JPH08288219A - 半導体処理装置及び半導体処理方法 - Google Patents

半導体処理装置及び半導体処理方法

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JPH08288219A
JPH08288219A JP8828695A JP8828695A JPH08288219A JP H08288219 A JPH08288219 A JP H08288219A JP 8828695 A JP8828695 A JP 8828695A JP 8828695 A JP8828695 A JP 8828695A JP H08288219 A JPH08288219 A JP H08288219A
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chamber
sputtering
lamp annealing
film
wafer
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JP8828695A
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English (en)
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Yoshifumi Nobe
善史 野辺
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパッタリング処理にて成膜される膜の膜質
劣化を引き起こすことなく、スパッタリング処理にかか
る時間を短縮させる。 【構成】 中央に設置されたセパレーションチャンバ1
と、該セパレーションチャンバ1の周囲に設置されたロ
ードチャンバ2、2つの高融点金属スパッタリング用の
第1及び第2のスパッタチャンバ3及び4、Al合金ス
パッタリング用の第3のスパッタチャンバ5、高周波
(RF)放電によりプラズマエッチング(スパッタエッ
チング)を行なうRFエッチングチャンバ6を有するマ
ルチチャンバ方式のスパッタリング装置において、これ
らプロセス用チャンバに加えてランプアニールチャンバ
7を設けて構成する。なお、ロードチャンバ2とセパレ
ーションチャンバ1との間には、セパレーションチャン
バ1やスパッタチャンバ(3,4,5)等のプロセス用
チャンバ内のガス脱の防止を目的としたロードロックチ
ャンバ8が設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体処理装置及び半
導体処理方法に関し、特に、高融点金属膜やAlを含む
金属膜等のスパッタリング処理を行なうスパッタリング
装置及びスパッタリング方法に適用して好適な半導体処
理装置及び半導体処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、スパッタリング装置は、半導体デ
バイスの高集積化に伴い、多層配線によるスパッタリン
グ工程の増加のほか、バリア膜、コンタクト膜、反射防
止膜のスパッタリング工程も加わり、該スパッタリング
装置の重要性が増している。
【0003】配線の信頼性を向上させる目的で形成され
る例えばW,Ti,Moなどの高融点金属やTiの窒化
膜は、エレクトロマイグレーション耐性を上げるための
積層膜、バリア膜、あるいは異なった材料の接合界面を
安定化させるためのコンタクト膜としても機能する。
【0004】また、上記高融点金属は、例えばMOS形
FET等のゲート電極の低抵抗化用材料としても使用さ
れ、上記ゲート電極の電気抵抗の低下に寄与させ、ゲー
ト電極を通じて流れる信号の減衰をなるべく抑えるよう
にしている。
【0005】そして、スパッタによる成膜は、高純度の
薄膜を安定に、かつ再現性よく形成できるという特徴が
あり、量産用装置として適している。
【0006】ここで、スパッタリングによる成膜原理を
簡単に説明すると、スパッタリングは、加速された粒子
が固体表面に衝突したとき相手の原子・分子を弾き飛ば
す現象をいうが、このスパッタリングを利用してグロー
放電中のArイオンをターゲットに当て、出てきた粒子
を基板上に堆積して成膜を行なうものである。
【0007】即ち、例えば10-8Torr台の超高真空
に排気された真空チャンバの中に、不活性ガスのArを
導入し、10-3Torr台でプラズマ放電により生じた
Ar + イオンを、負電位に保持されたカソードに取り付
けられたスパッタ材料、即ちターゲットに衝突させ、弾
き出された材料を対向位置にある基板ホルダ上のウェハ
に付着させて成膜するのがスパッタリングによる成膜原
理である。
【0008】このスパッタリング装置の基本構成として
は、真空チャンバ,真空ポンプ及び真空計からなる真空
系、ガス配管,マスフローコントローラ及びバルブ等か
らなるガス導入系、カソード,基板ホルダ及びシールド
等からなるスパッタ電極系を有し、これらを組み合わせ
てスパッタチャンバが構成される。
【0009】また、最近では、2〜3室の成膜用のスパ
ッタチャンバと、例えば高周波(RF)放電によりプラ
ズマエッチング(スパッタエッチング)を行なうRFエ
