に対して
    電話回線を介して応答の発信を行なう応答装置であっ
    て、 応答先の電話番号を、1ないし複数通り、記憶するメモ
    リと、 放送信号に多重化された前記応答先の電話番号を指定す
    るための指定情報をデコードするデコード手段と、 このデコード手段でデコードされた指定情報により前記
    メモリより応答先の電話番号を読み出す手段と、 前記応答の発信に際して、前記読み出された応答先電話
    番号を使用して自動発呼を行なう応答処理手段とを備え
    る双方向放送に対する応答装置。
  5. 【請求項5】放送により提供された双方向番組に対して
    電話回線を介して応答の発信を行なう応答装置であっ
    て、 応答先の電話番号と応答関連情報との対応テーブルを、
    1ないし複数通り、記憶するメモリと、 放送信号に多重化された前記対応テーブルを指定するた
    めの指定情報をデコードするデコード手段と、 このデコード手段でデコードされた指定情報に基づいて
    前記メモリより対応テーブルを読み出す手段と、 利用者の応答操作を受け付ける入力操作手段と、 前記入力操作手段での応答操作に応じ、前記読み出され
    た対応テーブルを使用して、前記電話回線を通じての応
    答についての処理を行なう応答処理手段とを備える双方
    向放送に対する応答装置。
  6. 【請求項6】前記対応テーブルの応答関連情報は、応答
    の発信制御に関わる情報ないし送信する応答の情報に関
    わる情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の双方
    向放送に対する応答装置。
  7. 【請求項7】前記双方向番組は、設問と、その設問に対
    する選択肢とが放送されるものであり、 前記メモリには、前記設問に対する選択肢と、それぞれ
    の選択肢に対応する応答先の電話番号との対応テーブル
    が複数個記憶されており、 前記放送信号に多重化された指定情報は、前記メモリの
    複数個の対応テーブルの内から応答に使用する対応テー
    ブルを指定するものであり、 前記応答処理手段は、前記入力操作手段を通じての選択
    肢の選択応答操作に応じ、前記読み出された対応テーブ
    ルから得た前記応答先の電話番号に対して応答の発信を
    行なうようにすることを特徴とする請求項5に記載の双
    方向放送に対する応答装置。
  8. 【請求項8】前記選択肢に対応する応答先の電話番号が
    電話会社の電話投票サービスの電話番号である請求項5
    に記載の双方向放送に対する応答装置。
  9. 【請求項9】前記選択肢に対応する応答先の電話番号が
    電話会社の大量情報提供サービスの電話番号である請求
    項5に記載の双方向放送に対する応答装置。
  10. 【請求項10】多重化信号はDTMF信号であって、放
    送音声に混声して多重化するものである請求項4または
    請求項5に記載の双方向放送に対する応答装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001065746A1 (fr) * 2000-03-03 2001-09-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recepteur de programme et dispositif de chargement d'emission par accumulation
JP2001326871A (ja) * 2000-05-18 2001-11-22 Sharp Corp 放送信号受信出力システム
JP2011217297A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電話接続制御方法、及び電話接続制御システム
US8689271B2 (en) 2001-02-14 2014-04-01 The Directv Group, Inc. Internet service provider callback for satellite systems
JP2015089065A (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 Necプラットフォームズ株式会社 通信装置及びその通信方法、通信制御装置、告知放送システム、並びにコンピュータ・プログラム

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