JPH08288780A - 弾性表面波素子とこれを用いた通信システム - Google Patents

弾性表面波素子とこれを用いた通信システム

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JPH08288780A
JPH08288780A JP7084104A JP8410495A JPH08288780A JP H08288780 A JPH08288780 A JP H08288780A JP 7084104 A JP7084104 A JP 7084104A JP 8410495 A JP8410495 A JP 8410495A JP H08288780 A JPH08288780 A JP H08288780A
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electrode
surface acoustic
acoustic wave
signal
electrodes
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JP7084104A
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Tadashi Eguchi
正 江口
Akira Torisawa
章 鳥沢
Akihiro Koyama
晃広 小山
Akane Yokota
あかね 横田
Kouichi Egara
光一 江柄
Takahiro Hachisu
高弘 蜂巣
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性表面波素子及びこれを用いた通信システ
ムにおいて、コンボリューション信号のS/Nを向上し
製造コストを削減することを目的とする。 【構成】 圧電体上に形成されたすだれ状電極(ID
T)によって弾性表面波を励起する弾性表面波素子にお
いて、IDTの電極指がスプリット電極とシングル電極
の組み合わせ形状であり、両電極指間の距離は一方は狭
く、他方は広いことを特徴とする。また、IDTにおい
て、IDTが励起する弾性表面波の中心周波数の圧電基
板上の波長をλとすると、すべての電極指の幅はλ/6
で、一方のスプリット電極とシングル電極の電極間距離
はλ/4とし、他方の両電極間距離を狭くし、スプリッ
ト電極の電極指間を広くすることを特徴とする。また、
この弾性表面波素子を2トラックコンボルバとして通信
システムに使用したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体表面を伝播する表面
波を利用した弾性表面波(SAW)素子及び弾性表面波
素子を用いた通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波(SAW)素子はLiNbO
3、LiTaO3、水晶などの圧電基板上に形成した金属
電極(IDT:Inter Digital Transducer)に電界を印
加することによって電歪効果や圧電効果を発生する。こ
の圧電変換器として用いた弾性表面波素子においては、
従来よりIDTの双方向性による損失(−3dB)が大
きく、かかる損失を防ぐため、様々な一方向性IDT
(UDT)の研究がされてきている。特に、IDT内部
に反射器(浮き電極)を有するタイプやIDTの電極指
での反射特性によって、一方向性を得るものは、外部に
移相器(遅延回路)を必要としないため、構成上の簡素
化に役立つと考えられている。
【0003】図9は一方向性IDTを有する弾性表面波
素子のIDTの構成を示した図である。IDTの電極指
11,14,16の間に浮き電極12,13,15を設
け、電極がない部分と電極下の音響インピーダンスの違
いによって引き起こされる弾性表面波の反射と、隣り合
う電極指11,14の中間的な電位を持つ電極12,1
3として作用することにより一方向性を得た例の1つで
ある。ここで、電極指幅(金属電極そのものの幅、)を
λ/12とし、電極間隔(例えば、電極11と電極12
の間隔)をλ/12とし、従って電極11と次の電極1
6との間隔を信号の中心周波数の波長λとすれば、電極
指11,14の間隔はλ/2であり、短絡浮き電極指1
2の間隔もλ/2であり、開放浮き電極指13,15の
間隔もλ/2である。
【0004】このような構成により、短絡浮き電極指1
2は弾性表面波の振動エネルギーの1部が圧電作用によ
り変化した電気的なエネルギーが再び弾性表面波に変化
すること(再励起)がない無反射電極として作用し、ま
た、開放浮き電極指13,15は弾性表面波の振動エネ
ルギーの一部が圧電作用により変化した電気的なエネル
ギーがすべて再び弾性表面波に変化(再励起)する反射