ッチングチャンバを組み合わせたマルチプロセスチャン
バ方式のスパッタリング装置が実用化されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スパッタリ
ング装置にてAlあるいはその合金による配線層又は高
融点金属を含む配線層を蒸着した際、配線層の配向性を
向上させる目的でランプアニール処理が行なわれる。こ
の処理は、ウェハを一旦スパッタリング装置から取り出
して、ランプアニール炉に投入して行なわれる。
【0011】従って、上記配線層の形成からランプアニ
ール処理を行なうまでの作業においては、まず、スパッ
タリング装置内に真空度を大気レベルまで戻した後、搬
送機構にてウェハをスパッタリング装置から取り出す。
その後、ウェハをランプアニール炉に例えばバッジ方式
にて投入してランプアニール処理を行なう。
【0012】再び、薄膜のスパッタリング蒸着を行なう
場合は、ウェハを搬送機構を用いてスパッタリング装置
に投入して行なう。
【0013】具体的に、例えば、高融点金属を含む膜を
Alあるいはその合金による配線層のバリア膜として使
用する場合、又は高融点金属を含む膜を例えばMOS形
FETのゲート電極の低抵抗化膜として使用する場合を
例にとって説明すると、まず、ウェハ上に形成された例
えば下地SiO2 膜上に高融点金属を含む膜をスパッタ
リング装置にて成膜した後、スパッタリング装置からウ
ェハを取り出すために、該装置内の真空度が大気レベル
まで戻される。
【0014】その後、ウェハを搬送機構にてスパッタリ
ング装置から取り出して、スパッタリング装置とは別に
設置空間に設置されたランプアニール炉に投入する。そ
して、該炉においてランプアニール処理が行なわれて高
融点金属を含む膜の配向性の向上が図られる。
【0015】その後、Alあるいはその合金による配線
層を成膜するためにウェハをランプアニール炉から取り
出して再びスパッタリング装置に投入する。このとき、
スパッタリング装置内の真空度を例えば10-8Torr
台まで上げる。
【0016】高真空度に保たれたスパッタリング装置内
にて上記高融点金属を含む膜上にAlあるいはその合金
による配線層がスパッタリング処理にて成膜される。そ
の後、再びウェハを取り出すために、スパッタリング装
置内の真空度を大気レベルまで戻す。その後、ウェハを
再び搬送機構にてスパッタリング装置から取り出してラ
ンプアニール炉内に投入して、ランプアニール処理を行
なう。このアニール処理にてAlあるいはその合金によ
る配線層の配向性が向上することになる。
【0017】上記一連の工程にて、高融点金属を含む膜
及びAlあるいはその合金による配線層のスパッタリン
グが終了するが、この一連の工程においては、ランプア
ニール処理を行なうために、スパッタリングプロセスの
途中でウェハを大気中に開放することから、高融点金属
を含む膜及びAlあるいはその合金による配線層が酸化
されてその膜質劣化が生じるという問題がある。
【0018】また、スパッタリング装置からウェハを取
り出すたびに、該スパッタリング装置内の真空度を大気
レベルまで戻すようにしているため、その後に薄膜をス
パッタリング装置にて成膜する際に、装置内を10-8
orr台まで真空引きしなければならず、装置内を超高
真空にするまでの時間、即ち真空待ち時間が必要とな
り、このため、スパッタリング処理にかかる時間が長く
なり、スループットの向上に限界が生じるという不都合
がある。
【0019】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、スパッタリング処理に
て成膜される膜の膜質劣化を引き起こすことがなく、し
かも、スパッタリング処理にかかる時間を短縮させるこ
とができる半導体処理装置及び半導体処理方法を提供す
ることにある。
【0020】また、本発明の他の目的は、スパッタリン
グ処理により成膜された膜の配向性向上を目的としたラ
ンプアニール処理の効果を最大限に発揮させることがで
きる半導体処理装置及び半導体処理方法を提供すること
にある。
【0021】また、本発明の他の目的は、ウェハ上に形
成された積層膜の段差部等に残留するガス(スパッタリ
ング処理にて発生した残留ガス(例えばH2 O,H2
2,N2 等))をその後に行なわれるスパッタリング
処理前に有効に除去することができ、スパッタリング処
理による成膜特性を向上させることができる半導体処理
装置及び半導体処理方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体処理
装置は、被処理体に対する半導体処理時において真空状
態に保持されるスパッタリング装置本体に、少なくとも
1つのスパッタリング処理用のスパッタチャンバと、ラ
ンプアニール処理用のランプアニールチャンバとを設け
て構成する(請求項1記載の発明)。
【0023】また、本発明に係る半導体処理装置は、半
導体処理工程において被処理体に対してランプアニール
処理を行なうランプアニールチャンバに真空系ポンプを
設けて構成する(請求項3記載の発明)。
【0024】次に、本発明に係る半導体処理方法は、被
処理体に対して薄膜のスパッタリングを行なった後に大
気開放することなくランプアニール処理を行なう(請求
