JPH08287761A - 接点電極接続装置 - Google Patents

接点電極接続装置

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JPH08287761A
JPH08287761A JP7186890A JP18689095A JPH08287761A JP H08287761 A JPH08287761 A JP H08287761A JP 7186890 A JP7186890 A JP 7186890A JP 18689095 A JP18689095 A JP 18689095A JP H08287761 A JPH08287761 A JP H08287761A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接点電極の接触不良を容易に防止すること。 【構成】 フレキシブル基板5の表面に設けられた接点
電極3が、対向するリジッド基板1の表面に配設された
対向電極2に圧接される。このときバックアップ部材8
が、各接点電極3の背後からベースフィルム4を押して
いる。このバックアップ部材8は、各接点電極3の背後
からベースフィルム4の凹面に当接する円錐形先端部6
とシリンダ基部7とからなる。円錐形先端部6は、応力
を受けても弾性変形しない非弾性樹脂等から形成され、
シリンダ基部7は、ばね性を有する弾性体樹脂等で形成
されており、このシリンダ基部7が圧縮されることによ
って、ベースフィルム4にばね力を与え、接点電極3と
対向電極2とを良好に電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板表面に設けられた
複数の対向電極と、前記各対向電極に対向して配設され
たフレキシブル基板の略半球状の突起部上に形成された
接点電極と、前記突起部の背後から押圧力をあたえる支
持部材とを有する接点電極接続装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の接点電極接続装置は、例えば、
特開平3―101944号公報に記載のような、インク
ジェットプリンタのヘッドとフレキシブル回路との接続
に用いられている。
【0003】このインクジェットプリンタでは、ヘッド
に多数のノズルを配接し、各ノズルの奥に加熱用抵抗を
設けている。各加熱用抵抗近傍にインクを供給すると共
に所定の加熱用抵抗に通電を行えば、通電された加熱用
抵抗近傍のインクは沸騰状態に加熱され、印字情報に対
応するノズルから噴射される。
【0004】ここで、ヘッドは常時移動するので、各加
熱用抵抗への通電は、可撓性の樹脂基板に導体パターン
を形成したフレキシブル回路を介して行われる。また、
ヘッドに内蔵したインクを全て消費する度にヘッドを交
換する必要があるため、ヘッドをキャリッジに着脱自在
に固定している。そして、各加熱用抵抗への通電は、ヘ
ッド表面に設けた対向電極とフレキシブル回路表面に設
けた接点電極とを接触させることによって行っている。
【0005】また、このようなプリンタの接点電極接続
装置においては、特開昭62−234942号公報に記
載されている。その接点電極接続装置では、図9に示す
ように、フレキシブル回路15の樹脂基板14を接点電
極13配設部分で基板面より盛り上がらせ、接点電極1
3をリジット基板11に設けられた対向電極12に接触
し易くしている。一方、キャリッジ(図示せず)には、
フレキシブル回路15を挟んでヘッド(図示せず)と対
向する支持板(図示せず)を設け、その支持板表面に、
各接点電極13の背後から樹脂基板14に当接するゴム
製のバックアップ部材18を形成している。このバック
アップ部材18によって、各接点電極13と各対向電極
12とを圧接された状態に保持しているのである。尚、
バックアップ部材18は、樹脂基板14に接触する円錐
部16とシリンダ基部17とから構成されている。円錐
部16とシリンダ基部17とは同一の材料(ゴム)で一
体に形成されているので、円錐形をしている円錐部16