電極として作用することを利用したことにより、電極1
7,18間に波長λの中心周波数信号を印加すれば、一
方向性IDTとして弾性表面波信号を得ることができ
る。
【0005】また、図10は同様に、一方向性IDTを
有する弾性表面波素子のIDTの構成を示した図であ
る。ここで、電極指の幅をλ/8とし、電極間隔をλ/
8とし、電極26,27の電極指21と23の間隔がλ
/2となり、電極26の電極指21と25の間隔がλと
いう構成を有している。こうして、スプリット電極21
〜25の一方の電極指22,24に金などの重い金属を
重ねて蒸着することによって、電極指に質量を付加し、
通常アルミニウムで形成されるもう一方の電極指21,
23,25の音響インピーダンスや電気機械結合係数よ
りも、電極指22,24の音響インピーダンスや電気機
械結合係数を大きくすることによって、図上左から右方
向への弾性表面波の進行方向だけの一方向性を得て、右
側から左方向への弾性表面波を打ち消している。
【0006】図9、図10に示すこれらの一方向性ID
T(UDT)については、弾性波素子技術ハンドブック
(日本学術振興会弾性波素子技術第150委員会編、オ
ーム社)p192〜195に詳述されている。
【0007】また、特開昭61−6917号公報に記載
された一方向性の弾性表面波素子のIDTの構成を図1
1に示す。図によれば、太い電極指31,33,35の
幅を3λ/16とし、細い電極指32,34の幅をλ/
16とし、電極間隔は全てλ/8として、電極指31と
33の間隔はλ/2であり、電極指31と35の間隔は
λである。このIDTの構成により、スプリット電極の
一方を太く、他方を細くして、励起中心と反射中心をず
らすことによって、図上左から右方向への弾性表面波の
進行方向だけの一方向性を得ることもできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2つの
入力電極への2信号から、出力電極に2入力周波数信号
の和周波数の信号成分を得るコンボルバの場合、入力さ
れる信号の中心周波数は通常100MHz以上であるた
め、例えば図10に示すように、スプリット電極の一方
に金などの重い金属を重ねて蒸着し、通常アルミニウム
で形成される電極部分の音響インピーダンスや電気機械
結合係数よりも音響インピーダンスや電気機械結合係数
を大きくして一方向性を得るIDTでは、サブミクロン
オーダの重ね合わせ技術が必要であり、コンボルバのよ
うに出力電極の大きい素子では、密着露光装置を用いる
場合が多く、この密着露光装置に高い重ね合わせ精度が
要求されることとなり、結局コスト高になるという問題
があった。
【0009】また、図9に示すように、IDT内の浮き
電極の反射条件を用いるタイプの弾性表面波素子では、
励起条件と反射条件の双方の周波数特性が合っているた
め、Q値が高い反面周波数帯域幅が狭くなるという問題
があった。
【0010】さらに、図11のように、スプリット電極
の一方を太く、他方を細くして、励起中心と反射中心を
ずらすことによって一方向性を得るタイプでは、細い電
極指の電極幅が小さいため、電極形成における歩留まり
が悪いという問題があった。
【0011】一方、再励起された信号どうしのコンボリ
ューションやセルフコンボリューションによるノイズを
抑える構造として、2つの出力電極を有し、2つの出力
電極の両側に設けられたそれぞれのIDTの一方は同相
で、他方は逆相で弾性表面波を励起する構造のコンボル
バがある(2トラックコンボルバ)。同相のIDTで励
起された弾性表面波は、反対側では逆位相で電気信号に
変換されるため打ち消し合い、再励起されない。一方、
逆相のIDTで励起された弾性表面波は同相のIDTで
は打ち消し合い、再励起されない。このIDTの構成は
米国電器電子学会会報(Pro.IEEE)超音波シン
ポジウム(1980;p37〜42、1981;p18
1〜185)に記載されている。コンボリューション効
率は二つの入力の強度に比例するため、2つの出力電極
をもつコンボルバではそれぞれの入力が半分になり、2
つの出力は1/4になる。両出力は符号が反対の信号な
ので、両信号を差動で用いることができるが、出力はも
との半分になって損失が大きいという欠点を有してい
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点や
欠点を解消するべく成されたもので、圧電基板上に形成
されたIDTにより弾性表面波を励起する弾性表面波素
子において、IDTの一方の電極指はスプリット電極に
なっていて、他方はシングル電極になっているIDT
で、IDTが励起する弾性表面波の中心周波数の圧電基
板上の波長をλとすると、IDTのすべての電極指の幅