項4記載の発明)。
【0025】また、本発明に係る半導体処理方法は、被
処理体に対する薄膜のスパッタリング処理前に、真空系
の環境下でランプアニール処理を行なう(請求項7記載
の発明)。
【0026】
【作用】請求項1記載の本発明に係る半導体処理装置に
おいて、被処理体上に薄膜をスパッタリング処理にて成
膜する場合、まず、該スパッタリング処理を行なうスパ
ッタリング装置本体内が真空状態に保持されることにな
る。
【0027】そして、この真空状態に保持されたスパッ
タリング装置本体におけるスパッタチャンバ内において
被処理体上に薄膜がスパッタリングにて成膜されること
になる。スパッタリングによる成膜が終了すると、被処
理体は、そのまま、スパッタリング装置本体内にあるラ
ンプアニールチャンバに投入されて上記薄膜の配向性向
上を目的としたランプアニール処理が行なわれる。
【0028】被処理体のランプアニールチャンバへの投
入においては、真空状態に保持されたスパッタリング装
置本体内を通じて行なわれるため、被処理体を一旦大気
中に開放しなければならないという不都合が回避され、
スパッタリング処理にて成膜された薄膜の膜質劣化(酸
化)を防止することが可能となる。
【0029】また、ランプアニール処理を行なう場合
に、スパッタリング装置本体内、特にスパッタチャンバ
内の真空度を大気レベルまで戻す必要がなくなるため、
ランプアニール処理後に再びスパッタリング処理を行な
う際、スパッタリング装置本体内の真空度を大気レベル
から高真空までもっていく真空引きのための時間、即ち
真空待ち時間が必要なくなる。そのため、ランプアニー
ル処理を含むスパッタリング処理にかかる処理時間を大
幅に短縮することが可能となり、スループットの向上を
効率よく達成させることができる。
【0030】次に、請求項3記載の本発明に係る半導体
処理装置についての作用を説明する。通常、リフトオフ
を目的として形成されたレジストマスク上に薄膜をスパ
ッタリングにて形成する場合や、前回においてスパッタ
リング処理が行なわれた被処理体は、レジストマスクを
使用してのエッチング処理にて発生したガスや上記スパ
ッタリング処理にて発生したガスがレジストマスクの段
差部分やスパッタリングにより成膜された薄膜の例えば
凹部において残留する。
【0031】残留ガスをそのままにしてその後にスパッ
タリング処理して薄膜を成膜した場合、薄膜中に残留ガ
スの構成分子や構成原子が混入して不純物として存在す
ることになり、スパッタリングにより成膜された薄膜が
例えば配線層であれば上記混入不純物により電気抵抗が
高くなるなど、成膜特性を著しく劣化させることにな
る。
【0032】しかし、この請求項3記載の半導体処理装
置においては、ランプアニールチャンバに真空系ポンプ
が設けられているため、スパッタリング処理前に予め真
空の環境下においてランプアニール処理を施すことが可
能となり、これにより、被処理体に残留しているガスを
除去することができる。従って、その後のスパッタリン
グ処理における成膜特性を向上させることが可能とな
る。
【0033】次に、請求項4記載の本発明に係る半導体
処理方法は、被処理体に対してスパッタリング処理によ
り薄膜を成膜した後に、該被処理体を大気中に開放させ
ることなくランプアニール処理を行なう。
【0034】これにより、スパッタリング処理にて成膜
された薄膜が、ランプアニール処理の際に酸化されると
いうことがなくなり、薄膜の膜質の向上を図ることがで
き、しかも、ランプアニール処理の効果、即ち薄膜の配
向性の向上という効果を十分に発揮させることができ
る。
【0035】次に、請求項7記載の本発明に係る半導体
処理方法においては、被処理体に対する薄膜のスパッタ
リング処理前に、真空系の環境下でランプアニール処理
を行なう。
【0036】通常、リフトオフを目的として形成された
レジストマスク上に薄膜をスパッタリングにて形成する
場合や、前回においてスパッタリング処理が行なわれた
被処理体は、レジストマスクを使用してのエッチング処
理にて発生したガスや上記スパッタリング処理にて発生
したガスが、レジストマスクの段差部分やスパッタリン
グにより成膜された薄膜の例えば凹部において残留する
ことになるが、この発明では薄膜のスパッタリング処理
前に、真空系の環境下でランプアニール処理を行なうた
め、このアニール処理にて被処理体の上記残留ガスを除
去することができ、その後のスパッタリング処理による
成膜特性を向上させることができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明に係る半導体処理装置を、マル
チチャンバ方式のスパッタリング装置に適用した実施例
(以下、単に実施例に係るスパッタリング装置と記す)
を図1〜図6を参照しながら説明する。
【0038】この実施例に係るスパッタリング装置は、
図1に示すように、中央に設置されたセパレーションチ
ャンバ1と、該セパレーションチャンバ1の周囲に設置
されたロードチャンバ2、2つの高融点金属スパッタリ
ング用の第1及び第2のスパッタチャンバ3及び4、A
l合金スパッタリング用の第3のスパッタチャンバ5、
高周波(RF)放電によりプラズマエッチング(スパッ
