JPH08287665A - 光メモリ装置の防振装置 - Google Patents

光メモリ装置の防振装置

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JPH08287665A
JPH08287665A JP8387095A JP8387095A JPH08287665A JP H08287665 A JPH08287665 A JP H08287665A JP 8387095 A JP8387095 A JP 8387095A JP 8387095 A JP8387095 A JP 8387095A JP H08287665 A JPH08287665 A JP H08287665A
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vibration
optical memory
memory device
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rib
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JP8387095A
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Kiyonari Ootsubo
研成 大坪
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光メモリ装置のドライブ用として十分な耐振
動特性・耐衝撃特性を有し、小型化・薄型化が可能で、
かつ混同のおそれのない光メモリ装置の防振装置を提供
する。 【構成】 頂部と底部に開口12a,12bを有し上下
に小空室14a及び空室14bを有する略瓢箪形状の防
振ゴム本体11と、略円錐台形状に形成され空室14b
内においてシャフト18を囲繞するコイルバネ16を有
する光メモリ装置の防振装置10であって、小空室14
aの内壁15aが円筒状に形成され、防振ゴム本体の中
央付近の外壁凹部13裏面に第1リブ15b及び第2リ
ブ15cが、この第2リブの下方の内壁上部に第3リブ
15dが一体成形され、かつ、外壁凹部13が光メモリ
装置のピックアップ板金シャーシ17と嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光メモリ装置の防振装置
に関し、より詳しくは、光メモリ装置のドライブ本体側
のシャフトとピックアップ板金シャーシとの間に設けら
れ略瓢箪形状の防振ゴムからなる光メモリ装置の防振装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光メモリ装置として、図10に示
す構成のものが知られていた。図に示すように、この光
メモリ装置1aは、ドライブ本体22に光ピックアップ
モジュール23がピックアップ板金シャーシ17により
取り付けられて構成されている。図中において、矢印で
示した方向Dは光ピックアップのトラッキングの方向で
ある。また、ドライブ本体22側のシャフト18と、ピ
ックアップ板金シャーシ17との間の19〜21の3箇
所に防振装置30が設けられている。この防振装置30
は、図11及び図12に示すように、頂部と底部に開口
32a,32bを有するほぼ瓢箪形状の防振ゴム本体3
1と、この防振ゴム本体31内の上下の空室34a,3
4b内においてシャフト18を囲繞する2つのコイルバ
ネ36a及び36bを有して構成されている。シャフト
18は上記の開口32a及び32bに挿通されている。
また、ピックアップ板金シャーシ17には、円形の開口
17aが設けられており、この開口17aに略瓢箪形状
の防振ゴム本体31の中央付近の外壁凹部33が嵌合す
るように構成されている。
【0003】このような構成により、この光メモリ装置