はλ/6で、スプリット電極とシングル電極の電極間の
一方はλ/4で、残りのスペース(λ−3×λ/6−λ
/4=λ/4)のうち、もう一方のスプリット電極とシ
ングル電極の電極間は狭く(例えば、λ/12)、スプ
リット電極指間は広く(例えば、λ/4)することによ
って励起中心と反射中心をずらし一方向性を得る。ま
た、上記IDTを用いて2トラックコンボルバを構成す
る。またこのコンボルバを通信システム、特に拡散スペ
クトル方式の通信システムに用いる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による各実施例について図を参
照しつつ詳細に説明する。
【0014】(1)実施例1 図1は本発明を弾性表面波コンボルバに応用したときの
概略図である。図において、101はニオブ酸リチウム
などの圧電基板、121,122はスプリット電極とシ
ングル電極の組み合わせで、励起中心と反射中心をずら
すことを利用して一方向性を有するIDT、111,1
12は電位の基準となる接地電極を接続するためのブス
バー、113はスペクトル拡散された信号をコンボルバ
の入力中心周波数に合わせたIF信号を供給するための
ブスバー、114は逆拡散信号をコンボルバの入力周波
数に合わせた信号を供給するためのブスバーである。1
31はコンボルバの導波路兼出力電極であり、IDT1
21,122から発生した弾性表面波信号を畳み込み積
分演算をする電極である。
【0015】また、図2は図1に示したIDT部分の一
方の拡大図である。図2に示すIDTにおいて、IDT
が励起する弾性表面波の中心周波数の圧電基板上の波長
をλとすると、ブスバー114に直結するスプリット電
極の2つの電極指123,124の幅はλ/6で、該2
つの電極指123と124の間隔はλ/6のスプリット
電極であり、他方の接地ブスバー112の電極指12
2,125などの幅はλ/6で、電極指122と125
の間隔はλのシングル電極であり、両電極124と12
5など間の距離はλ/12、また電極122と123な
ど間の距離はλ/4になっている。
【0016】上述の図11のように、電極指31,32
及び33,34のように両方の電極ともスプリット電極
指になっている場合、圧電基板にYZ−ニオブ酸リチウ
ムを用いると、中心周波数を250MHzとすれば、細
い電極指32,34の幅はおよそ0.9μmとなり、エ
ッチングの際に細い金属電極(IDT)が切れやすくな
ってしまう。
【0017】図2は、IDTの一方の電極指のみをスプ
リット電極にし、電極指の幅がすべてλ/6(中心周波
数250MHzで2.3μmとなる)と幅広く、しかも
一方向性を持たせた電極である。本実施例の場合、電極
指の幅はおよそ2.3μmになり、加工が容易で、エッ
チングの際に電極指が切れることが少なくなる。安価な
フォトリソグラフィによる金属薄膜の成膜ではウェット
エッチングが用いられるが、図2のように均一な電極指
幅であればエッチングの条件が決めやすく、歩留まりが
向上する。
【0018】ここで、スペクトル拡散通信の同期検出素
子として上記のようなコンボルバを用いるとき、コンボ
ルバの入力電極への帯域幅は、極めて広帯域の拡散帯域
幅である。弾性表面波コンボルバをYZ−ニオブ酸リチ
ウム基板で構成した場合、出力電極(導波路)での減衰
が大きくなるため、IDTの中心周波数を300MHz
以上にするのは困難になる。例えば、IDTの中心周波
数を300MHz以下にしたとき、拡散帯域幅が26M
Hzの場合、IDTの電極指の対極数は10対以下が望
ましい。IDTが10対以下の場合、本実施例のIDT
では順方向(導波路方向)へ伝播する弾性表面波は1d
B程度しか向上しない。一方逆方向へ伝播する弾性表面
波のエネルギーは、双方向のIDTの弾性表面波のエネ
ルギの8割程度になる。しかしながら、上記弾性表面波
素子のコンボルバの出力は、両端の入力電極の両入力信
号の大きさに比例するため、コンボルバの出力としては
2dB向上する。
【0019】ところで、コンボルバのノイズで大きいも
のの1つに、コンボルバチップの両端面における弾性表
面波の反射波が逆戻りして出力電極に達し、反対方向か
ら来る信号とのコンボリューションを起こす信号が挙げ
られる。本実施例のようにIDTにある程度の一方向性
がある場合、チップ端面で反射する弾性表面波とメイン
の信号とのコンボリューションは、チップ端面で反射す
る弾性表面波が小さくなるため、メインの信号同士のコ
ンボリューションのように大きくならないため、ノイズ
成分として相対的には2dB以上小さくなり、双方向の
IDTと比較して相対的にはS/Nが向上する。
【0020】(2)実施例2 図3は本発明の他の実施例であり、図4は図3に示す片
方入力電極のIDT部分の拡大図である。コンボルバの