タエッチング)を行なうRFエッチングチャンバ6及び
ランプアニールチャンバ7を有して構成されている。
【0039】また、ロードチャンバ2とセパレーション
チャンバ1との間には、セパレーションチャンバ1やス
パッタチャンバ(3,4,5)等のプロセス用チャンバ
内のガス脱の防止を目的としたロードロックチャンバ8
が設置されている。
【0040】ロードチャンバ2は、その内部に未処理の
ウェハを収容するカセット11と、処理済みのウェハを
収容するカセット12が格納されている。また、ロード
ロックチャンバ8には、図示しない真空系ポンプ13が
排気ライン14を通じて接続されて、チャンバ8内を高
真空状態(10-3〜10-7Torr)から低真空状態
(760〜1Torr)まで制御できるようになってい
る。
【0041】ロードチャンバ2とロードロックチャンバ
8との間には、開閉操作によってこれらチャンバ2及び
8間を連通あるいは遮蔽するゲートバルブG1と、ウェ
ハWをロードロックチャンバ8側にあるいはロードチャ
ンバ2側に搬送するための図示しない搬送機構とが設置
されている。
【0042】また、ロードロックチャンバ8とセパレー
ションチャンバ1との間には、開閉操作によってこれら
チャンバ1及び8間を連通あるいは遮蔽するゲートバル
ブG2と、ウェハWをロードロックチャンバ8側にある
いはセパレーションチャンバ1側に搬送するための図示
しない搬送機構とが設置されている。
【0043】セパレーションチャンバ1内には、該セパ
レーションチャンバ1に搬送されたウェハWを各プロセ
ス用チャンバ(第1〜第3のスパッタチャンバ(3〜
5),RFエッチングチャンバ6及びランプアニールチ
ャンバ7)に個別に搬送する搬送機構15が設置されて
いる。
【0044】また、各プロセス用チャンバとセパレーシ
ョンチャンバ1との間にはゲートバルブG3,G4,G
5,G6,G7がそれぞれ開閉自在に設置されている。
【0045】これら各ゲートバルブG1〜G7は、それ
ぞれ個別に設置されたゲートバルブ駆動機構A1〜A7
によって開閉動作するようになっている。各ゲートバル
ブ駆動機構A1〜A7への通電、各搬送機構への通電
は、図示しないプロセス制御コンピュータからの指示信
号に基づいて行なわれる。また、各チャンバ内でのウェ
ハWに対する処理(各チャンバ内の真空引きを含む)も
コンピュータが実行するプロセス制御用プログラムに従
って行なわれる。
【0046】ぞして、RFエッチングチャンバ6は、図
3に示すように、その内部に、高周波電源(300W)
21と接続され、かつ上面にウェハWが載置される電極
22と、該電極22に対向して設けられ、かつ接地電位
が印加される対向電極23とを有する。また、このRF
エッチングチャンバ6には、ガス配管、マスフローコン
トローラ及びバルブなどからなる不活性ガス(Arガ
ス)の導入系が設置され、排気口にクライオポンプ等の
真空系ポンプP6(図1参照)が接続されている。
【0047】第1〜第3のスパッタチャンバ(3〜5)
は、例えばマグネトロンスパッタ方式が採用され、図4
に示すように、その内部に、ウェハWが載置される基板
ホルダ31、負電位に保持されたカソード32及びカソ
ード32と基板ホルダ31間に配されたシールド板33
からなるスパッタ電極系が設置されている。スパッタ材
料であるターゲット34は、カソード32に取り付けら
れている。
【0048】また、これら各スパッタチャンバ3,4及
び5は、クライオポンプ等からなる真空系ポンプP3,
P4及びP5と、ガス配管,マスフローコントローラ及
びバルブなどからなるガス導入系とを有する。なお、上
記シールド板33は、パーティクルの低減と稼働率の向
上を目的として設置されるもので、飛散するスパッタ粒
子がチャンバ内壁等に付着しないように防護し、付着し
たスパッタ粒子を長時間保持させてパーティクルの発生
を抑制する機能を有する。
【0049】ランプアニールチャンバ7は、ウェハWに
対して例えば400℃以上のランプアニール処理を施す
ものであり、代表的にハロゲンランプの光(波長0.4
〜4.0μm)を用いた数秒〜100秒間の連続的照射
によるアニール方式と、キセノンフラッシュランプを用
いた照射時間数10μs〜数msのアニール方式とがあ
るが、本実施例においては、両方式とも採用可能であ
る。
【0050】具体的に、ハロゲンランプの光を用いたア
ニール方式のランプアニールチャンバ7について説明す
ると、このランプアニールチャンバ7は、図5に示すよ
うに、その内部に、ウェハWが載置される基板ホルダ4
1と、該基板ホルダ41の上方に配された石英板42
と、この石英板42上に多数配列されたハロゲンランプ
群43を有して構成されている。
【0051】また、このランプアニールチャンバ7に
は、クライオポンプ等からなる真空系ポンプP7と、ガ
ス配管,マスフローコントローラ及びバルブ等からなる
ガス導入系とを有する。このガス導入系にてチャンバ7
内に導入されるガスは、熱処理用のガスとして用いられ
る例えばN2 ,O2 等である。
【0052】次に、上記本実施例に係るスパッタリング
装置で、ウェハW上に高融点金属膜とAl合金による配
線層を成膜する場合について図2の工程図も参照しなが
ら説明する。