1aは、外部から振動や衝撃波がドライブ本体22のシ
ャフト18を通してピックアップ板金シャーシ17へ伝
わる前に、それらの間に組み込まれた防振装置30の防
振ゴム本体31及びコイルバネ36a,36bが振動や
衝撃のエネルギーを吸収し減衰させるようになってい
た。この場合の減衰特性は、防振ゴム本体31の硬度が
低ければ低いほど、すなわち防振ゴム本体31が軟らか
ければ軟らかいほど効果が大きいことが知られていた。
このため、従来は、ピックアップ板金シャーシ17が受
け持つ支持重量をコイルバネ36a,36bで受け持た
せることにして、防振ゴム本体31の硬度を低くしてい
た。上記従来の防振ゴム本体31の振動特性を図13及
び図14に示す。図13は、防振ゴム本体31につい
て、図中の矢印方向(トラッキング方向)に加速度3G
を与えた場合の各部の引張応力分布を解析し図示したも
のである。また、図14は、防振ゴム本体31につい
て、図中の矢印方向(トラッキング方向)に加速度3G
を与えた場合の各部の圧縮応力分布を解析し図示したも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の防振装置は、下記のような問題点を有していた。
【0005】防振ゴムは、外部の振動や衝撃をゴムの
弾性特性により減衰または絶縁させるが、ゴムの形状に
よっては光メモリ装置のドライブ用としての耐振動特性
又は耐衝撃特性を損なう場合があった。
【0006】防振装置においては、その特性を向上さ
せるため、防振ゴムの中にオイルを封入したりコイルバ
ネを組み込むため、その構造上防振装置の小型化又は薄
型化にはおのずと限界があった。
【0007】防振装置をピックアップ板金シャーシに
組み込む際には、重心バランスを調整するために、例え
ば3カ所の防振装置のうち1箇所の防振装置の支持荷重
を変えるなど条件の異なる防振装置を組み込むことが多
いが、その際に、条件を変える防振装置を他の防振装置
と混同してしまうおそれがあった。
【0008】そこで本発明は、上記従来の問題点を解決
するため、光メモリ装置のドライブ用として十分な耐振
動特性・耐衝撃特性を有し、小型化・薄型化が可能で、
かつ混同のおそれのない光メモリ装置の防振装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の発明に係る光メモリ装置の防振装置
は、頂部と底部に開口を有し上下に小空室及び空室を有
する略瓢箪形状の防振ゴム本体と、略円錐台形状に形成
され前記防振ゴム本体内の下方の空室内においてシャフ
トを囲繞するコイルバネと、を有する光メモリ装置の防
振装置であって、前記上方の小空室の内壁が円筒状に形
成されるとともに、前記防振ゴム本体の中央付近の外壁
凹部により内壁が突出する部分の上縁部と下縁部にそれ
ぞれ前記下方空室内方へ突出する第1リブ及び第2リブ
が設けられ、この第2リブの下方となる前記下方空室内
壁上部に前記下方空室内方へ突出する第3リブが設けら
れるように一体成形され、かつ、前記外壁凹部が光メモ
リ装置のピックアップ板金シャーシと嵌合するように構
成される。
【0010】また、本発明の第2の発明に係る光メモリ
装置の防振装置は、頂部と底部に開口を有し上下に空室
を有する略瓢箪形状の防振ゴム本体と、略円錐台形状に
形成され少なくとも前記防振ゴム本体内の下方の空室内
においてシャフトを囲繞するコイルバネと、を有する光
メモリ装置の防振装置であって、少なくとも1個の前記
コイルバネの荷重が異なる別規格の場合に、この別規格
の光メモリ装置の防振装置に用いる前記防振ゴム本体の
色彩及び前記コイルバネの色彩を通常の規格の光メモリ
装置の防振装置に用いる前記防振ゴム本体の色彩及び前
記コイルバネの色彩とが異なるように構成される。
【0011】
【作用】上記構成を有する本発明の第1の発明に係る光