場合、コンボリューション効率は、出力電極の両側から
入力されるそれぞれの弾性波エネルギーの密度に比例す
るので、出力電極兼導波路幅を狭くして弾性波エネルギ
ーの密度を高め、且つ、弾性表面波信号を導波路に伝播
させる部分での変換損失を減らす必要がある。
【0021】図3において、101はニオブ酸リチウム
基板、131は出力電極兼導波路、321,322は実
施例1のIDTを円弧状にした入力電極のIDTであ
る。ここで、IDT321,322の電極指は円弧状で
はあるが、信号の中心周波数の圧電基板上の波長をλと
すると、各電極指幅は全てλ/6であり、ブスバー31
4の2つのスプリット電極指331同士及び333同士
の間隔はλ/6で、スプリット電極指331と接地ブス
バー312の電極指332の間隔はλ/4であり,電極
指332とスプリット電極指333の間隔はλ/12で
ある。なお、出力電極兼導波路131に対するグランド
電極は、圧電体101の裏側に配置されている。
【0022】本発明による実施例1で示した一方向性の
弾性表面波に対して、図3,4に示すIDT321,3
22の形状構造は円弧状であり、IDT321,322
で励起された弾性表面波は、該圧電基板101の両端側
より、導波路131側に多く伝播し、さらにIDT32
1,322からの弾性表面波が導波路131に集中する
形状(本実施例では導波路側に凹な円弧形状)であるた
め、IDT321,322で発生した弾性表面波のエネ
ルギーの多くは導波路131に集中し、高いコンボリュ
ーション効率を得ることができる。また、圧電基板の両
端への弾性表面波は、円弧形状であるためエネルギー密
度が小さくなり、また該両端での反射波は円弧形状の外
側に向かうため、入力電極で励起されることもなく出力
電極に導入される成分はほとんどなくなり、ノイズとし
て作用する成分が極めて小さくなる。
【0023】本実施例では圧電基板101はYZカット
伝搬のニオブ酸リチウム基板であり、導波路131の両
端の位置は、圧電基板101の結晶方位に弾性表面波の
伝搬速度が角度依存性を有するため、IDT321,3
22の曲率中心O,O´ではなく、曲率中心O,O´よ
り若干離れた位置の弾性表面波の伝搬効率が最大となる
位置になっている。 このIDT321,322により
電気エネルギーから弾性波エネルギーに変換された信号
は、ほとんど損失なく出力電極兼導波路131に伝播さ
れるため、コンボリューション効率は大きく改善でき
る。
【0024】本実施例では円弧型電極を用いて、高いコ
ンボリューション効率を得る例を示したが、導波路13
1の導波モードや圧電基板の異方性を考慮した形状でも
よい。
【0025】(3)実施例3 上述のとおり、本コンボルバのIDTと導波路(出力電
極)との結合効率が、発明のように高いと、IDTから
出力され、導波路(出力電極)を伝播した弾性表面波の
ほとんどは、反対側のIDTに達する。反対側のIDT
に達した弾性表面波の一部は、一度電気信号に変換さ
れ、さらに弾性表面波信号に再変換される(これを、再
励起と称する)。再励起された信号が出力電極兼導波路
に再び戻ると、後からきた信号との間でコンボリューシ
ョンを起こす(これを、セルフコンボリューションと称
する)。このセルフコンボリューションと、再励起され
た信号どうしのコンボリューションは、IDTと導波路
との結合効率の改善により、本来必要なコンボリューシ
ョン信号の効率改善の2倍の比率で大きくなる。
【0026】図5は導波路を伝播し、反対側のIDTに
到達した弾性表面波が再励起されないように、米国電器
電子学会会報(Pro.IEEE)超音波シンポジウム
(1980;p37〜42、1981;p181〜18
5)に発表された2トラック(出力電極)のコンボルバ
に、本発明を組み合わせた実施例を示している。
【0027】図5において、101はニオブ酸リチウム
基板で、131,132は出力電極兼導波路であり、こ
の出力電極兼導波路131,132の対向グランド電極
がニオブ酸リチウム基板101の裏側にそれぞれ配置さ
れている。また121〜124は実施例1と同様の構成
を有する一方向性のIDTである。弾性表面波はIDT
121,122において同相で、IDT123,124
において逆相で励起される。IDT121,122で同
相で励起された弾性表面波は出力電極兼導波路131,
132を伝播し、IDT123,124において一部が
電気信号に変換されるが、このとき、IDT123,1
24において逆相で電気信号に変換されるため、それぞ
れのIDT123,124で電気信号に変換された信号
は該入力電極123,124内で打ち消し合い、弾性表
面波の再励起は起きない。一方、IDT123,124
で逆相で励起された弾性表面波は導波路131,132
