JPH08287734A - ケーブル - Google Patents

ケーブル

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Publication number
JPH08287734A
JPH08287734A JP11505195A JP11505195A JPH08287734A JP H08287734 A JPH08287734 A JP H08287734A JP 11505195 A JP11505195 A JP 11505195A JP 11505195 A JP11505195 A JP 11505195A JP H08287734 A JPH08287734 A JP H08287734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
cable
rubber
workability
conductor portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP11505195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Horiichi
耕二 堀一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYOTSUKUSU KK
Toyox Co Ltd
Original Assignee
TOYOTSUKUSU KK
Toyox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TOYOTSUKUSU KK, Toyox Co Ltd filed Critical TOYOTSUKUSU KK
Priority to JP11505195A priority Critical patent/JPH08287734A/ja
Publication of JPH08287734A publication Critical patent/JPH08287734A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴムキャブタイヤケーブルの、柔軟性や電気
的特徴は満足したままで、さらに耐久性、作業性、収納
性および、着色性を向上させること。 【構成】 複数の金属製素線からなる導体部と、導体部
の外周を覆うセパレータ層と、その外側のゴム層と、軟
質合成樹脂からなる最外層とを備える。また、第2の発
明は、上記最外層が、シリコン系樹脂を含有した摺動材
を含んだ軟質合成樹脂からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、溶接機等に使用する
ケーブルで、特にゴムの被覆層を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】溶接用ケーブルは、その断面を図6に示
すように、素線1を多数本束ねて導体部4を形成し、そ
の外周をセパレータ層である紙テープ2で被覆し、この
ように紙テープ2で被覆した導体部4を、ゴムキャブタ
イヤ層3で、被覆している。そして、ケーブルの絶縁性
を確保するために、ゴムキャブタイヤ層3は、一定以上
の厚さを必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなゴムキャブ
タイヤケーブルは、最外層が天然または合成ゴムででき
ているため、耐オゾン性、耐摩耗性に劣る。長時間使用
していると、オゾン劣化によりケーブル表面にひび割れ
が生じたり、現場での引き回しによって被覆層が摩耗
し、被覆層が薄くなってしまうことがあった。このよう
に、ひび割れや、摩耗によって絶縁性が低下すると大変
危険である。ゴムは、床面との摩擦抵抗が大きく、使用
現場でも、引き回し難いうえ、巻き取り難く、作業性や
収納性が劣るという問題もあった。また、通常、ゴム
は、黒色なので、他の色での着色ができず、色によって
用途の識別ができない。例えば、アーク溶接において
は、ホルダー用とアース用の2本のケーブルが必要であ
り、間違えると危険である。このように、ゴムには短所
はあるが、柔軟性のある絶縁体としての性質を考慮する
と、コスト面からも、今のところ、ゴムに変わるものは
ない。そこで、本発明の目的は、従来のゴムキャブタイ
ヤケーブルの、柔軟性や電気的特徴は満足したままで、
さらに耐久性、作業性、収納性および、着色性を向上さ
せることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブルは、複
数の金属製素線からなる導体部と、導体部の外周を覆う
セパレータ層と、その外側のゴム層と、軟質合成樹脂か
らなる最外層とを備えたことを特徴とする。また、第2
の発明は、上記最外層が、シリコン系樹脂を含有した摺
動材を含んだ軟質合成樹脂からなることを特徴とする。
【0005】
【作用】最外層をゴムではなく、耐オゾン性、耐磨耗性
に優れた合成樹脂製としたので、ケーブル表面の劣化が