【0053】前提として、図2Aに示すように、例えば
シリコン基板51上に下地SiO2膜52が形成されて
いる状態のウェハWが未処理ウェハとして当該スパッタ
リング装置に投入される。即ち、ロードチャンバ2の一
方のカセット11に当該未処理ウェハWを収容する。
【0054】そして、このスパッタリング装置に対する
スタート指令によって、該スパッタリング装置のシーケ
ンス動作が開始される。
【0055】まず、ゲートバルブ駆動機構A1への通電
によってゲートバルブG1が開き、これにより、ロード
チャンバ2とロードロックチャンバ8とが連通すること
になる。その後、搬送機構によってカセット11から未
処理ウェハWが取り出され、更に、該未処理ウェハWが
ロードロックチャンバ8内に搬送される。
【0056】未処理ウェハWがロードロックチャンバ8
内に搬送されると、再びゲートバルブ駆動機構A1への
通電によってゲートバルブG1が閉り、ロードチャンバ
2とロードロックチャンバ8との連通が遮断される。
【0057】次に、ロードロックチャンバ用の真空系ポ
ンプ13が作動し、ロードロックチャンバ8内が例えば
10-3Torr台まで真空引きされる。
【0058】次に、ゲートバルブ駆動機構A2への通電
によってゲートバルブG2が開き、これによって、ロー
ドロックチャンバ8とセパレーションチャンバ1とが連
通することになる。その後、ロードロックチャンバ8内
の未処理ウェハWが搬送機構によってセパレーションチ
ャンバ1内に搬送される。その後、再びゲートバルブ駆
動機構A2への通電によってゲートバルブG2が閉じ、
ロードロックチャンバ8とセパレーションチャンバ1と
の連通が遮断される。
【0059】次に、ゲートバルブ駆動機構A3への通電
によって、ゲートバルブG3が開き、第1のスパッタチ
ャンバ3とセパレーションチャンバ1とが連通する。そ
の後、セパレーションチャンバ1内の搬送機構15によ
る搬送操作によって、未処理ウェハWが第1のスパッタ
チャンバ3内に搬送される。この第1のスパッタチャン
バ3内の真空度は、予め真空系ポンプP3によって例え
ば10-8Torr台となっている。その後、ゲートバル
ブ駆動機構A3への通電によってゲートバルブG3が閉
じ、第1のスパッタチャンバ3とセパレーションチャン
バ1との連通が遮断される。
【0060】そして、この第1のスパッタチャンバ3内
において、図2Bに示すように、下地SiO2 膜52上
に1層目の高融点金属膜53、例えばTi膜がスパッタ
リング処理によって成膜される。
【0061】上記第1のスパッタチャンバ内での1層目
の高融点金属膜53の成膜が終了すると、再びゲートバ
ルブ駆動機構A3への通電によってゲートバルブG3が
開き、該第1のスパッタチャンバ3とセパレーションチ
ャンバ1とが連通する。その後、セパレーションチャン
バ1の搬送機構への通電によって上記1層目の高融点金
属膜53が成膜されたウェハWがセパレーションチャン
バ1内に搬送されることになる。その後、上記ゲートバ
ルブ駆動機構A3への通電によって、ゲートバルブG3
が閉じ、第1のスパッタチャンバ3とセパレーションチ
ャンバ1との連通が遮断される。
【0062】次に、今度はゲートバルブ駆動機構A4へ
の通電によってゲートバルブG4が開き、第2のスパッ
タチャンバ4とセパレーションチャンバ1とが連通す
る。その後、セパレーションチャンバ1内の搬送機構1
5による搬送操作によって、上記ウェハWが第2のスパ
ッタチャンバ4内に搬送される。この第2のスパッタチ
ャンバ4内の真空度は、予め真空系ポンプP4によって
例えば10-8Torr台となっている。その後、ゲート
バルブ駆動機構A4への通電によってゲートバルブG4
が閉じ、第2のスパッタチャンバ4とセパレーションチ
ャンバ1との連通が遮断される。
【0063】そして、この第2のスパッタチャンバ4内
において、図2Cに示すように、1層目の高融点金属膜
53上に2層目の高融点金属膜54、例えばTiON膜
がスパッタリング処理によって成膜される。
【0064】上記第2のスパッタチャンバ4内での2層
目の高融点金属膜54の成膜が終了すると、再びゲート
バルブ駆動機構A4への通電によってゲートバルブG4
が開き、該第2のスパッタチャンバ4とセパレーション
チャンバ1とが連通する。その後、セパレーションチャ
ンバ1の搬送機構15への通電によって上記2層目の高
融点金属膜54が成膜されたウェハWがセパレーション
チャンバ1内に搬送されることになる。その後、上記ゲ
ートバルブ駆動機構A4への通電によって、ゲートバル
ブG4が閉じ、第2のスパッタチャンバ4とセパレーシ
ョンチャンバ1との連通が遮断される。
【0065】次に、今度はゲートバルブ駆動機構A7へ
の通電によってゲートバルブG7が開き、ランプアニー
ルチャンバ7とセパレーションチャンバ1とが連通す
る。その後、セパレーションチャンバ1内の搬送機構1
5による搬送操作によって、上記ウェハWがランプアニ
ールチャンバ7内に搬送される。このランプアニールチ
ャンバ7内の真空度は、予め真空系ポンプP7によって
例えば10-3Torr台となっている。その後、ゲート
バルブ駆動機構A7への通電によってゲートバルブG7
が閉じ、ランプアニールチャンバ7とセパレーションチ
ャンバ1との連通が遮断される。