を伝播し、IDT121,122において一部が電気信
号に変換されるが、このとき、IDT121,122に
おいて逆相のまま電気信号に変換されるため、それぞれ
のIDT121,122で電気信号に変換された信号は
該入力電極121,122内で打ち消し合い弾性表面波
の再励起は起きない。
【0028】通常、2トラックコンボルバはそれぞれの
IDTの入力エネルギーが半減するため、それぞれの2
つの入力エネルギーの積に比例する出力パワーは1/4
になる。2トラックの出力は位相が反転した同一信号
で、これを差動出力として用いても1トラックのコンボ
ルバに比べ、出力は半減する。しかしながら、IDT1
21〜124の一方向性により信号効率が向上すること
と、コンボルバのノイズであるセルフコンボリューショ
ン信号がほとんどなくなることと、2つの出力電極13
1,132の出力を差動回路に通すことにより電界ノイ
ズを抑えられて、S/N比が向上する。
【0029】本実施例では直線の電極指のIDTの例で
説明したが、IDTの形状は実施例2に示したような円
弧形状や、他の弾性表面波を導波路に集中させる形状を
用いてもよい。また、出力電極兼導波路の形状や両入力
電極との配置は実験的に出力効率のよいものとしてよ
く、IDTと導波路の間にホーンや音響レンズなどの弾
性表面波を集中させる手段を挿入してもよく、2トラッ
ク間の弾性表面波の絶縁性を高めるために接地電極を配
置してもよい。
【0030】(4)実施例4 図6は、以上説明したような弾性表面波素子を用いたス
ペクトラム拡散の通信システムの一例を示すブロック図
である。図において、60は送信機を示す。この送信機
は送信すべき信号を拡散符号PNを乗算して伝送帯域を
広げ、周波数再利用率を高めてシステム容量を増加する
ために、スペクトラム拡散変調して、アンテナ601よ
り送信する。
【0031】送信された信号は、受信機61で受信さ
れ、逆拡散して復調される。受信機61は、アンテナ6
11、高周波信号処理部612、同期回路613、符号
発生器614、拡散復調回路615、復調回路616よ
り構成される。 受信機61において、アンテナ611
にて受信された受信信号は高周波信号処理部612にて
適当にフィルタリング及び増幅され、送信周波数帯信号
のまま若しくは適当な中間周波数帯信号に変換され出力
される。送信周波数帯信号又は中間周波数帯信号の高周
波信号は同期回路613に入力される。
【0032】同期回路613は本発明の実施例1〜3に
記載の弾性表面波素子装置6131と符号発生器614
より入力される参照用拡散符号PNを変調する変調回路
6132と弾性表面波装置6131から出力された信号
を処理し、送信信号に対する拡散符号同期信号及びクロ
ック同期信号を符号発生器614に出力する信号処理回
路6133からなる。弾性表面波素子装置6131には
高周波信号処理部612からの出力信号と変調回路61
32からの出力信号が入力され、2つの入力信号のコン
ボリューション演算が行われる。ここで符号発生器61
4より変調回路6132に入力される参照用拡散符号P
Nが送信側から送信される拡散符号を時間反転させた符
号とすると、弾性表面波素子装置6131では、受信信
号に含まれる高周波信号処理部612からの同期専用拡
散符号成分と変調回路6132からの参照用拡散符号P
Nとが、弾性表面波素子装置6131の導波路上にて一
致した時に相関ピークが出力される。
【0033】信号処理回路6133では、弾性表面波素
子装置6131より入力される信号から、相関ピークを
検出し、参照用拡散符号PNの符号開始から相関ピーク
出力までの時間から、符号同期のずれ量を割り出し、符
号同期信号及びクロック信号が符号発生器614に出力
される。同期確立後、符号発生器614は送信側の拡散
符号に対しクロック及び拡散符号位相が一致した拡散符
号を発生する。この拡散符号は、拡散復調回路615に
入力され、拡散変調される前の信号が復元される。拡散
復調回路615から出力される信号は、いわゆる周波数
変調、位相変調などの一般に使用されている変調方式に
より変調されている信号なので、復調回路616によ
り、データ復調がなされる。
【0034】本発明では、相関ピークの信号ノイズとな
るセルフコンボリューションが2トラックコンボルバの
構成によって効果的に除去でき、しかも、入力IDTが
一方向性を有することで高い相関ピークを維持できるた
め、相関ピークを高くして送信された同期信号と参照用
拡散符号とをS/N良く、正確に得ることができ、復調
時での信号処理も誤動作なく高品位の信号を得ることが
できる。
【0035】(5)実施例5 図7、図8は、以上説明したような弾性表面波素子を用
いたスペクトラム拡散による通信システムの送信機及び