のばね定数は、円柱形をしているシリンダ基部17のば
ね定数より小さくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなフレキシ
ブル回路15において、樹脂基板14の接点電極13部
分を盛り上がらせるプレス工程等によって、図13に示
すように樹脂基板14表面からの盛り上がった高さにば
らつきが発生する場合がある。そのような場合には、接
点電極13を対向電極12に接続させる際に、まず周囲
の接点電極13に対して高さが低い接点電極13Bが先
にバックアップ部材18Bに接触し圧縮行程に入る。
【0007】次に図14に示すように、隣接する接点電
極13の高さの差h分だけ樹脂基板14を変形させるた
めの必要な押圧力がバックアップ部材18Bに加えら
れ、円錐部16Bが圧縮され、この後、図15に示すよ
うに高さが高い接点電極13A及び13Cがそれぞれバ
ックアップ部材18A、18Cに接触し、圧縮が開始さ
れる。この間、先に圧縮行程に入ったバックアップ部材
18Bは、接点電極13Bの押圧力が小さい内は、円錐
部16の方がシリンダ基部17よりもばね定数が小さい
ため、圧縮変形が円錐部16Bから始まり、押圧力が大
きくなるに従って、次第にシリンダ基部17B側に圧縮
変形が移動していく。
【0008】これは、図10に示すように、円錐部16
が圧縮変形している時は、図10のA領域に示されるバ
ックアップ部材18の圧縮量とばね力との関係は、非線
形的に現れる。そして、シリンダ基部17が圧縮変形し
ている時は、バックアップ部材18の圧縮量とばね力と
の関係は、図10 のB領域に示されるように略線形に
現われる。つまりある圧縮量までは、ばね力は指数関数
的に増大するが、圧縮量がこの領域を越えるとばね力は
略線形に増大する。
【0009】そこで、図11及び図12を参照して、接
点電極13の高さの差hと接点電極13の押圧力の差の
関係を説明する。ここで、図11及び図12のグラフ1
0及び12はバックアップ部材18Bの変位量とバネ力
の関係を示しており、図11及び図12のグラフ11及
び13はバックアップ部材18A、18Cの変位量とバ
ネ力の関係を示している。
【0010】まず、バックアップ部材18Bが高さの低
い接点電極13Bに当接(L1)してからバックアップ
部材18A、18Cが高さの高い接点電極13A、13
Cに当接(L2)するまでのバックアップ部材18Bの
変位量X1が、バックアップ部材18Bの非線形弾性変
形領域10Yに対するYの変位量よりも十分に小さい場
合は、ヘッドをキャリッジに装着した時(L3)、図1
1に示すように、バックアップ部材18BはX1+Z1
の変位量が得られ、バックアップ部材18A、18Cは
Z1の変位量が得られた。ここで、図11からもわかる
ように、ヘッドがキャリッジに装着された時(L3)に
おいて、バックアップ部材18Bと、バックアップ部材
18A及び18Cのバネ力はともにそれぞれの略線形弾
性変形領域10W、11Wに位置している。そのため、
バックアップ部材18Bと、バックアップ部材18A及
び18Cのバネ力の差Qが小さく、接点電極13Bの押
圧力と接点電極13A及び13Cの押圧力の差も小さ
い。
【0011】しかし、接点電極の13の高さの差hが大
きく、図12に示すように、バックアップ部材18Bが
高さの低い接点電極13Bに当接(L4)してからバッ
クアップ部材18A、18Cが高さの高い接点電極13
A、13Cに当接(L5)するまでのバックアップ部材
18Bの変位量X2が、バックアップ部材18Bの非線
形弾性変形領域12Yに対するYの変位量より大きい時
は、以下のような問題が生じる。ヘッドをキャリッジに
装着した時、図12に示すように、バックアップ部材1
8BはX2+Z2の変位量が得られ、バックアップ部材
18A、18CはZ2の変位量が得られた。ここで、図
12からもわかるように、ヘッドがキャリッジに装着さ
れた時(L6)において、バックアップ部材18Bのバ
ネ力B1は略線形弾性変形領域12Wに位置しており、
バックアップ部材18A及びCのバネ力B2は非線形弾
