JPH08287733A - シールド付フラットケーブル - Google Patents

シールド付フラットケーブル

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JPH08287733A
JPH08287733A JP9214995A JP9214995A JPH08287733A JP H08287733 A JPH08287733 A JP H08287733A JP 9214995 A JP9214995 A JP 9214995A JP 9214995 A JP9214995 A JP 9214995A JP H08287733 A JPH08287733 A JP H08287733A
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JP
Japan
Prior art keywords
conductor
flat cable
shielded flat
tape
shield
Prior art date
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Pending
Application number
JP9214995A
Other languages
English (en)
Inventor
Masazumi Takagi
正純 高木
Hideji Nishino
秀治 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、製造工程を減少させ、その総厚を
薄くすることで可撓性、屈曲性を向上させることが可能
なシールド付フラットケーブルを提供することを目的と
する。 【構成】 配線用の導体3と、導体3を被覆する耐ノイ
ズ用のシールドテープ7と、シールドテープ7の導体3
側に設けられ、導体3と接着させる絶縁性の接着層5と
を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気、電子機器の内部
配線に用いられるシールド付フラットケーブルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気、電子機器の内部配線に用い
られるフラットケーブルの外周に電磁波等のノイズ遮蔽
用の金属テープや金属粉等を混ぜた接着剤から成るテー
プ等のシールド層を備えたシールド付フラットケーブル
が種々提案されている。このようなシールド付フラット
ケーブルの長手方向の断面図を図4、平面図を図5に示
す。
【0003】図4乃至図5に示すようにシールド付フラ
ットケーブル101は、配線用の平帯状の導体103
と、導体103の両面に接着剤105を介して接合され
るPET(polyethylene terephthalate resin)、PV
C(polyvinyl chloride)等から成る絶縁テープ107
と、絶縁テープ107の外周に接着剤109を介して接
合された電磁波遮蔽用のシールドテープ111と、導体
103の両端に接着剤113を介して接合され、導体1
03を補強かつ固定する補強板115とを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シールド付フラットケーブル101は絶縁テープ107
で導体103をラミネートした後、シールドテープ11
1を絶縁テープ107の外周に巻き付けて製造されてい
たので、製造工程が多くなるという問題があった。また
このため、ケーブルの総厚が厚くなり、可撓性が悪くな
るという問題もあった。また、シールド付フラットケー
ブル101屈曲時に導体103に掛かる応力が増加し、
対屈曲性が悪くなるという問題もあった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、製造工程を減少させ、その総厚を薄くすることで可
撓性、屈曲性を向上させることが可能なシールド付フラ
ットケーブルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願第1の発明は、配線用の導体と、この導体を被覆す
る耐ノイズ用のシールド部材と、このシールド部材の前
記導体側に設けられ、この導体と接着させる絶縁性の接
着層とを有することを要旨とする。
【0007】また、本願第2の発明は、配線用の導体
と、この導体を被覆する耐ノイズ用のシールド部材と、
このシールド部材の前記導体側に設けられ、この導体と
接着させる絶縁性の接着層とを有するシールド付フラッ
トケーブルを複数並べ、この複数のシールド付フラット
ケーブルの内、隣接した少なくとも二つのシールド付フ
ラットケーブルの前記導体の端部を共通の補強材で固定
したことを要旨とする。
【0008】
【作用】本願第1の発明のシールド付フラットケーブル
は、導体を被覆する耐ノイズ用のシールド部材の前記導
体側にこの導体と接着させる絶縁性の接着層を有してい
るので、製造工程を減少させ、その総厚を薄くすること
ができる。
【0009】本願第2の発明のシールド付フラットケー
ブルは、配線用の導体と、この導体を被覆する耐ノイズ
用のシールド部材と、このシールド部材の前記導体側に
設けられ、この導体と接着させる絶縁性の接着層とを有
するシールド付フラットケーブルを複数並べ、この複数
のシールド付フラットケーブルの内、隣接した少なくと
も二つのシールド付フラットケーブルの前記導体の端部
を共通の補強材で固定する。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係るシールド付フラットケ
ーブルの第1実施例の構成を示した断面図であり、図2
はその平面図である。
【0011】図1乃至図2に示すようにシールド付フラ
ットケーブル1は、配線用の平帯状の導体3と、導体3
の外周に接着層5を介して接合される電磁波遮蔽用のシ
ールドテープ7と、導体3の両端上面に接着剤9を介し
て接合され、導体3を補強かつ固定する補強板11とを
有している。
【0012】シールドテープ7は、金属テープや、金属
粉等を混ぜた接着剤から成る平帯状テープであり、電磁
波等のノイズを遮蔽する。
【0013】接着層5は、絶縁性の接着剤から成り、シ
ールドテープ7の導体3側に設けられ、導体3を接着す
る。
【0014】第1実施例のシールド付フラットケーブル
1は、導体3の外周に直接シールドテープ7を接着層5
を介して接着し、その後、導体3の一端からシールドテ
ープ7の一端に掛けて接着剤9を介して補強板11を接
着するとともに、導体3の他端からシールドテープ7の
他端に掛けて接着剤9を介して補強板11を接着するこ
とにより製造される。
【0015】このように第1実施例のシールド付フラッ
トケーブル1は、導体3の外周に直接シールドテープ7
を絶縁性の接着層5を介して接着しているので、従来、
導体3とシールドテープ7との間に設けられていた絶縁