【0066】そして、このランプアニールチャンバ7内
において、ウェハWに対してランプアニール処理が施さ
れる。このとき、ウェハWの温度が上昇することによっ
て、下地SiO2 膜52上に成膜された1層目及び2層
目における各高融点金属膜53及び54の配向性が向上
し、特に1層目の高融点金属膜53と下地SiO2 膜5
2との密着性が向上する。
【0067】ところで、上記第1及び第2のスパッタチ
ャンバ3及び4内でのスパッタリング処理によって発生
したガス(例えばH2 O,H2 ,O2 ,N2 等)は、ウ
ェハW上に形成された薄膜の凹部や段差部分等に残留す
ることになるが、このランプアニールチャンバ7でのラ
ンプアニール処理においては、真空系ポンプP7にてラ
ンプアニールチャンバ7内を排気しながら行なわれるた
め、スパッタリング処理にて発生した残留ガスが真空系
ポンプP7を通じて排気されることになる。
【0068】上記ランプアニールチャンバ7内でのラン
プアニール処理が終了すると、再びゲートバルブ駆動機
構A7への通電によってゲートバルブG7が開き、該ラ
ンプアニールチャンバ7とセパレーションチャンバ1と
が連通する。その後、セパレーションチャンバ1の搬送
機構15への通電によって上記ランプアニール処理後の
ウェハWがセパレーションチャンバ1内に搬送されるこ
とになる。その後、上記ゲートバルブ駆動機構A7への
通電によって、ゲートバルブG7が閉じ、ランプアニー
ルチャンバ7とセパレーションチャンバ1との連通が遮
断される。
【0069】次に、今度はゲートバルブ駆動機構A5へ
の通電によってゲートバルブG5が開き、第3のスパッ
タチャンバ5とセパレーションチャンバ1とが連通す
る。その後、セパレーションチャンバ1内の搬送機構1
5による搬送操作によって、上記ウェハWが第3のスパ
ッタチャンバ5内に搬送される。この第3のスパッタチ
ャンバ5内の真空度は、予め真空系ポンプP5によって
例えば10-8Torr台となっている。その後、ゲート
バルブ駆動機構A5への通電によってゲートバルブG5
が閉じ、第3のスパッタチャンバ5とセパレーションチ
ャンバ1との連通が遮断される。
【0070】そして、この第3のスパッタチャンバ5内
において、図2Dに示すように、シリコン基板51上の
2層目の高融点金属膜54上に、Al合金膜による配線
層55がスパッタリング処理によって成膜される。
【0071】上記第3のスパッタチャンバ5内でのAl
合金配線層55の成膜が終了すると、再びゲートバルブ
駆動機構A5への通電によってゲートバルブG5が開
き、該第3のスパッタチャンバ5とセパレーションチャ
ンバ1とが連通する。その後、セパレーションチャンバ
1の搬送機構15への通電によって上記Al合金配線層
55が成膜されたウェハWがセパレーションチャンバ1
内に搬送されることになる。その後、上記ゲートバルブ
駆動機構A5への通電によって、ゲートバルブG5が閉
じ、第3のスパッタチャンバ5とセパレーションチャン
バ1との連通が遮断される。
【0072】次に、今度はゲートバルブ駆動機構A7へ
の通電によってゲートバルブG7が開き、ランプアニー
ルチャンバ7とセパレーションチャンバ1とが連通す
る。その後、セパレーションチャンバ1内の搬送機構1
5による搬送操作によって、上記ウェハWがランプアニ
ールチャンバ7内に搬送される。その後、ゲートバルブ
駆動機構A7への通電によってゲートバルブG7が閉
じ、ランプアニールチャンバ7とセパレーションチャン
バ1との連通が遮断される。
【0073】そして、このランプアニールチャンバ7内
において、ウェハWに対してランプアニール処理が施さ
れる。このとき、ウェハWの温度が上昇することによっ
て、2層目の高融点金属膜54上に成膜されたAl合金
配線層55の配向性が向上し、該Al合金配線層55と
高融点金属膜54との密着性が向上する。
【0074】また、このランプアニール処理において、
Al合金配線層55のスパッタリング処理にて発生した
残留ガスが排気される。
【0075】上記ランプアニールチャンバ7内でのラン
プアニール処理が終了すると、再びゲートバルブ駆動機
構A7への通電によってゲートバルブG7が開き、該ラ
ンプアニールチャンバ7とセパレーションチャンバ1と
が連通する。その後、セパレーションチャンバ1の搬送
機構15への通電によって上記ランプアニール処理後の
ウェハW、即ち処理済みウェハWがセパレーションチャ
ンバ1内に搬送されることになる。その後、上記ゲート
バルブ駆動機構A7への通電によって、ゲートバルブG
7が閉じ、ランプアニールチャンバ7とセパレーション
チャンバ1との連通が遮断される。
【0076】次に、ゲートバルブ駆動機構A2への通電
によってゲートバルブG2が開き、ロードロックチャン
バ8とセパレーションチャンバ1とが連通する。その
後、ロードロックチャンバ8の搬送機構への通電によっ
て、セパレーションチャンバ1内にある処理済みウェハ
Wがロードロックチャンバ8内に搬送されることにな
る。その後、上記ゲートバルブ駆動機構A2への通電に
よってゲートバルブG2が閉じ、ロードロックチャンバ
8とセパレーションチャンバ1との連通が遮断される。
【0077】その後、真空系ポンプ13を制御してロー