性変形領域13Yに位置している。そのため、高さの低
い接点電極13Bのばね力B1と、高さの高い接点電極
13A及び13Cのばね力B2の差Q’が大きくなる。
すなわち、接点電極13Bの押圧力が接点電極13A及
び13Cの押圧力に対して非常に大きくなる。その結
果、高さの高い接点電極13A及び13Cの押圧力が不
足してしまい、良好な電気的接続を得る事ができなくな
ってしまうという欠点があった。
【0012】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、接点電極の接触不良を容易に防
止することのできる接点電極接続装置を提供することを
目的としてなされた。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1では、基板表面に設けられた複数の
対向電極と、前記各対向電極に対向して配設されたフレ
キシブル基板の略半球状の突起部上に形成された接点電
極と、前記突起部の背後から押圧力をあたえる支持部材
とを有する接点電極接続装置において、前記支持部材
は、非弾性材により形成され、前記フレキシブル基板の
前記突起部の背後に接する尖状形の先端部と、弾性材に
より形成され、前記先端部を支持するシリンダ基部とか
ら構成されている。
【0014】請求項2では、前記支持部材の前記シリン
ダ基部が柱状であることを特徴とする。
【0015】
【作用】この様に構成された本発明の接点電極接続装置
では、非弾性材により形成された尖状形の先端部が、前
記フレキシブル基板の前記突起部の背後に接し、弾性材
により形成されたシリンダ基部が前記先端部を支持する
ことによって、シリンダ基部の略線形のバネ力によって
前記接点電極と前記対向電極とを圧接し、前記接点電極
と前記対向電極とが電気的に接続される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は本実施例の接点電極接続装置
を示す断面図である。図1に示すような本実施例の接点
電極接続装置は、図示しないインクジェットプリンタ等
のヘッドとキャリッジとの間に配設される。その接点電
極接続装置において、キャリッジ側に設けられているフ
レキシブル基板5の表面に設けられた接点電極3は、ヘ
ッド側に設けられている対向するリジッド基板1の表面
に配設された対向電極2に圧接された状態で保持され
る。
【0017】フレキシブル基板5のベースフィルム4は
ポリイミド、PET等の可撓性の樹脂によって形成され
ている。そして、ベースフィルム4における各対向電極
2の配設位置は、プレス加工等によりリジッド基板1側
に略半球形状に突出されており、その突出部に接点電極
3が形成されている。
【0018】ベースフィルム4のリジッド基板1と反対
側には、バックアップ部材8が設けられている。バック
アップ部材8は、各接点電極3の背後からベースフィル
ム4の凹面に当接する円錐形先端部6とシリンダ基部7
とからなる。円錐形先端部6は、応力を受けても弾性変
形しない非弾性樹脂等から形成されている。非弾性樹脂
としては、例えばポリカーボネイト、ポリスチレン、ポ
リエチレンテレフタレート等が使用可能である。シリン
ダ基部7は、例えば、クロロプレンゴム、シリコンゴム
等のばね性を有する弾性樹脂等で形成されている。円錐
形先端部6とシリンダ基部7は接着してもよいし、イン
サート成型等によっても成形してもよい。
【0019】この円錐形先端部6とシリンダ基部7とか
ら構成されるバックアップ部材8は、複数の接点電極3
と同位置に図示しない支持板によって支持されている。
この支持板はシリンダ基部7の底部を支持してもよく、
またシリンダ基部7を挿通して支持してもよい。
【0020】また円錐形先端部6の曲率半径は、それぞ
れ対応するベースフィルム4の突起部の曲率半径に対し
小さく構成されている。
【0021】次に、図5に示すように、挟まれた接点電
極3Bが、両側の接点電極3A,3Cに対して高さがh
だけ低い場合における、各接点電極3A,3B,3Cが
各対向電極2A,2B,2Cに圧接される過程を説明す
る。