テープを設ける必要がなく、製造工程を減少させること
ができる。また、そのため総厚を薄くすることができる
ので、可撓性、屈曲性を向上させることが可能となる。
【0016】図3は、本発明に係るシールド付フラット
ケーブルの第2実施例を示した平面図である。尚、第2
実施例のシールド付フラットケーブル20の断面構成は
図1に示した第1実施例のシールド付フラットケーブル
1と同一であるので図示および説明は省略した。
【0017】第2実施例のシールド付フラットケーブル
20は、図3に示すように第1実施例のシールド付フラ
ットケーブル1と同一の構成の二つのシールド付フラッ
トケーブル21-1,21-2を平行に平帯状に並べ、一端
の上面を補強板23で共通に固定したものである。この
ため、シールド付フラットケーブル20の補強板23の
設けられた側は、一つのコネクタをにより纏めて配線す
ることができる。
【0018】尚、シールド付フラットケーブル21-1と
シールド付フラットケーブル21-2とは同じ種類でも異
なる種類のものでも良い(図3に示したシールド付フラ
ットケーブル21-1とシールド付フラットケーブル21
-2とは情報伝達量(導体数)が異なる)。
【0019】また、シールド付フラットケーブル20の
他端側は、従来と同様にシールド付フラットケーブル2
1-1,21-2個別に補強板11で固定される。
【0020】このように第2実施例のシールド付フラッ
トケーブル20は、第1実施例のシールド付シールド付
フラットケーブル1と同一構成の二つのシールド付フラ
ットケーブル21-1,21-2を平行に平帯状に並べ、一
端の上面を補強板23で共通に固定しているので、第1
実施例のシールド付フラットケーブル1の効果に加え、
シールド付フラットケーブル20の補強板23の設けら
れた側は、一つのコネクタにより纏めて配線することが
でき、配線用のコネクタ数を少なくすることが可能とな
る。またこのため、煩雑なコネクタの接続作業を少なく
することができる。
【0021】尚、第2実施例のシールド付フラットケー
ブル20は、二つのシールド付フラットケーブル21-
1,21-2を平行に並べた場合を例にとって説明した
が、本発明はこれに限定されること無く、例えば図1に
示す第1実施例のシールド付フラットケーブル1と同一
構成の三つ以上のシールド付フラットケーブルを平行に
並べ、一端の上面を補強板で共通に固定するようにして
も良い。
【0022】また、第2実施例のシールド付フラットケ
ーブル20は、二つのシールド付フラットケーブル21
-1,21-2を平行に平帯状に並べた場合を例にとって説
明したが、本発明はこれに限定されること無く、例えば
二つのシールド付フラットケーブル21-1,21-2を積
層し、その一端を補強板で固定するようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシールド付
フラットケーブルは、シールド部材の導体側にこの導体
と接着させる絶縁性の接着層を設けているので、製造工
程を減少させ、その総厚を薄くすることができ、可撓
性、屈曲性が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールド付フラットケーブルの第
1実施例の構成を示した断面図である。
【図2】図1に示した第1実施例のシールド付フラット
ケーブルの平面図である。
【図3】本発明に係るシールド付フラットケーブルの第
2実施例を示した平面図である。
【図4】従来のシールド付フラットケーブルの構成を示
した断面図である。
【図5】図4に示した従来のシールド付フラットケーブ
ルの平面図である。
【符号の説明】
1,20,21-1,21-2 シールド付フラットケーブ
ル 3 導体 5 接着層 7 シールドテープ 9 接着剤 11,23 補強板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線用の導体と、 この導体を被覆する耐ノイズ用のシールド部材と、 このシールド部材の前記導体側に設けられ、この導体と
    接着させる絶縁性の接着層と、 を有することを特徴とするシールド付フラットケーブ
    ル。
  2. 【請求項2】 配線用の導体と、この導体を被覆する耐
    ノイズ用のシールド部材と、このシールド部材の前記導
    体側に設けられ、この導体と接着させる絶縁性の接着層
    とを有するシールド付フラットケーブルを複数並べ、こ
    の複数のシールド付フラットケーブルの内、隣接した少
    なくとも二つのシールド付フラットケーブルの前記導体
    の端部を共通の補強材で固定したことを特徴とするシー
    ルド付フラットケーブル。
JP9214995A 1995-04-18 1995-04-18 シールド付フラットケーブル Pending JPH08287733A (ja)

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JP9214995A JPH08287733A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 シールド付フラットケーブル

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JP9214995A JPH08287733A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 シールド付フラットケーブル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019208737A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 住友電気工業株式会社 シールドフラットケーブル

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019208737A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 住友電気工業株式会社 シールドフラットケーブル
JP2021170553A (ja) * 2018-04-27 2021-10-28 住友電気工業株式会社 シールドフラットケーブル
US11289241B2 (en) 2018-04-27 2022-03-29 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Shielded flat cable
US11715582B2 (en) 2018-04-27 2023-08-01 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Shielded flat cable

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