メモリ装置の防振装置によれば、各リブの働きにより、
振動加速度又は衝撃加速度を従来例よりもさらに緩和す
ることができる。
【0012】また、本発明の第2の発明に係る光メモリ
装置の防振装置によれば、異なる色彩の付加により別規
格の防振装置を確実に識別することができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、各図面において、同一符号は同一構成要素
を表わしている。
【0014】図1は、本発明の第1実施例である光メモ
リ装置の防振装置が設けられた光メモリ装置の構成を示
す図である。図に示すように、この光メモリ装置1は、
ドライブ本体22に光ピックアップモジュール23がピ
ックアップ板金シャーシ17により取り付けられて構成
されている。図上、矢印で示した方向Dは光ピックアッ
プのトラッキングの方向である。
【0015】また、この光メモリ装置1の心臓部である
光ピックアップモジュール23は、スピンドルモータ2
4と、アクチュエータ26と、ピックアップ板金シャー
シ17と、ピックアップカバー25を備えて構成されて
いる。また、本発明の第1実施例である防振装置10
は、図1に示すように、取付位置A19、取付位置B2
0、取付位置C21の3箇所に、図1に示したように取
り付けられている。さらに、ノートパソコンへドライブ
本体22を取り付ける場合には、取付位置D27、取付
位置E28及び取付位置F29にて固定する。
【0016】次に、本発明の第1実施例である光メモリ
装置の防振装置10の構成を図2及び図3に示す。図に
示すように、この防振装置10は、頂部と底部に開口1
2a,12bを有し上下に小空室14a及び空室14b
を有するほぼ瓢箪形状の防振ゴム本体11と、この防振
ゴム本体11内の下方の空室14b内においてシャフト
18を囲繞する略円錐台形状のコイルバネ16を有して
構成されている。シャフト18は上記の開口12a及び
12bに挿通されている。また、ピックアップ板金シャ
ーシ17には、円形の開口17aが設けられており、こ
の開口17aに略瓢箪形状の防振ゴム本体11のほぼ中
央付近の外壁凹部13が嵌合するように構成されてい
る。
【0017】上記第1実施例の防振ゴム本体11は、図
11にしめす従来例の防振ゴム本体31と比べると、上
方の空室14aが下方の空室14bに比べ縮小され、そ
の内壁15aが円筒状に形成され、コイルバネ36aは
設けられていない点で異なっている。また、図に示すよ
うに、上記第1実施例の防振ゴム本体11は、外壁凹部
13により内壁が突出する部分の上縁部と下縁部がそれ
ぞれ第1リブ15a及び第2リブ15bとしてさらに内
方へ突出し、この第2リブ15bの下方となる空室14
bの内壁上部が第3リブ15cとして空室14bの内方
へ突出するように形成されている点でも従来の防振ゴム
本体31と異なっている。
【0018】上記第1実施例の防振ゴム本体11では、
円筒状内壁15aと、内壁に設けられた3種類のリブ1
5b〜15dにより従来の上部コイルバネ36aの機能
を果たすため、従来の上部コイルバネ36aを省略する
ことができ、その分だけ従来例に比べて防振ゴム本体3
1全体を薄型化することに成功している。例えば、図1
1に示す従来の防振装置30では高さ8.5mmであっ
たものが、第1実施例の防振装置10では従来よりも2
mm薄く、高さ6.5mmとすることができた。
【0019】上記の防振ゴム本体11は例えば温度依存
性の良いシリコンゴム等の材料を用い、上記した防振ゴ
ム本体11の外部及び内部の凹凸形状等が一体形成され
ている。上記の第1リブ15b及び第2リブ15cは、
防振ゴム本体11の外壁凹部13のほぼ裏側に相当する
内壁部を5mmの幅で内壁全周にわたり突出させるよう
にして形成されている。第1リブ15b及び第2リブ1
5cの外側に当たる外壁凹部13には、ピックアップ板