起こり難い。摩擦抵抗が低いので、現場での引き回し
や、収納が容易である。また、最外層を任意の色で着色
し、色による識別をする。
【0006】
【実施例】図1に示す第1実施例は、導体部4と、導体
部4を被覆するセパレータ層としての紙テープ層2と、
ゴム層3と、最外層5とからなるケーブルである。導体
部4は、素線1を多数本束ねたものである。最外層5
は、耐熱性、耐摩耗性に優れ、かつ、ゴムの柔軟性を損
なわない軟質合成樹脂で形成することが好ましく、ここ
では、架橋ポリエチレンを用いた。架橋ポリエチレン
は、ゴムに比べて、耐オゾン性や、耐摩耗性が優れてい
るとともに、床面や、ケーブル同士間の摩擦抵抗が低
い。床との摩擦抵抗が小さくなると、作業現場で、引き
回す際の、作業性が向上する。また、ケーブル間での摩
擦抵抗も減少するため、リールへの巻き取り作業性や収
納性も良い。第2実施例のケーブルは、最外層5に摺動
材を添加した以外は第1実施例と同様である。架橋ポリ
エチレンをメイン樹脂として、摺動材としてシリコン系
樹脂AS-170(信越ポリマー(株)製)を用いた。
【0007】これにより、最外層5全体に摺動材が含有
され、表面の摩擦抵抗を下げることになり、第1実施例
のものより、さらに滑り性が良くなった。図2、図3に
示す第3実施例は、最外層5にAS-170を含有した滑り
部6を帯状に形成した以外は、第1、2実施例と同様の
ケーブルである。このように、滑り部を帯状に形成する
ことで、最外層5の全体に摺動材を含有するよりも、摺
動材の添加量を節約することができる。図4、図5に示
す第4実施例は、最外層5に摺動材を含有した滑り部で
ある帯状のリブ部7を形成したものである。リブ部7の
材質は、第3実施例の滑り部6と同じものである。この
実施例も第3実施例と同様に、摺動材の添加量を節約す
ることができる。
【0008】このように、摺動材量を節約しても、リブ
部7のみが他の面と接触するので、摺動性に対する効果
は落ちないばかりか、外部との接触面積が小さくなるた
めに表面抵抗が減少して、より一層、滑り性が向上す
る。以上の第1〜第4実施例では、最外層5が着色自在
であるので、任意の色で着色し、色によってケーブルの
種類を識別することが可能である。アーク溶接用ケーブ
ルの、ホルダー用ケーブルと、アース用ケーブルとを色
分けしておけば、一目で識別でき、間違って使用するよ
うなこともない。なお、ここでは、溶接用ケーブルの例
を用いて説明したが、本発明は、同軸ケーブル等、他の
用途に用いるケーブルに応用しても、同様の効果が得ら
れる。
【0009】
【発明の効果】本発明によって、耐電性、耐オゾン性、
耐摩耗性に優れたケーブルを得た。また、このケーブル
は、滑り性が良いので、作業性および、収納性が向上し
た。さらに、表面にゴムを用いないため、任意の色での
着色が可能となり、ケーブルの種類を色で識別すること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図である。
【図2】第3実施例の正面図である。
【図3】図2のIII-III断面図である。
【図4】第4実施例の正面図である。
【図5】図4のV-V断面図である。
【図6】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 素線 2 紙テープ層 3 ゴム層 4 導体部 5 最外層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金属製素線からなる導体部と、導
    体部の外周を覆うセパレータ層と、セパレータ層より外
    側のゴム層と、軟質合成樹脂からなる最外層とを備えた
    ケーブル。
  2. 【請求項2】 最外層が、シリコン系樹脂を含有した摺
    動材を含んだ軟質合成樹脂からなることを特徴とする請
    求項1に記載のケーブル。
JP11505195A 1995-04-17 1995-04-17 ケーブル Pending JPH08287734A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002302886A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Fujikura Ltd 低摩擦シースケーブル
CN110504073A (zh) * 2018-05-16 2019-11-26 赣州金信诺电缆技术有限公司 一种硅胶电缆的制备方法及生产线

Cited By (3)

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JP2002302886A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Fujikura Ltd 低摩擦シースケーブル
CN110504073A (zh) * 2018-05-16 2019-11-26 赣州金信诺电缆技术有限公司 一种硅胶电缆的制备方法及生产线
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