受信機の一例を示すブロック図である。送信機側のブロ
ック図を示す図7において、701は直列に入力される
信号データをn個の並列データに変換する直並列変換
器、702−1〜nは並列化された各データと拡散符号
発生器から出力されるn個の拡散符号PN1〜PNnとを
乗算する乗算器群、703はn個のそれぞれ異なる拡散
符号PNと同期専用の拡散符号PN0を発生する拡散符
号発生器、704は拡散符号発生器703から出力され
る同期専用拡散符号PN0と乗算器群702−1〜nの
n個の出力を加算する加算器、705は加算器704の
スペクトラム的に広帯域周波数信号の出力を送信周波数
信号に変換するための高周波段、706は送信アンテナ
である。
【0036】また、受信側のブロック図を示す図8にお
いて、801は受信アンテナ、802は高周波信号処理
部、803は送信側の拡散符号PNとクロックに対する
同期を捕捉し維持する同期回路、804は同期回路80
3より入力される符号同期信号及びクロック信号によ
り、送信側の拡散符号群と同一のn+1個の拡散符号P
N1〜PNn及び参照用拡散符号PN0を発生する拡散符
号発生器、805は拡散符号発生器804より出力され
るキャリア再生用拡散符号PN0と高周波信号処理部8
02の出力から搬送波信号を再生するキャリア再生回
路、806はキャリア再生回路805の出力と高周波信
号処理部802の出力と拡散符号発生器804の出力で
あるn個の拡散符号PN1〜PNnを用いてベースバンド
で復調を行うベースバンド復調回路、807はベースバ
ンド復調回路806の出力であるn個の並列復調データ
を並直列変換する並直列変換器である。
【0037】上記構成において、送信側ではまず入力さ
れたシリアルデータが直並列変換器701によって符号
分割多重数に等しいn個の並列データに変換される。一
方、拡散符号発生器703は、n+1個の符号周期が同
一で、それぞれ異なる拡散符号PN0〜PNnを発生して
いる。このうちPN0は同期及びキャリア再生専用の参
照用拡散符号であり、前記並列データによって変調され
ず直接加算器704に入力される。残りのn個の拡散符
号は乗算器群702−1〜nにてn個の並列データによ
り変調され加算器704に入力される。加算器704は
入力されたn+1個の信号を線形に加算し高周波段70
5に加算されたベースバンド信号を出力する。該ベース
バンド信号はスペクトラム拡散信号として極めて広帯域
にスペクトラムを有する信号であり、続いて高周波段7
05にて適当な中心周波数を持つ高周波信号に変換さ
れ、送信アンテナ706より送信される。
【0038】受信側では、受信アンテナ801で受信さ
れた信号は高周波信号処理部802にて適当にフィルタ
リング及び増幅され、送信周波数帯信号のまま若しくは
適当な中間周波数帯信号に変換され出力される。該送信
周波数帯信号又は中間周波数帯信号は同期回路803に
入力される。同期回路803は本発明の実施例に記載の
弾性表面波素子装置8031と符号発生器804より入
力される参照用拡散符号を変調する変調回路8032と
弾性表面波素子装置8031から出力された信号を処理
し、送信信号に対する拡散符号同期信号及びクロック同
期信号を拡散符号発生器804に出力する信号処理回路
8033からなる。弾性表面波素子装置8031には高
周波信号処理部802からのスペクトラム拡散信号の高
周波出力信号と変調回路8032からの変調された参照
用拡散符号の出力信号が入力され、2つの入力信号のコ
ンボリューション演算が行われる。この両信号から高い
相関ピークを得ることができる。
【0039】ここで、符号発生器804より変調回路8
032に入力される参照用拡散符号が送信機側から送信
される同期専用拡散符号を時間反転させた符号とする
と、弾性表面波素子装置8031では、受信信号に含ま
れる同期専用拡散符号成分と参照拡散符号とが、弾性表
面波素子装置8031の導波路上にて一致した時に相関
ピークが出力される。本発明によれば、2つの入力信号
によるコンボリューション出力信号が、セルフコンボリ
ューションや端面反射による信号のような不要な信号に
対して、高レベルの相関ピーク出力信号を得られるの
で、この後段での誤動作を防止でき、正確な同期を取る
上で効果的である。
【0040】次の信号処理回路8033では、弾性表面
波素子装置8031より入力される信号から、相関ピー
クを検出し、参照用拡散符号の符号開始から相関ピーク
出力までの時間から、符号同期のずれ量を割り出し、符
号同期信号及びクロック信号が拡散符号発生器804に
出力される。同期回路803と符号発生器804とで構
成するループ回路の安定化によって、受信信号に同期し
た拡散符号を得ることができる。同期確立後、拡散符号
発生器804は送信側の拡散符号群に対しクロック及び