金シャーシ17の開口17aが嵌め込まれている。した
がって、例えば、光ピックアップのトラッキング方向に
おいて振動又は衝撃が発生した場合には、これらのリブ
15b及び15cにより振動加速度又は衝撃加速度が緩
和される。この動作により、従来例に比べてトラッキン
グ方向の耐振動特性及び耐衝撃特性の向上が図れる。ト
ラッキング方向は、防振ゴム本体11をせん断する方向
であり、上記第1実施例の防振装置は、防振装置のせん
断方向からの振動や衝撃に対する耐性を向上させること
ができる。
【0020】また、第3リブ15dは、略円錐台形状を
有するコイルバネ16を防振ゴム本体11内部の空室1
4b内に組み込む際に、防振ゴム本体11及びコイルバ
ネ16の姿勢を安定に維持するためのものであり、防振
ゴム本体11の空室14bの内壁の円周に計4つの突起
状部材を防振ゴム本体11に一体成形により付加したも
のである。この第3リブ15dの付加により、防振ゴム
本体11及びコイルバネ16の姿勢は、確実に安定す
る。したがって、防振装置の防振ゴム本体へのコイルバ
ネの組み込みが、従来の場合よりもより安定的に行うこ
とができるようになる。
【0021】また、円筒状内壁15aと、内壁に設けら
れた3種類のリブ15b〜15dを付加した防振ゴム本
体11内下方の空室14b内に略円錐台形状を有するコ
イルバネ16が組み込まれる。また、防振ゴム本体11
は、ピックアップ板金シャーシ17に開設された開口1
7aとドライブ本体22のシャフト18との間に介在す
るような状態でドライブ本体22の中に組み込まれる。
上記のコイルバネ16は防振ゴム本体11のシャフト1
8の方向、すなわちトラッキング方向に垂直な方向(フ
ォーカス方向)に弾力性を有し、フォーカス方向からの
振動や衝撃に対する耐性も向上させることができる。
【0022】次に、第1実施例の防振装置の耐振動特性
及び耐衝撃特性について、図4ないし図9を用いて説明
する。
【0023】図4は、防振ゴム本体11について、図中
の矢印方向(トラッキング方向)に加速度3Gを与えた
場合の各部の引張応力分布を解析し図示したものであ
る。図に示すように、上記第1実施例の防振ゴム本体1
1の第1リブ15b及び第2リブ15cの部分に高い引
張応力が分布していることがわかる。加速度3Gでの最
大引張応力値としては、0.043kg/mm2の値が
得られた。また、3Gでの防振ゴム11とピックアップ
板金シャーシ17との接触部分の最大変位は、0.09
1mmであった。
【0024】図5は、防振ゴム本体11について、図中
の矢印方向(トラッキング方向)に加速度3Gを与えた
場合の各部の圧縮応力分布を解析し図示したものであ
る。図に示すように、上記第1実施例の防振ゴム本体1
1の第1リブ15b及び第2リブ15cの中間の薄い部
分、すなわちピックアップ板金シャーシ17と防振ゴム
本体11とが接触する外壁凹部13の部分に高い圧縮応
力が分布していることがわかる。加速度3Gでの最大圧
縮応力値は、0.032kg/mm2を示した。
【0025】上記第1実施例の防振装置での解析結果
を、図13に示す従来例の結果と比べてみると、図13
に示すように、従来例の防振装置の場合、引張応力は、
外壁凹部33裏面に一体成形されたリブ部分に高い応力
が分布していることがわかる。図13の場合、加速度3
Gでの最大引張応力値は、0.186kg/mm2を示
した。また、図13の場合、加速度3Gでの防振ゴム本
体11とピックアップ板金シャーシ17との接触部分で
ある外壁凹部13の最大変位は、0.156mmとなっ
た。したがって、第1実施例の防振装置10は、図11
に示す従来の防振装置30に比べ、加速度3Gでの最大
引張応力値は0.186kg/mm2が0.043kg
/mm2と約1/4に低減され、加速度3Gでの防振ゴ
ム本体の外壁凹部の最大変位は、0.156mmが0.