ドロックチャンバ8内の真空度を低真空まで落す。その
後、ゲートバルブ駆動機構A1への通電によってゲート
バルブG1が開き、ロードチャンバ2とロードロックチ
ャンバ8とが連通する。その後、ロードチャンバ2内の
搬送機構への通電によってロードロックチャンバ8内の
処理済みウェハWがロードチャンバ2内に搬送され、更
に処理済み用のカセット12内に収容されることにな
る。
【0078】このように、この実施例に係るスパッタリ
ング装置においては、第1〜第3のスパッタチャンバ
(3〜5)に加えてランプアニールチャンバ7を備えて
いるため、ウェハWをランプアニールチャンバ7に投入
する場合、真空状態に保持されたセパレーションチャン
バ1を通じて行なわれることになる。
【0079】従って、ウェハWに対してランプアニール
処理を行なう場合、ウェハWを一旦大気中に開放しなけ
ればならないという不都合が回避され、スパッタリング
処理にて成膜された高融点金属膜53及び54やAl合
金配線層55の膜質劣化(酸化等)を防止することが可
能となる。
【0080】しかも、スパッタリング処理とランプアニ
ール処理において共通する工程(例えば真空引きや雰囲
気ガスの導入処理等)を統一化することができ、工程の
削減化を図ることができる。
【0081】また、ランプアニール処理を行なう場合
に、スパッタリング装置本体内、特にスパッタチャンバ
(3〜5)内の真空度を大気レベルまで戻す必要がなく
なるため、ランプアニール処理後に再びスパッタリング
処理を行なう際、スパッタリング装置本体内の真空度を
大気レベルから高真空までもっていく真空引きのための
時間、即ち真空待ち時間が必要なくなる。そのため、ラ
ンプアニール処理を含むスパッタリング処理にかかる処
理時間を大幅に短縮することが可能となり、スループッ
トの向上を効率よく達成させることができる。
【0082】また、Al合金配線層55の成膜後に、ウ
ェハWをランプアニール処理するようにしているため、
図6に示すように、Al合金配線層55が熱流動し、こ
れにより、下地SiO2 膜52における深い段差部や下
地SiO2 膜52に形成された深いコンタクト部に対す
るAl合金配線層55の埋め込み率が向上する。これ
は、配線の断線防止等につながり高歩留まりを達成させ
る上で有利になる。
【0083】また、ランプアニールチャンバ7に真空系
ポンプP7を設置するようにして、ランプアニール処理
中においてチャンバ7内を排気するようにしたので、前
処理であるスパッタリング処理にて発生した残留ガスを
ランプアニール処理にて同時に除去することができる。
【0084】通常、残留ガスをそのままにしてその後に
スパッタリング処理して薄膜を成膜した場合、薄膜中に
残留ガスの構成分子や構成原子が混入して不純物として
存在することになり、スパッタリングにより成膜された
薄膜が例えば配線層であれば上記混入不純物により電気
抵抗が高くなるなど、成膜特性を著しく劣化させること
になる。
【0085】しかし、この実施例に係るスパッタリング
装置におけるランプアニールチャンバ7においては、上
述したように、同時に残留ガスを除去することができる
ため、その後のスパッタリング処理における成膜特性を
向上させることが可能となる。
【0086】上記実施例においては、ロードロックチャ
ンバ8からセパレーションチャンバ1に搬送された未処
理ウェハWに対し、最初に第1のスパッタチャンバ3に
おいて1層目の高融点金属膜53を成膜するようにした
が、その他、この1層目の高融点金属膜53の成膜に先
立って、ランプアニールチャンバ7内にてランプアニー
ル処理を行なうようにしてもよい。
【0087】この場合、前工程(例えばエッチング処理
等)において発生し、ウェハWに残留することとなった
ガスを除去することができるため、このスパッタリング
装置にて成膜される薄膜すべての成膜特性を向上するこ
とが可能となる。
【0088】また、上記実施例においては、1層目及び
2層目の高融点金属膜53及び54を成膜した後に、一
旦ランプアニール処理を施すようにしたが、各高融点金
属膜53及び54の成膜後においてそれぞれランプアニ
ール処理を施すようにしてもよい。
【0089】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る半導体処理
装置によれば、被処理体に対する半導体処理時において
真空状態に保持されるスパッタリング装置本体に、少な
くとも1つのスパッタリング処理用のスパッタチャンバ
と、ランプアニール処理用のランプアニールチャンバと
を設けるようにしたので、スパッタリング処理にて成膜
される膜の膜質劣化を引き起こすことがなく、しかも、
スパッタリング処理にかかる時間を短縮させることがで
きる。更に、スパッタリング処理により成膜された膜の
配向性向上を目的としたランプアニール処理の効果を最
大限に発揮させることができる。
【0090】また、本発明に係る半導体処理装置によれ
ば、半導体処理工程において被処理体に対してランプア
ニール処理を行なうランプアニールチャンバに真空系ポ
ンプを設けるようにしたので、被処理体上に形成された
積層膜の段差部等に残留するガス(スパッタリング処理
にて発生した残留ガス(例えばH2 O,H2 ,O2 ,N