【0022】初めに、高さがhだけ高い両側の接点電極
3A,3Cが対向するリジッド基板1のそれぞれの対向
電極2A,2Cに接触する。そして次に、接点電極3B
の背後にバックアップ部材8Bの円錐形先端部6Bが接
触する。この時点までは、両側のバックアップ部材8
A,8Cはそれぞれ対応する接点電極3A、3Cの背後
に接触せず、バックアップ部材8A,8Cとリジッド基
板1との間には応力は加わらない。
【0023】この段階から押圧力が増大していくと、図
6に示すように、まずフレキシブル基板5が変形され
て、前記突起部をリジット基板1方向に押し付ける応力
がバックアップ部材8Bに発生する。この時バックアッ
プ部材8Bの円錐形先端部6Bは非弾性材で構成されて
いるため応力を受けても弾性変形しない。一方、バック
アップ部材8Bのシリンダ基部7Bは弾性材で構成され
ているためこの部分のみが応力により圧縮変形を受け
る。そのため、バックアップ部材8Bは図2に示すよう
に圧縮量に対する略線形なばね力を発生する。
【0024】そして、更に押圧力を増していくと図7に
示すように、バックアップ部材8A及び8Cの円錐形先
端部6A及び6Cが接点電極3A及び3Cに接触する。
そして更に押圧力が増すと、図8に示すように、バック
アップ部材8Bの押圧により突起部の高さの差h分だけ
フレキシブル基板5が変形を受け、接点電極3Bも対向
電極2Bに接触することが可能となり、接点電極3A、
3B、3Cが各々の対向電極2A,2B,2Cに接触さ
れる。
【0025】しかし、この時は両側の接点電極3A,3
Cとそれぞれ対向電極2A,2Cとの間に有する接触圧
は、前述のフレキシブル基板5を高さh分だけ変形する
のに要した力を約半分ずつ分担することになるが、バッ
クアップ部材8A,8Cからのばね力は働いていない。
従って、この状態の押圧力では、各接点電極3A,3
B,3Cが良好な電気的接続を得るための接触圧はまだ
得られていない。
【0026】そこで、さらに各バックアップ部材8A,
8B,8Cに押圧力が加わると、既にある程度の接触圧
を得ている接点電極3Bは、更に接触圧が増大してい
く。一方、両側の接点電極3A,3Cはこの段階で初め
てバックアップ部材8A,8Cからのばね力が加えられ
ることになる。
【0027】このように、各接点電極3A,3B,3C
の高さに差がある時のバックアップ部材8A,8B,8
Cの圧縮量とその発生するばね力の関係を図3及び図4
に示す。図3及び図4において、グラフ20及び22
は、高さの低い接点電極3Bのバックアップ部材8Bに
発生するばね力と変位量の関係を示しており、グラフ2
1及び23は、高さの高い接点電極3A,3Cのバック
アップ部材8A,8Cに発生するばね力と変位量の関係
を示している。図3及び図4から明らかなように、それ
ぞれのバックアップ部材8A,8B,8Cに発生するば
ね力は、その変位量に対して略線形であるため、変位量
が増大しても、各ばね力が急激に変化することはなく、
相対的な差はほとんど変化しない。
【0028】この結果、接点電極3A及び3Cと接点電
極3Bの高さの差hが大きい場合には、図4に示すよう
に、高さの高い接点電極3A,3Cが良好な電気的接続
を得るための最低限の接触圧(B2’)を得たとき、高
さの低い接点電極3Bが得る接触圧(B1’)は、接点
電極3A,3Cの得る接触圧より大きくなる。この時の
接点電極3Bの接触圧、即ちバックアップ部材8Bが発
生するばね力をB1’とすると、接点電極3A,3Cの
接触圧、即ちバックアップ部材8A,8Cが発生するば
ね力はB2’となる。
【0029】ここで、接点電極3A,3B,3Cの高さ
がすべて同じであれば、接点電極3が良好な電気的接続
を得るために必要な押圧力、即ちばね力はB2’である
ので、この3者の接点電極3に加わる全体の押圧力は必
要最小限の 3×B2’ となる。しかし、図5に示すように、接点電極3A及び
3Cと接点電極3Bの高さにhの差があると、接点電極
3が良好な電気的接続を得るために、3つの接点電極3
に加わる全体の押圧力は 3×B2’+P’ となる。即ちリジッド基板1とバックアップ部材8との