091mmと約1/2に低減され、大幅に改善されたこ
とが実証された。
【0026】また、上記第1実施例の防振装置での解析
結果を、図14に示す従来例の結果と比べてみると、図
14に示すように、従来例の防振装置の場合、圧縮応力
は、外壁凹部33裏面に一体成形されたリブ部分に高い
応力が分布していることがわかる。図14の場合、加速
度3Gでの最大圧縮応力値は、0.136kg/mm 2
を示した。したがって、第1実施例の防振装置10は、
図11に示す従来の防振装置30に比べ、加速度3Gで
の最大圧縮応力値は0.136kg/mm2が0.03
2kg/mm2と約1/4に低減され、この場合も大幅
に改善されたことが実証された。
【0027】図6は、上記第1実施例の防振装置10の
トラッキング方向の耐振動特性曲線を示した図である。
この図は、横軸に周波数(Hz)を、また縦軸に限界振
動加速度(G)をとり、トラッキング方向で光ピックア
ップが読み取った音データの音飛び評価結果を示してい
る。図に示すように、従来型では、0.27Gが限界で
あったのに対して、改良された第1実施例では、0.4
Gのレベルまで向上していることがわかる。
【0028】図7は、上記第1実施例の防振装置10の
フォーカス方向の耐振動特性曲線を示した図である。こ
の図は、横軸に周波数(Hz)を、また縦軸に限界振動
加速度(G)をとり、トラッキング方向で光ピックアッ
プが読み取った音データの音飛び評価結果を示してい
る。図に示すように、従来型では、0.6Gが限界であ
ったのに対して、改良された第1実施例では、0.75
Gのレベルまで向上していることがわかる。
【0029】図8は、上記第1実施例の防振装置10の
トラッキング方向の耐衝撃特性曲線を示した図である。
この図は、横軸に衝撃印加時間(msec)を、また縦
軸に限界衝撃加速度(G)をとり、トラッキング方向で
光ピックアップが読み取った音データの音飛び評価結果
を示している。図に示すように、従来型では、0.9G
が限界であったのに対して、改良された第1実施例で
は、3.0Gのレベルまで向上していることがわかる。
【0030】図9は、上記第1実施例の防振装置10の
フォーカス方向の耐衝撃特性曲線を示した図である。こ
の図は、横軸に衝撃印加時間(msec)を、また縦軸
に限界衝撃加速度(G)をとり、トラッキング方向で光
ピックアップが読み取った音データの音飛び評価結果を
示している。図に示すように、従来型では、3.2Gが
限界であったのに対して、改良された第1実施例では、
6.5Gのレベルまで向上していることがわかる。
【0031】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。上記図1において、光ピックアップモジュール23
の重心のマスバランスが不一致で取付位置C21の位置
に荷重の異なる別規格のコイルバネを組み込む必要があ
る場合、取付位置C21に設ける防振装置(図示せず)
の防振ゴム本体(図示せず)及びコイルバネ(図示せ
ず)の各々に付する色彩を他の2カ所(取付位置A1
9、取付位置B20)の防振装置に用いる通常規格のも
のの色彩とは異ならせておく。このようにすることによ
り、防振装置を光ピックアップモジュール23のピック
アップ板金シャーシ17へ組み込む際に、他の規格の防
振装置との混同により取付位置C21に設けるべき防振
装置ではない他の規格の防振装置の混入することが防止
され、作業が容易になり、組立能率が向上する。この別
規格の防振装置は3個中2個であってもよく、一般に何
個であってもよい。
【0032】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。上記実施例は、例示であり、本発明の特
許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる
ものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、本発
明の第1の発明に係る光メモリ装置の防振装置によれ
ば、各リブの働きにより、振動加速度又は衝撃加速度を
従来例よりもさらに緩和することができる。したがっ
て、光メモリ装置のドライブとして、特にトラッキング
方向の耐振動特性及び耐衝撃特性の向上が図れる。ま
た、従来例に設けられていた上部空室内のコイルバネを
省略することができ、この結果薄型化も同時に図れるの
で、ドライブとしても薄型化され、ノートパソコン等へ
の搭載も可能になる、という利点を有している。
【0034】また、本発明の第2の発明に係る光メモリ
装置の防振装置によれば、異なる色彩の付加により別規
格の防振装置を確実に識別することができる。したがっ
て、ドライブ機構の組立においても、別規格防振装置が
通常規格防振装置に混入することが回避でき、組み込み
が容易になり、作業能率が向上する、という利点を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である光メモリ装置の防振
装置が設けられた光メモリ装置の構成を示す平面図
【図2】本発明の第1実施例である光メモリ装置の防振