拡散符号位相が一致した拡散符号群PN0〜PNnを発生
する。これらの符号群PN0〜PNnのうち、同期専用の
拡散符号PN0はキャリア再生回路805に入力され
る。
【0041】キャリア再生回路805では同期専用拡散
符号PN0により高周波信号処理部802の出力である
送信周波数帯若しくは中間周波数帯に変換された受信信
号を、逆拡散し、送信周波数帯若しくは中間周波数帯の
搬送波を再生する。キャリア再生回路805の構成は、
たとえば位相ロックループを利用した回路が用いられ
る。受信信号と同期専用拡散符号PN0は乗算器にて乗
算される。同期確立後は受信信号中の同期専用拡散符号
と参照用の同期専用拡散符号のクロック及び符号位相は
一致しており、送信側の同期専用拡散符号はデータで変
調されていないため、乗算器で逆拡散され、その出力に
は搬送波の成分が現れる。該出力は続いて帯域通過フィ
ルタに入力され、搬送波の成分のみが取り出され出力さ
れる。該出力は、次に位相検出器、ループ・フィルタ及
び電圧制御発振器にて構成されるよく知られた位相ロッ
クループに入力され、電圧制御発振器より帯域通過フィ
ルタより出力される搬送波成分に位相のロックした信号
が再生搬送波として出力される。
【0042】再生された搬送波はベースバンド復調回路
806に入力される。ベースバンド復調回路806では
該再生搬送波と高周波信号処理部802の出力よりベー
スバンド信号が生成される。該ベースバンド信号はn個
に分配され拡散符号発生器804の出力である拡散符号
群PN1〜PNnにより、各符号分割チャネル毎に逆拡散
され、続いてデータ復調がなされる。復調されたn個の
並列復調データは並直列変換器807にて直列データに
変換され出力される。
【0043】本実施例は2値変調の場合について説明し
たが、スペクトラム拡散(SS)方式による受信機のコ
ンボリューション用ばかりでなく、直交変調など、他の
変調方式でもコンボリューションに用いる場合は、本弾
性表面波素子を用いてよいのは勿論である。特に、入力
データを疑似拡散符号を乗算して広帯域のスペクトラム
拡散信号を扱うので、広帯域で位相特性の平坦な弾性表
面波のコンボリューション演算を行なうコンボルバを適
用できることは、送受信システムの信頼性を強力に維持
することができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれば
電極指を細くすることなく、一方向性を有するIDTが
でき、損失の小さい、セルフコンボリューションや反射
波の影響の小さい弾性表面波素子が実現できる。またこ
の弾性表面波素子をスペクトラム拡散通信に用いた場
合、受信側の同期信号と拡散符号とを送信信号と同期さ
せて復調する際に、広帯域周波数で位相の一定なコンボ
ルバとすることができ、極めて高い相関ピーク信号を得
ることができるので、システム的に安定な、信頼性の高
い送受信システムを形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による弾性表面波コンボルバに応用した
ときの概略図である。
【図2】本発明を説明するための弾性表面波素子の圧電
変換器部分の図1の拡大図である。
【図3】本発明を弾性表面波コンボルバに応用した一実
施例の概略図である。
【図4】図3に示すIDT部分の拡大図である。
【図5】本発明を弾性表面コンボルバに応用した一実施
例の概略図である。
【図6】本発明の弾性表面波素子を用いた通信システム
の一例を示すブロック図である。
【図7】本発明の弾性表面波素子を用いた通信システム
の送信機の一例を示すブロック図である。
【図8】本発明の弾性表面波素子を用いた通信システム
の受信機の一例を示すブロック図である。
【図9】IDTの電極指の間に浮き電極を設け、短絡さ
れた浮き電極指と、開放電極指の反射特性を利用した一
方向性IDTの図である。
【図10】スプリット電極の一方に重い金属を重ねて蒸
着し、軽金属で形成される電極部分の音響インピーダン
スや電気機械結合係数より音響インピーダンスや電気機
械結合係数を大きくすることによって一方向性を得るI
DTの図である。
【図11】スプリット電極の一方を太く、一方を細くし
励起中心と反射中心をずらすことによって一方向性を得
るIDTの図である。
【符号の説明】
101 ニオブ酸リチウムなどの圧電基板 121〜124 スプリット電極とシングル電極の組
み合わせで励起中心と反射中心をずらすことを利用して
一方向性を有するIDT 111,112 電位の基準となる接地電極を接続す
るためのブスバー 113 スペクトル拡散された信号をコンボルバの入
力中心周波数に合わせたIF信号を供給するためのブス
バー 114 逆拡散信号をコンボルバの入力中心周波数に