間に働く押圧力は、各接点電極3の良好な電気的接続を
得るために必要な接触圧に接点電極3の数を乗じた押圧
力(3×B2’)と、フレキシブル基板5を接点電極3
の高さの差h分だけ変形させるために必要な押圧力P’
(B1’−B2’)の和となる。
【0030】図4では便宜的にバックアップ部材8の変
位量をA領域、B領域の2領域に分けたが、先に説明し
たように接点電極3の良好な電気的接続に必要な最小限
の押圧力をB2’とすれば、B領域以上の変位量をバッ
クアップ部材8Bに与えなければ、全体として良好な電
気的接続を得るのに必要な押圧が得られない。このため
突起部の高さの差hが大きい程、バックアップ部材8B
の円錐先端部6Bが接点電極3Bの背後に接触する時点
L5がB領域の正の方向に移行するとともに、バックア
ップ部材8の変位量もB領域の正方向に移行する。
【0031】ここで、図4を参照して、従来例の接点電
極接続装置でのバックアップ部材18のバネ力と変位量
との関係を示すグラフ12,13と、本実施例の接点電
極接続装置でのバックアップ部材8のバネ力と変位量と
の関係を示すグラフ22,23とを比較する。グラフ1
3は非線形領域を有しているので、グラフ13が、接点
電極3の良好な電気的接続に必要な最小限のバネ力B
2’を得る時、グラフ13のバックアップ部材18A、
18Cの変位量L7は、グラフ23のバックアップ部材
8A、8Cの変位量L6よりも正方向に移行している。
またバックアップ部材18Bの変位量がL7の時、グラ
フ12はバネ力B3’を得る。このバネ力B3’はバネ
力B1’より大きい。その結果、接点電極3の高さに差
がある場合には、接点電極3の良好な電気的接続を得る
ための全体の押圧力の和は、従来の接点電極接続装置の
方が本実施例に比べて大きくなる。すなわち、本実施例
の接点電極装置においては、接点電極3の良好な電気的
接続を得るための全体の押圧力の和は小さくてすむ。
【0032】また、図4に示される本実施例におけるば
ね力の差 P’(B1’−B2’) は、略線形のグラフ22及び23のバネ力B1’及びB
2’の差であるので、従来例でのばね力の差、すなわち
略線形弾性変形領域12Wのバネ力B3’と非線形弾性
変形領域13Yのバネ力B2’との差 P (B3’−B2’) より小さいことが明かである。言い替えれば、複数の突
起部上の接点電極3の全体が良好な電気的接続に必要な
最小限の押圧B2’の押圧を得るためには、3×B2’
+P’で表わされる全ての接点電極3に加わる押圧力の
総和は、本実施例の方が従来より小さくなる。
【0033】また、本実施例では、グラフ22及び23
が略線形であるので、ヘッドがキャリッジに装着された
とき(図4でのL6)における、本実施例のバックアッ
プ部材8A、8C(グラフ23)のバネ力B2’は、従
来のバックアップ部材18A、18C(グラフ13)の
バネ力B2より高くなる。すなわち、ヘッドがキャリッ
ジに装着されたときの接点電極3A,3Cに与えるバネ
力は従来例より本実施例の方が高いので、接点電極3の
接続不良が発生しにくい。
【0034】このように、本実施例の接点電極接続装置
によれば、非弾性材により形成された円錐形先端部6
が、フレキシブル基板5の突起部の背後に接し、弾性材
により形成されたシリンダ基部7が円錐形先端部6を支
持しているので、接点電極3と対向電極2とが接触され
て押圧されると、シリンダ基部7が圧縮されて略線形の
バネ力が発生する。このため、フレキシブル基板5に配
設された複数の接点電極3の高さに差がある場合にも、
シリンダ基部7がその圧縮量に対して略線形なばね力を
発生することから、各接点電極3にかかる接触圧の差が
従来より小さくなり、接触不良が少なく、確実に接点電
極3と対向電極2とを電気的に接続することができる。
【0035】また、良好な電気的接続に必要な押圧力の
総和を従来より小さくすることができることから、この
接点電極接続装置を剛性の小さい機構で構成できるた
め、軽量化することができる。
【0036】尚、本実施例では、接点電極3Bが両側の