装置の構成を示す断面図
【図3】本発明の第1実施例である光メモリ装置の防振
装置の構成を示す一部欠截斜視図
【図4】図2に示す防振ゴム本体の引張応力解析図
【図5】図2に示す防振ゴム本体の圧縮応力解析図
【図6】図2に示す光メモリ装置の防振装置及び従来例
の光メモリ装置の防振装置のトラッキング方向の耐振動
特性を示した図
【図7】図2に示す光メモリ装置の防振装置及び従来例
の光メモリ装置の防振装置のフォーカス方向の耐振動特
性を示した図
【図8】図2に示す光メモリ装置の防振装置及び従来例
の光メモリ装置の防振装置のトラッキング方向の耐衝撃
特性を示した図
【図9】図2に示す光メモリ装置の防振装置及び従来例
の光メモリ装置の防振装置のフォーカス方向の耐衝撃特
性を示した図
【図10】従来の光メモリ装置の構成を示す平面図
【図11】図10における防振装置の構成を示す断面図
【図12】図11における防振ゴム本体の構成を示す一
部欠截斜視図
【図13】図11に示す防振ゴム本体の引張応力解析図
【図14】図11に示す防振ゴム本体の圧縮応力解析図
【符号の説明】
10 防振装置 11 防振ゴム本体 12a,12b 開口 13 外壁凹部 14a 小空室 14b 空室 15a 円筒状内壁 15b 第1リブ 15c 第2リブ 15d 第3リブ 16 コイルバネ 17 ピックアップ板金シャーシ 17a 開口 18 シャフト 19 防振装置取付位置A 20 防振装置取付位置B 21 防振装置取付位置C 22 ドライブ本体 23 光ピックアップモジュール 24 スピンドルモータ 25 ピックアップカバー 26 アクチュエータ 27 ノートパソコンへの取付位置D 28 ノートパソコンへの取付位置E 29 ノートパソコンへの取付位置F 30 防振装置 31 防振ゴム本体 32a,32b 開口 33 外壁凹部 34a,34b 空室 36a,36b コイルバネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂部と底部に開口を有し上下に小空室及び
    空室を有する略瓢箪形状の防振ゴム本体と、略円錐台形
    状に形成され前記防振ゴム本体内の下方の空室内におい
    てシャフトを囲繞するコイルバネと、を有する光メモリ
    装置の防振装置であって、前記上方の小空室の内壁が円
    筒状に形成されるとともに、前記防振ゴム本体の中央付
    近の外壁凹部により内壁が突出する部分の上縁部と下縁
    部にそれぞれ前記下方空室内方へ突出する第1リブ及び
    第2リブが設けられ、この第2リブの下方となる前記下
    方空室内壁上部に前記下方空室内方へ突出する第3リブ
    が設けられるように一体成形され、かつ、前記外壁凹部
    が光メモリ装置のピックアップ板金シャーシと嵌合する
    ように構成されたことを特徴とする光メモリ装置の防振
    装置。
  2. 【請求項2】頂部と底部に開口を有し上下に空室を有す
    る略瓢箪形状の防振ゴム本体と、略円錐台形状に形成さ
    れ少なくとも前記防振ゴム本体内の下方の空室内におい
    てシャフトを囲繞するコイルバネと、を有する光メモリ
    装置の防振装置であって、少なくとも1個の前記コイル
    バネの荷重が異なる別規格の場合に、この別規格の光メ
    モリ装置の防振装置に用いる前記防振ゴム本体の色彩及
    び前記コイルバネの色彩を通常の規格の光メモリ装置の
    防振装置に用いる前記防振ゴム本体の色彩及び前記コイ
    ルバネの色彩とは異ならせることを特徴とする光メモリ
    装置の防振装置。
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JP8387095A Pending JPH08287665A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 光メモリ装置の防振装置

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JP (1) JPH08287665A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1657114A1 (en) * 2004-11-15 2006-05-17 Harman/Becker Automotive Systems GmbH Navigation device of a vehicle and memory unit mounting system
US7334238B2 (en) 2003-04-21 2008-02-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc device having fixing parts for directly fixing a frame of the optical disk device to an electronic device

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