合わせた信号を供給するためのブスバー 131,132 コンボルバの導波路兼出力電極 321,322 スプリット電極とシングル電極の組
み合わせで励起中心と反射中心をずらすことを利用して
一方向性を有する円弧型IDT 60 送信機 601 送信用アンテナ 61 受信機 611 受信用アンテナ 612 高周波信号処理部 613 同期回路 614 符号発生器 615 拡散復調回路 616 復調回路 701 直列に入力されるデータをn個の並列データ
に変換する直並列変換器 702−1〜n 乗算器群 703 拡散符号発生器 704 加算器 705 高周波段 706 送信アンテナ 801 受信アンテナ 802 高周波信号処理部 803 同期回路 804 拡散符号発生器 805 キャリア再生回路 806 ベースバンド復調回路 807 並直列変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 あかね 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 江柄 光一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 蜂巣 高弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体上に形成されたすだれ状電極(I
    DT)によって弾性表面波を励起する弾性表面波素子に
    おいて、 前記IDTの電極指がスプリット電極とシングル電極の
    組み合わせ形状を有し、前記スプリット電極とシングル
    電極の両電極指間の距離は一方は狭く、他方は広いこと
    を特徴とする弾性表面波素子。
  2. 【請求項2】 前記IDTが励起する弾性表面波の中心
    周波数の圧電基板上の波長をλとすると、前記電極指の
    幅はλ/6で、一方のスプリット電極とシングル電極の
    電極指間距離はλ/4とし、他方の前記両電極間距離を
    狭くし、スプリット電極の電極指間を広くすることを特
    徴とする請求項1に記載の弾性表面波素子。
  3. 【請求項3】 前記弾性表面波素子は2つの出力電極を
    有するコンボルバであり、前記2つの出力電極の両側に
    設けられたそれぞれのIDTの一方は同相で、他方は逆
    相で弾性表面波を励起する構成になっていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の弾性表面波素子。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の弾性表面波素子を用い
    て、前記コンボルバをスペクトル拡散通信の同期検出手
    段として用いることを特徴とした通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の弾性表面波素子
    を用いてスペクトラム拡散信号から同期信号を検出する
    ことを特徴とする通信システム。
JP7084104A 1995-04-10 1995-04-10 弾性表面波素子とこれを用いた通信システム Pending JPH08288780A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6075426A (en) * 1998-05-14 2000-06-13 Fujitsu Limited Surface acoustic wave device with an angle α related to specific piezoelectric substrates
US6841918B2 (en) 2000-07-26 2005-01-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6075426A (en) * 1998-05-14 2000-06-13 Fujitsu Limited Surface acoustic wave device with an angle α related to specific piezoelectric substrates
US6841918B2 (en) 2000-07-26 2005-01-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave device
US6960866B2 (en) 2000-07-26 2005-11-01 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave device

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