2 等))をその後に行なわれるスパッタリング処理前に
有効に除去することができ、スパッタリング処理による
成膜特性を向上させることができる。
【0091】次に、本発明に係る半導体処理方法によれ
ば、被処理体に対して薄膜のスパッタリングを行なった
後に大気開放することなくランプアニール処理を行なう
ようにしたので、スパッタリング処理にて成膜される膜
の膜質劣化を引き起こすことがなく、しかも、スパッタ
リング処理にかかる時間を短縮させることができる。更
に、スパッタリング処理により成膜された膜の配向性向
上を目的としたランプアニール処理の効果を最大限に発
揮させることができる。
【0092】また、本発明に係る半導体処理方法によれ
ば、被処理体に対する薄膜のスパッタリング処理前に、
真空系の環境下でランプアニール処理を行なうようにし
たので、被処理体上に形成された積層膜の段差部等に残
留するガス(スパッタリング処理にて発生した残留ガス
(例えばH2 O,H2 ,O2 ,N2 等))をその後に行
なわれるスパッタリング処理前に有効に除去することが
でき、スパッタリング処理による成膜特性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体処理装置を、マルチチャン
バ方式のスパッタリング装置に適用した実施例(以下、
単に実施例に係るスパッタリング装置と記す)を示す構
成図である。
【図2】本実施例に係るスパッタリング装置による薄膜
の成膜工程を示す製造工程図である。
【図3】本実施例に係るスパッタリング装置に設置され
るRFエッチングチャンバの構成を示す模式図である。
【図4】本実施例に係るスパッタリング装置に設置され
る第1〜第3のスパッタチャンバの構成を示す模式図で
ある。
【図5】本実施例に係るスパッタリング装置に設置され
るランプアニールチャンバの構成を示す模式図である。
【図6】本実施例に係るスパッタリング装置の効果(A
l合金配線層の埋め込み率の向上)を説明するための断
面図である。
【符号の説明】
1 セパレーションチャンバ 2 ロードチャンバ 3〜5 第1〜第3のスパッタチャンバ 6 RFエッチングチャンバ 7 ランプアニールチャンバ 8 ロードロックチャンバ A1〜A7 ゲートバルブ駆動機構 G1〜G7 ゲートバルブ P3〜P7 真空系ポンプ 51 シリコン基板 52 下地SiO2 膜 53及び54 第1及び第2の高融点金属膜 55 Al合金配線層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に対する半導体処理時において
    真空状態に保持されるスパッタリング装置本体に、少な
    くとも1つのスパッタリング処理用のスパッタチャンバ
    と、ランプアニール処理用のランプアニールチャンバと
    を有することを特徴とする半導体処理装置。
  2. 【請求項2】 上記スパッタチャンバ及び上記ランプア
    ニールチャンバにそれぞれ真空系ポンプが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体処理装置。
  3. 【請求項3】 半導体処理工程において被処理体に対し
    てランプアニール処理を行なうランプアニールチャンバ
    に真空系ポンプが設けられていることを特徴とする半導
    体処理装置。
  4. 【請求項4】 被処理体に対して薄膜のスパッタリング
    を行なった後に大気開放することなくランプアニール処
    理を行なうことを特徴とする半導体処理方法。
  5. 【請求項5】 上記薄膜がAlを含む金属膜であること
    を特徴とする請求項4記載の半導体処理方法。
  6. 【請求項6】 上記Alを含む金属膜は、下地SiO2
    膜上に形成された高融点金属膜上に形成されることを特
    徴とする請求項5記載の半導体処理方法。
  7. 【請求項7】 被処理体に対する薄膜のスパッタリング
    処理前に、真空系の環境下でランプアニール処理を行な
    うことを特徴とする半導体処理方法。
JP8828695A 1995-04-13 1995-04-13 半導体処理装置及び半導体処理方法 Pending JPH08288219A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6444585B1 (en) 1999-11-22 2002-09-03 Nec Corporation Method for manufacturing semiconductor device capable of expelling argon gas
JP2011199271A (ja) * 2010-02-26 2011-10-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体素子の作製方法、成膜装置
CN103014651A (zh) * 2012-12-17 2013-04-03 深圳先进技术研究院 薄膜太阳能电池退火装置、铜铟镓硒薄膜电池及铜锌锡硫薄膜电池吸收层的制备方法

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