接点電極3A,3Cより高さが低い場合について説明し
たが、外側の接点電極3Aもしくは接点電極3Cが内側
の接点電極3Bより高さが低い場合でも、上述したこと
と同様の作用となる。
【0037】また、本実施例では、先端部6が円錐形状
であったが、多角錘形状であってもよい。更に、シリン
ダ基部7が円柱形状であったが、多角柱形状であっても
よい。
【0038】尚、本実施例は、上記実施例に限定される
ものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において変更
を加えることが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の接点電極接続装置によれば、非弾性材により形成
された尖状形の先端部が、前記フレキシブル基板の前記
突起部の背後に接し、弾性材により形成されたシリンダ
基部が前記先端部を支持しているので、前記接点電極と
前記対向電極とが接触されて押圧されると、前記シリン
ダ基部が圧縮されて略線形のバネ力が発生する。このた
め、フレキシブル基板に配設された複数の接点電極の高
さに差がある場合にも、シリンダ基部がその圧縮量に対
して略線形なばね力を発生することから、各接点電極に
かかる接触圧の差が従来より小さくなり、接触不良が少
なく、確実に接点電極と対向電極とを電気的に接続する
ことができる。
【0040】また、良好な電気的接続に必要な押圧力の
総和を従来より小さくすることができることから、この
接点電極接続装置を剛性の小さい機構で構成できるた
め、軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の接点電極接続装置の構成を示す断面
図である。
【図2】本実施例の接点電極接続装置のバックアップ部
材の特性を示す図である。
【図3】本実施例の接点電極接続装置の特性を示す図で
ある。
【図4】本実施例の接点電極接続装置の特性を示す図で
ある。
【図5】本実施例の接点電極接続装置の構成を示す断面
図である。
【図6】本実施例の接点電極接続装置の接続過程を示す
断面図である。
【図7】本実施例の接点電極接続装置の接続過程を示す
断面図である。
【図8】本実施例の接点電極接続装置の接続した状態を
示す断面図である。
【図9】従来技術の接点電極接続装置の構成を示す断面
図である。
【図10】従来技術の接点電極接続装置のバックアップ
部材の特性を示す図である。
【図11】従来技術の接点電極接続装置の特性を示す図
である。
【図12】従来技術の接点電極接続装置の特性を示す図
である。
【図13】従来技術の接点電極接続装置の構成を示す断
面図である。
【図14】従来技術の接点電極接続装置の接続過程を示
す断面図である。
【図15】従来技術の接点電極接続装置の接続した状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 リジット基板 2 対向電極 3 接点電極 5 フレキシブル基板 6 円錐形先端部 7 シリンダ基部 8 バックアップ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面に設けられた複数の対向電極
    と、前記各対向電極に対向して配設されたフレキシブル
    基板の略半球状の突起部上に形成された接点電極と、前
    記突起部の背後から押圧力をあたえる支持部材とを有す
    る接点電極接続装置において、 前記支持部材は、非弾性材により形成され、前記フレキ
    シブル基板の前記突起部の背後に接する尖状形の先端部
    と、弾性材により形成され、前記先端部を支持するシリ
    ンダ基部とから構成されたことを特徴とする接点電極接
    続装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の前記シリンダ基部が、柱
    状であることを特徴とする請求項1記載の接点電極接続
    装置。
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